- 2002年06月09日(日) 海に近い町に住んでいる。 風は私の部屋を走りぬけ、光に溢れ。影に満ち。 1: 海が好きだ、と、砂漠で少年は私に語った。 それは砂漠と少し似ている。 私は海が好きだ。 それは砂漠に似ているからだろうか? わからない。 だが、海は私の胸に限りない物寂しさを掻き立てる。 砂漠は――声高に呼ぶ声のようだ。この腕で抱擁したくなる。 2: 要するに、問題はチームプレイなのである。 普段は個人プレイしかないにも関わらず。 どうにも、指揮系統は曖昧で、 私の混乱を誘いはするが…… 手ひどく叱られた。 言われてみれば当たり前ではある。 が。(ほーら、私は頑固) 全体の絵解きと自分の位置付けを説明してほしいと、 思うのは、おそらく論理的であってもムリなことなのか。 ムリなのは重々承知だが、あんまりそれがなさすぎると―― どうにも私はチームというものを忘れてしまう。 今後は肝に銘じよう……(しゅん) 3: かつて私の探していたのは夜の静寂だった。 そのむこうにあるほの白く光る異界だった。 今、目に見えるのは真昼の暗さ、また冷たさ。 そして人間というものの壊れやすさ儚さ。 例えば深夜来て数十年前の思い出を話す一人暮しの老婆。 例えば深夜来て息子ほどの青年に怒られる老人。 例えば―― 一日で粉々にすることのできるあらゆる努力。 生きることに失敗はない。 だが悲惨はある。 私が見つめているのは。 ――真昼の理の延長線上にある人々なのに。 ここにもこれほどの悲惨があるのか。 あるいはここにこそ? 私は同情はしない。 私は見つめる。 孤独か。 -
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