- 2002年04月27日(土) 時は流れる。 然り、止まず。 私とあなたは道を異にした。 それは、どちらがどちらを置いて行ったということではなく。 ただ、星と星がその軌道をゆくなかで、距離が増して行くというだけ。 感情は私の前にある。 感情は私の視界を塞ぐ。私の胸を塞ぐ。 でも、それはきっと――放逐すべきなにものでも、ないのです。 だから、声を大にして、言います。 あなたがいなくて、寂しい。 広がりゆく距離が、悲しい。 それでも私は私の軌道を行くことを止めはしない。 悲しみは悲しみとして、寂しさは寂しさとして―― ――私には私の願いがある。 言ったでしょう、私は幸福だけは求めないと。 言ったでしょう、私は寂しさも悲しみも惜しまないと。 それらが人間の生の、紛れもない一部だということを知っていると。 だから、いいのです。 だから、いいのです。 帰る道はないのです。 帰るということはないのです。 人間にはただ、行くということがあるばかりです。 -
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