終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2002年01月15日(火)

意味(センス)

1:
ちょっと面白い考え方がある。


『かつて人間は自然の中に存在していた。
 不確実で危険な自然。
 文明を得て人間は自然を放逐しようとしまた放逐し――そして。
 見渡せば、自分たちだけが自然物だった』


ちょっと愉快な話ではないかな。
そうとも、森を海を放逐しても、我々だけはいついつまでも自然物。
不確実で危険、もろもろの非効率的な要素を持つ。
完全で確実で効率的な世界で、電源を入れられるペットを飼う国で、
人間だけが――。


2:
人間世界は、つまりは意味(センス)の世界だ。
名前の世界と言ってもいい。

名前は貨幣のようなもの。
実存(価値)と連結して我々の頭の中で流通する。
形容はそもそもの始まりにおいて実存の一形式であり、
それを実存から「はがして」想念としたのは灰色の脳細胞。

私は嫌いだ。――意味が嫌いだ。


3:
私は断言するのが好きじゃない。
意味付けをするのが好きじゃない。(だからして論文で苦しんでる)
私に意味をつけないで――と、ひそかに叫んでる。

誰も私を見ないで。
誰も私に名前をつけないで。
誰も私の名前を――貨幣のように使わないで。
私の生命の根源を流通させないで。

私について語ってはならない。
誰についても語ってはならない。

実存として生きることができればいい。
それとも死ぬことが?


-



 

 

 

 

ndex
past  next

Mail
エンピツ