- 2001年12月04日(火) ←蛇足・補足:昨日の元ネタ『悪霊』ドストエフスキー スメルジャーコフ考。 1: 第四のカラマーゾフ。母は痴愚。 恩知らずの(だが正直な?) 「すべてがゆるされている」という言葉に打たれた(なにゆえに?) ――殺人者。 スメルジャーコフとは誰だ? フョードル親父はなにゆえこの私生児を信頼したか? 2: この男は、誰にとっても重要人物ではない。 ――イワンを除いては。 イワンがこの男を破滅させた。 「すべてがゆるされている」 その言葉は、この男の内部に、雷鳴のように鳴り響いただろう。 神はない。 善もない。 悪もない。 ――それだ。この男を破滅させた言葉は。 3: 誰もこの男を愛さなかった。 この男もまた、誰も愛さなかった。 だが―― ――なぜ 彼もまたカラマーゾフ。深く大地より汲む熱情はどこへ行けばいい。 4: 呪いだ。 「すべてはゆるされている」 銅の棒を振り上げ、振り下ろせ、スメルジャーコフ。 どんな罰も、どんな哀れみも、おまえの流した血にさえ答えないから。 神の否定を教えたのは、イワンだった。 誰よりもおそらく神を必要としていた男に。 -
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