終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2001年11月27日(火)

料理の話、火力は控えめに。

1:
私が小学校一年生の頃、父方のばぁさまが、うちに来たことがあった。
というのも、母上がお産で入院していたからなのだが。

ばぁさま、わしら(私と姉)に、言った。
「何か食べたいものあるのか?」
……私が答えたのだったか、姉が答えたのだったか。
「カレー!」
明治生まれのばぁさまは……しばし黙したのだった。

しかる後に。

ばぁさまは、おもむろに、煮干でダシを取り始めた。
できあがったのがカレーだったのか、
はたまた名前のない食物だったのかは、もう覚えていない。

子供って、残酷よね(ふぅ)


2:
数年前、母方のじぃさまんちで、鍋パーチーをやった。
主催は私よりひとつ年上の従兄弟Aで、
メンバーは、私とその従兄弟以外は、小学校高学年の年少従兄弟連中だった。

さて。

既に四年間の自炊経験のある従兄弟A、
おもむろに昆布を土鍋に放り込んでダシを取り、
そして味付け……そう、ちゃんこ鍋だったので。
その手つきもなかなかに鮮やかで、
私は安心して白菜などザクザクやり、つみれを作り……

しばし。

なんか……ヘンなにおいが。
ふと、見ると。
鍋の横に、薄口醤油との瓶が……。

即座に従兄弟Aの後ろどたまにツッコミ入れた。


3:
↑のばぁさまがお亡くなりになったとき、
我ら血縁者一同、葬式に出席した。
ばぁさまの息子+娘だけで8人、その配偶者だけで同数、
そしてそれぞれ、平均2,5人の孫を生産……。
ともかく、参列者は多かった。

そして、火葬場。

最後のお別れをして、ばぁさまの棺を火葬の炉に入れ、
わしらはしばし、休憩していた。

ウン時間後。

お骨になったばぁさまと、対面。
一番上の伯母が……ポツリ。

「――焼きすぎね」

ああ、諸行無常……。(合掌)


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