終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2001年10月26日(金)

現在進行形逃避中。
終わらないよ、レジュメ……(涙びとびと)

1:
私の好意を分解したのだから、
私の嫌悪も分解しよう。

とりあえず、姉。

幼稚園の頃に、姉が玩具を出したら「あたしが出してあげたんだから
あんたが片付けなさい」、私が玩具を出したら「あんたが出したんだから
あんたが片付けない」と、3年くらいダマされつづけてたことや、
小学校2年生のときに背中を引っかかれて蚯蚓腫れにされたことや、
小学校5年生のときにプールであやうく溺死させられそうになったことや、
小学校6年生のときに私がせっせとためこんでいたお菓子を勝手に食ったことや、
あるいは船便で運ばれてくるため日本で買う倍以上もして
月に一冊くらいしか買えなかったマンガ本を、
私の買った分は勝手に読むくせに自分の買ったのは見せてくれなかったことや、

……いやまあ、そんなことはどうでもいいのである。
(しかしよく覚えてんな、私……)

そんなことは別にどうでもよくないが……
(しつこいな、私……)

まあ、そんなことはどうでもいいのである。


2:
姉は、けっして、私が姉に対して抱いているような、
完全に悪魔的な人間のイメージそのままの人間ではない。

母がかつて私の抱いていたような、
完全な理解者でも偉大な母性の顕現でもなかったように。


姉は多少気ままな人間で、
そして多少幼児的な人間であるに過ぎない。
長年私が一番被害をこうむってきたのは、
ただ単に私が姉の妹で、年も近く、一番鬱憤をぶつけやすい位置にいたという
それだけの理由だ。

私が姉に激しい負の感情を持つのは、
姉の実像がそれに値するからというよりはむしろ、
本来なら母に向けるべきであった、
あるいは自分自身に向けるべきであった、
そうした負のイメージまでを姉の中に繰り込んでいるせいだ。

私は姉を直視していない。
魔女の像をそこに見ているだけだ。
(机の前では冷静にここまで思考できるんだけどねえ……)


3:
魔女の影を取り払えば、
姉は一人の人間として立ち現れる。
姉のものであると私の宣言したものをもう一度見てみよう。

・理屈が通じない。
・周りに当り散らす。
・自分自身を変えられると信じない。

それは本当に姉のものだっただろうか?
私がそれを忌み嫌ったほどの強烈さで、
姉はそれらを持っているだろうか?


――否。


私は私の嫌う悪徳を全てまとめて、
姉という名前をつけていたに過ぎない。
あるいは少なくとも、そのような傾向があったと、そう認めざるをえない。

姉は私の激しい憎悪に値しない。
姉もまた一人の人間に過ぎない。

良かれ――悪しかれ。

私はきっと、多くのものを見過ごしている。
そうだ、とても多くのものを。
私の目は自惚れることは到底できない。


4:
母から『母親』の影を取り去ったように、
今私は姉から『魔女』の力を取り去ろう。

そして『母親』に期待し望んでいた役割と理想を
自分自身の価値観、理想、願わしいものとして受け取ったように――

姉から取り去った『魔女』の像の中から
私自身の、負のものへの意識――なにを負のものとしているか――を、
引き寄せ、自覚し、私のものにしよう。

そして他者を憎みかけたら――私は必ず私に問い返そう。


「相手が本当にその感情に値するのか?
それとも――おまえはまた『魔女』に出会っているのか?」と。


これでようやく私は、本当の姉に出会える。
憎しみに目眩まされることなく、姉を見られる。

とはいえ、感情は。


感情は一つの臓器だ。
疾患は深く、私の姉への感情は猜疑に暗い。
治癒には長い時間がいる。


――まあ、まだあと半年は、アイツ、カナダだしな。(ふぅ)


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