- 2001年10月17日(水) 午前5:00。 1: 眠れない。 ワイン一本空けたのに、眠れない。 妙な話だ。 普段なら、泥のように寝てる。こんな、時間。 2: 感情が勝手に揺れ動く。 こんなにも女に生まれたくなかったと思うのは、 中東に行くことを大反対されたとき以来だ。 お月サマの影響が、このごろとみにキツイ。 何もないの泣き叫びたい。 しかも頭の一隅では、くだらないと言う理性が確かに醒めている。 3: ほんとうの悲痛は、祈りによってしか語られることがない。 祈りによってしか癒されない。それなら、私は祈らない。 この苦しさがなんであろうと、これは私のものだ! ここが地獄なら、けっこう、私は地獄を住処に定めよう。 (違う、これは――悪夢だ!) Calling.......... 私は繰り返し呼ぶ。 誰を? 誰でもないものを。名を持たないものを。 あるいは――ジンニーア、ワルキューレ、イーピゲネイア―――――― (やめないか、それは無益なことだ) 彼女の名前は何と言った――レイシア?違う! 私の知っているのはおまえ一人、おまえ一人、おまえ一人! ジンニーア、ジンニーア、ジンニーア、ジンニーア、ジンニーア! ここへおいで、そしておまえの青い炎で私を焼き尽くしておくれ。 そうだ――私の地獄ごと! (いけない、いけない、そんなことを願っては) Calling........ 私は繰り返し呼ぶ、生命の根源、世界の奥底に通じる名。 だが私は知っている。そこにはたどり着かねばならないということ―― 4: ああ、これはなんでもないんだ。 眠れない明け方のたわごとだよ。 (いや、箱の中からはみ出てしまった真実だ) 落ち着きたまえ、 どのみち内分泌液の多少の異常に過ぎないよ。 真面目にとる必要はない。 (それなら私を眠らせてみろ) なに、それもホルモンの問題さ、 さあ口を開けてごらん、甘いお菓子を上げよう。 そしたらすぐに眠れるさ…… まだ夜は明けないね、もうすっかり秋の日の出だ。 (ああ、そうであればよいのに!) ―――――――――― セーレン! -
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