終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2001年02月04日(日)

佐谷充彦


目が覚めた……ら、紗羅ん家だった。
手足、縛られてた。
そこらへんに落ちてた工具で足だけ縄切って、逃げた。



どこをどう、歩いたのか。
気が付いたら病院で、サカエがいた。
海で、階段から転げ落ちた、らしい。
サカエは、優しい。いつもだ。どう、して?
俺は、好きになってもらえるような、いい子じゃない。
俺は、サカエを困らせる。俺は、サカエを傷つける。
俺は、そうしたく、ない。



ふいに、ひどい痛みが、頭にきた。
……すぐに、意識がなくなった。




俺は、死ぬ、のか?




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