ケイケイの映画日記
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2014年11月01日(土) 「ニンフォマニアック Vol2」




いやいやいや、途中で激怒しかけたら肩すかしで、ラース君のしてやったりの顔が浮かび、地団駄踏んだりしましたが、今回も面白かったです。監督の新境地と言うより、心機一転の告白作かな?今回も面白かったです!

ジェローム(シャイア・ラブーフ)と結婚したジョー(ステイシー・マーティン)は、息子に恵まれるも性欲は収まらず。自分の体力に限界を感じるジェロームは、ジョーに他の男と寝るように勧めます。かくしてジョーは夫がありながら男漁りの日々。しかし不感症に陥ったままのジョー(ここから回想もシャルロットに交代)は、焦りからSMで治療する怪しげな男K(ジェイミー・ベル)の門を叩きます。

今回も笑ったけど、個人的には笑いは半減したかな?まだステイシーの時のスプーンがチャリ〜ンも、個人的にはあー、そうですか程度だったので。ただ涙ながらに妻に浮気を勧めるジェロームには笑いました(これも鬼畜か?)。

シャルロットに交代した時は正直がっくり。ラブーフ君と並ぶと、とても夫婦に見えない。姉と弟を越して、叔母と甥くらいな感じで、ちょっと無理がありました。裸になっても、同じスレンダーでも若々しく肌にハリのあったステイシーと比べると、だいぶ残念な感じ(完全にオヤジ目線)。それは終盤再登場するジェロームにつちても言える。ラブーフ君の色男ぶりが私は気に入っていたので、老けメイクでラブーフにやって欲しかったなぁ。

画像に使われている黒人男性二人とのシーンは、ボカシ付のシーンが爆笑でした(結構笑ってるじゃん>ワタシ)。やっぱ裸は若い子に限るなと思っていたら、K登場シーンから演技力も必要になってくるからか、俄然シャルロットが頑張って、ドドメ色ながら結構エロエロでした。過激な個所はボディダブルでしょうが。

だがしかし!「アンチクライスト」の悪夢再来か?と思わすその後のプロットやシーンに激怒しかかった私は、さぁかかってこんかい!と戦闘能力マックスになっていると、完全に肩透かし。「あーた、落ちると思ったでしょう〜?」的な監督の笑みが浮かぶ。今回は案外とお茶目なラース君。その後の全然納得の展開に、あら??と思ったのは、私と同じアンチに人だけかしら?

その後のジョーの姿は、依存症状態を行ったり来たり。この姿は薬やアルコールと同じなのですね。「私は色情狂の自分が好きです」なんて言っている段階では、絶対治らない。あらゆるものを失っても、まだわからない彼女を観ていると、セックスだけではなく、依存症そのものの辛さを描いているのかと感じてきます。

終盤でこれが男だったら、ジョーは批判されただろうか?的お説法をするセリグマンにも、感動すら覚えた私。もう取っても清々しい。改心したんだね、監督〜!と思っていたら、大ラスであのオチ(笑)。そういやジョーに「あなたの話なんて、何にも面白くないわ」とセリグマンに告げさせてましたっけ。あれは正しかったんだよ。ジェロームは小心者、黒人の兄ちゃんたちは間抜。Kはご大層なそぶりでしたが、もしかしたらEDかも?(笑)セリグマンも無駄に博識の俗物ときた。女性を描くと見せかけて、実は男性を描いていたのかも?

もしかして、これは今の監督の自分を表している気持ち?意味ありげに感動や好奇心を誘う作風で、インテリジェンスがあると持ち上げられているトリアーですが、自分でもうシャッポを脱いだんじゃないかなぁ。心機一転するため、ジョーに手伝って貰ったんじゃないかと思います。

なら当然次も観たいと思います!私の読みが当たっていますように。


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