ケイケイの映画日記
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2005年03月20日(日) 「ブリジット・ジョーンズの日記/ きれそうなわたしの12か月」

昨日ラインシネマのポイントが貯まり、初日に観てきました。前作が大変好きで、私のような20歳そこそこで結婚してしまった「売り急ぎ」の者にも、充分親近感と共感を呼び、特にラスト近くダーシーをパンツ一丁で追いかけるブリジットには痛く感激、そうだそうだ、紆余曲折してやっと両思いになった男を、誤解なんかで失ってたまるかの気持ちにグッときたもんです。なので前評判も上々のこの作品、すごく楽しみにしていたんですが、まさかの玉砕。あ〜ん!!!

めでたく付き合い始めたブリジッド(レネー・ゼルウィガー)とダーシー(コリン・ファース)。もてないさんだった日々にはさよなら、バラ色の人生を夢ごごちで歩くブリジッドでしたが、ダーシーの才色兼備の助手レベッカの存在を知り、彼の気持ちに疑心暗鬼になり気持ちに行き違いが多くなり、ついには大喧嘩してしまいます。そんな時かつての上司であり元恋人のダニエル(ヒュー・グラント)とともに、テレビの仕事でタイへ同行することに。またまた彼女に言い寄るダニエル。またも二人の男の間で揺らぐブリジッドの心やいかに?

と言うまさにラブコメの王道のストーリー。小ネタでは相変わらず笑わせてくれ、面白いことは間違いありません。しかし太目・ドジ・間抜けは同じなのに、前作ではあんなに共感出来たブリジッドが、今回はただのバカに見えてしまいます。映画の中ではあれから2〜3ヶ月後から始まりますが、実際は前作から3年たって、微妙に時代の空気も変わっているはず。それなのに映画のブリジッドは全然成長しとらん!

恋をすると普通痩せるのに、前作よりもっと太っているし、反省はするが学習出来ない人であったことが、あぁ私もと同性の共感を呼んだのが、今回反省もせず。繰り返し以前と同じようなドジ間抜けをブリジッドに振り当てる脚本は、有りのままの彼女で良いというより、女性が成長する姿を否定する
ようにも感じて、私は少々不快でした。何度も「私はジャーナリストよ。」と自分で言うのですが、実際は笑いを求められているテレビの突撃レポーター。ですが彼女はマジで自分はジャーナリストだと思っているようです。卑しくも社会人として中堅の位置にある女性にしては、この思い込みは幼稚すぎ。それともこの作品は、ブリジッドをヨゴレとして意地悪に笑いものにする映画なの?

ひょんなことから、タイで麻薬の密売人に間違われて刑務所送りとなったブリジッドですが、ここも脱力。この作品で「ブロークダウン・パレス」をやれとは言いませんが、あれでは新東宝作品の中の女牢獄ではないか!いくらコメディとは言え、もちっとセンス良くは出来なかったのでしょうか?前回とても良い味を出していたブリジッドの父も、今回はただ出演しているだけ。芸達者ジム・ブロードベントが演じているのに、もったいないです。

私も太めで女の盛りはとうに過ぎているとはいえ、太めの婦女子がイケメン男子に好まれるのは、とてもメデタク思いますが、このまんまの知性も教養も薄く、性格も別に良いとは描かれていないブリジッドに魅かれる理由がわかりません。ダーシーは彼の地位や職業でなく、彼女が自分の中身に惚れているのはわかってはいると思いますが、それだけであの赤っ恥の数々を許せるなんて不思議過ぎ。ダニエルはまた彼女とエッチするのに必死になるし、ダーシーとも8週間ずっと毎日エッチしているとセリフに出てきますが、女はカワイク頭が軽くて床上手が一番てか?何か他に彼女でなきゃいけない理由を描いて下さい、お願いしますよ!

前回と全く同じテイストなのに、受ける印象はまるで違うのは、監督が女性のシャロン・マグアイアから男性のビーバン・キドロンに代わったからでしょうか?前作の時は巷に「負け犬」なる言葉はありませんでしたが、このシリーズはまさに負け犬女性を描いた映画です。仕事に燃えてみせると言ったのに、恋人が出来た途端結婚結婚と浅ましいブリジッドを見て、キャリアのある独身女性たちは、やっぱ能力のない女は男に頼るのねと思うのでしょうか?

以前テレビを見ていると、見目麗しい数人の負け犬と自負される女性達が、「結婚なんて考えてもいない。結婚している友人も、夫子供の世話に明け暮れるばかりで、いいことなんて何もないと言っている。」と言うのを聞いて、あーた社交辞令ってご存知ないか?と思ったもんです。青筋立てて全力で結婚を否定する姿に、なんだかなぁと思いましたが、本来人間はないものねだり、隣の芝生は青いと感じるもんでしょう?もし3が作られるなら、独身の素敵な女性達が、今の生活もいいけど、結婚てどんなかなぁ、やっぱり子供は生んでみたいよなぁとか感じてくれるような作品をお願いします。


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