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二日酔いで午後遅くまで頭痛が続く。バイトの関係で水曜はどうしても洗濯日となる。ついでに乾燥機でできるドライクリーニングとかもやっておいた。ルームメイトとほぼ入れ違いに外出。ウィリアムで遅い昼食。そのあとホワイトオークスへ、サイズ直しのため預けていたコートを取りに行く。
詩を英訳して友人に送ることを試みた。しかし自分の英語能力のせいか、言語の限界なのかは知らないが、簡単に訳しきれないことがわかり、しばし頭を抱えた。訳したい歌は、「背伸びしてもとおい月」。作者は分からない。添えられている絵は、動物の上に子供が立って向かって手を伸ばしている様子。絵の通り、背伸びしたところで、月に届くはずはない。しかしその直接的な意味以外に、頑張っても背伸びしてみても、手の届かない人や物事というのを想像せずにはいられない。そこに詩の伝えたいところがあるのだと私は解釈する。
それを訳そうとしたのだ。おそらく、日本語での背伸びが、必ずしも英語で2通りの意味を持つとは限らない。「背伸び」を直訳し、"stand on tiptoe " を使うと、本当につま先で立って背伸びしてみても月には届かない、当たり前だよ、と終わってしまう。また、"bite off more than one can chew" "try to do more than one is able to do" なんて言うと、背伸びという言葉が全く消えてしまい、本来隠れているはずの意味がむき出しになり、洗練からはほど遠くなる。込められた意味はそのままで、言語だけを変換することは容易ではないのだ。訳す作業というのを、学校でも独学でも真面目に取り組んだことがないため、なおさら。
結局、"the moon is above my reach, althoug I try to reach up." とか、手なのか足なのかを伸ばして(stretch)いる様子は辛うじて伝わる(と思いたい)単語を並べ、そこから月なのか人なのか想像が膨らめば、と読み手に完全に期待し、中途半端な訳を終えた。ちなみにメールに対する反応はない。へぼ詩と読み捨てられたか、やはり「届かない」人なのか。
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