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指輪物語関連ファイル

YUKI


2004年02月18日(水)
 viggo-online.net


Viggoの情報を得るのにとても頼りになるサイト、『The House of Telcontar 』がLOTRの三部作の公開が終わったあとでも、情報提供を続けるということで『viggo-online.net』に生まれ変わったのは最近のことです。
最初はアメリカのサイトのみでしたが、だんだん各国語に訳されて日本でもお世話をして下さる方が現れて、日本語で読むことができます。そして、このごろ日本国内の雑誌やオンエア情報も充実しています。数日前、ご紹介した『いのちの響き』もビデオクリップとして、このサイトで視聴することができます。著作権関係がどうなってるかはわからないんですが、ものすごくありがたいです。この番組はこのへんでは、やっていないから。『めざましテレビ』や、ジャパンプレミアで来日の時の番組をいろいろと見ることができます。

viggo-online.net
http://www.viggo-online.net/news/viewtopic.php?t=5&lang=jp



2004年02月20日(金)
 映画のパンフレット


最近は映画のパンフレットを買わなくなりました。
以前は俳優の名前やスタッフの名前を知るために買っていたけれど
そのうち映画館のチラシでいいや、となって、
しまいにはネットの公式サイトで見ればわかるし、という感じ。
スクリプトが載っているなら価値があるけれど
写真ばっかりで、たいしたことのない解説記事ならいらない。
LOTRのパンフはちょっと悩みました。
メイキングブックとかフォトブックとかポスターブックとか
原作とかイラスト集とかDVDとかSEEとかCDとか入手して、
ネットの公式サイトやファンサイトを巡回していたら
ほとんど新しい情報は載っていないからです。
で、『王の帰還』のパンフレットを買おうかどうしようか迷いつつ
まだ買っていないのですが、姪っ子のを読ませてもらいました。
四人の方のレビューが載っていました。
田中明子さん、荒俣宏さん、柳下毅一郎さん、あとひとり
(名前を忘れました。すみません。)
納得のいく人選でそれぞれの立場の文章がよみごたえがありました。
個人的には柳下さんの見方がおもしろかったです。
なにかとてつもないものを描くのがファンタジーなら
それを映像化したPJの映画はファンタジー映画として
素晴らしいという内容。絶賛に近い(笑)
この方は『二つの塔』の公開時に、映画秘宝で特集記事を担当されていて
ものすごくおもしろかったんだけれど、パンフではあまり毒をみせずに
嘘もつかずに、ほめてあるなあ。
お名前で検索するとHPがヒットします。
とっても面白いのですが、殺人に関するページには
予期せぬ写真があったりするので、ご用心です。


2004年02月21日(土)
 <王の帰還>三回目 吹き替え版


吹き替えのいいところは、字幕を目で追わなくていいから画面のすみずみまで見ることができること。今日は、ストーリーを追うのもそこそこに、いろんなところを見ていました。あ、吹き替えの訳文は字幕とさほど違わなかった。ようやく、字幕のレベルが普通になったってことですね。でもね、吹き替えの方が、矛盾点を緩和してる感じがしました。たとえばセオデン王がエオウィンに、アラゴルンの方を見ながら「お前に似合いの男だ」と、字幕版ではなっていましたが、吹き替えでは「立派な男だ」というふうになっていました。原文のスクリプトを見ていないので、どちらが原文に忠実かはわからないけれど、セオデンまで応援している恋、という中途半端な感じはなくなりました。

今日は、戦闘の状態がどこまで進んで、どういうタイミングで援軍が現れているのか、というようなところを見ていました。オスギリアスが戦略上の要というのが、よくわからなかったんだけれど、あそこをとられると橋を渡って敵がやってくるわけですね。だからファラミアが守っている。でもいったん退却して、デネソールに言われてまた出陣し、全滅する。そうしてオーク軍がペレンノールの野に布陣して、ミナスティリスを攻略して、外壁を突破して、城に攻め込もうとした瞬間にローハンの騎馬軍団が現れる。そしてオーク軍を川へ追い詰めようとしたときに、南方の兵士とかじゅうが現れてローハン軍を蹴散らして、エオウィンと魔王が戦っている前後に、幽霊の軍をひきいてアラゴルンたちが到着。あっというまにオーク軍を蹴散らしてとりあえずの勝利。その間に、デネソールの狂乱と、モルドールのシェロブの話がからむから、あちこち大忙し。インフレ気味のオーク軍に対抗するには、RPGのような幽霊軍団しかないわけだーと、思わせてしまうところがちょっと残念。

黒門前に集結して、サウロンの目をごまかすというのは、原作よりわかりやすくなっていました。今日見てておもしろかったのは、指輪はないけれど、サウロンの目がアラゴルンにむかって、「あらごるーん・・・えれっさすーる・・・」という誘惑の言葉をつぶやいていたことでした。今から突撃するぞーっていうそのすぐ前の場面でね。そこで背後のレゴラスとかガンダルフが、こいつ大丈夫かなー?という顔をしているの。そこで、アラゴルンは少し間合いをとって「For Frodo」と言って突撃するんでした。王様になったアラゴルンはサウロンの罠には引っかからないのよ。

指輪が滅ぼされて、モルドールの全てが崩れる時に、原作では黒い雲がサウロンのかたちになってそして風に吹き飛ばされる・・・という描写だったと思うのですが、映画ではそういうふうにはなっていません。できるだけホコリをたてずに崩れていったようでした。黒い影も現れませんでした。PJいかにも喜んで作りそうな場面なのに。そのへんに911の映像の記憶への配慮があるのかなと思ったりしました。いろいろな意味で、あの出来事と制作時期が重なったのは大変だったんですね。

あとはネットで見かけた小ネタの確認
・ギムリ、執政の椅子に座ったら失礼かも。
・クモの糸にまかれたフロドの目が一瞬閉じてるカットがまざっていました。
・灰色港で、ガンダルフは指輪をしていました。
・最後にサムが家に帰るときに、フロドにもらった赤表紙本はどこへ行ってしまったんでしょうね?(笑)


2004年02月23日(月)
 <王の帰還>希望


「私はドゥネダイン(エダイン)に望みを与えた。私は私自身のためには望みを取って置かなかった。」

これは、アラゴルンの母ギルラインの言葉。追補編に出てくる。
『王の帰還』を最初に見たときは引用されていることに気がつかなかった。
字幕では、エルフ語が区別できなかったから。
エルロンドが鍛え直された剣を持ってアラゴルンを訪れる場面でふたりが言う。
前半部分をエルロンドが、後半部分をアラゴルンが言う。
これはこの映画のキーワードじゃないか?
先行上映を見た時点で、すでにある人がそのことを指摘していたので
吹き替えで見たときは、その部分がはっきりとわかった。
そして、今日、グワイヒアさんのサイトで、詳しい解説を読んで、
『王の帰還』にもきちんと通った考えがあるんだと思った。

ミドルアースの風
http://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 セリフ探索の旅
http://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/caption/rotk/index.htm

アラゴルンはエルフ達の間でエステルと呼ばれていた。エステル=希望だ。
TTTの時に繰り返し語られる「希望」「望み」は、この言葉につながっていたのか。
人間の王が再び現れ秩序を回復する。

また、この言葉はフロドにもあてはまるかもしれない。
フロドは指輪を捨てて中つ国を救った。それでも、そのことは彼の希望にはならなかった。

この言葉はまた、エルロンドにもアルウェンにもあてはまるのかもしれない。

「私はドゥネダインに望みを与えた。私は私自身のためには望みを取って置かなかった。」

この言葉の前半と後半のどちらに重きをおくかによって、映画のラストシーンの受け止め方が
変わるのかもしれないと思った。そういう観点からもう一度映画を見るのもいいかもしれない。





2004年02月25日(水)
 <王の帰還>スクリプト


ネットにスクリプトが上がっていました。

http://www.seatofkings.net/script_rotk.html#trotk



2004年02月27日(金)
 <王の帰還>サントラ


ネットでちらほら噂の上がっていた、DVDおまけつき王の帰還のサントラをアマゾンで購入した。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00016ZPK8/qid=1077819847/

これは輸入版で、日本語の解説書つき。通常のサントラのほかに、45分のDVDと、フォトギャラリーと切手仕様のシールが一枚ついている。DVDには三部作の名場面を集めた6分のトレーラーと、ハワード・ショアのサントラ録音風景が30分くらいと、写真集が入っている。
映画の中でBGMに何曲か歌がかぶっている曲がある。ピピンとアラゴルンの曲はわかるが、その他には字幕もつかない。その歌の歌詞が載っていた。歌詞はトールキンの文章をエルフ語に訳してあるらしい。フラン・ウォルシュが作ったものもある。ゴンドールの兄弟の歌とかあるんですが、映画のどの部分で流れているか、今度確かめなくちゃと思う。
このCDは映画の公開前に発売されていたそうで、けっこう映像とか写真が盛りだくさんで、公開前に見たら楽しかったかも。ネタばれだけれど。




2004年02月28日(土)
 <映画>『マスター&コマンダー』


指輪物語とは直接関係無いのですが、
指輪の映画を一緒に楽しんできたネットの友人が
とても力を入れて応援している映画ですので、ご紹介します。
今日が公開初日。

『マスター&コマンダー』
友人が作っているこの映画の情報サイト
Sail ho! 
映画「マスター&コマンダー」とP.オブライアンの原作etc.の海外情報日記
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/27941/diary.html

ラッセルクローとポールベタニー主演。
アカデミー賞で『王の帰還』の一番のライバルです。
多くのファンを持つ海洋小説の忠実な映画化。

私は原作をまだ読んでいません。
この映画についての情報もあまり読んでいません。
白紙の状態で今日、映画を見に行こうと思っています。
映画を見たら感想をアップします。

指輪の映画がお好きな方ならきっと
楽しめる映画だろうと思います。
ぜひご覧になってみてください。