碧の雑記帳

2019年11月25日(月) 病むか病まないか。

シュナイゼルはナチュラルに病んでる感じがするのであれ以上ひどい事にはならないと思うんです。



シュナイゼルとクロヴィスはバッドな感じでどちらの恋も(現世で)成就することはありませんでしたが……。

何度も書いてますけどどちらも幸せな未来はかなり難しかったと思うんです、生きていても。


シュナイゼルは妹本人が思っていた通り、必要とあらばどこかの王女とか侯爵令嬢とかも妃に迎えそうじゃないですか。少なくとも妹を慮って無理めな話を断るってことはないと思うんですよ。
ただ妹は生母が(高位の)貴族出の第三皇女というブリタニアではもう彼女の上はないくらいのレベルの高貴な生まれなので(実際ギネヴィアとコーネリアしかいないし)、正妻の座というのがあれば奪われることはまずないでしょうけど。結婚していた場合でも。
シュナイゼルはなんだかんだいっても「わかってくれるね?」とか彼女への誓いは反故にして結婚しちゃうだろうしなー。と妹は思っているし、実際そうなのではないかな。
まあシュナイゼルの中では気持ちは彼女にだけなんでOKなんでしょうね……。ぜんぜんOKじゃないけどな、という。

とはいえ妹も皇女なんでわきまえていると思いますが……辛くなって耐えられなくなるんだろうなーと。シュナイゼル自身は彼女を手放す気はないでしょうから、色々板挟みにあってきっと残念な結果になると思うんですよね。

ただこれ皇子だけ複数妻を持てるというのもアレなんでもう彼女もカノンとかとも結婚すりゃいいじゃん。なんていま思ったけどそうなったらカオスだな……。
皇帝以外は一夫一妻だったらハッピーかというと絶対そうじゃないしな。やっぱりスカーレット・ローズが一番幸せなエンドな気がする。メリバだけど。


クロヴィスなんかはシュナイゼルとは逆に自分が病んじゃうタイプですよね。結婚押し付けられたら。
実際、あの人ちょっと桂さん(仮)と会えないとすぐ体調崩して寝込んだりしてましたしね……。
しかし政治にそれほど才能がないので、政略結婚から逃れられずにさせられちゃったら廃人みたいになるんじゃないかな。彼女を忘れて割り切って、ということは無理な性格かと思いますので。
シュナイゼルは妹を手放さないうえで政略結婚できるタイプだけど、クロヴィスは政略結婚そのものが無理というか。
桂さん(仮)はイレヴンなんで召使いみたいな感じでそばに呼ぶことはできると思うんですがそんなのクロヴィスが絶対にいやだろうしな。

でもこれ相手の差なのかな。
シュナイゼルは誰かを妃に迎えたうえで妹と関係を続けていても、おそらくそんなに非難されないはず。というか誰もできないしな、高位の皇子様と皇女様で。妹が病んじゃうというだけで。
クロヴィスも結婚させられても桂さん(仮)のとこいっちゃうだろうけど、こっちはばれたら世紀の大スキャンダルだしな……。やっぱりクロヴィスたちはハードモードがすぎる。

こう思うとシュナイゼルたちが不幸なのは真面目にシュナイゼルの問題になるんだなーと思うと、やっぱり病む病まないじゃなくナチュラルに病んでるのがシュナイゼルなのではと思う次第です。
元凶はシャルルとはいえね……。マリアンヌは(スカーレット・ローズでは)ただのとばっちりにあった可哀想な人だよな。皇宮内で礼節を弁えていなかったのはアレとはいえ。でもそれも結局は野放しにしてたシャルルのせいだしな……。


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2019年11月24日(日) 読み返してた。

Sガンダムとスカーレット・ローズを並行して修正しているのですが、やり始めると入り込んでしまうのでギアス関連の話を色々読みなおす昨今です。



クロヴィスの話はシュナイゼルの話と全く毛色が違うので、ラストは分かっていてもシュナイゼルからがらりと色合いが変わるのはいいのではないかと思います。
クロヴィスも桂さん(仮)も全く私っぽくないキャラですしね。
カノンのメイドの子もそうだし、このサイトのギアス関連で言えばシュナイゼルが一番自分が書くようなキャラというかこのサイトっぽいキャラな気がします。

トッキューの嶋本さんも私っぽくないけど、あれは背景(コーストガード)がこの上なく私っぽいチョイスですしね……。


スカーレット・ローズの番外編もいくつかアップしてもいいかなと思えた話があったので、そのうちアップしようと思うので興味があるかたはピクシブでぜひ。
サイトにはアップされてない、もしくは過去に一日限定とかでアップした話なので読んだことのない方がほとんどだと思います。
まあクロヴィスが終わってからの話ですが……。
けっこうメイドシリーズが好きなのでこれもアップしようか考え中です。彼女はカノンを含めて登場キャラ全員と絡む上に最終的にロイドの屋敷に行くことを匂わせているしもちろんルルーシュとも絡みがあるし。
まさに家政婦は見た状態で重要キャラというか……。あれをアップしないとクロヴィスの本国時代の話も出せないし困るんですよね。

私、クロヴィスとメイドの子の話が好きだと以前言いましたが、あの話はクロヴィスの天真爛漫さや結局はクロヴィスとの約束を守らなかったカノンの非情さというか合理的なところとかキャラクターの性格がとても出ていて好きなんですよね。
どのキャラの視点にたっても「わかる」というか。おそらく大人であればあるほどカノンが「わかる」とあの話は思うんですけど……。クロヴィスはああいう性格でああいうことがあったのでとても桂さん(仮)に執着したのだろうなというのが分かるというか。

というか一人の人に執着して人生がだいたい歪んでしまう、という意味ではあの人らは親子だし兄弟ですよね。


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2019年11月22日(金) 悲劇が似合う。

シュナイゼルというよりキサラ(仮)の問題なのかも。



その仮名が示す通り、彼女のモデルはキサラなんです。
モデルっていうかキサラそのものでしかないというか。

何度も言ってますけどスカーレット・ローズはあくまで私の見た夢が原案なので、その夢に出てきたシュナイゼルの妹が遊戯王のキサラだったんですよ。
なので、キサラなんです。
もちろん物語に起こすにあたってキャラクター性に手を加えているので別人にはなってるんですが、原案は完全にキサラなんですよ。

キサラってどう考えても悲劇の少女じゃないですか。
そしてあまり幸せになる世界が想像できない子なイメージがあるんです。


そのせいかキサラ(仮)も本当に私悲劇しか想像できなくて。
なんかきっとカノンに降嫁してもシュナイゼルから逃れなれなくて幸せになれなさそうだし。シュナイゼルと結婚してもたぶんシュナイゼルのせいでいろいろ揉めそうだし。
彼女の存在がシュナイゼルと切り離せないので、シュナイゼルから独立して個人として幸せになる未来が見えない。もしくは、シュナイゼルが彼女の独立を許さない。
そういう世界しか見えない。


彼女はシュナイゼルを好きとも愛しているとも言わなかったけど、本能的に惹かれていてたぶんものすごく愛していると思うんですよね。溺れているといった方がいいかな。スカーレット・ローズではそれに憎しみも加わってはいたけど。
どの世界線でもシュナイゼルに惹かれるのは変わらないだろうし、そうなると幸せは待ってないよなー。と、元ネタが元ネタなだけに不憫な人生しか見えないという。

ただな。カノンに降嫁する世界線で穏やかにカノンと愛を育もうとしてもぜったいにシュナイゼルが邪魔するわけじゃないですか。
彼女はシュナイゼルに惹かれていても、それを殺してほかに目を向けられる器はあると思うんです。が、シュナイゼルがそれを許さない。でも自分は無責任に彼女を不幸にする。
そういう意味でシュナイゼルはクロヴィスよりもよっぽど帝国の皇子様だと思います。
クロヴィスなんてかわいいもんですよ。彼はなんだかんだ桂さん(仮)一筋だしな。天真爛漫わがままってだけで、誰かを精神的に振り回すようなことはしないし。

まあでもシュナイゼルも佐為と同じで美貌の貴公子ってので全て許されると思ってる節がありますよね。あの二人にとても同じにおいを感じます。素で女性を不幸にしていく才能がありそうというか。本人ら優しげなだけに余計に厄介というか。


どうでも良いですがスカーレット・ローズの方がSガンダムより需要があるみたいで。
いや良いんだけどこれR18のせいなのか人間関係がわかりやすいからなのか。
流川ルートの時も人間関係の狭さからかわかりやすいってコメントをもらったことがあるので、今どきは群像劇はうけないのかなーなんて思いました。


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2019年11月19日(火) 茨の道度。

よく考えなくてもクロヴィスの方がよっぽど辛く厳しい恋をしていたよねという。



シュナイゼルたちは悲劇に浸ってますけど彼ら別にそこまで悲惨じゃなくね、と意地の悪い私は思ってしまいます。

いや、異母兄弟は結婚したらあかん、って決まりがあればそれは可哀想だけど……そういう決まりあるようにあまり見えない……。やつら割とお互いをうっすら好きじゃん。ルルーシュの初恋もユフィらしいし。

まあでもだからこそ危険だから法があるかもしれないけど。

ちょっと待ったらオデュッセウスが皇帝になるわけで、あの人シュナイゼルのたっての頼みならきっとホイホイきいちゃうよな。
なので、兄妹ってことはそんなにあの話では彼らを咎めているものではないんですよ。言い訳には使っていても。

もちろんキサラ(仮)は兄ってこともネックになっていたけど、一番は父の血を引いて父に似た人だったことと、自分が母親に瓜二つだったことで母親の悲劇を繰り返したくなかったわけですからね。
あと基本的にあのひとシュナイゼルをあんま信用してないから、シュナイゼルを夫にはしたくなかったんだろうなと。

シュナイゼルは最初から全く彼女が妹であることは何のネックにもなってませんからね……。歓迎はされないけどありえなくもない的な。


対するクロヴィスは完全に被支配者のそれもナンバーズ相手ですからね。
ぜったいにぜったいにぜったいに許される相手ではないんですよ。
第三皇子がナンバーズと結婚なんていうあり得ない世紀のスキャンダルに比べれば第二皇子と第三皇女が結婚とかめでたいですよねむしろ。国民の歓迎度が比べ物にならないと思うというか。

それでもクロヴィスたちはお互いに「なんら恥じることはない」とお互いの気持ちにだけは前向きだったので……だからこそクロヴィスは自分の死を無念と思ったしこっちは完全なるバッドエンドなのですが。
物語としての悲劇の美しさ的なものがあるならシュナイゼルたちの方が上だろうけど、なんていうか状況の厳しさはクロヴィスたちのほうが桁違いに上だと思います。

でも、シュナイゼルとキサラ(仮)とそしてブリタニア皇宮という圧倒的な映像美というか脳内に入り込んでくるイメージはやっぱりスカーレット・ローズの方が美しくはあるかも。美しくて儚げというか。
クロヴィスも華やかだけど、こっちは圧倒的な陽キャオーラで満ちているから……。音楽で言うとマイナーとメジャーくらいの圧倒的音の差がある。

そして私はマイナーが好みなので脳内映像的にはシュナイゼルたちの方が好き。
だけど、ブリタニアの常識に照らし合わせてみればクロヴィスの方がよほど好きになってはいけない人を好きになってしまって辛い環境だと思います……。

割と簡単に幸せになれそうなのになれないのがシュナイゼルたちなんだけどもね……もうこれ彼らの性格と立場のせいだからどうにもならないという。


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2019年11月18日(月) メリーバッドエンドから抜け出せなくて。

何度考えてもやっぱりスカーレット・ローズって最高でメリバ。
そうじゃなかったら単なるバッドしか思いつかない。



私はあのままのスカーレット・ローズが一番美しい終わり方だと思ってるのであれ以上はないと思うんですが。

なにか違っていたら二人を救済できたんだろうか、と考えるたびにロクな話が浮かばないんですよね。
おそらくキサラ(仮)が元気だったら、あの二人普通に惹かれ合って、年頃になったらどちらともなく兄妹であること越えちゃいますよね。
でもそのまま皇子さまと皇女さまで結婚してハッピーエンドかというと、そうでもないと思うんだよな。どう転んでもシュナイゼルの女性問題で最終的にキサラ(仮)が死を選んじゃうエンドしか見えないんですよね。完全なるバッドエンド。
シュナイゼルはどの世界線でも彼女を煩わせることしかしないと思う。
しかし彼女が元気だったらコーネリアは異母とはいえはじめての妹である彼女を溺愛しそうなので、あの世界線ではどうあってもユーフェミアは生きているのでいいのだけど彼女が死を選んだらシュナイゼルとの仲は一生ギスギスするでしょうね。


スカーレット・ローズを見たあとにシグナル・レッド見るとホッとするというか。
シグナル・レッドはクロヴィスが生きている世界線があればハッピーエンドになる可能性も色々あると思うんですが……。スカーレット・ローズはあれメリバで本人たちは満足しているんでそれ以上がないんだよな。もうこれが最後だと分かっていたからキサラ(仮)は気持ちに素直になったんだろうし。
あれが生き続けるなら話は別なんですよね。彼女はそもそも一度もシュナイゼルを好きとも愛しているとも言っていない。心の中ですら。周りがのちのちそう解釈していただけで、彼女自身の気持ちはたぶんI accept my fateでしかなかったんじゃないかなと。デスティニーではなくフェイトなんですよね、おそらくは。シュナイゼルが死んでも生きてても地獄だったからああいう道が自分の運命と思って受け入れただけ。

ただこれもう何度も言いますけど私が思いついて書いた話ではないので……なんでこの話を書いたかというところまで話が戻ってしまうと答えられない。
いや広義ではもちろん私が思いついたんでしょうけど……夢の中とはいえ……。


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2019年11月17日(日) 複雑な心境の伝え方。

だぶんこれ私の力量にかかってくると思うんですが……。
伝えられる日本語力かという。


(これを書いた方がいいのかは分からないけど、たぶんSガンダム初読の人にはかなり以下ネタバレになると思います)



特尉はニコルを鬱陶しがってはいますけど、それとは別に好きなんですよねすごく。とても大事にはしている。
それがクルーゼを超えないってだけでイザークよりも好きなんですよたぶん。
でもプライベートで気が合っているかというとそうでもない。それはイザークの方が合う。
でもあえて順位を付けたらニコルの方が大事なんだよな、たぶん。

前も書きましたけど彼らの関係はあくまで男女的な関係なんですよ。同僚ではあるけど、ニコルの方がそうは思ってないし、特尉の方も無理やりとはいえそう意識せざるを得ない関係に最初からなっちゃっているので。だから鬱陶しくも思っているんですがね。

クルーゼが勝手に脅威に思ったり諦め?たりする程度にはこの二人の仲って微妙で複雑で、イザークみたいに「一番信頼している仲間」みたいに定義づけができないのですが。

その辺が大昔はあまり伝わってなかった気がするので、今度は伝わるといいのですが……。


ただニコルがMIAにならなかったらどうなのかな……。
ニコルがマーシャル後もクルーゼ隊にいたらどうなのだろうか。ブリッツ、アストレイ、デュエルで今度こそストライクを落としてしまいアスラン発狂ってオチになったのか。まあ艦内ギスギス程度で特に人間関係に影響はしないと思いますけど。
ストライクを落としてなかった場合はいよいよ任務失敗で帰還してスピットブレイクですよね。アスランの栄転は避けられないのでニコルがいる状態でスピットブレイクなんでしょうけどここも特に変わらないですよね。
アラスカ、パナマともにたいした影響もないだろうし……あえて言うなら特尉の精神状態が多少落ち着く程度で、逆に恋愛関係がやや複雑になるという影響があるくらいだろうか。
終盤も終盤でニコルがザフトにいたままでも大した変化もなく進行しそうだしな……。

ダコスタも言ってましたけど、戦場では兵士一人の力なんて大した意味もないのでね……。戦局にまで影響は絶対にしないんですよ。作劇として人間ドラマに変化があるくらいで。


ただ、ニコルは欠点のないキャラだからな……どちらかというと。強くて賢く、優しいうえに戦闘に関して甘さもないので冷静で時には冷徹にもなれる。クルーゼとは違った意味でジョーカー的なところがあるんですよね。
なのでこう言ってはなんだけど居ない方が物語を転がしやすいキャラではあるのかな、とは思ったりもします。正しい意味でザフトレッドというかね。
他の方はなんか、うん……。ニコルは正しくエリート宣伝部隊のメンツっぽいというか。特尉もパブリックイメージ的にはエリート宣伝部隊で成功していると思うけど、プライベートも込みだとちょっとな……。
そういう部分もあって、(Sガンダム内で)ニコルに課せられる役目ってすごく大きいので大変だなと思います。全てがザ・優等生ですからね。それが本人の素なので構わないのですが、陰のあるキャラからすると眩しくてちょっと劣等感を感じるキャラでもあるんじゃないかなと。


どうでもいいけどいまやってる戦争ってどういう位置づけになるんだろう。
ヤキン・ドゥーエ戦役って呼ばれているみたいですが(グリプス戦役的な)、私はピンとこないのでヤキンは使わないと思うし。
プラントorザフト独立戦争?
でもプラントが連合の従属コロニーである以上は戦争ってより内戦になってしまうしなー。って思ったけどニホンをはじめイギリス他も相手を独立国家と認めて同盟組んでんだろうから独立戦争でいいのか、と思いきや「独立」ってそれじゃおかしいよな。
そもそも他国も絡んでる以上これ世界大戦だよな……。

宇宙世紀も一年戦争なんて言うけど、終戦協定なんてそんなにすぐ結べるものじゃないのであり得ないと思うんですよね。これが休戦ならまだ分かるけど。

まあザフト独立戦争だよな……。正式名称は知らんけど。第n次世界大戦(ザフト独立戦争)あたりだろうな。いやでも宇宙も舞台にしてるしなー。目的は明確に独立運動からの亀裂なので独立戦争でいいのかな。


まあその名称が使われることは確実にないのでどうでもいいのですが……。後日談書いたとしても「先の大戦」でいいわけで。


私の言語力は日々衰えている気がするので、複雑な心情とかを分かりやすく描写できるか少し不安でもあります。
イザークとフレイなんか割と単純なんですが、主役周りはめちゃくちゃ複雑ですからね。特に仮面付けてるかた……。


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2019年11月14日(木) 元ネタを思うと。

ヒイロの場合は監督が降りたから実際のエンドは分からないけど。


そのあと監督は(ダメになったけど)孤独に戦い続ける戦士ヒイロ、と劇場版の案を口にしていたので……。やはりあれ系の主役は孤独に戦い続ける運命なんですよね。

キリコも永遠にフィアナを想い続けてフィアナを観るためだけに彷徨ったりする。(けれどもフィアナよりも目の前の(生きている)テイタニアを優先したのが池田監督の「孤影再び」だった)

のでこれを総括すると特尉はクルーゼを想い続けながら孤独に戦ってたまには目の前の人(イザークとか?)に情けをかけたりして戦い続ける……ということになるんだろうけど。

残念ながらそこまでストイックな話ではないんだな……。
書いているのが違う人間なのでね……。


まあキリコの場合はどちらかというとコンセプトがヒューマンタッチのヒロインに近いんですよね。機械じみていたのが徐々に人間味を帯びていくという。
特尉は感情のない人間ではないですよね……。あの人、イザークに近いでしょどっちかというと。割とキレやすく暴走するし。イザークより訓練されている分マシだけど。

そもそもキリコとヒイロがだいぶ違うしな。
高橋監督はあれでボトムズは恋愛物語のつもりらしいしな……。なのでキリコは愛に生きる男でもある。
対する池田監督はまずそういう発想はあり得ないので、ヒイロは孤独に戦い続ける戦士。でもモデルはキリコ。
そして私は……池田監督的な考えを継いだはずだったけど、どうもどちらかというとキリコっぽくなっている。
いまでも私の中では使命感で戦っている特尉というコンセプトはあるんですが、どうもあの人は私の考えが嫌いなのか言うことをきかないので……。
私自身だいぶ時が経って昔書いていた時のこだわりが割とどうでもよくなったというかもう少し柔軟にキャラの好きに動いてもらってもいいと思っているのでその辺はちゃんとキャラの思うように修正していますが。
まあヒイロとキリコがだいぶ違うので、元ネタがそれだろうと出来たものが違うというのはままあることですよね。


ただ、主役の特尉が鬱陶しく思っているという意味ではニコルが読んでいる人に疎まれないといいなーと思ってます。
私自身はブリッツが最推しでパイロットのニコルも好きですから。
とはいえやはりヒーローのポジションにいるクルーゼの方をより見てもらいたいし、という矛盾。
そして読んでいる人に需要あるのはフレイかイザークなのだろうなという更なる葛藤が……。


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2019年11月12日(火) 終わったー!

久々に東京にいます。
ようやく明日帰れる…………。長かった……。



上海に戻りなんとか気力を取り戻せました。
廈門に1週間いなければならなくて本当に辛かった。
コロンス島は良かったけど全体的に廈門は私には合わなかった……。
そして中国は数年前まではハイテク化してていいなと思ったけどいまは逆にガラパゴス化現象で外国人に不便になっている。言葉が通じずクレジットが使えないのが私にはとても不便だった。
唯一良かったのはパブリックトイレットがいっぱいできたことかな。比較的綺麗だし。

行ってみたいと思っていた麗江には行けたので良かったけど……。
麗江は素敵なところでした。ご飯もとっても美味しい。食べたいものがいっぱいで厳選するのが困るほどに。



Sガンダムは終わった後のイザークプロモの各キャラの心情ばかり考えてしまいます。
終盤もクルーゼの気持ちをどこまで見せるかも悩みどころというか。
そもそもシーゲルはぐう畜生とはいえ(娘には優秀らしいコーディのアスランと結婚させようとしているし)融和路線に行きたいわけで、物語の方向性もやっぱり講和条約を目指しているわけですが。
この話どこもここも破局しかしないからな……。シーゲルの思惑通りアスランはともかく他のエリートの皆さんまんまとナチュラルの女の子にばっかり惹かれるのにどこもうまくいってないし。
主役は主役で二人っきりのナチュラルである表向き上官に惹かれるわけだしな……とアウトオブコントロールで私が遠い目になってすでに文字通り幾星霜ですからね。

まあ、私のプロットでは違っていたとはいえ彼女がクルーゼに惹かれる理由は非常にわかるのでそこを反対はしないけど……考えれば考えるほど必然だし。彼女がコーディネイターを好きになる理由はないんですよね。ニコルはその辺を読み違っていたようだけど。
クルーゼがただの美形コーディネイターで特に苦労知らずでめちゃくちゃ強いパイロットだったら上官として一応敬っても好きにはなってないんじゃないかなーと思うんですよね。それだと理由もなしに仮面してるやべえ人になるしな……。

そもそもどう考えてもあの人恋愛とか興味なさそうじゃないですか。私自身戸惑ってたんですけど、私の思惑とは裏腹に非常にニコル(のアプローチ)を鬱陶しがっているし。
教育された分だけ軍務に忠実だけど、彼女の戦闘へのスタンスとか、クルーゼにだけとても拘った理由なんかが長年わからなくて今回はその辺をもう少し一本線で繋がるようにしたいなーと思って修正はしているのですが、

まあモデル(キリコヒイロ)がよくわからんキャラではあるので必然といえばそうなんですが……。
私自身が特尉の内面をそこまで重視していなかったのでね。物語でキャラの成長的な役割はイザークが担っていて十分だったし。
でもキリコやヒイロよりは最初から人情味はあるんですよね。何だかんだ同僚は庇って大事にしているし。クルーゼはその部分をかなり誤解しているのか、のちのち色々な勘違いをしていくわけだけど。
クルーゼの場合は会えるはずもない人間に出会ってしまったところから話が始まっちゃってるのでそりゃ色々想像と現実のギャップとか色々あったんだとは思うけど。

しかし真面目に意図してなかったけどクルーゼが一番話の主役っぽい気がする。
特尉は完全に巻き込まれた形でキラたちと一緒ですからね。
ショーンから特尉の名前聞いた瞬間に運命が動いたという意味ではクルーゼが主役めいているよな、と。
プロットでは変な仮面その一の予定だったのに本当にわからないものです。


にしてもクルーゼ隊のメンツがナチュラルにばっかり惹かれるのは何なのだろう。アスラン以外。
でもディアッカなんか最初から偏見ないタイプではっきり特尉のことも好みじゃないけど美人だと認めて?いるし彼女の能力も認めているし全方位にやる気がなかっただけでナチュラルは総合的に能力低いと見下してはいるけど、それだけなんですよね。
イザークは色々な出会いを経て最終的に好きになった子がナチュラルで一番信頼する仲間がナチュラルでという偶然の妙だけど。
ニコルはガチで本人の言う通りナチュラルかコーディネイターかは関係ないというか、キツめのエキゾチック系美人がタイプってだけだったというオチ。最終的にナタルかシホに落ち着くならいいんじゃない的な。
でもまあシーゲルは全く(融和路線的に)得してないよなこれ最終的に。
前も書きましたけどキラとミリアリアが最終的に将来くっついてもそれはオーブ内部の話で珍しくもなんともなかろうし。
なんかそういうのを思うと単純に出生地の違いじゃないかなーと。国際結婚の方がやっぱり数は圧倒的に少ないわけでね。オーブみたいに移民を受け入れるのが先だろう。
しかしオーブと違いコーディベースのプラントにナチュラルを受け入れるってのも難しいんだろうなー。実際にショーンの家は苦労していたわけでね。
これも前書きましたけど特尉やクルーゼってナチュラルだけど括りがナチュラルってだけでハイパー天才系だし一般ナチュラル代表には絶対に成り得ないんですよね。
フレイは、まあ一般寄りだけど超絶天然美少女だし……。
シーゲル的には特尉がアスラン以外の赤服エリートとくっつくのが都合よかったんだろうけども。次点でフレイとイザークもいいプロパガンダになりそうだけどこれもかなり微妙だし。
なかなか思うようにはいかないですね。クルーゼがコーディネイターであればクルーゼとくっついても(シーゲル的に)良かったんだろうけど、まあザフトいちのパイロットはナチュラルでしたオチという融和路線を目指すシーゲルですら青天の霹靂という結果だしな……。ザフトェ……という。


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2019年11月10日(日) 変わらない上海。

清末期に(無理くり)開港発展させられた上海は常に中国の最先端であり新しい。

というのがコンセプトという意味では上海は変わらないなーと思いました。

変わらない部分もあり変わっている部分もあり、ベーカリーに行列ができている様は他の中国の都市とは一線を画してますね。


サンチェが生まれたのはちょうどその上海の(近代の)始まりだったんだなーなんて、なぜかこれだけは書いた中華一番長編のエピゼロに思いを馳せていました。
はじまりは上海で、物語のスタート自体は杭州という設定だったんです。


いまや杭州は自分の庭ってくらい勝手知ったるだし、その間にも変わっていっているし……。逆に清のイメージが年々つかみづらくなってきている……。


まあ、蒼穹の昴を観ればいいのでいいんだ……。


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2019年11月06日(水) 大陸は広い。

フェイさんのいう通り……。


雲南省から上海に移動し江蘇省を経て浙江省へ行ってからいま福建省にいるんですが。

メッッチャ暑い!!!

寒い地域から暑い地域に一週間くらいで移動して身体がついていかない夏バテ気味……。冬なのに。

同じ中国といえど(建物は似たようなものでも)雰囲気も食事もガラリと変わるんで大陸は広いです。
私には福建省はちょっと合わないようです……主に食事が。台湾は好きなので何がいけないんだろうと思ったけど台湾の特に好きではない料理が福建のっぽい……同じものをよく見かける。

雲南ははじめて行ったけどとても食事が美味しかったので、ひしひしと違いを感じますね。

中国に来るたびにこの広い大陸を移動しながら彼らは何を考えていたのかなーと書かずに終わった中華一番の話に思いを馳せて考えたりしてるんですが、なにせひとりの時間が多すぎる上にネットはろくに使えないのでいま更新しているSガンダムpixivバージョンのことも考えていました。

駆け足で書き上げた終盤、書き足さないといけないのがわかっているので……。
クルーゼと特尉のオミットしまくったプラントでの生活を少し詳しく書くべきか、とか。クルーゼの心情も少し書くべきか、とか。
でもプラントでの幸せな生活を書きすぎると「お前(クルーゼ)なんで生きないの?」ってツッコミ入りそうだし。まかり間違ってプラトニックじゃなくなったら「お前ry」じゃ済まなくなりそうだし。
キャラが勝手に動き出すのが怖いというか。そもそも特尉とクルーゼなんて私にしてみればイレギュラーな関係ですからね……彼らの暴走(私視点)が怖い。
物語は物語としてちゃんと落としたいので。

でもこの広い大陸を一人で歩きながら、(特尉にとっちゃ)夢も希望もない未来って虚しいよな、と思ったり……。クルーゼはなぜそこまでひねくれちゃうのか、と思ったり。

でもこれオミットした部分書いちゃったら真面目にIFルート入りそうでそれはそれで怖い。
ストーリーを書いている以上、卵投げられるようなエンドマークにはしたくない……キャラはそっちの方が幸せでも。
まあ何度も書いているように主役だからって主役まわりだけハッピーでもなって感じなのでIFが正史になってはダメだと思うんですが。
でもキャラは勝手に動くからなーと…………。

まあ、まずそこまで読んでくれてる人がついてきてくれたらの話ですけども。


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2019年11月02日(土) 需要がわからない。

わかったところで物語は変えられないのだけど。


昔Sガンダムをサイトでやっていた時に人気だったのはフレイでした。前も書きましたが。

二番目はクルーゼだったかな……、たぶん特尉を入れて3人が上位だった気がします。
投票置いていた時って特にクルーゼが活躍していたわけではないので潜在的な人気があるのかな……と思った次第です。
最終的にあの人が一番重要なキャラになるのでむしろ喜ばしいですが。クルーゼ イザークフレイが好きでないときついだろうし。

これも書いたかもしれませんが、低軌道会戦までで反応がなかったらやめるつもりだったんです。
でもちょうどやめようと思っていた話で、ショーンが好きでしたとメッセージをもらって続けようと決意したいきさつがあります。表のは結局完結まで行けませんでしたが……。


今回は私が最後までキャラの心理の流れを把握した上で修正をかけているので、わかるやすくなっているとは思うのですが……。

特尉はペアを組ませる相手がイザーク、クルーゼ 、ニコルと主に3人いますけど三者三様なんですよね。
イザークと特尉は常に背中をお互いに預けている図が浮かぶんです。常に一緒に同じ戦場を駆け抜けていく……という意味で真にイーブンな関係の二人だと思います。イザークは結局最後まで甘いところもありますが、イザーク自身が彼女を一番本当の意味で信頼しているのでね。
逆にニコルは、特尉の気持ちとは裏腹にニコルが前に出て彼女を庇う図が浮かびますね。特尉はニコルを(年下だし)守ってやらなきゃと使命感にかられてるんですがこの二人の関係はニコルが常に前に出ているというか押してる関係でしかないので。
クルーゼは……これまたニコルの時とは逆に特尉がクルーゼの前に出て庇うイメージですね。実際はクルーゼが守っているんですが……ストーカーだし……。でも気持ちとしては彼女が一歩前に出てるというか。もしクルーゼが生き残って自分の気持ちに素直になればお互い良いパートナーになれると思うんですが……うん。


今度こそ特尉の気持ちの流れをクリアにそしてちゃんと捉えて貰えるといいなと思います。
特尉に限らずだけど、キャラの数だけみんな思考回路違いますからね……。


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