2001年10月31日(水) 陽のあたる場所


塾までの空き時間、久々に図書室に行ってみました。
中学時代は図書室に頻繁に通っていたけれど、
高校生になってからはめっきり行っていませんでした。
だから、久々に見た図書室のおじちゃんが懐かしい感じがしました。
昔は「こんにちわ」と大きな声で言いながら入室したのに、
今日はちょっと照れながら小さい声で「こんにちわ」。
そんな小さな変化で、自分がもう無邪気な
中学生じゃないことを感じました。
図書室を利用する理由が本を借りるためじゃなくて、
塾の単語テストの勉強のためっていうのでも、そう感じました。
静かな図書室はすごく居心地が良かったです。
ざわざわした自分のクラスよりも、ずっとずっと。
顔見知りがいても、私は別に話しかけないし、
向こうからも話しかけてこない。
そんな距離感も心地良かったです。
陽がやわらかく射しこんで、時おり生徒たちの声が小さく聞こえる、
そんな図書室は私のお気に入りの場所です。


2001年10月28日(日) 都電


私の住んでいる所は、都電荒川線が走っています。
なんだか、都電に乗っているとのんびりした気分になります。
電車なのに降車時にブザーを鳴らしたり、
発車時に「チンチン」とベルが鳴ったり、
電車が道路を走っていたり、
私をのんびりした気分にさせる要素はたくさんあります。
普段、意外に都電に乗る機会は少ないです。
都電で出かける範囲ならば、自転車で行けちゃうんですよね。
だから、今日みたいな雨の日に乗ることが多いです。
たった一両の中に乗っている人たちが
身近に感じられるのも魅力。
近くにあって、特別に感じられるものって
けっこうたくさんあるんだなぁ、なんて。


2001年10月26日(金) 「なんとなく」


中学からの友達のミズノくんに相談に乗ってもらいました。
ミズノくんは部活とクラスが一緒で、
長い付き合いなのでお互いに「なんとなく」分かってる間柄です。
個性派ぞろいで自己主張が強い部員の中、
ミズノくんはよく私の相談に乗ってくれます。
私の悪い所も、皆の悪い所もちゃんと見ながら
的確にアドバイスしてくれる人です。
部長になってから、ミズノくんに相談したり
愚痴をこぼしたりすることが多くなりました。
彼のアドバイスは他の人とはどこか違っていて、
私の気持ちを楽にさせてくれます。
私が元気がないことをいち早く察してくれる人です。

クラスや部活で格別に仲が良いわけでもないけれど、
「なんとなく」仲が良いんですよね。
私とミズノくんの間柄は「なんとなく」でくくれるような気がします。
私にはそれがなかなか心地良くて。


2001年10月23日(火) Fighting Mother


今、うちの母は簿記3級対策の講習会に通っています。
昼間は事務の仕事や家事をして、夜は簿記の勉強。
仕事に必要だとは言え、すごく大変そうです。
ギックリ腰になってしまった原因に入るかも知れません。

おまけに、今日の講習は模擬試験形式で、
宿題や復習をキッチリこなしていたのに全然できなくて、
だいぶショックだったようです。
母は頑張り屋さんだから、笑いながらそのことを告げました。
だから私も「そうなんだー」なんて軽く答えてしまいました。
今考えると、その時もっと母を励ましてあげれば
良かったという気持ちで一杯です。
私が試験で手応えがなかった時悔しいように、
母だって悔しかったに違いありません。
大人だって、頑張った成果が出なければ悲しいんです。
いつも母が私を励まして優しくしてくれること、
私はそれを当たり前に感じていました。
だけど、逆に私が励ます機会ってあったでしょうか。
本当はグッドタイミングで励ますのって難しいんですね。
まして、相手が友達や彼氏じゃないだけに。
頑張る母に、心からエールを送りたいです。
例えそれが「頑張ってね」の一言でも良いような気がします。
母なら私の気持ちを分かってくれるでしょう。


2001年10月19日(金) impatient


自分の気持ちをうまく伝えたくて、
日記の画面を開いたり、書き始めたりするのですが
どうしても途中でやめてしまいます。
なんでこうも不器用なのかなぁ。
私の中にはいろんな気持ちが詰まっていて、
その気持ちをいろんな人に伝えたいのに、
その一握りも出し切れません。
私にはそれがもどかしくて仕方がない。
好きな人にだって、
友達にだって、
家族にだって、
もっともっと自分の気持ちを伝えたいのになぁ。


2001年10月18日(木) as


最近の私を心配してか、お母さんがすごく優しい。
お父さんだって普通にしてるけど、
どうすれば良いか分からなくて困っているに違いない。
いつも優しいおばあちゃんとおじいちゃんは少し厳しくなった。
ロビンはいつも通り。

家族一人一人はほんの少ししか変わってないけど、
その変化は私のせいで、私のためのものなんだ。
多分私も少ししか変わっていない。

ほんの少しの変化でも人は変わってしまう。
それだけ人は弱いんだ。
だけど、また違う少しの変化があれば、
良いほうに変われるかもしれない。
人はやっぱり強いんだ。
私にとって、今の状態から抜け出せる変化はなんなのかな?


2001年10月14日(日) マイホーム・ドリーム


「特命リサーチ200X」を見ていたら、
今日はマイホームについての特集でした。
土地を買って新築するよりも、
中古の一戸建てを買ってリフォームすれば、
新築の半額でマイホームが持てると言うものでした。

私は漠然と「大人になったら自分の家が欲しい」と思っています。
割と多くの人が同じようなことを思っているはずです。
なんでそう思うのかは分からないけれど、
多分それはなんとなくだと思います。
それから、うちは建て増し住宅なので
広い割に無駄なスペースがたくさんあって、
けっこう不便なのです。
そして家族が多くて犬もいるから、
自分の思い通りの家にはできない。
学生という身分で働いていないから、
家にお金をかけることもできない。
そういう色んな思いがかたまって「家が欲しい」になったのかな?

自分の好きな家があるのって、
絶対に毎日楽しいと思うんですよね。
好きなインテリア、好きなオブジェ、
そこに好きな人や愛するペットがいればもっと最高!
そんな訳で、マイホームへの憧れが一層強くなりました。


2001年10月13日(土) Escape


なんでかな、最近よく「早く大人になりたい」と思う時があるんです。
高校生活が一番楽しいと人は良く言うけれど、
だったら私はなぜこんなに行き詰まっているのでしょう?
「学校へ行くのがイヤだ」と思うことも初めてです。
どうやら、今の私は軽く鬱病みたいです。

人間関係でいざこざがあったり、
部長という立場に疲れを覚えたりと、
ここ最近色々あったせいだと思います。

学校に行かなくちゃならないのも分かってる。
朝、ちゃんと起きなきゃならないのも分かってる。
眠いからベッドから出られないんじゃない。
学校に出向くまでに時間がかかって仕方がありません。
「元気で明るい」で通ってきた私はどこに行っちゃったのかな?

イヤだからって学校へ行かないと余計に行きづらくなるし、
部活に出なければもっと部長としてやりづらくなる。
それが分かっているからこそ、イヤでもやらなくちゃならないんだ。
お母さんが言ってました。
今ちょっと我慢すれば乗り越えられるかも知れないけど、
今乗り越えないと、ずっと乗り越えられないかも知れないって。
こんなちっぽけな苦しさなんか、若さで乗り越えてやる!


2001年10月07日(日) 先生


昨日、絵画教室からの帰り道でふと思ったのですが、
私は絵画教室の先生が大好きみたいです。
イヤ、大好きって恋愛感情の方ではなく。
人として、その先生のことが好きなのです。

絵画教室に行くと、私は先生にペラペラと近況報告をします。
これはかなり不思議なことです。
私はもとから無口なタイプではありませんが、
最近は疲れのため、口数がいつもより少なくなっています。
それなのに、絵画教室に行くと私はお喋りになって、
絵を描きながら先生に色々な話をするのです。
多分それは、私が先生のことを話しやすい相手だと思っていて、
さらに、絵画教室での時間や空間を愛しているからでしょう。

先生は、教室の生徒全員とちゃんと話をしてくれる大人です。
生徒は年層が幅広く、下は保育園から上は社会人までいます。
よく、大人には自分が間違っていても、
それを認めない人がいますね。
でも、先生は生徒が言ったことが正しければ
「おお、そうか」って感じで聞いてくれるし、
生徒の個性をちゃんと見てくれているような気がします。
1人1人が描く絵の雰囲気から、
個性を感じ取っているのかもしれません。
別に堅っ苦しくもなんともない、40代の普通のおじさんなのですが、
先生は私の好きな「大人」の一人なのです、。


2001年10月01日(月) よりどころ


ここのところ精神状態がボロボロだった私を心配して、
急遽、彼が東京に来てくれました。
どうしても来て欲しくて、かなりワガママを言いました。
お金のこと、時間のこと、距離のこと、
なにかと障害があって、大変なのは確かです。
そんな大変さの中、無理をして私に会いに来てくれた彼に、
心の底から感謝したいです。
今まで、私は環境があまりに違い過ぎることから
学校や部活でのことをあまり話していませんでした。
理由はただ単に、入り組んだ話をするのが
難しかったり面倒だったりというだけなのですが…。
だけど、これからは全部話そうと思いました。
9月に入ってから色々と悩みを聞いてもらって、
彼が私にとって大きな支えになっていることに気づきました。
すごく悲しいことがあっても、
「彼に電話やメールで話を聞いてもらおう」
そう思うと自然と心が楽になれました。
今度は私が彼の話をたくさん聞いてあげる番です。

ぶっきらぼうな返答しかできなかったり、
乱暴な言葉遣いかも知れないけれど、
それに懲りずに話をしてください。



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