今夜も(ノ`´)ノミ┻┻ 

2007年02月27日(火) ■ひばり-5回目

ひばり-五回目。

私的、ラクというか、前楽。
25ステージのうち1/5を拝見しました。
(感想一度飛ばしただけで、数はちゃんと数えております)(笑)

カンパニーとして良くなっていくのはこうゆうことなんだなと思いました。

(ただ、見ていただけの陪審員やジャンヌの家族、ボードリクールが、
こう上がれない舞台にかけよって行く末に一喜一憂したり、
なんだりというのがはっきり判るようになったりとか、
数え上げたらキリがないのですが)

不満が何一つ無いというのではないのですが、
松さんのインパクトは初回が一番というのは、これはもう、
有る意味、見過ぎの弊害によるもの(自覚はある)ですし、
戯曲の性質によるものだと思うので、

素直にありがとうございますと、拍手を送りたいです。
お疲れ様でした。すっごい良かったです。

人間の尊厳と勇気の物語だと思います。
だから、キリスト教の背景やなんやら、
時代背景や宗教観は判らなくても、受け入れらたと。

アヌイ存命だったら、見せてあげたいと思った。
彼が望んだ方向に戯曲は向かわなかったかもしれないが、
(それは自分が演出しない限り、仕方がないことなので)
宗教が違う小さな島国の女優が、この戯曲が言葉を越えた普遍性を
持っていることを証明したのだから。

私の勇気がくじけた時にもう一度、逢いたいです。

それにしても、たか子さんは、こうどうして無垢で善良で、凛としているけど、
カシコクない女の子を同時に混在させられるのでしょう。
凛はさておき、カシコクないけど、お莫迦さんじゃないってスゴイのよ。

ちなみに席は憧れの、BL席でした。1Fの脇。
BRだったら、ラストでたか子さんが、側に居てくれたのだけどね。

でも、上手と客席が全部、見渡せました。

だから、人が立ち上がって、わあああああああって、スタオベになる
様までよく見られました。私は、ただ泣いてました。(笑)

だけど、席の幅、足のスペースねはありえない位せまいです。
一番、舞台に近い人なんて、座席に戻るの一苦労してた。



2007年02月21日(水) ■ひばり-4回目

「ひばり」四回目にチャレンジしてきました。
風邪のせいか腹部の痛みが酷くて、途中チケットを
手放さそうと思ったのですが、(掲示板に書き込んだ(笑))
引き取り手が無かったので、これも運命と思って、行くことにしました。
そんな劣悪な体調にも関わらず、
面白かった。

見ている私に余裕が出てきたせいでしょうか?
初演時より細かい所まで演技が行き届いている気が、
それとも、漸く気が付いたのかしら。(笑)

同じ絵のパズルなんだけど、パズルのピースが前より細かく
複雑になった感じ。同じことをしているのに、ちょっとずつ違うのですよ。
よく煮込まれたスープのようにね。

D席10番台。座席が舞台に近いけど、
俯瞰しやすい位置というのもあるかもしれない。
バランスからいったら、一番良い席だったかも。

今回、席が間違い探し程度しか違くないと思っていたのですが、
結構、見る場所見る場所によって、違う発見があるのが、驚きでした。
リピートくせになりそう。←主にたか子さんに限るが(笑)

最初の難関でもあるボードリクールにとっつかまって、
あのパーカーの帽子の部分を取られて、手足とかぶらぶらする所なんて、
どんどん可愛いくなっていく。←欲目?
異端を放棄し、シャルルに突き放され、(本当にもう)牢屋に戻ってくる所の、
手足を戒められている鎖の重さ。その後、泣いちゃうんですが、誰かが来たと
思って、涙を拭うところなんて、拭うというのも可愛いのですが、
舞台で魅せるように拭っているのだけど、本当に拭っているように見える。
そして、指先までが美しい。

この辺りは、初めからだったのか、私の中でジャンヌどうなっちゃう?
というのが無くなって、落ち着いて見られるようになったからなのかは、
定かでは無いのですが、(近頃、とんと記憶力が(笑))
ああ、こうゆうことなんだと判ったのが、ジャンヌと神の声の関係。

ジャンヌが自分の半生を語る中で、
彼女が聞いた神の声が出てくる段になり、

「神の声は誰がやる?」
「もちろん、私よ」というやりとりがあるのです。
最初はただ言葉通りに受け取っていました。だって、ジャンヌの聞いた声は、
彼女以外に判るはずがないから、彼女がやるんだって。

でも、あそこは神の声を演じられるのは、自分以外に居ないという、
劇中の言葉で言い換えると、傲慢。
冒頭近くの”夢見るような表情で誰かを待っている”というのも、
私には重すぎるといいつつ、「そうよ、私は待っていたの」と、
自分を説得する神様を待っているのだから、これもある種の傲慢。

更にいえば、
異端放棄=ジャンヌが今まで行ったことを無かったことにすれば、
火あぶりは免れるという場面で、
「イエス様はお前より苦しい目に合われているのだ」とのセリフが引き金になり、
ジャンヌは異端放棄を決意するのですが、

神であるイエス様と自分を比較しちゃうのって、この上もなく傲慢と、思います。

つまり、何が云いたいかというと、彼女はただ利用されるだけ利用された
哀れな少女ではなく、やはりどこか突き抜けているというか、
ああああ、実はあんまり判ってないのかも。(笑)
でも、判りきらないから、考えてしまうのね。
ともかく、それら全ての要素が集まって、ジャンヌは火刑台への道を選ぶのだろうなと思いました。
又、そんな少女では無かったら、「ひばり」はそもそも書かれなかったかもしれませんが。

と、こんなに「ひばり」が好きな私ですが、物販で売ってるTシャツは、ちょっと要らない。。
タイトルのゴロが入っているだけなの。つうか、どこで着ればいいんじゃいっ。

でも、あのポスターはちょっと欲しいかも。。
前楽の日に合ったら、買ってしまうのかしら。。←いや、落ちつけ、私。



2007年02月18日(日) ■さくらん-試写会

友人がさくらんの試写が当たったというので、行って参りました。
当日は、すっごい風でしたね。
東京マラソンの走者の人はさぞや大変だったでしょう。
つくづく文系体質で良かったと思います。

お台場のフジテレビが会場ということで、さぞや人が一杯とか思ったら、
時間がずれていたのか、そんなこともなく、会場もちんまりとしていました。
150人くらい?
そして、試写会ということで、おみやげものに、香水のサンプルとガムは貰った
のですが、見る前に係の人が、試写会室は飲食禁止だから、ちょっと考えてから
こっそり食べて下さいねと、慌ててフォローしてました。
微笑ましいのが、小さな会場のいいところですね。

閑話休題。

さて、本編はというと、映画自体は色はすっごい綺麗でした。
所どころに出てくる金魚の色も使い方も上手かった。

けど…、私はもっとさっぱりとする話しなのかなあと、
思ったら、なんかドロドロしていて、一緒に見ていた友人はもっと、
ドロドロすれば、いいのにと云っておりました。
一言で言うと、とてもありがちな花魁映画ということでしょうか??
でも、エロ場面があんまりエロくないというか、特に床上げ場面が、
ダンドリで撮っているといおうか、ぎこちないの初めてだからと
イイワケつくが、あまり色っぽくない。。。

しかも前半は女同士の丁々発止、後半は恋愛ものと内容が見事にぶった切れ。
菅野さんは花魁に見えたのですが、木村さんはなんか花魁に見えなかった。。。
そして、清々しい位空回りな椎名桔平さん!ああ、いい。
私だったら、こっちにするのに!!

まあ、あっちでも良かったというか、どうなるとのか?と思ってはいたのですが、
本当にくっついたら、くっついたで、なんかあの二人は、
くっついて欲しくなかったと思いつつ、(友達も、同志と云っていたが)

映画のラスト場面としてはとても美しいと思いました。

そして、その後でかぱかぱ呑む女二人。。。



2007年02月17日(土) ■ひばり−3回目

三回目です。友人つうかたつみさんと同行。
観劇のポイントを指導する私。

「ジャンヌね、カシコクないから」
(本当はもっと判りやすい説明をした)
「うん、プログ見たわ。飛ばしてると思った」

飛ばしているって何だよ、むきーと思ったが、
この席は彼女にウォーリック伯爵のファンクラブで取ってもらいましたので、
突っ込むのは止めよう。(実は土日は、すがすがしく全滅したClub○・・・・)
それにどうせ、墓穴ぼるのは私だし(笑)

どうせなら、「ひばり」は、ジャンヌの異端裁判を
過去の、時間軸をこえた人々から証言を得ながら、尋問し、
彼女を追いつめ、決意させるとか云えばいいのにのおお。
でも、そんな時間は無くて、
「アレとコレと、それは、ジャンヌラブラブだから」と、
役に立たない知識つうか、主観をしゃべりたいから、しゃべっているうちに開幕です。
って、音楽が始まって、すぐにジャンヌ登場なんだけどね。

N列の上手側。
一度、俯瞰する位置で見たかったので、願ったり叶ったりのお席ですが、
欲を云うなら、なぜか席が上手方向が多いので、下手側が良かったのにぃ
と思った不埒な私をお許し下さい。

上手はラストの凱旋場面でジャンヌの待機(シャルルがマント被るのね)しているポイントが、
ばっちり目に入りました。ジャンヌはずっとジャンヌでした。係の人に、腰の剣を付けて貰っていました。

結末判っているのに、後半はうるうるしっぱなしなんですが、その目でしっかり、きっちし焼き付けました。
それから、念願の「カツラ、カツラ〜」も、近くで遣って貰えましたし、
(段々余裕が出てきて、遊びが増えているような、、、後ろ振り向かずに思いきり見られたから??)
やっぱ初めて見ると、アドリブのように思えるのですね。

この回、アドリブというか事故なのは、アニェスに椅子から落とされるシャルルです。(笑)

実は、ジャンヌとシャルルの会合場面は大好きです。
やんちゃな男の子とボーイッシュな女の子のボーイミーツガール。
ただの臆病な男の子が手を差し伸べてくれる女の子のおかげで、勇気を持てた。
いいのになあ、、、その後がな、シャルル。。。(いや、演技じゃなくて、史実が)

超ムカツクって、感じ〜
でも、ちゃんとむかつかれるように演じているんだから、山崎さん、スゴイよ。

シャルルに、完全に拒絶されて、打ちのめされたジャンヌにウォーリック伯爵が、
陣中見舞いにやってきます。理由。ジャンヌが気になるから。ここも好き。

好きな子の気がひきたいが、共通の話題もなく、仕方なくベラベラ自分のことをしゃべってる。
ありがちよね、貴族で、婚約者も居て、人生ウィナーな男は、だって、手に入らなかった
ものなんてないんだもの。だから、どうしていいか判らない。判らないけど、実は一生懸命、
多分、彼女をなぐさめようとしていたら、その最中に彼女は気が付いてしまった。

自分がどうすればいいかと。

可哀相に、公爵、最初は火あぶりにしろってわめいていたくせに、
最後は異端放棄の方がビンボウたらしくて良いだなんて、云ってさ。
違うだろ〜ジャンヌが生きていて良かったんだろう。
なのに、決心止められないばかりか、あげくぼうや、呼ばわりだぜ。
「フランス人だから」じゃないよ、ジャンヌだからだよ。
結婚して、婚約者を妻にしてしまっても、君はジャンヌを忘れられないね。
手の中から、羽ばたいてしまったひばりだから。

わはっっは、ざまあみろ。←いや、だって、ジャンヌにとっては敵だからさ。

異端審問官も同様です。
ジャンヌを認めることは自身の否定というか、神の否定になるから、
容赦なく彼女を追いつめるんだけど、最後、下した決断とは別に、
長い間、揺り動かされることが無かった感情で男は祈りを捧げる。

彼は今まで通り、いや今まで以上に冷徹に異端審問をするだろう。
だけど、絶対にジャンヌのことは忘れられないのよ。

ざまあみやがれ、そのに。

・・・・・・・・・・・・すいません、なんというか、私は誰のモノにもならない、
まっすぐな高嶺の花のお話しが(こう書くとちょっと違うなと思うのですが)
大好きなのですよ。

そして、この度の初めての発見。

シャルルがジャンヌに謁見する少し前、王妃と愛人と母親との場面。
私、この芝居で唯一ジャンヌが引っ込むと思っていたのですが、違っていたのね。
前からだと見えないのですが、上からなら判ったわ。
ずっと待機。上手側です。ぽつんと出番待ちです。

他の人たちが出番が来て舞台に上がるのと、でずっぱりのジャンヌが脇で待機は、
意味間いが違います。だって、息つく暇もないんだなあ。
「ひばりは、言葉のボクシング」と、いうのは演出家の弁ですが、
つまり、役者にボクサーのようなストイックさを求めているんだと、思いました。

まあ、その言葉、言葉、言葉を打ち合うので、ちょっと間違うと、

「●●(の時は)はもっと●●」と、キタンない意見を頂くことになるのね、ふっ。

そんなわたしの楽しい「ひばり」の時間も、後一回です。
月末のしかも、平日の二時に千秋楽なんてやらないでよ。。(;´Д`)

ああ、見たかったなあ。。。。。。



2007年02月07日(水) ■ひばり−初日

と、いうわけでひばりの初日へ行って参りました。

すっげい、良かったです!
どのくらい良かったかというと、・・・・・・・・・・アンケート書いちゃう位。。。。
ともかく、ありがとう!!!四/季、
版権、手放してくれて←多分。
ありがとう、蜷川さん!
たか子さんにコレを選んでくれて!
そして、ジャン・アヌイ、
ありがとうございます!書いてくれて!

いやあ、もうね、すごい、カワイイの!なんなの、あの可愛さ?
びっくりだよ、反則だよ、もうとハートウチヌカレです。
彼女の可愛さに匹敵するのは、マ/イ/メ/ロちゃんしか、居ません。
(なんか、もうちょっと何かないのかと思いつつ、無いのです)
純粋なのです。無垢なのです。でも、かしこくて聡明とは思えません。
松たか子じゃなくて、ジャンヌ・ダルクがそこにいるのですよ。
ジャンヌダルクが困っているのですよ。可哀相な女の子なのですよ。
でも、ただ可哀相なだけじゃないのです。
よく、表現で牝鹿のような、とか子鹿のようなって、あるじゃないですか?
まさに、子鹿なの。もう、ぴょんぴょんはね回ってました。
そして、ほとんどの登場人物は、ジャンヌ大好きなの。翻弄されまくってました。

いやあ、本当にカワイイ。
ショートカットで、パーカーで、えりっくびとか、大男に押さえられているのが、
ともかくモエで。
松さんも165センチで、決して小さくない方なのですが、よくぞ、
あれだけという屈強な男達に揃えたなあ。もう、あの体格差だけでたまりませんよ。

そして、ただカワイイだけじゃないのですよ。
ジャンヌダルクの芝居を見に来たというカルタシスはラスト10分、とくと味わえます。
決意があり、そして、何より勇気を貰えます。
自分として生きることの勇気の。

・・・・・・・・・・・・と、大絶賛ですが、まあ、初日ということで、
若干、かみかみの方がいらっしゃいました(笑)
後、席は最前列なのですが、一番下手側だったので、何度、ジャンヌのお尻を
拝んだことでしょう。(涙)最前列は、舞台の通路となりますから、
美味しいといえば、美味しいのですが。
それから、ラスト場面、、、ジャンヌにどうどう一度も白の甲冑を着せなかったのは、
演出なんだろうけど、でも、一度くらいは、衣装の効用が見たかったかな。

所で、シャルルのカツラが落ちたのは、、、やっぱ事故っすよね(笑)

・・・・・・・来週の感想はもうちょっと、落ち着いて語りたいと思いマス。
多分、無理だと思うけど。。


 < 過去  INDEX  未来 >


ずるりる [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加