Love Letters
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2007年07月09日(月) あなたに見つめられているだけで


 言葉を幾つ交わしても

 通い合わない二つの心。

 それなのに、或いはそれだから、

 熱く求めてしまう私のカラダ。


 「テレビ電話しよっか?」


 「今、小夜子の葡萄どうなってる?」


 私はシャツブラウスのボタンを外し、

 そっと乳首に触れてみました。


 「もう、かたくなってる…」


 最近、夜、あなたの香りをつけて寝ると、

 朝、目覚めた時に、

 乳首が甘く尖り、

 蜜が溢れ、

 あなたの香りと私の蜜の匂いが交じり合って、

 まるで一晩中抱かれていたかのような錯覚に

 陥るのでした。




 すぐにあなたからテレビ電話がありました。

 携帯のスクリーンに

 煙草を吸いながらこっちを見ている

 あなたが居ました。


 「見たい?」


 「うん、見せて。」


 柔らかい朝の日差しの中で

 私はひとつ、ふたつと

 ボタンを外しました。


 それから、ブラを下ろして、

 右の胸を晒しました。


 「葡萄、摘んでみて。」


 「うん…」


 「噛みたい…」

 
 「噛んで…

  あなたに噛んで欲しい…」


 恥ずかしさでおかしくなりそうでした。


 「今度はどうして欲しいの?

  あなたの言うとおりにするわ。」




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 あなたはいつもと変わらない声で要求を口にしました。

 私はあなたに言われたとおりに

 左の胸を差し出しました。

 そして、いつもあなたがしてくれるように

 自分の胸を愛撫しました。

 胸の先端が痛いほどに尖り、

 吐息がこぼれそうになるのを必死にこらえながら…

 


 小さなスクリーンの向こうには

 私を試すような表情で

 こっちを見ているあなたがいました。

 あなたに見られている…

 ただそう思うだけで

 頬が熱く火照るのを感じました。 



0574 W.S.R

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小夜子

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