Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2014年03月30日(日) タガララジオ42更新




飯田橋駅ホーム、iPhoneで写メ撮ったら、総武線電車が入ってきたのと同時。で、歪んだ像が映ったのだった。


タガララジオ42更新


いつもザザっと書いて出すので、試験答案が返却されてきた気分・・・じゃない、
書いたことを3日で忘れるのだ最近。だから読むのが楽しい。おれが一番楽しんでいるだけじゃん。

『橋本京子/4大B+ブルーメンフェルトによる舞曲集』CDレビュー

ピアニストの世界ランキングは1位が岡田博美で2位がシフ、3位が岩崎洵奈だと先月書いては、エリソ・ヴィルサラーゼにガツンとやられ、アシュケナージには呆れ、ソプラノ幸田浩子の伴奏をする寺嶋陸也のタッチに痺れていたわたしは、ここに来てまたピアノ演奏の真の姿と奥深さと可能性に耳が拓かれる思いがする。

『Jazz The New Chapter 〜 ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平』ブックレビュー

タイアップが基調であることを臆面もなく表出する音楽誌の中を、擦れっ枯らしリスナーとしての勘を頼りに新しいジャズの動向を探れども見えなくなった21世紀。このディスク・セレクトの本音感は、それこそ現代ジャズを見渡す上での新たなパースペクティヴを与えてくれる。

橋爪亮督 「tactile sounds Vol.14」ライブレビュー

福島恵一さんがレビューしている。かなり同じ「いやあ、すごかった」という感想を、二人で言い合っていたところ、こうテキストにしてみると聴取の深みの差が歴然!そこも書く楽しみだし、触発されるところでもあります。

オーケストラ・アンサンブル金沢@石川県立音楽堂コンサートホール

鈴木輝昭が「夕焼けこやけ」でこれだけのものを聴かせることはできるのだ。三善の足元にも及ばない作曲についての必然も動機もない世代が、コンセプトでうそぶいている。

ウラディミール&ヴォフカ・アシュケナージ ピアノ・デュオ

ストラヴィンスキーの『春の祭典』は20世紀を創った楽曲だと、評価している。特別な、デモーニッシュな、革命的な音楽だ。これの2台ピアノ連弾版をストラヴィンスキーは書いていた。知らなかった。可能なのだろうか。可能なのだろうか?ストラヴィンスキーにきいてみたい気がする。


ごおお、クローディアクインテットの動画付き演奏。池田さん発見。まだ再生7回。
"September 29th, 1936 Me Warn You"
The Claudia Quintet
John Hollenbeck-drums/composition
Drew Gress-bass
Chris Speed-clarinet/tenor saxophone
Matt Moran-vibraphone
Red Wierenga-accordion
"September 29th, 1936 Me Warn You" The Claudia Quintet

字幕付けておくれよう。


> ドネダが屋外に出てからのおいらの趣向は
> お寺の梵鐘とか坊さんの声明と焚き木のはぜるサウンドとか
> やはり自然界のざわめき・ゆらぎ
> (ただしそれは自然の素材そのままではない)
> ほとんど脳へのアプローチに対する職人技?
(06年くらいに書いたメール一部復元)

「ジャズやインプロを聴かれていた向きには、かつての音響系なんて玩具みたいに映ったのでしょうか。実際、玩具みたいなものですけど。同じ頃、写真などイメージの分野で、ポラロイド写真のような”チープな質感””テーマの無さ”が世に氾濫しました。興味深いですね。音響というのは、80年代前半のニューウェイブと同様、メインストリームではなかったのに、その後のメインストリームのあり方を決定したようにわたしは感じます。」

音響派、飛びつきました、わたし。パナソニック、ガスターデルソル、ジム・オルーク、ロス・アプソン、オメガポイント。でも住人になる資力が無かった。耳は変質した。玩具とは言わないけれど、すぐに袋小路が予測できた。ポピュラー・ミュージックの背景になってお終いだろうと思った。

当時はモンドという物差しも気に入ってた。エキスペリメンタルというのも。

正弦波だけ聴かされたのは意味不明で、ジャズ・クインテットと同時に鳴る正弦波はカッコいい一発芸になった。でもそこまでだった。

エヴァン・パーカーの循環奏法が音響である素性を明らかにしたのは自然だと思った。

ケヴィン・シールズ(MBV)とエディ・プレヴォー(AMM)が参加しているエキスペリメンタル・オーディオ・リサーチ・・・、当時はまともなオーディオ持っていて、アナログで大きなスピーカーで鳴らしていた!

「ロヴァの耳002」

で、書いていたところを、現在から読んでみると、げ、初めて読むような奇妙な感じ、過ぎ去った風景なのだが、この頃はレイヤー構造聴取も、響きをモンダイにする、も、無かった。

過ぎ去った風景はやはりオールドスタイルに聴こえる。免疫系の発動。だから発熱はしないのさ。

レクタングル(レーベル)のアナログ盤聴いて、アナログのほうが上位だと断じていたっけ。

エルンスト・レイスグルのベース・ソロ、手放しちゃったのかなー。




2014年03月29日(土) 「いいとも小沢健二16年ぶりの出演」書きかけ




安い!



たはは。あらま、とうとう神頼み?和光の東京大仏に願かけると叶うんだって?行ったことない氷川台の氷川神社に行こうかな。そういえば次男の合格を叶えてくれた川越の出世稲荷神社へお礼参りしてないじゃんかー、受験直前には台東区の長國寺にも願掛けしたっけね、そうだそうだ。

午前2時。空海真言宗の明王山不動院重林寺に行って、すっきり。

神社もお寺もごっちゃではあるけれど、思いどおりにならないことには神仏に祈るしかないのだ。

明治神宮は屈指のパワースポットであるぞよ。行かれるべし。

DJ松浦俊夫の神選曲番組 Tokyo Moon を聴きそびれる。いずれアーカイブになって、高音質のオンデマンドで聴くことのできる未来が待っているはずさ。

バラカンさんと細野さんがインターFM。レイ・チャールズの「ホワッド・アイ・セイ What'd I Say」(1959)で、がらっと音楽シーンが変わったと。そうなんだー。なるほどー、というか。ラジオ以外でレイ・チャールズをちゃんと聴いてないわ。黒人差別反対でジョージア州から追放されてたが、79年に追放撤廃、「Georgia On My Mind」が州歌となった。

NHKで、戦後から現代までの日本の視聴者映像で振り返る番組、観たさ。高度成長。新宿副都心の開発。ロッキード事件。御巣鷹山。バブル。

その歴史から俯瞰するようにして、現在の自分の生活を見る。一刻一刻を味わって生きないとバチがあたります。

左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。
ぼくは、思う。この瞬間は続くと、いつまでも。
(小沢健二)


track いいとも小沢健二16年ぶりの出演

小沢健二は45さいなんだ。年齢を意識しないでいた。16年ぶりのテレビ出演。

94年の『ライフ』はかけがえの無いアルバムだ。多くのリスナーの人生の軌道を変えてしまった。直後のオザケンは新潟からの帰りの飛行機の中でまた1曲書けちゃった、というくらいで、どんな軌跡を描くのかと思っていた。

新作を出すごとに、音楽家が生涯に一枚作れるかどうかという傑作、であり、それぞれスタイルや世界観が違っていたのだから、ふたつ目の『ライフ』は無いことくらいわかっていたさ。

やがて音楽活動から抜け出し、環境問題やグローバリズムを思考する活動をしているようだった彼は、


”遠くまで旅する恋人に あふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界には 旅に出る理由があり
誰もみな 手を振っては しばし 別れる”

”左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる
ぼくは思う この瞬間は続くと いつまでも”

”南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる
オッケーよ なんて強がりばかりをみんな言いながら
ほんとうはわかってる 二度と戻らぬ美しい日に居ると
そして静かに心は離れてゆくと”

”美しさ ポケットの中で魔法をかけて
くだらないことばっかみんなしゃべりあい
街を出てゆくきみに追いつくようにと強く手を振りながら”

”いつの日か 長い時間の記憶は消えて
やさしさを ぼくらはただ抱きしめるのかと”

「長い間、おつかれさまでした」

”ひょっとしたらって思うよ 電光石火の早業で
結婚式を済ませて でっかい黒い犬でも飼って 
子どもたちを育てて 金婚式お葬式って 
でもやっぱりだめ だめだめぼくは
わがままだから”

”街は様子変えてぼくらを包む 街路樹の匂いもちょっとずつ変わってく
スケートリンクきみとばくは笑う 爆音でかかりつづけてるよヒット曲
たぶんこのまますてきな日々がずっと続くんだろ
風薫る 春の夜
きみの心のトビラを叩くのは ずっとぼくさって考えてる
夏にもぎとったオリーブ 秋に読みあったストーリー
しあわせだけでアイムソーリー ぼくの簡単単純なメモリー
やがて夜が来て ふたりベッド飛び込んで
あー きみとずっと眠りたい
誰かにとって特別だったきみを マーク外して飛び込みでぼくはさっと奪い去る
寒い冬にダッフルコート着たきみと 原宿あたり 風を切って歩いてる
たぶんこのまますてきな日々がずっと続くんだよ
風薫る 春の夜
きみの心のトビラを叩くのは いつもぼくさって考えてる”


「さよならなんて言えないよ」は『ライフ』をぎゅっと1曲に凝縮したとかアナウンスされていた。


2014年03月28日(金) タダマス13フライヤー 編集CDR『無題あるいは花曲』感想ノーツ




タダマス13のフライヤーができました。
水面のような写真はどのように撮られたものだろう。美しい謎だ。

やっぱりおいら態度でかそう。


手前の「白タダ」にまず眼が行き、次いで奥の「黒マス」に移るのですが、ここで視線は何を飛び越えているのでしょうか。手前と奥と空間の奥行きをしっかりと感じさせながら、どちらかがぼけるというのではなく、横に並んではいないのに両雄並び立つというか。白と黒の対比も鮮やかで、特に多田さんの組んだ腕のワイシャツの白が反射や皺の陰影で浮き立っているのに、益子さんの黒は音もなくまったくシルエットに沈んだまま。表と裏が次々に入れ替わる眩暈をもたらす「二人のジャック」。いやー見事ですー。
(福島恵一)

”表と裏が次々に入れ替わる”ほんとだ。
福島さんのテキストを読むと世界が鮮やかに見える。

写真はすべて原田正夫さん。アートの次元だ。



編集CDR『無題あるいは花曲』 感想ノーツ

01 Tennessee waltz / Great3 菊地雅章 [Tennessee waltz
プーさん、ゲイリー、トガシのトリオ。96kHz Sampling Digital Recording 94年3月29日新宿ピットインでのライブ録音。山口孝さんちの完動パラゴンで聴いた以来、入手できないままでいた。テネシーワルツ好きな曲じゃないの、だけど、そんなのもろともしない深い演奏、かーっ、ゲイリーのベースの響きの音の良さ、良さ、良さ!オーディオ地獄で聴いたらそこが三丁目だ。なんだそれ。

02 Agnus Dei [Faure:Requiem/ミシェル・コルボ指揮ボーイソプラノ1972年
うおお。フォーレのレクイエム。人類の至宝、天国のコーラス。地獄だの天国だの幼稚園児か。耳がレイヤーのスケールで聴取している・・・こ、こんなふうに聴こえるのかー!

03 If Grief Could Wait / Susanna Wallumrod Giovanna Pessi  [If Grief Could Wait
フォークのバラッドを歌うような女声、伴奏のような古楽器が拮抗する響きの前景化。これも、バリーガイらのダウランド・プロジェクト同型の、未来のリスナーに資する作品の試み。

04 Charmes - Pour Penetrer Les Ame / Josep Colom [Mompou - Cancons I Danses
05 kakyoku / 安田芙充央 [花曲
06 Louange a l'Immortalite de Jesus [Messiaen:世の終わりのための四重奏曲 ルーベン・ヨルダノフ(vln) ダニエル・バレンボイム(p)他
07 ハバネラ形式の小品 :Ravel / Ginette Neveu [ジネット・ヌヴーの芸術
08 The Little Match Girl/ Loren Mazzacane Connors  [The Little Match Girl

ECMフォーク古楽な3・9曲目に挟まれたこのエリアの5曲の並びは黄金である。
繊細なタッチたちを、かなり遠くからそれぞれ運んできてシェフがオードブルを作るかのよう。

モンポウを前座にして。

安田芙充央の『花曲』1曲目は生け花の如くに響く。ECMはなぜ安田芙充央のピアノを録らないのか。録れないのだ。聴きたまえ、この蜃気楼のゆらぎのような残響を。稀有な、稀有なバラッドである。

メシアンの美しさ、録音の透明さに耳をゆだねていると、アナログ盤を竹針で擦ってぱちぱち鳴る中で呼吸するヴァイオリンとピアノを渇望するところがある。

するとジネット・ヌヴーの録音がそれを果たすべく耳に到来し、”メシアンをヌヴーで聴きたい”という願望があったことに気付かされるのだった。

そして、ローレン・マザケイン・コナーズの分類不能性に漂うようなストロークが、「花曲」との狂気の併走状態に思えてくる。

09 An Evening Hymn / Susanna Wallumrod/vo Giovanna Pessi/baroque harp  [If Grief Could Wait

10 Ev'ry Time We Say Goodbye/ Ray Charles & Betty Carter  [Ray Charles&Betty Carter

この日本語ソング3連弾も至福だ。

11 思い出のアルバム / 小沢昭一
幼稚園の卒園式で園児たちが歌う親御さん泣かせの鉄板ナンバー。「あんなことー、こんなことー、あったーでしょー」。1981年にみんなの歌で発表されたスタンダード。園児なんてのは神の領域の生き物である。それを老いた小沢昭一が歌うのである。生涯神の領域に生き続けたような小沢昭一が。

12 どこまでも空 / 植木等 [植木等伝説
小沢昭一に続いて歌えるのは植木等だけかも?老いた植木等が歌う、しみじみ。

13 緑のアーチ / 湯川潮音 [風邪ひきかすれ声 NHK-FM LIVE BEAT
ラジオ音源?

14 Sanctus [Faure:Requiem / ミシェル・コルボ指揮ボーイソプラノ1972年
15 End/菊地雅章[Poesy
ここでフォーレ、プーさんと、前半の反転を体験する。閉じてゆくような感覚。

16 Old Friend / Simon & Garfunkel [Bookends
だしぬけに鳴ると、泣くわよ。1981年、ぼくは武蔵小金井駅北口に、同じく新聞配達奨学生として上京し、同じく抜け出したかった同級生たにやん、彼はサンケイ新聞で鹿児島出身、ふたりでアパートを借りて住み始めた春だった。「ボクサー」て曲、いいよ。「コンドルは飛んで行く」は聴いたことあるね。うわ!この音楽は「スカボロフェアー」ていうんだ。拓郎派だね、ぼくは陽水派。

17 Stravinsky Orchestral Works#14 / Dennis Russell Davies指揮 Stuttgarter Kammerorchester ECM盤
ストラヴィンスキーECM1826。
回想する円環。



2014年03月27日(木) 津田ホール。現代音楽新作のコンサート「Point de Vue(ポワン・ドゥ・ヴュ)」




あたた。この不景気に5000円2枚組CDを買ってしまったので赤字転落、ガラガラガラ。
夏に北海道へ行くことは、やはりできないや、妹よ。あれが北海道見納めだったかと、思う。

仕事の見通しも厳しく。

old friend simon & garfunkel に涙する。

小出裕章著『今こそ”暗闇の思想”を−原発という絶望、松下竜一という希望』(一葉社)2013、1050円、アマゾンしてしまう。

津田ホール。現代音楽新作のコンサート「Point de Vue(ポワン・ドゥ・ヴュ)」、耳は歓んだ。

若い演奏家たちの、その動きの初々しさ付きの、情熱付きの、名演奏。連打。

合唱グループの多焦点聴取。

マウリツィオ・カーゲルで断ぜられない今日のハプニング。

古典も現代も突破する鈴木輝昭の弦楽四重奏のかがやき。

島根からバスで12時間かけてやってきた中学生36名の声、声、声。今日の輝き。



『狐のうた/三善晃:児童合唱作品集』レビュー

語りかける音楽の力が、酷たらしい現実を潜り抜けて魂の実在へと転化するとき、現実は、もはや新しい意味を担われてそこにある。それこそが、音楽を演奏し聴くという人間の行為がかろうじて果たし得る「責任」のかたちであり、同時に守るべき「可能性」でもあるだろう。

『bergmal - echo (こだま)/Ragnhildur Gisladottir - Stomu Yamash'ta - Sjon』レビュー

ECMの全アルバムと引き換えても、このCDを手元に置いておきたい位である


2014年03月26日(水) 高橋裕作品集コンサート「和と洋の想を聴く」




お昼の光が丘IMA。晴れているのにこんな写メになる。この建物の奥はショッピングセンターで小さな子どもを連れたお母さんやおばあちゃんがわんさか歩いている。

文京区シビックホールへ。
池袋で丸の内線に乗り換えて後楽園改札を出るとすぐ。区役所の中にホールがある。葬儀屋をしていた時に埋葬手続きに何度も来たよなあ。年取ると東京じゅうのあちこちが想い出の空間になっている。

有希にこないだ話したけど、18の春に新聞配達奨学生で上京してその夏にママが上京してきてこの辺りで待ち合わせしたんさ、中華料理をフクシとふたりにご馳走してくれたっけさ。ママはまだ39だったんだね。当時おれはどこか照れくさいだけだったけれど、今想うと、心配で仕方なかったんだろうね。その時のママのぎこちない笑いやちょっと過剰な反応のことが思い出される。


高橋裕作品集コンサート「和と洋の想を聴く」。

【指揮】高橋 裕
【管弦楽】オーケストラ・アンサンブル金沢
【笙】石川 高
【琵琶】田中 之雄
【ヴィオラ】須田 祥子
【能楽・シテ】観世 喜正
【能楽・囃子】神遊

笙とオーケストラのための“風籟”
琵琶とヴィオラ、オーケストラのための“二天の風”
能とオーケストラのための“葵の上”

前半の1・2曲目は、これはたまげた。宝だ。
和楽器とオケのコラボにはほとんど期待していなかった。

笙の音色、その楽器の歴史的タイム感覚からすると、オーケストラと指揮棒は五線譜ワールドから逸脱しなければ音を合わせることはできない。響きのドローン状態、響きのレイヤー構造が必然的に導き出されている。作曲者高橋裕はそのように頭で考えたのではなかったのもわかる。何というか、獰猛な欲望、一線超えの狂気?までが書き込まれているのではないか。笙の響きとの強くて静かな響きの融解。未踏の響き。コンサートホールで生で聴けるなんて。

2曲目は昨年の作品。空間と沈黙、石の打音や竹の破裂音を風景に溶け込ませたもので、これはまるでECMと地続きではないか。凶暴なファンタジーが潜んでいる。スコアで成し遂げようとしている果敢。

すごい作曲家がいたものだ。思わず2枚組CDを購入してしまう。

幹事長が来ているのではないかなーと開演前はきょろきょろしていたんだが。休憩になってロビーに探しに行く。すぐななめ後ろ50センチの席に座っていたとは。わはは。

後半は、ステージは能の舞台、本物がそのまま。オケがステージの下、コンサートピットに埋まっている。こんなことしていいのか?完成された能の舞台へは足し算も引き算もできないものだろ。能を鑑賞しながら、そばでラジオのクラシック番組が放送されているような余計。タイミングや心象表現は映画音楽のようにカンペキに合っている。それは見事。心意気も称賛できる。

いずれにしても、能はすごい。

人形浄瑠璃も人類最高峰の芸術だと思う。


備忘リンク
「CD−R、DVD−Rの寿命は案外短い?」

くるまに載せるCDRは全部元CDRを保管するようにしている。
それでもCDRは持って20年だ。市販CDはどれくらい持つのだろう、アナログより持たない。
世界3大レコードメーカーはCD生産やめるというニュースがあったけど?

ドイツZDF「フクシマの嘘 其の参」

馬淵が「国から金が出る」と言うところ。暗部を突いている。
さすがドイツは容赦ないドキュメントを作成するなあ。

HIP HOPの歴史を変えた J Dilla aka Jay Deeと仲間たちの偉大なる伝説

アイフォンでちょこっと聴いて買ったJディラ「The Shining」だったけれど、CDを手にして、以前聴いたことがあった、全くつまらなかった、ことを思い出した。やっぱり、つまらなかった。理解はできるけど。

「J Dillaといえば、ア・トライブ・コールド・クエストのアルバム、特に3枚め4枚めは、聴かれていますか?90年代の全ジャンルを通じてベスト3入りすると思います。ベストワンかな。」
それ聴いてない!

スティルライフのYouTubeもいっかい



2014年03月25日(火) 編集CDR 『RAM02』 『デトロイト』 20140325





今日はかなみん26の誕生日。きよりんの春期講習上京は30日から3日。

仕事先の1週間くらいご無沙汰だったパクさん24、きくと父親が亡くなり帰っていたと。韓国では7日ごとに7回の葬式をするのだそう。七回の別れ、と、いうのだ。昔は父親を亡くすと3年間はお酒を呑めないしきたりだったとか。少しバイトして7回目のためにまた帰国する。

日本の四十九日だ。

葬儀では、坊さんに頼んで四十九日を繰上げ法要としてその日に済ませてしまうことも多い。その場合坊さんへの謝礼は上がり、葬儀屋料金も少し上がる。形骸だのに。

うちなんか坊さん呼ばなかったし、みんなで線香立てておしまい。納棺師のおじさんの技には、とても感謝している。あの儀式のひとときに、ぼくらはとりあえずの一歩を踏み越えることができたのだったと、随分時間が経ってから思い至る。

台湾の立法府が学生によって占拠されている。中国との貿易協定に反対している。

アメリカの子どもの25%が貧困状態にある。日本など他の先進諸国では子供の貧困率が5%以下。奴隷制の復活みたいだな。

最近の新卒の若者は、大学の奨学金(要返済の借金)にキツキツになっているのが多い。いま国公立大学でも学費はえらく高い。それでブラックな低賃金に勤める。本やCDは贅沢品。そのくせケータイゲームで数万から十数万費やしたりしている。

オザケンが16年ぶりにいいともに出たのを録画しYouTubeも観た。『LIFE』が街に流れた94年にはケータイもネットも無かった。

中村とうようが、ケータイで音楽産業の売上が壊滅的打撃をこうむったと言ってたよな。

ケータイの費用が発生するのと若者がさらに貧しくなるのは同一曲線である。

むかし親友のフクシがネクタイは飼い犬のクサリだと若者らしいセンスを言っていたけど、ケータイにそれを感じていたな、おれは。

子どもたちのケータイは一時3まん7千円月額だったけど今月は21362円。

独りでなんかいられないのは、実際に出会うことから得る触発の芽のほうが、実りが多いことに気付くからなのかな、とは、遠回りしてへとへとになってオジサンになってからわかったり。

明後日だった。
3月27日(木)19:00 Point de Vue vol.8
島根県出雲市立第一中学校合唱部、浜崎香子(指揮)鈴木あずさ(ピアノ)ほか
●三善 晃:童声合唱組曲『オデコのこいつ』
ほか鈴木輝昭、石島正博、小森俊明、森山智宏、山口恭子、平川加恵の新作初演
■全自由席:3,000円
→Point de Vue事務局 point_de_vue8♪yahoo.co.jp

編集CDR 『RAM02』 20140325
01 Age Of Adz / Sufjan Stevens 2010
02 Souveir / Orchestral Manoeuvres In The Dark 1981
03 Lineal Part 1 / Nick Hennies 2009
04 Broken Arrow / Baffalo Springfield 1967
05 John Boy / Brad Mehldau 2010
06 Playa Playa / D’angelo 2000
07 Forbidden Colours / John Zorn, Ohta Hiromi, Christian Marcley, The Kronos Quartet 1987
08 Indigo / Stilllife 2013

名優ばかりの映画みたいな選曲構成。

編集CDR 『デトロイト』 20140325
01 Teacher Don’t Teach Me Nonsense / Fela Kuti & Egypt 80 from 『Live In Detroit 1986』 2012
02 Telstar / The Tornados (Prod:Joe Meek) 1962
03 Heinrich Scheidemann : 「主キリストよ、神のひとり子よ」 Herr Christ, der einig Gottes Sohn
04 J.S.Bach : 「汝の玉座の前にいまわれ進み出で」 Vor deinen Thron tret ich hiermit, BWV668 / Gustav Leonhardt
05 small metal workshop yaounde
06 night and morning atmosphere / Christina Kubisch und Eckehand Guther from 『MOSAIQUE MOSAIC』 2013
07 So Far To Go feat. Common & D’angelo / J Dilla 2006

フェラ・クティの86年デトロイト公演のトラック、34:02、TDKのカセットのデザインがたまらないが、
なんかさ、
86年の空気が詰まっているんだよ。

届かない夏祭り、いつまでも終わらない。


2014年03月24日(月) musicircus 「この一年に聴いた10枚」企画第一弾5名分を更新




musicircus 「この一年に聴いた10枚」企画
第一弾、わたしと岡島豊樹さん、長井明日香さん、福島恵一さん、北村卓也さんの5名分を更新しました。


オールカラーでブックレットにして持ち歩いて読みたい。紙媒体にしたいぜよ。当たれ宝くじ、買ってないけど。


三善晃コンサート関連の、夢中のピークにあった頃の二度と書けないテキストも復刻されました。
少女と生と死は隣接している。いいこと言うな。
いやー、笑える。同性間では孤独だったが異性間では弦楽六重奏状態

ん?

ち、ちょっと待ってくれ、Jazz Tokyoサイトから紛失されて未来永劫再読できないものと諦めていた(わたしはテキストファイルすべて捨てるのだ)
おやじカンタービレ、ニセコロッシコンサートツアー全文!!!が、復刻されているでわないか。

おやじカンタービレ2の前文は絶品だ。


幼稚園から吹き続けてはいたが2年生になるまで謂われのない教師のバッシングにあい苦労していた。
 
ある日となりのともこちゃんがふたりっきりでおしえてくれた。
 
帰宅するなり「ママ!ハモニカにもドレミファあるんだね!」と叫んだおれ。

「あんた、いままでどやってハモニカを吹いてたんだい?」と母親。  

おれは3年間もデタラメに息を出し入れしながら、みんなが演奏する音楽に自分が放つすっとんきょうな音色が混じっているのを、その不協和音を楽しんでいたのだった。

音楽はアヴァンギャルドなものとして到来した。  

ウルトラマンの怪獣の咆哮に毎日興奮したが、それは当時の現代音楽であった。

4年生になって音楽クラブにはいって大太鼓をやった。

わたしの好きな女の子ベスト10にんのうち9にんが音楽クラブに入っていたのだ。

かわいい女の子たちがピアニカにくちをつけてほっぺたとゆびをうごかしているのを見るのが好きだった。

ピアニカがいっしょうけんめいになると、おれもいっしょうけんめいになってタイコをたたいた。

音楽は女の子のうごきだった。  

ランドセルを揺らしながら当時は丸暗記していたベートーベン『運命』の第4楽章をくちずさんで帰った。

紅潮するほっぺ、うごくゆび、ピアニカ、おれのタイコ、運命、まさにシュトルム・ウント・ドランクな函館市港小学校だ。

6年生になって新しい恋の音楽、アグネス・チャンの「草原の輝き」とチューリップの「心の旅」、に出会って、音楽クラブをやめてしまった。


2014年03月23日(日) タダマス用ツーショット撮影会




わはは、夜勤前にタダマス用ツーショット撮影会へ、表参道の中華屋さんも美味しかった楽しかった。レディオヘッドねたで大笑い。

おかしいな、痩せると羽生結弦そっくりなのだが。宇宙規模で見れば。

なんだよキースのCD買ったからってこんなジャケのキースをオススメしてくるのか!アマゾン、馬鹿にして、んあっ、き、聴きたい気がする・・・

モザイクモザイクを聴いて夜勤明け、いつも通らないルートで天気がいいので光が丘図書館、右へカーブを曲がると月曜は休館日だということに気付いて5キロ遠回りドライブ。

タガララジオ推奨でエリソ・ヴィルサラーセを何人から感想をいただく。地球規模で交信している幸福感に包まれる。

CDRに2トラックのパイプオルガンの。聴きながら。







2014年03月22日(土) ドンキホーテ新カード Majica! ・ Jazz Tokyo更新レヴュー4本リンク




ドンキホーテのチャージ型ポイントカード「Majica!」まじか!ネーミングがいい。千円で10ポイント付く。1%。きらら397、5kg、1800円弱だわ。


はああ。ジョーミークの3枚組CDがイオンのCDショップで千円で売っていたのを、聴く。

チープな電子音響と断ずることができない。遥かな憧れの60年代が聴こえる。北海道砂川市のモータリゼーション。おばさん病室で「今日は2台売れた」と叫んだ2013年。黒塗りのベンツで国道を走ると、砂ぼこりが立った。

Jazz Tokyo でタガララジオ41と同時更新したのは

ディスクレビュー「ヴィジェイ・アイヤーECM盤」
「作品としては、2005年に初演された「Momentum(変容)」組曲、の、前後にピアノ・ソロを配置した仕立てである。弦楽にクラシック定規をあててはいけないし、エレクトロニクスに音響表現を見てもいけないし、ジャズ・ピアニストとしての歴史的判断を試みてもいけない。
もっと脱線すると、菊地成孔DCPRGにマイルスをあてても聴こえない、むしろ菊地雅章のAAOBBをヒントにスフィアンのパラノイア性や、楽曲の全体性(10分をこえるような)から逆演算したかのようなクールな演奏の視野といったものを受信しなければ不十分なように、このヴィジェイ・アイヤーの『Momentum』は受信されなければならない。」

コンサートレビュー「B→C バッハからコンテンポラリーへ 158 藤原 功次郎(トロンボーン)」

「アンコールの前に、藤原は語った。阪神・淡路大震災の時は小学校5年生だった、と。被災した友人、亡くなったクラスメート、...ぎこちなく言葉が途切れて詰まる。そして、今後の活動の抱負を語る藤原。演歌歌手のステージ大円団みたいだと、それはいい意味で、それはそれでいいではないか。旬の『軍師官兵衛』を、「アメイジング・グレイス」を、と、2回アンコール。色々な意味で出来過ぎの感もあるけれど、スター誕生というのはこういうものだ。
アヴァンギャルド系で斜に構えるのが性質のわたしだけれど、このような太陽のような演奏には素直に賞賛を掲げたいと思う。」

コンサートレビュー「アーロン・パークス・トリオ&ソロ」
「アーロン・パークス、1983年生まれの30歳。悠さんが「彼はどこの出身?」ときいて、稲岡さんが即座にぼそっと「公園。」と言い、おれが「アメリカでしょ?」、稲岡「だからアメリカなのはわかってるって」と噛み合わないでいて、10秒遅れで「なにそれ!パークスだから公園?」と吹き出し笑い。パークスはワシントンの出なのだな。」

コンサートレビュー「岩崎洵奈ピアノ・リサイタル Ballade〜人生を語る名曲〜」
「ピュアネス、しなやかな強さ、音楽の波、呼吸・・・。決め!決め!決め!でポイントをクリアしてゆくような、またはそこに優雅なタッチなり、文章でいえば決めセリフをどう見事に配置するか構成するか、に、傾くのではなく、そういうラインの芸術点は欲しがらずに。彼女のピアノは句読点のなだらかさの読みを持続させてゆくことに集中している。それは、健気なくらいの旅路だ。」


2014年03月20日(木) トッパンホールへ。山根一仁のリサイタル。18さい。




明日のいいともで小沢健二が登場???!!!


NHKスペシャル「病の起源」を視聴する。
夜勤労働者はメラトニン生成が弱くなり、がん抑制が半分以下になるらしい。

現金輸送ドライバー時代から、15年も夜勤生活している。
賃金の夜勤手当があるから、タバコもコーヒーもレコードもコンサートも行けてるんだぜ。

まさに命懸けのリスナーなのである。

兄ちゃん、夜勤生活やめなー、早死にするよ、夜勤してたひとはボロボロになって焼き場で骨が残らないんだからさ、と、5年前から言われていたな。

NHKで東京クァルテットの日本でのラスト公演バルトーク、中村紘子69リサイタルワルトシュタイン。どちらも歳月を感じさせる、ファンには味わい深いもの。悪くはない。だけど、ネーミングと老齢化を重視されていくクラシックのジャンルとしての夕暮れを感じる。スポットを当てるべき若い才能はたくさん居るはずだ。

タガララジオ42入稿。今回は現代ジャズ発火盤の入手ができなかったので、ジャズマーケットの目玉盤であるメセニー、メルドー、ガッドを並べた。これではジャズも夕暮れだと感じるセレクトだ。

トッパンホールへ。山根一仁のリサイタル。18さい。

ビーバー:《ロザリオのソナタ》より 第16曲〈パッサカリア〉
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 Op.27-6
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
ベリオ:セクエンツァ 第8
タルティーニ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第24番 ニ長調
エルンスト:シューベルトの《魔王》の主題による大奇想曲

驚異の技巧、唖然。佐藤俊介29のライバル出現。でもイザイはお手本をなどっている感じだし、ビーバーは弾けてます以上のものはない。バッハはよく練習できている。なんだかオリンピック競技を観てきた感じだ。わたしが感じている音楽って何なんだろー。シュニトケもお手のもの、なんだ。弾けることと表現することは違う。18さいに求めるのは無理なことだな。


2014年03月19日(水) 中華飯店、同發でランチコース。ホルモン皿追加。




ハンチングニセコロッシ@羽田空港
ハンチング刑事 (デカ)、聞き込みのため出張。事件を見事解決できるのかー。
パットメセニーユニティバンドのクリエイティビティを尾行中!


妹が父母を青山墓地にある解放運動無名戦士墓に祀る式典に上京した。

小石川図書館に寄って、横浜中華街に出かけた。中華飯店、同發でランチコース。ホルモン皿追加。關帝廟でお線香とお参り。

羽田空港で反対側のターミナルに駐車してしまい、京急線の連絡通路を腹ごなしに歩いたよ。

「お金ある?首都高から横浜までドライブしよー」「ベイブリッジの真ん中で禁止されている停車をして外に出て景色を眺めてた」「レコードも本も無いなら話すことないべ」という若き日の兄ちゃんの行状を憶えているのか、妹よ。たはははー。

横浜中華街を4さいのかなみんを連れ歩いてフルーツパフェを探した21年前。

窓から通りを見下ろして。ぜったいこの辺り、歩いていたんだよねえ。見えるようさ。想う。

いやあ、パパとママに置いてけぼりくったみたいだね、ぼくたち。でも、日々の中にパパとママは居るしさ。考えてみたら、ぼくたちのからだがパパとママだった。なんだ、まさのりとかあきとか、ワタシは何者かとかではなくて、ぼくたちはパパとママなのだね。と、笑いながら美味しい料理を食べた。

まりえちゃんは味覚が天才なんだから、中華街に連れて来なきゃだめだよー。そこも英才教育しなきゃね。


編集CDR『DECEMBER SONGS』と、プーさんのグレイトトリオ『テネシーワルツ』(これは聴いたことがあるだけで音源を所有していなかった)が届く。

















2014年03月15日(土) 音響派/リダクショニズムに対する強烈な批評




86年だっけ?クレーメル、アファナシエフ、カシュカシュアンというECMが携えるキラ星の如くの3にん、昭和人見記念講堂。

兄さんからのお下がりハンチングでお出かけお出かけ。


福島恵一さんのレビューに潜む音響派/リダクショニズムに対する強烈な批評


「最後に挙げた盤のレヴューでインプロヴァイズド・ミュージックに愛想尽かしをしていた時期について書いているが、それはDonedaが2002年の『Spring Road 01』を最後に、ほぼ自身のレーベルPuffskyddに引きこもり、わずか50枚限定でリリースしていた期間とも響き合っている。これは後になって知ったことだが、多田雅範もほぼ同じ時期に同様の状態に陥っており、当時を振り返って、『春の旅01』でフリー・インプロヴィゼーションは終わった‥って感じてたよねーと話し合ったりしたものだ。」

そうそうそうでした。ドネダのコオロギレーベルからの録音技師すらも共演者クレジットした透明ポストカート盤2種を聴いて、そして『春の旅01』でインプロが終わった、と、当時、同時に思っていたのだ。ホントですか!というくらいの顔見合わせの会話@月光茶房。そして坂本真綾の『少年アリス』が最高傑作だと思って過ごしていたのまで同時期だったとは。

音響派/リダクショニズムは聴く気にならなかった。
Jazz/Improvとしてランキングを掲げる態度は02年が最後だったのだなあ。

(われながらひどい作文だー)

間もなく第一弾更新予定のmusicircus今年きいた10枚企画も楽しみ楽しみ。


名盤と言える編集CDR登場!

編集CDR『無題あるいは花曲』 

01 Tennessee waltz / Great3 菊地雅章 [Tennessee waltz
02 Agnus Dei[Faure:Requiem/ミシェル・コルボ指揮ボーイソプラノ1972年
03 If Grief Could Wait / Susanna Wallumrod Giovanna Pessi  [If Grief Could Wait
04 Charmes - Pour Penetrer Les Ame / Josep Colom  [Mompou - Cancons I Danses
05 kakyoku / 安田芙充央 [花曲
06 Louange a l'Immortalite de Jesus[Messiaen:世の終わりのための四重奏曲 ルーベン・ヨルダノフ(vln) ダニエル・バレンボイム(p)他
07 ハバネラ形式の小品 :Ravel / Ginette Neveu [ジネット・ヌヴーの芸術
08 The Little Match Girl/ Loren Mazzacane Connors  [The Little Match Girl
09 An Evening Hymn / Susanna Wallumrod/vo Giovanna Pessi/baroque harp  [If Grief Could Wait
10 Ev'ry Time We Say Goodbye/ Ray Charles&Betty Carter  [Ray Charles&Betty Carter
11 思い出のアルバム / 小沢昭一
12 どこまでも空 / 植木等 [植木等伝説
13 緑のアーチ / 湯川潮音[風邪ひきかすれ声 NHK-FM LIVE BEAT
14 Sanctus [Faure:Requiem/ ミシェル・コルボ指揮ボーイソプラノ1972年
15 End/菊地雅章[Poesy
16 Old Friend / Simon & Garfunkel[Bookends
17 Stravinsky Orchestral Works#14/Dennis Russell Davies指揮  Stuttgarter Kammerorchester ECM盤







2014年03月13日(木) 「赤岩和美」先生のお名前




サントリーホール溜池山王に向かう南北線飯田橋の駅のホームにいるとブリティッシュロックやプログレを聴きたい気持ちにさせられるのはどうしてだろう、これからクラシックを聴きに行くのに何の気のせいだろうとかれこれ5年間、謎が解けた。

「赤岩和美」先生のお名前がここにおられたのである。

それに反応できるこないだ月光茶房でお知り合いになった音楽マニアの方とラダメス師は同じ苗字なのであった、お二人からほぼ同時刻にメールがきて、クラシックのピアノについての見識がわたしを含めて共有するものだったから、意識がクラクラしてしまった。

ジャレット=マカルスキのバッハヴァイオリンとピアノのための6つのソナタを、相対化する耳になってしまったのだわ、ちょっとだけ寂しい。

橋本京子というすごいピアニストのCD『4大B+ブルーメンフェルトによる舞曲集』を入手する。このスタインウェイの表現ならラダメス師も許容されるのではないだろうか。

奈良のお水取りに高速道路ダッシュ往復する予定で平日3連休にしていたのだが、寒くてやめてしまった。Jazz Tokyoの入稿が詰まっていたし、バテてもいた。

ダンスとの共演による高橋悠治ゴルトベルク、紀尾井のシフ、いいなあみんな。


ラダメス師から作曲家柴田南雄先生のフレーズ
『われわれは、音楽の演奏によって、ただ感覚や情諸を楽しみ、複雑なスコアの音符や記号を正確に再現するのにいくら感心しても、じつは始まらない。それはたんなる素材である。それにとどまらず、われわれはマーラーならマーラーの交響曲の構造を通じて、それが生み出された時代が、生き生きとした姿でわれわれの生活の中に再構築されるのを体験したいと望む。むろん、われわれはその時代を現実に知っているわけではなく、小説や劇や映像や論文などによって、各自がばらばらなイメージを抱いているだけであるが、十九世紀末のヨーロッパ文化の文脈とこの演奏との間にはどのような関わりがあるのか、ということを興味の対象にせざるを得ない。つまり、関心の薄い、たんに今日的な感覚で複雑なスコアを見事に再現した演奏であるかは、わたくしにとって、ほとんど面白い演奏かつまらない演奏かの分かれ目になる。」







2014年03月12日(水) 今年のお水取り




2014年03月11日(火) 20数年前けいまくんが帰るとき「帰っちゃやだー」と泣いた松島のお兄ちゃんと




20数年前けいまくんが帰るとき「帰っちゃやだー」と泣いた松島のお兄ちゃんとです。

たださんの奥さんからバーズやドノヴァン教わりましたよー、あの頃30枚くらいのレコードだったのがたださんに会って今では2000枚ですよー。

今夜、月光茶房でタダマス「益子博之=多田雅範 四谷音盤茶会」フライヤー用の写真撮影があって、出版社の部長になってた松島くんとも待ち合わせ。

原田正夫兄さんが「赤似合う、ハンチング帽がいい」と、すげーゴージャスなハンチング帽をお下がりにしてくれました。

夜、フライヤーのプロフィール写真を撮るために多田さんと益子さんに来てもらいました。
多田さんは絶対赤い色が似合うと思っていたので、赤のシャツ、他にネイビーのシャツ・ジャケットや色とりどりのスカーフ、さらにハンチングまでわたしのワードローブからセレクトして用意。
多田さんに赤いシャツを着てもらったらばっちりじゃないですか!
さらにヨージ・ヤマモトのスカーフを巻いて…ご覧のとおりに。
撮るわたし自身が遊びすぎてしまったので、結果、プロフィール写真には使えなくなった1枚…


















あのー、どこかでお会いした気がするのですがどちら様でしたっけ。
(おい、いったいこのオッサンはだれや?)


2014年03月10日(月) 多田父子。アシュケナージ父子。




そうだ、無職プー太郎な2年間には、こんな日もあったなあ。
背景はきっと茫洋とした海なのだ。
なんとか現実にしがみついて生きる未来の3にんの姿をトレースしていた写真だと想う。


アシュケナージ父子@サントリーホールに行ったんだが、
20世紀を代表するピアニストなのに、息子と小銭稼ぎして日本横断ツアーしているだけの代物だったのだ。

ほんとにオレの耳は大丈夫なのか?ブッ壊れたのではないか?と内心おろおろしていた。

仕事で知遇を得たクラシックファンのラダメス師から以下のメールが届いた。

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アシュケナージは昔から評価の高いピアニストですが、レコード聞いても、演奏会でも、私には何も感じられず、その評判ゆえ、踏ん切り悪く、「相性が良く無い演奏家」としていました。

 ロスでフィルハーモニの会員だった時、隣で口を訊いた事のなかったお婆さんが話しかけてきて、アシュケナージのそれに、「あたしは、何にも心が動かなかった。」と言ってきたので、「私もです。昔から評価は高く、音も音楽も奇麗だが、音楽を感じた事がありません。」と言ったら、「ほら、彼も感じなかった。」と皆に言い触らしていた事を思い出しました。

 ジュリーニの内面から吹き出るようなブラームスの冒頭音楽に感情が感高まった時に、空気を感じない無色透明な音が繰り広げられるので、邪魔なピアノ音にフィルターをかけるのが悲しかった。「だから指揮をやってんだな」「N響も馬鹿にされているのに、たかが知れている」と冷ややかに見ていました。

舞台に乗る価値のない音楽性の息子のデビューに、何で金払って付き合わなければならないのか、音楽の没落の起因は「チケットぴあ」ですが、促進させたのは「サントリーホール」であることを、この機会に指摘させていただきます。外の広場でやれって言うほどの物だと感じます。CDの販促かよ。カジモトのオンタンチン。

まだ魔法が半分解けてなく、幻のベールで穴を隠していた「ラザール・ベルマン」が息子のバイオリンと組んで息子の日本デビューリサイタルを無理やりやったのに付き合いましたが、音楽の差を感じるだけで何もありませんでした。 そんなところで、23日(日)にサントリーに行き、ゲバントハウス管弦楽団を聞きます。指揮は拉致したいほどのシャイー。

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基本、音楽は孤独で聴くものである。
が、いくらマイナーであるような意見であっても同じことを感じているひとが存在するというだけで、救われるというか、勇気百倍なのである。

Jazz Tokyo レビューはこれくらいで収めておくのだ。
招待券をいただいておいて、プロモーションにならないテキストを投稿するというのは道義に反するものである。

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旧ソ連の至宝、20世紀を代表するピアニスト、ウラディミール・アシュケナージ。

クラシックのファンではないのに、レコード芸術を10数年買っていた(80年代半ばから90年代後半あたり)。ヨーロッパのジャズのレーベルだったECMがクラシックをリリースする”ニューシリーズ”を始めたので、どのように国内盤になってクラシック界で評価を得るか関心があったからだ。アシュケナージのグラビアも記事もたくさん見た、ピアノの王者のようなハンサムなおじさま、職場にはファンの上司がいて何枚かLPやCDを借りたことはあった。わたしは若者らしくグールドやアファナシエフやミケランジェリが好きだった。

1955年の第5回ショパン・コンクールでアシュケナージが2位になったことに、ミケランジェリが不服で審査員を降板するというドラマに驚く。ミケランジェリとはピアニズムが違い過ぎるではないのか。まだまだピアノの奥は深い。

旧ソ連の至宝といえば、こないだエリソ・ヴィルサラーゼを聴いてノックアウトされたばかりだ。

20世紀を制覇したアシュケナージの初体験。息子ヴォフカとのピアノ連弾プログラムを聴いてきた。

76歳のアシュケナージは小柄の白髪のおじいちゃん、頭一つ長身の付き人運転手のようなハンサムおじさんと登場。

さすがに老境の身動きではあるけれど、その強靭なタッチに度肝を抜いた。なるほど、これが20世紀を制覇したヴォイスだ。絶頂期のタッチを演算するように耳を傾ける。ヴォフカのピアノも、的確であり、さすが教育者の道を歩むひとの折り目の正しさである。強烈な天才スターを父に、父と同じ道を歩む息子の人知れぬ苦労も挫折もあったのではないだろうか。勝手に想像しては頭が下がる思いがする。

息をのむという突き詰めはない。クールにゆとりを持って合わせて音符を組み上げている。異なるピアノを弾いているのか、ピアノの向きでこんなに響きが異なるのか、二人のピアノタッチの差異なのか。二人のピアノ・タッチの質量の差といったものは明白で、それは巧拙というものではなく、おそらくピアニストとしての性質の違いだ。どう歩み出ても猛獣であるような父親のピアノに、高性能コンピューターで最適解を瞬時に突きあう図式が見える。音楽はばっちり合っている。合うことがこの音楽の生命線であるかのように、父子はその瞬間の連なりを呼吸しているのだった。

そしてシューベルトもブラームスも、同じように楽譜が視界に映るような演奏だった。

2台のピアノ連弾で、シューベルトやブラームスのオーラを漂わす演奏は不可能なのかもしれない。そういうカタチの楽譜の演奏、味わうべきは二人のピアノタッチのコンビネーションの妙、だということは了解できた。2台のピアノで弾くオーケストラのような響きを堪能する、それ以上でも、それ以下でもない。それだけでもかなりな高水準な技能なのだ。

ストラヴィンスキーの『春の祭典』は20世紀を創った楽曲だと、評価している。特別な、デモーニッシュな、革命的な音楽だ。これの2台ピアノ連弾版をストラヴィンスキーは書いていた。知らなかった。可能なのだろうか。可能なのだろうか?ストラヴィンスキーにきいてみたい気がする。アシュケナージ父子は、前半のシューベルトやブラームスと同じように楽譜が視界に映るようにしか弾けないでいる。アシュケナージ父子をもってしても、精密な曲芸以上にはトリップさせられないでいるではないか。

アシュケナージの新作は、アニメーション作品『スノーマン』のテーマ曲「ウォーキング・イン・ジ・エア」を含めたハッワード・ブレイク作品集だという。『スノーマン』は、幼少期の記憶を召喚して誰もがお布団の上を飛んで行ってしまうという、類まれなコアな作品だ。この旋律の喚起に抗うことはできない。アシュケナージの老境が、この旋律を弾くというのは、とても21世紀的なことだと感じる。ポピュラー音楽を愛好するわたしは大歓迎だ。


2014年03月09日(日)






2014年03月08日(土) タガララジオ41更新




10何年前だ?
手と顔に塗り潰した葉っぱを貼りつけてこちらをにらむ恋ちん、なるほどアートなガキだった。
かなみん不敵に色っぽい。きよりん、きよりん。





日記を書いていないと、何も記憶に残らないのだし、数ヶ月前の日記を読むと忘れているのだし、出てきた編集CDRの曲目はわからなくなるし、メモにある編集CDRにこれを聴きたい!と騒いでも部屋のどこにも見つからない。

編集CDRほか4枚届く。渋谷毅のライブ!これは貴重だー
すげーいい曲ばかりだ。

メセニー、メルドー、ガッドの話題作を聴いて通勤していた。どれも楽しめるんだけど、夢中になれない。いい仕事だとレビューするのは簡単なことだ。

タガララジオ41更新

Jazz Tokyo に入稿して、2週間経つとすっかり書いた内容を忘れている。

「スノーマジックファンタジー」「グッドバイ」をカーステでかけても、夜勤をしている天井有線の身体感覚がまとわりついてきて、うまく没入できないところもある。

高橋悠治の視野でもって、メセニー、メルドー、ガッドの演奏を聴くならば。いや、やめとこ。この3枚はタガララジオ42に並べるんさ。

天井有線がバンプ Bump Of Chicken の新曲らしきものを流しはじめている、かな?
ラド Radwimps をこれから聴くのに。

寺山修司「さらばサラトガ」を聴く。
きゃりーぱみゅぱみゅのアート演出する増田セバスチャンは寺山修司「書を捨てよ街へ出よう」に影響されて開花した才能。言われてみれば、なるほどと合点がいく。


2014年03月07日(金) 夕暮れに石神井の寮へ行って恋ちんを拾って浅草へ




よったん、小樽での写真。画像の質感もいい。うらやましい。

5日。

夕暮れに石神井の寮へ行って恋ちんを拾って浅草へ。ボロなジャージで出かけていてズボンが欲しいよなとユニクロに入るけれど商品は奴隷の作業着にしか見えない不気味さでやめた。浅草で仕事が終わったかなみんと合流し、レバニラ定食をいつもの中華屋へ。ここは美味しいなー。

蛇骨湯でゆっくりして、血圧64−98なのは恋ちんも同じだ。かなみんの婚約者と合流してデニーズ東浅草店。解散して、6号を北上して取手に恋ちんを届けて真夜中。ふたりでミスチルベストを歌っていたな。

またそのハナシすんのかー、見るだびに太ってってるな。やかましー!

は?どこだかの湖のそばの山の中にある土地があって、ライフライン無しの。相続。

通り向かいの賃料11万だったマンション築30年3LDKが9万になっているから、世間の不動産好景気はオリンピックエリアについてのハナシであって、東京は郊外から少子化・高齢化・過疎化が進んでいるというのは本当だ。埼玉の秩父のほうになるとマンション中古販売300万てのさえある。

やめときな、中国産の干しシイタケで味噌汁のダシ取るのは。





musicircus presents
ニセコロッシ JAPN 2013



夕焼け小焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
お手々つないで みなかえろ
からすといっしょにかえりましょ

子どもが帰った あとからは
まあるい大きな お月さま
小鳥が夢を みるころは
空にはきらきら 金の星

作詞:中村雨紅 作曲:草川信 

2014年2月23日(日)、石川県立音楽堂にて、三善晃「三つのイメージ」を終えて、予定していたというアンコール、指揮山田和樹さん。タイトルは言いません。すっと歌声が響く。お、「夕焼け小焼け」。

特段に音楽好きじゃなくても、老いも若きも、国民的な夕焼けの情景を共有している歌。



杏林大学病院で聴いているんだなあ。


おそるべき子どもだった三善晃。





管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢、合唱:












Chris Potter 『The Sirens』 ECM
当代随一のサキソフォン・コロッサスがECMに合流。新時代の幕開けか?
http://tower.jp/article/series/2013/03/11/chris_potter
intoxicate vol.102(2013年2月20日発行号)

Craig Taborn Trio 『Chants』 ECM
ECM新時代を告げる重要盤。 中心にはまたしてもトーマス・モーガンが!
http://tower.jp/article/series/2013/07/11/craig_taborn
intoxicate vol.104(2013年6月20日発行号)

今年は、どの年?



モチアン・メソッド、TPTトリオensemble improvisation、The Sea / Ketil Bjornstad、三善晃合唱+オーケストラ作品、ガスターデルソル「Upgrade & Afterlife」、Three Men Walking Maneri/Morris/Maneri、マイブラ「ラブレス」、ミシェルドネダ齋藤徹「春の旅01」、ユニヴァーサルシンコペーション、「砧」「羽衣」観世寿夫至花の二曲、スヌープドック、ジルオーブリー「カイロ」、紫絃会/春鶯囀一具、ももいろクローバーZ、

・・・「MajiでKoiする5秒前」の間奏は黄金だ。小沢健二だ。今年長女かなみんが結婚するんだなあと思いながら聴いていたら泣き顔になってもうた。恋をしたんか。幼稚園の遠足で夕焼けに照らされて中央線に乗った、「天使たちのシーン」な一日。・・・



ぼくらは ふるい はかをあばく よるのあいだに
てにふれて すぐ くずれて きえてゆく
ただ いつまでも つづく

Colourfields / The Flipper's Guitar



1年を振り返る



信じていればー、きっと伝わるー。NHK『純と愛』

サブカルガールまどか




モーガン

スタンコECM2枚組

ヤコブ・ブロ

年間ベストCD>JT


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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