Land of Riches


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 2023年01月28日(土)   Violet Glorious 

前回のLRに続きネカフェでこれを書いてます。最強寒波が来襲し、
親父が自転車で転倒した今週は、あまりに多くの出来事がありました。

一番は船山さんの移籍先が柴田監督率いるラインメール青森に決まったこと。
このオフ通算4回も…特に今週は2日連続で移籍先が決まらないのに起因する
嫌な夢を見ていたので、そんな夢を見ずに済むだけでも助かります。
青森県の観光情報は昨年の八戸行きでかなり調べたのですが、役に立つかもしれません。
ホーム開幕戦がGWに開催される北の地。JR東日本のお得切符情報に詳しくなる必要を感じます。

あまりに寒すぎて、布団の中から出たくないというボヤキにすら共感できなかった私、
昨日おくればせながら湯たんぽデビューしました。ダイソーで買った400円の物ですが、
意外に暖かくて、もっと早く買えば良かったと感じました。そう、寒波のピークに!
教えて下さったフォロワーさんが誕生日プレゼントに下さったハンドクリームも
とても香りが良くて癒されますし、何かにつけてネガティブに考える私も
本当は独りで生きているわけではないと気づかされます。ありがたいです。


 2023年01月22日(日)   最強寒波 

自宅だと暖房代ケチって指が動かず、タイピング気乗りしないからLR書けない…と
ネカフェに来てみたら、やっぱり書きもせずグラフェスの生配信見てるだけなので
特に意味はなかったようです。早く寝るのも光熱費削減に役立つとはどんな世の中。


 2023年01月21日(土)   Design Rights 

グラブルフェスで配布された布ブレスレットはダイソーの銀テホルダーに入れるといい、
そんなツイートを見かけて5店ほど回りましたが、見つかりませんでした。
タワレコの売り場に行ったら「実用新案登録済・意匠登録済」の文字が。
こちらで買うと750円以上するんですけど、仕方ないのかもしれません。
(不要な金属金具も付随してくるから減らしてほしいと思いつつ)

2023.1.22 wrote


 2023年01月20日(金)   燃え盛る暖炉 

3日間にわたり開催されるグラブルフェスのプレオープンDAYに行ってきました。
目的は復活したVR四騎士。2017年12月初出の年季の入ったコンテンツです。
(私がグラブルデビューしたのは2017年9月の活撃コラボの少し前)
ここ最近ではVR天司が代わりに登場していたのですが、要望が多かったのでしょう。
Lite版になってグラフェスに戻ってきてくれたのでした。
(ちなみに本来はVR画面内と同じフェードラッヘ城内の執務室が完全再現された
セットが会場でしたが、Lite版では自分が座るソファとサイドテーブル以外は省略)
体験時間数分のコンテンツですが、何時に割り当てられるかは開催前週の
チケット発券にならないと分からず、1日有休を取るしかありませんでした。

一部グッズが争奪戦のため、始発で来る参加者を並べるためだけに東4ホールを借りる
財力に物を言わせたレイアウト。5分近い各キャラの録り下ろし音声が延々と流れる空間は
正午頃にはスムーズに進むだけになっていました。グラパス必須とは書いてないのですが、
物販の整理券やリリンク試遊の抽選、リアルガチャ権のためのスタンプシートが
全てアプリで行われるため、入場ゲートで慌ててDLする羽目になりました。

物販は即入場→スマホで注文を入力しQRを作成→それを読み込むとバックヤードで
アイテムがピックされる→指定の窓口にて受け取り及び支払い…とめちゃくちゃ
ハイテクなシステムが組まれていて、若くない私はオロオロしながら進みました。
買うのは我が騎空団で二人目の十天衆であるカトルの最終上限解放アイテムを
ゲットするためのシリアルコードがついたパンフレットだけなんですけど。
私は問題なく買えましたが、問題があった人もいるようでハイテク化も難しいものです。

来場と物販3000円超え(パンフ4000円のため)でスタンプは2つ揃ったので、
あと1つを集めるべくアトラクションへ。人気や所要時間の差もあって、
もらうだけの健全民ポップコーンに突入…もスタンプをもらいそびれてしまい、
ココミミパニックというモグラ叩きをやりました。参加賞しかもらえませんでした。
ユーステスのだけ列が長かったのは参加証がステッカーではなくコルクコースターと知り納得。

3つ集まったのでリアルガチャの列に。何一つ特筆すべきアイテムは入手できず。
そんなものですよね…そしていよいよお目当てのVR四騎士へ。
メイドさんにゴーグルとヘッドフォンをセットしてもらったのですが、
眼鏡が若干曇ってしまい、ほんのりぼんやりしたパーシヴァルを見る羽目になりました。

シルフをイメージした白い花、祭りの視察、何故に鎧姿と思いきや剣で暖炉着火。
手紙の内容も含め、5年前に創られたコンテンツなのも感じたのですが、
それでも思いのほか童顔(オフィシャルキャストが女性なのも腑に落ちた)な
パーシヴァルの存在を十分に感じることができました。多分映像としても荒くて
(蒼の追想で見たサンダルフォンやキャラクターライブの映像を考えると、
Cygamesの現時点での技術力ならもっと美麗な出力は可能なはず)
提供するにふさわしくないコンテンツとして下げてしまったんでしょうけど、
それでも出展を熱望する騎空士が女性を中心に大勢いるのも当然だと思いました。
ちなみに待機列には以前から聞いていた通り、男性もいました。

手紙に香水が振られているのは言われるまで気づけなかったのですが、
その内容は最初のフェイトエピソードで、帰宅してから見返したのですが、
パーシヴァルの団長に対するスタンスといい、CV逢坂さんの演技といい、
Limitedにまでなった現在との乖離を感じて、それだけの間、パーシヴァルと
一緒にエピソードを重ねてきた(設定上でもLimitedで1歳加算され、
グランサイファーから降りて帰国した)のだとしみじみできました。

リリンクの試遊もチケットのバーコードを読み込んで抽選するシステム。
特にやりたかったわけではないですが、当たったのでランスロットで10分やりました。
とうらぶ無双のように攻撃ボタンが1つで済むアシストモードに加え、
方向さえ指定すれば勝手に攻撃してくれるフルアシストモードまで搭載。
ゲーム音痴に優しいのですが、そのレベルの音痴がPS5を持っているのかは謎。
私はアシストモードでプレイしました。本編でおなじみのアビリティや奥義も
繰り出してくれましたし、ちゃんとFull Chainカットインまでありました。

カフェミレニアも全く並んでなかったのでサンダルフォンのラテアートと
ピーナッツサンドを買ったのですが、間違えて次の時間帯を購入したため、
暇つぶしに東7ホールのオフィシャルキャストファッションショーを見に行きました。
もともとコスOKイベントですが、オーディションを突破し稽古まで行っている
オフィシャルキャストは噂通りの本物。声優さんのボイスが聞こえてきそうでした。

全体的には蒼の追想に続き、電気代高騰?何それ?的なサイゲのパワーを
とても強く感じました。コロナ禍での開催とあって、コンテンツの数に対して
必要以上のホールを確保していたのも印象的。個々の待機列以外はかなり空いていました。
最近のキャラ+武器実装を見ていると課金圧が強いと感じるのですが、
こうやって還元されるのだから文句は言えないな…というところです。

2023.1.22 wrote


 2023年01月14日(土)   Hitch your wagon to a star. 

クラフトビールを飲みつつ占ってもらえる夢のイベントが行われたため、
学生時代に何度も降り“良い想い出を作れなかった”JR相模原駅に久々下車しました。

コロナ禍真っ最中の2021年晩夏にRTされてきた指輪屋とコラボしていた占い師さん。
女性なのを重視される活動をされているので、方向性はやや合わないのですが、
対面鑑定は30分5000円が相場と認識しているので、10分1000円はありがたいのです。

コラボ企画で作成したカラーストーン&タロットツインリングは、作成したのが
人間ドッグでメタボ宣告を食らう直前、つまり一番太っていた時期なので
今ではゆるゆるで外れそうになってしまい(左手の中指用に作成したから、
これより太いのは親指しかないため指を変えるのも難しく)出番控えめになってますが、
この日は久しぶりにつけていきました。RED/THE FOOL(愚者)です。

イベント最初の枠で予約していたので、店内には私と占い師さんとマスターだけ。
雨の中を歩いて行ったので、1杯目はホットのアップルシナモンエール。
ベルマーレでお馴染みのサンクトガーレン。美味しいと確証が持ててオーダーしました。
ガラスのカップにたびたび口をつけながらの占いでした。

趣味中心で長く生きてきましたが、推し、つまり他人の動向に左右される
受動的なライフスタイルなのも自覚できていて、次を強く探しています。
最終結果がカップの7、妄想カードの逆位置だったので、現実に帰るのかもしれません。

個人的には呑み足りなくて、カウンターに席を移し2杯目ヴァイツェン吞みながら
ちょうどやってきたお店の常連さん(同じ建物に住んでいて1日おきに来るらしい)と
カウンターに置かれたモルトをつまみながら聞いた話が占いより意義深かったです。
モルトは個々に味がこの段階でかなり違って、通になると材料を見るだけで
醸造されたビールの味を予想できるそうです。塩をつまみに日本酒呑むのが
一番の酒クズだと思っていましたが、モルトをナッツ代わりに嗜むのはその上では…。

クラフトビールは常温で味を楽しむ、どちらかといえばワインに近い楽しみ方をする
アルコールなのだと初めて知りました。年始の帰省で、母親にクラフトビールは
あまり好きじゃないと言われて(自分は好きなので誕生日プレゼントに贈った)
自覚していた以上にショックを受けていたのだと気づかされました。
これが一番の収穫だったと占い師さんにも公式LINEで報告しちゃいました。

日本のメジャーなメーカーのビールは、冷やしてのどごしを楽しむものだそうです。
私ものどごしを欲する瞬間が生きている間に無いわけではないのですが、
そういう場合は強炭酸水を買ってしまいます。食の嗜好は本当に人それぞれですね。

満足した帰りに六本木ヒルズに寄りました。シティービューでユーミンミュージアムの
無料部分に置かれていた「あなたと私と」の歌詞を見て帰りました。
いまだに合わないと思うのですが、とうらぶがそれだけのコンテンツに成長した証ですから。

…この日はとうらぶ8周年、実は相模原へ向かう小田急線の車内でもずっと
八丁念仏の鍛刀と依頼札の収集を続けていました。長篠(4-1)大太刀出陣って
思いのほかハイペースで札を回収できるのだと学ぶぐらいには集めました。
まさか抜丸に続き新規男士鍛刀の天井達成しちゃうと思わないじゃないですが。
いつからとうらぶは天井に備え資源と札をストックするゲームになったのでしょうか。

2023.1.22+1.28 wrote


 2023年01月13日(金)   blank entry 

この記事は1年後に2024/1/13の記事を誤って2023/1/13付でupしたため入れた
中身のないものです。手帳を見返すと花丸華ノ巻ノベライズ発売日と書いてありました。

2024.1.14 wrote


 2023年01月11日(水)   科戸の風 

鬼滅通ってないからタイトルの単語は初耳です(挨拶)

2023観劇始めは風都探偵でした。ステアラ以来、どんな劇場に足を運んでも
まず「ステージちっちゃい…」と感じてしまう悪癖が抜けないんですけど、
初訪問の池袋サンシャイン劇場も例外ではありませんでした。

私が人生で唯一そこそこ真面目に見て、外伝のDVDまで買った仮面ライダーは
鎧武でした。テニミュ2ndで跡部を演じていた青木さんが出演されたからです。
しかし、青木さんともう1名、罪を犯した人がいて黒歴史となってしまいました。
もう何年も仮面ライダーを忌避し続けた果てに降りかかってきた舞台版・風都探偵。

仮面ライダーWは二人が合わさって変身するヒーロー(私がこのシステムで
連想するのはイズミ幻戦記)で、風都探偵は続編としてまずコミカライズで始まり、
のちにアニメ化されています。つまり元々の特撮(桐山さん/菅田さん)とは別の
ボイスキャスト(細谷さん/内山さん)が存在がしています。見た目も肖像権の都合か
コミカライズの時点で翔太郎が松田優作さんを彷彿とさせるハードボイルド(?)な
ヘアスタイルになっていたり、フィリップの髪が緑色になっていたりします。
舞台化に際してのビジュアルは2次元に寄せた2.5次元となっています。
桐山さん/菅田さんの実写化としての和田さん/木津さんではなく(笑)

また、敵のドーパントも2次元だからできるという趣旨のデザインが結構いて、
これを立体化するなんてスタッフさんも大変だな…と思いました。
TRUMPシリーズも舞台→コミカライズ→アニメと次元を超えていますが、
特撮→コミカライズ→アニメ→2.5次元舞台の今作はそれ以上ではないでしょうか。

主人公として板の上に出ずっぱりだと予告していた和田さん。本当にずっといました。
厳密には和田さんがずっといると言うか、変身した後のスーツアクターさんに
声を充てる和田さんも込みでカウントしていると言うか…。変身するライダーの
バリエーションもWらしく日替わりだったみたいで、誰かが表していた
『大人向けのヒーローショー』という言葉がぴったりではないかと感じました。
それくらい、スーツアクターさんによるアクション…つまり変身後のライダーが
戦うシーンの比率が高めでした。いや、仮面ライダーなんだからそれでいいわけですが。

風都探偵のコミックスを既刊全部読んで観劇に臨んだので、本当にファースト
エピソードだけ?―とも思ったのですが、その割には(元の特撮にも別悪役で
出演された)君沢さん演じる万灯雪侍さんが登場したのが続編を期待させます。
異なる主演ライダーに変身した演者は和田さんが初めてなのだそうです。

2024.3.12 writing finished


 2023年01月09日(月)   Amo;Volo ut sis. 

昨年からたびたびtwitterのタイムラインに出てきて行きたいと思っていた
浅草橋のCAFE Tarotでランチのファラフェルプレートを頂きました。

このカフェは東京タロット美術館のミュージアムカフェという位置づけなのですが、
同じ建物にないですし、営業日も違います。美術館は完全予約制で日祝休館。
いつかミュージアムも行ってみたいですけど、土曜しか選択肢ないときついですね。

ドリンクを頼むと大アルカナコースターがついてきます。今回はチャリオットでした。
タロットに関する本も備え付けてあるのに、私は美術館が取り上げられている
東京で楽しむイギリスガイド…みたいな本をひたすら読みふけってしまったのでした。
(イギリス関係の知識をストックしておくと好きなジャンル的に役に立つので…)


 2023年01月08日(日)   Lighten my body 

2023年の目標は体力作りです。
昨年は減量が運動の主目的でしたが、今年は将来を見据えて継続が必要と判断しました。

帰省中は家の外にもほぼ出ず(家族の買い出しにも付き合わず、唯一外出したのが
職場用の手土産を買う際で、それも車だった)元旦など1000歩も歩いてませんでした。

昨日今日とそのマイナスを取り戻すべく、昨日は18000歩超え、今日は21000歩突破。
去年一度、松戸から金町まで江戸川河川敷経由で歩いたことあるんですが、
今日は逆に上流へ向かい、松戸駅〜三郷駅のウォーキングを成し遂げました。

歩いてみて気づいたのは、千葉県内の江戸川河川敷は千葉県指定の自転車道ですが、
ウォーキングゾーンとして距離看板等が整備されているのは松戸市の方針…という点です。
流山市に突入した途端、舗装がガタガタになったのには苦笑いでした。
子育てしやすい街として評価を高めている流山ですが、全てが完璧ではないのですね。


 2023年01月07日(土)   Fullmoon in cancer 

成人の日が1月15日から1月第2月曜に変更された結果、年始に3連休ができました。
帰省から社会復帰したタイミングでボコッと入るこの休み、なかなかうまく使えません。

2022年は成人の日に埼玉の『地下神殿』を見に行きました。
見学自体は良かったのですが、申込システムからクレカ情報が流出し、
人生初の不正使用(それもカナダのフードデリバリーで何度も)を食らい、
差し替える羽目になる…という散々な思い出が強く心に残っています。

今年もどうしようか迷いましたが、船山さんの身の振りが分からないからこそ
何よりもまず成田山を参拝すべきだと思い、新年6日から成田線に揺られて行ってきました。
駅折りてまず思ったのは、人が少ない…?ということ。午前だったからでしょうか。

毎年恒例の御護摩祈願では、炎を見て、ボロボロ涙を流してしまいました。
感情が高ぶりやすい蟹座満月の日ではありましたが、自分でもビックリしました。
そもそも成田山へ参拝するようになったのは、RKU進学が決まった時、先行きがあまりに
見通せなくて不安になったから。そういう意味では初心に返るタイミングでした。

和田さんには、もうたくさんもらったから後は好きに生きてほしい…と
少し突き放して見ていられるのに、船山さんにはすがってしまう。
そんな自分のダブルスタンダードが嫌になります。身の振りが決まらないと
今年の予定も立てられない、そんな感情が私の中に間違いなくあります。
彼の所属チームに合わせて予定を立てる、もう15年以上そう暮らしているのです。

夜は検索で見つけた松戸の海鮮居酒屋「和樽」へ。開店直後に入店したので、
時間制限付きでカウンターに座らせてもらえましたが、3分に1回は店員さんが
かかってくる電話に対して満席だと断っているという、怖ろしい人気店でした。
実際、1本680円で3切れの大間マグロの串焼き、口の中でとろけて、
こんなに美味しいマグロ初めて食べた…と心の底から思いましたから。
海鮮丼も美味しかったですし、お酒も日本酒からクラフトビールまで多種多様。
久しぶりに5k超える料金で飲み食いしてしまいました。
(2021年3月に柏の「炉」で正社員登用祝いをした時以来と記憶)

2023.1.8 wrote


 2023年01月05日(木)   戻らない時だけが 何故輝いては 

封切り直前まで一新する声優陣キャストを秘すなど、プロモーションでネガティブ評価を集め、
いざ公開されても絶対見るべしと大絶賛する人/否定する人の真っ二つに分かれる
唯一無二(?)の立ち位置をゲットした映画THE FIRST SLAM DUNKを見てきました。

足を運んだ理由は、和田雅成さんがニコ生でめちゃくちゃ熱く語っていたから。
前回のポケモンに続き、私、推しに影響され過ぎでは…。

私は原作漫画未読、かつてのアニメもED曲しかほぼ記憶になく(第2期WANDS好きでした)
かろうじて湘北のスターティング5が誰かを覚えているレベルの人間です。
結果から言うと、だからこそ楽しめた面が大きかったかと。原作ファンが好きな
エモーショナルな…非現実的なエピソードがいくつもカットされているそうです。

山王戦の最終結果だけは知っていたんですけど、それでも手に汗握る観戦体験で、
帰宅後は生観戦後ばりに疲弊していました。もともと原作者はリアルなバスケを
描きたがっていたと思われる節があり、今回の再アニメ化でそこを貫いてきたなと。
基本的にはガチのバスケを見ているような感じなんですよ。でも試合をするだけでは
フィクションで描く意味はなくて(本当のバスケの試合を見ればいいから)
時々ぶつ切りで宮城リョータの過去が挿入されます。プレーとパーソナリティの
連関を欲してしまうのは人間の宿痾みたいなものでしょうか…。

リョータの過去はほぼ今作が初出。父の突然死、兄の海難、自身のバイク事故死亡未遂と
母が泣き崩れてしまうのも必然の回想シーンでした。アスリートにとって
兄弟構成が非常に重要なのはサッカーを見てきても十分に感じるところ。

現実では兄を見て同じ種目を始めた弟の方が時が過ぎると良い選手に育つケースが
多いんですけど、宮城家は評判の良かった兄の幻像に周囲がずっと縛られ続けます。
兄のリストバンドをつけて山王戦を戦い抜いたリョータが山王の沢北と
渡米後に対戦するシーンで驚いた観客が多かったようですけど、一説には
これは実在の日本人選手がNBAでどんな活躍あるいは挫折をしたかが反映しているとか。
(田臥さんは開花したとは言い難いですし、渡邊さんや八村さんを見るとやはり身体が…もごもご)

私は疲れ果てるくらいエキサイトできましたけど、人によって感想が割れるのも
納得できました。スラムダンクの主役は桜木花道ですから。流川のセンスや
三井の3ポイントも現実離れしてますけど、それでも二人はまだリアル寄りの存在。
ド素人ながら破格のフィジカル・メンタルで流れを捻じ曲げる花道こそ
ジャンプ漫画の主人公にふさわしいフィクションヒーローなのだと実感できました。
彼の見せ場やギャグシーンをカットした今回の映画でさえそう感じるのですよ。

他の4人も今回ぐらい過去を濃厚に描いてくれたら、まだまだ楽しめそうですが、はてさて。

2023.1.9 wrote


やぶ |MailWeblog