ダディー！ …2003年03月10日(月)
女と謂ふ生き物は肉棒を咥へ乍ら、「明朝の御瓣當はだうしやうかしら」等と至極冷静に考へてゐるものである。 そんな俺の言葉に狼狽しながらも、明日にはガス室へ送られそうなアシュケナジー様式の強制収容所的佇まいで完膚なきまでに散らかり、足の踏み場もないUボートのような俺部屋を全裸で一心不乱に片付け、御前の家にもケチャップとペプシを完備するべきニダと苦情を垂れ流し、靴は嫌いだと吐かし裸足で外を闊歩し、「脳みそが痒い気がする」とこちらを不安の谷底に叩き落とすような台詞を吐き捨てメロンキャンプは相変わらず如何ともし難い様相を呈していますがお元気そうで。
彼のママンは藤野真紀子式の素敵なメス豚で、彼女のDNAはバニラエッセンス程度もメロンキャンプに遺伝されなかったと断言できるものの、ダディーは彼がこどもの頃に亡くなってご拝顔の栄誉に賜れようもなく。 そう思っていたらメロンキャンプが一緒に写っている唯一の写真だと嬉しそうに一枚のポラロイドを差し出し、そこに写っていたのは100センチ余りのメロンキャンプを肩に抱え上げたスーツ姿の千の顔を持った仮面貴族でした。 父親はミル・マスカラス？ ボボ・ブラジル？ 必殺技はココパット？ 脳内ではスカイハイが流れ出したことは御前等如きに断るまでもありませんが、何故一般市民が得意技はメキシコ式空中回転殺法、タッグを組んだ弟の名前はドスカラスといった具合の覆面を？ （イメージ画像： 1、 2、 3、 4） メロンキャンプには確実に父親の濃ゆそうな血が流れている、これは遺伝子レベルでもうだめぽ。 そう再確認した週末でした。
Mr. メロンキャンプ、一枚だけの父子集合写真がピンポイントで覆面姿というのはどうかと思いました。
アラスカ系 …2003年03月06日(木)
もし俺がエスキモーだったら？
目先の享楽に耽ってこそ我が人生とばかりに一目惚れをした超エスキモーなコートなんて買わないし、ましてや俺的には超ヒップなそのコートに包まれて奈落を闊歩すれば貧乏くせえ北欧系バックパッカーに「エスキモー！」と指を差され見世物気分を腹十二分目まで堪能することもなければ自分のセンスを猛省しそうになることもないしそもそも俺がエスキモーなら鯨を狩って暮らします。
そんなアラスカ系の風貌を引っさげた分際の癖に生意気にも程がありますが、先日296のジャズバンドからヴォーカルをやらないかとお誘いを受けました。 ジャジー声だってYO！ 超ケイコ・リーじゃね？ ツラは半島系というよりモンゴル相撲系だけどSA！ といった武勇伝をメロンキャンプに嬉々としてお伝えしてみれば御前如きの顔ダニに歌なんか無理だと吃驚するほどあっけなく若い芽を摘まれた挙げ句にそんなことで舞い上がれるなんておめでてーなと吐き捨てられ、何やら遅れてきた反抗期的態度を取るメロンキャンプに動揺を隠せません。 数ヶ月前に叩き付けた三行半は鮮やかに忘却の彼方へ追いやられ、激務続きで痩せこけダッハウ強制収容所囚人のようだと切に訴える彼ですが、今週末は奈落に上陸されるそうでもちろん定例行事通り事後報告です。 まるで排卵期のように不安定な婦女子らしいメロンキャンプに振り回され修論が進みそうもありません。
おい御前等。 もし俺がエスキモーだったら？
修論という焦げすぎて手の付けられないステーキのようなものとは縁の薄い、あるいはまったく縁の無いイグルーライフを謳歌しているに違いないです。 修論なんて知るかこの女陰野郎。
さあ。 そろそろ袋小路に追い込まれてもう逃げられない。
