+女 MEIKI 息+
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2005年08月27日(土) 読みたいから


 気の向くまま思いつくままにテケテケとキーを打ちポイと放り投げ、後は読みたい奴が勝手に読みやがれ!な文章でなく、マズは読まれるのを前提に文章を組み、その書いた文章を読み返し(普段は一切読み返さない。自慰をビデオに撮って自分で観る趣味はないのに似て…と、言ってはみたが要は恥ずかしい。恥ずかしいと思った時点でアップが出来ずゴミと化すから)その読み返しも読み手になったツモリで読み返したり、さてその場合読み手はどう感じるか、伝えたいことが言い回しによってボケた文章ではないか、などとアレコレと思案しながら文章をたてろとのこと。

 そもそも「伝えたいこと」ってのが思い浮かばない。困ったもんだ。それでもココで書いておかないと、期待するモノが読めないのである。
 読みたい!実に読みたい!そのためには、そうした文章をアップすればとの交換条件にまで持ち込んだはいいが、これまたなかなかキツイ。

 先日、某婦人と夕食を共にした。
 緑萌える初夏の匂いさえ感じる季節に会ったきりだった。
 変わらない笑顔と、髪が伸びた分だけ女らしさ?を漂わせた彼女は、何故かそのジャンルだけは書くことが苦手だという。夏を挟んで再会した先日も、またその話題が挙がった。
 わたしは彼女の書く文章のその小気味良い言い回しが好きだ。そして他の題材ならどうなるのだろうと常々思うのである。そうなるとどうしてもその彼女の書く彼女の苦手とするジャンルを読んでみたいと思うのである。
 そこで出された交換条件が、上に述べたような「ちゃんとした文章」をアップしたなら!というものだった。
 うむ、わたしがこれほど困るように、彼女もそのジャンルを書き出そうとすると唸ってしまうものなのか。
 しかし、厭だと拒絶された訳ではないのだと勘違いして、ここは何某かのものをアップしておけば、彼女も諦めてアップするのだろう。
 その辺りはいつものオレ様ルールで強引に持っていかねば、一向に読めないのだから。

 ふと思い出した。
 それはほんの昔、確かオンラインゲームで遊んでいた時のこと。何かの賭けをして、負けたほうが続けて三日(だったっけ?)のサイト更新条件。出来なければサイトをたたむ勢いだったという。そのときは必死になって更新をする状態を見た気がする。
 なんだってウチラはそうやって、自分の首を絞めるのが好きですか。




 わたしだけを取り残してそれは間違いなく過ぎ往くと想っていた日の気持ちは、消えてしまったわけでは無いけれど、必ず何かの温かいものがそれをオブラートのように包んでいる。そんなふうに感じられてきた。
 それがもし共に過ごした時間だとするなら、一緒に居てよかったと想う。

 そりゃいつだって居てくれさえすれば、居るだけじゃイヤだとワガママいいつつ…10点。





香月七虹 |HomePage