■TRASH■

2003年01月27日(月) また嘘ついた

この前の日記で、久しぶりの早帰りが駄目になったようと泣き言書いたら、
その日からぐんぐん帰り時間が早くなり、金曜日なんて定時に帰ってしまいました。

定時ですよ、定時。
久しぶりの定時。
うちは6時半が定時なので、途中買い物して帰っても20時には着いちゃいました。

一応嫁なので、早く帰ればごはんも作ります。
鍋だったけど。
嬉しいなあ。

しかし良くあるのですが、日記に書くとそれがなんか嘘になっちゃうんですよね。
今回も、「ずっと忙しい」みたいなこと書いたその日のうちにあっさり早帰りだし。

嘘をつこうと思ってるわけではなく、結果として嘘になってしまうのって、
どうもなんか心苦しいです。

やっぱあれか。不言実行で、愚痴ははくなってことですか。
んで、不確定なことを書くなってことですか。
しかし、日記に不確定なことを書いちゃいけないってこともないし。

確定した過去の出来事だって、結局は個人的な事実であって、
他人から見たらそれは事実でもなんでもないことだって沢山あるのだし。

だから、ええと、多分、あれです。

日記の神様です。
きっと見てくださっていたのでしょう。
捨てる神あり、拾う神ありですよ。

日記の神様、ありがとう。



2003年01月22日(水) がっかり

やっている作業が終わったら帰ってもいいよと言われて、
近年稀に見るほどの集中力でごはんも食べないで仕事を終わらせ、
7時半くらいにようやく片付いて、あとは外注さんの書類のチェックだけ、

というところで、新人のプログラムが上手く行かないと
呼び出しくらって秋葉原で仕事…。

こんな時に限って、次の電車はその次止まり。
空腹に耐えかねて寒風の中、ホームでサンドイッチを頬張る虚しさよ。

結局現地でやった作業といえば、プログラムのコメントになっていたところを、3箇所ばかり元に戻しただけ。
具体的な作業としては、バックスペース3回プッシュ。

それでも解析と、上司の確認待ちでやっぱり帰りは10時過ぎ。(それでもいつもよりは早いけど)
早く帰れると思ってしまった期待の分だけ落胆は大きいのでした。

2ヵ月ぶりの早く帰れる機会で(送別会とか除く)、
そして最低2ヵ月後までチャンスがないと確定しているので尚更です。

そんな悲しい昨日でありました。
まぁ、そんな日もあるよね。
健康だし、仕事があるだけでもありがたいと思わなくちゃね。(あさっての方を向いて)

UO仲間改めFF仲間の一人も、おとといは24時半に泣きながらログインだし、
昨日はとうとうこなかった。
辛い思いをしている人が側にいるということは、励まされるのです。

早起きしない分だけ、まだマシなのよ。
悲しい仕事現場のみなさま、今週も半分来ました。
頑張りましょう。



2003年01月21日(火) チョコボに乗った日その2

たとえば免許。
あるいは結婚・出産に受験。

躊躇するような金と手間と時間と苦痛や緊張を伴い、かつ時候やら偶然やら、めまいがするほどの条件をクリアしないといけない筈なのに、それをこなしている人のなんと多いことなんだろう。

自分一人が頑張ったところで、どうにもならないことだってあった筈なのに、巷には溢れるほどの車が走り、大安で土日の式場はSOLDOUTで、毎日どこかしらで新しい命が芽生えている。

全てはその果てにある喜びのため。
しかし到達の喜びは、何故こうも急激に失われてしまうのだろう。
その防備録として残そうと思ったこの「チョコボに乗った日」の日記も、既に前編を書いてから2週間も立ってしまいました。

記憶力が大変に危険が危ないわたくし。
(毎日DHAを摂取しておりますが、にわとりに負けず劣らずです)
なんとか思いだして連ねます。
お暇な方は、どうぞお付き合いください。

大仰に始まりましたが、まぁ、いわゆるゲームの話です。
FFXI。
オンラインロールプレイングゲーム。

その辺を前情報としてよろしくお願いします。

さてさてレベルが20になり、とうとうチョコボに乗るための大前提をクリアした、FFXIの舞台であるヴァナ・ディールのわたしは、試験会場であるジュノへと旅立ちました。

そこへの道は危険がいっぱいです。
敵に見つかったなら、冥土へ直行です。
それにそもそも黒魔導師です。
たいていのゲームで防御力最弱です。

重いものなんて杖くらいしか持ったことありませーんというようなよわっちろい体に、纏うことが出来るのはローブのみ。
鎧では呪文の詠唱の妨げになるとか、鉄を身につけると精霊の協力を得られないとか、そんな設定があるにしろないにしろ、とにかく行くしかないのです。
どのみち屈強な戦士だろうが魔導師だろうが、一撃かニ撃かの違いです。

サボテンと岩のメリファト山地を抜け、ソロムグ原野へ。
細い道を抜けると、そこにはまるで悪い冗談のような終末の風景。
くず折れその機能をなさない塔が林立し、荒れ果てた大地には獣人が跋扈する。

人影は見当たらず、思わず息を潜めてしまいます。
敵と闘わないことを前提としたゲームなんて、久しぶりです。
TRPGなら、余計な戦闘をしないのはアタリマエでした。
D&Dなら持ちかえったお宝が経験値となり、SWなら、イベントをクリアするために倒すことが必要な敵のレベル×いくつというような計算となり、いくらレベルの高い敵を倒したところで、それがそのミッションクリアに必要な敵でなければ、それは経験値にはなりません。

まさしくここの敵はそんな敵です。

岩陰を見つけるたびに、そこに潜んで前後左右を確認し、
遠く先に敵の影を見つけたのなら、崖を降りてやりすごしたり。

昼間は目の悪いゴブリンの、視界ぎりぎりを通過してみたり、
3方をはばまれて、じっと機会をうかがったり、
進み始めたら急には止まれないという敵が動き出すのと同時に進んだり。

なにせ3Dです。
背後はほとんど見えません。

どんなに気をつけても、急に後ろから襲われることもあります。
(実際仲間が一人それで命を落としています)

普通のゲームと違って、リセットでやり直しは出来ません。
でも、どこか心地良い緊張。

遠くにあった影が、少しずつ大きくなってきます。
こちらにヤグードと呼ばれる鳥のような獣人が向かっているのでした。
右にはゴブリン、後ろにはさっきやり過ごした茶色い幽霊。

塔の影に身を潜め、ヤグードの進行方向を把握します。
入り口が崩れて入れない塔を軸にして、ぐるっと回ってなんとかやり過ごすことに成功。

どうやら気づかれずに切りぬけることが出来たようでした。
胸を撫で下ろして、急いでその場所を離れ、次の物陰で地図を確認します。
地図を見ている間は、辺りはぼんやりとしか見えないし、周りを見ることも出来ないので、それすら命がけです。
平原の出口まで後少し。

出口に続く道は何箇所かあり、それを何度か間違えながらも走ります。
ジュノの街の門が見えてくる。

心配して出迎えに来てくれた旦那が手を振る。
敵は見当たらない。

急いで町に入る。
エリアが切り替わる。

そこは、あの厳しい荒野からは考えられないほど明るく整った街。
ようやく、ジュノへ着くことが出来たのでした。
大きな港、沢山の人。
道は石造りで、階段を上った上には沢山の店が並ぶ。

とにかく落ち着く前に、チョコボの元へ。
ヴァナディール時間で最低4日。リアル時間で4時間以上かかる、チョコボイベントをこなすためでした。


そこらへんは中略。

イベントを終了することによりチョコボと信頼関係を作り、その結果として「チョコボ免許証」をもらいました。
これで厩舎からチョコボを借り、人の足の何倍もの速さで土を蹴って走ることが出来ようになったのです。

すでに到着していた4人と、チョコボにまたがり、凱旋帰還。
視線が高い。
それに、なにより早い。
苦労した荒野を驚くような速さで突っ切り、敵の脇を抜け、山を越えて一路はるかなる故郷のウィンダスへ。

仲間と口々に「早いね」と言い合う。
言い合えることがなにより嬉しいし、みんなと一緒にイベントを終わらせられたのがなにより嬉しかったのでした。
(次の日は祝日だったんだけど、わたしは休日出勤だったのです^^;)

こうして、チョコボクエストが終わったのでした。



2003年01月14日(火) チョコボに乗った日

FFXIでは、絶対勝てない敵というものがいます。

確かに他のゲームでも、レベル1の勇者がドラゴンを倒したりは絶対出来ないでしょう。
しかしレベル1の勇者が歩く場所にはドラゴンが現れることはなく、
エニックスやスクエアが(って今は同じ会社か)暴動を興されることはありません。

橋を渡ったら敵が強くなる、
レベルが3上がったら、苦戦していた敵を楽に倒せる。

お約束というのは大切です。
細かい単位でのカタルシスは、先へ進む原動力になります。

もちろんFFXIでも、レベルさえ上げれば倒せるのがほとんどなんですが、
そのレベルを上げるためのフィールドに、現段階ではどうあがいても無理という敵が、普通に歩いていたりするのです。

しかしそこはキチンと回避方法が用意されています。
なかったらゲームになりません。
お客さまセンターは電話でパニックになります。

FFXIの敵との接触の仕方は、ドラクエや従来のFFのようなランダムエンカウト方式ではなく、
自分がフィールドを歩くように、平原をうろついているモンスターと自分のどちらかが、相手に攻撃意思を持つことにより行われます。

攻撃的な敵のこちらの認識のしかたはいろいろで(攻撃をしかけてこないものもいる)、視覚や聴覚・嗅覚に魔法や生命力を感知してこちらを判別し、
気づくやいなや、猛然と武器を抜いて走ってくるのです。
もちろん敵から襲ってくるようなやつほど、嫌な敵が多いというのもお約束です。
来るなー。寄るなー。

しかしこれまた上手く出来てるんですよ。

嗅覚で判別する敵なら、雨や川で巻くことが出来るし、
視覚なら岩陰や段差を上手く使い、夜目の敵なら昼間に動いたりまたその逆もしかり、
聴覚なら足音を消す呪文を使ったり、離れるまでじっとしてたり。

プレイヤーの気を付け方一つで、上手く戦闘を回避できるのです。
このため移動もかなりスリリングで、緊張を強いられるのが素敵な感じです。


さてさてそんな前提を踏まえた上で、本題です。

チョコボは20歳になってから。(メンバーの中の誰かの言葉)

FFXIの舞台であるヴァナ・ディールは広大です。
レベルが上がるごとに、経験値を稼ぐ狩場までどんどん遠くなり、街から20分も30分もリアル時間で歩かなければなりません。

平日無理やり作った1時間でやっている身分では、辿り着くだけで精一杯。
街でしか出来ないこともあるので、なかなか大変です。

しかししかし、この世界の馬に変わる交通手段であるあの黄色い飛べない鳥、チョコボは恐ろしく早く、そしてモンスターの追随を許しません
有体に言うと、無敵状態で高速移動が可能になります。
なんと素晴らしいのでしょう。
文明開化万歳。

しかしタダでは乗れません。
まず前提として、レベルが20以上であること。
それと、乗るための資格を受けるために、ジュノという街に行く必要があること。

ジュノという街に行く方法は三通り。
各主要都市から30分くらいかけて歩いて行きます。

しかしその途中には、たかだか20程度のレベルでは、2・3撃ほど殴られたら死んでしまうような、恐るべきモンスターが山ほどいるのです。
けれども行かねばなりません。
快適ライフのためだけではなく、チョコボに乗れるということは成人の一種の証でもあるのです。
どこぞの部族が成人の証に、バンジージャンプをして勇気を示すように。

必要なアイテムは前日メンバーで狩りをして揃えてあり、後は行くだけ。
朝日が昇るのを待って、広大なフィールドを走り抜ける。

一番の危険地帯に入る前に、日が昇るのを待つ間、所在がないわたしはアウトポストの中をぐるぐる回ってました。
突っ立てが立っていてそのため多少視界が妨げられるというだけの、それでも荒野の中では安全地帯となる、それがアウトポストです。

だって、ちっとも落ち着かないのです。
もともと落ち着きはないのですが、今日は更に落ち着きません。

1度でも死んだら、ペナルティの経験値ダウンによりレベルが19に戻ってしまうのです。
しかし、安全のために経験値を稼ぐ時間も今は惜しい。
仲間が次々とジュノに辿りついているのです。
レベル20以上のメンバーでは、わたしが一番最後。
これ以上遅れたくはありません。

日があけるまではもう少し。
夜目の効く敵が多いというので、少しでも安全に移動するための、涙ぐましい配慮です。

落ち着かないわたしのすぐ側に、やはり落ち着かないモンクが一人。
その人のレベルは21。
とてもこの周辺の敵を、一人で安全に倒せるとはいいがたいレベルです。
勝てる敵より、勝てない敵の方がはるかに多いのですから。

その人も、うろうろしたり座り込んだりで落ち着かない様子。
ふっと気づく。
この人もジュノ行きではないかしら。

「僕も、ジュノに行こうかどうか迷っているんです」

思いきって話かけると、その人はそうやって答えてくれました。
名前はDさん。

死ぬのは怖い。
でも、チョコボには乗りたい。

誰しもいつ行こうか迷うところです。
だってレベル30を超えていても、一度襲われたらたまったものではない空間を通過するんですから。

やたら饒舌となっているわたしが夢中で話をしていると、画面上に赤い文字が。
そして、急激に減っていく体力。

背後から、ゴブリンが弓を打ってきていたのです。
油断して、突っ立ての間に姿をさらしていたのでした。

魔法を詠唱しながら見る敵の強さは、「強そうだ」。
この世界の「強そうだ」は、「一人じゃ無理だね」の異口同音。

バインド、ファイア、ブリザド、ケアルを唱えたところで、救援要請。
Dさんに応援を願い、なんとか戦闘を終了させることが出来ました。

自分一人で戦闘をしている時に、初めて出した救援要請。
事前に話をしていなかったら、決して求めなかったでしょう。

他人と接するのが苦手なわたしが、旦那がいない時に自分から話しかけたのは、ここに来て初めてだった気もします。
しかもその人に助けてもらっただなんて。

お礼をいい、救ってもらった命を無駄にしないように心に誓うと、折りしも夜明の時刻。

偶然と必然が、ドラマを生む。
多分、こういうのがネットワークゲームの醍醐味なんかじゃないかと思います。
他人にとってはなんてことのない、しかし当人にとっての一大イベント。
人生のそれに似た、素敵な積み重ね。

そしてわたしは覚悟を決めると、ジュノへ向かうためアウトポストを出ました。
ありがとう、さよならと、その人に手を振りながら。
一番恐ろしい平野を抜けるために。


(すんません、誰も望んじゃいないでしょうが、明日以降に続きます)



2003年01月13日(月) 毎日

FinalFantasyXIに夢中な毎日を過ごしてます。

23時半とかに家に帰って来て、冷えかけたお風呂を沸かし直すのももどかしく、
冬だというのにカラスの行水、15分くらいで急いで出て、
パソコンの電源を入れるという平日。

休みの日は朝の4時5時まで、ヴァナ・ディールに入り浸り。
まったくもって、廃人であります。

FFの舞台であるヴァナ・ディールの世界は広く、
パソコンの処理能力を過剰に要求するその3Dグラフィックは、
嘘のようにリアルで、どこにも出かけていないことが気にならないのです。
(それはそれで、まずい方向一直線な気もするけど)

四季はないけれど、ゆったりと流れる時間があり、
朝には、朝日ってこういう感じだったなと改めて思うほどの太陽の射光が遠く広がる山間から目を焼き、
夜には月が昇り星が瞬き、時には周囲がけぶるような雨が降る。
雨が止んだなとふと空を見上げれば、そこには青い青い空と白い雲の海をウミネコが泳いでいる。
(現在は処理能力の関係で、わたしのパソコンは天候OFF…。さみしい)

こうして自分の仕事の遅れではなく、外注さんが一人平日休んだために休みも出なくちゃいけないことになり、
その監督で休日出勤ということになっても、
早く帰ってヴァナ・ディールに出かけることを希望に、仕事が出来るってものです。

ちっとも落ち込んでないってば。

会社来たら、早速Oracleのリスナーが死んでて、早速わたしが来てることが役にたったし。
(でもOracle権限を持つユーザのパスワードも、リスナーの再起動の仕方も知らないので(情けない)、
 上司に電話してみんな教えてもらったあたり、役に立ってないともいう)

…はぁぁ。
いやいや、落ち込んでないって。

FFは、チョコボに乗るところまで行けました。
ものすごい感動したので、後日日記に書いておきたいな。



2003年01月07日(火) 力うどん

あけましておめでとうございます。

いやぁ、今年の正月は来るのが遅かったですね。

しょうがない、代変わりしてまだ4回目の訪問ですもの。
1回目は地図をしっかり握り締め、
2回目・3回目あたりはまだ、不慣れな道を行くことで一生懸命な頃。
だから代変わりしたとはいえ、安心してお正月を迎えることが出来ました。

4回目ともなればもう慣れた道、ついつい心も緩み、
あっちこっちとふらふらと、目新しいことを探して歩みも遅くなりましょう。
遅刻するのは得てして1回目ではなく、回数を重ねた後が多いものです。

年も明けて7日もたった今日、ようやく正月がうちの方までやって来てました。
大きな白い布団を頭からかぶり、まるで鏡餅のような姿で、
大きく成ったミカンや、寒そうに丸まる猫を、それはそれは嬉しそうに眺めつつ、
のっそり、のっそりと歩いておりました。

これでうちの方も、お正月の挨拶を言えるというものです。
正月を置き去りに、挨拶なんて出来ませんものね。

決してゲームばっかりしてたからじゃないんですよ。
決して。

正月が来たし、今日は七草粥の日なので、
これはごちそうを食べないといけないなぁと思ったのですが、
あんまり正月が鏡餅に見えたので、おもちが食べたくなり、
今日の夕飯は力うどんにしました。
会社のそばに出来た蕎麦屋ですが、以外と美味しくて幸せな気分になりました。


さてさて、みなみなさま。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願い致します。


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