オクラホマ・スティルウォーターから

2003年08月31日(日) 買い物・花火

 昨日はネジャーティがさっさと学校に行ってしまって、今日は買い物するという約束を取り付けておいた。

 朝食兼昼食を終えて、近くのモールへ行って、セールのものを見たが、結局めぼしいものはなく、モール近くのOld NavyでネジャーティがTシャツを買っただけだった。明日もし、ベルナが買い物に行きたいというのであれば、別のモールへ行ってみようと思う。

 それで、夜に、オハイオ川での花火を見に行くことにした。イスマイルとベルナが同じ研究室の人から花火のことを聞いたみたいで、ネジャーティも私も知らなかった。

 ダウンタウンは5時からバスやタクシー以外は車の通行止めになるので、5時までにダウンタウンに入っていれば車を置くこともできたが、モールを出た時点で5時を過ぎていたので、ダウンタウン近くで止めるのは無理だろうし、近郊の3ヶ所からこの日のためにバスを出しているのだが(この近くではGeneral Electronicsから)、6時が最終のバスなので、それもとっくに間に合わない。それにイスマイルとベルナが研究室にいるので、結局学校に車を置いて、バスに乗ってダウンタウンに行くことにした。

 花火は9時5分からで、ダウンタウンに着いた時にはちょうどいい時間になっていた。バス停からみんなの歩いている方について行ったが、こんな時間にダウンタウンの川のそばを歩いたことがなかったので、とても新鮮だった。遠くから見ると小さく見えるスタジアムなども大きい。そのそばを通って川に出た。川は州境にあって、私たちは川のオハイオ側にいるのだが、反対側はケンタッキーだ。向こう岸にもたくさん人がいるのが見える。

 花火が次々と上がった。おなじみの花火からスマイリーフェースやら(なぜか周りの人も、スマイリーフェースだ、といって喜んでた)、しだれ柳のように、花火がしだれるもの(個人的には好きな花火)が上がっていった。

 それで川にかかる橋から花火が滝のように流れるような仕掛けがあったり、橋の上から等間隔に噴水のようにロケット花火のようなものが上がり、なかなかのものだ。

 最後の方では、立ち込めた煙で花火も少し見えなくなってしまったが、とにかくすごかった。

 花火は30分で終わったが、終わった後、人が一目散に帰っていく。私たちが乗ろうとしていたバスもいっぱいで、バスの前に出る表示が「Out of Service」になっていた。違う番号のバスに乗ったが、その時には、バスも空いてて、座って帰れた。

 休日らしい休日を味わった。



2003年08月30日(土) 火星つづき/イチゴとドーナツの違い

☆火星
 先日、火星が見えるという話を日記に書いていたが、昨日、それを読んで下さっている方と、火星がどのような感じで見えるのか、というのをお話した。そして、どなたか見たというのもお聞きした。
 27日だったか、一番明るく見える日だったが、今でも十分肉眼で見える。夜中の12時ぐらいに見た時は方角は南南東で(南よりちょっと左に見える)、オレンジっぽく見える。見上げる角度は45度ぐらい(かな?)。ちょっと目線を上に上げると見える、という感じだ。星に詳しくないが、その星を見ると、あんな星あったっけ? と思って、きっと火星だろうねと話していた。明け方や夕方に見える金星と同じ大きさぐらいで、色がオレンジっぽいので、それらしいものを見かけたら火星です。ちなみにこれはここオハイオの話です。


☆イチゴとドーナツの違い
 先日イチゴを買って、夕食後にアイスクリームと一緒に器に入れて、フォークと一緒にネジャーティに出した。ネジャーティ曰く、「アイスクリームが溶けるとすくえないから、スプーンの方がいい。」私は、溶けてもイチゴにぬって食べられるからと思って、フォークを出した。

 そして昨日、ネジャーティが「アイスクリーム食べる?」というので、入れてもらったら、小さい丸いドーナツの上にアイスクリームがのっかってて、フォークが差してあった。溶けてもドーナツにぬって食べたらいいと思ったのかもしれないが、発想はおんなじやん。「この前、スプーンがいいって言うてて、何でフォーク使ってるの?」とはまだ聞いていない。

 イチゴとドーナツ、あまり変わらへんと思うねんけどなあ。



2003年08月29日(金) 黄色い声

 今日は、昨日公園でお会いした方のお宅にお邪魔した。裏庭にはご近所で共同で使っているという遊具があると聞いていて、梨奈に、「ウィー(滑り台のこと)」があるらしいよ、というと、急に目の色が変わった。ちなみにウィー、というのは、「Dora, the Explorer」のアニメの中で、Doraが「ウィー」といいながら滑り台を滑る時に言うので、梨奈もそう言っている。

 今日も、初めてお会いする方がいて、その方にも梨奈と同じぐらいの女の子のお子さんがいて、また新しいお友達ができてよかった、と思っていたのだが、やはり恥ずかしいらしく、一緒に遊ぶというわけでもない。

 梨奈は男の子に何度もキャーと叫ぶことがあり、耳をつんざくような黄色い声だ。黄色い声というよりは金切り声と言った方がいいかも。


 ほとんどの時間を梨奈は私と過ごしたが、外で遊ぶことになって、他のお友達と一緒に、外に飛び出した。しかし外では一緒に遊ぶ、と言うよりは、自分のペースで遊んでいると言った方がいい。

 それはともかく、いろんな話題になったが、お話した方の中で、もしかしたらご主人のお父さんとうちの父が知り合いかもしれない、という話にまでなった。ちょっとうちのお父さんに話を聞いとかんと・・・・。

 遅くまでお邪魔しました。



2003年08月28日(木) 水遊び場

 近くの森林公園には毎日行っても疲れない距離なのに、近いからいつでも行けるなんて思ってしまい、案外行っていない。

 今日は、他の方からお誘いを頂いて水遊び場に行った。本来なら「この辺までいらっしゃいませんか?」とお誘いの声をかければいいのだが、逆に遠くの方から声をかけて頂いて、申し訳ない。

 レーバーデーが最後なので、おそらく今年は最後の機会だ(週末に行けば別だが)。今日は少し蒸し暑く、水遊びをするにはいい日だった。

 最近梨奈は恥ずかしがり屋で、私が一緒でないと水遊び場で遊ぼうとしない。「行かない、行かない」を繰り返しているのは、本当は行きたいということなのだが、一人では行こうとしないので近くまで一緒に行ったら、少し遊んだ。

 今日初めて紹介していただいた方は、実はジャングルジムズでお会いしたことがあって、レジでちょうど前後だった。それで今日お会いした時に、梨奈を見て、もしかしたら、と思われたらしい。

 途中で雲行きが怪しくなったが、雨が降らずに済んだ。

 水遊び場は8時まで開いているようだったが、ちょうど休憩+掃除の時間が入り、公園を後にした。

 明日は今日来られた方のお宅にお邪魔することになった。



2003年08月23日(土) デートンへ(4回目?)

 イスマイルとベルナが9月にはトルコに戻るので、その前にデートンに行きたいというので、一緒に行った。お目当てはやはり航空博物館で、以前イスマイルが行った時にはカメラを持っていなかったし、ベルナもまだ来ていなかったが、今回は2人ともデジタルカメラを手にして、準備万端だ。

 大統領専用機&研究開発の飛行機の格納庫に行くのに、これまでも登録をして行っていたので、まず登録をしてから、時間が来るまでデートンを少し回って博物館に戻ろうと思い、まず博物館に行った。すると、夏休みだからか、セキュリティーがなくなったのか、登録は必要なくて、15分おきにバスが出てるから、いつでも好きなときにのっていいよ、ということだった。

 それならと思い、土曜日は2時半まで開いているライト兄弟の飛行機の格納庫に向かったが、なんと閉まっていた。仕方がないので、持ってきていたお昼を、近くのCox Arboretum&Gardensで食べて、博物館に向かった。

 ネジャーティ、イスマイル、ベルナは大統領専用機の格納庫に向かうバスを待ち、私はやはり、第二次大戦中に使われた飛行機の展示室を見ておこうと思い、長崎に原爆を落とした飛行機や、真珠湾攻撃を映したビデオを感傷的に見ながら、その展示室を出ると、新しい展示があるようで、そこに向かった。

 何と、格納庫を2つ使って、朝鮮戦争以降の飛行機が展示してあった。日本史を習うとそうなのだが、第二次大戦までの歴史はびっちりして、覚える出来事、人物などたくさんあるのだが、第二次大戦以降というのは、まだ最近の出来事としてし扱われず、かじる程度のものだ。日本史だと、戦後の復興や経済成長の話が出てきて、経済成長のきっかけとなったのが、朝鮮戦争の軍事特需という皮肉なものだった、ということや、ちょっとした背景も学ぶのだが、朝鮮戦争を生み出したのも、元はといえば日本が占領していたからだ、と、語学学校時代に韓国人の生徒から指摘されたことを思い出す。

 戦争の展開を図も含めて映像で映し出されるのだが、砕いて言うと、他人の領土で他の国がどんぱちやっているとしか思えなかった。

 アメリカは朝鮮半島を一つの独立国家にしたかったようだが、旧ソ連は他に考えがあってみたいで、その違いが戦争を生み出したようなのだが、実は朝鮮半島のように日本も分断された可能性があった、というのを大学の授業で聞いた。もし分断されたなら、北海道と東北の一部(旧ソ連)、本州(アメリカ)、四国(フランス)、九州(イギリス)と4分断される可能性があったらしい。そうなると、今の日本も違った様相を見せたに違いない。

 とりあえず、広い格納庫を回って、それでも1時間近く費やして、ちょっと休憩しようと、博物館を出て、車で10分ほどのところにあるパネラを見つけて、休憩した。
 
 閉館の5時に戻ってきて、その後、他の庭園、ライト兄弟の自転車屋、旧邸宅に向かった。自転車屋の回りは以前は寂れた様子だったが、今は新しい家が何軒も建ち並び、家主が買ってくれるのを待っている。

 今日、イスマイルやベルナが撮った写真を少し拝借し、HPに載せています。ここをクリックして、デートンの各場所のピンをクリックすると、写真が出てきます。



2003年08月22日(金) 前と後

 現像に出した写真が出来上がって、インターネットからダウンロードをするものを選んだので、ネジャーティに学校でダウンロードしてもらったものを持って帰ってきてもらった。写真をいつもペイントで見て、HPに載せるものを選んで縮小している。

 写真は主に動物園で撮ったもので、イスマイルたちが見られなかったというホワイトタイガーや、2頭のライオンなどが写っていたが、その中の1枚、ゾウを撮った写真にネジャーティ、梨奈、イスマイルの後ろ姿が写っている。次の写真を見ようと思ったら、ネジャーティが、「ちょっと待って。」

 どうも、頭のてっぺん具合が気になったらしい。前髪は後退しているのはわかっているが、頭のてっぺんも密度が低くなっている。自分では見えないところなのだが、やっぱり写真で見ると気になるようだ。

 その薄くなっているところをペイントのペンで黒く塗りつぶし始めた。茶色がいいんじゃない?と言って塗ってみたが、どうも色が合わない。いろいろ塗ってみた挙句、ネジャーティが「いいことを思いついた」と言って、髪の毛の一部分をコピーして、薄いところに貼り付けていった。

 「それって植毛みたいやね」といって2人で笑っていた。出来上がりはちょっと四角の境界線が見えるものの、縮小してみたらさほど気にならず、立派に出来上がった。

 「比べてみよう」といって、植毛前の元の写真と植毛後の出来上がりの写真を見比べてみた。

 これ、日記に貼ったら面白いかも、と思ったが、本人からやめてほしいと言われたので、載せずに終わった。

 実は自分でも同じようなことをしていて、写真の顔をいじくっては、矯正後はこんな感じかなと遊んでいた。
 



2003年08月20日(水) 窓から見たものは

 お昼過ぎに、日本人の方のお宅にお邪魔した。梨奈と同じ年頃のお子さんを持つ方が来られていて、梨奈も新しいお友達ができたと喜んでいたが、初対面のお友達もいて恥ずかしがっていた。

 いろんな話題でしばらく盛り上がっていたが、梨奈が窓の外を見て、何か言い出した。最初は鳥さんが飛んでるとか、そんなことと思っていたが、よく聞いてみると、「シカだよ、シカ」と言っていた。

 窓から見えたもの。隣の敷地でどこから現れたのか、鹿が3頭、どうも木の芽を食べているらしい。大人4人、子供4人、窓に顔を引っつけて、鹿の様子を見ていた。そのうち、裏の方に行ってしまったが、シンシナティーも少し外に出ると、鹿を見ることができるらしい。

 そういえば、近くの森林公園でも鹿を見たし(友人はDeerじゃなくて、何とかと言っていたが)、高速の出口近くでも何回か見たことはあるし・・・・・。

 鹿騒動は一段落して、お友達と遊ばない梨奈の代わりに、なぜか追いかけっこをしている私。

 あっという間に楽しい時間が過ぎた。お邪魔しました。



2003年08月17日(日) コスモス

 朝から天気が悪いなあと思ったら、雨が激しく降り出した。しばらく降って雨は止んだが、庭の朝顔が雨でしおれていた。最近は何輪もの朝顔が咲いている。
 庭に植えたコスモスが今日初めて咲いた。色はどれも濃いピンクだった。お昼過ぎに梨奈が呼ぶのでコスモスを見てみると、蝶がとまっていた。カメラにフィルムを入れて庭に出るまでちゃんといてね、と思っていたら、ちゃんといてくれたのでよかった。

 ところで、朝顔が最初に花を咲かせた時に撮った写真ができた。


本当はもう少し紫っぽい。


 近所の子達にも花が咲くというと、嬉しそうな顔をする。

 
 それから、少し前にイスマイルとベルナが来た時の写真。


裏庭でトルコチャイを飲む。近所に遊びに来ていた男の子も。





 



2003年08月16日(土) 車、アパートに衝突?

 今日は昼からネジャーティが学校に行ったので、ただ家にいる普通の日になった・・・・と思って、夜中にネジャーティが帰ってきて、「駐車場の前のアパートに車が突っ込んだみたい。」というので、ごみを出すついでに(というか、やじうまついでにごみを出す)外に出た。

 いつも車を置く駐車場の目の前のタウンハウス(2階建て)で、うちの棟とは直角になっている。そこの左から2番目の家だった。そこは3人兄弟がいて、共有している裏庭で梨奈もよく遊んでいる兄弟の家だったのでびっくりした。ネジャーティが帰ってきた時はそこの弟がいたようで、話によると、その弟はリビングで寝転んでいたらしい。車が突っ込んだのは玄関のドアなので、誰も怪我をしなかったからよかったが、本当にびっくりする事故だ。

 たった30分ぐらい前に起きた事故で、まだパトカーもいたし、近所のアパートのインド人も駐車場に出てきていたし、アパートのオフィスのマネージャーも来ていた。車はどうやら牽引されていったようだ。そこの兄弟はもう外にはいなかったので、話はできなかった。それでメンテナンスの人が来て様子を見ていたが、玄関のドアだけでなく、その周辺も壊れていて、壁の中の木材が見えている。ドアは簡単に交換できても、その周辺はすぐに直るのかな。

 もう一つ駐車スペースがずれていたら、その家の前の木に当たっていただろうから、家への被害はなかっただろうが、本当に災難だ。



2003年08月14日(木) 停電?/火星

☆停電?
 夕方デトロイトにいる友人から電話がかかってきた。

 「そっち電気ついてる?」

 何のこっちゃ、と思って、「電気って電気? 何、電気がどうしたの?」

 「デトロイト、ニューヨークが停電なのよ。そっちは電気がついてるかな、と思って」

 オハイオでも北部のクリーブランドは停電になっていたようだが、ここは大丈夫だった。電話はFAX機能がついてるので、停電時には使えない、ということを言うと、友人も「あ、じゃぁうちもだめだ」と言っていた。

 空港も閉鎖されているみたいだったし、ちょうど交通渋滞があって、うちに帰らず、ひとまず教授宅にいるようだった。

 後でインターネットで調べると、アメリカ北東部の一部で停電で、大都市のニューヨークも含まれているとようだった。大変だなあ。

 というわけで、ご心配して頂いてありがとうございます。大丈夫です。


☆火星
 夜の夜中にごみを捨てにいった(といってもごみ置き場にいつでも捨てにいいようになっている)。

 満月ではないが、黄色い月の月明かりが明るかった。そして右にふと目をやると、赤っぽくてかなり大きな星が。

 きっと火星だ! と思い、ネジャーティを呼びに言った。

 ネジャーティが外に出て、きっと火星だろうね、と話していたら、雲に覆われて見えなくなってしまった。

 肉眼でちゃんとわかるんだぁ。また見えたらいいなあ。



2003年08月13日(水) 子供たち

 今日は少し蒸し暑かった。お昼ご飯をもう少しで食べ終わるというころに、裏庭で声がした。

 あまり聞き慣れない声だなあと思ったら、近所のケイラのいとこの男の子だった。あとで聞いたら、いとこのお母さんがシッターで来ていた。

 ケイラの犬が最近毛刈りして、そのせいか、何かの拍子に外に出ると、逃げるように走っている。他のアパートの棟の周りを走っていて、子供たちは追いかけ、梨奈もキャーキャー言いながら追いかけている。

 そういうことが2回ぐらいあって、それで水で遊ぼうということになって、みんな水着を着て遊ぶのだが、梨奈がいるときはなぜかうちのすぐ裏で遊ぶのと、外の水はちょうどうちと隣の間にあって、子供たちが「リナのママ〜、お水入れて〜」と言うと、蛇口のひねるのが壊れているので、ペンチで私がひねることになっている。

 そうかと思うと、木の下でたまたましゃがんでいると、子供が「髪を結んであげる。くしとゴムある?」となり、髪の毛を梳かして結んでは解いたり、と、私の髪の毛はおもちゃになっている。

 プールには明日連れて行ってあげるといとこのお母さんが言っていたそうなのだが、私が保護者となってプールに行きますよと言って、行ってみたのはいいのだが、子供3人につき大人1人がついていないといけないと言われ、子供が5人いたので、引き返した。

 持ち合わせのものでプールを作ろうとしたが、それもあまりうまくいかず、そのうち子供たちが「何か果物ある?」と目に入ったバナナとりんごを見て、それがほしいと言い出し、そのうちいとこのお母さんも時間が来たので、子供たちはいったん帰っていった。

 ちょっと一息入れよう、とクーラーをつけて一息入れていてしばらくしたら、今度は隣のサディラが来た。それからケイラと妹も戻ってきて、みんなで遊んでいたが、今度はサディラが梨奈をたたいた時に、目の方に当たったみたいで、梨奈が泣き出した。薬がほしい時は「ジョンソンジョンソン」というので、パウダーを持っていってつけた。サディラは自分の裏庭に置いてるいすに座っていたが、ケイラたちがサディラを責めるので、今度はサディラが泣き出した。それで、パウダーいる? と聞いたらやってきたのでパウダーをあげた。ケイラたちもほしがるので、あげていたら、2人は泣き止んで、みんなでパウダーをつけて遊んでいた。よかった、よかった。

 それにしても、私は子供たちを見ているというよりは、遊ばれている。なんで私にばかり、「○○してほしい」とか「○○がほしい」とか言ってくるんやろう。自分のうちにもあるやろう・・・・。
 



2003年08月12日(火) サングラス

 先日ネジャーティが、「研究室にいきなりサングラスの人たちが何人も入ってきた」と話を切り出した。

 ここはアメリカ。怖いお兄さんたちではない。

 研究室にある実験器具で、光を分析できるものがあるらしい。それで、サングラスにいろいろ光を当てて、サングラスそのものを分析するというものだった。研究室の器具は他のより精密らしい。

 それは面白いと、長年愛用して、つるの根元から取れてしまったサングラスと、今使っているサングラスを分析にかけてもらった。結果のグラフを見ながらネジャーティに説明をしてもらって、なるほど、ふむふむ、と聞いていた。

 長年愛用していたサングラスを買った当時は、まだUV対策がなってないころで、レンズにもUVカットがあったというのは記憶にない。グラフによると、少しUVを通すらしいが、青や緑の光もそんなに通さず、赤系統は入るらしい。

 もう一つはUVカットがしてあるもので、それはやはりUVは通していない、とグラフにも出ていた。

 こういうのは面白いと感じるが、それは興味の持てる範囲であって、ネジャーティのように決して化学の世界に深入りできない、と思うのだった。

 



2003年08月11日(月) ベビーラッシュ

 3年ぶりに私の周りにベビーラッシュが起こっている。

 今日郵便受けを見ると、私宛の郵便があった。土曜日に郵便で来ていたようなのだが、ネジャーティがどうも気が付かなかったらしい。そして差出人の住所はあるのだが名前がなかった。住所を見てもピンと来なかった。

 開けてみると、ベビーのお知らせだ。よく見たら、ニューハンプシャーで教えていた日本語のクラスのユキ子さんだった。ユキ子さんは日本に1年間ジェットプログラムで英語を教えに行って、去年の夏アメリカに戻ってきた。フィアンセとミシガンに引っ越して、今年の年賀状に、夏ごろ赤ちゃんが生まれる予定だとあった。それで、お知らせは1枚の紙にニュースレターのようになっていて、写真も何枚かカラーで印刷してあった。陣痛から出産まで少し時間がかかったようで大変だったかもしれない。

 ユキ子さん以外では、ネジャーティの研究室にいるケニア人のアンも2日前に男の子が生まれた。この近くの病院だったらしい。

 今年は私の同級生にも知っている限り2人赤ちゃんが生まれたし、来月の予定の方や、来年の予定の知人など、とてもおめでたい。

 梨奈の小さい時の写真を見ては、こんな時もあったなあと、今はふてぶてしい梨奈と比べてちょっと懐かしく思った。



2003年08月10日(日) 森林探検

 森林探検といっても何のことはない。ただ、近くのWinton Woodsや公園は飽きたので、他の森林公園に行ってみようというだけのことである。

 お昼ご飯を食べて、どこか今まで行っていないところに行こう、というので、とっさに思いついたのがSharon Woodsという同じハミルトン群の公園だ。比較的近いところにあるが、まだ行ったことがなかった。

 ハンドブックには小さい滝のような写真が載っている。それも見たかったが、とりあえず遊具があるところに向かった。車道の両側は高い木が生い茂っている。Winton Woodsではこのような高い木ではない。ここは森の中といった感じだ。

 梨奈は最近いろいろと怖がっていて、初めて来た公園の遊具で遊ぼうとしない。仕方がないので、公園内の湖で足こぎボートに乗った。

 足こぎボートに乗ってしばらくいくと、浮き草とともに、大きなタニシ(と思う)が浮いていた。私が小学生の時に住んでいたところには田んぼがあって、田んぼの脇を流れている水路でタニシをよく見かけた。タニシは水のきれいなところにしか住まないらしい。その後、その水路は生活廃水が流れるようになって、タニシを見かけることはなかった。

 湖の水はそんなにきれいというわけではないのに、タニシがいた。もしかしたら、貝殻だけだったのかな。

 足こぎボートの時間は30分にして、もうちょっと長く借りててもよかったかなと思ったが、やはり梨奈が30分も経たないうちに飽き始めたので、戻ることにした。

 その後、私は休憩、梨奈はネジャーティと一緒に遊具で遊んでいた。それから滝があるところに車をとめて少し歩いた。近くではバーベキューをしている家族やグループもいるし、週末を過ごすにはいいところかもしれない。

 このところ夕方になると夕立があるが、今日も帰ってしばらくしたら雨が降ってきた。



2003年08月07日(木) コンピューター

 ネジャーティが自分専用のコンピューターを買って学校で使いたい、というのでインターネットであれこれ調べて、オンラインで先日購入した。

 それはパーツが来るもので、自分で組み立てるようになっていた。

 部品は日を分けて配達されたが、今日やっとケース部分が来て、組み立てられることになった。ネジャーティは眠たいといいながら、夜遅くまで組み立てていた。

 マニュアルはそんなに詳しいものではなく、ネジャーティの作業を見ている途中で私は部品会社のHPを見てみたりしていたが、そのうちマザーボードの取り付けが終わったらしく、もう寝るといって寝ていた。

 明日学校から帰ってきたら、また組み立ての続きをして、週末に学校に持っていきたいらしい。ちゃんと作動するのかな?



2003年08月05日(火) 色盲の教授

 ネジャーティのアドバイザーである教授はかなりの色盲らしい。

 それがなぜわかったかというと、研究室に教授がトルコのコーヒーカップを持ってきたときに、ちょうど色の話になって、教授自身が色盲であることを言ったらしい。
 例えば、夜見えにくいときだと、信号の位置でしか色(赤か緑か)がわからないから、奥さんが運転するとか、服の合わせ方も奥さんが、この服にはこの服とかネクタイとかちゃんと合わせて吊るしてあるらしい。
赤と緑がどのように見えるかというと、よくわからないとグレーっぽく見えるとか。

 話を聞いて、それって化学の世界では大変なことじゃないの? とネジャーティに聞くと、やはり学生の時の実験でよく失敗したらしい。例えば、ビーカーか試験管かわからないが、ある液を垂らしてすぐにピンクになったら止めないといけないのに、色がよくわからなくて、とても濃いピンク色になってしまったとか、いろいろあったらしい。

 それじゃあ、どうしてるの? と聞くと、教授の専門は色の識別が要求される分野ではないらしい。化学にもそういう分野があるのか、よかった、よかった。
そんな教授だが、専門分野ではとても権威のある先生らしい。それでも「Dr.〜」と呼ばれるのはいやで、学生にも下の名前で呼ばせている。トルコでは日本と同じように、○○先生と呼ぶのが一般的で、ネジャーティはついくせで、「Dr.〜」と言ってしまうことがあるようで、その時にはその教授は「聞こえなかった」とネジャーティに下の名前でもう一度呼ばせたようだ。アメリカでも権威のある先生ほど気さくで謙虚な人もいる。私もフロリダ時代にそういう先生を知っている。



2003年08月04日(月) トルココーヒー

 週末の疲れからか、ネジャーティはいつもより少し遅く起きたので、バス停まで送らないと間に合わなくなった。

 いつも乗るバス停を出た後だろうということで、次のバス停を目指したが、乗客はおらず、信号2つぐらい前を走っているバスを見つけた。これで、「バスに乗ったらもう学校やった」、やったらおもろいやろうなあ、あかん、あかん、梨奈は一人で家で寝てるねん(子供を家に置いていくのは違法)。早く追いついて家に帰らな・・・・・、と思いながら、2車線の歩道側を走るバスを何とか追い越し、次の次ぐらいのバス停でネジャーティを降ろし、ネジャーティは無事バスに乗った。

 よかった、よかった。途中パトカーに捕まったらしゃれにならへん。「何でスピードを出したんや?」と聞かれて、「バスに追いつくためです」なんて、笑うに笑われへん・・・・と、朝からハイテンションだった。

 ところで、先週の金曜日だったか、イスマイルとベルナがトルコのコーヒーを研究室で作ってみんなで飲んだらしい。ネジャーティのスーパーバイザーがトルコのコーヒーカップを持っているので、それを持ってきて、飲んだようで、その様子は下の通り。



研究室の人たち



ネジャーティ



ベルナ(左)とイスマイル(右)



2003年08月03日(日) 動物園へ

 我が家の週末(土、日)は1日は家族で、もう1日はネジャーティは学校へ行く、というパターンなので、昨日は1日出かけたので、今日はネジャーティは学校へ行くというパターンと思っていた。

 朝昼兼用のご飯を食べた後に、裏庭に出て、木陰に置いたビーチチェアに座ってコーヒーを飲んでくつろいでいたら、電話が鳴っているのが聞こえた。イスマイルからの電話だったが、こういう時にコードレスの電話はいい。ネジャーティはいすに座ったままイスマイルとしゃべっていた。

 電話の内容は動物園に一緒に行こうというお誘いだった。シンシナティーに来て以来、ネジャーティの学校近くにある動物園には行ったことがなかった。結局行くことになって、イスマイルのアパートに迎えに行った時には2時ごろだった。

 そこから車で10分ぐらいで、路上駐車が許されている道路に車を置いた。

 *1 動物園の駐車場は有料($6.50)なので、動物園の近辺の路上を見つける。入り口まで歩いても5分程度。

 *2 入場料の割引にAAAが使える。家族でなくても人数分×$2.50(子供は$1.50)引いてくれるので、お得。


 最初にゾウやキリンを見て回った。梨奈は「ゾウさん〜」「キリンさん〜」と叫んでいた。キリンは向こうを向いていたので、他の子供も「ジュラ〜フ(giraffe)!」と叫んでいた。結局キリンはこっちを向いてくれなかったが、キリンを後にして歩いていると、小さい子供が泣きながらお母さんと歩いていた。お母さんは「泣かないの。キリンさんは見たの。」となだめている。きっとキリンがこっちを向いてくれなかったので泣いてるようだった。いや〜、どこの世界も一緒だぁ。

 動物園にはオリエンタルガーデンがあって行ってみると、小さい庭だが、池にコイが泳いでいたり、笹やら紅葉やら、日本の木が植えてあった。私には珍しくない植物だが、イスマイルは紅葉を見て、わからなかったようだ。こういう時はネジャーティがちゃんとトルコ語で説明してくれるので助かる。
 ここだけでなく、ちょっとした竹林の道があったりして、シンシナティーで初めて竹を見たので、やはり気分が落ち着く。

 今日もそんなに暑くないはずだが、やはり外にいて歩くとそれなりに暑いし、おなかもすいたので、ピザとアイスクリームを食べた。梨奈が退屈し始めたので、梨奈と私はみんなより先に回ることにした。

 *3 園内のものは高いので、水やちょっとしたスナックを持っていくこと。園内にはWater Fountainがあるので、ボトルの水がなくなったらそこで入れることもできる。
 
 一番見たかったホワイトタイガーも見られたし、ニホンザルにも会えて、日本からはるばる来て頑張ってるのね、と思いながら入り口に戻ってきたが、園内を走る電車に乗ることにした。梨奈はずっと電車に乗りたがっていて、電車に乗ると、ハム太郎の車を思い出したらしく、まねをしていた。
 電車は高いところから動物を見下ろすところもあるし、池の上を走ったりしてカモやカメを間近に見たりした。

 入り口に戻ったが、やはりネジャーティたちはまだ来ていなくて、ちょっと休憩した後、近くのゴリラを見に行った。オスのゴリラがけんかをしているような感じだったが、そのうち一匹のゴリラが芝生の草をむしり始め、それをつかんで、観客がいる方に投げつけた。私は横の方にいたので大丈夫だったが、正面で見ていた家族は草まみれになってるし、赤ちゃんもいたので心配だったが大丈夫だったようだ。

 そこを後にして、ネジャーティたちに会えて、またゴリラを見に行ったが、同じゴリラがまた他の客相手に草を投げようとむしっていた。またたくらんでるな、と思ったら、ゴリラもこちらに気が付いたようだった。私は足早に立ち去った。

 だいたい回ったので、帰ることにして車のところに向かっていたら、知り合いの留学生に会った。来週にはアトランタに引っ越すようなので、その前に会えてよかった。それから、イスマイルのアパートに行って、早速イスマイルが撮った写真をパソコンで見た。結構よく撮れていた。

 帰ったらぐったり。梨奈と1対1で歩き回るのはやはり疲れる。一寝入りしてネジャーティと裏庭で真っ暗の中を蛍を見ながらご飯を食べて、長い一日を終えた。



2003年08月02日(土) ジャズコンサート

 明け方に雨が突然降ったり、涼しすぎて目が覚めたりして、寝不足だった。いけなかったのが、梨奈にご飯を食べさせて、シャワーを浴びようかなと思っていた時に、ちょっとベッドに横になったらいつの間にか寝てしまった。二度寝はするものではない。シャワーを浴びた後も、しばらくは頭がすっきりしなかった。

 ネジャーティの靴がだめになったので、お店に行って、ついでにジャングルジムズで買い物したが、ネジャーティと買い物してわかったこと。多く買いすぎる。
 ほとんど買い物を終えたところでネジャーティが「ひき肉を買いたい」というので、私一人で肉コーナーに戻ったら、途中で知り合いの日本人家族にお会いした。実は水曜日にも韓国系のお店でお会いしたばかりだった。

 家に帰って、食料品を冷蔵庫に入れて、町の公園に行くことにした。今日は野外のジャズコンサートが夕方5時から夜の10時まであるというので、ずっとはいられないが、ちょっと行ってみた。4部に分かれてて、私たちが行ったときには3部目が始まるところだった。

 芝生にブランケットを広げて座っている人もいたが、ほとんどはビーチチェアか折りたたみのいすを持ってきていた。折りたたみのいすは折りたたんで袋に入れて肩から下げて持ち運びできるので、とても便利だ。私たちはビーチチェアを持って行った。

 梨奈は芝生の隣にある遊具で遊んで、ネジャーティが見ていたので、最初の方は一人でジャズの演奏を聞いていた。ネジャーティと梨奈が来てまもなく、雨のポツポツが増えてきて、結局帰ることにした。

 ちょっと聴けただけでもいいかな?


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