comfortable diary



無駄遣いではないはずなのに。

ちょっとお金を使い過ぎた。
大きいものなんて全然買っていないのに、なぜこんなに財布は薄くなるのかっ?
こまごましたお金って本当にキリがない。お給料がでたのも気を大きくさせてしまった
のだろうなぁ…。

■Nov.23(Fri)

札幌で買ったDVD、「ひかりのまち」\4,700,「はつ恋」\3,800を観る。
「ひかりのまち」なんて映画館で2回も観たのに、また泣く。しかも号泣。
「はつ恋」も3度目。またしても最後の田中麗奈の表情でやられる。撃沈。
夜は地元のMLのモツ鍋屋さんでオフ会。その前に時間潰しに丸井に行き、めちゃ
好みのピアスを発見!色は5種類。お店の人も、「つけてみますか?」なーんて甘い汁。
つけてみたらばもう私にピッタリっ!結局同じデザインで2種類買ってしまう…。
¥2,800×2。でも気に入っているからいいんだもん!
オフ会は1軒で5時間半粘る。飲むは食べるはで割り勘なのに1人アタマ\7,000(-"-;)
タクシーで帰って\2,000也。

■Nov.24(Sat)

午前中は仕事で、午後から映画を見に行くことにする。お昼ゴハンはモスバーガー。
これは低予算でオッケ♪
「冷静と情熱のあいだ」\1,500。「けっ、原作にはかなわねーな」と心の中で思い
つつ竹之内くんのあの小犬のような眼差しと、「あおい」の響きにクラクラする。
マジに口が開いてた(笑)
その後は次の映画までに時間があるので、ビデオレンタルしにTSUTAYAに行く。
本屋もちらちら眺めていたら「バガボンド」「クローバー」が出ていたので、購入。
\900ちょっと。小説のコーナーでもハードカバーを1冊買ってしまう…。¥1,600…。
ビデオ屋さんでは観たかった「グリーンフィンガーズ」と「ミリオンダラーホテル」
を借りる。いずれも新作だから、\900くらいかな?(もはやお金の感覚欠乏気味)
それから「蝶の舌」を見にいく。会員なので¥1200。非常に感激…っちゅーか、
ある種の感慨深さを自分の中で分解できずに、パンフ購入。¥600也。
帰りはコンビニに寄って、烏龍茶とお菓子を買って\500くらいかな。

きちんと計算するとクラクラしちゃうかもしれないので、ざっと計算しても¥20,000
は超えてるなぁ…。おいおい、大丈夫かしら…。
今日もこれからお金が出ていく予定…。うー、うー…。

でも止まらない。全部欲しかったし、全部自分のためになってるっ!
そう言い聞かせて、明日からはお弁当を持ってゆこう(-_-;)



2001年11月25日(日)

久し振りの映画館にて怒り爆裂。

毎日忙しかったのだけど、ぽっかりと時間が空いたので、「うりゃああ!」とばかり
映画を観に行ってきた。すごい久し振り。その名も「山の郵便配達」。
くすっ。このダサいネーミングは何?と思いつつ、周囲の絶賛に心惑わされ、勇んで
出掛ける。

良く行く映画館で、なんと座席数は55席。
自然と自分の定位置が決まってくるんだけど、なんだか今日は場所を変え、いつもと
違うところで観ようと思い立つ。上映2分くらい前に、1組のカップルが私の横に座る。
まだまだいっぱいあいてるじゃないのよー。(だって今日の観客数は8人!)
予告が始まってから、後部に老夫婦が座る。同じくして、私のひとつ隣に女性が座る。
これで左右は固められ、気がつくと私を中心にいい間隔で並んで座っているという図。

これが運のツキだった…。
とにかく隣のカップルは、30才を越えて落ち着いたように見えながら、かなり落ち着き
がないっ。特に男性は映画が始まってからジャケットは脱ぐ、そわそわ動く、なぜか
リズムをとる。あの壮大な音楽でなぜっ?
それだけならガマンしよう。なんてったって私はホトケなのだから。
だのに、だのにーーー!
とにかく喋るのよぉぉぉ!
「お前達、このシーン(山をずっと歩くシーン)で何を喋ることがあるのだっ!?」
と胸ぐらを掴んでがくがくやりたいほど。
しかもどっちかが話し、どっちかが相槌を打つくらいならまだ許せる。
なんてったって私はホトケなのだから。
なのに、あのカップルはお互いいいところでは必ず「会話」するのだよっ。
センテンスが長いっちゅーの!

いや、いいのよ。
たぶんそれが当たり前のカップルなのであろうよ。
「山の郵便配達」なんて、そこそこ映画好きじゃないと観にいかないタイプの映画だし。
きっと金曜日は「ビデオデー」なんていって、いちゃいちゃしながら2人でワイン飲み
ながら、「思う存分会話して」映画を観るタイプのカップルなのであろうよ。
映画の見方をとやかく言う筋合いじゃないし、どうやってビデオを観るかなんて、
どーでもよいのだけど、でも人に迷惑かけるのは止めようよ〜(T_T)

しかも後ろの老夫婦。
老夫婦(♂)、痰からまりすぎ。
これも病気だから仕方ないのは、病院勤務のワシには心苦しいくらいわかるのよっ。
それでも観たいって気持ちもすっごくよくわかるのよ!
でも席があまりに近すぎで、気になって仕方なくなってしまったの…。
しかもね、老夫婦(♀)、笑い過ぎ。
あの映画のどこでそんなに笑えるのだ〜?
確かに次男坊は可愛いよ。思わず微笑ましくてにっこりしてしまうよ。
でもさー、声をあげて笑うほどギャグでした?それとも次男坊、老夫婦(♀)には
犬ではなく、ハム太郎にでも見えました?

うぅ、うぅ…。
ちっとも入り込めなかった…。
おっかしーなぁ、いつもならどんな状況でもそれなりに移入できるんだけどなぁ…。
(しかも途中、寝不足のせいで記憶もぶっ飛んでるし)

なんだか、とっても、ストレスの溜まる、映画鑑賞…でした。
あんな癒しの映画なのに…。ちくしょ、今にみておれ。
「お喋りをもう少し控えていただけますか?」って言えるようになってやる!
「ここは飲食厳禁ですよ」って言えるようになってやる!
「もう少し落ち着いてみようや」って諭せるようになってやる!
「そんなに喋りたいなら出ていけーー!」って…言えるもんなら…言って…みたい…。

今日はマジでアナタたちを、山へ配達したくなったわよ。ぷりぷり。


2001年11月20日(火)

流星そして星願。(うまいっ!)

満点の星空に矢を放ったようなひとすじのひかり。
ひゅん、ひゅん。
うわぁ、うわぁ!願い事しなくちゃ!

…あ、こんな願い事していいのかな?
いいのだっ!こんな機会めったにないもの!
一番ほしいものお願いしちゃえ!

きりりと澄んだ午前2時の夜空。
窓を開け放って、パジャマのまま、寒さも忘れて
星をみてた。流れる星。降りゆく星。

神聖な気持ち。溢れる想い。
どうかどうか叶いますように。

2001年11月19日(月)

マッサージ、強し。

今日の私は肩が凝って、凝り過ぎて、頭痛、吐き気までもよおしてしまった。
最近は首から肩にかけて、バリバリ凝り固まってしまっていて、眉間にシワはよる
し、機嫌は悪くなるしで、どうにも我慢ができなくなったので、整骨院に寄って
帰ることにした。

帰りがけ。
私に面会人がきていると、警備のおじさんが呼びにきた。びっくり!
昔の男ではないか(笑)
「近くまできたからどうしてるかと思って」だって。
元気ですよ。未だ結婚もせずここにいますよーだ。
昔の男はもう結婚もして子供もいるのだから、なんだか悔しい(笑)
今はもうなんとも思わない人なので、軽く世間話や、昔の話や、共通の友人のこと
などを話す。全く変わっていない。顔の濃さも、考えかたも、匂いも。
私も変わっていないのだろうか?(シワと白髪は確実に増えましたよ…)

「何時に終わるの?」と昔の男。
「え、もう終わったよ」と私。
「じゃ、たまにゆっくり茶ーでもしにいこうよ。なにかこれから用事ある?」
「あ、アタシ、これから整骨院だわ。」
「どうした?どこか悪いのか?」
「ううん、ただの肩凝りだよん」
「……(絶句)」

やった。やったぞ。
私は昔の男よりも、自分の肩凝りを優先できるようになったぞ!
大人になったんだ。昔は彼の顔色ばかり伺っていたのに。ふふん。
今だから…、いいや彼だからできたことかもしれない。
私の中での「冷静と情熱のあいだ」の順正に当たるあの人だったら、こうはならな
かっただろう。ふふふ、私の順正に当たる人は他にいるのだよ。うふふふ。
もったいないから教えません(笑)

…と不敵な笑みをもらしていたら、また飛行機が墜落したのですね。
世の中一体どうなってるんでしょう。
平和な世の中というものは、もうこれから発生しないのでしょうか?
テロなのでしょうか。それとも事故なのでしょうか。

なんでもありのこの時代、ほんのスプーンひとさじでかまわないから、「こうふく」
を実感できるなにかがほしいね。
それが昔の男を蹴ってまでも得た、マッサージという快楽だとしても。





2001年11月12日(月)

非?おしゃれカンケイ。

両親が旅行中のため、弟夫婦が晩御飯に呼んでくれた。
私がいかに日頃ナニもしないかをよーく知ってるゆえ、絶対にコンビニ弁当を
食べているだろうと心配してくれた(不憫に思っていた)に違いない。
しゃぶしゃぶをたらふくご馳走になり、甥っ子に嫌われ(泣)、サーティーワンの
アイスを食べて帰ってきた。

家についてテレビをつけると「堂本兄弟」をやっていた。「くず」は何気に好き
なのでしばらく見ていたんだけど、なんとなーくイマイチだったので「おしゃれ
カンケイ」に切り替えてみる。大竹しのぶさんがゲストだった。
彼女のぽよぽよした雰囲気と、演技をしたときのあの瞳の力、万年少女のような
佇まいがなんとなく好きだったので、「こっち」に決める。

大竹しのぶさんは、なんと娘いまるちゃんとDA・PAMPのIssaの大ファンだそうで、
彼のことを話す彼女の顔は、ほころびすぎてトロトロ(笑)
いや〜、可愛いわ〜、こんな歳(失礼^^;)になっても、「私、この人が好き!」
と自信をもって言えるということは、シアワセなことだよなぁって思ったりして
いた。

CMを挟んで、今度は大竹さんのお料理のコーナーが始まった。トロそうに見えても
お料理などは手早いんですよーということで、即席混ぜゴハンをスタジオで披露。
さて試食という段階で、なんとイキな計らいでIssaが登場!うわー、うわー!
照れる大竹さん。まるでティーンエイジャーみたい。顔も真っ赤。
ラブチェアーに座らせられ、無理矢理トークさせられ、緊張のあまり下を向いたり
顔を隠してみたり、異常にはしゃいじゃったり。Issaと一緒に撮ってもらった写真
の大竹さんは、もうこれ以上ない!っていうくらい幸せな顔をしていた。

誰かこの番組、観ましたか?
あれ、観ていて目に余るものありませんでした…?

あの大竹さん、2週間前のアタシです。マジで(爆)
周りの目というものを全く気にせず、クライマックスの花火大会よろしくハジけ
まくっていたミチヨ…。

真っ直ぐ顔を見られない、周りに乗せられ側に行けたのはいいけど、気の利いた
トークができない、でも写真は真実の表情を確実に写しつつ、だけどこんなこと
ならもっといい服を着てくるんだった、もっといい香りにしとけばよかったと
後悔し、サインをもらえば舞い上がって泣いちゃうし、だけどやっぱり彼のこと
が大好きで、周りの目はおかまいなしに飛びっぱなし(笑)

最初は私も「カワイイ〜♪」って思いながら観ていたのだけど、だんだん自分と
ダブり出してから恥ずかしくなっちゃって、客観的にみることができなくなって
しまったの…(-"-;)

あの大竹さん、イケてましたか…?
それとも「いい年こいて、やめてくれよ〜っ」って思いましたか…?

だれか率直なご意見をおくれぇぇぇ!


2001年11月11日(日)

姉さん、物騒な世の中です。

同時多発テロとか、タンソ菌とか、物騒な世の中ですな。
いつ自分の身に降りかかってくるかわかりませんな。
被害者の方々を心から気の毒には思っているのは事実なんだけど、でもやっぱり
その人の身になることは難しい。結局アタシ達の周りは平穏なのだ。

っが、しかし降りかかってきたのだっ。しかも思いっきり!

ことの始まりは、10月30日のことだった。
「オー・ド・ヴィ」の打ち上げが29日に行われ、土曜日の代休として30日の午前中
はお休みをもらっていた私。(そこに打ち上げへの意気込みが感じられるでょ?)
午後から出社すると、同僚のMちゃんが「今日、大変だったんですよぉぉぉ!」と
ことの次第を説明してくれた。

なんと我が病院に男性の声で「爆弾を仕掛けた」という電話が入ったというのだっ。
すぐさま警察に連絡し、私服警官だの爆弾処理班(?)だのがドドドっと押し寄せ、
異様な雰囲気につつまれたらしい。もちろん職員は不審物を探索。
結局なにも見つからず、爆発もおこらず、単なるイタズラではないか…ということ
で、あっさりと爆弾事件は幕を閉じる。
数日後、市内のC病院にも同様の電話が入ったという情報も入り、完全なる愉快犯
の犯行だろうと、みな胸をなで下ろしたのだが…。

なんと先日、2度目の電話が入った。しかも今度は直接警察に!

「○○病院に爆弾を仕掛けた。am11:00に爆発する」

げげっ、マジでーーー?だって私がその話を聞いたのはam10:55!あと爆発まで5分
じゃないかっ。うちの課長も、施設課も、あっちでもこっちで走り回っている。
…が、11時を過ぎても何事もおこらず、またイタズラだったらしいと判明。
何も起こらなくて良かった。本当に良かった。

各職場でも緊急連絡網の徹底、夜間の正面玄関の施錠、不審者の連絡等、様々な
打ち合わせが行われる。私たちもさすがにビビった。笑ってすまされなくなった。
厳戒体制とはこのことか!

その夜。
残業を終え、MちゃんとUちゃんとパスタを食べにいく。たらふく食べて、いい気分
で職場の駐車場に戻る。もうすぐ駐車場!ってとこでUちゃんが「あっ…」って
声をあげた。病院のとなりの調剤薬局の駐車場に、怪しいおじさんがいた!と
言うのだ。帽子を深々とかぶり、施錠されてある駐車場に座り込んで何かをして
いると。これは職員としては放ってはおけない。しかも1人じゃないし。
車を運転していたMちゃんは大回りをして、またその駐車場に戻る。みんな心臓は
バクバク。犯人だったらどうしよう?まずナニをすればいい?

そろそろと現場に戻ってみる。あと少し…!
「あっ…!」またUちゃんが声をあげる。
おじさんがいた。病院に向かって歩いてくる。
犬を連れている。…え?…犬?(しかもアイン^^;)

ちょっと、ちょっとぉ!
あのおじさん?犬のウ○コ拾ってただけじゃないのよぉぉぉー!
しかもすぐ近くに住んでいるおじさんじゃないのよぉぉ!

オバカなUちゃん。そんなアナタのことは好きだけど、もう口ききません。

2001年11月09日(金)

連休だぜ。

完全週休2日の方々には楽しくもなんともない祝日でしょーが、土曜出勤の私達には
願ってもないお休み。疲れていたのでしょうか、今朝目覚めたら、今日が何曜日なの
か全くわからない状態にありました(笑)

昨日はあれから「洗濯機は俺にまかせろ」を観てものすごく感激してしまい、興奮
して眠れなかったのが原因でありましょう(笑)
だって、だって!すごくいいんだもの。
なにがいいって、余韻が素晴らしくいいのですよ。
前に観たときとは、また全然印象が変わっててね、なんていうんでしょう、また
ひとつ吉田くんが好きになったというか(笑)
いや、これは冗談としても、とにかく筒井くんの朴訥とした雰囲気や、本音がでる
ときの大阪弁や、結局人間なんてこんなもんやなぁっていうアバウトさや。
だけどその中にあるリアリティや。人情や、ままならない不可思議さや。
掛け違えたボタンのように、これでもやっていけるのだろうけど、なんとない心地
悪さや。「あたしってマジメだわ」そーいや同じ言葉言ったことあったよなぁとか。
直接響いてくるのは、やっぱり日常のさりげなさなんだよなぁって改めて思った。
筒井くんが「終わったこと考えても、今おもろくなるわけない」って言ってて、
ドキリとする。でもどうしたらいいのかと尋ねると「今から考えたらええんや」
と答えてた。なんだかうるっときた。これは今の私へのメッセージだ。

朝起きて、ボーっとしたまま「星願〜あなたにもういちど」を観た。
泣いた。泣いた。どうにかなっちゃうんじゃないだろうかってほど泣いた。
伏線のはり方もなんとなく予想できる。特に目新しい手法なんて全然なく、どちら
かと言えば「どこかで観たなぁ」ってな感じ。でもね、でもね。
ストレートな気持ちは心を打つね。家の中に誰もいないことをいいことに、声を
あげて泣いたね。恋っていいね。人を想う気持ちっていいね。

そんでもって8時からは映画祭のミーティングなので、その前に大好きなトラボルタ
の「ソードフッシュ」を観に行く。すげー。なんだか最後が不本意だけど、最初の
あのシーンはすごかった。あれだけでもしかしたら「オー・ド・ヴィ」の予算分を
遣い切っているのではないかと思うほど(笑)
久し振り(約1ヶ月ぶりだね)に映画館で映画を観れた。ふふふ。

8時からはお馴染み「g」でのミーティング。
エンドロールのこと、協賛金のこと、パンフレットのことなどを重点的に話す。
へへへ、私の名前がエンドロ−ルに載るんだって!嘘みたい…。信じられない!
監督の作品の一部になるんだよっ!もうダメだ。嬉しすぎて…。
この間、打ち上げのときにあまりの淋しさゆえに、「いいなぁ、私も篠原組に
入りたいなぁ…」って言ったら、監督は「もう篠原組でしょ」って言って
下さった…。すっごく嬉しかったっけ。でもエンドロールに名前が載るなら
それを自慢してもいいよね…?えへへ、嬉しいなぁ…(T_T)
その後は美術の小沢さんとの飲み会!
楽しかった。彼の心からの言葉になんだか震えがきた。

監督はこの間、この「オー・ド・ヴィ」に関し、とても自信があると公言した。
現場の雰囲気、監督の表情、スタッフの姿勢を見ていて、それは真の言葉であると
私も確信していた。だけど今まで他の現場を見たことがなかったアタシには、心の
どこかでそれが信じられなくもあったりした。本当に?アタシが携わった作品は
そんなにもそんなにもすごい作品になるの?

だけど今日、そんな心配は無用だということに気がついた。
気がついたというよりも、気付かせていただいた。
小沢さんは「こんな映画は他にはない」と言った。
穏やかに、そしてこんなアタシ達に敬語を遣いながらもこの映画の素晴らしさを、
この映画の美しさを、そしてこの街への愛着心を静かに語ってくださった。
どれもこれも宝物な言葉たちだった。

そのうえ華やかな舞台の裏側を、少しだけ覗かせて下さった。
「(ハル。)」に出てくる深津ちゃんの乗っている車がサニーになった理由。
パソコン通信のスクリーンに出てくる文字のこと。
「はじめまして」で終わるラストこと。(ここは私が大スキなシーンである
ので、ものすごく興奮した!)
「(ハル。)」のスタッフそのままで臨んだ「失楽園」のこと。

すごいすごい!なんて私はラッキーなんだ?
この小沢さんと一緒にこんな濃密な時間を過ごせるなんて!
しかも小沢さんはこの街を「ふるさと」と呼んでくれた。
「もう大丈夫。函館にきても誰かに電話をすれば淋しい思いはしなくてもいいね」
と言ってくださった。ええ、ええ!小沢さんが電話を下されば、どこにでも参上
いたしますよ!こんなアタシで良かったら♪

帰りは小沢さんを送って帰る。
フィニステールで使ったタイルをぜひ頂きたいと懇願する。
できれば裏側に小沢さんのサインを…とおこがましいお願いまでして。
小沢さんはいともたやすく承知してくださる。嬉しい、うれしい!

心地よい夜だったな〜。
琥珀色のとろとろの液体のような…。
「オー・ド・ヴィ」の芳香のような…。
ほんのりと色づく上気した頬のような…。

2001年11月03日(土)

ふぬけマン。

なんにもすることがない。
違うな。なんにもしたくない。
これでいいのか、ミチヨ!前に進め、ミチヨ!
わかっちゃいるんだけどね、もうちょっとフヌケでいさせてちゃぶだい。

昨日も一昨日も仕事で忙しかった。
だけどやっぱりお昼休みとか、帰り道の車の中でとか、そして仕事をしてる最中
までも、監督のことや、大森浜でみた月のこと、相馬倉庫の水のしたたる通路の
こと、松本邸の木の雫、火露見の折れそうな裸体…、いろんなことを思いだして
いた。

淋しがっても仕方がないのは重々承知なので、気分転換をはかろうとビデオ屋
さんに寄って帰ることにする。10月は映画も全然観れなかったもんな。
でもやっぱり邦画のコーナーに行っては、篠原哲雄を探してしまう。
ま、いっかー。しばらく浸らせて(笑)

「月とキャベツ」はこの間観たからこれはあと。
「きみのためにできること」が観たいなぁと思ったけど貸し出し中。
「はつ恋」も貸し出し中。ふふふ、みんな篠原監督に心酔してるね?
よしよし、いい傾向(笑)
「洗濯機は俺にまかせろ」が1本だけ残ってた。やったー。これはアタシがGet!

「女学生の友」は新作コーナーにもなかった。
どうなってるんだ!どうして1本も入荷していないの?!
アナタは全国規模のレンタル専門店ではないのかっ!
こーゆー作品を30本もおくくらいなら、それを25本にしてまでも篠原作品を置く
べきではないのかっ!?函館を題材に素晴らしい作品を取り上げてくれた監督
なんだぞー?特集くらいくんでくれよー(T_T)
私が店員ならすぐさまやるね。絶対に「オー・ド・ヴィ」関連作品を陳列するぞ!

………まだ公開もされていないのに、こんなことできないのは承知なんだけどね、
あまりの淋しさゆえにマイナス思考になってるのね(笑)

とりあえずは「洗濯機は俺にまかせろ」と「星願」を借りて帰る。
でもまだ家には帰りたくない。こんな早くに家にいたくない。
大手電気屋さんに寄る。お目当ては監督のDVD。永久保存版にするのだっ。

おいおいおいおいおい。ここもかい。
なんで監督の作品がこんなにも少ないのかっ?
「月とキャベツ」がないじゃないか!
「はつ恋」が品切れだって?(品切れなら許しましょう^^;)
あとは?あとの作品は?
ちょっとー冗談じゃないわよー。ぷんぷん。
私に仕入れさせてみなさいよー!
「店長のこれがオススメ!」の文章書かせてみせなさいよー!

結局トボトボと家路につく。
ふと思い付いて友達に電話をする。こうなったら監督の普及活動だ!
…………不在。
ちくしょー、淋しいよー。

きっとそろそろ編集作業が始まって、きっと全身鳥肌ものの映像が飛び交って
いるに違いない。いいなぁ、その場に行って見学したいなぁ…。
でも仕方がない。私は淋しさを噛み締めながら待つ!あと1ヶ月待つのだー!

そうと決めたら話は早い。
温かい珈琲を入れて、借りてきた「洗濯機は俺にまかせろ」を鑑賞しよう。
監督と同じ目線で観てみよう。きっと前に観たものとは別の何かが見つかる
かもしれない。監督の別の思いが伝わるかもしれない。おしまい。(ちょっと
韻を踏んでみました^^;)

2001年11月02日(金)




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