comfortable diary



おばさんもどきパーマ。

パーマをかけてきた〜。
頭でかすぎやしないか?なんか爆風にさらされたような髪だぞ?
いやー!明日からどう生きていけばいいのか!
…てのが出来上がった直後の感想であった。

10月はもう「オー・ド・ヴィ」に精魂傾ける意気込みでいたので、髪を切る
時間は今日しかなかったのだ!…で、いつも行っている美容室に電話をしたら
担当のお兄さんが今日はお休みとのこと!うっそだろー?
でも時間はないし〜ってことで、初めての美容室に殴り込みっ。

「こんにちわ〜」って私の前に立ったお姉さんは、瞼が真っ黒!
本当ににマジックで塗ったように真っ黒なの!髪はトウモロコシの髭のように
モシャモシャだし、いやんどうしましょうって思ったわよ。
でも話すとなかなか好印象で、よし、命預けてみせましょう!とアタシも心を
決めた。

今回私がお願いしたかった髪は、ちょっぴり短めのくしゅくしゅパーマ。
髪が太く厚くしかもクセが強いので、パーマはいつも上部はロットで巻かずに
裾だけクリクリってのがいつものパターン。でもどうしても全体的に柔らかく
パーマをかけてみたかったので、ヘアカタログを持ち込み「こんな髪型にして
みたいんですっ!」と申し出た。案外すんなりと「じゃ、やってみましょ」
って言われて拍子抜け。「この髪質じゃ無理かも…」って言われるのを承知で
行ったから。でもできるっていうならやってもらおうじゃん!

カットして、カラーして一度流す。一度少しだけ乾かしたら、なんだかとても
いい感じ!パーマかけるのやめようかなって思うほど、印象が変わった私が
いた。でもすぐに「じゃ、巻いていきますね」って言われて、「あ、ハイ…」
って行ってしまう小心者なアタシ。

今回生まれて初めてのピンパーマ。巻いて巻いてピンで留める。その繰り返し。
40分後鏡の前にいたアタシは、まるでちびまるこちゃんのお母さんだった…。
「やべ、失敗だ……!!」
完璧に打ちのめされるアタシ。できあがりワックスをもみ込み、なんとか
見れるようになったものの、やっぱりちょっとヘン…。

デパートに行く用事があったので、そのまま直行。
デパートの鏡が気になる、気になる!自分流にモジャモジャと手直ししてたら
やっと少しだけ観れるようになった…。でもなぁ、あしたから自分でスタイリ
ングできるかなぁ…。みんなに笑われないかなぁ…。

ま、かけちゃったものは仕方がないっか。
ちょっとだけアクティブな髪型になったので、少しだけ大き目のピアスを
つけて胸を張って生きていくぞー。(精一杯の強がりなんだな、これが^^;)

2001年09月30日(日)

大泉洋と安顕と森中さんとエキストラ。

いやー、とうとう映画初出演してしまいました!>大げさ^^;
9月25日「パコダテ人」のロケがあり、なんとこのアタクシ、エキストラに大抜擢
されました〜!(お願いだから出させて下さいと言ったのはどこのどいつだ?)

当日ロケ地につくと、すぐさまエキストラ待機場所に案内される。
そこでうだうだとお菓子をつまみながら1時間半くらい待たされた。私たちが
ななにをやらされるのかも全くわからないまま、ただ闇雲に待つ。
やっと出動!というときには、もう結構疲れていた(笑)
男性はすぐに配役が決まる。新聞記者役、警察官役、カメラマン役、無菌服を
着た男の役。どうせ大泉洋目当ての女性は野次馬役だろうとタカをくくっていた
ので、へらへらしていたら、突然「アナタ!これ持って!」と指示される。
なんとそれはカメラと「報道」という文字のかかれた腕章。あまりの寒さに耐えら
れず、スーツのジャケットを着たのが、なんだか報道陣ぽかったらしい(笑)

ロケ現場につくと、いきなりびっくり!あのズムサタの森中さんがいるではないか!
私、大ファンなのですよ。思わず鼻の穴が全開になるくらい興奮してしまう。
助監督らに立ち位置などを説明されている間も、森中さんが気になって仕方がない。
キョロキョロしていると、「ほらこれに乗って!」と脚立を出される。
え?ええ?みんなよりアタマひとつでかいよ?やだなー、完っ璧に映っちゃうじゃん!
…といいながら、喜んでシャッターを切る真似をする。それに、カメラが完全に壊れ
ていて、フラッシュがきかない。手動でフラッシュを使うというかなりマヌケな動作
をしているアタシ(笑)

んですぐにリハーサル。
見えないヒロインがさもいるように、驚いてみたり写真を撮ったり。うまく撮れて
いるのかは全く不明(笑)
エキストラには全く期待していないからなのか、それとも私たち総勢50名の演技が
素晴らしくキマッていたからなのか、全て一発OK。マジで〜?(笑)

そんな最中、発見してしまった!あああーーーー!大泉洋だーーー!
脚立にのり、人より飛び出ているアタシには、よーく見える!まさしく洋ちゃん!
うぎゃ〜!しかもあちらには安顕発見!うぎゃーーーーー!
しかも私たちの演技を見ている!張り切らにゃ〜!がんばらにゃ〜!

私の奮闘の甲斐あって、とりあえず撮影はOKということで、ロケバスの中で休みを
とることになる。でも、大好きな洋ちゃんがすぐ側にいるとなるといてもたっても
いられず、友達とロケ現場を散策にいく。
あっ!あああ!安顕だ!さりげなく隣に寄り添ってみる。その距離なんと50cm。
手にはデジカメ。どうにか写真を撮ってもらいたいっと思うも、彼の現場を見つめる
真剣な眼差しに臆してしまう。安顕の隣には洋ちゃん!ダメだー、洋ちゃんにも
話し掛けられやしない(笑)
結局同じ空気を吸える喜びだけを胸に秘め、ずっと隣同士のまま宮崎あおいちゃんの
演技を見ていた私たち。なんて小心者なのっ。

そのあと安顕も洋ちゃんも立ち去り、寒さだけが身に凍みる。膝ががくがく笑って
いる。まだ帰れないのかー?まだなにかあるの〜?12時を過ぎても、まだ帰れない。
現場では宮崎あおいちゃんの迫真の演技が行われている。クライマックスシーンなので
現場にも力が入る。あおいちゃんはTake7くらいの間、泣きっぱなし。
いやぁ女優根性を見たね。さすが「ユリイカ」での演技が認められただけのことは
あるよ。お母さん役の松田美由紀、お父さん役の引越しのサカイのおじさん、萩原
聖人などを近くで見れただけでも大満足でしたん♪
最後に群集の声だけを拾う。「えー!」とか「どこどこ〜?」とか「カワイソウ!」
とか思い思いの声を出す。みんなかなりの演技派だ(笑)
結局、報道陣の役の撮りが全て終わったのはAm2:30くらい。激疲れでした(T_T)

同じシーンを違う角度から何回も何回も撮り、ほんの少しの妥協を許さない監督の
真剣さや、役者の根性に触れることができただけでも、とてもいい経験になった!
きっとこれからは絶対に映画を観る目が変わると思う。
ふだん通り過ぎてしまうような何気ない風景が、カメラを通すだけで全然違う街並に
変わる。さっきまで笑っていた俳優が、監督の声と共に役になりきるあの緊張感、
何十人ものスタッフ、みんなで素晴らしいものを作り上げようとするあの団結力。

本当に目からウロコだった。私もなにか創りたい!という気持ちが日に日に強くなる。

…でもね、10月からはね、いよいよ篠原監督の「オー・ド・ヴィ」のクランクイン。
スタッフの一員として、できるかぎりの協力をすることを胸に誓っているみっちー
でした♪そちらの報告もぜひお待ちアレ!

2001年09月28日(金)

映画道に命かけますっ。

この充実した昂揚感をなんて表現したらいいんだろう?
見るもの体験するもの全てが新鮮で、私の価値感さえも覆してしまうような
この躍動感。尊敬する人の仲間の一員になることができて、みんなが同じもの
を目指していて、よっしゃー、がんばろう!って意気込みがガンガン伝わって
きて。何かを創りあげよう、どうせ創るなら誰もが納得できるものを創ろう、
それならみんなで手を合わせよう、そういう前向きで真摯な行動力に心を打た
れた。

なーんて書いてはいるんだけど、要は篠原監督と一緒に仕事ができる〜!
うれしい〜!だからがんばる〜!ってことなのだ。

9月19日(Wed.)映画祭のMTGで集まり、上映作品などの詳細な打ち合わせを
する。そこに見たことのないおじさまが1人。どっかで見たことあるよなぁ。
どこだっけ…。ま、いっか〜と思っていたら、途中でやっと気付いた!
「あがた森魚」さんだっ!ミュージシャンで、うちの映画祭のプロデュース
なんかもやってくれてて、しかも今回の「オー・ド・ヴィ」の音楽担当でも
あるお方ではないかっ。あぁなんという不覚。

途中から篠原監督、プロデューサー、美術、撮影、全てのスタッフが参加し
今度は「オー・ド・ヴィ」の打ち合わせに突入。
が、私は今日ひどく最低な髪型をしており、化粧もとれとれで、ひどく後悔。
来るなら来るって言ってくれよ〜!監督に会えるのにぃ〜!なんて心で叫んで
いたが、しかしそんな悠長なことを言っている場合ではなかった。
制作資金が非常に不足していること、地元の協力が足りないこと、一緒に創る
という意識が欠如していることなど、制作側から厳しいお言葉をぶつけられる。
でも私たちもどんどん参加していいんだ、プロの仕事に手を出しちゃいけない
と思って遠慮していたところもたくさんあったけれど、とにかく一緒に作って
いこう、どんどん意見をくれ、どんどん携わってくれと言ってくれて、とても
感動する。こんな機会は絶対にない。ロケ地の決定に意見を求められ、実際に
手配し、エキストラを探し、とにかくサポートをする。映画好きにはもう本当
にたまらない機会。今年の夏にスタッフになったばかりの私に、なにができる
かはわからないけど、地元発の映画なんだからできることには積極的にがんば
ろう!と決意したっ。

その後は飲み会に突入。ロケハンの撮ってきた函館の街並みをレンズ越しに
眺める。なんて美しい街なんだろう。なんて歴史のある佇まいなんだろう。
カメラを通した優しい景色に感動していると、撮影の上野さん(彼は篠原作品
には欠かすことができないと私は思う!大好き)が隣に座り、いろいろと
説明してくれる。今月一杯で取り壊される十字街の風景を撮りたかったこと、
誰にも撮ることのできなかった全く違う函館を絶対に撮ってみせるということ。

向かいでは篠原監督があの優しい笑みを携えて、ビールを飲んでいる。
すると「加藤さん、この間はBBSでの書き込みをありがとう。僕も返事を書き
たかったんだけど、僕ね、1本の指でしかキーボード打てないんだよ(笑)
もしよかったら、映画祭の名前で募金の呼びかけをしてくれないかな」って
話し掛けてくれた!えぇ、えぇ、どんなことをしてもやりますとも!
早速地元スタッフに了解をとり、その件は私に任せてもらえることになった。
やった!初仕事♪結局家についたらAm2:00を、回ってました(笑)

9月20日(Thu.)「オード・ヴィ」の最終稿が上がったので、取りに行く。
映画祭事務局である喫茶店でコーヒーを飲みながら集中して読む。すごくいい。
今までの監督の作品とは雰囲気が違うけれど、もしもこれが映像化されたら
新境地を築くことになるだろうという予感がびんびん頭の中を響きわたる。
そのあと映画祭のスタッフともうひとつの函館ロケ「パコダテ人」のロケ現場
に挨拶にいく。松田美由紀さん、引越しのサカイのおじさん(名前失念^^;)
などの演技を覗かせてもらう。なんか私、ギョーカイジンっぽい。

9月22日(Sat.)「オー・ド・ヴィ」のロケハンの成果を報告してもらい、
最終稿をみながら、シーンごとの確認を行う。ロケ地の決定、未定のロケ地の
依頼、ロケの時間帯の確認などを行う。凄い、スゴい、すごい!
監督に名刺を渡したり、助監督と交通局との橋渡しを頼まれたり、たくさんの
初めてが溢れていた。私は本当になんにもわからないペーペーだけど、私に
しかできないこと、私にもできることには積極的に首を突っ込もう!と心に
決めた。ミーハーでいいじゃん!心からやってみたい!と思ってたことに
出会えただけでもシアワセだしっ!やるったらやる!やれることはどんどん
やる!…っていう気持ちなんデス(*^‐^*)

明後日は岸谷五朗さんの幼少時代役の候補の画像をとりに行ってくるのだ。
がんばる。
あぁ、仕事なんてしたくない!ロケの間は、ずっとずっと同行していろんな
ことを学びたいんだっ!あぁ、お願いだから3週間ばかり休みをちょうだい、
課長さまぁぁぁぁぁぁぁぁ(T_T)


2001年09月22日(土)

「三月は深き紅の淵を」

ハマっている、完全に。久し振りだなぁ、この感覚。
「奪取」以来かなぁ。いやいや「バトルロワイアル」以来か?
今年に入って随分と本を読んだけれど、最近ミステリーに当たりがなかった
ので、ちょっと腐ってた。「模倣犯」も読みたいけど「13階段」も読みたい
けど、高いのでガマンしてた。
でも良質のミステリーが読みたい!…と内心私はジタバタしていたのである。

そんな私にひとすじの風が吹く。
最近よく目にする「恩田陸」という作家。ネットでも、雑誌でも、ここ1ヶ月
くらいのあいだに、ちょこちょこと見かけるようになった。
でも興味がなかったから、もちろん流して見ていた。
それが急に、何故だか急に、どうしても読んでみたくなった。(ここらへんが風)
どれどれ試しに読んでみようかと、軽い気持ちで買ってみる。

「三月は深き紅の淵を」

これがその本の題名。ストーリーはこんな感じ。
この本と同じ名前の本がある。有名な作家が若い頃に執筆したのだろうと言われ
てはいるが、作者は不明。200部だけの限定発行されたいわば幻の本。
たった1人に、しかもたった一晩だけに貸すことが許され、しかも一度読み始め
れば、どんどんその世界にはまり込んでしまう異質さも持ち合わせている。
この本に掲載されている4つの物語を通じて、この本の謎を解いていく…という
もの「らしい。」

「らしい」?
そうなのだ。アタシはまだ全部読み切っていないのである!
早く読みたいのはヤマヤマなのだ。続きが知りたい。この物語がどう終結する
のかはやく確かめたい。
なのにその気持ちとは裏腹に、なぜかワンクッション置いてしまう自分もいる。
こんなにハマって、こんなにワクワクして、そんでもって最後に恐ろしく陳腐な
結末だったら…と思うと読み進めるのが恐い(笑)
反対にこのまま一気に読みきって、この「やっと見つけた!」という充実感を
失うのが恐い。ゆえに〜、ストップ(笑)

でもさっき恩田陸の「ドミノ」という作品もすごく面白いという情報をGET。
(ぱくいちさん、さんきゅーね。)
これで心置きなく読み進めることができるってもんだ!次に読む本も決まって
しまったのだから(笑) うしし。

とにかくススめるのだ。まずは本屋に行くのだ!
私はまだ5分の3くらいしか読んでいないけれど、これは間違いなく傑作なので
あるよ。誰がなんといおうと、私のなかでは今年一番なのであるよ。

そのまえに「恩田陸」って男であるか?それとも女であるか?
私は女だと思うあるよ。いや、ナシなんだけど、根拠なんて(笑)




2001年09月18日(火)

わんだほー、札幌!

久し振りに「満ち足りた旅行」をしてきました。
「楽しかった?」ときかれて「もうすっげー楽しかった!」と心から言えた旅
だったような気がします。「疲れたよ〜」とか「うん、楽しかったよ」って
答えれられる旅行はたくさんあったけど、「すっげー楽しかったんだよ!」って
報告できる旅行にはそうそう出会えないかもなぁ…。ダイジェスト版を公開!

■9月14日(Fri.)
7:15発のバスにのって札幌へ。車中「がんばっていきまっしょい」「学校4」を
観て、周りを気にしながらもボロボロ泣く。「がんばって〜」は最近観たばかり
なのに。お昼12:30頃、大通りテレビ塔前に到着。
まずはホテルに荷物を預けに行く。散歩のごとくのんびり歩く。迷うことなく
辿り着いた。てへ、良かった。これだけが心配だったの(笑)

3:05からの「カウボーイ・ビバップ」を観るために、まずは腹ごしらえ。
適当なお店に入るも、ここはなんだか当たりだった!ソファーにクッションなんか
おいてあったりして、とても落ち着く佇まい。ハヤシライスも美味かった。

「カウボーイ・ビバップ」鑑賞。おおおおお!待って待って待ちわびた甲斐が
あったぞー!オープニングから確信。イケる、絶対にイケる!
途中ちょっとだらけ気味ではあったけど、エド&アインが殴り倒したくなるくらい
可愛くて、おねえさん撃沈…(笑)
観終わってすぐお土産を買いに夜の街へフラフラ〜。何の計画もなかったくせに
それなりにお土産が決まっていくのがいとをかし。

20:15からススキノで飲み会。広島から夫婦で飛んできた大好きな「あのお方」と
初めての顔合わせ。うー、緊張!しかも「あのお方」のお友達もわんさか。
みんな初対面。このシャイガール(←ウソ)はうまくその場を乗り切ることが
できるのか?(笑)
そんな心配はドコ吹く風、みなさん類稀なるいい方々で、こんなアタシを笑顔で
お迎えしてくださった!しかも本当に親切にしていただいて、その場にいた皆さん
や、誘って下さった「あのお方」^^;)、そしてこの場を与えて下さった神様に
感謝する。夜中0:30も過ぎた頃、ビバッパーO君の電話での参加で、またより一層
盛り上がる。ホテルのお部屋に着いたのは2:00は確実に回っていた(笑)

■9月15日(Sat.)
朝8時に起床。昨年の今ごろ初めてお会いした映画関係のお友達Kさんに会うため
支度開始。9時半ホテルを出る。広島からやってきたお友達に別れを告げ、一路
サッポロファクトリーへ。駅でほんのちょっと迷子になりかけ、ビビる(爆)
約束の20分前に到着。Kさんにも逢えたところで「ブロウ」を鑑賞。
お腹の出たジョニデがキモかった。でも見ごたえは十分。ファクトリー内のイタリ
アンでランチ。邦画の大作「大○の一○」の感想を言い合い、多いに盛り上がる。
何気にエキサイト(笑)
映画をあんなにみているKさんが「パールハーバー」「メキシカン」を観ていない
と聞いてぶっ飛ぶ。なるほど、手当たり次第というわけじゃないんだ!目から
ウロコ。ものすごく盛り上がるもお互いの次の予定のため、泣く泣くお別れ。
次は東京に一緒に行こう!と約束しあう。

Pm4:00。高校の親友Hちゃんに逢う。変わっていなくて物凄く嬉しい。
最近できたばっかりの喫茶店で何時間も何時間も飽きることなく喋り続ける。
彼女の反論には非常に説得力がある。いつもニコニコしてる彼女の、そんな強さが
とても好き。そのままアジアンのお店に連れていってもらう。そこがまためちゃ
くちゃ美味しくて、我を忘れて食べ続ける。恋の話や、自分のこと、仕事のこと
将来のこと、堰を切ったように恐ろしい勢いで話す2人。…燃えている。
明日は映画を1人で観ようと思っていたら、Hちゃんも付き合ってくれるということ。
明日のことを考えて23:30くらいに解散。泥のように眠る。

■9月16日(San.)
9:30出発。「ウォーターボーイズ」「チアーズ!」を鑑賞。どちらもめちゃくちゃ
楽しかった!憧れのシアターキノにも行けて大満足。「FAB TEA」というお店で
ランチ。ここがものすごーーーーくうまかった!フランスパンをフレンチトースト
にして、薄切りのハムではさみ、メイプルシロップをこれでもか!っていうくらい
かけてある。それがまたもう病みつきなウマさ!絶対にまた行く。決意した!
Pm4:00、バス出発。Hちゃんからメールがくる。温かいメッセージに思わず涙が出る。
「アナタが友達でいてくれて私は本当にシアワセです」と返信する。これ以外に言葉
がみつからない。年に一度しか逢えなくても、彼女とはきっと一生友達でいるんだろ
うなって確信する。

*****みなさんへ**********************************

私は本当にシアワセでした。この3日間、どの方々といても自分の幸運さを噛み締め
ざるを得ないくらい。自分へのご褒美にしては、あまりに素敵すぎてもったいなくも
思います。今,海の向こうのNYは神に裏切られたと嘆き悲しむ方々が大勢います。
でもあえて、私がこの3日間でお会いした全ての方々との出会いは、神様の思し召し
であったと思えるのです。私は無神論者だけど、なんだかそう思えてしまうのです。
そのくらい、今回の旅は私にとって宝物だったと改めて感じます。
またいつの日かお会いできることを夢見て〜…。

2001年09月17日(月)

あな恐ろしや、連続テロ…。

今日はなんだか小さいことにイライラしてた。
普段じゃ笑って過ごせることが、どうしても眉間にシワがよってしまう。
こんなちっぽけなことにムカムカしている自分も嫌になる。

でもお昼に爆弾テロの映像を観た。
泣き叫ぶ家族、救助しにいって生き埋めになった消防士、頭から血を流し
ながらインタビューに答える男性、まさに惨劇としかいいようがない。
数千人もの死者(1000人だって5000人だって数千人なのにこの言い方は
アバウトすぎるよ…。仕方ないけど…。)には、その何倍もの家族や、友人
や、恋人や、同僚や…数え切れないほどの縁の人々がいて、そして今も涙を
流している。悲しみにくれている。途方にくれている。

テロがあると警告していた人々は、激しくショックを受けているだろう。
テロリストを飛行機に乗せてしまった航空関係者は、自責の念にかられて
いるだろう。誰もがこの事件にショックを受け、誰もが心を痛めている。

なのに私は自分の身の回りにおこった、こんなちっぽけな鼻くそ同然のこと
で、落込んでムカついて。…とても恥ずかしくなった。
気がついたら気持ちが少し落ち着いた。気持ちの切り替えができた。
お昼からは普通の状態で、仕事をすることができました…。

だけど。だけど!
この事件はひどい。ひどすぎる。
罪のない人間の命を、まるでワインのコルクでも抜くように簡単に奪い、
一体何の目的のために、なにを得るためにこれほどまでに凄惨な仕打ちを
しなければならなかったのか。
報復を考える合衆国側の気持ちも痛いほど判る。制圧するためにも、遺族の
ためにも必要なのも理屈ではわかる。
でも報復ってのは同等もしくはそれ以下じゃ意味がないんだよ。
何倍もの仕打ちをしなければ「参りました」って相手に言わせられないんだよ。
そうしたらまた同じことが起こるの?またおびただしい血の雨が降るの?

神様はなぜ人間を創ったのか。
殺しあうためではないはず。堕落するためではないはず。
もうそれさえもだんだん判らなくなってきたよ…。
判らなくなったから、「ギター弾きの恋」を観てきました。
気分転換できるかなぁって思って。
結果?えへへ、見事復活しましたー(*^^*ゞ

あぁ、結局他人事なんだろうなぁ…。
映画観て復活してるぐらいだもんなぁ…。
自分がとても冷血漢みたいで、またちょっと凹み始めたよ。

あぁ、やっぱり今日はアタシが嫌い。
こんな日は早く寝よう。オヤスミナサイ…。



2001年09月12日(水)

贈りもの。

一年ぶりに高校時代の友人(Hちゃん)に会うことになった。
お誕生日もあったことだし、なにか簡単なプレゼントを用意しようって
思って、西武百貨店にお買い物に行く。

秋らしいスカーフもいいな、ちょっと変わったベルトもいいな、それとも
私の気に入った本がいいかな、アクセサリーもいいなぁ…。
クルマ(ちなみにまだ修理中なので代車)の中でいろいろ考える。
でもなんだかしっくりしない。もっとこうHちゃんらしい何かがあるはず。
なんだ?なんだーーー?

Hちゃんは私にいつもお土産に珈琲をもたせてくれる。
その珈琲も、何件かの珈琲屋さんを回ってくれて、本当に上質のいかにも
私好みの珈琲を数種類用意してくれるのだ。
それを思い出して、みっちーヒラメイタ!

自分では買わないけれど、どっしりずっしりした陶器のマグカップ。
秋らしく渋い色合いで、手でくるんで持っても熱が直に伝わってこなくって
漆黒の珈琲をとろとろに見せてくれるような、そんなマグカップ。
そうと決まれば話は早い!食器売り場に速攻!

でもねー、意外と和食器ってのは少ないもんだ。
湯飲みならたっくさんあるのに、なんでこう珈琲カップは少ないんだろう?
ソーサーのついたのはそれなりにあるんだけど、普段に使ってもらえなさそう
だから、できればマグがいいんだけど…。

よしっ!このまま丸井デパートに行くぞっ。
2軒目の丸井に向かう。
結果……バツ!×!罰!
このまんまじゃ帰れねー!そーれ、もう1軒!
クルマを走らせること10分、駅前のデパートに到着。食器売り場へダッシュ!

ちくしょー、なんだよー!なんでこう3店とも同じものしか置いていないん
だよぉう(T_T) でもこの中じゃ「たち吉」が一番よいし、この中から
決めようって決意。ピピってくるものはなかったんだけど、よくよくみれば
みるほど味がでてくるのが和食器のすごさなのかもしれない。
どれもこれも優しさと味わいがある。ひとつひとつ手にとって確かめる。
冷たい感触があるのはダメ。Hちゃんが持った図を想像できないようなものも
ダメ。小さすぎるのもダメ。逆三角形のもできれば却下。

うふふ、絞られてきたぞ。残すはこの3点のみ。
ものすごく綺麗なブルーのカップ。ひび割れた感じがなんとも優しい薄桃色の
カップ。生成で花をモチーフにしたこの中では一番高価なカップ。
う〜む。たっぷり15分は悩んでいた。どれもこれも彼女にあいそう。
でもこの中で一彼女が一番買わなそうで、一番彼女に似合いそうな気がした
ブルーのカップに決定。ふぅ、長かった…。

私にはこうやってどうしても妥協できないものがある。
「ま、いいや、適当で」って流せるものはたくさんあるけど、「どうしても
これでなきゃダメ」って思い出したら止まらないものもあるんだ。
友達のために3つもデパートをハシゴして、バカじゃないの〜?なんて
思われるかもしれないけど、自分が適当に選んだものを相手が心から喜んで
くれるわけがない。大切な友達だから、彼女もまた私のためにそうやって
してくれる友人だから、自然にそうなるんだろうな。
「心をこめて」ってこういうことかもしれないなんて、ちょっと思う。
(自分で言うなって感じだよね^^;)

ところで!今テレビですごいことやってるぞ!
高層ビルに飛行機が2機も突っ込んでる!ダイハード?コン・エアー?
いやいや、これはホンモノの映像だーー!

2001年09月11日(火)

山川牛乳のソフトクリーム

最近ソフトクリームが好きになってきた。
いや、前から嫌いなわけじゃなかったんだけど、「ソフトクリーム食べたーい!」
という風には全然思わなかったの。バニラだけだと飽きちゃって、最後まで
食べられないし、ウエハースでお腹一杯になっちゃうし。
それが。最近なんだかイケちゃうのだ。
しかも。困ったことに「食べたいなぁ〜」などと思ってしまう。

ことの始まりはシルクソフトにあるっ!
函館では知らない人のいないほど有名なファーストフードのお店「ラッキー
ピエロ」に近頃お目見えしたメニューのひとつ。
コーンの器(ウエハースがコーンでできたモノと考えてください)に、シルク
の入った(…と言われています^^;)まろやかなスフトクリームがてんこもりで
そしてトッピングが、レアチーズケーキ、チョコバナナ、ラムレーズン、
ブルーハワイ、キャラメルプリンなど6種類くらいあって、スプーンですくい
ながら食べるの。これがまたウマいんだなー。えへへ。

職場にもシルクソフトのファンなる子が2人いて、「今日行っちゃう?てへへ」
な〜んて誘い合い、車を走らせ食べに行く始末(笑)

今日はちょっと観光巡りをしてきた。ブラブラと散歩をしていると、
「山川牛乳ソフトクリーム250円」という看板発見。
そーいやうちのシルクソフトファンの1人が美味いって言ってたっけ。
お付き合いしててもらったお友達のT子さんに「食べる?」って聞いてみると
「食べた〜い!」と言うので、私はモカとバニラのミックス、T子さんは
バニラを頼みベンチに座って食べる!

ぺろっ。1口舐める。
いやん、うまいじゃないの〜!
ありゃりゃ、これはハマるかも。そんなに甘くないし、さっぱりしてて、でも
コクまろ。しかもちょっと固め。この固さがまたいいんだな(*^^*ゞ
ヤバいなぁ、好きになりはじめてきた。

それはしつこくてあまりタイプではなかった男性に垣間見た、さりげない
心配りに見直して、ちょっと気になるなぁと思っていたところに、飲み会で
偶然隣になり、「あれれ、もしかしてすっごく良くない?いい奴かも!」
って恋心に変わる瞬間に、とてもよく類似していました(笑)

2001年09月09日(日)

洋ちゃんといっしょ(≧▽≦)/

どうしましょう!
憧れのっていうか、もう神様の域にいらっしゃる大泉洋ちゃんと映画に
出れるかもしれません!っていうか、もう絶対に出るつもり(≧▽≦)

彼の主演作品「パコダテ人」のロケが函館で行われ、職権乱用と申し
ますかなんと申しますか、エキストラ募集の打ちあわせであるのにも
かかわらず、スタッフ自ら「出ますっ!」と意気込んで、周囲を呆然と
させてしまったアタクシ(笑)

だってさー、これがね他の俳優さんなら、ちょっと見学して終わりって
感じだと思うんだけど、洋ちゃんよ?
「千と千尋の神隠し」で声優デビューまでしちゃった洋ちゃんと共演
できるのよ?これはもう宮崎監督と共演したも同じで!←違うって^^;

とにかくミーハーなのは認める(笑)
でもね、洋ちゃんだから、他ならぬ洋ちゃんだからっ!
私は次の日が仕事でも、徹夜でがんばるわっ。

あぁ、映画って素晴らしい!
映画祭のスタッフって素晴らしい!


2001年09月07日(金)

秋かしら。

なんかさ、最近思うんだけど。
そろそろナニかいいことあってもいいと思うのよー。
あ、そりゃね、憧れの篠原監督に会えちゃったりして、いいことだってたくさん
あるんだけれどもね、なんてゆーのかなぁ、心の隅っこがね。寂しいんだよね。

じゃどゆことがあると、シアワセなのかい?って聞かれると、答えはひとつな
わけで。誰かにすっぽり包まれたい、包んであげたいってことなのかも知れな
いなぁ。包まれっぱなしはイヤ。かといって包みっぱなしもイヤ。
温かいナニかが欲しいなぁって思ったときに、
「ほら、ここにあるじゃん」って当たり前のように言って欲しいだけなのかも。
まるで、ほらビューネくんみたいに(笑)

なんかちょっとつぶやきたくなったので、よろしいか?(笑)

*********************************

小さなシアワセはそれなりにある。
それで十分って思ったり。このくらいじゃ全然足りないって思ったり。


メールをしたり、映画をみたり、ちくしょーって思ったり
ありがとうって思ったり。
こんなに目まぐるしいのに、退屈だなんていってごめん。


アタシを取り囲む全てのものからダーーーーって走って
逃げようと思ったけど、止めちゃった。
だって目の前のシュークリームがあまりにも美味しそう
だったんだもん。…これでいいのだ。


手を伸ばせばなんだか届きそう。
あとは手を伸ばす勇気だけ。
ふぅん、簡単ぢゃん。

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たまにはこーゆーつぶやきもどうでしょう?(*^^*ゞ
今日の日記は5分で書いた。ある種アタシは天才かもしれない(笑)
ところで、「つぶやき」と「ツブ(貝)焼く」は何か関係が…?

2001年09月06日(木)

「月キャベ」「はつ恋」「きみのためにできること」part2!

「もう監督にお会いできて大変光栄ですっ!でも監督の作品のなかに、もしも
この私がほーんのこれくらいでも(親指と人差し指で2cm位の隙間を作って)
映ることでできたら、もう本望です!エキストラに使って下さい!」

人間舞い上がるととんでもないことを口走ってしまうものだ。
アタシってやつは、ものすごいミーハーで、そんでもってものすごい貪欲なのだ
と改めて知った。端から見ていたら、あまりのアサマシさに眉間にシワが寄って
しまうくらいに、この私はみっともなくハシャいでいた。
ガオレンジャー(?)に群がる、洟を垂らしたガキんちょみたいだった(+_+)

そんな私に篠原監督は、ちょっと考えてこうノタマッタ。
「お店の客か、夢のシーンに登場する上半身裸の女性役なら。(微笑みっ)」
もう完全に舞い上がってるアタシは、
「そんなっ!人様に見せられる立派な体はしてませんっ!」などと胸を張って
叫んでいた。おいおい、冗談だってばよ(笑)

あとは地元の喫茶店の話や、私の勤める病院の位置の話、できあがったばかり
の「女学生の友」という作品のこと、今までいった映画祭の話などを和気藹々
とにこやかに話す。始終穏やかで、偉ぶったところが微塵もなく、とにかく
笑顔がキュート!もうホヨホヨホヨ〜ってなっちゃう(笑)
お店を出る頃には、もうすっかり彼のトリコになっていた。

そんでもってこれからラーメンを食べに行こうという話で盛り上がる!
ええ、行きますとも!ダイエット?そんな言葉なんてありましたっけ?ハテ?

車に乗って来ているメンバーにそれぞれ便乗し、汚いけど評判のいいラーメン
屋に行く。篠原監督の隣には座れなかったけど、ラーメンをすする監督を
眺めることができるだけでも十分シアワセっ!
あぁ、写真を撮りたい…!みんなに自慢したいっ!
そんな欲望を抑えに抑え(だって絶対にイヤがると思ったんだもん)、ズズズ
とラーメンをすする。ギョウザも食べる。あぁ、監督、こっちを向いて!
(でも全然こっちなんて向いてくれない。カウンターしかないお店だし^^;)

夢のような時間は瞬く間に過ぎ、解散することになった。
店の外に出て、監督達をホテルにお送りすることにする。
私も車だったので、「こっちにもどうぞお乗り下さい。」と誰ともなく声を
かけると、な、なんと監督が私の車の後部座席にぃぃ!
まじ?マジ??あの、あのっ、あのっっ篠原監督が私のクルマにぃぃぃ!
もう意識が遠のきかけた。っていうかもうとっくに飛んでいる!

でも監督に怪我をさせちゃいけない!なぜなら彼は素晴らしい才能の持ち主
なのだから!手のひらに汗をかきつつ、震える指をおさえつつ、そして監督に
道案内していただきながら(地元のアタシが知らないようなマイナーなホテル
にご滞在^^;)、なんとか無事に送り届け、最後のご挨拶。

「お疲れサマでした!楽しかったです!明日もがんばってくださいっ!」
深々とお辞儀をし、そしてなんと私はまた叫んでしまったのだ!

「監督!エキストラの件、よろしくお願いします!」
監督は苦笑いしながらも、手を振ってホテルに入っていかれた…。
あぁ、長くも短い時間は過ぎ去った…。

でも私の心のバクバクは依然おさまらず、監督のあの人懐っこい笑顔が
忘れられず、今日も仕事はうわの空。
どうしましょう、完全に恋です、これ!(自爆)

恋心を抑えつつ、とりあえずは「オー・ド・ヴィ」の成功を祈りつつ、
私はエキストラに向けて女を磨きます(笑)←バカ(-_-;)

あぁ、夢だったのかな。いや夢なんかじゃなかった!
だって真夜中のラーメンのせいで、体重は1キロ確実に増えていたもの(笑)


2001年09月03日(月)

「月キャベ」「はつ恋」「きみのためにできること」part1!

夢のようでした。もしかして夢?
いや、朝、体重はきっかり1キロ増えていた!夢じゃなかったー!うぎゃ〜!
今日ね、もうどうにかなっちゃいそうなほど嬉しいことがあったのっ!
いや、もうどうにかなっちゃってるんだ!(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)

「日本で一番好きな映画監督は誰?」って聞かれたら、アタシは間髪入れず
「篠原哲雄監督でっす!」って答えるんだけど、なんと昨日はその篠原監督と
お酒を一緒に飲んでしまったのだああああ!

函館にはイルミナシオン映画祭っていうのがあって、私は今年からその実行
委員をやることになったの。それというのも、実行委員になると篠原監督に
会えるかもしれないというかなり不純な動機から(笑)
で、昨日はそのミーティングの日。10月クランクインする篠原監督の「オー・
ド・ヴィ」という作品の細かな打ちあわせをしている最中、なんと本物が
乱入!うわーーー!本物だああああ!だあああああ!

ハヤル気持ちを押さえつつ、監督、プロデューサーを含めて打ち合わせ。
制作サイドから、地元へ要望事項が申し伝えられる。
まずはスタッフが泊まる宿。できれば安くて40〜50人が一度に泊まれて、炊事
場がついていて、ミーティングルームがあって、荷物が置ける場所があること。
函館にはそういう施設が極端に少なく、みんなで知恵を絞っていたところ、
ふと思い付いたことをダメモトで発言してみた。

「学校の合宿所なんかいかがでしょう?私の母校の合宿所は学生用の合宿所
ですので、10月はまるっきりあいた状態になってると思いますよ。
学校サイドがOKを出せれば、そこを宿に使うことも可能だと思います。」
そうしたら、一同「それだ!」という話になったところで、監督が私を見て
「そこにお風呂はありますか?」って質問を!!
「あ、シャワーがあります」と答えたところで、私はもう爆死寸前(笑)

それから順調に打ち合わせは終了し、みんなにビールが振る舞われた。
篠原監督にお酌をしたりはしたものの、恥ずかしくて顔が見られない!
ひとりモジモジを30分くらい続けたところで、一大決心。
このまま何も話せなかったら絶対に後悔する!と思い、監督と目があった
瞬間に、

「アタシ、篠原監督の大ファンなんですっ!」

…かなり鼻息が荒かったように思う(笑)
そうしたら監督はかなりテレた顔で、「あ、どうも」って笑ってくれた!
もうこっちも大テレで、真っ直ぐに顔も見れなくて、またモジモジ。
そうしたら監督は、「お名前は?」って聞いてくれた。
名前を告げたら、「去年もいましたっけ?」って聞かれて、アタシってば
「いいえっ!篠原監督にお会いできるかもしれないというがために、スタッフ
になりましたっ!これは本当です!ねっ?(周りに同意を求める^^;)」
そしてまた監督もアタシも照れるのであった(笑)

つづく。



2001年09月02日(日)

辻仁成監督に会えた!

今日は待ちに待った「ほとけ」の上映会。
しかも辻仁成監督のトークショー付きというから、これはいかずにはいられない。
仕事で間に合うか間に合わないかの瀬戸際、目の色を変えて張り切るアタシ。
だがすごい途中すごい睡魔に襲われピ〜ンチ!
…が、なんとか乗り切り6:30の上映に間に合うことができた。

この「ほとけ」は函館オールロケ。知り合いもエキストラで参加していると
いうことで、楽しみも倍になる。
が、この作品は架空の街「臥牛市」が舞台となっており、言われなければ
これが函館だとは気付かないかもしれない。
時折でてくる函館ドック、小いけのカレー屋、金森倉庫群、穴間…。
見方を変えるとこんなにも寂れた街に見えるんだなぁと感心したりもする。
観光名所はまったくでてこない。路地、路面電車、古い民家…。そういった
ものが主役になったりするのが、この作品の魅力にひとつかもしれない。

ちょっと…いや、かなり暗い作品を見終わり、辻監督登場!
最近友達から借りて、辻作品を読み倒し、彼にとても興味が沸いてきたところ
だったのが、私のミーハー根性に火をつけた。それにインタビュアーが、
私がとっても大好きなあのお方。(地元の喫茶店のマスターで、この映画館の
創始者でもある。優し気でインテリジェンスで惚れてます^^;)
観客席55席のシアターだから、手を伸ばすところに監督がいる!それだけでも
あたしはドキドキしていたのに、となりに座っている友達はなんと彼に
インタビューまでしているというツワモノ!しかもその隣に座っている知り
合いは、「ほとけ」にエキストラとして参加までしている!しかもちゃんと
映ってるし!アタシはもしかするとすごい人達と知り合いなのではなかろうか。

ま、それはおいといて(笑)、作品の裏話、秘話などを生で聞けるというのは
本当においしい瞬間だった。始終顔がニヤけており、夢心地で30分という短い
トークショーは幕を閉じる。

その後友達と飲みにでも行こうということになり、映画館の前で場所を決めて
いたら、なんと辻監督が出てきた。さすがハコダテ。出待ちのミーハーという
のは皆無(笑) アタシが「ありがとうございました」と頭を下げたら、
「いいえ、どういたしまして」と微笑んでくれた♪やったー!
彼は非常に小柄で、ところどころ金髪、しかも足が異常に細かった…!
あたしもジーンズをはいていたのだけど、隣に立ちたくないほどスリムで、
あ、さすが往年のロックスター(爆)って感じだった(≧▽≦)

でもね〜!明日はねー!もっとすごい人に会えるんだよーーーーー!
しかも一緒に打ちあわせをするんだよーーーー!
誰に?それは明日の日記をお楽しみに〜♪そんじゃ!

2001年09月01日(土)




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