日々の泡・あるいは魚の寝言

2006年09月29日(金) 発熱中…

☆昨日から、熱が出ちゃって、汗かいてます。
ふだん汗をかかない体質なので、なんかよけいやだなあと。

そんなこんなで、仕事はいまだ終わらず。
ていうか、昼も夜も、ほとんど寝てます ^^;

陽射しがまぶしすぎるので、ベッドのそばにある窓の遮光カーテンを、長いものにかえてしまおうと画策中。
そうして、吸血鬼のように、休みたいときに、朝も昼も眠るのだ。

☆人間関係の方、いろいろご無沙汰していてスミマセン。
文子さん、ここみてるかな? メール拝受してます。
ひろはたさん、ミクシの方、対処遅れててすみません。
夢さん、連絡取れないままにしていて、ごめんよう。
杏実さん、迷惑メールは、ジャストシステムのシュリケンプロの学習型フィルタが、超絶的にすごいのでおすすめですよ^^ とても楽になるので、だまされたと思って、ぜひどうぞ。

☆お風呂にでも入って、さっぱりして寝ようかとおもいつつ、お湯は熱いから入るのもどうだろうか、とか、頭がまとまらなかったり^^;
調子が悪いと、こういう、「どうでもいいこと」に結論がだせなくなったりします。延々とぐるぐる考えている。
とりあえず、今夜はもう働かないようにしようと、それだけは決めました。
(…って、自慢にならないよなあと)。

<追記>
でもやっぱり、お風呂の前にもう一働きしようと思い直したりする。
うーん。ぐるんぐるん。
パソコンの画面をにらみながら、お人形の手を取って遊んだりする^^;
ああやっぱり集中できてないまんまなんだな。




「あまえんぼチビ猫」さん。くちびるリペイントしてます。<こんなのも、気が散った結果の産物^^;



2006年09月23日(土) 仮にですが

☆サイトの更新しています。
新シェーラ新刊の関係の情報をちょっとたしています。
本格的な更新は、月末か、来月初めあたりに。

☆いまは日曜日のあと少しで早朝なあたりの時間ですね。
「Another Sky」をききつつ、ミラクル2の仕上げをしています。先週末に渡した段階で、最後のふたつの章は、ほとんどあらすじ状態だったので、まだまだ完成には遠い…
かといって、あんまり体も本調子じゃないので、やすみやすみ、やっています。また暑さがぶりかえしちゃって、集中力がもたなくて。
やすんで、働いて。またやすんで、な感じです。
それでまた時間がかかって、寝る時間が減るので、なんだか悪循環。
こまったなあ。
とりあえず、ミラクルが一段落したら、三日くらい、寝ていたいです。




こゆき。LeekeのSweetです。限定のバージョン4くらいだったかな?
デフォルトの姿のままでかわいらしすぎて、昨年家にきたときから、
ドレスもアイもメイクも、ほぼそのままの姿で飾っていたのですが、
先日、グラスアイをドイツ製のひとまわり小さいブロウアイに変えてみました。
色名は「赤」だったのですが、光の加減で紅茶色に見えます。
アイはこのサイズの方が、うちの子らしいかな。


☆人形たちは、冗談半分まじめ半分、ネタ多少の話ですが、魔よけと招福が目的で飾ってます(笑)。
あとは、徹夜の友かな。
ひとりで起きて仕事していると、ときどき気が滅入るときがあるので。
作業が終わらないときとか、今後のスケジュールが、どう考えても、うまく枠の中に収まりきらないなあと気づいたときとか。

そういうとき、ただただきれいなものをみたいなあとおもうんですよね。
で、人形たちをみる。笑顔のかわいいガラスの瞳の子たちをみる。
部屋の植物たちをみていることもあります。
それで、そうして黙っていて、そのうち、「よし、がんばろう」と思います。
たくさん重いものを抱えているとき、そこで立ち止まっていても、状況はなにも変わりませんからね。ただ手が重くて疲れが増すばかりで。
とりあえずは、自分が一歩歩かないと、前には進めない。
気分転換終了、で、またお仕事に戻る。

☆夜中に見つめる相手も魔よけも、猫たちでもいいんですが、いや最初は、猫はそのための要員だったような気がするのですが、彼女たちも、けっこう勝手に寝てしまうんですよね。徹夜につきあっておきていてくれない。
猫は夜行性ってほんとかなあ、と、うちの二ひきをみていると思います。
今夜は彼らは、うちのどこで寝ているのやら、仕事部屋にすらいてくれません^^;



2006年09月18日(月) それは筋肉痛+追記筋肉痛ではなかったかも?

☆こないだの土曜日、ちょっと病院に行ってきました。
いつものカウンセリングではなく、足が腫れちゃったので。

先週の火曜日か月曜日の朝起きた段階で、「あれ? 疲れてるのかな? なんか左足が筋肉痛」って感じだったのが、「今日も治らない」「あれあれ、なんかさらに腫れてない?」「湿布貼っても痛み止め飲んでも痛い?」という日々が続き。
なんだかどんどん痛くなっていくし、母親には、「足が、顔のはばより腫れてるよ」と怯えられ。

うーん。でもなあ、「左足のふくらはぎ限定」じゃあ、まさか、重篤な病気じゃないよね。うん、きっとそうだよね、と、自分にいいきかせながら、仕事してました^^;
だって、ほんとにマジに、どうしようもなく、急ぎの仕事だったんだもの。
病院に行く、ほんのわずかな時間が、とりかえしがつかないほどに、惜しくおもえたのでした。

でもさすがに、大げさでも何でもなく痛かったので、金曜日にお仕事いちだんらくしてすぐに、土曜日午前中、病院に行きました。
一応、内科や他の科にかからなければいけないかもしれない可能性を考えて、大きな病院へ。
受付でいろいろお話しして、外科にまずいくことになりました。
鋭い感じの看護師さんとお話しして、「むくみではないでしょう」と、ひとこと。「むくむのだったら、両足が腫れると思います」

笑顔の優しいお医者様に、診察室に招かれて、寝台に寝かされて、触診。痛いツボをことごとくあてられて、少し泣く(涙)。
「なにか無理な運動とか、重いもの運んだりとか、そんなふうなことしましたか?」
「いえ別に。お仕事はずっとデスクワークですし。ただちょっと毎日朝まで働いてただけです」
「それが原因です」
笑顔で言い切るお医者様。
「お忙しいでしょうが、むずかしいかもしれませんが、たまには部屋の中でも良い、たって歩いてください。あと、お風呂に入って、ふくらはぎをマッサージしてくださいね。塗り薬をおだししておきましょう」

診察室を出たあと、その優しい先生の名前が知りたくて、壁に貼られた当番表(というのかしら)をみたら、院長先生だった^^;
ものすごく腰が低くて、優しい先生でした。あの土曜日の午前中にあの病院に行ったことで、あの院長先生の診察がうけられたのなら、幸運だったなあ
(比べたくはないけど、いままで大きな病院に行くと、私は、よほど運が悪いのか、人を人と思わないようなお医者様にであう確率が高かったので、とてもとても、嬉しかったです。またあの病院に行こう)。

さて足の痛みの原因が、筋肉痛というお話は、そういうものかなあ、と、どこか半信半疑ではあったんですが。
でも、実際、その日、お医者さんの帰りに、某おもちゃ屋さんに立ち寄り、中をあるき、バスに乗って帰り(ちなみに行きは、二千円くらいかけて、タクシーでいったですよ。自宅からバス停まで歩くのさえ、辛かったので)、お風呂に入って寝たら。
翌朝、痛みがひいてるし。腫れもひいてるし。
たぶん、やっぱり、筋肉痛だったんですね。
家の中にいても、あんな足になるんだ、とちょっとびっくり。

思うに。
あの腫れた足は、夏の間の疲れの総決算の象徴だったような気がします。それとやはり、仕事そのものの楽しさとは別の部分で、「やすみたいな」「つかれたな」という心の動きがあったのも本当のことなので。
「やすみたい」思いが、足の激痛をうんでいた、という事実もあるような気がします。
森田療法の本とか読んでいると、臨床例によくでてきます。
ストレスと、現実から逃避したい思いは、腫れでも痛みでも湿疹でも、なんでも生み出してしまうのですね。本人の表層意識の気づかないところで。
心は、自分の心でありながら、時として、自分からはみえないし、自分で制御できない、ふしぎな動き方をして、肉体までも左右するものなのですね。

☆一応、つけくわえておきますが、私の場合、ふくらはぎの痛みの原因は、どうやら外科的なものだったようですが、他のどなたかが、同じような痛みを感じていた場合、私と同じ原因かどうかはわかりません。
今回、私がひそかに疑っていたような、いくつかの重篤な病気が、背景にあるのかもしれない。
ですから、どこかしら痛い方は、まずは病院にかかってくださいね。

<追記>
あとになってどうも、深部静脈血栓症(ウィキペディアの記述によるとこういう病気)だったかも、という気がしてきました。
だとしたら、私は実はけっこう悪い状態だったようで…。
同じ症状を抱えている人がもしここをみていらっしゃったら、すぐにでも循環器のお医者様にいかれてくださいね。

☆新シェーラ「伝説への旅」、ゲットしたという読者さまからの情報がありました^^ さて、みなさん、どんなふうに受け止めてくださるのかな?

ちっちゃい読者のみなさんは、いまは、「おもしろかった」と、ささっとよんじゃってください。わくわくはらはらどきどき、できると思います。
クライマックスとか、かっこいいし、笑えるシーンもまんさいです。
おもしろい本になっている、はずです^^

でもできれば、一年後、そして二年後、と、大きくなったところで、また読み返してくださると、嬉しいかな、とおもいます。
なんといいますか…そういうお話です。



2006年09月17日(日) 台風が〜

夕方、長崎市を通過しているのかなんなのか、吹き荒れて停電しています。すごいマンションごとゆれてますよ。こわいよう。
どうかけがするひとがでませんように。

携帯からポツポツ書いています。

取り急ぎ、ミケさん!
今朝、ポプラさん経由でいただきものとどきました〜!
ありがとうございます〜(涙)
どうしましょう、素敵な手作りの贈り物、いただいてしまって!
停電復旧したら堪能させていただきます!



2006年09月15日(金) が、がんばったぞ

☆数えてないけど、短い日数で枚数たくさん描いた記録を、更新したような気がする…
ミラクル2の、「ほぼ完成しつつある稿」を、今朝方、ポプラさんにお送りしました。
「ほぼ」というのは、とりあえず、ラストまではいきついた形でお渡ししているけれど、ラスト近くは、文章が完成しているとはいえない状態で、とりあえず、お渡ししたからで…
でも、画家のそらめ嬢に、少しでも長くお仕事する時間をさしあげるためには、今日朝にとりあえずでもお渡しするのが、ぎりぎりのラインだったので。
が、がんばりました。

でもまあ、自慢にも何にもならないというか、夏の間、なにもできなかった分のしわ寄せのぶん、いま巻き返しつつあるところなだけで、ほんと、作家としては、ほめられたことじゃないのですよ。

あとは、後追いで、ラストの方に手を加えたり、前の方に手直ししたり、削ったりして、原稿を完成させてゆく作業が待っています。
総枚数は、四百字詰めで、二百六十枚くらいになる予定。
これからゲラもどきと、ゲラかける二回。
がんばります。

☆いつも、ちらっとしかでてこないキャラクターとか、通りすがりにひとこというだけの名もないキャラクターに、感情移入してしまうのですが、今回は、「スミスさん一家」だなあ…
本当に、どうかすると、小道具扱いさえされてそうな感じの、脇役もいいところなひとたちなのですが、スミスさん一家は好きだった。




新シェーラひめ「伝説への旅」
ナルダの笑顔、であります^^
これはまだ、見本で、書店さんに並ぶのは、来週あたりになると思います。
どうか、子どものみなさんは(何度もいっちゃうけど)、目指す書店さんにシェーラがあるかどうか、確認してから、本屋さんへの旅に出るようにしてください。
もう秋だから、日が落ちるのがけっこう早くなってきたから、あんまり遠くまでいってはいけませんよ^^
(私が子どもの頃は、欲しい本があったら、どこまでもどこまでも、知らない街まででも、飛び出していく子だったので、なんていうかこう、旅立っちゃう子ども読者さんの気持ちがわかってしまうんですが…。でも、おとなになったいまふりかえると、あてもなく書店をさすらうのは、やっぱり子どもにはよくないかなと。大学生以上のひとたちには、もちろん、推奨したいですけどね^^)。




ミラクルを描いている間、ベッドの上に、シェーラを置いていたら、いつのまにやら、猫たちに囲まれていました^^;

☆童心社H氏と、新シェーラの次にはじめる予定のシリーズについて、電話でお話し。再来年スタートのシリーズでも、企画を立てるのも、気持ちの準備も、早めにしておかないといけないわけで。
現時点では、たぶん、以前この日記にもかいたような気持ちがしますが、「くるみの冒険」になるだろう感じが濃厚です^^
なんていうか、一言でいうと、アラビアンな水戸黄門、な感じ、になるのかなあ。

子ども用文庫というか、軽装版というか、最近はどんどんライトノベルに近づいていっているようですが、その流れは流れでいいと思うのですが、「くるみ」はあえて、「一見手に取りやすそうな、明るい娯楽物語なんだけど、でも、国産の児童文学のファンタジー」であることを意識しながら、描いていく物語にしたいなあと思っています。



2006年09月12日(火) ちょこっと日記

☆たぶん、今週末くらいまで、日記をつける時間的余裕がなさそうですので、ここを読んでくださっている方々のために、少しだけ、ご挨拶を。

生きてます。がんばってミラクル書いてます。
なかなか終わらないですね。まだあと数十枚はかかるかな?
でも、暑さが遠のいた分だけ、執筆速度が戻ってきました。なんていうか、風の匂いに、自分のテリトリーに帰ってきたような懐かしさと安心を感じる。それくらい、秋の到来が嬉しい。もう体全体で嬉しいです(涙)。

ミラクルは、今回、けっこう「おばか」な話なので、書いていてそのあたりが、また、愛しいです。
本人たち(登場人物のみなさん)はみんな、大まじめだし、それなりに哀しい想いもしているはずだし、ちゃんとシリアスに生きているはずなのに、どうしてこうなるんだ、みたいな。
まあでも、たまにはこういう話も、いいんじゃないかな、と。

☆そうそう。ミラクルの進行速度がいまひとつ遅いのは、実は、途中で、たそがれ堂二巻のラストにいれられそうな中編を思いついてしまって、そっちも同時進行で細かいあらすじを書いていたからなんですね。別窓でメモ帳を開いて、同時進行で書いていました。
たそがれ堂2は、あと短編一作がほぼ書き上がっていて、短編一作はあらすじを思いつき済みで、もう一作、中編は素材だけできているので(でもそれを書くには、調べ物をしなくてはならないのですぐにはかけない)、あの本に関しては、もう次がすぐにだせそうな勢いかもしれない…
でも、ポプラ社担当K嬢にしてみれば、「いまはたそがれ2はいいですから、先にミラクルを終わらせてください!!!」って感じなんだろうなあ。ああ、声が聞こえてきそう^^;
うわあ(涙)。ごめんなさい。Kさん、画家のそらめさん。
おもいついたときに、かきとめておかないと、イマジネーションが逃げてしまうのです。あとで書こうとしても、魂が抜けたものしかできあがらないの。やっぱり、言霊様、みたいなものがいるんでしょうね。

☆あー。仕事おわったら、「かもめ食堂」のDVDみたいな…
「神はサイコロを振らない」も、買ったまま開いてない。
「有頂天ホテル」もみたいなあ(涙)。




プチブライス、買っちゃいました。
これには手を出さないはずだったのに。
パーフェクト・アジアン・バタフライ。
泊まっていたホテルからひきあげた日、帰りにお買い物に寄ったお店で、この青い髪と桜色の瞳にひきよせられてしまった^^;
どうも和柄とか縮緬素材に弱い傾向がある、と自覚しています。
まあ小さいし、ひとりくらいいいか、なんていいつつ。

…かわいいものですね、プチブライスって。<少し危険




微妙に目が追ってきます。
不思議な感じ。

☆新シェーラ「伝説への旅」の表紙画像が、童心社さんのサイトにあがっていますね。ちっちゃい画像なんですが、ナルダが笑顔なのがわかるでしょうか? ほとんど初めての、明るく笑うナルダです。
今回の表紙の絵は、実は、原稿ができあがる以前、あらすじだけ読んでいただいた段階で、佐竹さんに描いていただいたものです。
裏表紙のカットは、佐竹さんが、「今回のお話のテーマは、このひとに集約されていると思う」とおっしゃって描いてくださったという、ある人物です。
(その話を、担当H氏を通してうかがって、なるほど、と思った私でした)。
たしかに、うん、そうなのかもしれないです^^

見本がでたというお話なので、書店さんには、来週か再来週、くらいには並ぶのではないかとおもいますが…
今回、私の体調のせいで、予定がずれ込んでしまって、いろいろスケジュールが遅れ気味で進行してしまっていますので…
あまり、「いつ」とは、私からは断言できないような気がします。
ごめんなさい。もうしわけありません…

お手元におかれたいとおもってくださっているみなさまは、一応、ゆきつけの書店さんの方で、いつ頃、そのお店に入る予定なのか、確認してくださった方がよいかと思います。
(特に、子どものみなさんは、いつ本が入るのかわからないじょうたいでは、本をさがして書店さんをまわったりはしないようにしてくださいね。本屋さんにいくなら、いつ入るのかたしかめてからにしましょう。それか、ご両親にお願いして、書店さんやネット書店さんに、予約していただくようにしましょう。みんなが本を探して歩き回って、疲れちゃったり、遠くの町まで行って、帰るのが遅くなってしまったりしたら、先生はかなしいですから…)。

☆お仕事しながら、ずっとパソコンで音楽をきいていますが、くり返し再生し続けている曲たちの中で、いつも空港で流れている葉加瀬太郎の「Another Sky」や、昔に航空会社のコマーシャルソングだったNOKKOの「CRAZY CLOUDS」あたりが鳴ると、びくっと体がいい感じに緊張するのがおもしろいです。眠気が差していても、はっと目が開く。
やはり、空港にいるときは、はりつめた気分になっているのでしょうね。神経が空港仕様に切り替わるんだなあ。
ターミナルには、独特の、甘いような香りが立ちこめているのですが、その空気の香りまで、思い出すような気がします。人間ってふしぎ。

ああ、飛行機に乗りたい。
いま描いているミラクルの中の台詞で、わけあって、テクノジャンボがどうの、とかでてくるせいもあって、よけいに心惹かれます。
羽田が恋しいなあ。羽田のカレーが食べたい(涙)。

☆あれ? 少しだけご挨拶の予定が、けっこう長い日記になってる^^;



2006年09月08日(金) 市内の宿から

どうも家だと気が散るので、市内のホテルに仕事しにきています。

…と、携帯でここまで打ったところで、朝食が出てきたので、一度送信してました。一行しかない日記を読んで、びっくりした方もいるかもですね。
生ハムとサーモンのサンドイッチおいしかった。いまは食後のコーヒーを待ちつつ、リナザウで続きを打っています。
カフェレストランの窓の外には、たくさんのひとがいきかっています。今日はまた日差しが強いのか、日傘をさしている人が多いですね。
こんなふうに、ガラス越しにみていると、向こうに自分の日常が続いている気分がどこか希薄で、なんとなく、旅行者の気分になったりして。
でもそのたゆたう気分が、癒されるんだなあ。

観光地に住んでいると、こういうふうに、ふと思い立った時に好きなところに泊まりに行けるのがいいなあと気に入っています。
旅費はかからないし、すてきな気分転換ですね。






これは、お部屋のあかり。
居心地がいい宿なのです。

規模としては、ビジネスホテルとシティホテルの中間くらいになるのかなあ。
きれいなお宿で、ほどよくくつろげる感じ。小さめのホテルなんですが、そこが隠れ家ふうでよかったりして。
地元の人が泊まりにくるようなタイプの、まちなかのホテルです。

カフェオレたしかメニューになかったけど、つくっていただいてしまったのが、いまでてきました。木訥なデザインのカップに、熱くて苦いカフェオレがおいしい。なんかもう、魂の栄養という感じで、体にしみるなあ。

さて、お仕事の続き、がんばりますか。



2006年09月05日(火) その人を想う

☆今回の旅行、宿泊は、実は大阪マルビルの中にあるホテルにしたのでした。場所があまりにランドマークな場所だったので、ネット上ではさすがにかけなくて、今更のご報告になりますが…。
マルビルの中のホテルは、その名も大阪第一ホテル。建物の丸いラインに、部屋の壁がそのままよりそったかたちの、丸いお部屋の、どこか屋根裏部屋っぽいおもむきの、古いホテルでありました。
ホテルの方たちも感じが良かったですし、なにしろ梅田の、とても便利な場所にあるので、また大阪方面にいく機会があれば、使わせていただくかもしれません。

☆しかし、正直いって、宝塚見に行くんだったら、私はもっと違う場所に宿泊すべきだったなあと思っています。移動に思わぬ時間と体力をとられたし、もうちょい宝塚の近所に泊まっていれば、うまくいけば、兵庫県在住の某嬢と、お人形連れでお茶vとかできたかもしれなかったし^^
そのあたりについては、今回の旅行は、我ながら、失敗の巻でありました^^;

はじめて、梅田の地下街を歩けた(といっても、移動の際、通過しただけですが)のは、ちょいとたのしかったですけどね。
普段、私は、地元長崎市と東京都新宿方面ほぼ限定の往復の暮らしなので、リアルでは、関西弁にあまりふれる機会がなく、だから、右も左も大阪弁の世界は、まるで映画かテレビドラマの世界のようでした。
ていうか、若くて綺麗な女の子が多かったなあ。
そういう子が、あちこちで、関西弁でしゃべっているので、倖田來未がいっぱいいる異世界のようでした(笑)。
それにしても、梅田の地下街は、お洒落なお洋服がたくさん並んでいて、ここに、サクマメイちゃんやミィさんがいたら、よろこぶんだろうなあ、とか思いました^^

☆で、前回の日記に書いた、古いお薬入りのポーチの行方ですが。
ホテルに問い合わせてみたところ、お部屋に忘れ物は残されていなかったそうで…。ホテルの方の親切で丁寧な対応には心から感謝しつつ、ということは、あのポーチはどこにいったんだろうと^^;
ホテルにないとしたら、荷物を一度ほどいた、伊丹空港かな?

もうさすがに、あきらめました^^;
使い慣れたポーチも、お薬ももったいなかったですが。でも本当に古くて、布地がすりきれつつあったポーチだったので、これは、「このへんでお休みにしてあげなさい」という神様の言葉だったのだろうと思うことにしました。
あと、なにかの厄払いだったのかもしれませんし。
ポーチさん、今まで、いっしょの旅をありがとう^^

☆薬といえば…
薬をアルミのシートから押し出すときに、ふと思い出す人がいます。
その人は、私のことをまず知らないはずで、そして私は、その人のことを詳しくは、というより、ほとんど存じ上げないし、いまどこでどんなふうに暮らしてらっしゃる方なのかすらも存じ上げないのですが。
でも、昔から、薬をみると、ふうっと思い出す人がいます。

あれはもう、十数年も前、どうかしたら二十年以上も昔のことだと思います。
毎日新聞(だったと思う)の、読者の投稿のコーナーに、一通の主婦の方(たしか、五十代くらいの方だったと思いますが、もっと年上の方だったかもしれません)の文章が掲載されていました。
その方は、手術のあと、入院中に、そのはがきを書いた、と、ご自分で書かれていました。
自分がなぜ手術をすることになったかというと、テレビを見ながら、薬を飲んでいて、アルミのシートごと飲み込んでしまった。シートが喉に刺さってしまい、手術をしないととれないということになって、手術を受けたのだ、と。
「手術はおわったけれど、こんなに痛い、辛いことはなかった。もしあんなふうに、うっかりしたことをしなければ。これをお読みのみなさん、薬を飲むときは、どうか気をつけて下さい」と、投稿は結ばれていたと記憶しています。

どんな手術でも辛いものではありますが、食道を切る手術は、中でもとりわけ辛いものだと思います。手術そのものも辛いし、そのあともかなり…。
ましてや、その方が手術なさった頃は、どんなにか大変だったろうと思うのです。
その人の投稿は、自分が痛い苦しいことを訴えることよりも、はっきりと、「こんな辛い目に遭うのは自分だけでたくさんです」「お願いだから、みなさんは、どうか気をつけて」という、祈りと叫びに満ちていました。
術後の痛みと疲労感の中で、それだけはどうしても、新聞の向こうにいるたくさんのだれかに、伝えずにはいられない人が書いた投稿でした。

あの人は、もう退院なさっただろうか、いまはお元気でいらっしゃるかなあ、と、そのあとも、何度も私は思い返しました。
記事を読んだ当時、私は、高校生か大学生でしたが、卒業しても、おとなになっても、なにかのはずみに、ふと、その人のことを思い出していました。

いまも、その人のことを想います。
お元気で幸せで、お孫さんに囲まれるような暮らしをなさっているだろうか、それとも、ひとりでも、庭に花を作るような、ゆっくり散歩をするような、おだやかな暮らしをしていらっしゃるだろうか、などと、老後のようすを、ふと、想像したりもします。

もう十数年も、二十数年も前のある日に、その人が、新聞を通して、自分の知らない、この先もあうこともないだろう、たくさんの人のことを想ったように、私も、その人の幸せを祈るのです。



2006年09月04日(月) とりあえず

昨夜、無事帰ってきました。
詳しいことはまた(たぶん)書きますが、宝塚で若手スターの方々の舞台を拝見して、そのあと、伊丹空港で、画家のそらめさん、ポプラのKさんと、ミラクル2の打ち合わせをしてきました。
空港での打ち合わせって、なかなか便利でよかったです。開放的な気分で、楽しかったし。

ただ、一泊二日のばたばたスケジュールで、時間に余裕がなかったので、せっかく伊丹空港にいったのに、ラウンジを見学できなかったのが、ちょっとだけ残念。伊丹なんて、私には、そうそう利用する用事ができる場所じゃないのになあ。

それと、ばたばたのチェックアウトになったので、どうやらホテルに忘れ物をしてきたらしいのに気づいて愕然。そんなドジ、まずしたことがなかったのに〜

いわゆる貴重品ではなく、古いポーチに、市販の薬をいくらかいれただけのものなので、わざわざホテルに連絡するのも大げさというか、気恥ずかしいような億劫なような…
どうしようかなあ?
と迷っている今夜でありました。

仕事も旅行も、語りたいネタは多々…なのですが、今日は疲れ気味なので、また次回に。
このごろ少しだけ、「休む」ことが得意になってきたような気がします。


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