DAY
私の日々の下らない日常。
最近はマンガばなし。


*web拍手*

2003年08月31日(日) ガンダムSEED 第46話「たましいの場所」

■わははは!
ホラ見ろ!やはりイザークは撃てなかったろう!ディアッカは撃てたろう!と勝ち誇ってみる。
冷静に見ればあれは威嚇射撃の域を出てませんがね。イザークが気が付くのを前提にあの位置に打ち込んだんだろうし。イヤ、私的には当てるつもりでも全然構わなかったけど!
まあその後の対峙シーン、「取りあえず他!」と言わんばかりでしたが。この二人が真剣に殺しあうことになるとしたら、イザークがいい加減切れる→殺されるわけにはいかないのでディアッカも戦う、というパターンだろうなあ。

■誰もいない食堂
あそこ!あそこのシーンをこじつけのディアミリシーンと解釈されている方が多いようですが、違うでしょう。カップリングシーンと完璧に勘違いされるような演出には難アリですが(まあラクキラもアスカガも全く色気なかったけどな!)、あそこはカップリングフラグに含まれるようなシーンじゃないです。もっと大事だ。今回のキラとフレイの関係を踏まえた上で必要なシーンなんです、と主張したい。

フレイに縋っちゃった頃のキラって昔の友達と敵対して、同胞を殺して、戦って辛くて辛くて、それなのに守る対象の友達から(キラ的に)十分なレスポンスが得られなかったのが原因だったじゃないですか。分って欲しいのに分ってくれない、聞いて欲しいのに聞いてくれない。それで分ってくれる、聞いてくれるフレイに傾倒してっちゃったわけですよね(大筋では)。
今回はディアッカが当時のキラのポジションに置かれています。ヴェサリウスが沈んだことで、彼は実質上同胞殺しになってしまった。友達(…)のイザークとは別離し、当然家族とも隔たってしまっている(というかエルスマン家は実は御子息が生きていることを知っているのでしょうか。イザーク連絡出来ないだろうしな…)。今バスターがいなくなればやっぱりAAは沈むでしょうし(兄貴のストライクだけでは地球軍とザフト両方には抵抗出来まい)、そうするとやっぱりディアッカも自分が戦わないと仲間が死ぬ、という当時の身動き出来ないキラと同じ状況に今いるわけです。誰かを守るために戦う、っていうのも一緒だしね。
(…自分で書いててアレだけとディアッカ本当に昔のキラポジションなんだ…それなのにこんなにも悲愴感が漂わないのは何でなんだろう…泣かないからか?まあディアッカには軍人としての覚悟が先に出来てるわけだからそりゃあキラよりは強いだろうけどさ)

そしてミリアリア。当時のミリィはキラのことをもちろん気遣っていましたが、自分自身が戦場と言う場所に慣れるので精一杯、キラが望むように話を聞いてあげたり、ということは出来ませんでした(ミリィが責められるべきことではありませんが)。しかし今、いつも誰かと一緒にいるだろうディアッカが一人っきりで食堂に座り込んでいるのを見て、ミリィは昔のキラを思い出したのではないでしょうか。いっつも必死に戦ってくれていたキラ。今日フレイに再会した時のキラの態度は、キラの当時の心の闇を連想させるのに十分だったでしょう(キラフレサイが拗れてたことくらい知ってるわけだし)。別にキラの姿そのものを思い出さなくてもいいんです、でもミリィがディアッカに声をかけたのはその時のキラがあったこそだと絶対に思う。
だからここでミリィはディアッカの側に行こうとする。話を聞いてあげようと、彼が少しでも辛く無くなるように。ミリィはディアッカの戦う理由が全てでないにしろ今自分にある、ということを自覚してると思います(というかせざるを得ないだろう、あの状況じゃ)。キラの時も自覚してはいたけど、ミリィはちゃんと彼に返してあげられなかった。だから今、ディアッカには返してあげたい。敵だったけど憎いけどでも今彼は自分達を守るために身を削ってくれている。
キラとフレイみたいにお互いの傷を嘗めあって闇を深めるのではなく、ちゃんと向き合って彼の話を聞いて、ありがとうって伝える。それだけでディアッカはいいはず。キラみたいに壊れないですむはず。あのシーンはミリアリアの成長を示し、同時に過去のキラを救済するためのものであって、そのためにキラフレを全面に押し出したこの回に持って来たんでしょう。
ちゃんと言葉を交わすことで守られる側が守ってくれる人を守る立場にもなる。ちゃんと対等で支えあう関係になれるんだってこと。…ああ、キラとフレイも本当はもっと別の道があったんだよな…その場合二人が恋愛関係になることは一生なかっただろうが。
ただ、辛い時に一人で部屋やらコックピットやらに閉じこもってしまっていたキラとは違い、自分にあてがわれている部屋はあるだろうに無人とはいえわざわざ食堂にいるあたり、ディアッカも心得たものですね。ミリアリアが来るって読んでたんだろうなあ。それか、今一人になっちゃマズいってちゃんと分ってたか。多分両方だろうけど。やっぱりディアッカ大人だなー…。

■バスター大活躍
今までバスターがこんなに普通に格好良かったことがあったでしょうか?いやない。やっぱり真っ当に活躍したかったら主人公側に付けと言うことだなあ…(遠い目)
ああやっぱりガンダムの中ではバスターが動いてるのが一番好き。ガンランチャー二つをドッキングさせて長距離用のライフルにして撃つシーンがあるじゃないですか、あそこでドッキングさせた時に火花が散るのとか、ライフル撃つ時に機体がちょっと後ずさるのとか凄い格好良いと思うんですけど!
しかしこれを見ていると考えざるを得ない。イザークの搭乗するデュエルとは決定的に相性が悪かったと言うことを。例の投降する時だって、バスターはちゃんとスカイグラスパー戦闘不能にしたもんな。…やっぱりイザークデュエルよりは能力上だろう。
しかしまさかディアッカがアスランと対等に画面を分割するシーンが何回も見られる時が来ようとはなあ…今ザフト抜け赤服ということではアスランとディアッカ対等ですからね。パパ問題を一応消化してしまったアスランと比べればディアッカにはイザークとの確執も残ってるし。うーん何てオイシイキャラになったものだろう。
えーとアデス艦長は軍人として散り行く自分を悟り、自らの故郷である宇宙に敬愛を示したんでしょうか。間違ってもディアッカとアスランではないはず。って言うかアデス艦長結局アスランにもディアッカにも無反応だった気が…ディアッカはしょうがないとして(今だMIAのはず)アスランすらも…まあいいが。二人がアデス艦長に敬礼したのはザフトの軍人としてではなく、自分達と同じようにプラントのために命を懸けて戦って来た彼に敬意の現れかな。大体地球軍とザフトの敬礼の違いって良く分からん。ああ…でもどんどんディアッカが好きになっちゃってどうしよう私…!(知るか)



えー今回のメインでしたキラフレに関しては今日アップした30のお題参照。余力があれば来週までに感想続き書きます。



2003年08月30日(土) ディアッカ考察 その2

■ディアッカとイザーク
30話前だったら間違いなくイザークの名前の方が前に来たんですけどねえ、キャラの重要度的に。うーんディアッカ大出世。でもまああのザラ隊の中では順当かな、とは思いますが。だってイザークじゃ投降なんて出来ないもの、あの石頭…話繋がらないもの…。そう言う意味ではキャパシティの広いキャラでしたね、元々。イザークと違って立ち位置もそう明確じゃなかったし(雑魚キャラだったとも言うが)。。
ディアッカのことを「イザークの腰巾着」と思っていた人は多いでしょうが、私は元々の印象+スーツCD VOL.5からそうじゃないよなあと思っています。スーツCDなんて分かりやすいと思いますが、ディアッカはイザークを野放しにしているけど、その『野』は彼のキャパシティを一歩も出ていないんです。アスランに対してもあんなに余裕な態度であれたのは(本編で)、結局アスランも予想範囲外のことは絶対に出来ないと分かっていたからじゃないだろうか。(事実その通りだったしね)

□差し出されなかった手
どれくらいあの二人が一緒に居たかどうかは定かではありませんが(まあ軍に入ってからは大概一緒だったんだろう)、とにかく敵対関係になってしまったディアッカとイザークです。45話でディアッカはイザークに「一緒に来い」って言わなかった。私そのことにイザークの「生きていてくれて…」云々の台詞よりよっぽどこの二人の絆を感じました。
イザークって軍服似合いませんよね。パイロットスーツも。銃も全然似合わない。結局戦争に向いてないんですよ、イザークは、なんて断言したら退かれちゃうかなあ。でもそう思うの。好戦的って言ったってさあ、ヤツの好戦的なんてガキ大将レベルじゃないですか。加えてあの真直ぐにも程がある性格。性格は歪んでるけど根は本当に真直ぐだと思う(ディアッカは反対だなあ、多分。基本的に性格は悪いんだろう)。今は戦争ってことで盲目になっちゃってるけど、戦後自分がして来たことを振り返ったらそれに押しつぶされちゃうような気さえするよ。徹底的に生き難い性格してる。
そんな人間が戦争に身を投じようと思った時に決めた覚悟って、半端じゃないと思うんです。本当にディアッカにしてみたら一生そんな機会ないだろうなあってくらいの覚悟でイザークはザフトに入って来たんじゃないだろうか。そんなイザークの性格を知っていれば知っている程、「一緒に来い」なんて言えないと思うんです。きっとザフトがどっかおかしくなって来ているって気がついても、イザークはそこから出て行かない、出て行けない。出て行くには最初の決意が重過ぎる。不可能なのにザフトの正当性を疑わせて、結果「本当は出て行くべきだ」なんてことになったらどうするんですか。イザーク壊れちゃいますよ。
うーん、それにそんなイザーク本位に考えなくても、やっぱりイザークにはザフト離れて欲しくないなあ。誰か一人くらい、最初から最後までたった一つの意志を貫き通すキャラがいてもいいと思う。例えそれが間違っているとしても、命を懸けて守り通したんなら、それはある種とっても正しいことだと思うんです。もちろん仮面みたいな自分本位にも程がある行動は別ですが、イザークは「ザフトのために」=「コーディネイターの未来のために」戦ってるわけですから、それを否定は出来ない。…ディアッカも否定して欲しくないと思ってるんじゃないでしょうか。イザークのことを知っているなら知ってる程。彼なら出来るって思ってるんじゃないだろうか。

□「出来れば戦いたくない」
ハッキリ言いましょう。ディアッカはイザークと戦えると思います。むしろ戦えないのはイザークだと思う。(数時間後の放送であっさり違うことが発覚したら笑ってやって下さい。)
「出来れば戦いたくないけどオレは戦えるよ、お前は無理だろ?だからやめとけって」くらいの意味だったと思われます、あの台詞。イザークが撃てないって分かっててのあの態度だったんだろうしなあ、44・45話。
理由としては上で既に語ったことです。ディアッカはイザークの覚悟を知ってる。だから戦えると思うんです。イザークはザフトの戦士で、決して自分のようにザフトを裏切ることはしない。そして今自分はザフトの戦士ではない。それなのにイザークに対して手を抜くのはおかしい、彼に対する侮辱だ、って考えるような気がする。…それから、正直に言いますと、ディアッカにとってのイザークってそんなに大切じゃないかもなあと思ったり。語弊がありますが。少なくとも、「守る」対象では絶対にないわけで。あくまで「一緒に戦う」相手だったわけで、そこからマイナス『一緒にで』あっさり「戦う」相手になってしまいそうな気がする。今ディアッカは明確に「守る」ために戦ってるわけですからねえ。
マリューとナタルだって予想外にあっさり戦闘関係になったじゃないですか。あれって、よくも悪くもお互い本音だけでぶつかって来た結果だと思うんです。お互いが信じるものとか縋るものとかをちゃんと知ってるからこそ戦えるんだと思う。しかしながら、イザークとディアッカの場合、相手のことをちゃんと把握してるのはディアッカだけと言う恐れがあり…。
穿ち過ぎ?私が穿ち過ぎなの?ああでもやっぱりイザークは所詮ディアッカの手の平の上で踊らされていたような気がしてならない…!スーツCD5を聞いて余計そう思った。一見苦労人ディアッカなんだけど、その実楽しんでそうだなコイツって思ったのよ!だからイザークのことを理解してるディアッカはイザークを撃てるけど、ディアッカを理解してないイザークはやっぱりまだディアッカの本気を疑ってて、色々あって撃てないと。いう気がするんだけどなあ…。

□距離
そして多少なりとも相手に依存してるのは絶対イザーク。これは絶対。ディアッカは誰かに依存なんて出来ない精神構造だと思うし。
何話だか忘れましたが、例のアスランとキラのフェンス越しの再会の後、2日だか3日だか待機が続いてイザークが腐ってる場面があったじゃないですか。その時イザークがベッドに横になりながら愚痴ってて、私普通にびっくりしたんですよね。「うわ、コイツ人前でこんな格好するのか!」って。何か誰に対しても赤服でばしっと決めた姿しか見せないような気がしてて。無駄にプライド高いし。それがディアッカの前ではあのだらしなさ。うーわーコイツら本当に仲良かったんだな!と何か逆に感動しましたよ。
ほらSEEDってさ、アスランとキラからしてあれを友情と呼ぶのか…?みたいなところあるじゃないですか!(…)ヘリオポリス組にしてもさ、『友達』の定義に疑問を感じるところもあって、(世間一般のところでいう)友情とか気安さは存在しない世界かと思ってたんです、特にザラ隊に関しては(アスランとニコルなんて思いっきり同志愛だったしなあ…)(初期のキラカガが一番友情っぽかった。その後微妙にカガリの気持ちが変化してるような描写があったが…。普通にキラカガで締めればよかったのにスタッフ)。
それなのにも関わらず、愚痴りまくってたイザークがディアッカの「ノしちゃうなら…」の台詞で大人しくなるんですよ。あれはあの反応を見越して言ってたんでしょう?「うわ、把握されてやがるこのおかっぱ…」くらいは思いましたよ。当時イザークは「本当は優しい子なんですよ」云々の制作者側のコメントが全然真実味を帯びない非常識キャラ一直線でしたから。凄く意外だったの、あのシーン。あれのせいだなあ、二人を見てると「幼稚園児のおままごとに付き合ってあげる近所のお兄さん」の図が浮かんでくるのは(ディアイザディアのみなさんごめんなさい。)
あーでもやっぱり今までディアッカがイザークに本音ぶちまけたことなんてほとんどないと思うんだよ。イザークに、っていうか彼の基本スタンスとして本音を悟らせるようなことはしてなかったんじゃないだろうか。常に腹に一物あると思う。いつでも自分の都合のいいように方向転換出来る余地を残して行動してると思うの。そんなところが『飄々として』みえたんじゃないだろうか。44・45話でイザークがいつもの調子が出なかったのは、予想外にディアッカが生きていたことと、そのディアッカが今まで見て来たディアッカと全然違ったことの両方が原因なんじゃないだろうか。
それにイザークもアスランタイプなところがあって、他人を寄せつけない分懐に居れた人間は凄い大事にしそうなんです。で、イザークはアスランと違ってその相手を害することは絶対に出来ない気がするの(まあアスランもニコルが死ぬまでは本気でキラ殺すなんて出来なかったわけだが)。それは彼が優しいってことなのか、弱いってことなのかは分からないけど。
ディアッカに偏り過ぎかなあ…でもディアッカのあの「ケ・セラ・セラ なるようになるわ」を地で行くキャラって何か凄く羨ましいんだもん。雨の日には雨を、風の日には風を楽しめる性格だと思う。今は軌道を大修正してまで守りたいと思う存在もいることだしね。

■ディアッカのプライベート
友達は多そうです。というかつるむ相手かな。友好関係は広く浅くがモットー。遊びなれてそうですねえ。絵と歌が得意なのはむしろヤツだろう。プラントでの流行りものはどれもトップレベルの腕前かと思われます。その一方で趣味が日舞だもんな、予想外に深いキャラだよ(笑)
女性にはとにかくモテたと思います。いや、フィルター抜きで。女性の扱いは上手いと思うよ。ミリアリアが例外なだけで。うーんこう書くとディアミリが好きな人の気持ちも分かるんだが…。
早熟だったろうし、女性経験は豊富でしょうね。女性クルーの少ない船内でもほとんどの女性はディアッカに興味を持ってて、それで恨まれてたりとか。ザラ隊の中じゃあ、確かに一番女を引き寄せるキャラだし。トップガンで親は権力者。モテない方がおかしいよ。でも本気の恋愛は過去に上手く行かなかったことがありそう(笑)
スタイルとかもいいんだろうなあー。ディアッカが黒色人種かって言われると正直断言出来ないんですが(色黒な上に日焼けサロンに通っているのかも知れん、あの位の色じゃ)まあイザークとの対比を狙ってるんだったら(ヤツは明らかにコーカソイドだからな)やっぱりネグロイドなんでしょう。ネグロイドのスタイルの良さって、モンゴロイドとかコーカソイドのスタイルが良いとは格が違うもんな。本ッ当に綺麗なの。あー羨ましい…。あのカラーリングに性格設定、確信犯でエロス系キャラのはずなんだけど。彼のシャワーシーンがないのは何でなんでしょうか。一番そういうのから遠そうなナタルのシャワーシーンすらあったというのに。
でもイザークとはほとんど体格違わないはずなんだけどな。まああのおかっぱが貧相なはずがないので(死ぬ気でトレーニングしてるはず)納得と言えばそうだが。コーディネイターって基礎体重重そうだしな(ラクス参照)。



2003年08月29日(金) お騒がせしまして

トップに入って来て退いた方も多いかと思われます。明日下ろしますんで、ザット追悼トップ。…ああでも本当悲しいんだけど。何でザットが…何でザットが…しかもあんなロミジュリラストで…。あれだったら怖れてた恋人モード再会シーンを見開きでやられた方がよっぽどマシだったよ(泣)


ザットの死に動揺していたのか(意味不明)、今日セブンイレブンに行った時、お菓子売り場でGUNDAM COLLECTION Vol.4を見つけまして。初めてみた。今までも置いてあったんだろうけどなあ、気にもしてなかったからな。
結構カッコよさ気だったし、何より某かの救いを求めていた私は(微笑)それをアイスと一緒に一つだけ買いました。…さすがにそれだけ買うのは出来なかった…!
中身はメビウスでした。いや、私こう言うフィギュアっていうんですかね、買ったの初めてで。人が持ってるのは見たことあって(ガンダムじゃなくて仮面ライダーだったけど)「凄い良く出来てるものなんだなあ」って驚いたんですけど。このコレクションも良く出来てますねえ!びっくりしましたよ。すごーい、こんな細かい溝までちゃんと彫ってあるんだー…。しかも格好いいし素材ならではの可愛らしさもある!うわ、集めちゃいそうです。気に入った。
バスターとデュエルとストライクが欲しい。後はいらん。ブリッツとかイージスってとてもじゃないけど格好いいとは思えないんだよなあ。ごめんねニコル…(アスランはいいのか)。

えーディアッカ語りは出来れば明日の放送前に書きたい感じで。そういえばハリポタ全体感想も書こうと思ってたんだよな…時が経つのが早過ぎてかなり書きたいことを忘れてしまった(滅)



2003年08月28日(木) ディアッカ考察 その1

2週間放置されている間になんだかディアッカが大好きになってしまいました。明後日の放送で落とされないうちにちょっと今までで黒沢的に認識したディアッカ像をお伝えしたく思います。
本当はね、SEEDコンテンツ作って置いた方がいいのは分かってるんだけど、この日記は将来私が読み返して「ああこの頃はこんなのにハマってこんなこと考えてなあ…」と懐古するためのものでもあるのでこっちに置いと来ます。あ、更新記録に書いたのはイレギュラーですよ。普通の感想なんかは更新には含みませんから!

■投降
あの場での投降はそれなりに英断だったと思うのですが。実際の戦場では投降だって一つの手段のはずですからね。今まで描かれていなかったから、あそこで提示するのは良かったと思う。
大体あの場で自爆したってAAにもスカグラにもダメージ与えられなかったし、投降するしかなかったんじゃないだろうか。バスターは元々地球軍のもので機密漏洩もなにもないし、OSにしたってコーディ用でナチュラルには関係ないし(そもそもキラいるし)、トップガンと言えども所詮は前線の一戦士、彼が知っているザフトの情報がそう重要度の高いものではないと言うことは連合軍側も知っている気がします(ラウという最高レベルの情報源がいたわけだし)。彼の評議員の息子という立場からすればちゃんとした捕虜交換などで本国に戻れる概算が高かったんじゃないでしょうか。それに、やっぱりニコルの死を見て「死んだら終わりだ」って思ったんだと思います。
ニコルを死なせた艦のクルーの顔拝んでやろうと言う気もあったでしょう。廊下で喧嘩売った辺りなんて「軍人のくせに覚悟もないなら大人しく引っ込んでろよこの馬鹿ナチュラル女」くらいは絶対思ってただろうし。

■ミリアリア
最初の頃こそ「おいおいおいおいいきなりトーミリ無視すんなよ!」とスタッフの恋愛観におののいたものですが、今となっては何かもうディアッカが好キャラ過ぎてもういいや、みたいな雰囲気がそこはかとなく漂っている気がします。
うーん恋愛感情かと言うとやっぱり悩むんですよね。オンエア見た直後だとやっぱり「惚れてるな!」って思うんですけど、それからいろいろ考えると断定出来なくなっちゃうと言うか。趣と感情のベクトルがかなり違いますが、イザークがストライクに対してみせた執着と同レベルかなあともちょっと思ったり。
これから先一回は恋愛感情に転ぶと思います。でもその後結局ダメになっちゃう気がするの。二人の相性自体は結構良かろうと思うんだけど(て言うか二人とも苦手なタイプってそうそういない性格だしな)、どんなに取り繕ったところで『吊り橋の上の恋』でしかないと思う。戦場から離れたらもうダメなんじゃないだろうか(この辺りイザークとストライクに重なりますねえ)。ミリィからしたらトールの代わり。

「俺じゃない」発言、結構叩かれてましたけど、凄く大きなことだったんだろうと思います。所詮偶然と言われようが、トールを直接手にかけたのはディアッカではないと言う事実。それがミリィにとってもディアッカにとっても逃げ場になってるんじゃないだろうか。だからディアッカはミリィに近付けるし、ミリィは頑なに拒否しなくてもいい。そう思える。
アスランをして「トールってヤツ殺したの、アイツ…」っていうのも確かめたかったんだと思います。ミリィが本当に恋人の仇を殺さないのかどうか。自分の場合は実際に殺してないわけだから別として、実際に手をかけた人間に対してもミリアリアは銃口を逸らすことが出来るのか知りたかった。結果として彼女はアスランを許容したわけで(許すことは一生出来ないかもしれないけど)、それがディアッカにとっては決定打だったんでしょう。彼女を守りたいと思い、彼女の側にいたいと思った。それが自分にとって正しいことだって思えた。それで今に至るんじゃないかなあ。

■ザフト
もともとアスランやイザークに比べれば戦うことにプライドとかなかったような気がします。『赤』を許されていることだって誇りと言うよりも自分の能力に対する正当な評価だくらいにしか思っていなかったように思われ。アカデミー時代もそう真剣にやってなかったような気がしますね。全教科同じ点数とってみたりとかしてそう。それでいて手を抜いてるって思われないように立ち振る舞うことくらい朝飯前だったでしょう。
そもそも軍人になった理由からしてあんまり確固としたものじゃなかったんじゃないかとすら思える。血のバレンタインでナチュラルへの嫌悪感が最高潮に達していたとは言え、自ら「ザフトのために!」とか言い出すタイプじゃないと思うんですよねえ。だから、鷹派の要人であるパトリック・ザラやエザリア・ジュールの子息が軍に志願するっていう事が分かって、同じく鷹派の議員の息子であるディアッカ自身も志願せざるを得なくなった、とかいう政治的背景があった方が頷けます。将来政治家とか目指してそうだし(向いてると思うし)、キャリアアップのつもりもあったかもしれない。彼が忠誠を誓ったのはあくまで『プラント』であって『ザフト』じゃなかったんじゃないだろうか。もちろん戦場を駆け抜けている間は「ザフトのために!」って思ってたと思うけど(でないと戦えなかったろうし)、ふと立ち止まってみると同じことは言えなかったんじゃないかなあと。
この辺りイザークとの温度差が凄そうですね。悟られるようなことはなかっただろうけども。(所詮手のひらだったよな、イザーク…)

■子供から大人への過渡期
コーディ的に成人してる割には本気で『子供』しかいなかったザラ隊ですが、唯一ディアッカだけは『子供から大人への過渡期』にいたような気がします。これは30話前から感じていたことだけど(もちろんその後顕著になったわけですが)。イザークの扱い上手かったしね。
30話で海から上がって来てニコルの死を知った時、「ストライク!」と叫ぶイザークに対して彼の台詞は「アスラン!」。その後「今は退け」とかも言っちゃうし、ロッカールームでの態度は言うに及ばずですね。もちろん初見の時は「あれ、こんなキャラだったっけコイツ…」くらいは思いましたが(あんまりマジメに見てなかったし)、今思えばこんなキャラだったんでしょう。やれるけどやらない。他に出来るやつ(ニコル)がいるんだからオレがやらなくてもいい。とか思ってたんじゃないかな。
ウズミ氏の話の中でザラパパが出て来た時(40話かな?)俯くアスランを気にするように伺ったのは、実はキラよりもディアッカの方が先なんですよね。その後のアスランやイザークの対峙シーンではディアッカの方が明らかに格が上だと思わされましたし。一方でミリアリアに対してはダメダメで(笑)この辺りは子供らしくて好感が持てる。
元々ディアッカファンだった人はこの辺りどう思ってるんだろうと思ってディアイザサイトとか見て回ったんですが(ディアミリはあくまで30話以降の話ですからね。30話前からその後のディアッカを考察することは出来ても、30話後からその前のディアッカを考察するのってちょっと違う気がした)、「さすがに違うだろこれは!」というのが多くてあまり参考にならず。やっぱりカップリングに傾倒した考察が多かったんですよねー…。そういうワケで結局自力で考察するしか無くなったわけですが。

彼は『不整合なもの』や『いびつなもの』を好む性質なんでしょう。(多少無理矢理でも)ニコルも含め、ザラ隊はみんな『完璧なもの』や『綺麗なもの』だけを欲していたような気がします。まあ、別の言い方をすれば『子供』だったわけですが。アスランやイザークなんてかなり顕著ですよね。
完璧でないものの方が好きだったからイザークと一緒にいるのが好きだったし、それでいてニコルやアスランのことも気に入っていたんだと思います。ただあの中ではイザークが一番ディアッカの好きな感じにいびつだったから彼に合わせていた。イザークのいないところでは結構ニコルともアスランともコミュニケーションがあったんじゃないかなあ。ニコルに関しては結構可愛がってたような気すらします。
イザークなんてガンガンに子供だから『完璧』であるクルーゼ隊長に傾倒しているわけですが(視聴者からしたら「目を覚ませ貴様!」だが)、ディアッカは『完璧』を好まない上に人を信じない『大人』な部分も持っているからクルーゼを信じ切ることはなかった。「こいつを信じてもいつか裏切られる」くらいは思っていたでしょう。だからってそこで誰に忠告するわけでもないのは単に性格だと思います。(この辺り微かに初期設定『狡猾』の名残りか?/笑)
世の中には完璧なものや綺麗なものよりも不整合でいびつなものの方が圧倒的に多い。それを許容できるって言うのは本人の器量に直結して、人生を生きやすくします。『子供』より『大人』に属する特質ですよね。実は、ディアッカは誰よりも柔軟で物事を受け入れることの出来る性格だっていうことになります。現在の馴染みっぷりをみると自明ですがね!(笑)

もう一方で、イザークの『不整合さ』はディアッカの理解を一歩も出ることはなかったけど、ミリアリアの『不整合さ』っていうのは理解の範疇外から始まっているわけで。当然ミリアリアに対しての方が興味をそそられるでしょう。イザークの居た場所にがっちりミリアリアが上書きされておまけに容量まで増強されちゃった。結果、イザークはかやの外の押し出されたわけです。この辺りの残酷さはチョウの羽をちぎる子供と同じですね。まあその『不整合さ』エリア外の『仲間』とか『友達』のエリアにも一応イザークはいるわけで、今はそっちの方でディアッカの意識下に参入しているものと思われます。



次回は、イザークが実はアスランよりもディアッカに傾倒していたと言う新事実が明らかになった44・45話を受けて「ディアッカとイザーク」をテーマにお送りしたいと思います。ディアイザディア好きさんには厳しめかと思われますので御注意。
黒沢はSEEDにおいてはカップリングに傾倒した感想(ましてや男同士)は抱いていません。



2003年08月16日(土) ガンダムSEED第45話「開く扉」

■「分からねぇけど、俺は行く」
すいませんすいません。ディアッカに惚 れ そ う で す 。
ごめん結局ミリィに惚れただけだろテメェ!と思っていた私を許しておくれ。て言うかコイツ、キラとかアスランよりよっぽど転向の理由が分かりやすいしもっともなんですけど。ある意味ディアミリ(否カップリング)が一番SEEDの希望かも知れないなあ…ナチュラルとコーディネーターが戦争を経てもなお分かりあえるって言うね。
だってラクスは何かもう『そのために生まれて来た』ということにしておかないと納得出来ないキャラになっちゃったし、キラは帝王に洗脳されて視聴者とほとんどのキャラを彼方に置き去りにして悟っちゃったし、アスランは結局キラとカガリと居たかっただけのような気もするし(痛)、カガリは元々コーディネーター云々には偏見なくて、ただ単に自分の領域を侵す存在を憎んでただけだし。

彼らとは違ってディアッカは典型的なコーディで、マトモにナチュラルと触れたことがなくて、見下して蔑んでて。仲間殺されて怒ってて。でも戦場じゃない場所で、被害者として(あの場合はそうだと思ってます)、ナチュラルのむき出しの感情に直面して。自分の中に波紋を広げた存在(ミリィ)をただ死なせたくなくて、その波紋をとどめたくないって何故か思って。
そのために戦ううちにああ、ナチュラルってこういうものなんだ、こういうやつらだったんだって知った。馬鹿で糞みたいな連中もいるけど、でも強くて高潔でうつくしい人達もいる。死ぬべきじゃない人達もたくさんいる。そして波紋が広がって行くのを心地よく思う自分もここにいる。
それなのにナチュラル全てを殲滅する為に戦うなんて、もう出来ない。そんなことしたら、自分の方こそナチュラルのうちの糞みたいな連中と同じになってしまうんだって思って、そして自分がそうならないために、大切なプラントの住人達をそんな存在にしないために戦う。そう決めた。
業も大義もないって彼は言うけれど、大体の人間はそんなもの持ってない。そのうちの一人である彼は自分を振り返り道を変えることが出来た。それはやっぱりディアッカが人間的に優れているっていうことだと思います。
彼はちゃんと、自分がザフトで無くなった時点で事実上裏切ることになってしまう『死』が存在するのを自覚出来てると思います。プラントのために、ってひたすら信じて死んで行った仲間達を忘れていないと思う。ディアッカって常に腹に一物あって、本心を悟らせない口にしない人間だと思うんです。それが今の彼はイザークに本音しか言ってない。1から10までイザークを納得させられるようなアイテムを持ってはいないけど、でも自分は今守りたいと思うもののために戦うんだってちゃんと言った。ディアッカはイザークに分かって欲しいんだと思います。イザークのこともまだ仲間だって友達だって、大切だって思ってる。
それでもディアッカはザフトに帰らないことにしたんです。 彼にはちゃんと覚悟がある。ちゃんと結末を意識してる。安心したし(ミリィのために)、感心しました。

イザークは揺らいでる感じがしましたが…何で揺らいでるのか分からない。信じていた、信頼していたアスランとディアッカが同じように裏切った(?)ことで自分の信じていたものにまで自信がなくなったんでしょうか。OPのキラの横にはやっぱりイザークが来るのかなあ。まあ隊長が信じられなくなった、っていうだけでも宗旨換えするには十分な理由だと思いますけど。

■隊長が喋った分だけいかがわしさが増加する法則
何かもう主人公二人あっけなく種割れするようになっちゃいましたね!
ラクスはいつ種割れするんでしょうか。何か未来が見えるようになるとか聞きましたが…反則臭いような気もしますが…。
て言うか隊長、『種を持つもの』の説明はしてくれないの…?ちょっと!アンタがやらなきゃ誰がやるんだよ!ラクスか?いつやるのさ!?
何か隊長の話は分かるような分からないような。何かまた謎が深まってしまったような。キラとカガリは完璧お母さん似でしたね!父の遺伝子も間違いなく引き継いでる感じもするけど…特に性格的に。

■「目の色が違うわ!」という台詞に遺伝子操作の闇を見ました
ええとキラは受精卵の段階でコーディネートされてそれを100%生かすための人工子宮にいれられた、と。カガリは何もないまま母体で育ったみたいですね。この場合も双子っていうのかな?誕生日が同じなのは母体の方が産気付いたからキラも時期だろう、っていうことで取り出されたからか?
キラカガ母の台詞から察するに、二人は自然受精したみたいですが…となると彼女の体からキラの受精卵を取り出すには手術が必要なはず。ん?その手術に同意した時点で彼女は人工子宮を肯定したのでは?それともコーディネートしてからまた母体に返されるものだと思ってたのかな。でもその場合、カガリをコーディネートしなかった理由が分からない。
最初からオーブ代表のウズミ氏に養子に出すことが決まっていたのならそりゃコーディネート出来なかったでしょうが(オーブの場合はあくまでナチュラルがコーディネータを容認してこそ意味があったわけですから)、あの感じだとちゃんと『自分の子』っていう感じでしたし。
んー、この辺りが明かされることはあるんでしょうか。何かカガリの方もブルーコスモスの標的だったみたいですが…それは彼女自身がコーディネーターであると考えられたのか、それとも単にコーディネーターを作り出す科学者の子供として憎まれたのか。
やっぱり、カガリは保護されるためにウズミ氏に引き取られたんでしょうね。でもその場合、カガリとウズミ氏には多少なりとも血縁がないと回りが納得しないと思うのですが…。カガリがオーブ軍で准将っていう階級を与えられてたり『姫』と呼ばれてたりすることを考えると、アスハ家は事実上王族なんだろうと思います。そこに全く血縁のない子供を養子に迎えるなんてただでさえ難しいだろうし、その子供が秘密を抱えているのならなおさらのはず。
それともメンデルでの実験はオーブ主導だったんでしょうか。で、その失敗を重く受け止めてウズミ氏はナチュラルの方の子供を引き取り(コーディは立場的に引き取れなかったから)、コーディネーターの方は彼が信頼する夫婦に引き取られた。ウズミ氏があんなにも人格者だったのは、メンデルでの悲劇が彼の戒めになっていたからとか。
あーでもそこまでは設定されていない気がする(痛)

■小さな恋のメロディはもはや遠い過去
アスランもラクスもお互いのことを恋愛対象としては完全に切ったんだなと思いました。もちろん、あの場面で恋愛感情を挟まれたらこっちも納得出来ませんが、雰囲気と言うか。
42話でラクスと再会した時、アスランは毅然としたラクスの中に今までの自分の婚約者だった頃のラクスを垣間見て戸惑っている感じがしましたが(そりゃああんな可愛い子アッサリ切れるわけないよ)、今度は違うかな。
うーん、婚約者の頃のラクスって、アスランにとって「庇護」するべき存在だったと思うんです。真綿でくるんで、危険なものは一切近付けたくない。でも今の彼女は「守る」存在。分かりにくいかなあ、とにかく歴然と違う存在になったんだと思います。
ちなみにやっぱりキララクにも疑問が残るんですが…今までのラクスの描写のされ方から察するに、キラのことをそういう意味で想っているなら言い切った後に瞳を迷わせるラクスの絵を入れた気がするんです。やっぱりアスカガに比べて説得力がないです、キララク(そう言えばアスカガキスイベントあるそうですが、お願いだからその前にちゃんとワンクッション出来れば2クッション以上入れてくれ…ムウマリュとの格差が痛い!)。

■流されまくっている少女
確かにフレイは自業自得なとこありますよ。ミリィやカガリ、ラクスと比較させたいものも分かる。憎しみの連鎖に捕われたものと、それを断ち切ったものっていうね。
確かに彼女は連鎖にガッチリ取り込まれてしまったけど、確かに弱くて醜いけど、でも利用していたとは言え、彼女は確かに一時期キラの支えになっていたんです。キラがフレイに支えられていたからこそ、AAは沈まなかった。その後キラはフレイのせいでバランスを崩してしまいましたけど、その責任はキラとフレイと両方にあるはずで。フレイを利用していたキラには連鎖から逃れる手が与えられたのに(カガリとラクス)、フレイには何の救済もないっていうのは納得出来ません(でもサイの手を振り切ったのはマズかったよね、フレイ)。
キラと再会出来ないまま彼女が死んでしまったりしたら、それはおかしいと思う。カガリみたいなもうひたすらタフなキャラだったら救済がなくたって立ち直れるだろうけど、彼女のあのシンプルさって言うのも例外ですからね。『普通の、弱い無力な少女』がフレイのポジションであって、その彼女に救済がないっていうのはほとんど全ての人間に救いがないってことですよ。ミリィがフレイよりもずっとずっと強かったことも事実だけど、ミリィがあの時のフレイの醜さに直面したからこそ救われたのも事実でしょう?
大体キラもフレイと決着付いてないですよ、全然。キラ自身に付ける気があるのかどうかも怪しいのが痛いですが、でも付けてくれないと視聴者の方が納得出来ない。地球編、アレだけ昼メロで引っ張ったんだからさあ!あれだけサイ虐げたんだからさあ、結論が出てしかるべきですよ。

■戦力不足
ああ…カガリがルージュに乗る瞬間が刻一刻と近付いてくる…(遠い目)
まあ現在の状況は今までカガリが戦って来た時とはちょっと違いますけどね。今までは彼女一人が戦闘に出たところで戦局にはほとんど絡まなかったけど、今度は違う。彼女が出ないと(ていうかルージュカガリしか乗れないのかよ!おかしいよ、ダコスタ、ダコスタカモーン!)クサナギが危ない。オーブの人達が危ない。という状況なんでしょう(多分ね。次回待ちー)。カガリは多分アストレイ3人衆より能力は上…何だろうな、多分。でないと彼女がルージュに乗る理由が(略)
ああもうでもお願いだから乗るにしても葛藤して下さい。「これはお父様の意志に反するだろうか」って考えて下さい。キサカに聞いてもいいよ。それでもルージュに乗るっていう結論に至るなら、それが選択肢がないような状況ならもう私も諦めます。どうせスタッフがプラモ売るためにカガリに搭乗させたいだけでしょうから。(痛)(ああもうホント御都合キャラになっちゃって…もったいないいいい)
ダコスタ君が乗れば良いなんて意見受け入れられないんでしょうから。

■次回予告
アスラン、また種割れですか!でも種割れてる方がアスランは男前だと思います(笑)変に上品なところがなくて逆にいい。
あーカガリの横顔…ルージュに乗りに行くところでしょうか。悩んでいるような表情なのがせめてもの救いです。
今更次回予告でフレキラキスシーン見るとは思わなかったよ!とにかくフレイファンにこの2週間は長いでしょうねえ…。



2003年08月14日(木) ZERO7のコミックス購入しまして

このシリーズは話が複雑になり過ぎていて、もはや内容を理解しようとする気はなくなってしまっているのですが、やっぱり好きでコミックス買ってます。毎回補完ページが凄いからね…。
それで何が言いたいかと言うかとですね。その7巻の最後のオマケページでかなり衝撃の事実が…!
ザットとコカってデキてたんですか。

…ああ、そう認識して今までの話読み返すと確かに「ああ…?」と思うところありますけど!確かにコカの心配するのいっつもザットですけど!リアクションも大きいですけど!
でもそれがザットの良さだと思ってたのに!(泣)
別にコカとデキてるのはいいですよ、でもね!ああいう凄い優しくて意外と感情が表に出やすかったり弱音吐いたりしちゃうのがザットで、そういう彼が私とても好きだったんです。嫁に貰って欲しい人NO.1だったんです。
コカとデキてたからってそういうザットの良さがなくなるわけじゃ絶対ないんだけど、でも確かに相手が恋人だからこそのあの反応だったんだなあ、って思っちゃう部分があるのも事実で。今までは彼らが親友だと普通に思って来たから(だってザットゲイっぽい描写皆無だもん)(女の子好きだし)(…ああ、そうするとやっぱりちゃんと『コカが』好きだったのか?それはそれで彼らしいが)6で眠ったままのコカを見てザットが泣き叫ぶところとか凄い感動したんですよ!…でも相手が恋人だったらそりゃあああいう反応になるじゃないですか。普通じゃないですか。
いや、恋人でも友達でも(多分その両方なんだろうし)(ああ素敵な関係なんだけど…本当にそう思うんだけど…)ザットが泣きたいくらいコカに戻って来て欲しいと願ってるのは事実ですよね。でもね、なんかやっぱり今更そんなことネタバレして欲しくなかった。今更じゃないですかあ、『その手の出番はなかった』んならこのまま最後まで行って欲しかったよ。
あー何かぐるぐるしちゃってまとまんない。デキてるって聞いてから7でコカの声に呼ばれて苦しむザットかとかやたらと生々しく思えちゃうんですよう。「ハシゴの上にコカがいる!」とか。何かザットばっかり呼ばれるの、アイツら二人の関係まで調べあげてたのかもなとかも思うし、今となっては。
…まあ、その件のオマケページの二人がふっつうーーに仲良さそうなんですよね。ふっつうーーに幸せな何てことない日常、って感じで。見ててこっちの方が和んじゃうような雰囲気。事実さっきからずっと眺めてる。だって幸せそうなんだもの、この二人。
だからやっぱり二人は親友で、それでもって恋愛感情って言う本当に特別な感情も共有してて、凄く仲よくてお互いのことが大好きで一緒にいたくて。それなのに急に断たれてしまって、それでザットは相当に参ってて、でも他の友達が一緒にいてくれるから大丈夫で。それでも時々彼の中の「恋」が「友情」を越えてしまって、そういう時にコカが愛しくて欲しくてしょうがなくなっちゃうんじゃないかな。そうだといいなと思います。
…て言うか普通にコカ羨ましいよな…きっともうものすっごい大事にしてもらってたんだろうな、優しくされてたんだろうな。「コカ水飲む?」「コカ大丈夫?」「コカこれ好き?」とかいっつも気遣って貰えてさ。いいなあーザットの恋人なんて相当に羨ましいポジションですよ!

あ、でもこれから先目覚めたコカとゲオ達が再会するような場面がある時はちゃんと友情描写でお願いします。コミックス読んでない人がイキナリ恋人モード展開されても困るだろうから!ていうか私も困るから。



2003年08月12日(火) ガンダムSEEDの気になる噂

ストライク・ルージュにカガリが乗るという話ですが、絶対嫌です。本気で嫌です。そしたらウズミ様は一体何のために死んだのさ!彼の死はカガリに何の変化ももたらさないわけ?ウズミ様は詰まるところカガリの成長イベントとして亡くなったわけでしょう?それなのにカガリは作中で全然成長しないわけ?
彼女が論理的に(考えた結果として)正しい行動をとったことってほとんどないじゃないですか。それがカガリのキャラクターとしての可能性を潰しちゃってると思うんです。「肌で感じる人間」って言ったって限界がありますよ。彼女のあの裏表の全くない性格がガンダムSEEDという行き詰まりやすい作品に必要なのは否定しませんが、でもそれだけじゃダメなんです。それだけじゃカガリは全然魅力的になれない。人間的には間違ってないとしても、馬鹿で甘ったれで責任感のない、ただの子供で終わってしまう。それはウズミ様が望んだことではない。
カガリはあくまで戦後に役割を担うべき立場です。最前線に出てってアッサリ撃沈されたら存在意義自体が否定されます、そのはずなんですカガリは。彼女は『勝利の女神』ではなく『平和の女神』になるべき人間なんです。
…彼女に上に立つ人間としての資質があるとかというと正直かなり疑問ですが、そういう立場を『演じる』ことは彼女に課せられた義務です。今まではずっとそれに反発して来たのでしょうが、ウズミ様の死が彼女に引導を渡したはずでした。大局を見るべきだと、そして自分がやるべきことをするべきなんだと知らしめたはずでした。
…それでなんでルージュ乗るなんて話になるんだよ!!
しかもアスランに「心配なんだ」とか「俺が守るから」とか言われるみたいですが、それなら大人しくクサナギに乗って守られてろよ!それなら全然構いません。クサナギはそもそも戦闘艦じゃないんだし、彼女自身にだって戦闘時の指揮能力は本当は要求されてないのですから。一方でアスランはザラ隊に象徴されるようにリーダーの資質ありませんから、最前線で戦うしかないわけですし。利害も一致、アスカガ的にも万事オッケー。
でも最前線に出て、それで同じく最前線に出てるパイロットに守られるって凄い矛盾してませんか。一時のキラじゃあるまいし、足手纏いもいいところですよ!スカイグラスパーで思いっきり失敗したじゃないですか、もうアスランとは出会ってるしデブリに漂着してもしょうがないんです!第三勢力は常に瀬戸際です。一分の無駄も許されない。オーブに託されたものを実現するためには。
彼女の資質と状況が一致してないのは分かってます。彼女は本当は戦いの場に出て行って戦って死ぬのが一番自然な性格です。でもそれじゃダメなんだよ。カガリはオーブの獅子の娘なんです、それが彼女に求められてることなんです。ずっと逃げ続けて来たそれを、彼女はいよいよ果たさないといけない。
ルージュ、ダコスタ君が乗れば良いじゃないですか!彼今だラクスのパシリしかやらせてもらってませんよ、カッコよくMS乗って下さいよ、ちょうど髪も赤っぽいし!コーディネーターなんだからカガリよりよっぽどマシでしょう?何でそれじゃいけないわけ?

大体オープニングであんだけ姫ルック連発してる癖に、カガリ未だにアスランの前であの格好してないよ!おかしいよ、カガリの存在意義をスタッフが全く分かってないとしか思えない。ルージュに乗せることでアスカガイベント発生させたいだけなの?他にいくらだって出来るじゃない、そんなの。「俺がお前を守る」って言わせたいの?今のアスランなら公衆の面前でもクサナギのブリッジに向けて言いそうだよ!アスラン→カガリのフラグ立てるのは簡単です、アスラン思い込み激しいし、彼はカガリに色んなものを与えられているから。アスランの片思いだとしても、カガリも嫌な気はしてないはずだし、最終話で笑顔で向かい合ってさえいれば後は何の心配もいりません。一番カップルとして成立しやすい二人なんです。ナチュラルとコーディネーターが愛し合えるって言う結論の象徴として必要なんです。心配いりません、心配しなくていいよスタッフ!それより決意して姫ルックで出て来たカガリにアスランが赤面するとかそういう方向でアスカガイベント考えて下さい。

私今でもアスカガは傍観者なんですよね…期待してますよ、もちろん。公式カップリングだもの。ここ最近の恋愛イベント描写は結構良いと思うし、バランスのとれたカップルだと思うし。でも好きになるにはやっぱりキャラが好きじゃないとダメ。
カガリが悪いこだとは思ってませんが、だからって魅力的だとも思ってません。彼女は対キラ、対アスランに関してはちゃんと一本通った描写がされていますが、彼女個人に話が及ぶと正直疑問です。でも彼女には良い方向に成長する余地が大いにあるので、今それに期待したいんです。ウズミ様のことがあって、キラとある種の決別があって、ラクスがやって来て、そしてアスランが近くにいる。今成長を表す直前の段階に来てるはずだった。…それなのに今更そんな逆行させるなよ…。
まあルージュにウズミ様の魂が宿っているとか言う展開なら別ですが(エヴァかよ!)、そうじゃなかった場合正直アスカガはボツかな…と思ってます。(アスラクもイマイチ萌えないし。カップルとしては成立しないあの二人。)
まあ搭乗シーンで何かもうキャラ論云々を吹き飛ばすような萌演出やってくれればこんな偉そうなこと言っててもそれまでなんですけど。
(後最終的にどっちかが死んでもボツですが。SEEDは最終回待ちです、私。本当に)


■ちなみに44話「螺旋の邂逅」簡易感想
偉そうなこと言わなくても、「いやーAAに可愛い子が乗っててさー。ナチュラルも悪くないって言うかー彼女守りたいっていうかー」とか正直に言えば良いのに、ディアッカ。
最初は単に死なせたくない、と思ってたのかも知れませんが、先週の突撃前アプローチを見たところ、ディアッカはミリアリアに惚れてると思わざるを得ません。
…そう言えばこいつら(+イザーク)には婚約者はいないのか?



2003年08月02日(土) ガンダムSEED第43話「立ちはだかるもの」

<御挨拶>
ええと、初めてお会いする方初めまして。お久しぶりの方今晩は。
多分ほとんどの方が始めましてでしょうが。私ジャンル替え激しいんで…(前はテニ王とかWJ系でした)
たった二ヶ月の限定サイトですがどうぞよろしく。お気に召しましたらフォームから感想メールなんかも送ってやって下さい。

以下普通の日記。

■仮面と小娘
フレイ手なづけられてる…!(今更だけど)この二人は疑似親子なの?
こうやってフレイはコーディネーターを理解して行くんだろうなあ。彼女に関するネタバレ聞きましたけど(かなりショックだったけど)キラとはやっぱり再会出来ないんでしょうか。キラに好意が一分もなかった時に殺されるよりは、スタッフがちゃんとフレイに存在意義を見い出していたって言うことだろうけども。

■第三勢力の人々
ムウマリュはかなり際限なく何時でも何処でもいちゃついてますね!まあ出来上がった途端に公認だからな(笑)
ディアッカ馴染み過ぎ…!ヤツはナチュラルを見下していたはずなんだが。恋は偉大(まだ恋じゃあないかもしれないけど)ということでしょうか。ちゃっかりミリアリアの向いでご飯食べてるし(笑)出撃する時とかしっかりアピールしてってるし…こいつ最初の頃と違い過ぎです。大出世。
ラクス可愛い…可愛い…凄い綺麗!スタッフの気合いを感じる。この声優さん上手だよなあ。アスランに三行半(違う)叩き付けた時とか感心したもん。

■段々本性が出てくるセカンド主人公
以前学校の授業で聞いた話なんですが、人間の脳って言うのは体の他の部分とはある意味切り離されているっていう説があるらしいです。ほら、事故で右腕を失くした人が右手の指に痛みを感じるって言うじゃないですか。あれと同線上で脳のある部分を刺激すると何もなくてもお腹一杯になったり悲しくなったりするっていう実験結果が出てるらしい。…今回のアスランを見ていて何となくそんなことを思いだしました(失笑)
「だからごめん」って…悪いと思ってるなら離せよ!と誰もが思ったはず。あー何か本当に最終話までにくっ付いちゃいそう…出来上がっちゃいそう…それもイヤ…。

スーツCDとか例のぎこちないキスとかでアスラク普通に好きになりましたけど、アスカガとアスラクって本質的に違うと思うんです。もちろんアスランとラクスはお互い好意も尊敬の念も抱いてるわけで、結婚しても一生仲良くやってけたと思う。けど、果たしてアスランはラクスに対してああいう風に抱き締めたいと思ったことがあったのか。文句言われても離さないなんてことがあり得るのか。アスランはラクスにそういう意味で触れたいと思ったことがあるのか、もちろん逆もまた然りです。
アスランはカガリと会って、本当にまだ大した時間は経ってないけど、そういう歴然とした差があって、それがもう露見して来てるんじゃないかと思うのです。本人が自覚した時にはあっという間に進展しちゃいそう。今回みたいに一方的に。(それは犯罪ですザラさん)(誰か止めてやってくれ…!)
新エンディング初めて見た時、「私の知ってるアスランは死んでもあんなポーズはとらん…!」と愕然としたものですが、今回のアスランならやるかもしれません(痛)
でも今回はやっぱりカガリ抱き締め返せませんでしたー当たり前!当然!キラ相手だったらガッチリ抱き返してるはずだしやっぱりこの辺りまだ距離は遠いですね!次に名前を呼んだ時もそう親し気でもなかったし。
カガリも声優さんがもっと上手だったら良かったのに。細かい感情描写があんまり出来てないと思うのですが。

■ファザコン・マザコンはフィクションの永遠のテーマです
そうだよなあザラパパは生きてるんだよなあ。シーゲル氏やウズミ氏にはもう会えないし何も言えない。でもパトリックは生きている、アスランも生きている。どちらも生きている限り、分かりあう可能性はゼロじゃない(昨日観た「BORDER LINE」を観ると死んだ後もだけど)。色々フォローしてましたが、カガリがアスランに伝えたかったのは多分それだけなんでしょう。アスランはそれを自覚して前を向いて、機会を逃さないように気をつけていないといけない。「言って分かれば苦労しない」、それはそうだけど、言わないと絶対に伝わらないのもまた事実。これ以上悪くなりようないんだもん、出来る限り悪あがきしろ!
大体アスランはラクスに父親の話振れないよな。だってラクスの父親殺したのザラパパだ。でも、ラクスは多分相手がアスランじゃなかったら、エターナルで会った時、最初にちゃんと笑って「あなたのせいではありません」って言えたと思うんです。それがアスランには言えない。それはラクスなりのアスランへの親近感とか好意の現れだと思うのですが。

■しかしそれを理解出来ないのがザラ氏がザラ氏たるゆえんです
今までキラしか眼に入っていなかった極々視野の狭い(狭すぎる)ザラ氏の知覚範囲内にカガリが参入したのでクサナギは安全ですね(寒)ちなみにキサカの軍服姿凄い好き。格好良いです。

■やっぱりマリューさんは無能だった
ナタルさん素敵…強い!格好いい!あんな凝った攻撃の仕方アークエンジェルじゃありえなかった(笑)
ナタル、ムウとマリューが出来上がったって知ったら怒るんだろうなあ…めちゃくちゃ怒るんだろうな…。

■フリーダム絶体絶命(か?)
まあ次回(どうせ)ジャスティスが助けてくれるから大丈夫でしょう。…て言うか来週ムウは死ぬの?死ぬの?ええ〜…。

■異様に眼の青い男
こんな若造が盟主だなんて、ブルーコスモスってどんな団体なんでしょう。テロ集団じゃないわけ〜…?ブルーコスモスは絶対納得出来ない。コーディネーターは自分で選んでそうなった訳じゃないし、特に第二世代なんてちゃんと自然に従って生まれてるんじゃん!
ノイマンさん(だっけか?)が本当にイヤそうな顔してて安心しました。

あーでも最初からこれくらいテンポよく話が進んでればもっと面白かったのになあ。BGMも良いし…。まあ今はちょっと急展開過ぎるけど。


 < カコ  モクジ  ミライ >


黒沢マキ [MAIL] [HOMEPAGE]