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指輪物語関連ファイル

YUKI


2003年03月29日(土) ■
 SEEの詳細なレビュー


先日のアカデミー賞で長編アニメ賞をとった『千と千尋の神隠し』の
DVDがアメリカで4月15日にリリースされます。
日本で去年、さんざん赤いと言われたDVDの映像ですが
北米版は赤くないそうです。(野良犬戦闘日誌3月26日付け日記から)

http://dvd.ign.com/articles/389/389319p1.html?fromint=1

2枚組で、オリジナル日本語音声もついてて、特典映像が
日本版よりたくさんあるそうです。
DVDのレビューを読むと、かなりよさそう。

DVD Spirited Away
http://dvd.ign.com/articles/389/389486p1.html?fromint=1


このレビューがとても丁寧なので、同じサイトで
LOTRのFOTRのSEEについてみてみました。

・・・16ページに及ぶレビューがありました。
本編、追加シーン、4種類のコメンタリー、二枚の特典ディスクについて
丁寧な紹介がかかれています。
評価は、10点満点中の10点。DVDプレーヤーを持っているなら
ぜひ買うべきだというのが最後のコメント。

DVD The Lord of the Rings The Fellowship of the Ring - Special Extended Edition
http://dvd.ign.com/articles/374/374921p1.html


これからamazonで北米版のDVDを買うときには
このページを見るといいかもしれないと思いました。


2003年03月24日(月) ■
 現実の世界で


いろいろなことが起こっているので、指輪のことを語ることができません・・・

この物語が書かれた時代と今を同じに語ることはできませんが、フロドたち指輪の登場人物の行動に感動し共感する私たちが、現実の事を棚上げにするわけにはいかないでしょう。しかし、いったいどうすればいいのか、何ができるのかというのは、とても難しい・・・



2003年03月21日(金) ■
 ゆんごさんの新作gif


このHPのトップページに、走っているお馬さんを
最初に見た人はびっくりするでしょう。かっこいいでしょう。
これは、「FREE GIF 1−Page」の
ゆんごさんが作られたものです。
見てすごく気に入って、こちらに使わせていただいています。
もうひとつ、「はじめに」のページには旅の仲間がそれぞれの歩き方で
歩いている楽しいgifをお借りましました。(レゴラスとストライダー!)
ゆんごさんのBBSにご挨拶する際に、調子に乗ってリクエストを書きました。
「翼竜に乗ったナズグルがフロドに飛んでくるの」
いや、私、自分でgifなんか作れないし、
あとから考えたら無茶苦茶書いてるなあと思ったんですが
・・・ゆんごさんはリクエストに答えてくださいました。
それがこれです。





ううう、素晴らしい。
原作サムファンでいらっしゃるので、sam the brave です。
泣けますね。うさぎのシチュー、モルドール組、メリピピ組とエント、
it’s your samもすごくかわいいので
是非御覧になってみてください。

FREE GIF 1_page
http://www.monster.ne.jp/~yungo/index.html


映画素材部屋にはさりげなくオビワンやダーシーなんかもいますー。
SWのgifも見たい〜(と、さけんでみる。)
ゆんごさん、ありがとうございました。


2003年03月19日(水) ■
 ひかわ玲子さんのファラミアについてのコメント


ひかわ玲子さんの公式HPのLOTRのページが更新されています。

●ファラミアについて
http://hikawareiko.pro.tok2.com/w-ring8.htm


もしトールキン教授がPJの『二つの塔』を見たら
内心忸怩たるものがあるのではないか・・・ということと
ヴィゴのTVにおける反戦のコメントと
昨今のイラク情勢についても記述があります。

その他にも、LOTRの映画、原作、シルマリルについての文章がアップされていて
どれも読みごたえがあります。

(HP TOP)ひかわ玲子公式サイトラヴェンダーガーデン
http://hikawareiko.pro.tok2.com/top.htm
〜窓と風〜
http://hikawareiko.pro.tok2.com/window.htm
映画「ロード・オブ・ザ・リング」について
http://hikawareiko.pro.tok2.com/w-ring.htm



2003年03月16日(日) ■
 トールキン・アンサンブル『Lord of the Rings at Dawn in Rivendell 』


デンマークの「トールキン・アンサンブル」がトールキンの詩に曲をつけて歌っているCD。
これまでに、二枚出ていますが、最近三枚目が出ました。
それが、『Lord of the Rings at Dawn in Rivendell 』
この三枚目のCDはゲストにクリストファー・リーを迎えています。
有名な「Verse Of The Rings」を、あの声で聞いてみてください。
20曲中、9曲にクリストファー・リーが出演しています。
二曲は歌をうたっています。エントの歌と、木の髭の歌です。
映画ファンはまずそこで、聞いていてうれしくなりますが、
彼が出てこない曲の演奏も歌も、原作の世界を大切にしたものです。
映画とは離れて、指輪物語の世界に浸ることができます。
登場人物それぞれを違う歌手が歌っていますが、アラゴルンの声が素敵でした。
CDのライナーノートには、デンマークのマルガレーテ二世女王の手による
イラストが添えられています。
水や空や吹雪や湯気が感じられるようなモノクロのペン画が素晴らしい。
トールキン・アンサンブルの公式HPを開くと、クリストファー・リーの朗読が迎えてくれます。
アマゾンでは、CDの最初から五曲を試聴することができます。

The Tolkien Ensemble
http://www.tolkienensemble.dk/
Amazon.co.jp: Lord of the Rings at Dawn in Rivendell [FROM US] [IMPORT]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000084HA0/


これまで出た二枚のCDについては、グワイヒアさんのページの紹介が
詳しくて参考になります。

グワイヒアのおすすめCD 指輪物語の曲
http://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/cd/classic.htm
(TOP)The Wind in Middle Earth ミドルアースの風
http://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/index.htm


クリストファー・リーがアセラスの詩を読むと、生き返るというよりは
黄泉の国に連れて行かれそうな気がしますが・・・・
それはさておき楽しいCDでした。


2003年03月15日(土) ■
 『アモン・ヘンでフロドが指輪の幽鬼にあう』


このタイトルは、ジョン・ハウの画集「『指輪物語』の世界」の中の
一枚のイラストにつけられた文章のタイトルです。
イラストにタイトルはなく、この本が初出かもしれません。
カバーの裏表紙にも同じイラストが使われています。
アモンヘンの視る椅子のそばにいるフロドは剣をかざし
空中から翼竜に乗ったナズグルが襲いかかっている絵です。
ジョン・ハウの文章をそのまま引用してみます。

 物語では描かれていない場面。『指輪物語』第一項には、アモン・ヘンでフロドと魔王が遭遇する場面が書かれていた。後になって削られたが、そうこうしているうちに・・・・。この絵には、しわくちゃになった良心の呵責がつきまとう。本筋からそれたイメージで絵を描くということ、「・・・だったらどうなる?」というパンドラの箱を開けることーは、安直にすべきではない。
 捨てられた砦の高台がはるか先までのび、「視る椅子」はその巨大なデザインのほんの一点にすぎない。デザインをする過程で、アモン・ヘンからアモン・ラウへとさまよいでたい気持ちにかられた。実際のところ、相当あらがいがたい誘惑だった。
(ジョン・ハウ 画集「『指輪物語』の世界」135ページ)


いろんな意味でおもしろい文章だと思います。
プロのイラストレーターは、原作に忠実でなければいけないのかしら、
少なくともジョン・ハウのポリシーはかなり生真面目だということ。
それにもかかわらず、書きたいという誘惑に勝てないということ。
描かれたフロドと魔王がとても見事である事。
その絵が、PJの『二つの塔』のオスギリアスの場面を髣髴とさせること。
あの場面を見て、ジョン・ハウはどんなふうに思っているのかな?
セットを作るのに彼もかかわったのかな?

PJ自身があのシーンについて語っている文章がはいねさんのHPで紹介されています。

LotR Spoiler News
http://www.hiphop.ne.jp/~heine/
2003/03/08 Sat PJオスギリアスのシーンを語る(CINEFEXの��92)

 We adapted that scene from a moment in the novel when Frodo goes into a strange trance and sees the Nazgul Witch King on his way into Mordor.
By bringing that into Osgiliath,which is a setting Tolkien refers to be obliquely in his novel,
we formed a climax for Frodo with Faramir.
So we were mucking around with the book a little there,
using Tolkien's material in a slightly different way.


なんとなく通じるものがあると思うのは、私の考えすぎかしら?


2003年03月13日(木) ■
 <HP>ミドルアースの風


検索の途中で、指輪物語についてたくさんのコンテンツのあるページを見つけました。
原作にもエルフ語にもくわしい方の書かれたもののようですが
映画についてもいろいろな話があってこれを読んでから見ると
また楽しみが増えるかも。

ミドルアースの風(グワイヒアさん)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/index.htm


映画のビルボの家の位置を、トールキンの描いた絵から検証したり、
原作を楽しむための、エルフ語の知識がわかりやすく書かれていたり、
アモン・ヘンとアモン・ラウの話や、アルゴナス像の不思議とか
メリーとピピンがSEEの追加映像で歌っていた歌の
歌詞の分析と、楽譜もあります!

しかし何より、今、興味深かったのはこのページ。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/caption/ttt/

ここには、映画『二つの塔』でのフロドがゴラムを連れて行くことに
決めた時のセリフについての考察があります。
じつは、フロドのセリフは原作のセリフをぎりぎりまで
削ったエッセンスであったこと。
映画の字幕も吹替えもそのことに気づかず、意味をとらえていないこと。
しかし演じている役者たちは、きちんとそれを把握して演技していること。
これを読んで私は、原作をもう一度確認して
それから映画を見直してみようと思いました。


2003年03月11日(火) ■
 さてさて


この日記に新規の書き込みをするのは初めてです。
ちょっといつもと勝手が違います。
これまで書きためたものを、指輪関連だけこちらにまとめたことになりますが
続けていくうちに、また形が変わっていくかもしれません。
今日はすごく寒い日で、時々雪が降っていました。
空は三月の空なんですけれどね。空気が冷たいです。
この一週間はものすごく忙しくて、映画に行けませんでした。
三月はだめかもねえ。四月になってもまだやってるよね、きっと。
私の住む町にはシネコンが三つあるのですが、
昔ながらの映画館はほとんど無くなってしまいました。
見事なくらい全滅です。なにが悲しいかというと
シネコンの画面は、一番大きなスクリーンでも
こじんまりしていることです。
目の前にどーんと大きな画面があって、映画の中にすいこまれそうな
昔の映画館で『ロード・オブ・ザ・リング』を見たいです。
東京にはまだいくつかそういうのがあるとか友達が言っていたので
『二つの塔』を見に行くのもいいかもと思っています。
ついでに、即売会をのぞく・・・おたくな計画。




2003年03月10日(月) ■
 <本>『LOTR公式メイキングブック』


LOTRの関連本は似た名前が多いので紛らわしい。
公式ガイドとか公式フォトブックとかアートブックとかいろいろあるけれど、
これはブライアン・シブレーの書いた本。表紙はガンダルフとサルマン。
BBCのラジオドラマを制作したことのある筆者は、
映画の製作現場で見たことやスタッフやキャストへのインタビューなどから
この映画がどんなふうにできたかを書いている。
内容は多岐にわたっている。四枚組DVDの特典ディスクと重複している部分もある。
三本の映画を作るためにたくさんの人が関わって、たくさんの物が作られ、いろいろな議論が行われた。
しかし映っているのは、ほんの少しだということだ。
映っているものにも、言われて見なければ気づかないような細かい細工がしてあるという。
間違いがない限り誰も注目しない背景のために、スタッフは走りまわっていたそうだ。
物作りの現場はみなそうかもしれない。受け取る立場にいる限り
どれだけ多くの手を経て物が作られるかということは見えてこない。
LOTRの三本はその規模が格段に大きかったのだろうと
この本を読んであらためて思った。
PJは映画の舞台を自分の故郷であるニュージーランドに求めた。
国をあげてこのプロジェクトを応援してもらったというが
それでも、厳しい自然保護の法律をクリアするために
法律の専門家が交渉にあたったという。(それも自分から志願して、というところがおもしろい)
場所が決まり、撮影を行うためには、そのための機材やテントやトイレなどを運ばなければならない。
そのための道路も整備しなければならない。
撮影の場面の季節と実際の季節がずれた場合は、雪を降らせ、
茂った草を(環境に配慮しながら)枯れた色に変える。
衣装や鎧や武器やメイク、背景、小道具、ミニチュア、CG、音楽、
スタッフ、キャスト、スクリプト。宣伝、インタビュー、その他いろいろ。
大小の仕事をこなし、たくさんの人を束ねていく中心に
原作や映画や故郷への愛情があるのは、作品にとっても幸せだが
関わったスタッフにとっても得難い経験だったのではないか、と思わせる。
PJの面目躍如といったところ。


2003年03月09日(日) ■
 吹き替え版TTT


・・・まだ続きます。あああ、こんなに書き散らしてて
そのうちぱたっと更新が止まる可能性はとても大きい。

吹き替え版のTTTもかなりおもしろいです。
ごく一部で大受けしているファラ宮様(笑)以外にも見所は多くて、
フロドがアナキンと同じ浪川大輔くんというところが、悪に負けそうなふたりを
重ね合わせて見ることができて深い。
アラゴルンの声は、ヴィゴの声が好きな人には誰が来てももの足りないけれども、
聞きなれればそれなり。ちょっと平べったい感じがするけれども。
レゴラスは、オーリの声よりも端正な感じで、サムは誠実さがアップしています。

私は声優さんが誰かなんてあまりよくわからないので、
さっき検索していたらとても参考になるHPを発見しました。
虎次さんが作っていらっしゃる、吹き替えリストです。
『二つの塔』もばっちり。

ロード・オブ・ザ・リング(旅の仲間 声優一覧)
http://www.tora-2.com/vy/LotRFR.html
ロード・オブ・ザ・リング(二つの塔 声優一覧)
http://www.tora-2.com/vy/LotRTTT.html
(TOP)幻鷹庵 虎次さん
http://www.tora-2.com/mokuzi.html

しかしですね、今回の吹き替えの特徴は、原文をかなり意訳している点と
言葉遣いに文語的表現が多いところではないでしょうか。
今度の映画はスクリプトに字幕サイトのお墨付きがもらえたせいか
字幕や吹き替えのセリフをアップしているサイトはまだ見かけませんが、
ガンダルフやセオデン王やギャムリングのセリフ回しはかなりかっこいいです。

最後の出撃のところ、セオデン王のセリフ

あらぶる魂よ
たけきもののふよ
暁を血に染めよ
行け、エオルの子ら
出撃じゃー

あああ、すいません。いいかげんな記憶で。
今度確認してきます。ものすごくものすごくかっこよかったんです。


2003年03月08日(土) ■
 映画総合データベースサイト- allcinema ONLINE -


検索してる途中でヒットしたページがなかなか便利そう。

映画総合データベースサイト- allcinema ONLINE -
www.stingray-jp.com/allcinema/index.html

IMDbへのリンクが各ページにあります。
『二つの塔』のデータはこんな具合。

www.stingray-jp.com/allcinema/prog/show_c.php3?num_c=238972

ここでブラッド・ダ−リフの項へ飛んでみたら
『ゴッドアーミー3』に出ていたんですね。
ゴッドアーミーは第二作まではなかなか良かったんだけれど
三番目はいまいちという評判をききますが
クリストファーウォーケンと共演していたんですねー




2003年03月07日(金) ■
 共同制作


劇場公開版とSEEのDVDを比較して、SEEの方が素晴らしいというご意見が多いけれど
私はひとつだけ気になったことがあった。
それは、ガンダルフがモリアに入る前にフロドに、ボロミアについていう場面。
ガラドリエルが水鏡のところで言うのと同じように
ボロミアに用心しろ、というようなセリフが入る。
SEEのコメンタリーを聞いていても、ボロミア理解は一本にまとまっているわけではなくて、
「指輪の魔力に負けてしまったボロミア」という面からみている人がいるようだった。
「指輪に負けたけれども、それすらも魅力のひとつ」として見ている人もたぶんいるのだろう。
映画の中のボロミアはこのふたつの間を行き来する。
劇場公開版では、かなりプラス面が出ていたが、日本語字幕は完全に悪役方面にとっていた。
それも今にして思えば、映画の製作者達自身が揺れていたせいではないかしら。
SEEでは良い面も増えたが、悪い面も同じくらい加わった。

『二つの塔』では、サムのセリフに「負けてしまったボロミア」が出ていた。
あれはちょっと聞いていて悲しかった。
脚本を担当した三人の誰がどういう意見だったのか?
映画を見ている私たちにはわからない。
かなり腐女子的感覚を持つと思われるフィリパが「ボロミアの魅力」をひきだしたのだろうか?
しかしPJの『乙女の祈り』の脚本もかなり良いできだった。フランもわかってる感じがする。
やはりPJと女性ふたりの間の綱引きか?プロデューサーのご意見がところどころに入っているのか?
これだけの大作をひとりの感性でひっぱっていくことは、きっととても難しいことだろう。
しかし、できるだけ頑張って、素晴らしい作品にまとめてほしいものだ。


2003年03月06日(木) ■
 <映画>『二つの塔』(五回目)


■2003/03/01 (土)

今日は映画の日でした。
うちの小学五年生に、「SEEを見て予習したら映画に連れて行ってあげる」
と言いましたら昨日ちゃんと全部見たようなので、一緒に行きました。
中一は部活。同居人氏は特撮目当てについてきました。
さすがに三時間は長くて疲れたようですが、「おもしろかった」と言ってくれて母はうれしい。
中学生か高校生くらいになったら、原作を読んで、それから私のコレクションにひたってくれ。
(同人誌は高校生になってからー)

さて小5が言うには、ナズグルはハリポタのアズカバンの看守に
イメージそっくりだそうです。言われてみればなるほど。
これから映画化する方は、PJに影響されないようにするのが大変だ。
反対にPJのシュロブが秘密の部屋をなぞらないようにスケールアップすることを期待。
そして吹き替えのフロドの声って、アナキンの吹き替えと同じですよね?
フロドとゴラムのやりとりを見ていて、うーん、アナキンは向こう側に陥ちちゃったという設定だし
ルーカスもまたPJ映画をしのぐダースベーダーへの道を探らなくちゃいけなくて大変ね。
と思いました。もちろん、全ての根っこにトールキンの指輪があるわけですけれど。

他の映画のからみでいうと、鉄の足ダインさんのTTT感想に、
エントは下手すると「にこにこぷん」の樫の木おじさん、ディズニーの短編アニメ「花と木」、
というコメントがあるのですが、火の付いたエントが水の中に頭をつっこむカットを見て、
そういえば「花と木」にそういうシーンがあったかもしれない・・・と思いました。
うちのお子様ビデオのどこかに入っていて、昔何度も見たんだけれど、記憶はあやしい。
ディズニーの短編アニメって好きでした。アメリカナイズされてはいるけれど、
「小さなおうち」とか「ロンドン橋」の話とか、もとの話のエッセンスを上手に伝える佳作が多いです。
PJやスタッフはそれを見て育ってきたに違いない。
黒澤の映画や「宮本武蔵」の映画もそうですけれど、他の映画へのオマージュが
いろいろなところにあるのかも。誰かそういうのの解説してくれないかしらん。

☆映画にひたる
今日は最初から映画にひたって見ることができました。
同じ映画をこんなに何回も見るのは前作『旅の仲間』が初めて。
そして今度の『二つの塔』も同じように楽しんでいます。
この楽しみ方は、昔、好きな漫画をくり返し読んでいた感覚に近い。
中学生や高校生の頃、何回も何回も読んだ本がたくさんありました。
それができる作品とできない作品はどう違うのか・・・というのは口で言うのは難しい。
作品の世界や、お話の流れに身を任せる感覚は
同じようにひたった人にしかわからないかもしれません。
そうやってひたりながらも、頭の隅っこの冷静な部分はいろいろ考えてはいるんです。
前後のつじつまが合わない部分。流れにそぐわない部分。
ごくまれに、そういう部分を用意周到に補正しつくした作品があったりすると
手放しでほめちぎることができて、熱狂的なファンになったりするんでしょうね。
PJの『ロードオブザリング』は、かなりいいところまで来ているみたい。
でも最後の『王の帰還』でたくさんの人が納得できる大団円を迎えることができるかどうか
最終的な判断はそれを見てから。

それでも今日もとても楽しく三時間を過ごす事ができました。
何回も同じことを書いていますが、背景の自然がすばらしい。
CGで多少いじってあるにしても、それを割り引いても自然の景観にほれぼれしてしまいます。
でてくる俳優達も、これまでの出演作、今演じている指輪の役、これから演じる役(笑)を
もっと知りたくなるような魅力を備えています。
場所と人がこんなに素晴らしいのはほとんど奇跡のようです。
CGクリーチャーは最初の頃、全然目に入らなかったんですが、
回を重ねて見るにしたがって、CGの物足らない部分よりも、よくこれだけ作ったなあという部分が
見えてきました。今日はバルログの落下シーンの手足の動かし方と翼にみとれてました。
翼に乗ったナズグルの目線から見たオスギリアスの廃墟も大好き。
アラン・リーとジョン・ハウはどんなに夢中で絵を描きセットを作った事でしょう。
そして、オークやウルクハイの一人一人にも個性があり、きちんとした甲冑をつけている。
多少のマイナスポイントはチャラになるくらい、好きな映画になりそうです。


2003年03月05日(水) ■
 ファラミア像について


昨日からファラミアについて書こうと思っていたら、
かなりつっこんんだファラミア像についての文章を読んでしまって
つかみかけていたイメージがふっとんでしまった・・・・
うーん、うーん。でもすごくおもしろかったです。

MOVIE TALK-TTT(ファラミアについて) 加藤ミチさん
http://longstrides.hippy.jp/contents/moviettt2.html


以下は私の感想。
原作のファラミアから離れてみると、映画のファラミアもとても魅力的だ。
私も、彼のほとんど表情の変わらない演技を不思議に思った。
でも、吹き替えでみていて彼が目でいろいろな演技をしていることに気がついた。
デビット・ウェナム(ウェンハム?)はいつもはどんな演技をしているんだろう。
『ダスト』を見てごらん、と友達にいわれているんだけれど、彼を見るのはTTTが初めて。
『ムーラン・ルージュ』に出ていたっけ?どれが彼か覚えていない。
押さえて押さえて、それでもほんの少し動く目線でなにかを語っている。
彼は何を語っているのか?何を考えているのか?
フロドへの共感・・・というところまでは、まだ私の理解は及ばない。
映画のファラミアは、初登場のフードの陰からちらりとみえるカットから印象的だ。
優しい物憂げな顔立ちで、冷たく暗いものも同時に表現している。
ショーン演じるボロミアと、いろんな意味で正反対で、しかも同じ血が流れていると
言われても違和感がない。このキャスティングは控え目に言っても素晴らしい!
四回見ても、演出の意図がまだよくわからないのだが、
深い深い意味があったほうが、見るほうとしては楽しい。
ゴンドールの兵士達が、どいつもこいつも人相が悪いのはなぜ?
演出の意図がわかるのはROTKまで待たなければいけないかしら。


2003年03月04日(火) ■
 <映画>『二つの塔』(四回目)(吹き替え)


■2003/02/27 (木)
今日はレディスデーだというのに、日中は忙しくて映画に行けなかったので
8時半からやってるレイトの吹き替えに行きました。
なんか家族の視線が冷たいんですけれど・・・・
ちゃんとごはんを作って、後片付けもしたでしょ。
いつものことなのになぜ今日はみんな「えー?」とか言うんだ。でも行く。
おねえちゃん、明日は期末だが、今回は自分で全部やんなさい。

さてさて、吹き替え版の方が、わかりやすかったと思う。
今回は字幕も特に問題は無いのに、この差は何だろう。
情報量の多さに加えて、話がスムーズに流れるように
原文を意訳してあるところがけっこうあった。

Faramir: I think at last we understand one another Frodo Baggins.

このセリフは字幕では「やっと我々はお互いに理解し合えた」だったが、
吹き替えでは「やっと君のことが理解できた」になっていたようだ。
(正確な引用ではありませんが)
この文章は原作にもあるが、映画は途中端折ってるのにそのまま使っているので唐突な印象を与える。
この場合字幕の方が忠実で、吹き替えは原文から少し離れている。
でもこの場面では吹き替えの方がしっくりくる。
さて、どっちがいいか?というのは難しい問題だ。

吹き替えのギムリは、「お笑い担当」の前に「愛すべき」がついてるような気がする。
これもセリフを少しいじった結果、イメージが柔らかくなっているようだ。
私はショーンアスティンの声に違和感を持っているので、ラストのセリフは素直に
聞けなかったんだけれど、吹き替えの声だとちゃんと内容が自分の中に入ってきた。
いいセリフだわ。映画のしめくくりとしては、文句なしです。
受けるフロドもわざとらしくなくてよかった。

今日の上映は途中で音声が調子が悪く、サラウンド効果が消えてしまったので
どうしても我慢できなくて、係りの人に文句を言った。そうしたら直った。
でも、私の映画鑑賞はそれで中断されてしまった。これが初見だったら許せないミスだわ。

ヘルム峡谷の戦いは見れば見るほど、日本の時代劇の合戦シーンを下敷きにしているように思える。
エントのシーンはその合戦シーンの緩急の緩の部分なので、ああいう構成になってるんだろうなあ。
それにしても、映画の文法にのっとった戦いのシーンの見事さに比べると
ラブシーンはいかにもとってつけたようで、SWのEP2と並べてもひけをとらないかも・・・・


2003年03月03日(月) ■
 <映画>『二つの塔』(三回目)


 『二つの塔』三回目を見てきました。・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おもしろかったです。

すいません、さんざん悪口言ったあげくですが、すごくおもしろかったです。
今日は三時間があっという間でした。
今日は吹き替えを見るつもりが、時間をまちがえてまた字幕だったんですが
簡単なセリフは字幕から目を離しても聞こえるようになってきたので
画面に集中して見る事ができました。
そしたら、画面のすみずみがきちんと作ってあったんですよ。
空の色、月の形、森の木々の影、エルフの鎧は艶々していて金で飾られていてかっこいい。
エオウィンのなびく髪で風の向きが変わるのがわかる。
エントの攻撃の場面では、櫓に乗ったオークが右往左往する様までがきっちりと作られていました。
自分のこだわりから離れて見れば十分おもしろい映画だったんですね。
そしてヘルム峡谷の場面は、決めセリフ、決めのポーズ、緩急のバランス、
みんな計算して配分してあるんですね、まるで日本の時代劇を見るように
パターンどおりに展開する気持ちよさを感じました。
翼竜に乗ったナズグルの動きが、ほれぼれするほどかっこいいです。
それだけでも見ていて幸せ!

TTTのアラゴルンはちょっとギムリにイジワルなんですけれど
よーく見ると、肩をポンと叩いてフォローはしてるのよね。でも、

Gimli: Toss me. (私を投げてくれ)
Aragorn: What? (何だって?)
Gimli: I cannot jump the distance so you have to toss me. Ehh.. Don’t tell the elf.
(この距離はとべないからあんたは私を投げるんだ。ああ、あのエルフには言うなよ)
Aragorn: Not a word. (一言たりとも)

このシーンのヴィゴときたら、アラゴルンじゃなくて素のヴィゴになってて、大好き。
ほんとはこういうヤツなんです。まじめに王様やってるのはさぞ大変でしょう。
号令かけるヴィゴには、思わず「イエスサー!マスターチーフ!!」って言いたくなるわ〜
剣を構えて「とつげき〜!」の場面でも思わず、「死ぬぞ、おい」とつっこんでいました。
・・・近いうちにも一回いきます。いえ、今度はそんなにはまっていません、私。ほんと。

☆最後の戦い
今日三回目を見ながら、「最後の戦い」というセリフを誰も彼もが口にすることに気がつきました。
なんだろう、これはキーワードかな?とひっかかったのですが、まだ考えがまとまっていませんでした。
そして、家に帰ってきて、ある人の感想を読んで、ちょっとびっくり。
そうか死と希望なのか。ヴィゴがインタビューで愛と希望がキーワードだと言っていたけれど、
なんだかそれに近いものがあるな。しかし、初見感想でそれを見抜くとはすごい。
加藤ミチさんの感想です。

MOVIE TALK-TTT
http://longstrides.hippy.jp/contents/moviettt1.html


2003年03月02日(日) ■
 カールとヴィゴの来日インタビュー


ネットの良いところは、しっかりしたサイトを巡回していれば、
労せずして欲しい情報を得られるところだ。
TTT公開前後は雑誌もテレビも特集を組んで、情報量がすごいけれど
その中でどれがおもしろかったか聞いて、それだけ見に行くことができる。
雑誌ではMOVIE STARやCUTのヴィゴの写真が良かったし、
「映画秘宝」の特集記事がおもしろかった。
テレビでは、CSN1のヴィゴとカールの来日記者会見が見ごたえがあった。

来日記者会見は先月行われたもので、各種ワイドショーでも取り上げられたし
雑誌媒体にも既に掲載されている。この番組では、記者の質問はカットされてテロップのみだが、
ヴィゴとカールの話している場面は、ノーカットで流している。
ふたりは交互にインタビューに答えているが、一方が話をしているとき、
通訳の人が話しているとき、待っている時の表情がいい。
ふたりとも人の話を「聞く」ことができる人のようだ。
そうして、自分のいいたいことを「話す」。
言葉のキャッチボールのできる人たち。しかも長いコメントを訳してくれる通訳への感謝を忘れない。
それを見ているだけで、なんとなくうれしくなってしまうのはファンの欲目でしょうか?

例のメッセージを書いたTシャツについてのコメントはとても筋の通ったものでした。
「映画と政治は本来別のものだが、あまりにも映画に現在の状況をなぞらえて語られることが多いので
自分の意見を表明する必要を感じた。議論を重ねずに戦争をすることには納得がいかない。
しかしこれは自分の考え方であり、人に押し付ける気持ちはない。」

ふだん、CSN1はそんなに見ないんだけれど、HPを見るとなかなか良い番組をやっている。
今回のインタビュー番組は2月いっぱい毎日オンエアしているので
ケーブル視聴可能な方は御覧になってみてください。
インタビューの内容は、ほぼ全訳がヘラルドの公式サイトに掲載されています。

CSN1 ムービー チャンネル
http://www.csn1.co.jp/movie.htm
「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」 来日記者会見レポート
http://www.lotr.jp/join/news/pressconf_ttt.html


2003年03月01日(土) ■
 <本>ジョン・ハウの画集


■2003/02/23 (日)
今日、本屋で見かけて買ってきたのは、ジョン・ハウの『指輪物語の世界』という本。
映画にアラン・リーとともに、コンセプチュアルデザイナーとして参加したジョンの
これまでのイラストをたくさん集めた画集。
指輪関連だけでなく、彼がこれまで手がけた他の本からも作品がたくさん掲載されている。
きれいな印刷だけれど、絵のサイズはあまり大きくないのでちょっともの足りないかも。
でも、これをフルサイズの画集にしたら、値段も大きさもこれくらいじゃ済まなくなるのかな。

ジョンハウのイラストは、まるで写真で撮ったかのように、ある瞬間を切り取る事に長けている。
そして、精緻に描かれた鎧や甲冑や竜やお城は、読者の想像力を妨げない。
不思議な事だけれど、妨げないどころか想像力はもっとかきたてられるような気がする。
ジョンハウの気配はあまりしないのだが、どの絵もジョン・ハウにしか描けない絵だ。

クノップフの『見捨てられた町』にインスパイアされた小説につけた挿絵もあった。
「こんなに物語をつけたいと思わせる絵はない」と、ジョン・ハウは書いている。
私はこの絵が好きで、展覧会が東京に来た時に買ったポスターを、
何年も部屋に飾っていた。絵としてのバランスは良くないが、とても惹かれる絵だった。
同じ絵が好きだと知って、ちょっとうれしかった。
もう一つ、ジョンハウの祖母が描いたという、シヨン城のスケッチを見て
小さい頃家にあって、いつも見ていた画集のシヨン城の絵を思い出した。
作者は誰か忘れてしまった。もしかしたらクールベか?
クールベも好きだ。波の荒い海の絵とか。
きっとジョン・ハウもクールベは好きだろうと想像したりする。

ピータージャクソン、イアン・マッケラン、アラン・リーが文章を寄せている。
アン・マキャフリーなど本の表紙を描いた作家の文章もいくつか。
『琥珀の望遠鏡』の表紙は、二種類も描いたのに他の人のイラストになってしまったのだそうだ。

☆ジョンハウのイラストを見る。

353-Tolkien Graphics of John Howe--Images 1-10 on Gandolf dot Com
http://www.gandolf.com/graphics/tolkien/howe.shtml


エオウィンとナズグルのイラストがすごい。
これが映像で見ることができると思うと『王の帰還』が待ち遠しいです。