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指輪物語関連ファイル

YUKI


2002年07月16日(火)
 <ビデオ>『バニシング・ポイント』


ヴィゴクエストも大詰め。
日本で発売されているビデオは、残すところあと2本になりました。
でも、一本はカメオ出演程度のものらしく、見なくてもいいかも。
もう一本は入手がすごく難しいので無理。
実質的には『バニシング・ポイント』で最後になります。
このビデオを見るににあたっては、指輪のファンサイトを作っていらっしゃる
YAさんに大変お世話になりました。ありがとうございました。

さて、これは昔の映画をリメイクしたもので、テレビで放映されたもののようです。
お話はめちゃくちゃメロドラマでした。カーチェイスで表現するヴィゴの愛。って感じ。
もとレンジャー(特殊部隊)で、もとカーレーサーのヴィゴが、
最愛の妻の希望でレーサーをやめ、陸送の仕事をしています。
大陸の反対側への陸送の途中で妻の入院を知り、彼は運んでいる車(チャレンジャー)で妻のもとへ向かう。
猛スピードのヴィゴに迫るパトカー。
追跡を振り切っていくうちに、チャレンジャーの疾走は大事件に発展していく。
FBIまでが彼を追う。そしてとんでもないラストシーンが!という話。

ストーリーについては特にコメントは無し。
甘いところも突っ込みどころも山ほどありますが、火曜サスペンスと思えばそんなもの。
ヴィゴの存在だけでもっているような映画でした。あまりにストレートな純愛ものだったので
かえって演じるのが難しかったかも。
でも、横顔とか目の色がとてもきれいだったのでヴィゴ・クエスト的にはOKでした。

日本未公開のビデオもamazon.comで探してみたんですけど、
もう在庫がなくて、中古ビデオはけっこう高値がついていて(指輪人気?)
ちょっと様子をみてみようかなあ、という感じ。だからクエストは一応ここで終わり。


2002年07月13日(土)
 DVDをamazon.comで注文しました。


8月6日発売の指輪の二枚組DVDを注文しました。
US版はamazon.comで40パーセントOFF。約18ドル(1800円くらい?)です。
11月発売の日本語版は、定価4700円でアマゾンで買うと4000円くらいなので
送料を入れても、US版の方が安く買えます。
ついでに、BBCのドラマCDも注文しました。これは、50ドルくらいかな。
アマゾンで買うより2500円くらい安い。
DVDとCDセットを同時発送で、10日くらいで着く航空便で送ってもらって送料手数料が19ドル。
英語字幕が付くと書いてあったので何とか見ることができるでしょう。
ボタンをクリックするたびに、くどいほど、リージョンについて知っているか?
この商品を発送する地域(日本)はリージョンが違うぞ、大丈夫か?
と聞かれました。多分、昨日買ったプレーヤーで大丈夫・・・のはず。

The Lord of the Rings (BBC Dramatization) [UNABRIDGED] @ $48.97 each
The Lord of the Rings - The Fellowship of the Ring (Widescreen Edition) @ $17.97 each

Shipping Method: Expedited International Shipping
Shipping Preference: Group items into as few shipments as possible.
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Subtotal of items: $ 66.94
Shipping & Handling: $ 18.97
-------------------------
Total for this Order: $ 85.91


2002年07月12日(金)
 リージョンALLのDVDプレーヤー


DVDのプレーヤーを買ってきました。韓国製のDVMP3。11600円。
某チャンネル情報によれば、発売当初は、リージョンフリー、マクロフリー、PALディスクも
再生可能でこの価格!という商品だったそうですが、さすがにそれではまずかったらしく
回収されて、マクロフリーは無くなりました。回収後の製品の箱には赤くて丸いシールが貼ってあります。
近所の小さい○ジマ電気なら、もしかしたら回収前の製品があるのでは?
と思って見に行ったけれど、残念ながら赤丸つきでした。
私はDVDのコピーをとりたいわけではないので、まあマクロフリーはいいや、
ということで、買ってみました。
ネットの情報どおりに、リモコンで4回ほどボタンを押して設定完了。
ちゃんとリージョンALLの表示が出たのでやれやれです。
(電源を切ると、リージョン2の設定に戻るけど)
画面も音も、家にあったパイオニアのDVDプレーヤーとさほど変わらないし、
うちの環境では、これで十分です。

まずは、8月の二枚組DVD。(何の?なんちゃって)
それから11月のアルゴナス付き四枚組DVD+一枚を注文してこようかな。
本当にその時、DVDをみることができれば、万々歳だわ。


2002年07月09日(火)
 DVD購入計画


8月に指輪の映画のDVDが海外で発売される。
これは劇場公開版に、特典ディスクを一枚つけたものだが、
リージョンだの何だのの制約があるので、US版のVHSを買おうと思っていた。
でもamazon.comを見たら、二枚組のDVDの値段がびっくりするほど安い。
40パーセントオフなのでVHSビデオとさほど変わらない。
どちらかというと、英語字幕を見ることのできるDVDのほうがありがたい。
(クローズドキャプションに対応しているビデオデッキではないので)

US版を見るときは、リージョンフリーのDVDプレーヤーが必要だ。
DVDーROMのついたパソコンを買うことも考えたが、やっぱりテレビで見たいような気がする。
それで、リージョンフリーのプレーヤーをネットでいろいろ調べたところ
コジマ電気で売っている韓国製のものと、マランツ社のDV4200あたりがいいらしい。
で、近所のコジマに行ってみた。

一番安い(一万円くらい)のがあったので、お店の人に聞いてみる。
「あの、これってリージョンフリーにできるんですよね?」
「さあ?そうは書いてありませんが」
「リモコンの隠しコマンドでできるって聞いたんですが」
「それはだめなんじゃないですか?」
・・・・あれれ、こういうのって、言っちゃいけないことだったのかしら?
次にJOSHINに行って、マランツ社のDVDプレーヤーはないですか?
と聞いてみる。取り寄せればあるという。値段は22000円くらい。
kakaku.comでは18000円だ。
送料その他あわせて通販するのと、近所の店で買うのとどっちがいいか?
悩みの多い日々・・・


2002年07月07日(日)
 <ビデオ>『柔らかい殻』


こわくてきれいな映画。残酷で無邪気。現実と夢。
正反対のものを、何もない麦畑と空だけの村につめこんだ白昼夢。
『聖なる狂気』を撮った監督の映画だがこちらの方がおもしろい。

ここに出てくる登場人物はみな心に傷を持っている。
それは戦争だったり、過去の事件だったり、自分の性癖だったり。
主人公の少年の目からひとつひとつが明らかになっていく。
誰も彼もが傷つきやすく、自分の傷を抱えきれずに他者を傷つけ
何も救いはやってこないのだけれど、美しい風景と優しい音楽が
不思議な調和を生み出している。
解釈はいくらでもできるし、監督の原罪意識はかなり根深いように思うが
そういうものを気にしなければ楽しめる映画。

ヴィゴは軍務から帰ってきた少年の兄。
南の海の核実験で放射能を浴びたらしい。
髪が抜け、歯ぐきがら出血し、体重がだんだん減っていく。
いらいらと弟にやつあたりして、優しい兄とは言いがたいが、
物思いにふけった横顔がとても美しい。
弟は兄が大好きで、兄を奪っていく未亡人に嫉妬する。
そして悲劇が訪れる。

同じ年に作られた『悪魔のいけにえ3』で刃物を振り回していた人と
同じ人とは思えません。ヴィゴ。芸風が広いというか、節操がないというか、何と言うか。
この映画の頃、こわいような危ない目をしていたヴィゴが、年取ってちょっとユーモアを
感じさせるようになったことは、本当によかったなあ、と思うのでした。


2002年07月06日(土)
 <ビデオ>『インディアン・ランナー』


ロクデナシの映画でした。
つまらないくらいまっとうな市民生活を送る兄(デビッド・モース)に
いつもいつも迷惑をかける弟(ヴィゴ・モーテンセン)。
愛想をつかすことなく兄は弟の後を追い、「おまえのことが好きだよ」と言う。
そのことがますます弟を追いつめる。
ヴィゴ演じるところの弟は、またしても非日常を体現する役でした。
堅実な両親とまじめな兄の家族にこの弟みたいな子供が育つということはちょっと考えにくい。
デビッド・モースの凡庸な風貌と、ヴィゴの危ない表情は水と油のようになじまない。
映画の中の時間は本当に日常のレベルの平板さなのですが、
その中に異物のように弟ヴィゴがやってくる。
しかし、日常はゆるがない。
この映画を監督したショーン・ペンがいったい何を描きたかったのか、
私にはよくわかりませんでした。兄の日常をよしとしているのか、非日常の弟に共感しているのか。

本当にロクデナシなので、同情の余地はなく、感情移入もできないのですが
ヴィゴの顔は、鋭くてきれいで、感情を見せない冷たさを表現することが上手でした。
兄と弟はお互いに愛情を感じながらも、道が交わることなく離れていってしまう
というお話でした。(ずっと仲良く暮らしましたという展開も想像がつかないけれど)
もうちょっと何かが変わる話ならまだ救いがあるんだけれど。


2002年07月05日(金)
 <ビデオ>『The Prophecy』


1994年に『ゴッド・アーミー』のタイトルで日本で公開されたものに
特撮による映像を少し加えて、『The Prophecy』として
1995年に全米公開された映画。

ざっとみたところ大きな変更はふたつ。
まず冒頭のタイトルが出る前の、ブランコにトーマスが乗っている場面に
ルシファー(ヴィゴ)の声がかぶる場面が、
シモン(エリック・ストルツ)による、第二次天使戦争の概略の説明に変わった。

そしてラストシーン、マリアの口から邪悪な魂が抜けていくシーンが追加された。

そのほかは、時々細かいカットが加わったような気もするが
俳優が出てくる場面に取り直しはない。

『ゴッド・アーミー』を先に見てしまったせいか、特撮部分がかえって
邪魔かな?とも思う。シンプルなウォーケンとヴィゴのやり取りの方が
緊張感があると思うな。
冒頭部分は、説明があった方が親切だけど、ヴィゴの声をカットしたのはバツ。

見直してみて、エリック・ストルツもなかなか好みだなあと思いました。
ウォーケンとヴィゴは相変わらずクール。
ガブリエルの地獄送りの投げキッスが最高です。(ウィンクも)


2002年07月04日(木)
 <ビデオ>レスター版『三銃士』『四銃士』


長年の課題なのですが、原作はまだ読んでいないのです。
『ダルタニャン物語』の映画化はたくさんありますが、
ファンの間でも評価の高い『三銃士』と『四銃士』。
クリストファー・リー目当てに見て、リシュリュー枢機卿に目がクギ付けになりました。
なんだ、チャールトン・ヘストンじゃないか!!久しぶりだわ。
『三銃士』はダルタニャンがサルみたいなお兄ちゃんなので、
お話自体がコミカルになっているのですが、その中でリシュリューには妙に存在感があります。
普通にセリフを言っているだけなのに、一番性格が悪く、一番かっこいい。すごいです。
『四銃士』ではもう少しお話に深みがあって、ミレディの復讐と、アトスの過去が横糸になっています。
恋人を助けようとがんばるダルタニャンが素敵でした。
衣裳とか小物とか、17世紀のフランスを舞台にした小説で読むものが
忠実に再現されている感じで、見ているだけで楽しい。
ドレスを脱いだらああいうふうになってるのね、とか。
この映画には20年後に作られた続編があるそうで、原作ファンにはたまらないのだそうです。
原作を読んだら私も見てみよう。同じ俳優さんが20年たってから共演するというのは
お話にとっても現実の俳優さんたちにとっても時の重みが出てくるでしょうね。

さて、リー御大。この映画の中ではいつも赤い服を着ていて、黒い眼帯をしていて
背が高く足が細くて、ディズニーの『ピーターパン』のフック船長を思い出しました。
髪も髯も黒々として、55歳でも若く見えます。
それから25年たっても現役。権力に欲を見せる役を演じられるのは素晴らしい。


2002年07月03日(水)
 ヴィゴ・クエストまとめ


あと数本見てないのがありますが、それはまた追加するということで
これまでみたビデオの評価をまとめてみました。
(数が多いほど評価は高い。最高三個)

★映画として見ておもしろい。
☆ヴィゴクエスト的には美味しい。
○ヴィゴファンなら見てもいいかも。
△見なくてもいい

1984 ジョージ・ワトソン 
1985 刑事ジョン・ブック/目撃者 ★★○
1987 TVサルベーション!  
1988 プリズン ★☆☆☆  
    想い出のジュエル ☆☆
1990 悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲 ☆
   ヤング・ガン2 ☆
    柔らかい殻
    ガン・ヒート/野獣の標的 △
1991 インディアン・ランナー
1993 ボイリング・ポイント ☆☆
    ルビー・カイロ ☆☆
    プレイデッド ★△
    カリートの道  ★★○
1994 カッティング・エッジ
   ヤクザVSマフィア ★☆☆☆
    ゴッド・アーミー/悪の天使 ★★☆☆☆
1995 クリムゾン・タイド ★☆☆
    聖なる狂気 ☆
1996 バニシング・ポイント リメイク版
    アルビノ・アリゲーター ○
    ある貴婦人の肖像 ★○  
    デイライト ○
1997 G.I ジェーン ★★☆☆☆
1998 ダイヤルM ★★☆☆  
    サイコ ☆
1999 オーバー・ザ・ムーン ★★☆☆☆
2000 28DAYS ★☆
2002 ロード・オブ・ザ・リング〜旅の仲間 ★★★☆☆☆


2002年07月02日(火)
 <ビデオ>『プレイデッド』


ハーベイ・カイテル主演。LAから麻薬の密売人を追ってロンドンにやってきた刑事がハ−ヴェイ。
麻薬の密売人がヴィゴ。ヴィゴは、若いチンピラを手なずけて手先に使って
邪魔な人間を殺させる鬼畜な役を演じています。
小悪党ヴィゴはもうお腹いっぱいだなあ。

この映画はカメラがすごいと思いました。
安定した画面の中に、室内も路地裏も美しい色で捕らえてあります。
その中に鈍く光る車のドアや銃。
ハーベイ・カイテルが渋くてかっこよかったです。
そして仲間と父親をヴィゴに殺され、捜査に協力する町の若者役の男の子がかわいい。
とてもいい映画のムードで始まって中盤まで安心して見ていられたのだけれど、
最後の詰めが甘かったかな。もう少しヴィゴをうまく使ってもよかったのに。

子供達を悪の道にさそうヴィゴの声や目線が悪魔的。
んでも、意外と上っ面の小悪党で終わってしまったのがもったいない。
安っぽくても、そのへんが上手な映画もあるし、
こんなに良い雰囲気でも下手な映画もある。
大物俳優と共演していると、割をくうことが多いということかしら。


2002年07月01日(月)
 <ビデオ>『聖なる狂気』


ブレンダン・フレイザーが主演。『ゴッズアンドモンスター』でサー・イアンと共演していた
ブレンダンはこの映画でヴィゴとも共演していたのね。

厳格な信仰を持つ家庭で育てられた青年が、宗教的迫害を受けて
森の中をさまよって倒れているところを拾われ、森の中の一軒家に住む
自由な生き方をする女性のもとに身をよせる。その家には彼女の恋人も住んでいるが
生まれつき話すことができず、口笛で人に呼びかける。
家族として暮らしましょうと言われ、一緒に暮らし始めるがやがて破局が訪れる。

光をあてて、宗教的気分を出してみたり、おとぎ話のようにしてみたり、
キッチュな大道具が突然登場したり、歌舞伎の隈取のようなメイクを始めたり
いろいろと盛りだくさんで焦点定まらず。
フレンダン、太ってるよ。かっこよくないよ。ダイエットが必要だ。
おまけに欲求不満の若者が嫉妬してるとしか思えない話になっちゃっててかわいそう。
アシュレー・ジャッドは天使のような女性という設定だけど中途半端。
監督は女性に対してうらみでもあるのか?どんなに無邪気な女性でも
魔女だと思っているような気配があり。

ヴィゴはセリフがなくて、「チュチュチュ・・・」と歌うように口笛を吹いています。
髪もヒゲも胸毛も腕のうぶ毛もみんな金色のふわふわでまるで小鳥みたい。
いつもの気配をほとんど消して、森の一部のようです。
気が向くとふらりと森の中へ入っていって、2、3日帰ってこないヴィゴ。
それはもしかして野伏の生活ですか?
誰も彼もが平行線をたどっていて、コミュニケーションできないこの状況を
聖なる狂気と呼ぶのは間違っていると思う。