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2003年04月30日(水)


「さくら」


僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を
さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ
どんなに苦しい時も 君は笑っているから
挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ


霞みゆく景色の中に あの日の唄が聴こえる


さくら さくら 今、咲き誇る
刹那に散りゆく運命と知って
さらば友よ 旅立ちの刻 変わらないその想いを 今


今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
輝ける君の未来を願う 本当の言葉


移りゆく街はまるで 僕らを急かすように


さくら さくら ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる瞬間を信じ
泣くな友よ 今惜別の時 飾らないあの笑顔で さあ


さくら さくら いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう さくら舞い散る道の上で







ココロの中にジーンって沁みてくる。
久しぶりにワタシの中でヒットした歌。
元気が出てくるし、だけど、切なくもなれるんだ。
ワタシ、こういう歌って大好き。





「良かったね」って素直に言えなかった。ずっと昔のワタシは。
今は友達の「良かったこと」を素直に「良かったね」って
一緒に共感して喜べるんだ。
いつからだろう?
かわいいモノを「かわいい」って言えたり
いいものを「いいね」って言えるようになったのって。
突っ張ってたんだ、何かわからないけど、「何か」に。
とんがってて、離れ小島に1人で居た。ずっとずっと1人だと思ってた。
でも、本当はワタシの周りには沢山の優しい友達が沢山いてくれて
いつもワタシのことを見ていてくれたんだ。
それに気がつけずにいて、いつも突っ張ってた。



今、その離れ小島にいて1人で孤独を感じてた時間を取り戻したい。
すごくすごくすごく、思う。
もったいなかった。本当に。



もっともっとワタシのことを知ってもらいたいし
もっともっと友達のこと知りたいって思う。
そうしたら、もっと楽しいことを共感出来たりするんだろうな。











2003年04月28日(月)


お金がないって言うのに、今日も呑み会。
突然、携帯が鳴るもんだからビックリして
しかも久々の友達からの電話でまたビックリして
本当ならHYE!HYE!HYE!を見てネットして勉強して寝る予定だったけど
「今何してるの?」
「テレビ見てた〜」
「呑み来ない?」
「お金ないよ〜?」
「全然オッケー」
「行く〜」
ってことで、駅まで歩いて居酒屋へGO!



いつものメンバー+彼女連れが3人。
初対面でも呑み会ならすぐに仲良くなれちゃうのが不思議なんだなぁ。



ビール2杯に日本酒6合いただきました。
呑みすぎです。



しまほっけを頼んだのに、いつまでたってもワタシの元にはやってこないの。
なんでー?と思ってたら腹すかしの友達がむさぼりついてました。
かなり面白い。
みんなでお箸でつっついて3分で骨だけになっちゃうんだ。
結局、しまほっけ3回頼んで、1回もワタシの口には入らなかったよ…。




いつもなら酔ってつぶれない友達が珍しくつぶれてしまって
コンタクトレンズがめちゃんこ痛かったワタシは
1度家に帰ってめがめにしてくる!と家に戻ったのはいいけれど
つぶれた友達がうちに来るという電話をもらったので
待機したいたわけですよ。


横になりながら。



結果はもちろん爆睡。しかも携帯を握りながら。
着信履歴を見たらちゃんと電話には出ているから不思議。




ふと目が覚めて時計を見たら朝の4時!
お化粧も落とさず眠りこけていたので
ムクっと起きだしお風呂。
目が冴えてもう眠れないのはわかっていたから
友達に「電話もらったてのにごめん!!」とメールして
(朝の4時にメールなんていい迷惑だ)
タバコ吸ってココア飲んで7時になったら洗濯しようかなぁーと思う今日この頃。





最近楽しいことが多くなって
やらなきゃいけないことがどんどん後回しになってきてる。
結局いつも追い詰められないとやらないんだ。
駄目駄目って思いつついつものパターンになっちゃう自分が大嫌い。
どこかで何かを断つ。
これって思っていた以上に大事かもしれないな。



だけどワタシは一体何を断てばいいんだろう?



お酒と、お酒と…お酒と…



お酒しか浮かばないなんて!!
ちょっとワタシやばいなぁ。




減ったはずの体重は誰が見てもわかるように戻りました。
そしてプラスされました。


やっぱりお酒を断ちましょう。即決です。





2003年04月26日(土)


幸せは突然。
本当に突然で、びっくりしちゃう。
驚く暇もないくらい。



教習所の指導員で、とっても優しくて教え方の上手い人がいて
1段階の時1度だけその指導員に当たって
その人で一気に上手くなった。
指名制度がない教習所だから、指導員はいつも当たりくじを引くような
そんな緊張感とワクワク。
たった1度だけ当たって、それからずっとはずれくじ。
配車券がレシートの様に出てくるとき
指導員の名前も書かれているんだけど
その名前をいつも「あの指導員でありますように」
祈るように印刷されるのを待っていたんだ。
だけど、ずっとずっと駄目で、いい加減で怖い指導員ばっかりだった。
キャンセル待ちを2時間。
これで駄目だったらもう帰っちゃおうー。
そんな時に幸せは突然やってきた。




キャンセル待ちで名前を呼ばれて乗れることになって
配車券が出てくるのをじっと待つ。
「まぁ乗れただけいいや。誰でもいいよぉ」そう思っていたら
優しい教え方の上手な、ワタシのずーっと待っていた指導員だった!



ビンゴ!!!!




でも、目を疑った。
「もしかしたら同じ苗字なだけで違う人かもよ?」
「下の名前なんて覚えちゃいないさ。浮かれるなよ。」
でも、なぜか知らないけど核心があった。
絶対あの指導員だって。



ワクワクしながら車乗り場に歩いていった。



やっぱり当たりくじ!




50分がすごくすごーく楽しかった。
いつも聞きにくい質問もたくさんして、だいぶ上手く交差点も渡れるようになった。
駐車車両との感覚も上手くとれるようになった。
話が盛り上がりすぎて、曲がり角の支持を指導員が忘れるくらいで。



なんだか、こういうのって忘れた頃にやってくるんだなぁ。
ラッキーを見つけられた気がした。
こういう些細なことだけど、とっても嬉しかったんだ。
おじちゃん指導員。大好きだなぁ。





教習が終わって携帯を見たら
2年の時に学校を辞めた友達からメールがきていた。
「今近くに来てるんだぁ。呑みに行く?」
お金がなかったけど、行く行くなんて調子のいいことを返事に書いて
1年ぶりの再会をした。
友達はフリーターだけど、バイトをかけもちしていて
ワタシよりもお金を沢山持っていて、ラッキーなことにただ酒だったんだ。
もうこれ以上ないってくらい沢山ビールを飲んで、しめは日本酒で。
途中でK君が参加してビールを2杯飲んで帰っていった。
すごくいい気分で帰り道。



友達は明日も朝早いんだよーなんて言いながら
きちんと電車で帰っていった。




酔いを冷ますつもりで、前のバイト先へ立ち寄った。
23時までやっている洋服屋さんなんて珍しい。
こういう時って帰り道に立ち寄れるからすごーく便利だなぁって思うんだ。
店長と社員のモモさんに元気よく挨拶。
「ゆりー酔ってるなぁー」
なんて言われて、あはははーって笑って答える。
お店の中は春物のピンクや黄色や黄緑の色とりどりの洋服がいっぱいあって
その空間にいるだけでとっても楽しい気持ちになった。
女の子でよかった。
本気でそう思った。



新しいスカートが入っていて試着したかったけど
その前にお店を閉めるお手伝い。
久々の重機は重くて重くて必死で20個1人で閉まった。
最後の掃き掃除もこなして、完璧に酔いは冷めていた。



お店が閉まった後、スカートの試着をした。
デニムの生地にレースや継ぎ接ぎの布があしらってあって
すごくかわいいスカートだった。
ピンクのカーディガンと白のキャミソールを着ていた今日の服装と
そのスカートの相性はピッタリで、女の子らいい格好だった。
「今日の服とすごく似合うねー!」
モモさんが言ってくれた。
「来週このスカート買いに来ます!!」
絶対に欲しいスカートを見つけてしまったワタシはウキウキで
酔いは覚めたはずなのに、テンションは上がりっぱなしだったんだ。




お店の奥で一服。
店長が「どこに行きたい?」
なんていきなり言うからびっくりしていたら
モモさんが「焼き肉行こうー!!」って。
さっきまで飲んでいたっていうのに、焼き肉へ行くことになった。



久しぶりの元バイト先の店長とモモさんとの飲み会。
すごくすごく楽しかった。
おなかいっぱいのはずなのに、牛タンと骨付きカルビをペロっとたいらげて
おまけにビール3杯ゴクリ。
石焼ビビンバを3人で分けて食べて野菜スープを飲んでおなかいっぱい。
「なんだか今日はおごりな日なのかな?」なんて思いながら
店長の車に乗り込んだ。
「カラオケでも行くか?」
そのひと言でそのあとカラオケへ。



1時間熱唱。そして帰宅。




携帯を見たら4時だった。




ねぇ、今日のワタシってすごくラッキーがいっぱいじゃない?
食べ過ぎたけど、すごく幸せだったよね。



こんなラッキーでハッピーなことが重なった日はそんなに無いよ。
1週間分のハッピーを使い果たしてしまったような
そんな気分になったけど
今まで頑張ったご褒美なんだよ!ってもう1人のワタシが言ってたよ。



失って初めて大事なものが分かっても元には戻れないの。
だからワタシは今を大事にしたいって思うんだ。
大好きな人に会えなくっても、幸せっていっぱいあるんだよ。
小さなハッピーがいっぱい重なったら
それはとてつもなく大きいハッピーになって
ずっとずっと忘れられない日になるんだ。



ワタシ、今日のたくさんのハッピーを忘れたくない。
こんな日はめったにないって本当に思う。
些細なことだらけかもしれない。
でもね、確実にワタシに元気をくれた日なんだ。




ウジウジ悩んでいた人間関係のことも
勉強のことも、就職のことも
すっかり忘れてしまうくらい楽しかったの。




ワタシすごく幸せだったの。
本当に。本当にね。





教習所の指導員から始まって
友達との久々の再会
可愛いスカートの発見
久々のバイト先の呑み会。
ぜーんぶワタシを前向きにしてくれる出来事だったよ。




前向きパワーぐんぐん上昇!!
今まで以上に頑張れる気がするよ。



明日も教習。
明後日も教習。
明々後日は友達の単車でドライブ。
しばらく教習が続くけど
どうしてだろう。なんだかすごく楽しみになってきたよ。




ワタシにもまだハッピーって呼べる出来事はいっぱいあったんだね。
幸せは求めようとするとなかなか訪れないの。
何にも考えていないと突然訪れるものなの。
すごく簡単で、だけどすごく難しいの。




勘違いでもいいよ。
だけどね、今日のワタシ、すごく幸せで楽しいこといっぱいだったんだ。






2003年04月24日(木)


「あなたしかいなかったから、他の人に話をもちかけるか
 妥協して他の研究内容をみつけるんだねぇ〜」


卒業研究の研究内容のレポートを返却された時に
先生にバカにしたような口調で言われた。



「精神障害について」
細かい事は本当にいろいろ書いていたけど
精神障害について研究しようって人はワタシだけだった。
もうこの研究内容は個人論文の題材にしよう。
そう思ってた。
妥協して他の内容にしようかなー、そう思ってった時だった。



「研究内容決まった?うちら決まってないんだけど、一緒に話さない?」
トミーが話し掛けてきた。
友達と二人、「決まらないよねぇ」なんてぼやいてる時だったから
トミーは救世主のように見えたんだ。
「ゆりは何をしたいの?」
「精神障害についてなんだけどさぁ」
「俺らも全然まとまらないの。みんな決まってるし、どうしようかね」
8人、研究内容が決まっていない仲間でグループを作って話し始めた。


ワタシは最初から8人が精神障害についての研究なんてするわけがないって思ってた。
だけど、トミーが食いついて来てくれて
「人と違う研究ってしてみたいんだよね」



ワタシはココロの中で
「先生みたか!ワタシと意見が合う人だっているんだよー!!」
そんなことを思いながらトミーに詳しい話をし始めたけど
残りの6人が微妙な雰囲気だったから
トミーが食いついてきたってことはもしかしたら?!
期待しながら熱弁。
すごい勢いで話し始めたけど…。



だけど、結局「自閉症の就労について」に決まった。




残念だったけど、同じようなことを考える人が
このクラスにもいるんだなぁーって分かった事がすごく嬉しかった。



ワタシも人と同じことはしたくない。
出来るなら人と違うことをしていきたい。
トミーもそうなんだ。
そういえば、洋服も持ち物も、なんだかおしゃれだった。
人と違うことが大好きな人って
見てるだけで楽しい。
自分大好きです!って雰囲気がすごく出てるようにワタシは思うんだ。





単車の後ろに卒業までに乗せてもらう約束。
しかも、女の子ではワタシが一番最初だよ!っていう約束。
すでに破られてしまいました。
ざーんねーん。
「実はもう乗せちゃったんだよね。夜中の2時に1人で帰らせるのは悪いと思ってさぁ」
理由を聞いて納得。
キミがそういう優しい考え方をする人で良かったよ。
バツの悪そうな顔をしながらヘルメットを撫でてる顔をみたら
なんだか可愛そうになっちゃって
「気にしてないよ。でも!GWにドライブ連れてって?」
女の子一番最初!は駄目だったけど
長距離ドライブ一番最初!になれるならいいんだ。



一番ってことにこだわっているわけじゃないんだけど
仲のいい友達だからそういうことがすぐに言えてしまうんだ。
ぶっきらぼうだけど、本当はすごく優しい人なんだって再確認できて
友達としてすごく嬉しかった。






夕方5時から担任面接があった。
就職のことを中心に話をして、頑張れって励ましをもらった。
「そういえば最近元気がないけど、どうした?」
「あー。別に…。クラスに馴染めないだけ。」
「んー、それはなぁ…」
それはなぁ…で止まらないで!!続きは?!
気が短いから先生の言葉を待っていられなくて
「友達が笑ってるネタで一緒に笑えない。楽しいことを共有できない」
「んー。そうなのかぁ…。」
あ、また言葉に詰まってる。
助言なんかもらえそうもなかった。



結局ワタシが他の話をした。
「座席指定ってのはいいと思いますよ。授業に集中出来るし」
「今度は違う方法でまた席を替えようと思ってるんだよな」
「だったら男女にしようよ。」
「なんで?」
「ワタシ、タクさんの隣りがいい」
「はははは(笑)」
よかった。先生笑ってくれたよ。



クラスはあんまり馴染めてないから
楽しいことを共有できないけど
だけど、ワタシなりに小さな楽しみはいっぱい見つけてるんだ。
憧れのタクさんの癖を見つけてみたり
コンバースを履いてる人はどれくらいいるんだろう?とか。
「あんた変だよ!」なんて言われたけど
ワタシなりに楽しんでいるつもり。




溜息なんかついていられない。
ワタシには向かうべき場所があって
ワタシの到着を待っている光の当たる場所があるんだ。
だから今、こんなことで落ち込んでる暇はないの。
楽しいことは自分から見つけなくちゃね。
足元にはいっぱい転がってるんだもん。
気がつけなくっちゃ、もったいない。



お金がなくたって楽しいこといっぱい出来よ。
ドライブに連れて行ってもらう約束をしたり
放課後の喫煙所で長話しをしたり
問題集をこつこつ解いていったりさ。



気がつかないだけ
見過ごしているだけ。
毎日楽しいこといっぱい見つけたい。
そしたら明日も楽しみになるもんね。








2003年04月23日(水)


新しいお弁当屋さんはとっても優しい人だった。
お弁当400円を買おうと思っていたら売り切れになっていて
じゃぁ、コロッケ下さい、と言ったら100円プラスでご飯をつけてくれた。
しかも、コロッケ1個のはずが、から揚げ3個とナゲット1個もつけてくれて
かーなーりお得!!140円でお腹いーっぱい。友達とたいらげた。
こういう小さな幸せっていいなぁ。
今度は早く行ってオムライスを買うんだ。楽しみ。



午後から暇だーと友達が言っていたので
部屋の模様替えを手伝ってもらう事にした。
部屋の模様替えはしょっちゅうしていないと
気分がめいってしまう。
心機一転!思いっきり変えちゃおう計画で
ベットの位置を変えてみた。
二人で持ち上げれば軽い軽い!
あっという間に模様替えは終わった。



きちんと勉強スペースも作ったし、テレビも見やすいように置き換えた。




新しい部屋に引っ越してきたような気分になって
部屋に帰るのが楽しみになった感じ。
すごくワクワク。これできっと勉強もはかどるはずなんだ!
頑張ろう。




「もしかしたら無理かもしれない」なんてことは
いっつもいっつも思っていることなんだけど
それを呟くたびに「やってみなきゃわかんないじゃん!」と
何度も何度も励ましてくれる友達に
ワタシは思っていた以上に元気をもらっていたのかもしれない。
本当は1人で出来るはずなのに
助言をほしがってしまう。
誰かに励ましてもらいたくて仕方ない。
甘ったれー。
だけど、そんなワタシも大好きなんだ。
元気いっぱいな毎日じゃないから。
たまには友達に頼りたくもなってしまう。



倍率が高い就職試験に向けて勉強するのは
本当に辛くって、やっている最中も弱気になってしまう。
2000人受験して合格者は60人て。
考えただけでもうんざりしてしまう。ワタシには無理かもなぁって。
でもね、もし、その60人の中にワタシが入ったら!
これって本当にすごいことなんだよ!
高い倍率を勝ち抜いたんだぁー!ってきっとすごく嬉しくなっちゃうんだよ!
うん。そういうこと空想していればきっと頑張れるんだ。



「大丈夫」ってここ最近何度も言ってる。
本当に「大丈夫」なんていう保証はどこにもないんだけど
「大丈夫」って口にするだけで、本当に「大丈夫」な気になってしまうんだから不思議。
これっておまじないなんだよね。
ワタシがワタシにかけるおなじない。
叶ったらいいな。
いや、むしろ、叶うんです。
やる気もムクムク!!上昇中です!!




また今日も美容院を覗き見してきた。
普通にさりげなく歩いているんだけど、目線はしっかり美容院の中。
10歩も歩けばもう隣りのお店。
10歩以内に魔法使いのあの人を見つけるんだ。
必死だよ。
美容師さんをくいいるように見る。そして、探すの。
すぐにわかった。
真剣な顔でお客さんの髪の毛を切っていた。
左利きだった。そういえば。
笑顔は見れなかったけど、この充実感は一体なんだ?!
友達に「ストーカーみたいじゃん」なんて言われたけど
違うもん。美容院の隣りのお店に用事があるから
たまたま通っただけだもん!
っていうのはすごく無理のある言い訳なんだけど
でもいいの。いいのいいのいいの!!
見るだけだもん。
それくらいしたっていいよね・・?
息抜きだよ!そうそう!息抜きなんだ!
がんばってる自分へのご褒美なんだよ!
自分勝手な解釈だけど、そう思ってないと恥ずかしすぎて駄目になっちゃう。



ワタシを前向きにしてくれるのは
やっぱり魔法使いのあの人だから。
あの笑顔でやる気は200倍になっちゃうんだ。
切なくもなるけど、今はそれさえもパワーに変えられる自信があるよ。





ワタシのクラスに留年した本当はもう卒業しているはずの
だけど、今3年生のタクさんっていう人がいる。
自分ってものをしっかり持っていてすごくおしゃれで
言う事もおもしろくって、すごく憧れの人なんだけど
今日、タクさんがワタシの横を通った時
とってもいい匂いがした。
香水なのかな。
とってもタクさんに似合っている匂いだと思った。
タクさんらしい匂いだなってすごく思った。



ワタシにもワタシの匂いがほしいな。
そう思って家にある香水をいろいろかいでみたけど
どれもワタシっぽい匂いなんてなくって
どれもニセモノの匂いのような気がしてきて
すこし残念だった。
ワタシにぴったりの匂いがする香水を見つけたい。
ブランドや値段なんか気にしないで
この匂いはワタシの匂いだ!って、そういう香水に出会ってみたい。
背伸びして高い香水つけたって、なーんにもなんないんだ。
ワタシってどんな匂いが似合うんだろう。
甘いの?爽やかなの?柑橘系?
GWに渋谷へ行って探してこようかな。






2003年04月22日(火)


失敗したってかまわないのにね。
どうしたんだろう。
なんだかずーっと自分ばっかり責めてた気がする。



恋人はいないけど
好きな人はいる。
今はそれだけでいい。


へーんなの。どうして彼氏欲しくないの?なんて言われたけど
今は自分のやるべきことがあるから
彼氏が出来たって、会う事も遊ぶ事も出来ないってわかってるから
だから、欲しいとは思わない。
好きな人がいるだけで満足しちゃう。それだけで幸せなんだもん。



こんなワタシをグングン前向きにしてくれる好きな人。
笑顔がとってもステキなんだ。
思い出してまたニヤニヤ。ココロはホワホワしてくる。



7月まで美容院に行く予定がないから
会うなんてこと、話すなんてこと、ずーっと出来ないけど
それでもたまには美容院を覗きに行っちゃうんだ。
仕事をしてる顔って、誰だってかっこいいって思う。
両親の顔を見ていると余計にそう思うんだ。





父親から電話があった。
姉が結婚してからやけにワタシに優しくなった。
もともと娘には甘い父親だったけど
声が丸くなったように感じて
ワタシもいっぱい話がしたくなったんだ。
就職活動のこととか、学校のこととか、15分くらい話して母親にかわった。
6月に4週間、実家に帰ることになっていて
その時に1泊で旅行に行こうと言い出した。
そういえば、ワタシが小学校高学年になってから旅行なんて行ってなかったなぁ。
家族水入らずって、本当に久しぶりかもしれない!
なんだかワクワクしてきちゃった。





本当は誰かに止めてもらいたいからでしょう?
本当は誰かに知ってもらいたいからでしょう?
本当は誰かに叱ってもらいたかったからでしょう?



わざと失敗ばかりして、反省もしないでそのまま帰ってしまう友達が
ワタシのうちへやってきた。
きっと何か言って欲しかったんだって、すぐわかった。
だから、ワタシは思ってることを全部言ったんだ。
優しいことも痛いことも、全部。
友達のためじゃない。
ワタシが言ってあげたくて仕方なかったんだと思う。



「ありがとう」って最後に言ってくれた。
それが本気なのかわからないけど
ワタシは本気な気持ちだって思いたい。






始める前から諦めたくないし
結果が出るまでずっとがんばるつもり。
ワタシにはそういう頑張ること、が出来るはずなんだ。



かぼちゃをほったらかしにしておいたら
カビが生えて調理不能。
冷暗所に置いておいたのに、どうしてカビが出てくるの?
158円。ほとんど無駄になっちゃった。





2003年04月21日(月)


空回り。
空回り。
空回り。






2003年04月20日(日)


欲しいモノがあるんだけど
お金が入ってくる予定がまったくないがために
雑誌やネットの画面を恨めしく見ているだけ。
あーあ。苦しいーーー。



今一番したいこと。
・買い物
・バイト
・免許
・資格
・勉強



今一番最初にしなくちゃいけないこと。
・勉強
・免許
・資格
・買い物
・バイト(論外)



順番が逆転してしまうじゃないか!!
バイトなんかしてられないことぐらい、重々承知なんだけど
でも!でも!どうしてなんだ!
バイトを辞めた途端、欲しいモノが山ほど出てくるなんて!ひどいじゃないか!



日払いのバイトをこつこつとしていこうかな。
でも、一体このワタシにそんな時間があるのかな。
まったくない。買い物なんて悠長なことしてる余裕はない。
だけど、だけど!ウズウズしてたまらない!くすぐったくってどうしようもない!




忙しいけれど、夜はネットをする時間ぐらいはある。
毎日覗いてたはずなのに、ヴィヴィアンのHPでネットショッピングが更新されていて
欲しかったバックはソールドアウト!!
いつの間に・・。
愕然とするしかなかったのでした。






今、そういう欲しいモノとか遊びたいとか
ウズウズする気持ちを押し殺して
一生懸命、勉強して、就職してしまえば
後はもう買い物三昧出来るじゃない!
日払いのバイトだってたくさん出来るじゃない!!
今、今、今!!
今我慢すれば、後はすごく楽なんだよ。
だってそうだよね。
もし、今バイトに明け暮れて、買い物ばっかりして
その結果、好きなモノに囲まれる事は幸せだけれど
今我慢して勉強して就職してしまえば
何にも変えられないほどの幸せが訪れるはずなんだ。




欲しいモノは就職してしまえば、いつだって買えるんだ。





自分を奮い立たせて見ました。
だけどね、やっぱりおしゃれしたいよ。
お買い物もしたい。
かわいいモノにかこまれて暮したい。




すごい葛藤。
苦しいし切ない。





今、一番に優先しなくちゃいけないことを
きちんとわきまえていなければ
昔みたいに後悔するんだ。
そんなのはもう嫌だ。



がんばってやる!
ワタシ、絶対がんばってやるんだ!



ワタシなら出来る。
負けないよ。


2003年04月19日(土)


暖かくて着ていたコートを脱いで歩いた。金曜日。



タエコとご飯を食べに行こうと電話で誘い出し
TSUTAYAの前で待ち合わせ。
道路を挟んだ向こう側は美容院。
タエコと二人で美容院の前を通ってみた。
鏡張りの正面。中が見える。



時間も遅かったせいもあってお客さんは少なかった。
魔法使いのあの人がお客さんの髪の毛をセットしていた。
あの時と同じストライプのシャツを着ていたからすぐにわかったんだ。
こっち側を向いていたけど、外の人には気がつかないのかな。
気がついてほしかったけど、でも、あの笑顔見れただけで嬉しかったんだ。
こっそり覗き見をしているようでなんだか楽しかった。




今年から教室の座席が指定になってしまった。
いつも一番後ろの席でタエコとおしゃべりばっかり・・は出来なくなった。
だからかわからないけど、休み時間や放課後、ワタシたちはたくさん話す。
前よりももっとおしゃべりになった気がするんだ。



呑みに行ったお店でもずーっとずーっと話がつきなかった。
笑いすぎてほっぺたが痛くなるくらい!
楽しくって仕方なかった。
二人で瓶ビールを飲んでいた。
「なんかおやじっぽいよねー」
たまにはビールオンリーで酔うのもありだよ!いいんだよ!



隣りの席に夫婦が呑みにきていた。
ワタシたちに話し掛けてきてくれて、学生だと言ったら驚いていた。
あんまりお金がなかったから、食べ物も控えていたんだけど
酔っていたせいもあって、「タエコーチャーハン食べたい!」
何度もチャーハン!チャーハン!って言っていたら
隣りの夫婦がチャーハンをおごってくれた。
590円のチャーハン。すごく美味しかった。







学校へ行くと少しだけ、周りと合わせられない自分が嫌になる。
でも、いいんだ。気にしないようにしよう。
そんなことで悩んで時間が過ぎていくのはもったいないよ。
ワタシはワタシの時間を上手く使っていけばいい。
無理したって、かっこつけたって
それが偽者だって自分が一番わかっているんだもん。
だったら最初から本当の自分でいたほうがずーっと楽でいられると思うし。



今までずっと違うワタシを演じてた。
もうそんなのやめよう。




寂しくなったら励ましてくれる物は自分で作り上げなくちゃね。




2003年04月17日(木)


ちょこっと元気がなかったんだけど
だから、なんだかチョコレートばっかり食べていたんだけど
新しいドラマを見たら「頑張らなきゃ」って。そんな気持ちになれた。





友達に、そこまでワタシは優しくしなくちゃいけないのかな。
友達に、そこまでワタシは親切にしなくちゃいけないのかな。
友達に、そこまでワタシは気を使わなくちゃいけないのかな。




ワタシが頑張ることが、そんなにいけないことなのかな。





最近、担任がやけに元気がいい。
エレベーターで一緒になって、
「チョコレートいる?」持っていたチョコレートをひとつあげた。
「疲れてる時はチョコレートだよな!はははー!」
なんか変なテンション。
奥さんと上手くいってるのか、よくわからないけど
元気なことはいいことだよ。





ワタシには何があるのかな。
何かひとつだけ、コレだっていう。誇れるようなモノ。
まだ見つけてないけど、これから見つけられるかな。
履歴書の「特技」の欄にはいつも「パソコン」と書く。
でも、本当はそんなんじゃないんだ。



ワタシが胸張って言えるのは
こうやってコトバを綴っていくこと。
パソコンはそのコトバ綴りのための機械であって
そんなに詳しいわけでもないし、むしろ知らない方が多いんだ。
でも、コトバ綴りって書くことが少し恥ずかしくて
いつも書けないでいたりする。いつもパソコンって書いてしまう。



やっぱりどこかで自信が持てないでいるし
本になったとか、そういうことでもないし
「結果」が何もないから自信も持てないでいるんだ。



本当は「結果」なんかじゃないんだけど
コトバ綴りだけは…、まだちょっと。




本当は情けないくらい自信が無い。
夢のためって言っても、本当は無理かもしれないって思うほうが大きくて
だけど、ワタシはそんなんじゃないんだ!って強く思って元気出してる。
コトバ綴りも、綺麗事だけ並べているような気がする時もあるんだ。





ワタシがこんな風に思っていても
ワタシのコトバを読んで何かを感じてくれてる人がいるってことが
本当に本当にすごーく嬉しい。
もう少し自分に自信を持ってみようかな。





2003年04月16日(水)


2年間のブランクは思っていたよりも大きかった。
因数分解なんて、すっかり忘れていた。
1問目からつまづいて、かなり落ち込んでプリントを見つめた。
「先生。ワタシ何もわかりません。」
今までずっと数学は苦手だった。
苦手だから逃げていた。



でも、今は逃げられない。
夢のためには逃げてなんかいられない。



「去年教えた生徒も君みたいだったんだ。
何にも出来なくて何度もあきれてしまったよ。
だけどね、やる気さえあれば結果は出るから。1日1時間とは言わない。
30分でいいから毎日問題を解いて」




7枚のプリントのうち1枚目しか解けなくて
しかも、それも全部間違っていた。



だけど、ワタシ諦めたくないんだ。
苦手なものから逃げていたことを後悔したけど
後悔した気持ちを思いっきり踏み台にして今は立ち向かうんだ。





絶対出来るようになるって思うこと。
コレ、かーなり大事!!






一目ぼれで買った水玉コート。
ワタシの中でお気に入りNO.1。
今日はそのコートを初めて学校に着ていった。
「あれ?ゆりなんか今日すごいゴージャスな感じ(笑)」
ゴージャスって。
でも、なんか嬉しかった。
「かわいいね!」「なんか違う感じがするよ」
ちょこっと変身大成功。


気分もグングン上がってった。
いい調子!



午前中で授業が終わって、1時間教習に行ってまた学校へ舞い戻る。
夢のため。夢のため。




教室へは直行しないで喫煙所へタバコを吸いに行った。
何人か友達が残っていて、楽しくおしゃべり。
友達が新しく単車を買ったと言っていて
しかも今日、その単車で学校に来ているなんて言うから
「見せて!写真撮らせて!またがせて!!!」
「かっこよく写真撮ってよぉー俺の彼女なんだから(笑)」
「ちょっとさ時間あるし駅まで行って戻ってこようよ!後ろ乗せて!!」
「まだ女の子は乗せたことないんだよねぇ。怖いし」
「大丈夫だよ!ワタシは男勝りだし!」
「免許取ったばっかりだしなぁ。もうちょっとしたらね。」
「じゃぁ卒業までには乗っけてね!」
どうしても後ろに乗りたかったけど、初心者の後ろはやっぱ怖いかもしれない。
ちょっとぐらいって思ったけど、我慢して写真を撮らせてもらった。



単車を見ている嬉しそうな顔。
そういう気持ち良く分かるんだ。
ワタシも嬉しい気持ちにさせてくれた。
その友達の紹介で教習所へ入所して、教本が無料になった。
なんか、そういう小さい繋がりを大事にしたいと思っていて
1年ぶりに同じクラスになったことだし
今年はいっぱい仲良くなれたらいいな。
その友達の笑顔は思っていたより可愛くって
ニット帽をかぶって口元を手で隠した写真はまさに女の子。
思わず「かわいいし!」なんて言ってしまったし
「でしょ?俺かわいいよなぁ」なんて冗談めいたことも言ってたし
二人共笑顔で楽しい時間だった。



その後は数学が出来なくて落ち込んだけど、元気は吸収してあったから大丈夫。





おばあちゃんから教えてもらっていたかぼちゃの煮物を作った。
弱火でコトコト。思っていたより美味しく出来た。
明日はこれをお弁当箱につめて持っていこう。





大丈夫だよ。
きっとワタシ出来るんだ。





2003年04月15日(火)


友達同士が恋人同士になることがすごく嬉しい。
これからもっともっと仲良くなってね。


一番仲良しだった(というか、仲良くしてもらっていた)うんと年上の友達。
呑みに行く時はいつも一緒だった。
彼女が出来たと知ってから、少しだけ寂しいなぁと思って
「君はみんなの君でいてほしかったよ。」と言ったら「あはは」と笑われた。
「でも、良かったね★」「なんで気付いたの?あんまり言ってないのに」
「洞察力だけはいつも冴えてますから。」「すごいよなぁ」「ネクラなのよ。」
友達はにっこり笑って、幸せそうだった。
ワタシも嬉しい。
「ところで彼氏は出来たの?」「聞いてくれるな!!」「あはは」
また笑われた。
もっと笑って、いっぱい笑って。
そしてワタシにもその幸せをすこーし分けてほしいな。
ワタシ、今はそれだけで充分なんだ。





モトキが今週、美容院へ行くと言ってきた。
ワタシも行きたいなんて言ったら怒られてしまいそう。
この前行ったばっかりでしょって一番分かってるんだけど
毎週でも行きたい気分になるのは
可愛くなれるのが嬉しいから。
魔法使いのあの人の魔法じゃないと、ワタシ変身出来ないんだ。
なんて言うのはおかしいかな。
でも、本当なんだ。


ぐんぐん上昇。なんでもこい!
ワタシを押してくれるのはあの人だって思うんだ。



ワタシの活力はあの人だったりするんだな。本当に。







今日から、毎日お弁当を持っていくことにしたんです。
手作りです。おにぎりとおかずを作ってお弁当箱に詰めて。
コンビニでお昼を買う時は、おにぎり2個とお茶。だいたい400円。
それが月〜金で2000円。
毎日お弁当にしたらすっごい節約!!
おかずはだいたい、前の夜ご飯の残りだったり、簡単なもの。
あえて買おうなんて思ってなくて、あえて「残り物」だけでやっていくつもり。



コンビニで買うよりも体によさそうな気がするし
なんだか、そうやって自分のためになにかしてあげるのが楽しくて仕方ない。





コンビニに飽きてきたっていうのもあったんだけど。。ね。






お弁当毎日作るぞ計画を立てて実行し始めたばっかりだっていうのに
新しくお弁当屋さんが学校に来る事になった。
しかも、今日から!!!
ワタシの大好きなから揚げが150円!!
牛丼が!しょうが焼きが!カレーライスが!!
だけど、だけど!!
誘惑に負けないように、これから毎日お弁当持っていくんだ。





でも、たまにはから揚げくらい買ってもいいよね?








バイトを辞めたので、お金がありません。
携帯料金をまた滞納しています。
水道代も支払いが迫っています。
3年生にもなればバイトは受かりません。
貧困生活スタートです。


それでもワタシはK君と来月、映画を観に行く約束をしてしまいました。



「ハワイに行ったんだよねー」少し焼けた顔で言うもんだから
「お金よくあったねぇーすごーい!!いいなぁ。どれくらいかかったの?」
くすくすにやにや。そんなに楽しかったのかなぁーと思っていたら
「交通費は190円。ワイハという名の川辺で寝てたのさ」
なーんだ。近くの大きな江戸川に行っていただけ、ということ。
ただ、それだけのこと。
ただ、それだけのことなのに話してくれたことが嬉しかったんだ。
K君とまた普通に話せるようになったことが、嬉しかったんだ。



ありがとう。




2003年04月14日(月)


どうしてなのかわからない。
寂しくて寂しくて、それに耐え切れないんじゃないかって思って
もしかしたらワタシの前向きはここで上昇を止めてしまうんじゃないかって考えて
本当はいつもずっと寂しかったんでしょう?って誰かが言ってる気がした。



教室の中でたくさんの人がざわざわしている。
笑い声がたくさん聞こえる。
楽しそうな声がたくさんたくさん聞こえる。
その中で、ワタシはどうして泣きそうになったんだろう。
涙が溢れてこぼれるんじゃないかってところで我慢して
ぐっと自分を押し殺すように平気な顔を作ってた。



何かが寂しかった?
1人の気がした?
悲しい事があった?
誰かに思い切り否定された?


そんなことじゃ泣かない。
理由は違う。そんなことじゃない。



調子が狂ったようだった。
こんなはずじゃないのに。



朝から魔法使いのあの人からメールがきて嬉しかったし
友達に誕生日プレゼントを渡したらすごく喜んでくれたし
知らない間に友達同士が恋人同士になっていて、幸せそうだったし
何も、なんにもワタシ辛いことなんて悲しいことなんて無かったのに。



見えないくらい大きな不安がココロの中にいっぱいあって
だけど、がんばろうって思っていたのに
それを全面否定されて悔しかった。
ワタシがんばりたいのに。
がんばるって決めたのに。
どうして先のことがわかったようにワタシの全部を否定するの?
そんな権利なんてもん、誰にもないよ。



無理かもしれない。
それはワタシが一番よくわかってる。
だけどがんばってみたいんだよ。
その気持ちを踏みにじって何が楽しいの?


2年分を1年で取り返すなんて、すごくすごくたくさんの努力が必要で
毎日ずーっと何時間も勉強しなくちゃいけないけど
始まってもいないのに「はぁ?お前が?何言ってんの?」なんて悔しかった。




見ててごらん。
ワタシ、絶対にやってみせるよ。
無理って決め付けてやる気を踏みにじったこと、後悔させてあげる。

今のワタシは前のワタシとは違うんだ。
キラキラしたものがココロの中にたくさんあって
どんどん広がっているんだから。
負けないよ。



押し倒されても倒れない。
食いしばって必死になって抵抗するんだ。
小さくたってそれくらいの力はあるんだよ。


ワタシの力、見せてあげる。




2003年04月13日(日)


「ほら!もう黒くなってる」
カラーリング用の薬をワタシの髪の毛に塗りながら
魔法使いのあの人が何度も口にしたコトバ。
そのたびにワタシは、切ないような、嬉しいような
とっても複雑な気持ちになっていて
「そんなに悲しい顔しないの」なんて言われてしまった。
お気に入りの色に染めていたから
黒にするのが嫌だった。
もうちょっとベージュピンクの髪の毛でいたかったから
自然と切ない顔になってしまった。
だけど、独り占めしているような気分になれるあの時間
すごく大好き。




美容院に行く回数が増えるにつれて
会話も弾むし、仲良くなっていく。
それがすごくわかる。確実に前に進んでる!!


冗談を言い合いながら笑ったりすること
夢見たいだった。
魔法使いのあの人がワタシの肩を叩いたり
その度に満面の笑みを浮かべてくれたり
真剣な顔で色のチェックをしたり
全部ぜーんぶ幸せに繋がっていった。



教習所の進み具合を聞かれたり
「弟の車にこの前乗ったんだけどさー」と話をしてくれたり
ワタシすごくすごく楽しかった。
前向き度はぐんぐん上がっていく。
メーター振り切るくらいなんて言ったら大袈裟かもしれないけど
それくらいワタシを幸せにしてくれるあの人は
やっぱり魔法使いなんだ。




キラキラをココロの中から絶やしてはいけないって思う。
どんなことにもキラキラを与えてあげたい。
そしたらきっとマイナス思考なんて飛んで行っちゃう気がするんだ。
最近、信じられないくらいプラス思考で
これはきっと魔法使いのあの人のおかげなんだって思う。
中身なんてまだ何も知らない。
でも、今はそれでもいいんだ。
中身を知らなくたって、ワタシをこんなに可愛く変身させてくれるのだから
それだけで大満足なんだ。





明日は実習先発表でスーツを着る。
この髪の毛の色ならきっと似合うはず。
久々の黒髪。友達はビックリするかな。
ちょっと楽しみ。




2003年04月12日(土)


起きれない。どうしてなんだろう。
朝9時から学科が入ってたっていうのに!!
目が覚めたら16時って何よこれ!!


やる気をなくしてダラダラとパンにチョコレート塗って食べて
その後にもビスケットとかチョコレートとか食べて
それでもこりずにご飯と納豆を食べた。


食生活乱れすぎもいいところ。
早くなんとか改善しなくっちゃ。


開講日が迫ってます。
久々に学校へ行くとどうしてあんなにまじめモードになってしまうんだろう?
やる気満々で、ずーっと先生の話を聞きたくなってしまう。
だけど、このやる気、すぐにヘナヘナ〜ってしおれちゃうんだけど。
3年生だし、髪の毛も黒く染め直すし、実習も始まるし。
ワクワクすることいっぱい待ってるはずなんだけどな。
どうしてしおれちゃうんだろう。



毎年、クラス発表の日にはココロを入れ替えてるんだけど
どれもこれも、ぜんぶ「そのつもりだった」で終わってしまう。
今年は後悔しても後がないからなぁ。
がんばらなくちゃ。



雨が降って外がジメジメしていて
窓を開けてもムッとした空気しかながれてこない。
部屋の空気がこもっていたから窓を開けたけど
余計にモワモワジメジメ。
仕方なくエアコンで除湿しよう!と思ってスイッチを入れたけど
フィルターの掃除してないよ・・・。
ってことで、フィルターを取り外してお掃除をしましたよ。
すんごいホコリ。
フィルターにホコリが山ほどのっかっていましたよ。
汚くて汚くて、ちょっと泣きそうになりながらも
「ワタシがやらなくちゃ誰もやってくれないんだよね」
1人言を言いながら洗い流した。
乾かしている間にエアコンの蓋をきれいに掃除。
やけにマメに拭いてからフィルターを装着。お掃除修了。




昨日の夜、たぶん23時ごろだったと思う。
携帯の鳴るはずがないと思っていた着信音がなった。
あの人からのメールだった。
どうしてこんな時間に?


だけど嬉しくて嬉しくて、急いで携帯電話を開いた。
「日曜日来てくれるの?免許どうよ?」
1人でにやけてしまった。
ワタシがぼけっとテレビを見ている時間に
あの人はワタシのことを思い出してくれたんだ。
こんな嬉しい事ってありえないよ!
ワタシの前向きパワーかなり全開!!



さっそく何着ていこうかなぁなんて考えてた。
こういうのってやっぱり女の子なんだなぁって。
おしゃれしてはりきって明日は美容院に行くんだ。




2003年04月11日(金)


HPは作っている人の個性だと思うのに。
その人その人のオリジナルだと思うのに。


コピーして貼り付けして、それで自分のHPと言い張る人が信じられない。
一生懸命デザインを考えたのに、それを全部真似されたんじゃ
やる気もなくしてしまう。


同じ壁紙、設定も同じ、書体も同じ。
でも、それはもしかしたら偶然かもしれない。
だけど、一番許せないのは
ワタシが書き溜めてきたコトバたちをコピーしているということ。
食い入るように何度も見入った。
句読点のついてる場所、文字幅、コトバの使い方、改行。
どれも一緒。同じなの。


あきれてしまったよ。
そのコトバに対して掲示板で「いい言葉だね」なんて書かれているのを見ると
「そのコトバ、ワタシのコトバと同じなんだけど、偶然だね!」なんて
少し意地悪な事を書きたくなってしまった。


ほっといて知らん顔していたけど
コトバを真似するのは許せなかった。
ずるいよって思うんだ。



やる気もなくしてしまう。
でも、負けず嫌いのワタシはリニューアルをするのです。
街並みの壁紙、すごく気に入っていたのに。
なんだか悔しい。そして、悲しい。残念だな。





2003年04月10日(木)


「すごく楽しい!!どうしよう!!」
何度もココロの中で思った。
もっといっぱい話しがしたくて、どうしようもなかった。



教習が終わってから、ゆず繋がりの友達に初めて会った。
高校の時から手紙のやり取りやメールを続けていて
北海道から東京へ上京してきたと聞いてから
ずっと会いたいね会いたいねって言って来た友達。
近くに住んでいたけど今まで時間が会わなくて。
今日は念願の初対面。



最初はすごくお互いに緊張をしていたんだけど
同じ年だし、同じ女の子だし、すぐにいっぱい話せるようになって
似ているようなバイトも経験していたのもあって、会話は弾んだ。
プリクラをじーっと見てしまう癖や
カラオケで「タッチ」を選曲するところとか
いろんな所が似ていてすごく嬉しかった。
性格が似ているのかな。
ワタシにはそうやって感じてた。


初めて会ったのに帰り際はずっと前から友達みたいな感じでバイバイして
本当にワタシ、今日1日がすごくステキな日に思えたんだ。



「表参道のヴィヴィアン・ウエストウッドのお店に行きたいんだ。」
昨日からネットで場所を調べて地図も手書きで書き写していた。
準備は万端!
いざ、ヴィヴィアン・ウエストウッド青山店へ!!!


地図の通りに地下鉄の出口を出たのにもかかわらず
目印の紀伊国屋が見つからなくて
友達が歩いている人に声をかけて聞いてもわからなくて
青山の裏通りを1時間ぐらいウロウロ。
慣れてない低いヒールの靴をはいていたせいもあって
足がすごく痛かった。
買い物につき合わせてごめんね、の気持ちがすごく強くあって
何度も「ごめんね」って言ってた気がする。
だけど、友達が「こういう所来た事ないから歩いてるだけで楽しい」って言ってくれて
それがワタシの気持ちを少しだけ楽にしてくれた。



もう1度同じ出口から歩きなおして
さっきとは違う路地へ入っていった。
だけど全然わからなくて、結局どこかのお店の店員さんが外にいたから
「ヴィヴィアンのお店探してるんですけど・・・」って聞いたら
そのお店の隣りだったっていう。
なんとも恥ずかしい…。



ヴィヴィアンのお店はドアノブがオーブになっていて
地上3階地下1階のめちゃくちゃ大きくて広いお店だった。
お店に入るのに少し躊躇うくらいの高級感があって
「よし!行こう!」友達に声をかけてそっとドアを押した。


お店の中はヴィヴィアン一色で、その空間にいるだけで幸せな気分になれた。
どれも高いものばかりで、ヒールの靴が9万て。
触っちゃったけどいいのかな・・なんてことを思ったり。
目的はバックを買う。
でも、バックの棚に探していたものがなくて
店員さんに聞いたら、「ここにはないんです」って言われて
一気に脱力。
でも、渋谷のヴィヴィアンのお店にはあるってことで
予約をしてもらって青山から一駅、渋谷へ向かった。



念願のヴィヴィアンのバックはもう宝物。
オーブのマークがキラキラ光っていて指紋もつけたくないくらい。
大事に大事に使うんだ。
薄い紙に包まれたバックは真っ赤な紙袋に入れられて
ワタシの手元にやってきた。
大きな「Vivienne Westwood」のロゴを何度も眺めたりして
「この袋もお宝だよね!!」友達に満面の笑みを浮かべてお店を後にした。



夕食は友達が1度行った事あるというカフェレストランへ。
すごくいい雰囲気で「また来たいなぁ。絶対来るかも!」を連呼。
ご飯もおいしくってワタシは「ねばねば丼」友達は「つぶつぶ丼」を。
「ねばねば丼」はマグロの山掛けがカフェ風のおしゃれになったもので
「つぶつぶ丼」はイクラ・うに・キャビアがのった豪勢なもの。
和食なのにカフェの手にかかると、ものすごくおしゃれにみえた。
すごくすごく美味しくって、見た目よりもお腹いっぱいになれて
大満足の夕食になった。
お店の中で何枚か写真を撮ったりして、「また来るんだ」と誓う。



カラオケに行ってゆずファンならでは?のゆずメドレーを熱唱。
懐かしい気持ちにさせてくれて「家に帰ったら絶対ゆず聴く!!」
友達と同じことを思った。
「歌うこと、生きること」
ワタシの中で歌はそういう風に思わせてくれるもので
生きてくのに欠かせないモノだから
大切なモノや好きなモノを共感できる友達がいて本当に幸せだった。



家に帰りついたのは12時をまわっていたけど
明日も朝から教習なんだけど
それでも「まだまだ遊んでたいな」そうやって思える友達に出会えて
ワタシ、すごく幸せ。


前向きパワーは突っ走っています。
ワタシ、「ワタシ」でいてよかった。
今のワタシ、すごく大好き。
ありがとう。って伝えたい。
一緒に撮ったプリクラを何度も眺めて今夜は眠るんだ。




2003年04月09日(水)


呑みすぎて朝から頭が痛かった。
友達と2人、4時間も話しながら呑んでいた。

気をつかわない友達だから、いつのまにか4時間。
お互い時間を気にしなかったせいもあって
時間をみたときはびっくりした。


そのままカラオケに行ってまた呑んで
家に帰ったのは1時を過ぎていた。



携帯も開通してメールの大量受信。
その中にあの人のメールも入っていた。
一番最初にそのメールを読んで
すぐに返事を打った。
日曜日に美容院へ行くことや
仮免に受かって2段階に進んでいることとか。
当り障りのないことをたくさん書いた。
送信ボタンはすぐに押せるようになった。
「友達」と割り切る事が出来たら
メールを送るなんてすごく簡単なんだなと思う。


また早くメールの返事がきたらいいな。



前のバイト先の洋服屋で
デニムジーンズとカラフルな水玉のキャミソールを買った。
カーディガンを合わせれば今からでも着れる。
少しおでかけしたい気分になってきた。


薄いピンクのロングキャミソール。
今一番のお気に入り。
友達に勧められて試着してすぐに買ってしまった。
春に向けて可愛いものがだんだん増えてきたことが嬉しい。
小さなアイテムもそろそろ買おうかな。
パソコン入力の家で出来るバイトの量を少し増やしたせいもあって
次のバイト代が期待できそう。




「彼氏が他の男の人と話すのが嫌!」と言っているのを聞いた。
嫌なのは、もちろんわからないでもないんだけど
「私は絶対他の人としゃべらないもん!」っていうのは嘘だろうと思う。
絶対なんてありえない。
ワタシはそう思う。
学校に行けば普通にしゃべることもないのだろうか?
ワタシが「どうして嫌なの?」と聞いたら「心配じゃん!」と
ちょっと逆ギレ気味で返された。


何がどう心配になるのか解らないワタシは変なのかな?


この先何が起こるかわからないけど
だからっていちいち心配する必要ってないような気がする。
他の女の子と話しただけで心配になるってことは
その心配する量と同じ分だけ、好きな人を信じていないんじゃないかって思った。
気になることがあっても聞けなかったり
周りを頼って調べてみたり
恋人同士なのにどうしてそういうことをするのか
ワタシはちょっとわからなくなっている。


ただワタシはそういう考えを持っている人とは
きっと恋愛の仕方が違うんだろうなって思って
その後は何も聞かなかった。
聞いたところで、ワタシが何か言った所で
きっと彼女の気持ちは何も変わらないんだって思っていたし
恋愛はひとそれぞれなんだから、ワタシの意見を言う必要はないんだろうな。


ワタシはワタシの恋愛の仕方をしていこうと思う。
でも、小さなことで心配したりすることだけは避けていきたい。




ワタシはね、もっと頑張れる人なんだって思ってる。
だから今のワタシはまだ全力を出し切れていないのね。
消してしまいたい思い出もたくさんあるんだけど
それを本当に消すことって出来ないんだって
自分の中で気がついてから、それらを受け入れるようになってきた。
思い出しても大丈夫なようになってきた。


「ね、やっぱり大丈夫だったじゃない?」って
もう1人のワタシが今のワタシに言ってくる。



きっとこの先も大丈夫なんだって
だから思ったんだ。



2003年04月07日(月)


就職決起会。
髪の毛は黒スプレーで真っ黒に。
「まじめに見える」なんて言われた。
前髪を斜めに流してピンで止めて、後ろはきちんと結んだ。
まるでこれから就職活動始めますというようなその姿。
お気に入りのピアスのネックレスもつけてない。
なんだかすごく勉強が出来そうな感じがした。
だけど、少しだけ寂しい感じがした。
自分を表現出来ないのはやっぱりつまらなかった。



会場へ向かう途中、桜満開の公園を横切った。
桜の匂いがほのかにする。
見上げると桜の枝の間から青空が覗く。
「きれい」「うん。めちゃきれいだね!」
友達と歩きながら写真を撮った。
風が吹くと花びらがひらひらと散る。
つかまえようとしたけど、失敗。
何度かチャレンジしたけど、スーツでそんなことしてる姿は
かなり恥ずかしいな、と思って、3回目でやめた。




昔がどうであっても
ワタシには今しか見えない。
だから周りの人にも今のワタシしか見えないはず。



スーツ用のバックから去年受けたカウンセラーの試験の受験票が出てきた。
入れっぱなしでずっと忘れていた受験票。
そこに貼ってある証明写真のワタシは
ほっぺたがふっくらしていて、今とは違う顔をしていた。
バーミヤンで早い夕食を食べながら友達にその写真を見せた。
「やせたねー。っていうか今はやつれてるんじゃん?」友達は言った。
本当に少しやつれたかもしれない。
春休みだったっていうのに、のんびりしてたはずなのに。
自分では気がついていないところで何かに疲れているのかな。
今は何もわからないけど。



昔がどうであろうと、今が昔と違うならそれはそれでいいと思うんだ。
いつまでも過去にとらわれていたくない。
過去は過去。そう割り切って受け止める。
過去をなくしたいなんて思わなくなった。
過去のワタシもワタシなんだから。
そういう所もひっくるめて今のワタシが出来上がってきたんだから。



表面上しかわからないのが嫌。
もっと中身を見たい。
食べてみなくちゃ何も始まらないんだ。
好きか嫌いか。
食べず嫌いにはなりたくない。
おいしそうに見えても本当は吐き出したいくらいおいしくないかもしれないし。
わからないことは何でも試してみたい。
一口かじって味見したい。
全部食べられるかもしれないから。



自分を試すのと同時に相手のことも知ることが出来る。
だったらワタシは迷わず一口かじってみたいんだ。
おいしくなくても、それはそれとして受け止められるから。




ドーナツが食べたい。
チョコレートがかかっていて、サクッとしていて
一口食べると甘くてとっても幸せな気分になれる。
そんなドーナツが食べてみたい。
ミスドが100円セールでもお財布と相談して通り過ぎる。


甘い甘いドーナツは自分で作ってしまおう。
自分好みの甘い味はきっと自分でしか作れないから。
人に頼んだってそれは人の味で自分の味じゃない。
ワタシが作り上げた甘い味、早く食べて欲しい。




2003年04月06日(日)


ワタシはこれといって目立つわけでもなく
これといってとりえもないんだけど
それでもワタシのことを思ってくれる人が
今までに少なからず何人かいたという事実。


何もすることがないと
思い出さなくていいことまで思い出してしまう。
ココロの中をキュっと結んだはずが
ゆっくりと結び目をゆるめて中身をこぼし始める。


ベッドの中で何度も寝返りをうち
そのたびに他のことを考えようとするのだけど
行き着く先は同じこと。




ワタシは1人でやっていけるはずなんだけど
隣りに誰かいると、つい寄りかかって頼ってしまう。
1人じゃできないことを頼るのはいいけれど
気が付けば出来ることさえ頼って、結果何もしない人になってしまう。
そんなワタシを少しずつ変えようと努力して、もう何年もたった。


頑張りすぎたのか、人に頼ることができなくなってしまった。
1人では出来ないことも自分でやるようになってしまった。
そんなワタシの姿を周りは「がんばり屋さんだね」とか
「すごいね。私には出来ないよ」とか言うけれど
がんばり屋さんなんかでもないし、すごいわけでもなく
そう言ってくれる人に頼れないだけなのだ。




こんなワタシのことを「好きだ」と言ってくれた友達に
ワタシは何を言ったらいいのかわからなかった。
それは、ワタシが友達としてしか見ていないから、ではなくて。
少なからずワタシも好意をもっていたし
二人でいるといつも楽しかった。
気をつかわなくていいし、楽しいことを楽しいと、共感できたから。
けれどワタシにはそれ以上の気持ちなんてなにもなかった。
ただ、嬉しい、それだけだった。
「ありがとう。」それだけ伝えた。


一緒にいたらもっと楽しいことが待っているかもしれないし
すごくすごく幸せになれるかもしれない。
でも、ワタシは一緒にいるなら今のままでいいと思った。
付き合うとか、よくわからなくて。
怖いのかもしれない。
浮気されることとか、裏切られるとか、そういうことに怖がっているわけじゃなくて。


友達のままでいたほうがサヨナラをしなくてすむんだ。
友達のままならずっと楽しいって言えると思うんだ。




2003年04月04日(金)


健康診断。
一番楽しみなのは採血だ、と言ったら
「あんた気持ち悪いよ」と笑って言われた。
みんなが目をそむけて採血をしている。
でも、ワタシは自分の体に針が刺さるのを
くいいるようにじっと見ていた。
「痛くないの?」看護婦さんが言った。
「はい。見てるの好きなんです。」笑顔で答えた。


採血で気分が悪くなってベッドで横になってる友達がいた。
「大丈夫?」
「うん。いつものことなんだ。」
「変われるなら変ってあげたいぐらいだよ。」
ワタシは根性が座っているわけじゃないけど
針が刺さる瞬間の「チクッ」という感覚が好きで
今までワタシの中を流れていた血液が試験管の中にたまっていく様を
ずっとずっと見ていたいと思ってしまう。



健康診断の日は朝から何も食べれないので
終わったあとタエコとご飯を食べに行った。
久しぶりのドリア。タバスコを大量にかけて食べた。
大きなウインナーと半熟卵がのっかっていて
とってもおいしかった。
少しお腹がビックリしていたようだった。


資金集めのため、CDを売りに行った。
バンプやゆずの限定版CDを何枚か持っていった。
5000円近い値段になってかなり驚いた。
なんだか得した気分。
結局はマイナスになっているんだけど
お金のない時はこれでも得した気分になってしまう。
スーツ用の白いシャツを買わなくては。
就職決起会なんてものが月曜日にあって
「就職活動をする時の格好で来て下さい」って言われてた。
白シャツでピアス染髪厳禁って。
この頭、どうすればいいんだか。
美容院に行くお金もないし、だからって自分で染め直すのも嫌だし。
ピアスははずして行けばいいけど
この髪の毛だけはどうにもならない。
まいったなぁ。
黒スプレーで変身していこう。それしかない。
明日は白シャツを格安で売っているお店を探さなくては。


だいたい、就職決起会なんてやったって
本人のやる気しだいなんじゃないの?
うーん。日本人はこういうイベントが好きなのかな。
決起会に出席したってワタシの就職活動モードに何の変化もないと思うけど。




2003年04月03日(木)


夕方まで寝坊してのんびり部屋の掃除をした。
携帯が使えないからメールが着てるかもわからない。
これから2週間弱、携帯電話はただの時計。
それでもいいかな。なんか楽になれる気がする。



あの人にメールを送れないことが寂しいだけで
それ以外は特に携帯がなくたって平気な気がする。



明日の健康診断へ行く時間は友達と確認済みだし
教習の予約が携帯で出来なくなるぐらいで
それほどワタシの生活は何も変らないんだ。


変らないはずなのに
なんか寂しい気がするのはどうしてなんだろう。







まるでワタシが悪いような言い方に頭がきた。
自分の勘違いを人に押し付けて、すごく嫌だった。
結局はその程度の人だったんだ。
やっとわかってよかった。



人の内側なんてわからないから
いつかどこかでボロがでる。そんなものだ。
相当の緊張をしていれば、別かもしれないけど。










2003年04月02日(水)


決断力のない人
優柔不断な人
いつまでたっても何もやらない人
ワタシの嫌いな性格。



どうして1人で何も決められないんだろう。
どうして『彼氏』の意見がそこで必要になるんだろう。
一緒にいるワタシの意味なんて何もないじゃない。
だったら誘ったりしないで。



久しぶりの学校だったのにすごく腹が立った。
嫌な気分しかしなかった。
ワタシにはそこまで受け止められるほど、ココロは大きくなかったんだ。
自分にも腹が立って、雨の中走って帰った。
靴擦れがひどくて、靴下に血が滲んでいた。



毒舌になりそうだ。
ワタシはいい人なんかじゃないし優しい人なんかでもない。
ワタシは汚い人だし、周りが思う程ココロの広い人じゃない。



最終的にはなんでも「彼氏」の意見がないと決められない女には
絶対になりたくないと思った。
そんな甘ったれの女には絶対にならない。




黄色のハイネックにレースのキャミソールと
切り返しで水玉の柄になっているランニングシャツを合わせて
ロングカーディガンを着ていった。
「なんか洋服変ったね?」なんて言われて嬉しかった。
自分に似合う好きな洋服を着れるようになれたのはすごく幸せ。



小学生や中学生の時とはだいぶ変ったワタシがいた。



昔、ワタシはすごく太っていた。
身長は今と変りはないのに、体重だけは飛びぬけた数字だった。
1日の食事はお父さんと同じくらいの量を食べていたし
お菓子も半端ない量を食べていた。
あの時のワタシは塾のストレスを食べることで発散していたんだって
今になっては思うけど、当時のワタシは毎日疲れていて楽しいこともなくて
食べてる時だけが唯一、自由な時間だった。
進学塾に入っても成績は伸びないし、学校の勉強とは違う内容のテキストに
ずーっと馴染めずにいた。
クラスはいつも一番頭の悪いクラス。
テストを受けても成績はまったくあがらなかった。
「塾行ってるのに、あいつ頭悪いよな」なんて学校で言われて
どうして出来ないんだろう。なんでわからないんだろう。
そんなワタシが大嫌いだった。



学校から帰ってきて30分もしないうちに塾へ行った。
6時から8時までびっしり詰まった授業。
7時から15分だけ休憩があって、だいたいの人は15分で夕食を済ませた。
ワタシも15分でお弁当を食べた。
だけど、家に帰ってからもきちんと夕食を食べた。
夕食を食べたあとは決まって「勉強しなさい」それだけだった。
休日はもっとひどかった。
「食後30分はテレビ見ていいよ」
たった30分。ドラマも観れない。
いつからか、ワタシの食べるお菓子の量は猛スピードで増えていった。


塾でも学校でも成績は下から数えた方が早かった。
姉と同じ中学へ行くなんて、奇跡が起こらない限り無理だった。
ワタシの評定平均値で行ける中学へ、結局は行ったけど
みんなと同じ公立の中学へ本当は行きたかった。
同じマンションに住んでいても同じ中学には行けなくて
休みの日も会わなくなっていった。
寂しい気持ちはやっぱりお菓子で埋めていった。


家庭教師をつけてもあがらない成績。
中学でもやっぱり下から数えた方が早かった。
「お姉ちゃんはちゃんとやってるのに」
「ちゃんと勉強してるの?」
「ちゃんとやってるの?」
『ちゃんと』って何?ワタシにはずっと解らなかった。
美術と日本史と世界史と現国。自信持って成績表を見せられるのはそれしかなかった。


中学の頃、女の子が着る洋服は着れなかった。
サイズを探したってワタシの体系に合うものは
いつもメンズサイズしかなかった。
今みたいに可愛いと思った服を悩まずに着れることなんて
あの時は一度だってなかったと思う。


だから今は人一倍、おしゃれなものを着たいと思ってしまうし
人と違う可愛い洋服を着たいと思ってしまう。


どうして体重が減ったのかはわからない。
色んなことに限界が来たんだと思う。
親も先生も。
どんなに頭のいい家庭教師をつけたってあがらない成績。
大嫌いなモノはそこまでがんばれないワタシの性格。
何が分からないのか分からないならなんの手の打ちようもないわけで。
「勉強しなさい」って前ほど言われなくなってから
お菓子も食べなくなった。ご飯も普通の量に戻っていった。


親はワタシに期待をしていたんだと思う。
お姉ちゃんのように頭のいい高校に入って一流大学に入って
一流企業に就職してって。
妹のワタシにもそれが出来るんだと思っていたんじゃないかな。
あいにく、ワタシは化学や数学、英語が嫌いだったし
日本史や美術や国語の方がやっていて楽しかった。
ワタシの好きなもの、得意なものを諦めたと同時に解ってくれたのかもしれない。


専門学校をいいように思っていなかった両親も
今では応援してくれているし
1人暮らしだってさせてもらってるし。
感謝はしているんだけど。


あの時から変っていないのは
色んな物への劣等感や認めてほしい欲求や
人と同じことが大嫌いっていうこと。


それらが、これから先、良い方向に進んでほしいとワタシは思う。
おしゃれが出来ることがすごく幸せ。
可愛いと思う洋服で自分を包み込める事がすごく幸せ。
人と同じが嫌だと思う性格は
洋服や持ち物に現れてくるから
その性格だけはあの時と同じでよかったと思う。



昔のワタシも今のワタシも
全部ひっくるめて「大好き」って言える日が早く来るといいな。



2003年04月01日(火)


朝から教習へ。修了検定の日。
中学入試の時よりも緊張していて、友達に何度も電話した。
「どうしよう。どうしよう」そればっかり。
頑張る気でいるけど、どうしても手が震えて悔しかった。


技能検定は合格した。
学科は30分も時間があるのに10分もかからないで終わってしまって
だめかな。あーなんか問題読んでると全部間違ってる答えに見える。
なんて1人ココロの中でつぶやいて、すぐに教室を出た。
学科の合否は明日、夕方の5時にわかる。
電話をして聞くなんて、緊張してどうしようもないのに。
友達につきそってもらって電話をしようと思った。



夕方、サオから電話があった。
「今から行ってもいい?玄米持っていくよ!」
そういえば、前に一緒に呑んだとき、玄米をもらう約束をしていた。
うちに来るのも久しぶりだった。
サオはやっぱりいつもの元気な笑顔でドアの向こうに立っていた。



うちにあるもう着ない洋服を何着があげてから
サオと駅まで歩いた。
駅のロータリーで座りながら人間観察をして
「今年はどんな感じでいく?」
「今年は・・そうだなぁ。可愛い系でがんばるよ!」
なんて話しをした。
「今日ね、ゆりと一緒に美容院覗きに行こうと思ってたんだよね」
「ワタシも思ってた!!同じ美容院だしね^^」
「でも今日って休みなんだよね」
「そうそう・・・休みなのね」


サオを担当してくれている女の美容師さんとサオは仲良しらしく
よく美容院を覗きに行くとおしゃべりをするらしい。
ワタシの好きな魔法使いの美容師に会いたかったけど
休みなら行ったってどうしようもないわけで。
「また近いうちに遊びに行こう」と二人ではりきっていた。
フレンドリーな美容院は居心地がいい。
やっぱりワタシのお気に入りの空間のひとつだと思った。



カラオケに行って半年振りのプリクラを撮って
のんびり一駅歩いた。
TSUTAYAの中を1時間ぐらいグルグルして2本ビデオを借りた。
ワタシがオススメのビデオをサオが借りて、
ワタシは特に何も借りなかった。というより、借りたい物がなかった。
100円レンタルの日はいつもそう。
借りたい物はいつもない。




夜桜を見に行った。
近くの広場には誰もいなくて、2人で写真を撮ったりしてはしゃいだりした。
大きな広場なのに誰もいないなんて、なんだかもったいないな。
今度は昼間に来ようと思った。
写真をいっぱい撮って桜の匂いをかいだ。
優しい春の匂いがした。



桜は散る時が一番好きだ、と言うと「変なの」。いつも言われてた。
中学の時に憧れていた先輩が「桜は散るのがいい」と言ってたのを思い出した。
先輩は女子陸上部で一番早い選手だった。
だけど、高校にあがった途端、走ることをやめてしまった。
ワタシはそれがすごく残念で仕方なかった。
「どうして辞めたんですか」なんて聞けなくて
運動会でしか走っている先輩を見れなくてとても寂しかった。



あの先輩は今どうしてるんだろう。
そんなことを思い出した。



「美容師とメールしてるの?」
サオがいきなり聞いてきた。
「昨日ちょっとね」
ふいうちで、びっくりして結構ニヤニヤしてた顔だったかもしれない。
次に魔法をかけてもらえるのはいつになるだろう。
カレンダーに予定を書きながら「早く行きたい」と思った。



同じ地球に乗っかっているのに
どうしてこんなに人と人は出会えないのだろう?
もっとたくさんの人と出会っていろんなことを吸収したくなった。
皮膚の色だけで何が解るって言うんだろう。
瞳の色や見かけだけで一体何を知ることが出来るんだろう。
コトバを交わさなければ何も解らないって言うのに。



明日から学校で、すごく不安で、どうしようもなかった。
サオと同じクラスになれる、というのは嬉しかった。
だけど、ワタシ、やっていける自信がまったくない。
馴染めなくたっていい。
だけど、あんな目で見られるのはもう嫌なんだ。
だからなのか解らないけど、髪の毛を染め直した。
色が落ちかけていたから、魔法をかけてもらう前に自分で色を入れた。
随分と落ち着いた自分を見ながら「なにやってんだろ」って。



ワタシ何がやりたいんだろう。






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