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2003年05月29日(木)


朝9時。
携帯が鳴った。
トミーだった。


昨日渡しそびれた大事な資料を
学校が終わったら渡す約束でいた。
だけど、今日は寝坊で学校を休んだから持ってこなくていいとのこと。



学校に行かなくてもいいことに、少しだけホッとした。




お昼過ぎ、何も言わずにいることを引け目に感じて
担任に電話をかける。
開口一番「どうした?」
ワタシはその質問に答えずに「プリントとかどうしよう」
「とりあえず、話をしよう。学校においで」
担任はそう言って3時ぐらいに学校へ行くことにした。



午前中で終わっているから、誰にも合わずに済む。
気が楽だった。




担任から実習で必要な資料やプリントなんかを貰って
一通り説明を受けたあと、一番大事な本題に話が変った。
担任は2年の時と同じ。
ワタシのことを心配してくれていた。
「2年の時に比べるとすごくまじめになったし
 いろんな部分で変ったなって思って安心してたよ」
変った事、まじめになった事、先生は気がついていないもんだと思ってたから
そう言われたことがすごく嬉しくて、見ていてくれたんだ、と実感。
「少し自分の殻に閉じ込まりすぎなんじゃないか?」
なんてことを言われて
「ワタシはみんなと「楽しい」を共有できないし
 頑張っている人を蹴落とすようなことしか出来ない人と一緒にいたくない。
 どうしてワタシがそういう風に言われなくちゃいけないのかわからない。」
思ってたことを少し話した。




「クラスのヤツらはまだ就職のことなんて考えちゃいない。
 だけどお前は考えていて、もう行動に移している。
 自分で明確な将来を見つけたことに自信をもてばいい」




担任が今の学校の卒業生だってこともあって
担任の昔の話もたくさん聞いた。
自分もワタシと似たようなことを経験したことがあるということや
気にしなくていいんだってこと
とにかく、色んな話をいてくれてワタシの話もちゃんと聞いてくれた。








人と違うことを選び取り、そこへ進んでいくことは
とてつもなく孤独で不安で寂しい作業だ。
「みんなと同じ」が一番簡単で安心できるモノだからこそ
孤独や不安や寂しさは思っている以上に大きいものだ。


だけどワタシはなりたい自分を見つけた。
何にも考えていない人よりも一歩も二歩も進んでる。



ワタシは将来ってものをちゃんと見つけたんだ。
例えダメでもいいじゃない。
無駄にはならないよ。



将来が見えなくて、考えることさえ拒否している人達とは違うんだ。
自分をしっかり持っていれば、きっと何かが見えてくるはず。



「みんな」の中からワタシは飛び出した。
それはワタシのため。ワタシのこれからのため。



寂しくなんかないはずだ。








「明日は学校にくる?」
最後に担任はそう言った。
ワタシは何も答えなかった。
「1限だけでもいいから」
「行けたら行くよ」




ワタシがどうしてこんなに拒否しているのか
ワタシ自身、はっきりと「こういう理由だから」と言えない分
ナマケモノに見られていると思っていた。
担任はわかってくれた。
ちゃんと話をして、話を聞いてもらって
思いのほかスッキリした。



「実習が終わったらまた話す機会を作るよ。
 その時は抱え込む前に話せよ」



頼れる人が出来たこと。ワタシに少しの勇気をくれた。


そっか、ワタシ抱え込みすぎていたんだね。
文字にしたってコトバにしたって
結局はワタシの口からコトバを発しないと
どうにもならないこともあったんだね。




明日は最後だし、がんばろう。
きっと出来るよ。ワタシなら。







2003年05月28日(水)


朝7時起床。
一通りの身支度を終えて、スーツを着て学校へ行く準備は整った。
なのにどうして行けなかったんだろう。
弱虫。意気地なし。



お昼過ぎにトミーと卒業研究の資料集めで
去年の実習先へ行くことになっていた。
思いっきり憂鬱だった。
去年の実習先、、、あの人ももちろんいるんだ。
でも、そんなことで行きたくないなんて言えないし
ワタシはそんなことで後ずさりするような人でもない。
学校とは違うんだ。行けるはずだ。




外は暑くて、ムシムシしていて
風に潮の匂いが混ざっていて、海に行きたい気持ちにさせた。




トミーは心配してくれた。
「なんかあったの?」
心配してくれることは嬉しかったけれど、
ワタシは上手に説明出来ないから
「ちょっとね」それだけ言った。



2時間の電車の中で話しはつきなかった。
のんびりしている電車の中、2人で洋服の話しやバイクの話しをした。
トミーはいつもニコニコしていて羨ましいな。
トミーなりにいろんなことがあって笑顔でいることを覚えたんだろうけれど
ワタシには出来ない部分を沢山持っていた。
彼女の写真を見せてもらった。
お気に入りのバイクの前でピースサインをしてる笑顔の2人が
とっても微笑ましくて、ワタシまで幸せにしてくれた。






施設を出たら張りつめていたモノが全て無くなって
いろんなことやものが怖くなった。





あの人に会ってしまったことも
目線を合わせないように必死になっていたことも
あの時の思い出が蘇ってきて苦しかったことも
学校に行けないことも
友達のことも
全部トミーは聞いてくれた。




一人で出歩いて素敵な場所を見つけるのが好きだと言ったら
いい場所があるよって教えてくれた。
バイクで走って5分くらい。
駅からも近い場所だった。
大きな川があって、大きな堤防もあって
道路よりも高くなっているその堤防の階段を登ると
目の前には東京タワーや都心の夜景が広がっていた。
「こんな所初めてだよ」
「本当?良かった」
ワタシの住む街にもあんなに綺麗な場所があるなんて。



トミーは気にしてくれていた。
こんなワタシのことを。



トミーだけは「知ってる人」にならないと確信した。






弱ってる。弱りすぎてる。
ワタシはこんなんじゃないはずなんだ。
もっともっと前を見て歩いていけるはずだし
もっともっと自信持って笑顔でいられるはずなんだ。
それなのに、今のワタシったらバカみたいに沈んだ顔して
色んなことを気にしすぎていて
あれもこれもどれもみーんな嫌いになってしまっている。



自分ばっかり責めたって何の解決方法も生まれちゃ来ないよ。
他人ばっかり攻め立てたって、その分自分が虚しくなるだけなんだよ。




きっとまた、ちゃーんと前を見て歩ける日が来るさ。
進むために、ほんの少しの休憩をしているだけさ。
大丈夫。ワタシは絶対にまた前を向ける。



2003年05月27日(火)


運転免許証。嬉しいなぁーーーー!!もぅ!!
4回目でやっと合格しました!

電光掲示板に受験番号が出た瞬間
ニヤニヤしちゃって、涙も少し出ちゃって
交付までの1時間30は全然退屈じゃなかったし
むしろ、あっという間の1時間30だった気がする。
嬉しくて嬉しくて、仕事用の母親の携帯にも電話しちゃうぐらい!


実家のおばあちゃんに合格の電話を入れたとき
「毎日ゆりちゃんが合格しますようにって仏壇のおじいちゃんに頼んでいたんだよ」って言ってくれて
それでもまた涙がちょこっと出てしまって。


色んな人が応援をしてくれて、心配してくれて
ワタシは幸せモノだなぁ。



さぁ、目指すはゴールド免許!頑張ろう!
そして、次は自動二輪!中型!バイクですよ!



バイクの前にもっともっと大きな失敗できない試験が待っているけれど
それも本当に頑張らなくちゃ。
バイクは秋から冬にかけて取る予定にしようかな。






夕方、前のバイト先に免許取得のご報告!
店長ってばワタシの免許証なのにじーっと眺めて喜んでくれました。
社員のモモさんも喜んでくれて、ワタシ本当に嬉しかった。
夕食もご馳走になって、お腹いっぱい。
ワインも飲んでしまいました。


デニムの帽子を買いました。
この帽子、今年の夏は大活躍しそうですよ!
可愛い!何でも似合う!
もちろん、そのまま被ってご帰宅です。



大好きな魔法使いのあの人にも報告のメールを入れた。
今日は美容院がお休みだから出かけているときに悪いかな、と思ったけれど
「取れたら教えてね!」のメールがだいぶ前に入っていたから
合格がわかってから2番目に報告をしました。








免許が取れてワタシはすごく嬉しかった。
このままずっとこの調子が続いてほしい。
明日学校に行ってまた自暴自棄になってしまうのがちょっと怖い。
どうしよう。ちょこっと不安。
もう少し前を向いて頑張っていこうね>ワタシ



今、ニュウサイトを作っています。
夏には多分大幅リニューアルをする予定でいます。
タイトルも変ると思うし、中身も少し変ります。
でも、これはあくまでも多分なので、中身はこのままかもしれないけれど
ちょっと変える予定でいます。
そうしたらアドレスも変ると思うので
その時は今のトップに新しいアドレスを載せておきます。
気が向いたら遊びに来てやってください。




ポジティブになりたいんです!
めっちゃ前向きじゃん!この人!ってぐらいになりたいんです!!



2003年05月26日(月)


自信などない 続きなんて無い 涙を恐れることすら知らない
枯れ果てた砂漠の様に 荒れ狂う 砂嵐のように
何 君は突っ立ってんだ 先のことなんて分かるはず無い


君はもう 地球というピッチに立ってんだ


飛べ 飛べ 誰よりも高く飛べ


自分に出来ないことに気を取られて 壊れて行くばかりで
頭で考えるな 心で感じろ 惑わされるな
あの時の足跡を確かめよう 


今だ 今しかないんだ


本当の勇気さえあれば 何も恐れることはないから


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


まだ 知らない世界を目指して 夢追いかけて
また 日が沈む度に 重いため息ついてばかりで
何も出来ないまま今までずっと 前に進めなくて 前に進んでやるんだと


信じてたことが 今 壊れそうになっていた
自分ひとりで抱え込まないで 責めないで


ほんの少しの優しさで 素敵で小さな花が咲く
皆もその素敵で小さな花が いっぱいある所へ行こう


何か始めたって 辛いことばかりで 僕等で決めたんだ
もう少し前を向いて歩いて行こうってネ!


皆でさ、力合わせた だけど悔しさで終わった 涙で終わった
それでも 諦めなかったよ また一から始めよう さぁ

涙をこらえて胸を締め付けて 君は少しずつ強くなる
忘れちゃダメ 優しい心 素直な気持ち 思い出していこう



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


まだ見ぬ未来を知りたい 信じたい 夢みたい 感じたいけど
目の前は見えてるのに 先のことは見えなくて
答えなど先のことなど待ってたんじゃ 見えてこないさ
君がそれでいいなら 君がここでいいなら


迷わず行けばいいさ きっと いつか 見えるはずさ
君が輝いていれば 今も夢は近づいている 今も夢は近づいている
荷物を投げ出して 泥まみれになったって
時は過ぎてゆく 自分が見えなくなったって


Keep on ging an your dream come true
まだ見ぬ全てを信じて始めようか



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


まいったな。
本気で情けない。


免許試験、3回連続落ちています。


また明日3000円払って受けなくちゃ。
お金がすごい勢いで減っていきます。
でも、今はそんなこと言ってられなくて。


隣りの席に座った41歳のおばちゃんは一発で受かってました。
かなり、本気で悔しかった。
ワタシは注意力が足りないのかな。
学習能力が足りないのかな。


この日記を読んでくれている人たちが
少しでも応援してくれていることが伝わります。
でも3回目。呆れてしまうかもしれないです。
だけどワタシ、絶対諦めないよ。
だって悔しい!


しかし、これが現実。
3回も落ちてるってことが現実。


さて、今からまたやり直し。
教本読んで問題解いて、納得するまでやってやるんです。
明日受からなかったら・・なんてことは考えません。
今はひたすら目の前の文字を頭に叩き込むのです。


2003年05月24日(土)


焦って焦ってどうしようもない。
やればやるほど出来なくなって
やればやるほど自信がなくなっていく。


期限は8月まであるじゃない。
35回落ちた人もいるんだし。
問題をよく読んで。


わかっているけど、ワタシ、相当頭が悪いのかもしれない。


引っ掛け問題に素直にひかっかるし
数字にも振りまわされっぱなし。



早いところ免許取れないと就職活動も出来ないよ。



月曜日は受かるかな。
受かってくれないと困っちゃうよ。



がんばるんだぞぉー!!>ワタシ








2003年05月22日(木)


冷めてる。笑わない。つまらない。
ワタシはこういう人です。




もうワタシの中で「友達」ではありません。
「知っている人」ただそれだけにすぎません。





多分、この先、あの学校でワタシが笑うなんていうことは
奇跡に近い出来事かもしれません。




今日はそんなことを思った日だったんです。




2003年05月21日(水)


ここ2日ほど、実家に帰っていました。
6月から始まる実習のオリエンテーションを受けに。
実家から1時間ほど歩いたところにあって
黒のスーツを着て汗だくで歩いてきました。


まるで就職活動をしているような気分になって
ちょっと大人になったような感じを味わいました。
スーツで外を出歩くことは学校に着ていく時しかないから
なんだか嬉しい感じがして、颯爽とかっこよく?歩いてみました。



実家で美味しいご飯をいっぱい食べて
帰りはスーツのウエストがちょっときついくらい。
「お腹がはちきれそうだよー!」
なんて嬉しい限り。


6月は1ヶ月の実習で実家に帰るし
きっと今より3キロ増で東京に帰ってくるかもしれない。
「かも」じゃなくて「絶対にそう」なんだ。





何もかも上手く行くとは思っていないけど
それなりに努力すれば結果は後からちゃんとついてくるんだ。
今までがそうだったように。
きっとこれからもそうだと思いたい。



ワタシは今、他人から「絶対に無理だ」と言われていることをやろうとしています。
ワタシ自身、合格するなんて夢のまた夢。
だけど努力は惜しまない。
少しくらい寝不足だってかまわない。
それが永遠に続くわけじゃないから。
たかが5ヶ月くらいなんだから。


「え?本気なの?」
そんなコトバを言われるたびに
「絶対やってやるんだ」ムクムクと意欲がわいてくる。
負けず嫌いのワタシの性格が丸出しになる。



合格率は本当に低い。
去年を見ると本当に諦めたくなってしまうくらいに。
でも、やってみるだけの価値はあるはずなんだ。




頑張れば結果はついてくる。
多少の犠牲は覚悟出来ている。
遊びはちょっとひと休み。
この夏が山場なんだ!頑張っていこう!



2003年05月19日(月)


本免試験、みごと落ちました。
90点で合格のところ、89点でした。


点数が書いてある申請書を返却されて点数を見た時
本気で叫びたかった!くやしーーーー!!!
思って以上にショックが大きくて、しかも雨が余計に虚しくさせて
母親の仕事用の携帯電話に電話をかけた。
「落ちましたよ。」
「あらー」
「89点。後1点足りなかったよ」
「いやーん」


いやーん、て。
あぁ。もうなんだかなぁー。


トボトボ地下鉄に乗り帰りました。




金曜日に再チャレンジ!
絶対受かってやるんだ!
6月までに合格しないと!
期限は8月まであるけど、6月に1ヶ月実家に帰るのに
車運転出来ないなんてつまらないよ!
頑張るんだ!あと少しじゃないか!!


試験後、免許を取ったときのことを空想していました。
ニヤニヤしてたけど、その空想は一瞬にして散りました。
でも、いいんだ。がんばればいいんだ!



金曜日、免許が取れたら大好きな魔法使いのあの人に一番に教えて
呑みに誘ってみるんだ。
一歩前進できるはず。免許が取れたら!


photomemoで2番目にお知らせするつもりでいます。
金曜日のお昼頃、こっそり見に来て見て下さい。





それにしても、最近体重が戻りつつあるのはどうしてだろう。
食べすぎ?チョコレート?パスタ?甘栗?
ほっぺたがふっくら。いやだなぁ。すぐに顔に出るので一目でわかる。
瞼が重いとか、ほっぺたがふっくらしてきた、とか
毎朝鏡を見てチェックしてます。
でも、気にし過ぎって余計によくないんだって思うこの頃。


一番の原因はお酒なんだけどね。



美容院に行ったときにも言われた。
「タバコとかお酒は冗談抜きで髪の毛にはよくないからね」
大好きな魔法使いのあの人に言われて、お酒控えようかなぁーと思ったけど
その日の夜、普通に呑んでましたね。
全然進歩しないやつ。
まずは健康的な食生活を!


さぁ、何を作ろうかな。
そうえいば、青梗菜が痛み始めてたっけな。



2003年05月18日(日)


教習所、やーっと卒業です!
技能検定終わりました。


そして、明日は本試験。
受かれば免許ゲット!!頑張れ!頑張れ!!あと少し!!!


早く実家の車に乗りたいな。
買い換えるって話しだし、新車に乗ってドライブしたいな。


6月は1ヶ月実家に帰るから
その時は毎週、両親と共にドライブでもしよう!
まずは江ノ島あたりまで。
早く乗りたいー!!
その前に、明日受からなくちゃね☆がんばるのだ!




知らない番号からかかってきた時、ワタシは出ません。
基本的に、出ません。怖いです。
でも、たまにずーっと出ないで留守電になって
切れた後に伝言を聞くと学校の先生だったりして
アチャーっていう事は何度かあるんだけど、
それでもワタシは出ないんです。


非通知なんて着信拒否です!
1人暮らしなだけで怖いのに、電話なんて
どこでどうやって繋がっているかわからないんだもの。
安易に出るなんて、怖くて怖くて出来ません。



急用で友達にメールを送信するとき
ついうっかり、アドレス聞くの忘れてたりするときも
ワタシは人伝いに聞いたり出来ないんです。
最近は変なメールがドコモのアドレスで送られてきたりするから
間違えて消されたりしたら意味がないから
知ってる人に本文転送して送ってもらっちゃいます。
何をするにも用心。



情報系にはひどく敏感です。
1人暮らしをしてから、さらに敏感。
何かあってからじゃ、遅いからね。




それにしても、今日は知らない番号から2回も電話が!
伝言を聞くと実習先の人でした。
慌ててかけなおし!
焦りました。かなり。




でも、それが見覚えのある番号だったら?




ワタシは、出ない。
その番号が携帯電話の小窓に映し出されて、じーっと見ていると
いろんな思い出がブワーッと浮かんできて
電話に出るなんてこと出来なくなってしまうんだ。
もう思い出せない声をもう1度聞くなんてこと
ワタシには辛すぎて出来ないんだ。


あの優しい声も
笑うとなくなる細い目も
見上げた時のあの顔も
今では何も思い出せない。


夢を見ているときの様に
輪郭がぼやけていて、表情が読み取れない。


何も、もう思い出せない。



それでいいんだって思う。
無理にそうしようとしたわけじゃない。
自然にそうなっていったんだ。




何も悪いことじゃないよ。



2003年05月16日(金)


焼きたてのココアのパンを食べながら
ツルツルの前髪を触る。


幸せ。



美容院に行くと決めたのは授業中。
前髪を切ってもらおう!
伸びすぎてピンで止めていた前髪は
日に日にうざったく、イライラの原因だったんだ。
心機一転!前髪一直線!久々のぱっつん!


みるみるうちに幼い頃のワタシになっていくようだった。



「一直線よりも少し丸く切った方がいいと思うけど・・どうかな?」
「うーん。どうなんだろう。」
「丸くしたほうが可愛いと思うよ」
「じゃ、それで」


「可愛い」なんていうコトバに反応してしまうのは
大好きな魔法使いのあの人が言ったから。
嬉しくて。嬉しくて。
あの人に見てもらえるならワタシ、うんっとおしゃれしたくなっちゃうんだ。




大きな手がワタシの目の前にある。
たまに鏡の前に顔を覗かせて長さをチェックする。
ワタシのおでこに少し触れる指先。



ドキドキして少し顔が熱くなるのがわかった。




美容院は緊張する場所だった。
ここ最近は落ち着ける場所に変っていったんだ。



今度は7月。
大好きな魔法使いのあの人にパーマをかけてもらうんだ。





バターを多めに入れてココアパウダーも入れて
おいしいココアのパンの出来上がり。


オーブンをあけるとおいしそうなパンの匂い。
焼き立てを触るとカリカリしていた。
少し時間をおいてさましたらふんわりしっとり。


7個焼いて1個食べる。
おいしい。


自分で作るパンはどこのパン屋さんのパンよりも
一番おいしいんだ。
また明日も焼こうかな。


最近パン作りが楽しくて仕方ない!
おかずパンにも挑戦してみたいな。
イーストでムクムク大きくなるパンは生き物みたいでおもしろいし
クッキーを作り時みたいにボールを何個も使ったりしないし卵も使わない。
ボール1個あればすぐに出来ちゃう。
いろんなパンを作ってみたいな。


そして、いつか焼きたてのパンを大好きな魔法使いのあの人に食べてもらうんだ。




2003年05月14日(水)


「月曜日に話し合いするんだけど、平気?」
「…」
「月曜日…来週なんだけど…。」
「…」



何も言ってくれない。
だけど、ワタシの目を見てくれている。



「話し合いするからあけといてね」
それだけ言ってその子の席を離れた。


次の瞬間、その子は泣き出した。



訳がわからない。




そのワタシの行動を最初から最後まで見ていたのかどうか、わからないけれど
女の子たちがその子の周りに集まってきた。
「どうしたの?」
「えー。どうしたのぉ?」
「何で泣いてるのぉ?」



まるでワタシがいじめたようにわざとらしく聞こえた。




短気なワタシもワタシなんだろうけど
その光景を見て腹が立った。
何も言わず、教室の壁を蹴っ飛ばして教室を出て行った。



壁には穴があいてしまった。もろい壁なんだ。




女の子特有のグループが嫌い。
わざとらしいのが嫌い。
イライラする。




教室に戻って席につくと、隣りの友達が
「気にすんな」と言った。
女の子たちの冷ややかな目が突き刺さるのが良く分かる。


20分もたっていたのに、その子はまだ目を赤くしていた。
ハンカチで目を押さえたり、下を向いたり、たまにこっちをチラっと見たり。




訳がわからなくてまたイライラした。






ワタシはウンザリしすぎているんだろうか。
「何もやりたい事が無い。」
でも、自ら選んで今この題材に向かっているはずなのに。
「えー、どうやって調べたらいいの?」
図書館でも本屋でも行って本を見たらいい。



レポートを用意するまでに1週間あったはずなのに
前日になってこの様。
最終的には「ゆりはいいよねーネットあるし」
いや、どう考えてもそれは間違ってる。





もう愚痴だらけだ。
イライラして楽しいことも楽しめない。
ワタシだけが張り切っているようで、浮いているようだ。



こんなことでいちいちイライラしているワタシもココロが小さいんだろう。
牛乳飲んでカルシウムを採ればイライラは無くなるんだろう。



それにしてもだ。
納得が出来ない。



明日はとびっきりおしゃれしてイライラを吹き飛ばすんだ。



2003年05月12日(月)


月曜日は2限目だけの授業で、お昼には終わってしまう。


友達と自転車に2人乗りをして
3キロ先のデパートまで見てるだけーのウインドウショッピングをしに行った。
久しぶりのデパートで2人共いい年してはしゃぎまくって
広いデパートの中を歩き回った。



ゲームセンターで久々のプリクラを撮り
一服しようと喫煙所を探した。
今まであった場所に灰皿はなくて、「健康増進法」のために
デパートの中の灰皿は全て撤去されていた。



仕方なく外に出て入り口の灰皿の前で休憩。
「どこ行くー?」
「どうしよっかぁ。」
「まだ7時だねぇ」
「うーん。お金もないしねぇ。」
「帰ろっか。」


外は明るかったけど、時計を見るともう7時で
課題のプリントが終わっていなかったのもあって
早めに切り上げることになった。





「久しぶりに美容院の前通っていかない?」
わざとらしいよ、なんて言われながらも
帰り道は美容院の前を通る、少し遠回りの道を選んだ。
いつもお店の中で働いている姿を横目で見ながら通り過ぎる。
いない時もあって、そういう時は思った以上に落ち込んでしまうんだ。



美容院の看板の近くに自転車を止めて
「それじゃ。また明日ね」
そう言った瞬間だった。




友達の後ろの方から魔法使いのあの人が歩いてきた。
「あ!」情けないことに思わず出たコトバはそれだった。
「おぉー!久しぶり!」
「久しぶりです!」
思ってもいなかったハッピーがワタシに振りかかってきた。




今、ワタシの目の前にいるのは
いつも横目で見ていたあの、大好きな魔法使いのあの人だった。
前と同じバーバリーのストライプのシャツを着ていた。



「何してたの?」
「今デパート行って来て、その帰りなんです。」
「え!今さっき俺も行ってたんだよ。明日美容師の運動会があってさ」
「運動会?!」
「そうそうー。走ったりするの。」



今さっきまでワタシたちが居たデパートに
魔法使いのあの人もいたなんて。
すごい偶然。すごいよ!すごいよ!!




直視してしまった。
こんな偶然、めったにないよ。
お店の外で、しかもこんなに普通に話せるなんて。





夢みたいで嬉しくて嬉しくて
ずっと話していたかった。




帰り際、手を振ってくれたけど
恥ずかしくて振り返せなかった。





興奮しながら友達に電話をかける。
声が大きいと笑われた。
「ワタシ髪の毛ボサボサじゃなかった?」
「そういえば、話しながら髪の毛直してたね(笑)」
嬉しさのあまり、ワタシはどんなことを話したのか思い出せなかった。




ただ、ワタシの送ったメールの内容をちゃんと覚えてくれていて
美容院の前にあるレンガの植木に腰掛けて話す姿勢をとってくれたことは
はっきりと思い出せる。




毎日頑張ってたご褒美なんだ。
だからこれからも頑張らなくちゃ。





捨てようと思っていた思い出も
もう少しだけ留めておこうと思った。
モノを捨てても過去は捨てられない。
一緒に歩いて行くことに限界を感じたときに
よく考えてどうしようかって決めたらいい。


どうしてそこまで必死に抱えようとするのか。
落としたものは泣く泣く諦めがつくけれど
自分の手で地面に置いたら
その瞬間、一気に全てが無くなってしまうような気がするから。
いらないモノでも一緒に抱えていたい。
安心するから。
時として、それらがワタシ自身を傷つけるものだとしても。
ワタシはそうやって歩いてきた。



だけど、今度こそ自分の手で地面に置いて歩いていけるような気がする。
一個ずつ、一個ずつ。
たまには二個ぐらい。
そうやって光の射す方へ歩いて行けるんだ。
山積みになって前が見えなかった。
きっと少しずつ道しるべが見えるようになるはずだ。




2003年05月11日(日)


太陽族のNEWアルバム、毎日聴かないとどうかしちゃいそう。
大好き!あの声、詩、音楽、全部がワタシのココロに染み渡ってく。
朝の目覚まし、支度中、帰宅後、就寝前、ずーっと太陽族。
MDウォークマンが壊れて通学中に聴けないのがイタイ。
オークションでも少し高い。
誰かに譲ってほしいんだ。ホント、傷だらけでもいいの。
聴ければいいの。通学中にも太陽族を聴いていたい。




朝9時から6時間かかってやっと91点まで点数を上げました!
ギリギリで合格。
これでやっと卒業検定が受けられるんだ!ヤッタ!!
土曜日には受けに行こう。
でも、油断したらきっとすぐに落ちちゃうから
また少し教習所で試しに受けてみなくちゃ。
お金かけて受けて落ちるのって、ワタシがワタシを許さない。



後から聞いた話し、5回めの仮効果は簡単らしい。
ってことは、実力じゃなくて少し優しい問題だったか受かったの?!
キー!!なんか悔しい!
本試験、絶対受かってやるんだ!!
がんばるんだ。





寝ぼけてたとはいえ、大事に大事に保護していたメールを削除するワタシ。
悲しすぎる。バカすぎる。どうしようもない。
消えたモノはもどってこないんだ。
機械ってこれだから嫌い。
大好きな魔法使いのあの人のメールはゼロになりました。
携帯を落とした、とかそういう理由なら「仕方ない」って思えるけど
自分で寝ぼけて消したって本当ありえない!!






まん丸の白パンを焼き上げた次の日。
腕がものすごく痛い。
パン生地を捏ねただけなのに。
しかもたったの10分。
確かに、思っていた以上に疲れたけど
あれだけで筋肉痛になる自分がちょっと情けない。
毎週末、パンを焼こう。
美味しいパン。今度はチョコパンにしようかな。
パン生地を捏ねて叩きつける瞬間が結構好き。
嫌なこと思い出すとすごい力が出るけど
せっかくなら、大好きな人に食べてもらうんだ!みたいな気持ちで
楽しく捏ねて叩き付けた方が美味しさ倍増する気がするんだ。
恨み辛みを混ぜ込んだら上手く焼けても美味しくないよね。



白パンにキャラメルを塗って明日、学校に持っていこう。




うん。なんか、最近すごく楽しい。
メール削除したことを除けば、ワタシに光が射してる気がするんだ。
大丈夫。焦らなくたっていいんだ。




2003年05月09日(金)


勝ち負けでしかモノ事を考えられない人っていう訳じゃないけど
ワタシには絶対に負けたくない事がある。





負けてたまるか!こんちくしょー!




ワタシ、そんなに小さい人じゃない。
ワタシ、そんなことで凹むような弱い人じゃない。




今のワタシに何を言ったって、へこたれないよ。残念だけど。




背が小さくたって、パワーが無くたって
へこたれない自信だけはいっぱいあるよ。




誰かの上に立ちたいわけでもないし
見下したいなんてこれっぽっちも思わない。
ただ、外見や人から言われたことで人を判断するような人に
ワタシのこと悪く言われたくない。
まして、そんな人に大好きな友達のこと悪く言われたら
頭に来て殴っちゃうんだから。





さて、この勢いで明日の仮効果、90点取って合格しちゃいましょう。



2003年05月07日(水)


教習所の学科試験の前の仮効果測定が受かりません。
95点満点中90点で合格なのに
いつも86点とか、80点とか。今日は78点。ヤバイヤバイ。
1日に2回受けるのは意味ないなぁーと判明。
また明日、学校が終わったら受けに行こう。
がんばっても集中力が切れたらどうしようもないんだ。
後少し!がんばらなくっちゃね!



蓮根を薄く切って、その間にひき肉を挟んで油で揚げる、蓮根の挟み揚げ。
1時間30分かけて出来上がり!
少し多めに作って明日のお弁当のおかずにしよう。友達の分も。
ガスコンロが1個しかないと同時進行で何も出来ないのが痛い。
1時間30分後、ブロッコリーとアスパラを茹でてレタスと一緒にサラダ。
結局なんだかんだで夕食にありつけるまで2時間かかってしまった。
お腹ぺこぺこで一気に食べて、少し食べ過ぎたかも。
少しお腹が張ってて苦しいよ。
自分のために一生懸命ご飯を作るのが最近楽しすぎる。
今日は何を作ろうかな。
もう少しで生野菜が痛んでしまうからサラダにしなくっちゃ。
お豆を茹でて食べようかな。
そんなことを考えて家に帰るのが
今はとてつもなく楽しくて、ワタシに元気をくれることのひとつ。


学校からヘトヘトに疲れて帰ってきても
ご飯を作る時は不思議と元気になっちゃうんだ。
自分でダイエットメニューなんかを考えている時は鼻歌なんか歌っちゃうよ!



目指せ!−4キロ!!





キットカットがワタシを呼んでいます。無視!無視!!






明日は暖かくなるみたい。
サンダル履いて行こうかな。
スカートとお気に入りの重ね着で女の子らしく。



おしゃれが楽しい季節です。暑いのを除けば。
いかに涼しくなれるか!
コレ、かーなーり大事。
露出しないで涼しく過ごす格好って何気に難しいのです。
朝起きて歯磨きをしながら着ていく洋服を考えて
タバコを吸いながらぼけーっとコーディネートを考える。
朝から頭使いすぎ!でも楽しいんだ!







2003年05月06日(火)


空気を入れ替えようと思って窓を開けた。
風が吹いた。
濃い、海の匂いがして、べっとりとした湿気がまとわりついてきた。
こんなんじゃ空気を入れ替えてもなぁー。
3分くらいですぐに閉めた。


エアコンの除湿で湿気取り。
ワタシに湿気は大敵で、ちょっとでも汗ばむとこの時期からエアコン大活躍!



ちょっとだけ、のつもりが結果的には大量のお菓子を食べてしまって
ものすごく後悔。
その上、サラダまで夜食べてしまいました。
あーあ。せっかく痩せたのになぁ。戻っちゃうよ。
大好きな魔法使いのあの人に会った時、痩せたね?なんて言われて見たいよ。
いつか!きっと!ひと回り小さくなってやるんだ!
でも、健康的にね。




無印で密閉タッパーとバスマットを購入。
コーヒーミルで砕いたコーヒー豆を入れるため。
最近、コーヒー豆が懸賞で当たって、ミルで砕いてドリップして飲んでます。
やっぱり美味しい。缶コーヒーも良いけれど、ドリップしたてのコーヒー最高!
カフェイン中毒に拍車がかかったようにコーヒーばっかり飲んでいます。
タバコにコーヒー。体に悪いものばかり摂取するのに一生懸命。
だから、歯が黄色くなってしまうんだ・・・。
歯医者に行った時、
「歯、白くしてください」って言ったのに
「あなたはね、白くする前に虫歯の治療が先よ」なんて言われてしまい
いつか白くしてもらうためにせっせと通ってます。
学校と提携している歯医者のため、学生証を持っていけばお金はかからないけど
その代りめちゃんこ痛い。毎回、必ず泣きます。
しかも虫歯の箇所が上の前歯の裏って。
憂鬱になるくらい歯医者に行きたくないです。
それでも明日は歯医者です。





前髪を下ろすか、センターで分けてピンで止めるか。
毎朝考えます。ものっすごい考えます。
どうでもいいことばっかり神経集中させて考えています。
伸びてきたから下ろすと目にかかってしまって
切ればいいんだけど、切ったらピンで止められなくなってしまうし
本当どうでもいいことに悩んでます。



悩み事がこれだけなんて、ある意味幸せなのかな。







2003年05月05日(月)


見たくないものがあります。
会いたくない人がいます。
行きたくない場所があります。


行き着く先は辛くなるから、ということ。



この街に住むようになってもう少しで3年になります。
楽しいこともいっぱいあって、だけど、それと同じ分だけ辛いこともあった。
思い出しても何とも思わなくなった昔の恋や
今でも思い出すと辛くなってしまう恋、いろんな友達と出会ったこの街で
ワタシは今でも元気に暮らしています。



仕方なく見たくないものを見なくてはいけなくなったり
偶然、会いたくない人に会ってしまうことがあったり
でも、それは一瞬だからすぐに忘れてしまうことなんだけど。





瞼が腫れあがって右瞼が一重になる。
大嫌いな夏が来る。
どんなに気にしていても、汗は出てくる。
どんなに薬を塗っても汗には勝てない。
こんな自分の体質を恨んでも20年も付き合ってきたものは離れない。
小学生の時、手首にひどい湿疹が出て、どうしようもなかった。
眠っている時に痒くてかいてしまって、余計ひどくなって
包帯を巻いて学校に通っていた。
少し良くなってきたら乾燥させるように、と包帯をはずして行った。
少し曇りの日だった。今でもはっきり覚えてる。
包帯の巻かれていないワタシの手首を見て「きもちわりー」男の子が言った。
ワタシには見慣れた湿疹だけど、クラスの人にはただ気持ち悪いモノでしかなかった。
その日からワタシはクラスで独りぼっちになってしまった。



人にうつるものでもないし、触ったって何にもおきやしない。
だけど小学生にそんなことが理解できるはずもなく
ワタシはひたすら、そのコトバを受け止めていくしか出来なかった。



その湿疹は涼しくなるにつれて無くなって、
大人になるにつれて良くなっていった。



20歳になって、汗をかいても手首や首に湿疹が出なくなった。
だけど、その代わりに、手が荒れるようになった。
指先は洗剤を使うだけでボロボロになるようになってしまった。
どうしようもない。食器を洗う時はゴム手袋をつけるようにした。
1人暮らしを始めて東京の空気や水が合わなくてひどくなった。


ひどくなれば、指の間には湿疹が出来るし痒くなるし
赤くはれ上がることもある。



そういうワタシの指先を見て「どうしたの?」と聞かれないわけがない。
この学校に入って一番最初の夏、やっぱり聞かれてしまった。
思い出すのは小学校時代のこと。
昔と比べてよくなったとはいえ、やっぱり痛々しかったりするし
出来れば隠したいと思う気持ちは変わらなかった。
「ちょっとね。アレルギーみたいなものなんだ。」
それしか言えなかった。
「手荒れって大変だよね。早く良くなるといいね」
思ってもいなかった言葉が返ってきて、びっくりした。



気持ち悪いって思われていたことをずっと気にしていたけど
成長するにつれて、考え方も変るんだなってすごく実感出来た。



今年も大嫌いな夏がくる。
日焼なんてしない。
外にも必要以上出ることはしない。
それはワタシを守るため。
大嫌いな夏から逃げるための唯一の方法。



大嫌いだから、夏服はそんなに持ってない。
出かけることが少ないから、必要ないんだ。
でも今年は暑い外を長袖のスーツを着て歩き回らなくちゃいけない。
そう考えると、もううんざりしてしまう。
どくだみ茶を飲んで必死に抵抗しても
皮膚科に行って薬をもらって塗っても
ワタシの皮膚は治らない。
これから一生ずーっと付き合っていかなくちゃ。



がんばっていこう。



2003年05月04日(日)


5月2日、実家へ帰った。
3月に姉の結婚式で帰って以来、2ヶ月ぶり。
両親も祖母も元気で一安心。



東京駅に着いたとき、電話をかけた。
「あと2時間くらいでつくよ」
「今夜は何が食べたい?」
「お魚!!!」
「わかったよ。気をつけてね」
優しい優しい祖母の声を聞いて、早く帰りたくなった。
久々の祖母の手料理。やっぱりお魚は欠かせないよ。



思ったより早めについてのんびりひと休み。
ご飯も美味しくて、お風呂も広くてのんびりして
やっぱり実家がいいなぁって何度も思った。


母親が帰ってきて「あら?少し痩せたわね?」
髪の毛も黒くしていたし、結んでいなかったのもあって
かなり母親の中では「お姉さんになった」イメージがあったらしくて
すごく嬉しかった。年相応に見られるようになったんだ!




3日に、家の近くに出来た巨大デパートへ買い物に。
洋服屋やおもちゃ屋さん、CD、本、靴、雑貨、食品
とにかくいろんなお店がたっくさん入っているデパートは出来たばかりだった。
洋服を買ってあげるよと言われてウキウキ気分で歩き回った。
スーツ用の白いシャツとカーディガンとシャツが一緒になったトップと
レースとキャミソールがセットになったアンサンブルを購入。
くるぶしまでの裾の少しラメの入ったジーンズも。
見るだけーと思って入ったお店でかわいいサンダルを発見。
履いてみたらいい感じで、これも購入。
ビーチサンダルのような形だけど、紐?の部分がアルミのような銀色で
小さなお花や葉っぱがあしらわれていて、珍しいデザインだった。
母親に甘えて全部買ってもらった。
こんなのって久しぶり。
すごく楽しかった。




やっぱり実家って楽しいんだ。
みんなで笑いながらご飯を食べること、これって本当にすごく大事。
いっつも1人で黙々と食べているのが
本当に寂しくって、つまらない食事なんだって思ったし
出来るならずっとこうやって笑いながら食べたいなぁって何度も思った。




これでしばらくは元気が足りるかな。
前向きパワーも充電できたし、勉強もがんばろう!!






2003年05月01日(木)


公共料金を支払うために11時ごろのこのこと起きだして雨戸を開けた。
空は雲ひとつ無くて、真っ青な綺麗な色をしていた。
少し遅い1日の始まり。だけどとてもいいことが起こりそうな気がした。


ゆっくり外を歩いてカメラを持ってくればよかった!と少し後悔。
銀行でお金をおろして支払いを済ませた後
前のバイト先の洋服屋さんへスカートを買いに!
デニム生地でスカートの真ん中らへんからレースやかわいい柄の布があしらってある
前からほしかったスカート。やっと買える!



店長に取り置きを頼んでいたわけじゃないのに
ちゃんと取り置きをしてくれていて、レースが白のひとめぼれしたスカートを買うことが出来たんだ。
値段もお手ごろで、すごく嬉しくて。
店長と少しお話をしていたらお客さんが増えてきたから
邪魔にならないようにお店を出ることにした。
「またおいでね」
そのひと言がすごく嬉しかった。




一駅歩きたい気分だった。
隣りの駅までのんびり歩いてミスドヘ。
チョコファッションとポンデリングとホットコーヒー。
レシートと一緒に花の種をもらった。
明日からラッキーカードでもらえるプレゼントが
プランターや如雨露。花の種もそえて。
1日早かったけど種だけもらえた。
ワタシの部屋では育てられないなぁと思っていたら
そういえば花を育ててる友達がいた!と思い出してメールを打った。



天気がいいことや実家は楽しい?なんてことをつけくわえて送信。
そうしたら今はもう実家から帰ってきていると返信が来たから
遊びに行こうーと誘って、一緒にドライブに行くことになった。




延期になっていた単車のドライブ。
すごくワクワクした。





「バイクが彼女」って言ってたのを思い出した。
「ちょっと彼女にお邪魔するよ」と言って後ろにまたがった。


青空の下をビュンビュン風を切って走っていくのが心地よくて
やっぱりワタシも自動二輪の免許がほしいなぁと思った。
100キロの速さを体全部で体感。
風が強すぎて目を開けていられなかったけど
すごく気持ちよかった。
コンビニで地図を見ながらどこに行くか決めて
幕張公園まで行くことに。
1時間でついて、のんびり公園を歩く。
ベンチに座ってコンビニで買ったコーヒーを飲みながらタバコを吸った。
「そうえいばさ、1年の時も同じクラスだったけど
 こんな風に遊ぶほど仲良しじゃなかったよね」
「だねー。出会いはどこに転がってるかわかんねぇよな」
楽しくおしゃべりをして、散歩して、帰ることに。



家の近くについてからお腹がすいていたからレストランでご飯。
どうしてかわからないけど、すごくまじめな話になった。
人間観察がお互い好きだっていうことがわかって
妙に親近感がわいてしまった。




「考えすぎなんだよ。」
「気にしすぎ」
「疲れない?駄目だよそんなに考えちゃ」




ワタシが友達関係のことでいろいろ思っていることを話したら
その友達は同じことを何度も繰り返した。
「考えすぎ」



ワタシ自身、そんなことないよって思っていたけど
結果的にはそういうことになった。
やっぱりそうだったんだ。
気がついていないようで、本当はわかってた。
でも、どうしたらいいのかわからなくて
ずっと曖昧にして逃げてきたこと。
それらが今日、ほんの少しだけ溶け始めてきたような気がする。




ずっと下を向くことしか出来なかった。
でも、今は上を向いてみたい。
だけど、そんなにいきなり前を向くことは怖い。
だったら今まで影ばかり見ていたのなら
今度からは影の先の足元を見られるようにしていけばいいんだ。
足元が見られるようになったらもうちょっと上。
もうちょっと上が見られるようになったらもっと上を。
そうやって時間をかけてゆっくりでいいから
上を見ていけばいいんだ。



そうすれば今まで悩んでいたことや
気がつかない振りをしていたことを
きちんと乗り越えていける気がするんだ。




時間をかけてワタシの壁を作って来た。
壊すの簡単だと思ってた。
だけど思っていたよりも頑丈で
壊そうとしても壊れなくて立ち往生してた。



それが今日1段壊れた。
1週間後にはまた1段壊すことが出来るかもしれない。
もしも出来なかったとしても落ち込むことはないんだ。
2週間後には壊れているかもしれないから。



焦って焦ってどうしようもなかった学校に入ってからの2年間。
3年目でやっと壁が壊れていく。
時間をかけて、ゆっくり柔らかくして、壊していこう。




大好きな友達、ありがとう。
君のお陰でワタシは随分と楽になれたよ。
困った時はまた君に相談をするよ。
その時はチョコレートパフェを食べに
ちょっと遠くのデニーズまで君の彼女と一緒に行こう。
彼女を綺麗に磨くお手伝いもしてあげるよ。









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