ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2005年10月30日(日)  LOVERS

ずっと見そびれていた「LOVERS」がテレビでやっていたので見た。

まず、鮮やかな色彩が好き。衣装デザインのワダエミさんのお陰です。
衣装がすごーくよかった。画面に人が出てくるとまずそこを見てしまう。
チャン・ツィイーも金城武もアンディ・ラウもきれいです。
チャン・ツィイーは踊りの養成所にいたとか聞いたことがあるけど、本当に動作がキレイ。
登場人物たちのアクションは、さすが中国映画、っていう感じ。
満足度はかなり高かった。

でもなんだろう。あと一味足りなかった。
ストーリー展開かなあ。テレビだからどこか省略されていた可能性もある。
設定はすごくよかったのに、もうちょっと盛り上げる方法もあったんじゃないかなあ、という物足りなさが残った。
決められた時間の中ではそれも仕方ないというところではあるけれど。
それは高望みっていうものか。

2005年10月25日(火)  お決まりの行事

また引越しがある、ということを、噂に聞いてはいた。
かなり確かな筋の情報だったし、組織変更の様子からいって、予想はしていた。

普通オフィス移転なんか、滅多にないでしょ。
一度あったら十年はないと思うでしょ。
一年後には違うところにいるかもしれない、なんて考えないでしょ。
ところがここではそれが有り得てしまうんだなあ。
レイアウト変更も引越しも、年中行事の一部。
面倒なことなだけに、そういう勘は働く。

今日、引越し先の極秘情報を聞いた。
予想よりも立地条件が悪かった。
距離は遠くないけど。不便。
不便でも決定なんですか? ホントに。

他の支店に比べたらずっとましなことはわかってる。
そもそもこの仕事は転勤がツキモノ。
日本全国、世界各地に単身赴任の人、長期出張の人、が山ほどいる。
それに比べたら東京をうろうろしてるくらい、なんでもないのかもしれない。
そうは言っても、やっぱり、いい加減定住してほしい。便利なところに。

やってもやっても終わらない仕事にも疲れてきたし、これを機に次の契約、本気で考えておこうかな。
一つの会社で引越しを繰り返すのも、転職するのも、派遣で職場を点々とするのも、必要なパワーは変わらない。
あんまり仕事にパワー奪われると私生活がぼろぼろになるんで、私もそろそろフェードアウトしたいなー、なんて怠け心がかなりすくすく育ってます。

引越しを決める人たちはどうせ秘書や部下がいるから億劫じゃないんだろうけど、こまごましたことを引き受ける方は大変なのって知ってる?
コスト削減とか無駄を省けとか、けちけちしてるくせに、新しい名刺とか住所変更の手続きとか部屋の改造とか、組織変更だけでどれだけ経費かかってるか、ちゃんと把握してるのかいな。

2005年10月15日(土)  行き先決定

旅の行き先が決定しました。

先日予約しておいた仙台の旅館は遠い分交通費が高くて、
予算面で迷っていた。
仮に千葉の宿をキャンセル待ちで押さえておいたのだけど、なんかもうちょっと遠く行ってもいいなあ、と思っていた。

今朝もう一度パンフレットを眺めていて
「ここは行ったことないな……」
と思ったところでWebでその旅館を調べてみた。
かなりいい感じ。交通費込みでも安く抑えられそう。
そこで、旅行代理店に即電話。
なんと空いてました。ラッキー。
寒がりの父は話を聞いただけで身震いしそうな場所だけど、
仙台よりは寒くないんじゃないか?
(土地勘ないのでまったくわからない)

あとで計算してみたら、福利厚生の助成金とかいろんなの差し引くと、
当初想定より断然安い。
ツイてます。
「10月は年末年始の旅行に思わぬ掘り出し物が」とあった細木数子の本に「ないらしいっすよ」と突っ込んでいたのですが。
細木さん。当たってました。疑ってごめん。
世の中の水星人マイナスの人は年末年始の旅行を探すなら今です。

そんなわけで、年越しは旅館でまったり(だらだら?)してきます。

2005年10月14日(金)  スパイ募集中

イギリスではスパイを公募してます。
http://www.mi6.gov.uk/output/Page18.html

MI6といえば、あの007ことジェームズ・ボンドの所属組織。
もちろんあれはフィクションだけど、日本の警察の公安にしても、アメリカのCIAにしても、ちょっと秘密めいた組織には興味を惹かれるものがあります。
素朴な疑問というか純粋な興味で、一体どんな人がいて、どんな生活をして、どんな任務をしているのか、とか。
映画「Mr & Mrs Smith」みたいな感じ?
(任務ではなく、普段の生活が)

最近はダイアナ妃の死の謎の解明に匿名で協力する人がいたり、
随分オープンな印象もあるけど、まあ確かにそういう組織が存在する以上、所属している誰かが複数いるわけで、職務の特性上、芸能人や芸術家のように突出した個性派というよりは、どう見てもごく普通に地味な人としか見えない人のはず。

おもしろいなあ。
応募した人は当然周囲に言ってはいけないんだよね?
(……とは書いてないみたいだ。)

日本でも、こういうの、どうでしょう?

2005年10月13日(木)  もういくつ寝ると?

お正月に一泊で近場の温泉にでも行こうか、と両親が言うので、
会社の福利厚生でもらった旅行券が2年分あったのを思い出して、
使ってみることにした。

今日はたまたま午前中外出で午後から出社の予定だったので、
会社に戻る前に旅行代理店に立ち寄ってみた。
しかし。
いつものことながら、行動が遅かったらしい。
既にほとんど満杯状態なのだった。
中には40組キャンセル待ち、という状態の人気の場所もあって、
「そんなに待ってるんじゃとりあえず予約できないだろ……」という感じ。
九月の発売開始時点でさーっと埋まっちゃうんだって。
あらあら。
みんな暑いうちから正月の計画をしっかり立ててたのね。

前にも、11月末になって父が突然思い立って旅行が決まったことがあった。
その時はもう本当に何も残ってない、という状態で、旅行代理店の人が「ここはおすすめではないんですが」という前提付きの宿に泊まった。
いくらなんでもそこまで変なとこじゃないだろう、と思ったのだが、本当におすすめじゃなかった。
歩くと床がぎしぎしうるさいし、料理もあんまり……なのだった。

しばらく恋愛の波風もないためここ数年、お正月は友人と一緒か、両親と過ごすか、という感じなのだが、人生の中であとどれくらい親と一緒に過ごせるかわからないと思うと、それもまた悪くないという気がする。
特に最近思うのは、無計画な私のこと、この先何があるかわからないので、例えば東京以外の土地で生活するとか、万が一結婚して子どもができたりすると、親と会うのは何年かに一度になったりすることもあると思う。
お互いに健康で元気で割と自由、という状態もいつまでも続くわけじゃない。
今は「その前にしっかり親孝行しとけよ」という猶予期間なのかも。
そう思うと、これも貴重な時間だな、という気がするのです。

なんて言いながら、結果的にこのまま年をとっていくだけで何も変わらなかったりして。
気付いたら風呂上りに親に白髪抜いてもらったり、とか……。
(怖すぎてこれ以上想像するのは自粛)
結局、これはこれで親不孝……?

2005年10月12日(水)  朝の遭難者

朝、会社のエレベーターを待つ間、何か考え事をして、思い切り深くまでいってしまった。
目の前のエレベーターに乗り込んだ後で、
「あれっ、これ乗ってよかったんだっけ!?」
と一瞬自分がどこにいて何をしているのかがわからなくなった。
(途中の階を飛ばすエレベーターと全部のフロアに止まるエレベーターがある)

ということを早く来ていた男の子に笑いながら話したら、
「大丈夫? 今日早く帰った方がいいよ」
と真剣に忠告された。

いや、疲れてたわけじゃないんだけども。


今やっている仕事に一緒に取り組んでいる隣の部長さんが先週末、ついに体調を崩した。
そりゃあお偉い方を連れて1泊2日車で旅をすれば、誰だって体壊します。
気の毒だなあ、と思ってたら、これまた一緒に仕事している天然マイペースなおじさんが、
「あの人でも疲れることがあるんだね」
と言い放っていた。
いや、疲れますって。連れまわされた恨みを述べているのですか?
悪気はないのにかなり暴言を吐くので怖い。

2005年10月10日(月)  爬虫類出没事件

先日から、ペットの蛇やらサソリやらイグアナやらがあちこちで捕獲されているけれど。

そういえば木曜日の午後、外出で本社に行った時のこと。
用事が終わってオフィスに戻ろうと駅に向かう途中、本社の別館の前を通りがかったら、一メートルくらい先のタイルの上で何かが動いた。
何気なくそれを見たら、なんとそいつは蛇だった。
驚いて思わず「わっ」と色気のない声を上げてしまった。
見たことのない(というより蛇に遭遇すること自体、人生で20回もないけど)、深い緑とか黄色とか茶色とか、なんかいろいろな色の縞の蛇だった。
あれもどこかのペットが逃げたものなのかなあ。

実家にいた頃、近所の公団住宅で、住民が飼っていたサソリが逃げたから気をつけるように、という連絡があった、と聞いたことがある。
気をつけろ、と言っても、どう気をつければいいんだか?

家に帰ったらニシキヘビがとぐろを巻いて帰りを待ってた、なんて冗談じゃないよー。

そういう生き物を飼っている人は、動物の特性とか習性をちゃんと理解して、責任を持って飼ってもらいたいものだ。
飼われている動物も気の毒だから。

……という私も、子どもの頃、ベランダでおたまじゃくしを飼っていて集団自殺させちゃったことがあるから、偉そうに言えないんだけど。
あれはびっくりしたなー。
ビンの中にいた6匹が全部消えてるんだもん。

2005年10月09日(日)  アウトバスの罠

先日、Webで上司の出張のお宿を探していると、
「一泊 4600円、アウトバス」
という部屋があった。

アウトバス?
聞いたことない言葉だが。

ブラックバスの仲間。または、オクトパスの間違い。
いや、ホテルなんだから、そりゃ関係ない。

アウトドア。ドアの外。
じゃあ、お風呂の外。
露天部屋?
いやいや、そりゃ変でしょ。
むしろ露天風呂のことを指しているのかもしれない。
でもやけに安い部屋だし、露天風呂付の部屋というのは変だ。
なんか霊でも出るのか。

よくよく詳細を読んでいき、考えた結果、
お風呂の付いていない部屋だと理解した。

もちろん出張の宿泊費は実費精算でそんなにケチる理由がないから、その部屋は却下。
それにしても、「風呂なし」とか「バス共同」って書いてくれればわかるのに、なんで「アウトバス」とか変な英語もどきを使うかなぁ。
それとも英語でもそういう表現を使うの? わからなくなってきた。

経営者が「なし」っていうのがイヤだったのかなあ。

「社長、うちのホテルの記事できましたよ」
「ほう。どれどれ。……バカヤロウ!」
「何ですか?」
「風呂なし、って風呂はあるだろうが!」
「いや、でも、お部屋にないですから……」
「風呂のないホテルだと思われたらどうするんだ!」
「じゃあ、バス共同、にしておきましょうか」
「バカヤロウ! うちは貧乏アパートじゃねえんだ」

なんてことがあって、苦肉の策で「アウトバス」とした、とか?

だけど。
このホテルだけかと思ったら、「アウトバス」で検索をかけてみると結構たくさんのホテルが使っている言葉だった。
やっぱり私が無知なだけなのか……。
よく読むと、共同の風呂がある、とも書いてない。
つまり、この部屋に泊まるとお風呂自体入れない、ってことなのかも?
「アウトバス」ではない部屋は「風呂付」としているのに、なぜ素直に「風呂なし」と書かないのですか……?
どう見ても不自然だって。

考えれば考えるほど無意味な泥沼にはまっていくので、この件は未解決事件として闇に葬ることにした。
あとは「Xファイル」捜査官の人が暇だったら調べてください。

いつか機会があったら、泊まってみることにします。
公共の安いお風呂がある温泉地だったら、という条件付で。

2005年10月08日(土)  最近の私

石焼いもの声を聞きました。
もう冬がやってくるのか。早いな。

昨日、あんなに必死で買い求めようとした雑誌は何を隠そう文藝春秋の「文學界」。
つまり、半年前に書いて出したものの一次選考の結果が見たかった。

午前中に本屋に買いにいってチェックしてみた。
当たり前のことながら、鼻先であしらわれた。
出す相手を間違ってるのは知ってたけど、他の3月31日〆切の賞(応募者を分散させる意図があるのか、いくつもある)は年度末で厳しかったから、〆切の日程的に楽というだけで一番可能性の低いものに出してしまった。
ネタが最近のドラマの傾向とかぶってしまったのと(やっぱ誰でも似たようなことを考えます)、枚数制限入れるために展開がいまいちになってしまったのと、二箇所ほど話の流れ上おかしいところがあったので(出す前に何度も読んだくせに、最近気付いた)、自分でも「そりゃそうだ」と納得。

先月Yahoo!で応募してたのも出したけど、
〆切間に合ってなかったので問題外。

今は、So-netのゴールデン・ブログ・アワードの応募を考え中。
賞金額が100万ってなると、ついつい惹かれちゃうのねー。
私もお金に弱い女なの。
http://blog.so-net.ne.jp/bee-dama/
(筆名変えてみた)

と、まあ量産体制に入った最近の私です。
誰も止める人はいないので適当にやりたいことやりたいようにやってます。
有言実行、たまにはしてみてるでしょ。

つづく。……のか?

2005年10月07日(金)  騙まし討ち

入手したい月刊誌があって。
会社帰り、終電ギリギリにも関わらず、駅前の本屋をのぞいた。
すると、店番のお兄さんが表にでている週刊誌の棚を片付け始めていた。
ピンチ!

「もう閉店ですか?」
と、ダメもとで突撃。
「えーと」
お兄さん困ってます。
だって店の奥はもう電気消えてます。
あの場所にあるはずなの、と目指す雑誌のある場所をじっと見る。
本屋じゃなきゃ手に入らないの。
「月刊誌ですか?」
「はいっ」
「買うもの決まってますか?」
「はいっ」
「じゃあどうぞ……」
お兄さん、根負け。
やった!
「ありがとうございます!」
ほとんどガサ入れっぽい勢いで私は急いで中に飛び込んだ。

あった。これだ!
と喜び勇んでひっぱり出してみれば、10月号。
見覚えのある特集。
今、10月です。
新刊は11月です。
ダメじゃん!

「ありましたか?」
週刊誌の棚を店の中に入れながら、お兄さんの心配そうな顔。

「違いました」
そう言ってから、なんか言い方悪かったかな、と思ってあわててフォローのつもりで付け加えた。
「まだ古いままでした。新しくなかったです」

あんまりだ。人の好意に対して。ひどい女です。
でも本当に、フォローのつもりだったんです。
許してください。

2005年10月04日(火)  大人になったと思う瞬間

大人になったなと思った瞬間。

「手相の勉強してるんですけど」と近付いてきた女性を一瞥して黙って立ち去ることができた時。
内心「けっ。自分の手でも見てろ」と思ってしまいました。
私もいやな大人になってしまったものだ。はっはっは。

以前はこういう人たちによく声をかけられ、まれに話を聞いてしまうこともあったものだ。(途中で気付いて断ったけど)


家にやってきた宗教の人に
「別の宗教の信者なので」
と平気で言ってのけた時。

以前はしどろもどろになってうっかり話を長引かせてしまったりした。

平然と嘘がつけるようになってしまって。いいのか、これは。


2005年10月03日(月)  初めての人間ドック

人間ドックというものを初体験。
思ったよりも次々に検査してくれて、8時半から11時半まで、半日で検査完了。
お昼を食べて検査結果を聞くまで休憩。
そのお昼ゴハンがなんと「宮内庁御用達」なんてお店のもので、
かなりおいしかった。
(何をしても食事のことしか考えてないなんて……)

胃の検査は本当はやりたくなかった。
でも、オプションなら断るつもりだったけど普通にメニューに入ってたからやむを得ず、レントゲンを撮ることになった。
前に間違ってやった時は(希望しない、に○したにも関わらず、病院の手違いでうっかり受診)、暗ーい部屋に怖いおっさんがいて、「飲め」って有無を言わさず炭酸と0.5リットルくらいのバリウムを渡されて、泣きながら、叱られながら飲んで、ぐるぐる回されて、「おえっ」って感じだった。
本当に最悪だったので、生涯胃の検査はするまい、と思っていた。
この病院の人は誘導がうまくて、割とスムーズに飲めた。
バリウムの量も前の半分くらい。(なんだよ、あれ、飲みすぎてんじゃん!!)

午後、お医者さんに検査結果をすると、「いたって健康」と太鼓判を押された。
詳しい結果はまた後日郵送されてくるけど、とりあえず問題ないらしい。
子どもの頃は長生きできないと自分でも思ってた病弱な子だったのにねえ。
旺盛な食欲のせいなのか。図太い神経のせいなのか。
ちょっと「働きすぎ」くらいは診断してほしかったけど(?)、まあよかったじゃないですか。
「この病気になるということはないってことですね?」
(自分でなるんじゃないかと気になる病気があった)
「いや、今はこの数値ですけど、これは変わるんで、毎年診ないとね」
あ、やっぱり?
でも、なんだかんだいって、検査費用高いんだよね……。
宮内庁御用達じゃなくてもいいから安くならないかな。

インターネット上で評判のよい病院だったんだけど、確かに納得。
私もかかりつけの一つに加えておこう。

2005年10月02日(日)  さすがにくたびれました

この週末は、いろいろありました。
こんなにのほほんと生きている私にも、
災難というものはある日突然やってくるのです。
思いがけないところから。

とにかく思ったことは。
人生いろいろ。三つ子の魂百まで。ってことで。
度を過ぎた嘘は身を滅ぼします。
ついた方もつかれた方も消耗します。
気をつけよう。

昨日はわけあって、訳ありの人たちが行く場所に出かけた。
そこにはいろんな人生の縮図が。
いやー。私にはあんな仕事はできません。
テレビドラマの世界って意外とリアルだな、
なんて自分も関係者なのに傍観者めいたことを考えました。
……って何言ってるかわかりませんが、
とりあえず今日も無事生きてることに感謝しておきます。
あー、もう本当に死ぬかと思った。

日曜出勤して、その後実家に帰った。
父は九月、母は十月が誕生日なので、一緒にお祝い。
せめてそれくらいはね……。
来年はみんなが本当にハッピーな気分でお祝いできますように。


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