ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2001年10月31日(水)  聞き違い女王

や、やってもうた。またもや。

耳がおかしいのか、脳みそがいかれてるせいなのか、私はよく人の言葉を聞き間違えてしまう。

「午後に○×さんが来るんだけど、売れ筋リストが欲しいんだって。用意お願いします」
「はーい」
売れ筋リストが欲しいなんて、マニアックなお客さんだなあ。
と思いつつ、出したことがないので人に尋ねる。
その人はとても忙しいところ、私にいろいろ説明してくれた。

「売れ筋リスト、今出しますから」
「え? 何?」
「売れ筋リスト。○×さんにお渡しするんですよね?」
「ううん。プレスリリースじゃなくって?」

がーん。
プレスリリース!!!

なんでこんな間違いをおかしたんだろう。

更に。朝、出かける用意をしている時。
TVから聞こえた声。
「ラブホテルで国務大臣が……」

な、なぬ?
思わず振りかえって画面を見ると、ニュースをやっている。
アフガニスタン関連のニュースだ。
「ラムズフェルド国務大臣」という文字。

あ。そ、そういうことね……。

それにしても今回の戦争の関係で出てくるアメリカ人、変わった名前が多いなア。

2001年10月30日(火)  2001年後期バカンス計画

考えてみると今年は旅行が多いなあ。
お金も使い果たして、この年で貯金がこれっぽっちっていうのはかなりレッドゾーンって気もするけど、自己投資と思えば。
「お金は貯めるだけではなく、遣うもの。そうやってうまく循環させなくては意味がない」とある人生の師に言われたことがある。
そうそう。遣わなきゃね。
世紀末を体験してからなお、そう思うようになった。
稼いだお金を貯めといて、遣う前に死んだら意味ないじゃんか!

今日も残業だったけど、駅で電車を待つ間に一緒にハワイ行きの友人Cから電話が。
「前にハワイに留学してた妹がさー、ノースに行った方がいいって言うんだよね」
「うん」
「イルカなんかよりこっちの方が絶対イイって言うんだけど」
「うーん」
イルカと泳ぐ計画は、私の中でかなり具体化&それを目標に毎日仕事を頑張っているので、返事に困ってしまった。
「今Sさん(同じく同行者)と一緒にいるんだけど、どうしようかって」
「ところで今、どこ?」
「渋谷」
「なーんだ、それを早く言ってよ。近いから行く! 直接話すのが早いよ」

結局、私が開けたスケジュール帳を見て、Cが一言。
「あ、ほらかなりイルカの気分だよ。だと思ったんだよねー」
そこには「イルカ」の文字だけが書かれていた。
あはは。だって、もう予約したんだもん。
「それで、ノースの方はどういう計画なの?」
「車でノースに行って海で遊んで、帰りにパイナップル畑を通って買い物するの」
「ちょっと待って、誰が運転するの? え? 私!? 待てぃ。国際免許とらないと」
「日本のでいいんだよ」
「ウッソ。信じられない。無法地帯じゃん! ていうかCのナビはだめ。絶対無理」(以前、Cのナビで運転してエライ目に遭った)
「ナビはSさんで」
「どっちにしても、行ったことないのに海外で運転なんてできないよ〜」
「大丈夫だよ。高速のってすうーっと行けばいいんだもん」
「ええっ、高速!? ますます無理!!」

そんなわけで、イルカと泳ぐ計画は続行となったのでした。

その前に、冬に向かうと思って油断してゆるんだお腹をなんとか引っ込めなくっちゃ!!
みっともなくってセパレイツ着られないよう。(切実)

2001年10月29日(月)  ラストスパート

今週は今の職場で働く最後の週。
あれもこれも仕事が山積みとなったままなので、がしがし働く。

しかし、日曜に休んでも働いても、月曜はいつになっても苦手。
なぜか月曜日は必ず寝不足で、夕方以降集中力が切れる。
いやあねえ。

* * * * *

「えーと、これはこうで、こっちはこういうふうにやります」
「違う違う、これはこうするんです」
なんて今やえらそうに説明とかしちゃうけど、実は私も去年の今頃はこんな風に引継ぎを受けてたんだよなー、とふと思う。

「どうしよう。これやる頃には森崎さんもういないんですよねー。もうちょっといてくださいよう」
と引き継がれる方はパニック。
やること、いっぱいだもんね。
でも、大丈夫。
私だってなんとかなったんだから。
なんとかなるさ。

私がいなくなったら、旧体制の人間は消滅する。
これは生まれ変わるチャンス。
私が残ってたら、変わるものも変われなくなるとも思うし。
大変なのはわかるし、だから私も逃亡するんだけど(すまぬ〜)、今こそ無駄なものは排除して、必要なことだけを見極めていくいい機会じゃないでしょうか?
なんて思うのは無責任かなあ。

2001年10月28日(日)  最後の休日出勤

今日は最後の休日出勤。
ウィークデイにどうしても片付かないデータを整理するために、仕事に出る。
一応派遣社員の身なので、社員の人に事前に予告して許可はとっていた。

朝から雨。
超やる気ないっすよ。
しかしやむを得ない。しくしく。

守衛のおじさんに鍵をもらいに行くと。
「社員証見せて」
ここの守衛さんは、人によって全然対応が違っている。
いつもは顔パス(笑)である。
前も社員証を求められたことはあるが、その時は出しただけでちゃんと見てなかっ
た。とりあえずそういうものがあればよかったらしい。
今回もそうかと思いきや。
「ん!? この社員証違うよ」
そりゃそうだ。私は社員じゃないもの。
「困ったなあ。名刺とかある?」
あるか!! 社員じゃないし、別にわざわざ作るほどお客さんに会ったりしないも
ん。
「これだと鍵を渡すわけに行かないんだなあ」
はい? 雨の中、しかも日曜日にこんなとこまではるばるやって来たってのに!
なんでまた今日に限ってそんなこと言い出すの。
「私だってこんな日に出る契約じゃないんですけどね」
思わずおっさんに愚痴ってしまった。おおっとイケナイ。
……結局、まあそうは言っても仕方あるまいっつうことで入れてもらった。

誰もいない会社っていうのは、コワイ。
自分の視界に入らない空間で何が起こってるかわからない恐怖。
PCでCDをかけて時々歌いながら仕事をする。
だってコワイんだもーん。

音楽がかかってると集中できないという人もいるけど、私は音がない方が気持ち悪
い。
普段は電話がよくかかってくるので、音楽ナシでも寂しくないけど。
私って基本は寂しがり屋なの。
音がある方が眠れたりするし。
え? そうは見えないって?? 失礼なっ。

2001年10月26日(金)  恐怖政治

今になって少しずつ、彼女の呪縛から解き放たれるのを感じる。
本当に、窮屈な生活してたんだなあ。

彼女の言葉は絶対で、それを守るのが、仕事。
常識ではありえないと思うことも彼女がしろと言えばやらなくてはならない。
余計なことは言ってはいけない。
何をするにも許可を得てからでなくてはならない。
彼女の下にいれば、責任能力も必要ないし、言われたことを黙ってやっていればいい。(言われることはめちゃめちゃ多いけど)
重要な部分は全て彼女一人の手の内にあり、私たちが知ることはない。

これを恐怖政治と言わずしてなんと言おう。

仕事のことを聞かれるたび、答えられないことが恥ずかしい。
なんか無能なやつみたいで。

彼女は仕事ができる人だったけど、いい上司だったとは言えない。
部下を育てることができない人は、上司としてある意味失格だ。

私も来週いっぱいの契約。
彼女の後始末で頭を悩ませる。
やれって言われるからやってただけなのに「なぜ?」って聞かれるのが一番困る。
私が内心無駄だと思ったって、経費がかさむと思ったって、上司がやれと言う以上、やるしかないじゃんか!!

ともかくいい勉強にはなった。
わかったことはたくさんある。
世の中いろんな人がいるということ、自分の精神的な限界点、やっぱり「健康で文化的な生活」をするのが一番ということ。

来月からはのんびりゆったり暮らせるかな。

2001年10月24日(水)  こんな時でもリゾート

なんと急遽来月半ばに海外に出ることが決まり、手配にオオワラワ。
友人が海外で挙式をするので、結婚式ついでに旅行という計画。
急遽といっても、前前から予定はあったものの、テロとか戦争の影響で取りやめになるものとほとんどあきらめていたので、実現に至るとは考えていなかった。
M、ごめん。っていうか、ダンナがすごいね。
「一族郎党引き連れて行くんだから死ぬ時は一緒」って決行を断言。
うーむ。ある意味尊敬するが、ある意味傲慢?

そういうわけでこのところ仕事以外でもバタバタしている。

他の友人も行くのだが、私は予定が今まで未定だったので彼らと同じ手配はできない。
まあ、一人で気ままにやるさ。
しかしまた何故に一人だと旅行代金が高くついてしまうのだ!!!
こんな急ぎでペアになってくれる暇な金持ちもいないしねー。
こんな時期でも意外とチケットとれないのだ。
今ヤバイから安くなってると聞いたのに、全然そんなことないみたい。
おかしい。みんな何を狙って??(←自分もだ)

それにしても私が某国に行く時、いつも彼らは戦争をおっぱじめるのはナゼだ?
「戦争を呼ぶ女」って感じ? ブラックだ。笑えない。

……これで本当に(隠し)貯金も底をつき、ゼロからのスタートと相成った。
いやー、さっぱりすっきり。(とほ)

2001年10月21日(日)  HAPPY SUNDAY

今日は至福の日曜日。
こんなに充実した休日は久しぶりだー。

夜更かししてビデオを見る。
「COOL, DRY PLACE」。
クレイマー・クレイマーみたいな話。
妻に家出をされて子どもを育てるためにキャリアを捨てた弁護士と息子。新しい恋人、帰ってきた妻。
妻の身勝手さに一人で腹を立てる。

眠る。

フレンチトーストを作って食べる。我ながらウマイ。

ビデオを見る。
「ムッソリーニとお茶を」。
第二次大戦前夜から終戦までのイタリア・フィレンツェを舞台に、そこに頑固に留まり続けたイギリス人とアメリカ人の女性、彼女たちに育てられたイタリア人の男の子の話。
ジュディ・デンチ大好き。レディ・へスター役のマギー・スミスも適役。
イギリスの名女優たちに食われて男性陣は影が薄い。
大富豪のアメリカ人女性はどっかで見たことがある特徴的な人だと思ったら、シェールだった。
ルカ役の男の子(子役)がめちゃカワイイ。
ああいう子なら欲しいけど大人になったらヤダな、と「子犬は欲しいが大きくなって欲しくない」みたいな勝手なことを考える。
フィレンツェの風景、美術品を眺めるだけでも見る甲斐がある。

洗濯とユニットバスの掃除。
残りのフレンチトーストを平らげる。
げ。食パン3枚分食べちゃった。

夜は昨日八百屋で仕入れたキレイな人参とジャガイモで、煮物でも。

2001年10月20日(土)  冬の支度

夜になると部屋が冷えるようになってきた。
そろそろフローリングのままだとちょっとつらいかも。

クリーニング屋さんからホットカーペットカバーを引き取る(笑。一夏越させていただきました)。
部屋中掃除機をあてる。
結構ホコリが漂ってた。うひ。(1週間ぶり)
クロゼットの中からホットカーペットを出していて、ちらりと夏の風物詩・扇風機を見下ろす。
明日でいいや。

ついでに冬の布団を出す。

……どうせクロゼットの奥に片付けなきゃいけないんなら今やるか。
やっぱり扇風機を解体。
お疲れ様。ありがとね。
お手入れして片付ける。
じゃ、また来年。

また掃除機をかける。(手際悪い)

明日は衣替えかな。

2001年10月19日(金)  音楽のもつチカラ

「ブラス!」を見る。

イギリスの炭坑の街のブラスバンドの話。
廃坑、失業、一家離散の危機、失望。
物語全体にたちこめる暗い空気は拭い去れないけど、音楽が気分を軽くしてくれる。

私も音楽をやってたからわかるなあと思って笑えたのは、ユーフォニウム奏者が「トランペット」と言われて「ユーフォニウムだ」と言い直すとこ。
よくあるんだ、これが。
楽器に詳しくない人はその違いがわからなくて、金管楽器はなんでもラッパだと思っている。
その楽器をやっている当人はプライドがあるから、それは心外だと感じるわけ。
友人も「そのバイオリンは」と言われて「ビオラなんだけど……」って言ってたし。
私は打楽器とかクラリネットとか、「見りゃわかる」楽器ばっかりやってたからそういう悩みはなかった。

ステージに立つ前の緊張感とか、終わった後の気分とか、そんなものを思い出しつつ、演奏している人たちの気持ちを考えるとなんか泣けた。
どんなことになっても生きていかなければいけない辛さとか、時代の流れに飲み込まれるしかない人たちの悲しみとかそんなことを考えた。

2001年10月18日(木)  噂

人の噂ほどあてにならないものはない。
でも、噂になるということは、それほどその人の存在が大きいということで、現実にそうなっては困るという気持ちの現れで。
コトの真相なんて私が知るわけない。
絶対に。

* * * * * * * * *

最近好調だなと思ってたら、それは、自分のペースで仕事ができるかららしい。ということに気付いた。
私って、とことん自分のペースでやんないとダメなんだなー。
ってことは秘書とか事務仕事、向いてない??
はうッ。(°Д°;

2001年10月17日(水)  夢

夢が異常にリアルで辻褄が合ってるのは気持ち悪い。
なんかあるのかな。

なんだか寓話みたいな夢だった。

2001年10月16日(火)  超にぶ。

どうもまたもや風邪菌侵入。
会社を出る頃くらいから喉がおかしい。
そして今かなりおかしい。
クーラー直撃モードだったからなぁ。
寒いという意識はなかったけど。
ていうか、一日でやられるか? 普通。
私ってもしかしてかなり鈍感……?

2001年10月15日(月)  Let's Smile(^-^)

メル友の某上役からのメール。

It has been a while since I saw your last smile.
There is no Yoyu on your face.
Please smile from time to time.

あう。
当たってます。見抜かれてます。

自分でも最近自分の顔がひきつってるような気がして。
あまりにも自分のキャパを超えて次々に「大至急!!」(いつも大至急!なのがウケル)がやってくるので、追いかけられる夢ばっかり見てたし。
「ど忘れ」というか「すっぽぬけ」が多くて、記憶力には自信をもっていたはずなのに、驚愕。(計算とか考える力が×なのでそれしか取り柄がナイ)
このままアルツハイマーでまずいとこまでいっちゃうような気がしてちょっとびびってた。

深呼吸して、落ち着いていきましょう。
出口が見えてきたよ。ほら。

2001年10月14日(日)  そんなもんじゃないはず。

テレビで「アトミック・トレイン」という映画をやっていた。
(注:ネタバレになるのでもしビデオに録画しているのを後で見ようとしていたらこの先は読まない方がいいです)

途中から見たから発端はなんだったのかわからないけど、暴走特急に核爆弾が詰まれていて、それがどんどん大都市に向かっていく、というどこかで他にも見たようなパニックムービー。
でもこの映画のすごいところは、大抵こういうのって間一髪でなんとかなっちゃうもんなんだけど結局どうにもならなくて爆発が起きてしまうこと。
これにはさすがにびっくりした。
最初は観る気じゃなかったのに、思わず最後まで観てしまった。

今の時期にこういうのを放映するって、すごい。
勇気があってこれを放映することで何かを訴えようとしているのか、それとも何も考えてないのか。どっちかだ。

核爆発が起きるかもしれない、という極限状態の中であわてて街を捨てて逃げようとする人たち。車やガソリンの奪い合いや暴動。
こういうのって本当人間の弱さと醜い部分。
やだやだ。
でもきっと実際にこういうことが起きたら、そうなるに違いない。

爆発シーンがまた強烈で、心底ぞっとした。

そういうところがよかっただけに、とても残念で不満だったことが一つある。
それまでのストーリーに時間を費やしすぎたからだと思うけど(主人公一家の人間関係も複雑だったし)、核爆発が起きた後あまりにもすぐにあっさり終わってしまったこと。
爆発しちゃったからにはそれがどれだけひどいものなのかもうちょっとストレートに見せたってよかったのに。
中途半端に希望を持たせるラストなのが「甘い」と思う。
あれじゃ核爆弾が爆発したって「別にたいしたことないじゃん」って思っちゃうよ。
そりゃそこまで深刻に放射能がどうこうとか言わなくたっていいけど。
あそこまでやるんなら、徹底的にやっちゃったってよかったのに。

きっとわかってない。
本当の核爆発は、こんなもんじゃ済まないんだ。
ヒロシマやナガサキの被爆直後の映像や写真を一度でも見たことがあるなら、わかるはず。

こんなこと、絶対に起こりませんように。

2001年10月13日(土)  VAIO パワーアップするの巻

近頃VAIOくんはご機嫌斜めだった。
メッセンジャーのインスタントメッセージがまともに開かない。
ソフトのインストール&UPDATEを受けつけない。
再起動やシャットダウンをするとそのままフリーズ。
強制終了に電源ブチッ。
♪これじゃ体にいいわけないよ♪

新しいの買う資金なんかないよー。
と泣きながら最後の手段でウィルスチェック。
なーんと、噂のNimda菌がいるではないか。
ぞろぞろ75匹も。
くうっ、お前なんかこうだ。えいっ!えいっ!

IEもバージョンアップ。
ついでにYa○ooのADSLを接続。
お? ダイアルアップしなくてもネットがつながる。
すばらしい!(※アタリマエ)
やればできるじゃないの。
まだまだイケルぞ、VAIOくん。

喜びの余り、電話で自慢してみた。
「おー。それはよかったよかった」
イイデショイイデショー。どうだ、うらやましいか!
「それで、スピード上がった?」
「ん? 速さ??」
う。そう言われてみれば、CMでやってるみたいにびっくりするほど速くは、ないような?
「速いデショ?」
「あんまり変わらないかも(×_×;)」
「はあっ? 速いはずだよ」
「あっ、あのね、これちょっと古いし、ぺんちあむ2とかだから……」
「……」

VAIOくん、も少し頑張ってくれたまえ。

2001年10月12日(金)  夫婦喧嘩

夫婦喧嘩は犬も食わない、というのはマジな話。

叔母が家出して母のところにやってきたという。
諸事情から考えて、これは深刻な事態かもしれない、と私は思った。
ついに離婚までいってしまうかも、とまで想像した。
しかし理由を聞いたら、本当に「犬も食わない」だった。

叔父は既に退職して家にいる。
今は叔母が一家の稼ぎ手で、パートで働きに出ている。
そのため叔父が主夫となって家事をしているという役割逆転夫婦だ。
叔父は昔から贅沢が嫌いで、節約がモットー。
タダのもの、安いもの、に目がない。
よくごみ捨て場から「使える」と言っては自転車や家具を拾ってくるし、遠出する時でも高速道路は滅多に使わない。
そういう人だから、スーパーで安い食料をしこたま買込み、料理を作る。
しかも冷凍は嫌いだとかで、生鮮食料品はすぐに食べなければいけない。
だから、3食同じ魚を食べなければいけないとか、今夜は「鯵づくし」とか、そんな食卓が毎日続く。
ある時はマンゴーを3日も食べ続けたという。
叔母はそういう食事に頭に来て家を飛び出した、らしい。

そういえば、ウチの両親の夫婦喧嘩も、バカバカしいのが多かった。
ある時は、お歳暮にハムを贈るか別の何かを贈るかで衝突していた。
ある時は、無類の卵好きの父は母の作った目玉焼きに「目玉というからには二つなきゃ目玉焼きじゃない!」と癇癪を起こして、母の首に手をかけた。
(こんなことで殺人沙汰はコドモとしてはなんとしても避けて欲しいものである)

小さい頃は親の喧嘩はイヤなものだったが、少し大人になって状況がわかってくると、その理由のバカバカしさにかえって面白がる余裕が出てきた。

夫婦喧嘩が警察沙汰になってニュースでやっているのを見ていると、意外とこんなことが発端ではないだろうかと思ってしまう。

2001年10月11日(木)  正義について考える

おお。コラムみたいになってきた。(注:タイトルだけ)

正義って、何?

アメリカって正義とか好きだよね。
勧善懲悪メデタシメデタシ、みたいなのが。

攻められているほうは、証拠を出せ、と言う。
そうだよね。
私もそう思うよ。
炭疽菌だって、結局まだ何もわかってないんだもん。

私が思うのは。
細菌やサイバーテロを恐れる気持ちは、結局自分たちがそういう研究をしていて、そういう攻撃をしかけることができるから生まれるんだと思う。
ということは、もしかしたら内部の犯行かもしれないでしょ。
もしかしたら、戦争の大義名分を作り出そうとしてるのかもしれないでしょ。

誰もそういうの考えないのかな。
それともタリバンがそういうことやっているのは世界的な常識なの?
私が知らないだけで。

これが正義なの?
自分の国を占領されたことがないからわからないだけじゃないの?
日本やドイツはもっと過去のことを考えるべきじゃないの?

2001年10月10日(水)  狂牛病について考える

なんか、今更……って気がするんだよねぇ。
1頭2頭、っていうけどさ。
もうたぶん食べちゃってるよ。
何年もね。もしかしたら、毎月。毎週。

おっそーい!!もう手遅れダ

って私は言いたい。

気分的に焼肉行く気はしないし。
スーパーの肉売り場行ってもやっぱ牛肉を買う気はしないけど。(だってブタや鶏の半額だったりするんだもん。気味悪いジャン)

牛乳飲んでるし。(爆)
スパゲティーミートソースとか、入ってるだろうけど、食べちゃうし。

今更だよ。
今更食べなかったからって、なんなわけ?
って思っちゃう。
矛盾してるってわかってても。

ここが私が日本人っぽいとこだな。

2001年10月09日(火)  居場所を探して

私の居場所って、どこにあるのか。
そればっかり探してる気がする。

会社勤めって性に合わないなあとつくづく思う。
そんなこと言うと、「最近の若いモンは」って言われるか。
でもともかく、何か組織に属するのが苦手。

前の会社にいた頃は、小さい会社だったからかなり好き勝手やってたけど、結局上の人が大事なところでは頭を押さえつけちゃう。
「はっきり言ってダサイ」と思うことも「やれ」と言われたらその通りにしなきゃいけない。
それどころか、「好きにしていい」って言うから好きにしたのに、完成間近になって「こうするべきだ」と言い出してひっくり返されてはじめからやり直し。

そういうことに疲れて派遣社員の道を選んだけど、それもそう長く続けていけないという現実がひしひしと迫ってくる。
それでも、他の会社で働いていてもやっぱり会社というのはどこも同じだなあ、とつくづく思う。

「長いものに巻かれろ」
そうは言ってもね。
長いものなんか引き千切ってやりたいぞ。ホントに。

かといって会社を経営できるだけの手腕があるかといったら、数字に弱いという決定的な欠点を持っているので、無理なんだな。
どうしたらよかんべぇ。

2001年10月08日(月)  Who's GOD?

神様って一体、何なんだろう?
キリスト教の言う神様と、イスラムの神様は全く違うものなんだろうか。
違うんだとすれば、これは互いの信じる神同士の闘いなんだろうか。
神様ってそんなに貪欲なものだろうか。
だとしたら、神様なんか信じるのやめれば?
その方がよっぽど平和じゃん。
争いを起こすだけの信仰なんて、ない方がマシ。

結局のところ、神の名前を借りた人間のエゴ同士のぶつかり合いにしか見えないけど。
都合のいい時だけ神を持ち出して、神の名の下に物事を正当化するなんて。
21世紀にもなってバカバカしいと思わないのかな。
神様だっていい迷惑。

それにしても。
日本はいつもなんだかトンチンカンなことばかりしてる気がするんだけど。
私だってどうすれば一番いいかなんてわかんないけど、なんか違うよ。
ああー。誰かもっとマシな手を考えてください。
いつまでも国際社会に馴染めないんじゃマズイよ。
頼むから強い国に丸め込まれたり簡単に尻尾振ってついて行くようなことだけはやめてください。
でかいアメリカ人に囲まれてへらへらしてる総理大臣は、どう見てもかっこよくなかったよ。
日本にいる時はもっと毅然としてたじゃん。

私には、キリスト教やイスラム教的に信じる神様なんかいない。
ただこの戦いで傷つく人たちのために祈ることしかできない。
何もできない私をお許し下さい。

これを記す間にも飛行機の音や爆弾に怯える人たちが同じ空の下に存在している。
考えただけでぞっとする。
これは現実。決して昔話や映画や夢ではない。

* * * * * * * * * * * * * * * *

横浜・元町で友人と買い物。
赤ちゃんのお祝いに銀のスプーンとフォークのセットを買う。
スプーンの表に子どもの名前、裏に両親の名前、フォークに誕生日を、それぞれ彫ってもらう。
赤ちゃんには銀のスプーンって決めてたんだ。
私が万が一子ども産んだら、その時は私にもちょうだいね。(爆)

あの子が大きくなる頃、世界はどう変わっているんだろう。
どうか、幸せに育っていって欲しい。
特に今はそう願う。

2001年10月07日(日)  それも休日

映画に行く予定だったのに、結局ゴロゴロしてうとうとしてるうちに、一日が過ぎてしまった。
それもまた、休日の醍醐味。

「Xファイル」2本と「スナッチ」を見る。

Xファイル
Xファイルは、テレビ放映が始まった頃かなり自分では期待してたのにたいしたことなかったので見なくなってたんだけど、改めて見てみたらおもしろかった。
今日見たうち、「3つの願い」みたいのが面白かった。

古い倉庫を掃除する時に、ランプの精のような女性を発見。
見つけた人間の願いを3つ叶えてくれる魔女。
人間の願うことなんて、300年間変わらない、と彼女は言う。
バカなことばっかりだって。
確かにね。

私だったら、何を願うだろう。
難しいね。

スナッチ
ちょっと! なんでこんなに面白いもの、今まで観なかったの。
最近のイギリス映画って最高。
いくつもの偶然が巻き起こす喜劇と悲劇(?)

しかし、簡単に人が死んだり生きかえったりするのって、「すげぇ」(失礼!)って感じ。
それにしてもロンドンってこんなに無法地帯なのか??
ある意味ニューヨークのハーレムとかよりコワイとこね。

登場人物が多くて設定がややこしいから、吹替で見たのは正解。
字幕なんか目で追ってられないぞ、こりゃ。
字幕版のビデオ、買いたいなあ。
これ、愛蔵版にしても損じゃないよ。

2001年10月06日(土)  上を向いて歩こう

お稽古。
自分なりにさらっていったつもりなのに「してないわね」と言われる。
でもあれじゃ実際、してないのと同じ。
今日の師匠は少し厳しめ。
今までは入門編で優しくしてたけど、これからはそういうスタンスで鍛えていこうというところなんだろう。
それでも全然コワイとか耐えられないほどキツイとかというレベルじゃないのに、涙が出そうになって、びっくりした。
今まで習字やオーケストラをやっている時に、こっぴどくというかかなりビシバシやられてきたから、何を言われても大体耐えられるし言われたことに冷静に対処できるだけの心臓をもっていると思っていたのに。

会社の上司のことでかなりまいってるんだなとハッキリとわかった。
最近の情緒不安定はこれまでになく異常だ。(かつての大失恋の時を除く。笑)
私はこれまでになく彼女とうまくいっている部下だと言われるけど、これ以上長くはもたないだろう。
もちろん彼女は根はいい人だし優しいところもあるし、好きだけど、はっきり言って仕事は二度とご一緒したくない。
彼女が辞めることも私が次の職場に移ることも、ちょうど潮時だったのだと言える。

上司のびっくりエピソード(9/26の日記に書いた話)を話した時、私は笑い話のつもりだったんだけど、師匠は「人の気持ちがわからない人ね」と言った。
本当に。
だけど、「人のことを考えるのも大事だけど、それと自分の思うことを言えることは別。ちゃんと意見は言わなくてはダメ」とも言われた。
そうだなあ。本当に。
「私が言えずにきてしまったからあなたは言いなさい。言わなきゃ損するよ」と師匠は笑った。
長く生きている人の言葉は正しい。

2001年10月05日(金)  よいこはマネをしないでね!

残業残業。
でも今日の残業は一味違う。
私にとっては連休を確保するための戦闘であり、無事のりきればスペシャルホリデーという賞品が待つビッグレースであった。
しかも既に3日間とも予定を埋めてあるという大ギャンブル。
何があろうと落とすことはできない。

かくして私は3連休を手に入れた。
万歳!バンザイ!バンザイ!\(^o^)/

というわけで終電でなんとかウチに帰りつくことができたものの、駅から帰る道中でなんか変なヤツにつけられた。
コンビニに入って難を逃れる。
髪をかきむしったのが髪をかきあげる優雅な姿に見えたらしい。
気をつけなきゃ。
「女一人で歩く方が悪い」と言われればそれまでの道である。

腹が減ったのでコンビニでハンバーガーとポテトを買う。
こういうジャンクフードは久しぶり。
夕食代わりにそれを食らい、食後にドーナツと牛乳。
ドーナツは4個パック。いやな予感。
……やっぱり全部食す。うげ。
しかもそれを食べきった途端に眠気に倒れる。

朝6時。目が覚める。
コンタクト外してない(=目に非常によくない)。
顔洗ってない(=化粧を落としてない)。
歯を磨いてない(=口の中砂糖雑菌多種多様)。

最悪だー。
くれぐれもよいこの皆さんは真似をしてはいけない生活である。

2001年10月04日(木)  嘘をつく

嘘をつくのがいつになっても下手。
どうしたら上達するんだろう??

たとえば電話で。
取り次ごうとすると、居留守を使うことに。
ただ会議で席をはずしているとか外出しているとか言うだけなのに、それがうまく言えないことがある。
私の場合、無言の間が少しあって、それで全てを饒舌に語ってしまう感じ。
隣の席の人が吹き出す。
「それじゃバレバレだよ」
……はい。そうだと私も思います。

私が今の部署の仕事に向いていないなあと思うのが、ちっともいいと思えないものでもなんとしても売りこまなきゃいけないというその姿勢。
好き嫌いで仕事をしちゃいけないんだって。
これをいかにして売るか、人にいいと思わせるか、なんだって。
だめだ、そりゃ。私は「好きなものは好き。嫌いなものは嫌い」な人間だから。
私はただ事務やってればいいのでよかったけど、社員としてここに雇われてたら即刻異動かクビだー。

そんな私だけど、今日は一つ嘘をつきました。
上司に電話で仕事の進み具合を聞かれて、実はそれはもう今にでも終わらせなきゃいけないという勢いの仕事で、でも時間のかかる作業なのでまだまだ全然終わってなかったんだけど、
「○○は終わって、あとは××するだけです」
と私は答えた。
○○はまだあと少し残っていた。
××は「だけ」というには無理のある時間のかかる作業。
わはは。もう叱られる気力もねーっつうの。

2001年10月03日(水)  関西のコトバ

最近会社の組織改変があって、大阪の人が2人やってきた。
元々、関西出身の人が多くて、関西弁及び関西のイントネーションを耳にするのは極普通のことだったのだけど、なんだか同じ部署に1人増えただけなのに関西弁が標準になってしまったみたいな気がしてならない。

どういうわけか、関西の言葉、ことに大阪弁は強烈。
関西人1人で関東人5人分くらいに匹敵する。
何がと言われてもうまく言えないけど、パワーの違い??
声が大きいからかなあ。

私の上司が会社に来なくなってしまったので、代わりに違う上司ができた。
その人は関西出身者。

「これ、なおしといて」
と表がプリントされたものを手渡された。
えー。EXCELのデータ? これから修正するのぉ? と一瞬思ったけど、一緒に渡された資料を見て、さっき私が貸したものであることに気付く。
あっ。「片付けて」ってことか!!
理解理解。
私がそれを片付けていると、隣の席の人が「わかんないよねー」と苦笑した。
その人もダンナさんが関西の人で、車のキーを「なおしといて」と渡された時、どこか壊れているのかと思ったそうだ。
でしょでしょ? 絶対そういうこと、あるって。

ある人は、入社した時に、某有名ブランドの会社なので優雅なイメージで入ったのに大阪の言葉と英語が標準語だったのでびっくりしたと言っていた。
会議に出るとみんなが「自分」「自分」と言うので、主語が全くわからず混乱したとか。
わかるわかる。私も学生の時、それはびっくりした。
東京では「自分」と言ったらそれは「I(私)」のこと。
それが関西の人は「YOU(あなた)」の意味でも「自分」を使う。
慣れるまで結構困る。

「ほかしといて」は知識として知ってたけど、「なおしといて」は結構衝撃的だったな。
漢字ではどう書くんだろう。

そしてまた雑誌を差し出しながら上司が言う。
「これ、なおしといて」
一瞬でも校正の意味だと思ってしまう私は、まだ甘い。

目下「なおして」を流行らせようと考えているトコロ。


※関西地方の方へ
たくさんの関西地方の方が見てくださっているのに失礼なことを発言していたらごめんなさい。あくまで東京の人間ってこういう感覚なんだな、と笑ってやってください。
しかも、私がわかるのは東京の言葉と九州(西北部)の言葉だけなので、関西の言葉の違いは全くわかりません。
大阪も兵庫も三重も奈良も同じ関西弁と思ってしまう無知な私をお許し下さい。
こうは言ってますが、関西の言葉、私、大好きなんですよー!!(ホントに!)

2001年10月02日(火)  ENTER

駅の改札。
玄関のドア。

どうも間違えやすい。らしい。

よく会社帰りに電車を降りながら、家の鍵を出す。
どんなに急いだって、その前に改札通らなあかんねん!

今日はウチのマンション(注:どう見てもアパートなのに、マンション)の階段を上りながら、気付いたら財布を握っていた。

自分の部屋に入るのにいくら払う気?

無意識って、摩訶不思議。

2001年10月01日(月)  夢診断

近頃追いかけられる夢をよく見る。
あの人に追われ続けてるからだろう。

電話であなたは言いました。
「私がいないから仕事が進むでしょう?」
イエーッス。……まさか口では言えませんね、はい。
本当にわかっているのやら。

「あなたこの週末、予定ある? もう普段はとてもできないから…云々」
ぎえっ。
私は連休があるから頑張れるのです。
連休じゃなきゃ今まで生きてきた意味もないのです。(本気)
冗談じゃ、ありません。
私の連休を奪うモノとは断固闘いまーす。

思うの。
部屋が散らかっていたりゴハンを3食ちゃんと食べなかったり(食べても毎回外食だったり)して、生活がちゃんとできないような状態では、仕事もしっかりこなせない。
前の会社を辞めたのは、忙しすぎて家にはただ寝に帰るだけの毎日でちゃんと生活してる(生きてる)気がしなかったから。
私は仕事が生きがいにはなりえないので、生活できるだけのお金を稼げれば十分。
この不況で何言っとるか、甘い、と言われようが、私は私のペースで生きていくのだ。
いざとなったらダンボールで生活するもーん(笑)


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