6匹目の兎<日進月歩でゴー!!>*R-15*

2007年03月24日(土) 猫バトン・リターンズ

我輩が風邪で寝付いてるうちに、バトンがハードににゃって、戻ってきてたニャ。
(((((゜∀゜;))))) ニャンタルコトニャ!!
敵もサル者、引っ掻く者という事にゃん・・・orz

流石、エロスの女王の名を欲しいままにする女、ヤコさんにゃ!!
そんな強敵に挑まれれば、我輩、若輩者でピュアにゃれども。
挑戦せずにャおられぬぞにゃ!!(拳振り上げつつ)

しかしにゃ。
今回は以前のカッ飛び過ぎを反省して、冷静にいくにゃーん。
我輩、これでも、大人ニャ。 

・・・って言う人はタイガイ大人じゃにゃいニャ。









□□■ネコバトン! ルール説明

・ これが回ってきたら次に書く日記の語尾全てに「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつけにゃくてはにゃらにゃい。
・ 「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にするにゃ。
・ 一人称は必ず「我輩」にするにゃ。
・ 日記の内容自体は普段書くようにゃ当り障りのにゃいもので構わにゃい。
・ 日記の最後に5人!回す人の名前を記入するにゃ。
・ すでにやった事がある人でも回されたら何度でもやるにゃ。







1)パソコンもしくは本棚に入った「バトー」「バトグサにおけるエロスについて」



バトさんはトグと同じ比率で、パソのにゃかにも、本棚のにゃかにもいるにゃん(笑)
我輩、バトグサスキーですからにゃん。 

最早、隠し立て無用にゃ!

バトさんはあんなに頑丈なガタイの男前なのに、心が繊細で乙女なとこが、いいんですにゃー。
見た目とのギャップの激しさがエロスに直結で萌えにゃのだと思うにゃん。

そんなバトさんと。
前のバトンで余すことニャく語ったトグが。
くんずほぐれつにゃバトグサは、そらーもう、大変にゃ萌え具合にゃ!!
メガ級エロス萌えにゃ!!

我輩をここまで虜にするとは、本当にオソロシイ二人にゃ(笑)






2.今、妄想している「バトー」「バトグサにおけるエロスについて」



妄想は、いつでもどこでも、してるにゃ。
空気のようにさりげなく、妄想は存在してるにゃ。
前のバトンでも、めいっぱい語っちゃったくらい、いつも妄想してるにゃん。
その他の妄想をあげるとなるとにゃ・・・(考)

あ!

エロ格好いいバトさんが出てくる話を書きたいにゃん。
そんで、エロ可愛いトグと、くんずほぐれつな話にしたいんにゃ。 

さりげにスゴイ発言ニャ。

うちのバトさんは、いっつも、どことなくヘタレにゃん・・・orz
だから、それを打ち消すような!
エロスな雰囲気をムラムラ醸し出すような!!
エロ格好いいバトさんが書きたいにゃん。
そして、そんバトさんに押し倒されるエロ可愛いトグがいる、バトグサ話を書き上げたいにゃん。

これは我輩の野望にゃ





3.最初に出会った「バトー」「バトグサにおけるエロスについて」



いっとう最初に出会ったバトさんはにゃ、地上波放送のバトさんにゃ。
トグの時とかわらにゃいにゃん。

攻/殻はにゃ、まったく我輩の守備範囲外の作品だったにゃん。
だから、地上波放送を観る機会がにゃかったら。
我輩、バトさんに会えなかったどころか、バトグサにも萌えれてなかったにゃん!
危にゃかったにゃ・・・危うく、神様からの素敵な萌えの贈り物を受け取り損ねるとこだったにゃー!!

ヨカッタ・・・ヨカッタッ・・・!!!
我輩の棲家でも地上波放送してくれてニャー(号泣)


バトグサにエロスを感じたのは、実はネットの海に潜ってからのことニャン。
それまでは、ピュアな心で楽しんでいたニャン。 

ピュア・・・懐かしい響きニャ。

広大なネットの海で、素晴らしいバトグササイト様に巡り愛。
バトグサ萌え文をしこたま読んで、開眼。
バトグサ萌え絵にガッツリ、魂抜かれ。
我輩の心をハゲシク揺さぶり続け、萌えゴーストを刺激したんにゃ(笑)

コレニャーーーーーーーーーー!!!

ってにゃ感じでにゃ。
まぁ、それからは坂を転がるように、バトグサのエロスについて考える日々にゃ。
人生、何があるか、わからにゃいものいにゃ(笑)





4.特別に思い入れのある「バトー」「バトグサにおけるエロスについて」



特別に思い入れのあるバトさんにゃ。
これもトグの時に書いたと思うんにゃけども、S/A/C版のバトさんかにゃー。
やっぱし、いっとー最初に出会った、ってのは強いにゃ。

あのトグを温かく見守る先輩的バトさん、たまらんにゃ。
トグのことをかまいたくてしょうがない口振りも、仕草もにゃ・・・ニャシャ
二人が会話してるだけのシーンでも、ものっそ萌えるにゃ!

二人の存在自体が、萌えにゃんじゃにゃーン?(笑)

バトグサにおけるエロスは、どこからくるのかにゃーと考えるとにゃ。
ズバリ。
それは、二人の距離感が醸し出す雰囲気だと思うんにゃー。

それぞれの媒体によって、バトグサの関係が違ってるとこが、萌えにゃ。





5.あにゃたにとって「バトー」「バトグサにおけるエロスについて」
とは



我輩にとって、バトさんとはにゃ。
相棒になりたい人ランキング第1位の人ニャ(笑)
信頼関係を築きまくりたいんにゃ。
こういう、ガタイが大きいのに内面繊細乙女、大好物にゃん〜。

バトさんの背中を守ってあげたいにゃ。

バトグサのエロス感っったらにゃ、やっぱし、二人の間にある距離が関係してると思うにゃん。
それぞれの媒体の、二人の間にある距離感を眺める時、めさめさ萌えるにゃ。

エロスにゃ。

まったく、バトグサってのあ。
相棒関係もサイコウにゃんだけども、エロスもイケるという・・・。
一粒で二度も三度も美味しい、罪なものにゃー。

我輩の中の、エロス萌え頂点をキープし続けてるにゃん!

今まで色々な萌えを渡り歩いたけれどもにゃ。
バトグサがあんまりにもエロスなせいで、我輩、生まれて初めてエロス文を書いたにゃん。
感慨深いにゃー。 

意味不明にゃ。





6.次に回す5人とそのお題は



このままいくと、永遠にバトン返しの罠が発動しそうなので(笑)
涙をのんで、我輩で止め!にゃ。

潔い決断にゃ!
我輩、自分の首を〆たくにゃいからにゃ☆

それにしても。
楽しいバトンだったにゃ。
回答できてヨカッタにゃん!
ヤコさん、感謝!!


最後に。
遅い回答ににゃって、ヤコさん、本当にすまにゃかったにゃん・・・((orz



2007年03月14日(水)   甘さよりも 

二本目のブツ、更新。

どちらも短文なので。
二本くらいアップしないと、更新した気分にはならぬものですナ☆ ウカレテルネ

SSSベースは、なんとも切なさ120%。
書いてると、身悶えするほど、萌えます。 ←潜伏中に変質度がアップした模様

でも、切ないだけでないのが、もっと萌えるわけで。
そんな雰囲気を書いてみたんですけど、どうなのか(笑)

















































カフェでチョコを貰った。
頼んだコーヒーに添えられたものに首を傾げると、店員がにっこり笑った。
バレンタインにちなんで、男性客に配っているもので、コーヒー風味のチョコだそうだ。
コーヒーを口に含んで、その苦味を味わいながら、貰ったチョコの包みを眺める。
大きさからして、一粒を箱に収めたものらしかった。
手が込んでいる。
昨今のサービス業はここまで客にアピールをするものなのか、少し驚いた。
一粒、丁寧に包まれたそれは、甘いのか苦いのか。
そんな事を考えながら、コートのポケットに仕舞った。





隊長になって与えられた執務室で、書類の海に嫌気が差した時。
不意に、思い出した。
ソファに投げ出したコートのポケットを探って、取り出す。
手の中のその包みをしげしげと見つめた、その時。
扉が開き、義眼の大男が姿を見せた。
「・・・バトー。戻ってたのか」
諌めても、単独行動を止めないバトーが執務室に顔を出す事は、滅多にない。
気まずげに眉間が動き、紙の束が差し出された。
「ああ、報告書、出そうと思ってな」
「──そうか。後で目を通すよ。ありがとう」
開いた手で、その報告書を受け取る。

お互いに、気配を探り合って会話をするようになってから、だいぶ経つ。
しかし、それも時の経過と共に、馴れていきつつあった。
寂しいとか、辛いとか、苛立ちとか。
そんなほろ苦い感情は、この男と一緒に居るようになってから、何度もあったし。
今更、それに傷ついて泣くほど、子供でもない。

ただ、時折、たまらなくなりはするが。






沈黙の静寂が、いつものように、周囲を埋め尽くそうとした。
が、そうはならなかった。
「スミにおけねえな、トグサ。誰から貰った?」
少し、気安さを演じたような低声が、耳に届いたからだ。
「え?」
一瞬、何を言われたのか解らず、聞き返した。
すると、バトーの太い指が、報告書を持った手ではない方を指す。
「──ああ、これか」
カフェで貰ったチョコ。
珍しく仕事以外の話をしてきたバトーに、演じていると判ってはいても。
それでも少しだけ、心が浮き足立った。
自分でも制御できない、そんな感情を抑えつけながら、苦笑してみせる。
「誰から、なんてものじゃないよ。カフェで配ってたんだ、男性客にって」
言いながら、なんとなく、今。
包装を解いてみようと思った。
書類を机に置き、チョコの包みを開けて、半分齧ってみる。
琥珀色をした、丸い形のチョコは、欠けて半円になった。

舌に、チョコというよりは、コーヒーの苦味が滲んでいく。
だから。
甘さ、というよりも、ほろ苦さが口中に広がった。
「美味いか」
バトーの問いに、少し考えてから、答える。
「不味くはない。けど」
「けど?」
「癖にはなりそうな味だ」
甘さよりも、今は、苦さのほうが好ましい。
それは自分の嗜好がより深みを増したのか、それとも、今の心境に根ざしたものなのか。
はっきりとは解りかねた。

「お前はコーヒー狂だからな」

その時の、声に、心が震えた。
バトーの言葉が、以前のような響きを持っていたことに、気付いたのだ。
今だけ、一瞬だけのものでも。
甘い響きを感じた事に、口許に笑みが浮かぶのが止められなかった。
けれど、瞬時に。
縋れば、これから先が、辛いと己を戒める。

甘さよりも苦味を、常に抱えているほうが、いいのだ。

打ち消すように、残った半分のチョコを口に放り込む。
次いで、指先の熱で溶けたのだろうチョコを舐め取ろうとしたが。
その手は伸びてきた大きな手に遮られた。
離れた距離にあったはずの、短くなったバトーの髪が。
呼吸をすれば息が届き、さらりと揺れる、そんな近距離にあった。
そして。
滑らかな舌が、人差し指を舐めてゆくその感触に、身が竦んだ。

「苦いな」

バトーは一言呟き、口許に薄っすらと笑みを浮かべた。
優しげなその笑みは、昔、よく見たものだった。

「俺ももうアガる。お前もほどほどにして、帰れ」

そう言葉を残して出て行く、バトーの背中に。
知らず、溜息が零れ。
胸に湧き出し、滲むその感情を、持て余した。











END



2007年03月13日(火)   甘くないのが  

気がつけば。
今日はホワイトデーなんですね。
あやうく、それすら気付かないところだった、武藤です。
こんばんわ。

そんなこんなで。
仕事や体調不良の連続で、更新もしないで一ヶ月が過ぎたわけか、と。
思い至りましたわけで・・・orz(嗚呼)

こりゃあ、久々に更新せねばなるまいよ。
と、休日だったのをイイコトに、あるブツを必死に手直ししました。

え?なにをって??

ええ、あの日、お蔵入りが決定したブツを。
恥ずかしげもなく、アップしようかと思いましてね・・・フフフ。

私、これから。
ホワイトデーに、バレンタインの話を更新しようとする、勇者になります。
温かい目で見守っていただければ、サイワイです。



えー・・・二本、更新したかったので。
13日の分もつかって、ブツをあげます。

13日のが、原作ベース。
14日のが、SSSベース。

です。
まぁ、季節ハズレすぎて、どうなのよィ?(滝汗)
って感じなんですが。
少しでも、楽しんでいただければいいなと、思います。





潜伏期間中、あらゆる意味で励まして下さった、ネットの海の向こうにいる皆様へ。
感謝を込めて。









































狭い車内。
眼前に展開させたのは円形の窓。
そして。
水槽の中でキスを交わす魚の映像。




トグサはぼんやりとそれに視線を預けていた。
行確をサイトーたちに引継ぎ、本部に帰る途中。
うっかりと渋滞に巻き込まれ、暇つぶしに見始めたニュースだった。
内容は、バレンタインだった昨日を引き摺ったネタだ。

水族館にいるキッシンググラミーとかいう熱帯魚の仕草(とでもいおうか)が、キスを交わしているように見えることから、恋人たちに人気で・・・という話題らしい。
愛妻や愛娘が用意してくれたであろうチョコと未だ対面できてないトグサにしてみれば。
どうでもいい話である。
けれど、他に見たいものがある訳でもなく。
結局はそれを何の気ナシに眺める事になった。
すると、マイクを前に水族館の職員が緊張した顔で、この魚の習性について話し出した。


「おい、トグサ。熱心になに見てんだ?」
運転席からの低音と目の前でひらひらと振られる大きな手に、熱心になんて見てないと思いつつ、
「ニュース」
簡潔に答える。
義眼の大男が顔を顰めたのが、気配でわかった。
「素っ気ねえ答えすんじゃねえよ。つまんねえ。どれどれ・・・」
そう言いながら、バトーが何をする気なのか気付いたトグサは非難の声をあげた。
「こら、勝手に人の目に乗るんじゃねえ!」
「・・・なんだ、この魚?キスしてやがる」
が、そんな非難なぞお構いナシのバトーは、トグサの目を通してその映像を見やった。
それにむっつりと口を引き結んだが、この男のすることに一々反応してもしょうがないので、相手をしてやることにする。
この男はかまってもらえなくなると、直ぐチョッカイをかけてくるという、見てくれからは想像も出来ないほどの”寂しがり屋”で”甘えたがり”な男なのだ。
ここは大人になって、相手をしてやるのも、相棒の仕事だろう。
トグサは内心でほくそ笑みながら、口を開いた。
「キッシング・グラミー、とかいう魚だってよ。こいつら、キスしてるように見えるだろ?だから、昨日のバレンタインで、恋人たちが群がりましたって話」
「相変わらず、この国は平和でいいねえ」
そこでバトーのにやにや笑いが、何故か、眼前に迫ってきた。
大きな顔を押しのけながら、トグサは溜息を吐いた。

ナニをしようとしてるのかマル判りだ。

渋滞で車が動かないのをイイコトに、キスでもするつもりなんだろう。
キスをする魚にかけて。
そうはいくもんか。
トグサは話と、顔を逸らしながら、
「平和、結構じゃないの。こうして荒事もなく怪しい奴らの跡を付け回して、渋滞に引っかかる余裕があるなんて、滅多にないし」
ニュースに意識を戻した。
すると、キッシンググラミーのキスの正体について、コメンテーターとアナウンサーが笑いながら話し合っていた。
「多少のドンパチがあった方が、刺激があっていいだろが」
懲りずに迫ってくる荒事大好きのマッチョから逃げつつ、トグサは小さく首を振って。

もう一度、溜息を吐いた。









「だからよ、トグサ。チョコを貰うアテさえない先輩に、キスさせろって」
「その、だから、は何に掛かってんだよ。意味わかんねえ」

「チョコの代わりに一回の甘いチュー。イイじゃん」
「よくねえよ」

「・・・本当にお前は、日に日に可愛くなくなるね」
「元から可愛くなんかねえっての」

「あーあ。ちょっとケツでも触ろうモンなら、慌てふためいて真っ赤になってたあの頃の可愛げがあった後輩はどこへ行ったんだー?」
「ウルセエ!だいたい、言っとくけどな。さっきの魚だって、別にキスする可愛い魚なんかじゃねえんだよ、大先輩サマよ」

「?」
「あれは、魚の威嚇行動なんだッ!」

「威嚇?」
「そう 威 嚇 。魚が必死こいて角の代わりに口突きあわせて縄張り争いしてるのみて、キスだなんだと人間サマは騒いでるわけだ」

「・・・ふーん」
「可愛いもクソもねえ、甘くもねえもんなの。だから、俺だってあんたに易々とキスなんかされねえのさ」

「・・・・・・・・・ふーん」
「あの魚たちみたいに、甘くないのが俺達の関係ってこと。解ったかよ、大先輩?」










END


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武藤なむ