株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
椰子の実日記 INDEXPASTwill

2008年02月29日(金)


絶品おばんざいのお店『山ふく』さん




森戸神社参道、海に向って右にある(すぐにわかります)
おばんざい屋さん『山ふく』さん。

自宅から徒歩圏内に、ここのようおいしくて、寛げる
お店のあることが幸せだ。

ご主人、誰かに似ているなあ、とずっと仲間と話して
いたのだが、それもそのはず、

山西道広さん(→)

ご本人。

『太陽にほえろ!』
『俺たちの勲章』
『俺たちの旅』
『探偵物語』(1979年9月〜1980年4月、松本刑事 役)
『あぶない刑事』シリーズ

などで超・有名な俳優さんだ。松田優作と文学座研究所12期
生同期で、作品のみならず実人生においても様々な物語を共有
した由です。

このお店にはHPがないので、ググッて、いろんな人のブログで
その様子を知ってください。
例えば;
竹下由紀さん(→)

おでんが絶品です。
月曜休み。電話は046-875-8158。夜のみの営業。

 

2008年02月28日(木)
ディスカヴァーさんカンパニーツアー




Z会寺西氏の仲立ちで、

ディスカヴァーさん(→)へ

干場社長、藤田取締役、千葉編集長ほか。
カンパニーツアーをさせていただく。いい氣に満ちた、
楽しそうな会社だ。素晴らしい。

『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
という本が売れている由、ぼくの新刊本とキャラがかぶるの
ではないか、と一瞬、不安がよぎった。
早速いただいた本をディスカヴァーさん社内で立ち読みする
と、視点は似ているものの、全く違うことがわかり、ホッとする。
この切り口、やはり、時代が求めているのだろうね。

おいしいランチをご馳走になり、あれこれと、情報交換。

干場社長ほか、ディスカヴァーの皆さんに感謝。
寺西さんに、感謝。

 

2008年02月27日(水)
トイレに行くひま、なし




横浜オフィスにてJOYWOW社内ミーティング。
わたさん、ラッキーのワークショップ&セミナーに
ついて、ほか。わたさんが、「夢を形にする男」という
パーソナル・ブランドを持っているので、その
プロデューシングをいかにするか、考えよう。
こういう仕事は、とても楽しい。
ちなみにわたさんの3/8セミナー、2席、空いています。
是非この機会に。

3/8のわたさんセミナー(→)

3/1ラッキーのアドベンチャーワークショップも残り1席だよ!(→)

その後、ダブるように、某出版社編集者さん来訪。
新企画のミーティング。これまた、面白そうなアイデアが
満載。

さらに、ダブって、顧問会計士二人来訪。
夜は若い会計士二人とチャイナタウンへ。若い人は面白い。
会計士は経営をバンドとするなら、ドラムだな、という
イメージが沸いた。

*写真は、夜の元町商店街。

 

2008年02月26日(火)
雲でも見よう




ここのところのような、目の回る忙しさの中では、雲を
見ることが最高のリクレーションだ。

昨夜、日帰り出張より帰ってから、単行本前書きと著者プロ
フィールを改稿、最終手直し、納品。あとはブックデザイン
と最終校正を残すのみとなった。これにて本年2冊目の仕込み、
ほぼ終了。

つづいて本日また新たな出版企画打ち合わせあり。
さて、どんな話になるのやら。

JOYWOWメンバーとも楽しいミーティングが待っている。
顧問会計士とも楽しいミーティングであることを祈る(笑)。

今朝は、起きてから今まで、マシンガンのようにメールで
仕事。電話も使う。

ライトハウスWeb用原稿10本校正を電光石火に済ませる。

多忙を極めるが、毎日がハッピーだ。

 

2008年02月25日(月)
California Roll




クレイジーケンバンドのアルバム『Soul Punch』(2005年)
ラストを飾る曲に『California Roll』がある。
大好きな曲だ。

LAのリトル・トーキョーでSUSHI握る毎日を過ごしている
主人公。日本人だ。この、在米日本人のもつ空気感が
とても好きなんだなあ。どこか切ない。どこか愛おしい。
「同志!」という感じがして、誰彼構わず握手したい。

LAの情報誌
『Lighthouse』(→)
の連載を書くとき、いつもラブレターを書くような気持ちに
なるのは、この「同胞への愛」が理由なんだと思う。

彼はいつか独立したら、学生時代つきあっていた
彼女に食べさせたいと思っている。彼の握るカリフォルニア
巻きを。

カリフォルニア巻きをWikipediaで調べると、以下の説明が。

-------------------------------------------------------
カニ風味かまぼこ(もしくは茹でたカニの脚身)、
アボカド、マヨネーズ、白ゴマなどを、手巻き、または裏巻き
(外側から酢飯、海苔、具の順になるように巻く)にしたもの。

--------------------------------------------------------

でもね。そもそも彼女と本当につきあっていたと言える
のかどうかも、よくわからない。彼が勝手に思いこんで
いるだけなのだろう。

空を見上げ、ジェットの赤いランプに日本を思い出して
いるが、きっと日本にいる彼女は彼のことなんか、
きれいさっぱり忘れている。

金はない。
日本に帰りたい。でも、意地もある。帰れない。

この空気感! 大好きな作品です。

*写真はLAレドンドビーチ。近々、行きたい!

 

2008年02月24日(日)
ドコモの売上の深い部分を彼女の笑顔が支えている




JR逗子駅前ドコモショップの渡邊さん。
笑顔がチャーミングだ。

順番待ちカードをひいて、当たった
カウンター担当が彼女なのだが、はじめから、
「どこかで・・・」という気がしていた。

こう見えて照れ屋なので、顔を見ることができず、
彼女の指先のネイルアートのキラキラばかりを
ながめながら、

「そういえば、ちょうど一年ほど前、同じ店で
担当してもらった人も、キラキラときれいなネイル
だったなあ・・・」

話していくうちに、一年前の担当も、渡邉さんだった
ことがわかり、互いに「お久しぶりです」と、笑顔を
交わす。一期一会とはこのことだ。順番待ちカード
の当たる確率がいくつあるのかしらないが、これは
偶然ではなく必然ですねえ。

かくなる上は、すべて彼女にお任せだ。
理解しづらい携帯の料金体系(ぼくは何年か前から、
理解しようとする努力を放棄している)も、
設定のアレンジも、すべて、
彼女への全幅のパーミションのもと、お任せ。

何をしていても楽しそうな渡邉さんの接客は抜群
だった。時間の経つのがもったいないくらい。
どこのケータイショップで、「席を立つのが惜しい」
という店があるだろう。

帰り際、渡邉さんと「また、来年」「良いお年を」
と交わした。面白いね。渡邉さん、ありがとう!

*ちなみにこの写真はいつものデジカメではなく、
 n705iで撮ったものです。amadanaのデザインやで。
 amadanaって、尼崎に関係する会社で、「尼だなあ」
 が由来です。ウソやから信じたらあかんで。

 

2008年02月23日(土)
SLAM!!!!!!!!!!!!!!!!!




おなじみニューグランド。旧館二階のボールルーム前。
担当編集者が行ったことがないというので、二人で
探検した。
ちょうどボールルームのドアが開いていて、講演会の
準備をしているところ。
ちょいと見学、のつもりで顔を入れた。

講演資料を机上に配布しようとしていた事務局の背広組
とホテルマンがいぶかしげに見る。

「えっと、ちょっと、けんがく・・・」

と笑ったら、背広君

「あ。はい」

ここまでは良かったのだが、一緒にいた、老齢のホテルマン、

「地獄八景亡者之戯」で噺家が演じる閻魔大王のような
形相でぼくをにらみつけた。迷い込んできた本牧ストリート
チルドレンを追い払うかのような「あっちいけオーラ」。

おーこわ。と、早々に立ち去ったのだが、
背中で

バタン!!

とドアを締め切った。バタン! の英語スペルを間違えて
英検1級を落ちたことがあるなあ・・・と思いながら、

ニューグランドもだんだんその底が崩れ始めている
ことを、感じた。

あの講演会場、ぼくが客として借りたかもしれないのにね。
想像力がないと、商売、傾くよ。

 

2008年02月22日(金)
よくわからないおっさん




先日大阪出張の折通りがかった芝田町交差点。
この、信号横、横断歩道の隅に、怒っている
おっさんがいた。

演説している。

こういう、よくわからないおっさんと出会うと、
ああ、大阪に戻ってきたんやなあ、と感慨深くなる。

大阪のファンキーな、アジアンなテイストが大好きだ。

今朝読んだ本の中の表現がとても気に入ったので、引用するね。

----------------------------------------------------------
そう、今夜はミスター東郷なる人物と会うのだ。
訊くところによるとアジア音楽界の実力者である台湾人だと言う。
本当だろうか。なぜ、台湾人なのに東郷さんなのか?
----------------------------------------------------------

いいねえ。「アジア音楽界の実力者である台湾人」。

「IT業界を牛耳るカリスマ経営者」もいいぞ(毒)。

「日本のフレンチ界の若きホープ、テレビ出演、
 講演、執筆、ワークショップなどでマルチに活躍」

も捨てがたい。ほんと、どうして日本の経営者は
ちょっと名前が売れると、講師やりたがるの
かねえ。

 

2008年02月21日(木)
やるでやるでやるで〜!怒涛の本出しや!




日本経済新聞出版社 H氏山手のオフィスに来訪、
単行本校正。
男二人が机に肩を並べ、原稿を前にチェックを
進めていく。

H氏、落語や歌舞伎にも造詣が深いことを発見。

ランチはニューグランドでナポリタン。

深夜、パソコンに向うと、翻訳の担当編集者から
「様子はどうですか?」メール。
現状、未だ29%しかできていないことを正直に
伝える。焦るが、物理的に翻訳に向う時間が取れない。

今年の本刊行予定はひいふうみい、現在決まっている
だけでも7冊。企画が1冊。マジっすか!?
いいや、まだまだ、10冊目指すで!
えらいことになってきた。

*写真は愛してやまない横浜・元町。

 

2008年02月20日(水)
涙があふれて、哀しい季節は




テレビに出まくり、さらにマラソンまで完走できる余裕の
ある仕事・・・県知事

逆ギレしても、許され、職務を継続できる仕事・・・国会議員

こうして書くと、政治家って、楽な商売だと思う。
新聞政治欄の首相の一日を記録しているコーナーを
見ると、わが身と比較して、日本国首相がいかに
ひまか、よくわかる。

そういう感想をもつ人って、多いんちゃうか。

*写真は稲村ガ崎の海岸に出たとこ。カーナビの「抜け道」
も、ここで終点なのである。後はやはり134号に合流する
しかない・・・って、ローカルな話題やなあ。
画面左に見える人影、彼女が稲村ジェーンです。ウソやで。

 

2008年02月19日(火)
マーケ100%、1%のセオリー/99%のファクツ




自由が丘のお好み焼屋さん入口入ったところにある駄菓子。
駄菓子がいま、儲かっているらしい。その秘訣は、コンビニ
納入のための最低条件であるバーコードをパッケージに
プリントするようになったことらしい。iPodが白いイヤホン
コードで爆発的に広まったように、どちらかというと「本質の
隣」に答えがあったという例は、面白い。市場って、どこか
広い世界にあるんじゃないよ、電車で隣に座っている
おっちゃんこそが、ズバリ、市場なんだよ・・・なんてね。

朝から単行本のための校正と前書き執筆。結局昨日も校正で
一日潰した。

まあ〜時間のないことスカッと爽やか。

*ちなみに、今日のタイトルは、横山剣先生自伝
『クレイジーケンズ マイ・スタンダード』に挟まって
いたメモ。意味用途不明やねん。

 

2008年02月18日(月)
CO2排出量の多いおっさん




土曜は二人会、日曜は男塾、と、ずっと出かけており、
パソコン前にたどりつけなかったため、メールが山の
ように溜っている。

と、思ったら版元から新刊の校正ゲラがどさ、と届く。
明日は連載締め切りである。

ポケビタの登録残りが僅かとなり、新規原稿を書かねば
ならない。

書き下ろし小説のプロットを書き始めなければ。

JOYWOW経営に関連してまとめておかなければならない
いくつか。

見なければならないDVD、読まなければならない資料本。

ふぎーー。

*写真は横浜・元町にある生活の木で。切って買う、という
石けんの販売方法が(最早珍しくもないようだが)珍しい
ので、撮影しました。

 

2008年02月17日(日)
氣の飛ばし合い




六本木ヒルズ・楽天大学セミナーのオーディエンスの
お客様。お客様もノリノリで、助けていただいた。

講演は講師とオーディエンスの氣の飛ばし合いである。

氣をプラスに飛ばし合うことができたら、最高の場がそこに
現出する。

そういう意味で、ジャンケンで先になった田中さんの
素晴らしいトップバッターぶりのおかげでice breakも
warming upも完璧になされており、2番打者はやりやすかった。
田中さん、ありがとう!




セミナー終了後、楽天のカフェテリア窓から望む東京タワー
夕景。用意してくださったスタバのコーヒーが旨かった。

休日に出てきてスタッフをしてくださった楽天の皆さん、
田中さん事務所のスタッフの皆さん、JOYWOWスタッフ、
みんなみんな、感謝しています!

 

2008年02月16日(土)
六本木ヒルズで暴れたぜ




田中靖浩さんと「『楽』の経営 二人会」。




という和服のいでたちでセミナーをするのは初体験である。

出発は以下の、思いつきメールを田中さんに送信した
昨年10月14日である。
-----------------------------------------------------
Date: Sun, 14 Oct 2007 18:32:19 +0900
Subject: 【阪本です】何かしませんか?
----

田中さん、こんにちは。阪本です。ごぶさたしております!

現在出張先なのですが、今日移動中に、ふと、「田中さんと
何かやってみたい!」とメッセージが来ました(笑)。

ジョイントでトークショーとか、しませんか? トークショー
といいながら、実は一番楽しんでいるのは二人という(笑)。

事前打ち合わせなし、ぶっつけ本番で本音トークをする、
というものです。

いかがでしょう?
-------------------------------------------------------


田中さんから早速以下のメールが。
------------------------------------------------------------
Date: Mon, 15 Oct 2007 01:49:25 +0900
Subject: Re: 【阪本です】何かしませんか?
----

お待ちしていました!(笑)

> ジョイントでトークショーとか、しませんか? トークショーといいながら、
> 実は一番楽しんでいるのは二人という(笑)。
>
> 事前打ち合わせなし、ぶっつけ本番で本音トークをする、というものです。

このコンセプト、最高です。また相談しましょう!
とりあえず感謝のご連絡まで。
------------------------------------------------------------


すべてはこの、ぼくのわがままな企画から始まり、ノリの
良い田中さんが乗ってくださって、さらに楽天大学学長仲山さん
を巻き込み・・・という流れだ。

いやー。

やってる二人が一番楽しんだのではないかな。

通常のセミナーと違い、何をテーマにするとか、どういう
学習効果があるとか、一切の案内もないまま募集したにも
かかわらず集まってくださったお客様に、心から感謝です。
そして、楽天を始め、スタッフの皆さんにも、感謝。

 

2008年02月15日(金)
大人の乱れ買い




渋谷へ。担当編集者と新作の企画ミーティング。
用意して行ったキャストボードを前に、あれこれと練る。
楽しい。本当に、楽しい。ワクワクする。

帰途、紀伊国屋に立ち寄り(ここは自分の本を今まさに
買おうと手にしている読者と同じ日に二人、出会った
不思議な思い出の書店だ)、写真のように本やDVDを
湯水の如く買う。大人買いでんなあ。

葉山に着き、ローソンでミルクを買おうとレジ前に
並んでいたら、観察眼の全くないじいさんがいた。
要するに、ぼくが列を譲ってあげますよ、という
目線を二回も投げているのに、二回とも気づかないの
である。

「見どころのないじじい」

という単語が浮かんだ。

おっと、明日は六本木ヒルズで田中さんと二人会だ。
当日でも多分OKだと思うので、よろしければ。

 

2008年02月14日(木)
今朝は一段としばれるねえ!




渋滞をバックミラーで映してみました。こういう画像も、
珍しいでしょ? 早く熱海に入りたい、とみんなが思って
いるゾーンです。

このあと出張なのだが、寸暇を惜しんで書斎で仕事を
している。しか〜し! 寒い! 本当にしばれるねえ、
今朝は。

新幹線が無事、ちゃんと走ってくれていますように。
では、行ってきます!

 

2008年02月13日(水)
ドラマ・キャスティング




稜線向こうに見える富士が、少しだけ顔を見せ、
却ってその雄大さを教えてくれる。

企画準備中の小説のため、人物相関図を作成。
演じて欲しい役者さんたちの画像をタレント年鑑などから
もらってきて、プリクラサイズに縮小、プリントアウトし、
画用紙に貼り付ける。

主人公、その家族、恋人、上司、などなど、だれがいいかな、
と考えることがこんなに楽しいものとは!

テレビドラマ化を前提に考えているので、うまくいけば
手元のこの画用紙のまま、キャストが動き出す可能性もある
わけで、抜群に楽しい。

やらねばならない仕事が他にも山積みなのだが、ついつい、
時を忘れた。

企業秘密のため、完成した図をお見せできないのが残念!

 

2008年02月12日(火)
光琳、モネ、レンブラントと出会う




MOA美術館(→)

光琳の紅白梅図屏風(国宝)などを堪能する。
興味深かったのは、光琳のデッサンだ。
西洋風の線が見られる。例えば、ドアや窓を×で表現したり、
屋根模様を斜線にしたり。写実主義では、江戸時代の家屋
はこのようには見えないだろう。イラストレーション、
あるいは、デザインのレンズが光琳の目にはまっていた
はずだ。

馬の後姿など、まるで手塚アニメの世界であって、興味が
尽きなかった。

このほか、併設展示で、モネの「睡蓮」(1918年)、
話しかけてくるようで不気味なレンブラント
「帽子を被った自画像」(1629年頃)
などと「ばったり」といった感じで出会う。儲けものだった。

海と光の美しい美術館で、景色もまた、もう一つの展示品だね。

 

2008年02月11日(月)
連休ど真ん中、湘南名物の渋滞だい!




連休のど真ん中に車で国道134をひた走る。どこから見ても
無謀である。まるでトミカのミニカーみたいに車が列を
なし、動かない。カーナビで「抜け道」を探してもらう
が、それも一瞬の話であって、根本的治療にはならない。
写真は、このあと稲村が崎に出る道沿いをノロノロして
いたとき出会った江ノ電。




遥か彼方に江ノ島が見えてきた。オレの家も近い・・・が、
近いといかんのである。遠ざからなければ。この後、
えんえん、カーナビ不要の渋滞は熱海まで続くのであった。

 

2008年02月10日(日)
ギフト・エコノミーと金余り




カーマ・キッチン(→)

はギフトエコノミーの実践レストランとして話題になっている。
客は、飲食した代金を用意された封筒に入れて支払う。
いくら支払っても構わない。現金である必要もない。
メニューには金額が書いていないのである。

ギフトエコノミーについては、11年以上も前、Surfin'で
取り上げたことがある。モロッコに住むベルベル人の
基本思想がギフトエコノミーであることを、現地に旅した
人からきき、衝撃を受けたからだ。

その後、ネットビジネス黎明期にさしかかり、ぼく自身も
知恵市場の創業経営者の一人として主にマーケティングに
関わった関連から、ネットにおける課金システムの哲学構築
でギフトエコノミーは大いに参考になった。

結局、ネット課金については、投げ銭、お金以外の対価、
eキャッシュ、などいろいろアイデアをいろんな企業が試し、
現在のようなシステムに落ち着いている。

ケータイやICカードがここまで普及するとは思わなかった
のだが、立派な決済手段になっているし、
その根底にはクレジット・カードで経験を積んだシステムの
下支えがある。スイカやパスモなど、ICカードのおかげで
鉄道会社、バス会社はへたな銀行より豊富なキャッシュを
手に入れた。銀行より有利な点は、「キャッシュを顧客が
引き出す恐れがない」ことだ。
「金余り」は、今やトランスポーテーション・サービス・
カンパニーのためにある言葉ではないか。

そうだ、書きながら思いだしたけど、2000年、ニューヨーク
大学で講義したとき、

「今に日本では不動産をiモードで決済する時代が来る」

と言っていた。

カーマ・キッチンは今年1月5日に閉店した由だが、これにも意味があるのだろう(→)。

米国経済とドルの時代は終わる、というジョージ・ソロス
の最新予言にぼくは賛成だが、では、この次に来るものは
いかなるエコノミーなのだろう。

 

2008年02月09日(土)
何でテレビが勝手につくねん




写真は葉山マリーナから富士を望む夕景。

書き下ろしの最終校正を北鎌倉の喫茶店で行う。
酒も出す店だったので、ビール片手のおっちゃんたち
に混じり、校正原稿を前にして編集者と打ち合わせ。

「作家が・・・」

とかいうささやき声が聞こえる。ぼくを作家と勘違い
したようである。気分がいいので、訂正せずにいた(笑)。

内容校正のあとは、出版時期について。
周囲の環境などを鑑み、6月に決定。ちょうどJOYWOW創業3周年、
新体制でキックオフする時期でもあり、グッドタイミングだ。

もう一冊進めている企画はその前月5月、文庫化企画は9月
とした。8月は北京オリンピックでだれも本を買わないだろう、
と思ったので(笑)。

このほか、翻訳が2冊、書き下ろしが1冊、企画と作業が進んで
いて、全部で6冊の出版フィーバーだ。

目標は今年10冊にしているので、まだまだいけるぜ!

鎌倉からだれかがついてきたみたいで、夜、ちょっとした
ポルターガイスト事件あり。

書斎の電灯がつかなくなったり、テレビが勝手にスイッチ
入ったり。面白かったなあ。

般若心経を唱え、自分で、自分の両肩に乗っかっている
ゴーストバスターを施し、解決。

 

2008年02月08日(金)
JOYWOWに強力ラインアップ登場!

JOYWOWに新しくjoinしてくれることになったメンバーを
ご紹介します。アイウエオ順に。

ぶんぶんこと池上文尋(→)
ここでもお馴染みですね(→)

ラッキーこと高取剛充(たかとり・よしみつ)(→)

わたさんこと渡辺政之(→)

いずれ劣らぬ達人たち。もう、こんなすごいメンバーが
JOYWOWに参加してくれるなんて、夢のようです。
それぞれの分野で一級の仕事をしている人たちと織り成すJOY+WOW。
今後更にメンバーの増えることが決定しています。

6月の創業3周年には新組織と共に、新商品ラインアップを
ご紹介できると思います。

今年2008年、これまで以上にお役立ち価値を皆さんに発信して
いきたいと思っています! 

応援いつもありがとうございます!

 

2008年02月07日(木)
なぜ古書のまちが「かっぱ横丁」なのか




阪急三番街かっぱ横丁。古書店がガード下に並ぶ。
大学生の頃だから、1978年あたり、つまり今から30年前、
この辺をよくうろうろしていた。
研究していた清水幾太郎という社会学者・ジャーナリストの
戦前から戦後まもない頃の著作を探していたのだ。

家庭教師を三軒かけもちしていたので、大学生としては
かなりの収入があったが、その大半を本に費やした。
古書店特有の加湿器のにおいと古紙のにおいが今でも
思い出される。

ある時、馴染みの店主が「それやったら・・・」と、
道路をへだてたある貸しビルに連れて行かれ、重々しく鍵を開け
るとそこにも本がぎっしりの棚。舌なめずりするように探して
いると、森有礼とか、教科書でしか知らない人物の著作が
ひょい、とあったりして、本そのもののもつ「どや、参ったか!」
オーラに圧倒された。

当時一杯集めた古本は、阪神大震災で自宅のしょぼい木造
文化住宅が半壊した時、紛失してしまった・・・というか、
お母ちゃんがほかしてしまった(捨ててしまった)。

今はそれでいい、と思っている。

 

2008年02月06日(水)
メディアの刺さり




昨日の新阪急ホテル講師控室スイートから撮影。

さて、マイクロソフトとYAHOO!の件、以下の
メディアがとても興味深い報道をしている。
factsのつかみかた、どうやったらこうできるのか、
奥深い。社内メールをそのまま公開するなんてね。

TechCrunch(→)

つづいて、
スティーブン・バルマーのメールがそのまま(→)

既存の、「なぞり」報道の日本のメディアの役割、
根っこから問われている。

「あらたにす」(→)

チャレンジングで、応援エールを送りたいが、
重要なのは編集力、factsへの刺さり具合だ。

 

2008年02月05日(火)
楽天ライブ in OSAKA!

楽天新春カンファレンス2008大阪講演(→)

例によって、ステージからオーディエンスを撮影。

壇上から見て左側。



こちらは右側。



収容人数:352名 [整理券422枚 配布予定]との事務局からの
事前メールにあったのだが、続々と人が来場してきて、当初
用意されていた席では足りず、急遽、椅子を追加してかけて
いただいていた。広い会場が熱気でムンムン、とても良い
氣が満ちていた。

やはり大阪は母国語で話せるので、気持ちが楽だ。
冒頭、お決まりの、「まいど!」コールでアイス・ブレイク。
さすが皆さん、ノリがいい。

持ち時間が40分しかなかったので、ものすごい情報量を
圧縮してお話した。汗いっぱいかいた。

終了後、事務局の用意してくださっていたスイートルーム
の控室でゆっくりする間もなく、とんぼ帰り。

本のタイトル決めとか、いろいろあるため。

つかの間だったが、ふるさと大阪、楽しかった!

会場の、茶屋町アプローズのある新阪急ホテルとその周辺も、
とても懐かしかった。以前グロービス大阪で講師をしていた
頃、よくうろついたエリアだ。もう10年以上も前のことになる
のだなあ。当時、独立を目指していながら、ふんぎりがつかない、
ハーフなチュートハンパ気持ちだった。感慨深い。

 

2008年02月04日(月)
スッテーーーーン




昨日の雪がまだ大量に残っている。
ゴミを出すにも、雪道用の靴を履いて出なければならない。
うんしょ、うんしょ、とやっていたらお隣の奥さんがゴミを
もって階段を下りてこられたので、代わりに出します、と
声をかけた。

「雪用の靴ですから!」

駆けつけた。と、スッテーン、と滑って左手で地面を支えた。

奥さん「そうなるのですね」
ぼく「はい」

とほほほ。

*写真はわが愛する元町商店街を空の視点から撮影。逆光だ。

 

2008年02月03日(日)
国鉄ディーゼルのプライド




起きたら雪。いまもこんこん降り続けている。

【JOYWOW 2008 あなたのお天気図・ワークショップ@名古屋】

の当日であり、東京からも参加してくださるので、あわてて
パソコンを立ち上げ、新幹線の運行状況を確認する。
品川-小田原間の徐行運転で、約10分程度の遅れとのこと、
運休していないことがわかり、ホッ、とする。
名古屋方面は雨から曇りの予報。
参加してくださる皆さんにとり、最高の日曜になることを
祈りつつ、雪をながめる。

1983年の冬、朝起きたらこんな雪だった。尼崎には珍しく
雪が積もり、その日は何と、大阪から鳥取に出張(当時は
旭化成でへーベルの新人営業マン)。

おっかなびっくりで大阪駅に行く。1番線の山陰本線ホームで
駅員さんに「鳥取までの列車は大丈夫でしょうか」と聞くと、
痛くプライドを傷つけられた、という顔で、「大丈夫です。
ディーゼル車は、こんな雪、へでもないですから」
新幹線が運休していることを言うと
(朝のテレビニュースで知った)、
「新幹線はまだそういうことをやっておるのですか」
と、「ディーゼルの誇り」とでも言う空気を放っていた。

大阪駅8時発のディーゼル車両は何と! 定刻に鳥取駅に到着、
市内販売店から電話を借りて(携帯が一般化するのはそれから
12年後である)、会社に電話すると、大阪市内の交通はマヒ、
同僚たちはまだ会社に出社していたり、いなかったりの有様
だった。国鉄ディーゼルの誇りにあらためて感服したもの
であった。

 

2008年02月02日(土)
いい流れ!




予想もしないハッピーな出来事が起こった。これは奇蹟と言って
いい。

飛ぶような気持ちで、銀座から車で帰る。
お台場の観覧車が美しい。
写真に撮ると、ご覧のように、とってもシュールで、
きれいな世界が現出していた。

JOYWOW、いい流れに乗っている。ありがたいことである。

 

2008年02月01日(金)
知覚過敏はつつしもう




小売の現場は運動神経、反射神経が敏感だ。
ちなみに冷凍庫の中を見てみると、Ajinomotoの一人勝ち
の模様。いずれの製品も国内工場で製造されている。
食材については不明だが。もう一社もあるが、そちらは
中国製。

いずれにしても、日本人得意の過剰反応だけはやめようね。

一口に中国といっても、あの国はとてつもなく広く、
奥深い。

「何が何でもすべて中国産はダメ!」

という知覚過敏こそが、問題の本質を見る目を曇らせる。
冷静に、行こう。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW