椰子の実日記【JOYWOW】
2008年03月31日(月)
桜はどこまでいってもトク、そして美しい
葉山の夜明け! 横浜山手オフィス前の桜が、午前中のヤクザな雨風で 3割方散ってしまった。道路に散らばる花びらが痛々しい。 一方、美しくもある。桜は、蕾も、満開でも、散っても、 美を感じさせてくれるね。
桜の木と一本道路を隔てた駐車場に停めておいた愛車の ドアやあちこちに花びらがくっついていた。
これが魚のうろこだったら、ぐえーーーとなるところ だが、桜の花びらはトクだねえ。つい、微笑んでしまう。
2008年03月30日(日)
ちりとてちん、ありがとう!
トンネルを抜けるとブワーーーーッと広がる鎌倉の海。 視界が開ける思いが、いいねえ。いつも、気持ちいい。
さて、NHKの朝ドラ『ちりとてちん』が終わってしまって、 寂しい限り。
本当に良くできたドラマだった。夜のドラマが、漫画や 小説が原作のため、ある程度視聴率が予測できたり、 あるいは徹底的に手抜きで、バラエティ番組化して いたりして(さんまと長澤まさみのドラマは本当にひどかった)、 品質が低下していることに比較するまでもなく、ここ 数年のドラマの中では最高の品質だった。
演出、撮影、照明、音声、などのスタッフが、プロとしての 仕事をきっちりやったらこうなる、という見本のような 仕事を見せていただいた。
脚本も練りに練られていて、伏線の見事なこと。 テーマが「伝承」という明確な一本に絞り込まれていて、 すべてがテーマに収斂する見事さ。
そしてもちろん、和久井映見を始めとするベテラン陣、 貫地谷しほりを始めとする若手メンバーの演技の見事さ。
朝ドラはたいてい、「そこは見逃してください」的な 「ぬるさ」があって、たとえばそれが新人ヒロインの どうしようもない演技であったり(これはデビュー したての沢口靖子以来の伝統であろう)、ストーリー の無理な展開(例えば『どんど晴れ』のヒロイン女将 修行への動機)であったり、張られていたはずの伏線 が途中で切れてしまっていたり(あったと思うが、思 い出せず)、それの存在が耐え難い軽さとなっていた のだが、今回は皆無。
面白いことに、携帯電話が全く登場しない。ITも登場 しない。唯一、原稿執筆手段としてのラップトップが 出てくるくらいだ。
登場人物たちは、用があったら、会いに来る。 突然であろうと、何であろうと、実際に会いに行く。
終わるのが哀しいドラマに出会えたことは、本当に 幸せでした。こんな高品質ドラマが低視聴率である ことは、やはり日本人の劣化をそのまま表している のだろうな。
ちりとてちん、幸せな朝の時間を半年、ありがとう!
2008年03月29日(土)
翻訳没頭の土曜日
一日翻訳をして過ごす。 庭ではねこがみゃあみゃあ鳴いているが相手にしていられない。 これでまだ50%も済んでいないのだ。 ほかに書くことがないので、今日翻訳し推敲・校正前の ほやほや生原稿を掲載してみよう。禁・無断転載。
文中、エマソンはラルフ・ワルド・エマソン、 ソローは、『森の生活』のソローだ。
(引用開始) ------------------------------------------------------ エマソンは無意識のうちに若きハーバード大学生ヘンリー・ デヴィッド・ソローのものの考え方に影響を与えていた。
体制に従わないエマソンの流儀は若きソローの中にもあった。 ソローは1833年、カレッジに入学した。この年、ウィリアム・ ヒューアル(*)が「科学者(scientist)」という言葉を 新しく生み出している。
*訳註:William Whewell (1794 - 1866) 英国の博学者、 科学者、哲学者、神学者、科学史家。
カレッジも上級、二十歳になったソローはエマソンの 『自然』を読み、その異端ぶりに、魅了された。 2回読み返した。
概して、私たちに影響を与える書物には、読む本人に とって特別な性質を持ったアイデアが散りばめられて いるものだ。既に認識してはいるのだが、自分のもの として表出するには至らず、知のゆりかごの中で揺ら れているアイデアたち。
稲妻よりも大きなパワーを秘め、内側から 飛び出すタイミングを待っている。 ソローにとって『自然』はそういう本だった。
ソローはエマソンに
「ハーバードはあらゆる分野の知識を教えてくれた。 しかし、その知識のどこにも根っこがなかった」
とジョークを言ったことがある。
『自然』の中に、ソローは哲学の土壌となる知の泉 を発見したのだ。 -------------------------------------------------- (引用終了)
2008年03月28日(金)
松涛スズメ
松涛の住宅街を歩いていたら、空き地があって、そこは 以前大邸宅があった場所で、後にただ空き地だけがあって、 そして、桜の木が残っていて、桜の木だけが華やかで、 それがとても虚しくて、しかもその桜の木から桜の花びらが ぱらぱらぱらと落ちていて、まだ桜の散る時期には2、3日 早いだろうと思って、どうしてだろうと見たら、雀たちが 懸命に枝をつっついているからなんだ。
つっつくスズメ。 散る花びら。 花びらが地面に。 地面が桜色になる。 スズメはつっつく。 花びらが散る。 桜色に染まる地面。
松涛の、そこのスペースだけが、ホンネを語っているような、 そんな気がした。人生のホンネ。ウソのない気持ち。
・・・なんてね。戯曲を読んでいると、表現が文学的に なるなあ。
2008年03月27日(木)
ぼくは60歳になったらシナリオライターになります
自転車でかっ飛ばす湘南レディ。イーネ!(CKBケンさん風に) 海を撮るつもりが、画面に飛び込んできた。
小説執筆の資料として、クドカン脚本を読み込む。
『タイガー&ドラゴン』 『春子ブックセンター』 『鈍獣』
いま、「読み込む」と書いたが、ウソです。 これから読み込むつもり。
翻訳と小説執筆を同時平行する。 気分は村上春樹である。うししし。
翻訳も自分の作品も、いずれも膨大なvocabularyの宇宙を 探検する知的遊戯である。こんなに素晴らしい仕事の できる幸せ。少なくとも、翻訳は「あっち」に行ってからは できないだろうからね。現世でしっかり楽しまなくては。
2008年03月26日(水)
黄門さまがブログに載ると
134を走りながら。面白い写真でしょ。
今日はずっと横浜オフィスにいた。 道路を隔てた反対側歩道に立派な桜があって、満開。 道行く人がみんなケータイで撮影しているその姿を 眺めるのもまた、こころ浮き立つ季節だ。
はるか彼方に見える風力発電の羽。 春の横浜。いいねえ。
ケータイといえば、水戸黄門が現代にいたら、きっとこうなる。
格さん「この紋処(もんどころ)が目に入らぬか〜!」
一同、「はは〜っ」
と口では言いながら、ケータイで黄門様ご一行を撮影する。 中には、葵の御紋や印籠の「意味」を知らない人もいたり して;
「ってあれ、何だっけ?」
というささやきも聞こえる。
そして、撮った写真をブログに載せるのである。 黄門様は面が割れ、その後はお忍びの旅がままならぬようになる のである。
濃い黄門ファンが、特設サイトを作って、
「今日の黄門様」
とライブ映像で見せたり、日本地図上に足跡をラインで残したり して、なかなかやりにくいだろうなあ。
ヤケになった助さん格さんが「旅日記」ブログを書き始め たり、疾風のおエン姐さんが「くノ一日記」を始めたり。
2008年03月25日(火)
バンザイ江ノ島
クライアント訪問の帰り、134沿い、江ノ島近辺。 まるでサンタモニカみたいやね。
このあたりで、携帯電話に、編集者から吉報が (ぼくは助手席なので、電話に出られます)。
企画が無事、社内会議でOKなったとのこと!
よっしゃーー!!
バンザイ、バンザイ、バンザイ!
記念すべき瞬間だ。
5ヵ月後には脱稿することを目標に、仕事の時間配分他を 執筆シフトへと移す。
某書の文庫化の工程も決まった。 翻訳の締め切りは7月末。
へヴィーだが、楽しみだ。
2008年03月24日(月)
おや。今さらノードストロームですか
横浜オフィス前、山手の夕暮れ。 昼間降っていた雨もあがり、桜のつぼみが「期待」という漢字 二文字を具現化してくれている。
向こうにはポートタワー。何て美しいのだろう。
今日届いたビジネス情報誌を見て、その時代錯誤ぶりに 驚いた。80年代からちっとも進歩していないかのような エクセレント・サービスについての事例研究が「特別企画」 として、堂々と掲載されているのである。
顧客サービスについて語るときに三題噺というのがあって、 その三題噺が入っていたらそのスピーカーは「ガッコアタマ」、 つまり、現場の勉強が足りない証拠。
その三題噺とは、ノードストローム百貨店、サウスウェスト航空、 ディズニーだ。
ぼくは1998年、『ノードストローム・ウェイ』という本に 感動し、実際にサンフランシスコの店へ足を運んだ。 本にあるように、エクセレントなサービスを受けられると、 期待して。
ところが: ぼくが有色人種ということで、紳士靴コーナーの店員にはっきり 差別された。ほか、フロアスタッフはみんなで何かの地図を 見ながら談笑し、お客さんのほうは全く向いていなかった。
現場に自分で足を運ばず、本をそのまま信じてはいけないよ、 という大切な教訓を教えてくれて、今では感謝している。
言いたいことは、そんな外国の事例なんて持ち出さなくても、 近所で高品質のサービスは探せばいくらでもあるでしょう、 と。 例えば先日ここでご紹介した名古屋観光ホテルの魔法のような ベルボーイとか。 愛想のいいおねえさんががんばっているホカホカ弁当屋さんとか。
2008年03月23日(日)
葉山サンセット
♪ 夕暮れの葉山〜 オレの音はど〜こだ? ・・・ ♪
なんてね。森戸海岸の夕暮れを見ていたら曲が出来ちゃったぜ。
今年も葉山BBQ、やります。例年通り、5月最終日曜だから、 今年は25日だね。参加お待ちしています!
2008年03月22日(土)
スキマキャットとすっぽんぽん
新橋で居酒屋の開店を待っていたらビルとビルの狭いスキマから 出てきたクロネコ。スキマスイッチならぬスキマキャット。
スキマキャットはこのあと、画面左の(蕎麦屋さんです)扉 が小さく開いたのにすかさず、飛び込んでいった。 蕎麦屋の飼い猫なのだ。
この夜、横須賀線で、心地よい酔い加減で寝ていたら、夢を 見た。深夜のテレビドラマ
『未来講師めぐる』(→)
主人公のめぐる(深田恭子)は、おなかが一杯になると、 人の20年後の姿が見えちゃう、という設定で、これが巻き起こす ドタバタが楽しかったのだが、夢の中で、ぼくは5分後の世界が 見える(村上龍の小説タイトルみたい)。でもこれは夢を見ている のだと夢の中でわかっている。
逗子駅に着き、下りようとしたら目の前にいる幼児の足がはだしで、 靴が脱げるのだな、と思っていたら、案の定、5分後に靴が脱げる。 ホームに降り立ったら、目の前を歩くサラリーマンが、上半身 スーツなのに、下半身がスッポンポン、ぶらぶらしているので、 思わず笑いながら、でも5分後はおかしいなあ、このあと自宅で 風呂に入るイメージなのだとしたら1時間後くらいかなあ、と 思いなおしていたら目が覚めた。覚める瞬間、ほらやっぱり 夢じゃないか、と自分に言い聞かせていたが、不思議な夢 で、上スーツに下ハダカの姿があまりに面白かったから、 つい笑ってしまった。以上、報告終わりです。
今日はこれから、 新作『気づいた人はうまくいく ─ ビジネス・チャンスのつかみ方57』 のゲラ校正。楽天ブックスでは早くも予約が始まっています。
ここにあります。タイトルは変更前のままですが、予約はできます。よろしくね(→)
2008年03月21日(金)
PIE2008で白髪カメラ小僧に圧倒される
『フォトイメージングエキスポ2008(Photo Imaging Expo 2008)』((略称: PIE2008→)
いくつかのブースを回ったが、企業によって、来場者の カラーが違うのが面白い。中でもニコンは、かつてカメラ小僧 だった白髪の先輩たちが熱心に集い、マニアックなオーラを ビンビンに発散している。触れると火花が飛び散りそうだ。
キャノンでアマチュアカメラマンの撮影会があったが、 みんな、くろうとはだしで、本当に上手い。
「目線ください〜!」
とモデルさんに手のひらを掲げてカメラをのぞきこむ姿、 どこからみてもプロである。
モデルさんやコンパニオンにカメラをおおっぴらに向けても お咎めなしなのも、このイメージングエキスポの特色だろう。
イメージングの最先端に触れることのできた一日でした。
ソニーが、かつてのソニーらしく、カッコ良く、 ユーザビリティの良い製品を作っていることに 感動。古くからのソニーファンとしては嬉しい限り。
2008年03月20日(木)
ハッチーとマジックブック
勇姿は名古屋地下鉄のマスコットキャラ、ハッチー。 しゃちほこが地下鉄業務を制服着てやっているという かなりシュールなキャラである。あと、名古屋地下鉄 では、どこかのテレビ局のマスコットで、不思議な フワフワ系の人がいたなあ、名前忘れちゃった。
出張の車中、ずっと、校長こと山本藤光氏の名作 『なぜ部下は伸びないのか』(かんき出版)を 読み耽(ひた)る。これで5回目であるが、読むたびに 新しい発見をもらえる、秀逸な一品だ。
ファストフードのような、口当たりだけいい、 それでいて後に何も残らない、レベルの低い ビジネス書の多い昨今、そして、「売る作戦」 だけで「アマゾン堂々1位!」とか騒いで それで、後、一体何が残るの? という駄本の多い中、山本さんの作品は一作一作が すべて骨太、だから何度も味わえる。
仕事でどうしても参考にしなければならないため、 今回は一年ぶりくらい。5回目でもまだ勉強し尽せ ない、宝箱のような、マジックブックだ。
山本さんに、感謝。そういえば、最近、お会いして いないなあ。
2008年03月19日(水)
Bスクエア久しぶりに集まる
新橋の広島風お好み焼屋さん「Hide坊」にて。 バンドBスクエアのメンバーと。あれ? ぼくが写ってない ・・・って、当たり前だ。撮影したのだから。
メンバーとは昨年忘年会をして以来。 今年の活動についてミーティングする。 いや。 ミーティングというより、ただ飲んで、食って、たまに 音楽の話をちょこっとして、それも「ブラスと女声 コーラスが欲しい」といったようなつまようじクラスの 内容だ。
楽しかったので、生ビールジョッキを普段より多めに いっちゃったぃ。
次回ライブは葉山BBQと決定。 さらに、阪本塾同窓会をやる予定なので、そこでも ライブをやろう。
で、一体いつ練習するんだろう?
2008年03月18日(火)
香川照之の強烈引力
昨日、平田さんが特別公開してくださった手帳の中の 秘密の言葉。むひひひ。読めないでせう。小説を 読むと載ってるよ・・・って小説は多分秋発刊なので しばらくお待ちを。
平田さんのおられる日本旅行オフィスのビル隣が 懐かしや旭屋本店だったので、しばし、うろつく。 春、ということで、新しくリーダーになる人向け の企画なのか、平積みで日経のリーダー関係の本がまとまって いた。その中にぼくの『リーダーこれだけ心得帖』の表紙 がどかどかと大きくあったので、「おう!」という感じで 自分で自分の本の表紙のイラスト女性に挨拶する。
香川照之『日本魅録』(キネマ旬報社) 市川雷蔵『雷蔵、雷蔵を語る』(朝日文庫)
を購入、帰りの新幹線でむさぼり読む。 香川さん、やっぱり、ヘンである。この「ヘン」というのは むろん、褒め言葉だ。大好きな俳優さんだったが、さらに 好きになった。密度の濃い文章力は若き頃三島を耽読した 所以だろうか。
2008年03月17日(月)
平田さんとツーショットや!
日本旅行・平田進也氏取材。大阪へ。 版元の担当編集者も出張同行してくださって、二人でお目に かかった。 小説の執筆意図とキャスティングなどを資料をもとにご説明した ところ、全面的に協力しよう! と力強いお言葉を頂戴した。 構想しているシーンの設定に無理がないか、確認、いずれも あり得る、とのことなので、安心した。
他、ダイナマイト級のネタをいただいた。これらは小説の 中で使わせていただこう。
平田さんは巨大な山脈であり、とうてい一日で取材しきれる ものではない。ともあれ、今日はエールの交換で良し、と していたのだが、さすがスーパー営業マン、平田さんにかかる とレーシック(平田さんも手術した由)まで「買う気に」させ られたので用心しなければ(笑)。
お返しにぼくは、平田さんのケータイが、ぼくの一つ前の機種で ある経験から、今のamadanaを示し、平田さんにケータイを 販売することに成功したかもしれない(笑)。
平田さん、2冊目の本が来月発売との由、そして来週はフィンライド アテンドという。超・ご多忙の中、時間を割いてくださった ことに、そして、今回のご縁結びに、こころから感謝しています。
2008年03月16日(日)
今日もみっちりや!
日曜だが、仕事ぎっしり。
12:30-14:30 横浜オフィス。 14:40-15:50 移動 16:00-17:10 葉山のスタバでJOYWOWミーティング 17:20-18:10 自宅で翻訳。 18:10-22:00 友人たちと食事 at 森戸神社参道『山ふく』
というわけで、今日もみっちりでした。 写真はふと道路脇で見つけた、春。 水仙だよ。かわいい色だね。
明日は早朝より移動、大阪へ参りまんねん。 日本旅行平田進也氏にお会いしてきます。
2008年03月15日(土)
ねことの終わりなきたたかい
写真はLAレドンド・ビーチ。また行きたいねえ。
で、話題は全く関係ないトピックで、ねこの話題。
朝、一階のカーテンを開けようとしていたら、窓 を
ととととととととととととととととととととととと
と叩く音が響く。
カーテンを開けた途端、ガラス越しに知らないおっさんが こっちを見ている図を想像し、ゾクッとしながら、目を つむってカーテン開けた。
ねこ
がこっちを見ていた。どうやらしっぽをブンブン振り回し ていて、それがガラスに当たった音らしい。
コラ! と言っても、
「ねこですが何か」
という風で、動じない。
おそらくこいつがわが庭をトイレにしている張本人 であるのだが、いっこうに悪びれた風がない。 物証はあるが状況証拠がない。
ねことの戦いは、果てしないのである。
2008年03月14日(金)
もしかして
誰ですか、梅の枝にみかんを飾っているのは(笑)。
一体どうやって刺したのかわからないが、こういう、 アホなことに熱心になる人はかなりの確率でおもろい 人だ。
(念のため。自作自演ではござりませぬ。 この梅の木、学芸大学駅近所の駐車場横だから住所は 鷹番かな?)
過去7冊翻訳したのだが、著者の英語スペル間違い というのは一度もなかった。計算間違いはセス・ ゴーディンがやっていて、メールで指摘、翻訳書では 正しい数値に直している。
翻訳段階で計算というか、度量衡の単位を間違えた ことがあって、『ブランド・マインドセット』の 時だ。これは読者からメールで指摘をいただき、 増刷時に訂正した。2刷以降は正しい数字だが、 初版本をお持ちの方も、簡単に気づくケアレスミス なので、大きな影響はないはず。
で、今回、初めて、著者のスペリングミスを発見した。 というのも、plantiffを辞書で見たがない。
オックスフォード英英辞典にも記載がない。フランス語かとフランス語 辞典で検索してもだめ。スペインか、それともドイツか、 と手元で可能なすべての言語で調べたが、わからない。 前後の文脈からして、これは「原告」だろう、というのは 推測できる。しかし自信がない・・・。
ここで和英辞典を見れば良かったのだが、ぼくは Googleに入れてみた。すると、
「もしかしてplaintiff」
とある。そこでその単語を英和辞典に入れると、バッチリ 「原告」だった、という次第。
この、Googleの「もしかして」は、便利だね。
そういえば、かなり以前、「阪本啓一」と入れた ことがあって、そのとき、「もしかして坂本敬一」 と聞かれたことがある。ショックでした(笑)。
2008年03月13日(木)
ペットボトルが☆をつくるという話
新幹線車内でパソコン仕事するならグリーン車では なく一般車両の最前列が良い。理由は二つある。
第一に、写真でおわかりのように、テーブルが広い。 第二に、グリーン車と比較して、静かである。
グリーン車は「普段他人から注意されない人」の乗ることが 多いので、野放し状態なのだ。ケータイは席で話す し、マナーモードの使い方を知らない。いわゆる、 現代版俗物図鑑がグリーン車なのである。 その点、一般車両は基本的に静かだ。マナーも良い。
電源用コンセント、グリーン車座席はたいていの車両 タイプで常設になりつつあるので、これはあまり優位性 とは言えない。
さて、以下はグリーンに乗った時の話。 ホームで既にその人は注目されていた。ケータイで 写真を撮りに行く人もいた。
超有名なバンドのボーカルだ。
「たとえば、君がいるだけで、・・・」
ふーん、と思っていたら、通路をはさんで、一つ違いの 近所の席に、マネージャーと座った。 当然、観察する。
帰り、ぼくと同じ品川駅で下車したのだが、座席は 倒したまま、飲んだミネラルウォーターのペット ボトルは置きっぱなし、おしぼりもくちゃくちゃ。
いっぺんに、スターさんのスター性が☆☆☆☆☆から ☆一つになっちゃった。いかんいかん、amazonじゃない んだから(笑)。
2008年03月12日(水)
カリスマ添乗員と話す
たった一人で7億稼ぐ日本旅行カリスマ添乗員平田進也氏(→)
と電話で話す。執筆中の小説の取材アポなのだが、 やはり仕事のできる人は話が早い。
藤山直美さんとも親しい由、非常にラッキーである (小説のネタがバレるので、これ以上はゴメンね)。 平田氏と東京で会えるのは6月になってしまうので、 ではいっそのこと、早めに会いましょう、と、急遽、 来週月曜にぼくが大阪へ飛び、お目にかかる約束が 決定した。好機を逃してはならない。
担当編集者に急ぎ連絡を取るも、留守電。
動き出している。確実に、大きなうねりが動き出して いるのを感じる。
2008年03月11日(火)
サプライズ!in 名古屋観光ホテル
仕事を終え、チェックアウト時にクロークに預けて 出かけていたスーツケースをもらおうと、ロビーを 急いでいた。今日は大きなカンファレンスがある 模様で、人がざわざわしていた。
クローク札をポケットから出し、ベルデスクに 人がいないか・・・と確認しながらさらに歩を 進めていると
クロークのドアがサッと開いて、中からぼくの スーツケースを抱えたベルキャプテンが。
サプライズ!
こんなこと、初めてである。
彼はぼくが遠くからロビーに向って歩いて来る 姿をキャッチし、「ぼく=阪本」と認識し、 クローク札を確認するまでもなく自分で スーツケースを取りに走った、のだ。
感動した。
名古屋観光ホテルでの出来事である。 感謝。感動。
*写真と本文とは関係ありまへん。 逗葉新道入口にある食堂。ここでいつも天ぷらそば を食べます・・・って、ほんとに、本文とは全く 関係なくてすまんことです。
2008年03月10日(月)
成田空港に行ったわけではないがこんな写真になった
昨日の日曜は結局、溜った疲れでアタマが動かず、泣く泣く 断念して、ビデオ鑑賞の一日にあてた。
『明日の記憶』 『舞妓HAAAAAAN!』
その後、クレイジーケンバンドの2006年のライブDVD。
とにかくへたってしまい、テレビの前で溶けていた。
メールチェックもできぬまま就寝。
そのおかげで、今日は朝から出張だったのだが、宿泊先 ホテルでメールの山と格闘、メールのほかにもやらねば ならぬ案件が山積みで、現在夜の23時だがまだ終われない。
う〜。休まないと身体がバテるし、休むと後に祟る。 ありがたいことなのであるが。
2008年03月09日(日)
ねこトイレの無力化に向け実力行使
今日は本当に久しぶりに家で仕事ができる一日。 朝、懸案の、ねこトイレの無力化に挑む。
スコップ(これはTDLで買ったもので、ミッキー マウスのフォルムが取っ手になっている。小さい ので実はあまり実用的ではない。どちらかというと、 子どもが砂場でお砂遊びをするときに使うものだ) で、丁寧にうんち棒を一本ずつ抜き取って行く。 慎重に、慎重に。鼻につく猛烈な臭気。
太っているだけあって、サイズも巨大である。 ミッキーマウスでは歯が立たないほど。
最後は竹酢液をふりかけ、インパクトを与えるが、 さて、ねこたちはこの威嚇行動をいかに理解する だろう。庭に和平は、いつ訪れるのか。
2008年03月08日(土)
銀行から融資させてくださいと口説かれるセミナー
午前中、JOYWOW社内ミーティング。
午後、 わたさん『ビジネスプランで銀行を口説け』セミナー。 満員御礼の大盛況、ありがたいことだ。
内容は、「銀行を口説く」どころか、
「銀行から『是非融資させてください!』と口説かれる」
ためのノウハウがぎっしり。何しろわたさんは元銀行マン なのだから、銀行の融資のツボをしっかり押さえている。
いやー、すごい! セミナー終了後も、わたさんへ個別相談 したり、互いに話し合ったり、みんななかなか帰ろうとしない のだった。良い余韻たっぷりの、上質なセミナーだったと思う。
セミナー終了後、再びJOYWOW社内ミーティング。
わたさん曰く; 「JOYWOWにもどんどん人が集まってきて、水滸伝のよう」 全く同感。何かすごいことが続々起こりそうな予感だ。
2008年03月07日(金)
てんやわんやですよ
楽天大学DAY2。写真は、ヒルズ横の食堂街入口にある コンビニのおでんコーナー。何と! 通路に面した場所 におでん鍋がある。
この物騒な東京のど真ん中で、口に入れるおでんを そのまま外気にさらしている大胆なプレゼンテーション。
やるねえ。当然だが、だれも手をつけていなかった。
ところで; 人生最大の多忙を極めており、それでも仕事は終わらない。
翻訳は2/24以来手をつけることができていない。 今日、かなり前に注文して、納期のかかった本が届いた。 翻訳の参考図書として入手した専門書(版元は産業図書 という、ハードな、大学の課題図書みたいな雰囲気を もった本)が届いたのだが、ハテ、何のために注文したの か、忘れてしまっている。原書をあちこち参照し、前後の 文脈を見て、ようやく理解した次第。
もう、てんやわんやですよ。
2008年03月06日(木)
楽天大学開講!
六本木ヒルズ・楽天大学へ。 写真は地下鉄駅からヒルズへ登るエスカレーターから 撮りました。
今日から『ビジネス・フィロソフィー』講座。 5月まで続く。
早めに着いたので、仲山学長とランチ。 久しぶりだったので、互いの近況報告。
教室に行くと、講師名の肩書が「教授」になっていた。 これから名刺やプロフィールに「楽天大学教授」と 入れようか。
講義終了後、ヒルズの居酒屋で懇親会。 遠く鹿児島、福岡、尾道、大阪、石川、愛知、福島、 札幌からも参加いただき、明日もあるので、 遠方の皆さんは都内にお泊り。 そうなると帰りはぼくが一番遠方だ。
ほかの講座を一緒に受講したメンバー同士のようで、 みんな、仲が良い。いい空気。
こうして新たな「ご縁」が結ばれていく。楽しい。 それにしても、EC、大きく育ったものだと思う。 新たな可能性がいっぱい花開いている。
2008年03月05日(水)
ねこのあいびき、作品を放り出す
拙宅の庭の端っこは先がとんがった三角形の地形になって いて、集うねこたちの間では「タイタニック」と呼ばれ、 恋する二人のあいびきの場になっている。
「ねこトイレの無力化」をはかっているが、交渉は難航を 極め、ねこと我が家両国の外交問題にまで発展しそうな 勢いである。
村上春樹は1987年頃、ローマに住んでいた。こんな 文章を残している。『遠い太鼓』(講談社、1990)
小説を書きながら、僕は死にたくない・死にたくない・ 死にたくないと思いつづけている。少なくともその小説を 無事に書きあげるまでは絶対に死にたくない。この小説を 完成しないまま途中で放り出して死んでしまうことを思うと、 僕は涙が出るくらい悔しい。
『遠い太鼓』は何度もなんども読み返している愛読書だが、 このくだりに至るたび、村上春樹の気持ちが理解できない でいた。
しかし、今は、とても共感できる。
現在執筆中の小説を放り出して、あっちの世界に旅立つ ことは、したくない。それほど、ハマってしまっている。
2008年03月04日(火)
ごちゃまぜビビンバ!
今日も朝から夜まで横浜・山手オフィスで仕事。 写真は、なんだかかわいい港のタワーさ。
渡辺謙さんと横山剣さんのダブルケン、ケンケンの 自伝を平行して読んでいるが、ごっちゃにならない のは当たり前か。
このほか、大映京都撮影所で60年録音技師として 生きてきた音の職人さんの自伝『映画録音技師ひとすじ に生きて』、 時代考証家山田順子さん『なぜ、江戸の庶民は時間に 正確だったのか?』、阿久 悠『清らかな厭世』、 クドカン『春子ブックセンター』、翻訳資料 アルド・レオポルド『野生のうたが聞こえる』 を平行伴走。よくごっちゃにならないな、と 思うが、ここにプラスして、自分が書いている本 も書き下ろしが新たに二冊ある。翻訳もある。
この、ぐっちゃぐちゃ、タマゴがけごはん丼 状態が好ましいのだ。
明日は締め切り3本。雑誌連載1本、企画書2本。 書けるのかね。
2008年03月03日(月)
フランス風車
港の見える丘公園フランス領事館跡に回る風車。 オフィスの窓から見える緑の向こうに赤い動くものがあって、 ずっと何だろう、と思っていた。
当時の風車は壊れて、無いが、時代考証して、だいたい このような風車だったのだろう、と再現されたようだ。
風車は、見てるだけで心休まるね。どうしてだろうね。
昨日は小説を執筆、7枚書く。これで冒頭より11枚。 読み返してみて、抱腹絶倒、登場人物が勝手に動き出し、 話し出すので、自動書記状態だった。
プロットも、キャスティングもすべて終わっている ので、あとは書くだけ。
書く時間さえあれば、と思うが、今日も一日 ミーティング。仕事が山積みで、そしてその仕事が 全部好きなことで、しあわせである。
2008年03月02日(日)
ラッキーの出汁(だし)
昨日のアドベンチャー・ワークショップの興奮醒めやらない。 寒い中、参加してくださった受講生の皆さん、ありがとうご ざいます。 遠く石川県金沢市や愛知県瀬戸市からも駆けつけてくださった。 本当に感謝です。
さて、アドベンチャー・ワークショップ、資格を持っている 人は講師のラッキーこと高取剛充以外にもたくさんおられる。 しかし、ラッキーだからこその味わい、というものがあると 思うのだ。ラッキーは名だたる登山家で世界をまたにかけている。 日本山岳協会指導常任委員、日本山岳会会員など、立派な肩書を もつ。実績あればこそ、だろう。
さらに、NLPコーチングも学んでいる。プロの写真家でもある。 そもそもぼくと知り合ったのは、ラッキーがカメラマンとして 取材に立ち会ったのがきっかけだ。
ラッキーのもつ、こういう「味わい」、いわゆる「ラッキーの 出汁(だし)」が、このワークショップに、どこにもない 「とんがったモチーフ」をもたらしている。
*ラッキーは写真、黄色の人。
2008年03月01日(土)
感動! ラッキーのアドベンチャー
ラッキーのアドベンチャー・ワークショップ(→)
山手オフィスから飛び出して、港の見える丘公園「フランス山地域 公園」へ。ワークショップの大半を、この公園で。
いやーーー。感動した! ぼくはアテンドで見ているだけだった のだが、チームが一つになって難関を突破していく高揚感。
写真は、その感動の瞬間。逆光ということもあるのだけど、 みんなのオーラが放たれたように見えたよ。
是非みなさんにもお奨めの、体験型スーパー・ワークショップ です!
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