株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
椰子の実日記 INDEXPASTwill

2007年06月30日(土)


地球に笑顔を

「娘に地球を残したい」

M社長がEM商品を中心としたネットショップを
創業した動機だ。
「地球に笑顔」という願いをこめ、
社名は「笑顔生産場」、ショップ名を「EM家族」
とした。

『EM家族』(→ココ)

雑誌『オルタナ』(→)でパタゴニア創業者イヴォン・
シュイナードの活動に触れ、共感、自分も売上高の
1%を寄付することにした。

寄付先は、「親の虐待など、ゆがんだ家庭環境で
家を出なければならなくなった子どもたちをサポート
するグループ」。孤児院もその中に入るが、重要なこと
は、グループの責任者・経営者がまっとうな哲学を
持っていて、寄付金を正当に使ってくれるかどうか。
入念にチェックした上で、寄付先を決める。

「地球の未来を作る子どもたちが満足に育たないこと
こそ、ゆゆしき問題」
「笑顔生産場で得た利益でまた一つ笑顔が生まれたら、
こんないいことはないです」社長の笑顔も爽やかだ。

商品購入のために自分が支払った代金の1%が恵まれない
子どもたちのために使われる。


笑顔生産場「EM家族」の顧客の購買動機にもなるはずだ。
このような企業のありかた、哲学こそが、
新しいビジネス世界における企業理念なのだろうね。

 

2007年06月29日(金)
オリジナル・カラー・メソッド完成!

wakaのオリジナル・カラー・メソッドが完成!
プレゼンテーションを聞きながら、よくここまで
来たと、涙、涙。

これまでのwakaの道のりを知っているだけに、
余計に、胸を突き上げてくるもの、多し。

「今すぐにでも、自分が受けたい!」

そう思う、素晴らしい出来のメソッドだ。
wakaが自分の人生を深堀りし、痛みを感じ、
どろどろの中を歩いて、ようやっと到着した
成果。wakaに感謝。

大切に、大切に、育てていこう、と思う。

 

2007年06月28日(木)
あったりまえが通用しない世界

本の締め切りがあり、コンサルティングがあり、
花火大会があり、昼寝もしなければならないので、
時間が圧倒的に不足しているため、メルマガ(Surfin'、
楽ちん)になかなかたどり着けない。このままいくと
いつまでも発行できないので、この日記の中で、
マーケティング関係のものはSurfin'へ、
生活・ゆるみ関係のものは楽ちんへ
転載することにします。ダブって読んでしまう
人もいらっしゃるかと思いますが、そこはお許し
ください。

Surfin'、今年で12年目なんだけど、やはり久しぶりに
書くとなると「論文」になってしまい、「論文」を
書こうとすると構えてしまって、却って読者に迷惑(笑)
をかけます。サクッと書くようにします。

ということで、今日はマーケティングネタ。

米国のヨガのブームが衰えるところを知らず、
むしろ絶好調で、年間30億ドルビジネスに成長
した由。話はここから。
さすが米国、と思うのは、そのヨガで、著作権獲得や
特許申請が相次いでいるらしい。
米特許商標庁によれば、2007年4月までに認可した
ヨガに関する知的所有権は、著作権が150、ヨガ器具特許
が134、登録商標が2,315件にのぼる。

   アホちゃうか。

へたにヨガのポーズをとると、pipipi、と笛を
吹かれ、「ちょっとそこのキミ、そのポーズは
わしが権利を有するものである。よって、一回
につき10ドル払ってくれたまえ。You know」
と言われかねない。

違うだろう、と言いたい。

知的所有権は重要だ。しかし、行き過ぎはヤボであり、
ヨガに群がるこの有象無象をただ笑ってばかりいられ
ないのである。以前この日記でも書いたが、
「****はキャッチボール」というフレーズ
を登録して、所有権を主張しているコンサルタントが
いるらしい。そのまま書くと訴訟されそうなので
書かないが、そういう、日常会話に出てきそうな
何の変哲もないフレーズまで登録で押さえてしまっては
知が飛翔しないと思うのだがどうだろう。

当然のことだが、ヨガの行者からは「ヨガのポーズ
などは万人が共有できるものなんだから、著作権
などないはず」という声が上がっていて、あったりまえ
だと思う。この、「あったりまえ」が通用しなくなった
世界って、どこかおかしくなくね?(と、若者ぶった
ものの言い方をする(笑))

*参考 WEDGE、2007年7月号(VOL.19 NO.7)p.33

 

2007年06月27日(水)
彼女が持ってきたスイカのことをNENGUと言います

友人が貸してくれた

DVD『日本の形』(→)

ランチタイムに、「ながら観」をした。

もう、大傑作!

外国人に、日本の謎について解説する、という設定
のビデオだ。

じっくり観ることができたのは『お盆休み』。
夏に日本人が熱狂する高校生の野球大会があって、
それは「caution」という。
「甲子園」が、外国人には「caution」と聞こえる
のだ。

一番の謎とされているのが、「そうめん流し」。
なぜ、あのようにヌードルを流して食べなければ
ならないのか。

「日本人はこの季節、野菜を虐待します」

と、スイカ割りが紹介される。

帰省して、ふるさとの両親へのお土産が、
「油」「酒」「ハム」「現金」(笑)。

もう、爆笑に次ぐ爆笑。

全編を観るのが楽しみだ。ラーメンズはマックの
CMでそのセンスの良さに惚れていたが、またもや
惚れ直した。友人に感謝!!
ぼくの好みをよく知ってくれている、その事実にも
大きな感謝!

 

2007年06月26日(火)
執筆三昧

庭に大きな木がある。正確に言うと、裏の家の木なのだが、
拙宅の木の葉っぱと重なり合っていて、まあそこは一緒
みたいなものだ。二階の書斎の窓位置より高いから、
おそらく10メートルくらいの高さがあるんだろう。
その葉っぱに雀がやってきて、ぴよぴよぴよぴよ
ちゅんちゅんちゅんちゅんと元気に啼く。
右耳で聞きながらキィボードを叩く。叩く。叩く。

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その頃は日課として小説を書いている時分であった。
飯と飯の間は大抵机に向って筆を握っていた。
静かな時は自分で紙の上を走るペンの音を聞く事が
出来た。
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小学生時代から愛読している漱石『文鳥』一節である。
同じような状態で仕事のできているキャリア環境に
感謝。

『ぷらっと』脱稿、納品。
『オルタナ』ブランド論、朱が入って返送。
 即座に改稿、納品。
録画しておいたNHKスペシャルを観て、考察。
その結果、執筆中の書き下ろしのリーダー論を大幅に
路線変更を決意。早速書き始める。
ほか。
静かな一日。

 

2007年06月25日(月)
感謝感謝の仕事漬け

台湾の事業家Rさんからファクスをいただく。
相変わらず精力的に活動されていて、今度また
日本にお越しになる由。台湾に行く約束をしている
のだけど、時間が許さず、果たせていない。

早速返信する。Rさんはメールをお使いにならない
ので、こちらもファクスだ。台湾にファクスを
送るのは初体験。Rさんのおかげで、初体験を一つ、
できた。

書き下ろし原稿の一部を読んだ編集者から過分の
お言葉をいただく。嬉しい。細切れの時間しか
執筆に充てることができないのが誠に残念。
それほど、書いていて楽しく、胸にズンズン来る
本になりつつある。精魂込めて、書いている。

月間に締め切りが5本、それに書き下ろしを抱えて
いるので、Surfin'や楽ちんメルマガにまで到達
できず。書くネタは山ほどあるのだが。

と言っていたら7月20日締め切りでまたもう一本
原稿の注文をいただく。もちろん、お受けする。
テーマは「地球環境と企業」
仕事のできること、ありがたき幸せ也。

スキを見て、Paul Hawken"Blessed Unrest"読む。
ホーケン、確実に進化している。見習わねば。
明日はまたもや連載の締め切り。ありがたい。

 

2007年06月24日(日)
Now & Here完成

書き下ろし本のテーマを着想したと同時に
曲ができた。同じテーマだ。
まず、曲だけ録音し、歌詞を後でつける。

今朝、端唄ならぬ端時間(ちょっとした時間)
があったので、ギターでコードをつける作業を
した。いい調子でコードをつけていったの
だけど、一箇所、「この指のコードは何だっけ?」
とわからないものに当たった。こういうとき、
「逆辞典」ならぬ、「この指押さえのときは
**というコード」という辞典が欲しいなあ。

1フレットと2フレットの間、2弦と4弦を押さえる
コードって、何だっけ? だれか教えて。

ちなみに曲のテーマ・タイトルは「Now&Here」です。
アルバムやライブの一曲目にぴったりの、疾走感
あふれるナンバーだよ。ドラムがきっとかっこいい。

*この日記を書いた2分後、「A7じゃん!」とひらめいた。
 何と! A7のような基本コードを忘れているとは!
 いかに最近ギターを弾いていなかったかがわかる。

 

2007年06月23日(土)
正義のヒーローは恥ずかしい

「社長、あらたな疑惑が出ているんですが、何か」
「社長、被害者がこれほどいるのに、何もおっしゃらない
 んですか」

違うと思う。何か事件や事故が起こるたび、報道陣は
「正義の味方」になる。ヒーローとなる。何様、と
思う。だからといって、くだんの「社長」の肩をもつ、
というわけではないのだが、コムスンの場合でも、
「若手起業家のホープ」とかなんとか、持ち上げて
おいて、同じ手でどかーん、と落とすその根性が
気に入らないねえ。

しかも、コムスン問題で本当に指摘し、考察するべきは
介護のありかたであり、海外に取材するとか、
厚生労働省の姿勢とか、もっと俯瞰したissueのはずだ。

日本にジャーナリズムが育たなくなった原因は、
たとえば効率・利益優先で講師の数を大幅に減らし、
予約が取りにくくなった英会話学校の根っこと
同じであり、「売れれば何書いてもOK」という
矜持のなさだ。

 

2007年06月22日(金)
Left to tell

さる方から贈っていただいた本

『生かされて。』イマキュレー・イリバギザ、堤江美訳
 PHP

を読んで、人生観が変わった。

本書では少なくとも4つのことを学んだ。

・ハダカで生きていく決意のできた人間はとんでもなく強い
・祈りの力
・許すということ
・天の描いた設計図は人間が何をしようと変わらない

この本は泣くためにあるのではない。
真摯に自分の生き方と向き合うために読む本だ。

 

2007年06月21日(木)
飛行機が海から出てくる

友人に連れられ、築地へ。
所作が美しいおかみさんが一人、丁寧に手間隙かけて
料理を作ってくれる。
そのどれもがおいしく、食事の後に行ったにもかかわらず、
全部平らげてしまった。あらためてビールをいただいたの
だけど、いつものぼくの許容酒量を大幅に増量しても
酔わなかった。おいしいし、楽しいからだね。

そのお店の常連さんと仲良くさせていただく。
とても興味深い話をいろいろ。彼は大学を出てすぐ、
船乗りとしてマグロ漁船に乗り込み、世界を回った。
その時の話が面白い!

飛行機がさ、海から出てきて、それで、海に沈んでいく
んだ。地球は丸いってこと、実感したよ

なるほどねー。すごいね。

そうやってさ、満天の星空を見上げていたら、おれ、
何でここにいるんだろう、とかさ、いろいろさ、
考えちゃうわけよ

いいお話でした。

そのお店の守り神ともいうべきお猫さまがいて、25歳。
人間でいうと既に100歳を超えるかどうか、という高齢
とのことなのだが、天と通じているお猫さまで、おかげで、
深夜になるとたいていぼくはパワーダウンしちゃうところが、
ますます元気になっちゃった。またあのお猫さまに会いに
行こう。

 

2007年06月20日(水)
悲願!

パリで航空ショーだか見本市だかが開催されていて、
そこに国産小型機のサンプルが出展されている。

「YS11以来の国産小型飛行機の実現、日本の悲願が
ここに達成されるのか、注目したいところです!」

アナウンサーは「悲願」「悲願」と繰り返すが
一体何人の日本人が悲願と思っているのだろう。
開発にあたっているメーカーに、政府は開発費の
1/3にあたる400億を援助するそうだが、気前のいい
ことである。400億だよ。400円じゃないよ。

「国産」にこだわるのなら、「食」の開発に
400億使ったほうがありがたいのだけど。小型機は
食えないものなあ。

うーん。「悲願」か。だれが悲願しているのか。
何度も自問を繰り返すが、ぼくにとっては未消化のまま。
「悲願の意味」がわからない。
だって、「プロジェクトXの時代」は既に終っている
のだよ。

 

2007年06月19日(火)
スリパね。スリパ

とにかくマッサージを欲していたのだ。
いつもお願いしているお店があいにく今日お休み、
でも、どうしても今日マッサージを受けたい。

水道橋で仕事を終え、時間があったので、
駅までの道すがら、どこかに「小マシ」な店は
ないものか、とキョロキョロ。
と、「マッサージみどり」という看板が見える。
お世辞にもきれいとはいえないビルの2Fにある
のだが一階入口に看板があって、「60分4,200円」
イチかバチか、当たって砕けろ、と、階段を
上がる。

ドアを開ける。みどりちゃんが笑顔で出迎えてくれる

はずが。

「ラッシャイマセ〜」イントネーションのおかしい
外国人おじさんが。室内にはプン、と独特の
アジアン・フレーバー。
おじさんの雰囲気、さくらももこのマンガの
登場人物をイメージしていただけば、それ、
当たってます。

「スリパね。スリパ」履き替えて。
「メヌある。どれスルカ」メニューを見ると、
どこにも4,200円がない。5,000円が出発で、
赤線で下線をひいているのが10,000円。

「あの。えっと、下に4,200円って書いて
あったんですけど、それはどれですか」
おじさん、日本語がわからないふりをする。
繰り返す。「下の看板に・・・」
「あ。ナイね。それはナイよ。これね。これ」
と、1万円を指す。うーん。
「ごめん。お金ないから、出るね。ごめんね」
「ソカ。スミマセンね」
と、お互い謝りながら、バイバイしたのであった。

結局中央線に乗ったものの、マッサージ欲やみがたく、
直感で「ここには(店が)ある!」とインスピレーション
がやってきた神田駅で途中下車、駅前の「てもみん」に
入った。なんだ「てもみん」か、とおっしゃいますな。
謎の外国人と対話したあとは、全国チェーン店の看板
が笑って見えたんす。ポイントカードももらったぞ。

 

2007年06月18日(月)
Happiness is a warm business!

今朝の瞑想中に飛び込んできたメッセージ。

ビジネス1.0 お金がものさし
ビジネス2.0 幸せがものさし


何のことはない。7年前、『スローなビジネスに帰れ』
(現・『スロービジネス宣言!』日経ビジネス人文庫)
で主張したテーマがようやく具現化し始めている
のだ。

破綻しつつある「業界最大手」の二社の蹉跌の原因を
見ても、また、「日本の経営者をeducateしに来た」
と日本語すらまともに操れず英語しか話せない
ハリウッドだと「まぬけなピエロ」役になりそうな
小太り男を見ても、いよいよビジネス1.0はその断末魔
のあがきを始めている。

世界は確実に、良い方向へ向かっている。

今日はこれから出張。

 

2007年06月17日(日)
超おすすめのEM専門店オープン!

EM関連商品、意外に入手しにくかった。
このたびオープンした

EM家族(→)

はシャボン玉石けんから不思議なセラミックパイプまで
揃っているので、お勧めです!

経営理念を是非読んでみてください。とても共鳴できますよね?(→)

ビジネスの新しい形、ビジネス2.0を具現化したショップだと
思う。

セラミックパイプの不思議な力については

同サイト内「EM家族からのお便り」最下欄(→)

を。これは一体なぜなんだろう。
EMが流れ出して熱帯魚たちが元気になる、とすれば、
パイプが半永久的に効果が減じない、ということと
反する。要するに、波動が高まる、ということで理解
すると、よくわかる気がする。

 

2007年06月16日(土)
夕焼け、きれいだね

コンサルティングの仕事を終え、ホッとしながら、
東急東横線の車窓を眺める。夕焼けがきれいだ。
そういえば朝、家を出るとき、相模湾の向こうに
見える富士山がとても美しかった。

美しい自然が大都会の向こうに広がる景色もまた、
いいものだ。見とれていたら、隣に立っている
若いカップルの女性が

「ほら見て、夕焼けがきれい」受けて男性が
「ほんとだ。本当にきれいだね。いいね」

こういう、ほのぼのとした若いカップルも
いるのだ、ということに、さらにこころが浄化
されるおじさんの午後6時過ぎなのであった。

 

2007年06月15日(金)
加速するほど猫ひるね




滞在していたホテルの窓からの景色。チャペルが美しい。
夏の声をきいたら、急速に、ほんと、加速がついたように
忙しくなってきた。どうしてだろう。
夏の間は、海の家で二ヶ月、ぼーーーーーーーーーーっ、
としているのが理想なのだが、どうも今年はそうはいかない
みたいである。

急な沖縄行きが入ったり、
新しい仕事が入ったり、
本の原稿が進まなかったり、

そういうときは、庭で寝ている猫と一緒に昼寝を
するに限るのである。にゃあ。

 

2007年06月14日(木)
マサラ・パフォーマンス




小田原の、とってもおいしいカレー屋さん。

中野裕弓さん(→)

に教えていただいたお店です。
今日もおいしかった! クライアントさんとろみさんと
一緒に最高の夕食を楽しみました。

写真は、食後のマサラティーを淹れてくれているところ。
お湯を沸かすところから、マサラティができるまで、
全工程を目の前で見せてくれるパフォーマンス。
お茶のカーブがすごいよね。

 

2007年06月13日(水)
ヘリから降り立つ1.0男




滞在中ホテルの芝生で仕事のミーティングをしていたら、
突然、舞い降りてきたヘリ。

その時ぼくはちょうどこの向こうテニスコート横トイレ
にいたのだが、ばらばらばらばらばらばらばらばらばら
の急降下轟音にひょっとすると墜落するのかもしれない
とは思ったものの、既に発射中だったので身動きもならず、
ままよ、と思って出てみたら目の前にヘリが止まっていた。

中から出てきたのは中年男性。出迎えはホテル支配人。

どういう風にすれば、ヘリで移動しなければならんほど
時間が足りなくなるのか、その仕事の出来なさぶりに
感心する。本人は威張っているのだろうが、周囲は
みな、リゾート地にいる人たちである。気の毒に、
と思うばかり。ヘリのパイロットと関係者が
「お騒がせしてすみません」と詫びてくださったので
気持ちよかった。支配人は知らん顔で、空から舞い降りた
投資家にしか意識が行っていなかった。

投資家といえば、夜、ニュースでこれもまた仕事の
できなさそうな男が「日本の経営者をeducateしに
来た。日本の会社は閉鎖的で、外国なら違法行為だ」
とえらそうにしていたが、何様。

そういうやつはおしりぺんぺんして、海に放り出して
やればいい。われらがブルドッグソース、大好きな
黒ラベルは、守るのだ。

ヘリ男といい、小太り男といい、いずれも前近代的な
ビジネス1.0の世界に住んでいる。
出来るビジネスマンはビジネス2.0に移行していると
いうのに。

 

2007年06月11日(月)
空気のいいところにいます

今日からホテルにカンヅメ。
木曜日まで、日記はお休みします!

 

2007年06月10日(日)
naive(ナイーブ=批判能力を持たぬほど無知)

海を見ながら思うこと。

現代日本には二つの重要なテーマについてのリテラシーが
決定的に不足している。

第一に、スピリチュアル・リテラシー(あの世リテラシー)
第二に、environmental(環境)リテラシー。

第一に関していうなら、例えば金スマでシンガーソング
ライター中村中を紹介するとき、「性同一性障害」を
「精神疾患」としていた。
テレビでそう言われたらだれもが「病気なんだ。
不治の病なんだね」というとらえ方をする。

しかし、中村中のキャリアから学ぶべきものは
もっと深く、広い。

spiritが、bodyは男性でありながらspiritは女性である
ことをわざわざ選んで生まれてきた、即ち、それによる
現世的なトラブルを魂の磨き砂として選んだ、という点
をしっかり見据えなければならない。病気でも何でも
ない。

だから、本人にとっての「障害」や「つらい出来事」
はすべてプラスの意味で学びなのであり、だからこそ、
中村中のあの素晴らしい曲と歌詞が生まれてくる、
感動をもらえる、のである。
ぼくは性同一性障害ではないので中村中自身の苦悩や
苦労は想像するしかないが、学び、感謝することは
できる。障害者なんだね、かわいそうね、苦労したね、
と涙することでは本質には到達できないのである。

第二に、環境リテラシーだが、すぐにエコテクノロジー
の話になる。しかしそれだけではなく、生活排水、経皮毒
の問題などについてのしっかりした知識をもつことが、
そのまま自分自身や家族の健康につながっていることを
だれも教えていない。気づいた人が自分で勉強するしか
ないのが現状だ。

風が強くなってきた。雷もきそうだ。

 

2007年06月09日(土)
アイデアは消えたが対策は増えた

書くコンテンツを空中からひねり出し、ようやく指先
につかまえた・・・

書くという行為はアイデア=shadowに言葉=shapeを
与える地道な作業だ。

思考すること30分、ようやくshapeを得たかと思った途端、
自宅電話が鳴る。
この電話は滅多にかからない。
番号表示を見ると、携帯だ。友人か親戚かと思い、出る。
出た瞬間、ついさっき苦労して指先にした着想が霧散。
ひょえーーー

「あ。もしもし***と申しますが、奥様いらっしゃいます
 か」(女性の声)

「・・・いません」(哀しそうな演技)

「・・・お出かけとか、そういうのではなく」

「・・・はい」

「こちら、女性用化粧品のご案内でお電話しているの
ですが、そうしますと、お嬢様とかも・・・」

「いません」

「(ものすごく申し訳なさそうに)これは失礼を
いたしました!!」そそくさと切る。

土足マーケティング電話撃退方法のバリエーションが
これで一つ増えた。ちなみに過去の実績は

・老人の一人暮らしでそういうものは要らない編
・言葉が通じない人編
・書生で留守番しているだけなので聞いてもわから
 ない編

などがこれまで効果を発揮してきている。

 

2007年06月08日(金)
トランス

本を書き始めると、トランス状態になって、行動が
異常になってくる。「何かが降りてくる」のである。
昨日も一日、「自分であって自分ではない」状態
だった。そういうときに何をするかというと、
原稿に書いたとおりのことを実行し始めるので
ある。

呼吸法について書くと呼吸し始めるし、
「捨てる」について書くと、本や書類の整理を
始めてしまった。書棚を占める大半の本と雑誌、
その中には自分が連載を持っていた懐かしい
雑誌も入っているのだが(『ライトハウス』『ぷらっと』
は残してあります)、全部、捨てた。取材を
受けた「思い出」の雑誌も、全部廃棄。

突然、ウクレレを弾き始めたり、歌いだしたり、
作曲した新曲にまだコードをつけていなかったことを
思い出し、「何があっても今やらなければ世界が
終わる」という強迫観念に襲われたりする。

家族は慣れたもので、放置してくれている。

こういうときは知的アンテナがびんびんに鋭く
なっているから、自分の周囲すべてが「ネタ」
になってしまう。

そして今朝、また新しく発想し、文体を間違って
いたことに気づいた。おかげで昨日書いた文章は
すべて書き直しである。自分を呼ぶ一人称も
変える。「私」ではなく、今回は「ぼく」にする
んだ。どうしてかというと、直感がindicate
するから。そうそう、英語で物語が流れてきて、
日本語に翻訳しながら書いている場面もある。
英語そのままで書けたら、楽なのにな、
と思いながら。

 

2007年06月07日(木)
ZARDと共に励む創作の夏、ふたたび




本日より書き下ろし新作に着手。まずは全体の設計図と
イメージボードを作成する。BGMはZARD。そういえば、
『Permission Marketing』翻訳の際もがんがんZARDを
かけまくっていたなあ。あの夏も暑かった。

さて、楽しい創作の開始だ。人生最高の悦びである。

*「写真はイメージです」という但し書きの意味が
よくわからないのだが、写真はイメージです。

 

2007年06月06日(水)
夏は地球のギフトだと思う

今日の湘南の波は、高い。

小田原へ。

江ノ島を横目に見ながら、そういえば一度も行ったことが
ないなあ。江ノ島を見ると、寅さんを思い出すのはどうして
だろう。

材木座では早くも(葉山一色海岸もそうだが)、海の家
の建設が始まっている。えらく気が早いなあ、と思ったが、
そうか、もう7月1日まで一ヶ月切っているんだ。
この日差しと海と波と風とを感じると、ワクワクだね。

そしてこういうときのドライブで聴くのは地元station
に限る。湘南ビーチFMか、FMヨコハマ。FMこそが、
「地元のスローメディア」だ。
そういえば、中山美穂がFM局を湘南のビーチ全体へと
広げたいと思っていて、織田裕二なんかも出てくる
映画があったなあ。ホイチョイプロ。

夏の扉は、いよいよ開くのだ。

 

2007年06月05日(火)
そんなもん、へーきです

駅に向かって歩いていた。
道路の反対側を、コロッケほおばりながら、
20代の若者が歩いてきた。
ぼくと彼は道路を挟んでいる。

ト、

彼がいきなりコロッケを落としてしまった!

「あ。落とした!」と思った瞬間、「痛み」を
目撃するのがつらかったので(笑)、目をそらした。
すぐに視線を戻すと、何と! 彼はコロッケを
平然と拾い、もぐもぐほおばって何ごともなかったかの
ように歩き去った。

ぼくはこころの中で大拍手をした。
エラい! エラいぞ若者!

 

2007年06月04日(月)
マーリンルージュで愛されてだいこくふとうで




所用あり、中華街、もとまち、そして、山下公園へ。
写真は公園から眺めたニューグランドホテル。

「もとまち」という地名、同じく港町神戸にもある。
また、中華街もある。横浜のもとまちを歩くのは
初めてで、いっぺんで気に入った。氷川丸も見たし、
サザンの歌詞でしか知らなかったマリン・ルージュ
の由来とその空気も、理解した。

中華街で、手相を見てもらう。こちらの情報は何一つ
伝えなかったのだけど、頭脳労働であること、
これまで大病のなかったこと、など、よく当たっていた。
当たっていたのだけど、「何か気をつけることはない
でしょうか」という質問に対しては「特にないです。
ただ、頑張り過ぎないでください」だって。
うーむ。

夜は、『Lighthouse』創業社長の込山氏(LA在住)
と会食。旧交を温める。貴重で楽しい時間だった。

 

2007年06月03日(日)
感謝! JOYWOW創業一周年

皆様のおかげをもちまして、6月2日、JOYWOWは無事
創業1周年を迎えることができました。

こころから、感謝します。

「スピリチュアル・マネジメント」という、ヘタすると
非常に怪しい(笑)ビジョンを掲げた船出、はてさて
どうなることやら、と、不安に思っていましたが、
皆様のおかげで無事に離陸しました。
この一年、365日中352日稼動、という目覚しい業績です。
何より働いていることが嬉しい、ワーカホリックな
会社です(笑)。

1年の折り返しをリターンし、新しく開発した商品も
次々リリースしていくつもりです。
すべてのビジョンは「JOY+WOW」。

どうぞ引き続き、ご贔屓賜りたいと思います。
日頃のご愛顧への感謝をこめて。

阪本啓一(株式会社JOYWOW取締役会長)

 

2007年06月02日(土)
社員をサーフィンに行かせよう




Marketing Surfin'を書いているぼくが現在超お勧めの
経営書。

約200ページ(全体の60%)が「パタゴニアの理念」
についてページが割かれている。
ちゃらちゃらした「LOHAS」「グリーン・
マーケティング」といった言葉ばかりが
「ファッション」として流れている日本で、
この本のような本格剛速球の経営論は
もっともっと読まれるべきだ。

伝統的なビジネス書やビジネス雑誌では、この
新しいビジネス世界を正確に記述できなくなっている
のだから。

10年に一度出会えるかどうか、という、稀有な
名作。人生の指針として、経営者は自らの
経営姿勢を問うための試金石として、
何度も読み返すべき素晴らしい一作。
強く、強く、お勧めします。

森摂さんの翻訳も素晴らしい。

パタゴニア日本支社は鎌倉で、ご近所だ。
一度表敬訪問してみよう。

 

2007年06月01日(金)
目の回る二日間




昨夜はバンドBスクエアのミーティング。
お店に向かうためオフィスを出た途端、
雷と大粒の雨。思えば、あの店でバンドが
ミーティングするときはいつもこんな「突然の雨」
の夜が多い。いつも雨の風景と共にある。
みんなはまだいたが、今日は出張のため自宅が一番遠い
ぼくは9時にはお先に帰った。

そして今日。どうして最近、在来線、新幹線共に
グリーン車が満室なんだろう。
帰りなど、横須賀線のグリーン車、座席がなく、
やむなく通路に立ったまま。立つと、エアコンの
風をまともに浴びて、なかなか修行になる。

そうそう、行きの新幹線で、携帯電話で話している
男に

「迷惑です! みなさん、気になさっているんですよ!」

と、突然キレて怒鳴る女性あり。その女性の声の
方がよほどコワくて迷惑だった。

出張から帰り、連載原稿を一本大車輪で仕上げる。
来週みっしりのスケジュールで締め切り日前後は
全く身体が空かないための強行軍だ。

書き下ろしのためのスケジュールも、無理やり手帳に
ワクを囲んで、日程決め。人生の現役だなあ、と手応え
充分。ついでに作曲もした。ロックンロールだぜbaby♪

*写真と本文は関係ありません(笑)

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW