株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
椰子の実日記 INDEXPASTwill

2006年01月31日(火)


重い会議&シューおじさん




青山のオヒョイズ個室にて、重い会議。
重い会議だけあって、画像も重く(笑)、軽くする処理に
苦労した。
元会計士・田中靖浩さんが撮ってくださったので、ご本人は
写っていない。残念。

リッツ・カールトンの高野支社長、スマートで、かっこよかった。

重い会議参加の前、

田中さん(→クリック!)

にあれこれ相談に乗っていただく。あわせて、談論風発、
知的対話が非常に面白かった。夕方4時にセンスのいいオフィスに
おじゃまして、あっという間に6時を過ぎていた。
Bang&Olfusen のオーディオセット、美しいデザインで、
音もおいしかった。おいしいといえば、何のお土産も
持たず、おじゃましたのだが、田中さん、おいしい
シュークリームを用意してくださっていた。

平日の夕方、おじさん二人が
シュークリームを仲良く食べましたとさ。

 

2006年01月30日(月)
世界一の極楽とんぼ

ここのところ、以前にも増して体調がいい。
なんでだろうと自己分析してみて、わかった。

食べたいだけ食べ、
飲みたいだけ飲み、
人と会うことを楽しみ、
未来を明るくイメージ

しているからだ。

今年さまざまな事業を始めるのだけど、
どれもうまくいくような気がしてならない。
これを普通は「極楽とんぼ」と呼ぶのだろう
けれど、だとすれば「世界一の極楽とんぼ」
になろうじゃないか、と思う。

運動を自分に課して、毎朝、寝る前、
ストレッチをやっていたこともあるが、
そのときよりも、いまのほうが体調がいいのは、
きっと、「自然」だからだと思う。
それに以前にも増してよく笑うようになった。
毒舌が減った。

これがぼくの健康法です。

 

2006年01月29日(日)
ただ、美しい




松江をゆっくり歩くのは初めて。以前一度だけ旭化成時代に
仕事で訪問したことがあるが、散策はしたことがなかった。

こんなに美しいとは。

小泉八雲邸、記念館などをじっくり見学。

ラフカディオ・ハーンがアイルランド人だとは知らなかった。
水が美しい。
緑も美しい。

そして、ハーンの、日本への愛も、美しい。

 

2006年01月28日(土)
同行二人、ただし江原さん

出雲のあたりを30代の女性が二人連れで旅
していたら、まず間違いなく「江原さん方面」
とみていい。

彼女たちの特徴は、

 会話が少ないこと

である。

共通項が「江原さん」というだけなので、
お互い実はあまりよく知らない。踏み込まない。

食事しているときも

「江原さんもきっと食べたんだよね〜」

程度の話で、先に進まない。

だからどうだ、というのではないのだが、
そういうことである。

話は変わるが、

松井選手が『リーダーこれだけ心得帖』(→クリック!)

を読んでくれるというのは、本当に嬉しい。
人材育成の大先輩に評価いただいたわけで、著者冥利に
尽きる。

 

2006年01月27日(金)
パワーアップ!




出雲大社参道。

このまままっすぐ歩くと鳥居、そこから道は二股に分かれ、
胴鳥居に至る。胴鳥居の先にはすぐ、拝殿(1959年築)だ。
本殿(1744年築)はその背後に控える。さすがに建物は
畏れ多くて、写真撮影は控えた。

敷地内至るところに清気が満ちており、身体が清められ
ていくのを感じる。

一緒に行った友人たちと祈祷をしていただく。
旭化成で建材をやっていたころは毎年、会社で祈祷を
やっていただいていたが、自分自身のために自分のお金で
祈祷をお願いするのは生まれて初めてだ。

さすが出雲大社、素晴らしい神気を頂戴した。

ちなみに、「大しめ縄にコインを投げて、うまく刺さると
福がある」という言い伝えがあるようだが、江原啓之さんに
よるとそれは「俗説」であり、意味はない由。

若い参拝客、特に女性は江原さんのおかげでやらないが、
年配客が必死になってコインを投げつけているのを見る
と、「意味ないですよ」と教えてあげたくなった。

それにしてもパワーアップできた!
そして、志を再確認できた。もう、揺れない。
出雲大社さん、ありがとうございます。

 

2006年01月26日(木)
美しい駅




一畑電鉄(いちばたでんてつ、と濁る)『出雲大社前』駅舎。

ステンドグラスがかわいい。駅舎に入るには、重い引き戸を
開けなければならない。

改札で切符を出すとおばちゃんが切ってくれる。
そう、切符に鋏を入れてくれて、Mの字になるのがとても
嬉しい。

ここから歩いて5分くらいの場所に元のJRの出雲大社駅跡
がある。「効率」を考えたJRが廃駅にしてしまったため、
参拝客も「効率」第一となり、本殿に最も近いショート
カットばかりするようになった。タクシー利用が基本
となったのである。
結果、商店街がシャッターになった。
とっても残念だ。いまからでもやり方はある。
商工会議所に企画書を出そうかと思っているくらいだ。

希(こいねが)う、この、効率から遠い駅が廃駅と
ならないことを。

 

2006年01月25日(水)
大杉さんの暖かさ

起きたら、雪だった。雪の須佐神社はとても美しく、
厳粛な空気が張り詰めていた。




境内裏にある樹齢1,200年の大杉。1,200年といえば
平安時代だ。平安の世から戦国、安土・桃山、江戸、明治、
大正、戦前の昭和、戦争、戦後の昭和、平成と見守り
つづけてきた。大杉さんに触れると、えもいわれぬ
暖かさを感じる。暖かさと、ほわっつとした「包み」
をいただける。




いつの世にも、カネで解決しようとする輩はいるもので、
加賀藩が帆柱にするので800両で売ってくれ、と所望
してきた由。須佐国造が断ったのだが、バチ当たりな話
である。

須佐神社に行くなら、雪の季節がいい。

 

2006年01月24日(火)
須佐神社のパワー

この日記は23日朝、書いています。
ゆかり館の廊下にあるパソコンからだから、個人
メールは読めていません。

近くにスサノオノミコトを祭った須佐神社がある
パワースポットらしく、とても元気をいただける
場所。一泊しただけなのに、元気いっぱいに
なった。昨夜も、5時間眠ったときにばっちり
目がさめてしまったくらい。

今日はこれから出雲大社。

・・・いま、友人夫婦が起きてきた。
彼らも「すごくパワーをもらった」との感想。
すごい!

 

2006年01月23日(月)
出雲から

今、出雲にいる。江原啓之さんお勧めの須佐神社
近くのゆかり館館内にあるパソコンから。

初出雲だけど、やはり空港に降り立った時点から、
空気が断然違う。

気持ちいい気。

廊下にあるパソコンで書いているので、みんなが
覗き込む。よって、これにて終了(笑)。

 

2006年01月22日(日)
雪、雪、雪

実はこの日記、21日に書いている。
22日は早朝から出雲に向かうので。

朝起きたら雪。この家に越してきてから雪が
積もったのは初めてだ。

ライブドアの一件で、フジテレビが文句言っている
けれど、それはおかしいのではないか。

結婚の誓いではないが、「健やかなるときも、病める
ときも」共に力を合わせる、ということが真の事業提携
ではないのか。「こうなる前」は、ライブドア株の
含み益でほくそ笑んでいた自分が恥ずかしくないのか。

メディアも、一転、ライブドアや堀江社長バッシング
の大合唱だが、ほんと、恥ずかしくないのかなあ。
「ホリエモン現象」はいまぼくの目の前に降っている
雪のように触れば指先がかじかむといった意味で
物理的に存在するのではなく、メディアが嬉しがって
創造した幻想にしか、すぎない。

メディアがライブドアに向けて放つ言葉は、そのまま
自らに返ってくる言葉なのだ。

それをいかにも「自分たちは賢い」といった「上」
の視点から論じておる。

何だか気分悪いよなあ、と思っていたらピンポン。
ドアを開けると雪の降りつむなか、郵便のおじさん。
簡易書留だった。頭が下がる。感謝だ。このように
汗を流し、雪の中苦労して働いているひとたちの
素晴らしさ。

 

2006年01月21日(土)
ひいふう言いながら




久しぶりに

いまじん戸田店(クリック!)

に行った。入口にご覧のようなプレゼンテーションボード。

オープン当初に比較して、店内の空気が程よく「こなれて」
いて、コンセプトの「気持ちいい」が実現されている。

洋書コーナーで2005年10月にイギリスで出版された

『The Beatles Unseen』290 x 260 mm、360 pages
ハードカバーという大冊の写真集を発見、即買い。
他にも欲しい洋書が一杯あったのだが、新幹線に乗って持ち
帰ることを考え、断念した。

旅行コーナーでバリ在住の著者が書いた
『バリ島 小さな村物語』(長尾 弥生、JTBパブリッシング)
を発見、すぐさま買ってしまう。

良質なリアル書店の楽しみは、このように、

出会い、気づき

を得られることだ。

ひいふう言いながら、重い本を持って帰る喜び。

 

2006年01月20日(金)
焼酎の中に梅を入れる事業創造

えのさんこと榎本計介さんの

えのさん流MBA(クリック!)

に、勉強のためオブザーバーとして参加させていただく。
今日のタイトルは講義中の事例から。

一代で年商180億の企業を築いた経営者としての暗黙知と
ドラッカーの読み込みから敷衍した形式知の化学反応による
講義、存分に楽しませていただいた。勉強・発見が多々
あり、用意したメモ用紙は真っ黒になった。
えのさんは、リアルな事例と本の理論との間に補助線
(幾何学問題を解くときに使う)を引くのがうまい。

リクエストにお応えして、「ビジネスチャンスのつかみ
かた」について、ミニ講義をさせていただいた。

受講生の皆さん、熱くて素直な方ばかり、話が清々と
しみ込んでいくことを実感できた。

講義中、いくつか新しい企画が浮かんだ。

これもえのさんをはじめ、皆さんからの明るいオーラを
いただいたおかげ。感謝。

 

2006年01月19日(木)
イングリッシュ・パブにて




写真は亀田総合病院附属幕張クリニックに付帯する
英国式パブ。病院のパブとは思えないしゃれた造りだ。

ここで亀田総合病院の山田隆司氏とInvisible Talk。
もちろん、対談中は勤務時間ゆえ、珈琲である。

山田氏のご子息が小学生の時、山田氏にこう質問
したという。

「おとうさん、ともだちのつくりかた、おしえて」

まさにぼくも同じ思いで、山田さんの話に耳を傾けた。
山田さんは人間ハイパーリンク、人間トラックバックである。
自ら手弁当で主催するメディカルコンソーシアムは
15年の歴史、今や会員数2,000名を超え、名古屋300名、
大分200名からなる支部もできた。

その秘密は・・・Invisible Talkで。
多分、4月ごろの掲載予定です。

対談終了の良い頃合に、コラボラン山本藤光氏合流。
今度は定時後ゆえ、ゆっくりギネスを傾けた。
楽しい、気持ちのよい、おいしい会話をつまみに。

次回重い会議に田中靖浩氏を呼ぼうということに
意見が一致。ますます重くなる。ここへおひょいさんも
加わったら、床、確実に抜ける。

 

2006年01月18日(水)
ギネスがオレを待っている

今日は山田隆司さんとInvisible Talk。
昨日、その準備をしていて、さて、どこへ行けば
良かったのかな、と「亀田メディカルセンター」で
検索したら

こんな風になっていて(→クリック!)

はてさてこれは大変なことになった。鴨川シーワールド
なんて話でしか知らない、とか、いろいろ考えた。

『天国までの百マイル』という、時任三郎と八千草薫の
映画、ラストシーンで柄本明演じるすご腕の心臓外科医師
のいる病院、ひょっとしてこの亀田メディカルセンターが
モデルではないかな。見たことがある。デジャヴかも
しれないが。

葉山からは久里浜より東京湾フェリーに乗り、金山着、
そしてバスが最も近い。帰りはフェリー終わっているので
最寄のJR駅を19時に乗っても逗子着が24時近く。ひょえーーー。
それでも初めて東京湾フェリーに乗れるのが楽しみなので、
これこれこういう旅程で参ります、と山田さんにメールした。

その後携帯とパソコンから離れて仕事していたのだが、
デスクに戻ったら山田さんから「違うよ〜!」と大慌て
のメールと留守電を頂戴していた。

ぼくの勘違いで、山田さんは幕張だったようだ。
幕張なら、「フツー」である。フェリーに乗れないのが
ちょっとがっかりだったが、それにしてもわかって
良かった! 

山田さんと対談したあと、コラボプラン山本藤光さん
が合流、旨いギネスを飲みながらエールの交換を
しあう予定。これぞ人生の楽しみ。

そうそう、元会計士・田中靖浩氏にも「あーそびましょ」
メールを送り、約束。これまた、人生の楽しみ。

今朝起きたら何だか寒くって、曇っていて、フェリー
に乗らなくて良かったなあ。

さてさて、ギネスがオレを待っている。

 

2006年01月17日(火)
昆虫を普及させる




青山通りを渋谷方面へ。宮益坂にさしかかる手前で出会った。
ガラス戸の向こうに昆虫網が見えた。コートの襟を
かき合わせる季節だからこそ、その不釣合いが目立った
のだろう。

「志賀昆虫普及社」

不思議である。昆虫を普及させることを目的としている。
あまりの不思議さに玄関を入るのを躊躇した。
入って、出たら自分が巨大な毒虫に変わってしまいそうだった
からである。

帰ってネット検索したら創業者が本を出していることを
知った。

『日本一の昆虫屋 志賀昆虫普及社と歩んだ百一歳 』

という本が出ている。ほか、何点か、ここについて
語られた記事を発見した。ふーむ。不思議である。

葉山には、別に普及させなくてもたくましい昆虫が
一杯いる。でも、都市のど真ん中にある、こういう不思議、
好きだ。

 

2006年01月16日(月)
independent

JOY LEADERSHIPセミナーのマニフェスト内に
「自律・自立」がある。independentな働きかた、
ひいては生き方、を考えることを目的にしているが、
本当に難しいと思う。なぜなら、働くということは、
世界とのコンテキストを結ぶということであり、
それは畢竟、どこかのだれか(クライアントであり、
仲間であり)との関係性の中でコンテキストを
作る、ということなのだから。

田んぼの真ん中に立つ案山子(かかし)のような
わけにはいかない。いま、こう書きながら連想
したのは『ハウルの動く城』に出てくる案山子だ。
ぼくが書いているテーマとの関連性を即座に言語化
することはできないが、彼にしたところで、ただ
突っ立っていればいいというものではないから
ピョンピョン飛んでストーリーの中に入り込んで
きたのだろう。

そう、人は何らかのストーリーの中に入らなければ
働けないし、さらには生きてはいけない。

でも、

特許屋こと西川さん(→クリック!)

が楽天のブログの中で言っているように、
「だれかの用意してくれた場所で活動する危険性」
とも隣り合わせなのだ。たとえばSNSの場、
たとえばブログの場。いつ自分以外の都合で廃止に
なるやもしれないのである。

そして、その、「自分以外の都合」が見えづらく、
予測しづらく、複雑な顔をしているのが、
現代の一つの貌なのだ。
だからこそ、余計に、「independent」を志向し、
正面から向き合わなければならないのだろうね。

 

2006年01月15日(日)
無力な生物として

丸山健二に凝っている。

ぼくは最近の作品『貝の帆』『生きるなんて』で
知った。そして今日、学問所に行く道すがら
たまたま立ち寄った書店で『荒野の庭』に出会い、
たちまち丸山ワールドに引寄せられた。

氏は23歳で芥川賞受賞、25歳で長野県に移住、
以降、文壇とは一線を画して活動を続けている。

氏が常に訴えることは、「あたまでっかちになるな」
ということである。使い古された言葉なので、氏の
意図を正しくは伝え切れていないと思う。よってご本人
の言葉をそのまま引用する。

-------------------------
所詮は道具でしかない言葉。
それを信じ過ぎることは
甚だ危険なことである。
傲慢であるばかりではなく、
精神の衰退を招きかねない。
-------------------------
(『荒野の庭』より)

人間は「確からしさ」を高めようと努力し、科学を
追究しつづけてきた。「確定」は常に「不確定」の
上に置いた。しかし、雪がここまで積もると、
だれが予想できただろうか。雪害を予測なんて、
だれもできない。そこにあるのは無力な一個の
生き物としての人間だけだ。

雪の被害に胸を痛めているこの時期、丸山健二
を平らなこころで読むことは、非常に意義深い
ことだと信じている。世界との関わりの中で、
何ができて、何ができないかを見極めるためにも。

 

2006年01月14日(土)
荒れる天

学問所で新年最初のセミナーJOY LEADERSHIP。

今日気づいたのだが、学問所のセミナーで雨
という日はとても珍しい。傘立てを使ったのは
学問所開設以来3年になるが3、4回ではないか。
今日はその珍しい一日だった。

講義中、地震にも遭った。
終了後、駅に向かっていたらすごい雨と雷。
帰宅後も空がピカピカ光るので、恐ろしくなり
非常用リュックサックを玄関に出したほどだ。

雪といい、自然の恐ろしさをあらためて思い知る。
今日の講義内でも話したけれど、僕たち人間が
学問や科学を通して追究してきた「確からしさ」
なんて、ほんのちっぽけなものなのだろう。

自然の前に生き物としての人間は、ほんと、
小さいものだよね。

 

2006年01月13日(金)
手元に残ったのは

電球が切れた。

近所のスーパーに買いに行った。
入口でぼくの大好きなカップヌードルとシーフード
ヌードルが特売になっていた。ついでなので、一個ずつ
買った。
電球、ちょっと何かが違う気がしたが、まあ、形が
丸いのだから使えるだろうと、レジに持っていった。

帰って、電球を差し込もうとしたら入らない。
よーく見ると、仕様が微妙に違っていた。
「110V60W」を買うべきが、「100V54W」を買っていた。

製品包装紙に「54Wで60Wの明るさ!」と謳っているから、
なんだかお得な気がしたのだがそーゆー話ではなかった
のだ。相手は電球だ。いくら丸くても、話は丸くまとまら
ないのだ。

仕方ないので、レシート持って返しに行った。
320円、こころよく返金してくれた。スーパーには、欲しい
電球はなかった。電気店は歩いて30分もかかるので、
今日はあきらめた。

帰ったら、ぼくの手元にはカップヌードルとシーフード
ヌードルだけが残った。2個。なんだかカフカ的不条理が
あって、こういう出来事、けっこう好きである。

 

2006年01月12日(木)
私物化の達人、しんのすけさんに会いに行く




JALにて松山しんのすけさん(→クリック!)とInvisible Talk。

天王洲アイル駅前の立派なビルの一階吹き抜けのこの
空間がいい。Bスクエアでライブできないものか、と
しんのすけさんにオファしたら、即座にOKをいただいた。
「Back in the USSR」とか、飛行機のサウンドを使いながら
やると面白そうだ。

トークは非常に面白く、かつ勉強になった。
テーマは「会社を私物化する」。
今週末のJOY LEADERSHIPセミナーでその一部を披露しようと
思う。特に大企業の受講生にはヒントになると思う。

「会社を私物化」といっても誤解なきように。
しんのすけさんが実行しているのは旧来の組織に新しい息吹
を吹き込み、みんながより活き活きとJOYを感じながら働ける
ようにする活動だ。これは大組織に属している人の、
新しいポジティブなワークスタイルだと思う。決して会社
のお金を私用に使うとかいうケチな次元の話ではないです。

ジェイカレッジ(→クリック!)講師も引き受けた。今から言っておきます。
5月24日19時開始、21時終了です。予約はお早めに。

 

2006年01月11日(水)
クオリア

茂木健一郎さん

が面白いことを言っている。

有名ラーメン店に指導してもらって、その店名を冠した
カップ麺がコンビニに並んでいるのを見ると、
「本来流通させられるはずのないものを流通させよう
としている」変な感じがするというのである。
有名ラーメン店で食べるラーメンは、その店で
食べることに意味があり、そこで「おいしい」と
いうクオリアが脳に発生するからいいのであり、
「ご家庭」で同質のクオリアは生まれない。

言葉も同じで、これは養老孟司さんも言っているが、
本来言葉も流通させられない。例えば、「ご縁」と
いう日本語がある。これを無理やり英語に直した
とする(ぼくにはできないが)。仮にemotional ties
とかね。

それでも、英語になった「ご縁」と、日本人が使う
「ご縁」とは似て異なるものである。

記憶には短期記憶と長期記憶があって、長期記憶は
日常の個々のエピソードの蓄積が脳の中で編集・蓄積
されて形成される((c)茂木健一郎)。
要するに、日本人が「ご縁」と言うとき、これまで
生きてきた生活の中で例えば祖母が「あの人とは
ご縁がなかったんだねえ」と言った一言であったり、
「今回はご縁がなかったということで・・・」と
商談で失敗したときに言われた**会社の**部長の
言葉であったり、それぞれのコンテキストの中で
蓄積されていったものであり、辞書の中に名詞と
して解説されるような言葉の羅列では決して表現
しきれないものだ。

翻訳者として気をつけてきたのはこのあたりで
あって、文化の違う著者のもつ長期記憶へ想像力を
めぐらせ、日本語に移し変えることが即ち翻訳という
仕事なのだ。

脳の研究は面白いね。クオリアについても、もっと
勉強しよう。

参考:養老孟司+茂木健一郎、スルメを見てイカがわかるか!
   角川oneテーマ新書
   茂木健一郎、クオリア降臨、文藝春秋

 

2006年01月10日(火)
きよしの意外な弱点




暮から新しく我が家のリビングに配属された空気清浄器
「きよし」。電話で自分の名前を言う時、氷川きよしとか
ではなく、

「児玉清の『きよし』です」

と嬉しそうに言う、いまどきの若いやつにしては古風な男。

妥協を許さない、えこ贔屓しない仕事ぶりで一躍周囲の
信頼を集めている。スタイリッシュなシルエットも女性に
人気だ。

ところが昨夜、きよしの意外な一面を発見した。
大根の煮たのが、苦手なのである。

きよしが赤くなって怒るのを見るのは、これが初めて。
そこまで大根の煮たにおいが嫌いとは。
好き嫌いは、ダメだよ、きよし。

 

2006年01月09日(月)
エンジン、暖め始めよう

新年最初の原稿締め切りが来たので、机に向かうが、
アイデアが出てこない。1時間ぼーーっとしたのち、
ようやくネタのヒントを得、書き始めたが、うまく
書けず、ぎっとんばっこんしながら苦労してようやく
書き上げた。今日の原稿はプロの書き手としての
スキルが書かせたものであって、「わしはこれを
世界に訴えたい!」という熱い思いが書かせたもの
とは到底言えない。反省。

これでわかったのだが、休むと、エンジンがかかる
まで時間がかかる。
この「エンジンアイドリングの時期」は、スキル
ではなく、マインドなのだ。スキルは、いくら
休んだところで錆びない。
たとえばプロのミュージシャンがしばらくぶりに
楽器を演奏するとして、そのときのぎごちなさは
スキルではなく、きっとマインドの温度の低さが
原因なのだろうと思う。明日の仕事始めに向けて、
そろそろマインドを暖め始めなければな、と思う。

『Something』をウクレレで弾くことに成功。
ギターより、ウクレレ向きのコード進行のようだ。
例の印象的なイントロの F Eb G Cから、
C Cmaj7 C7 へと段階を踏む音の配列は本当に
美しい。そしてFへ着地するとき、恍惚感一杯。
ウクレレはギターより小さいため、ギター以上に
繊細で、小さな指遣いの違いがはっきり音色に
表れる。楽しい。

 

2006年01月08日(日)
ずっと気になっていることがある

ずっと以前から気になっていたことがあって、それは
近所の工務店(というのか、『正式には』一体何の商い
なのかわからないのだけれど)深井ハウスのシンボル
マーク

ココをクリックして「会社案内」を見てください

あるいは、こっちのほうが雰囲気がわかるかも

が一体何を意味しているのだろうか、という疑問である。
また、名前は何なのか。ウルトラマン一座のメンバーに
いそうなシルエットをしているのだが、具体的に名前が
浮かばない。ゼットンのような気もするのだが、ゼットン
ほど怪獣怪獣していない。人間っぽい。

チラシが入っていて、そこに会社のウェブサイトURLが
入っていたので、今日初めてアクセスしたが、シンボルマー
クについての言及はない。仕方なく、メールで質問して
みた。果たして、答は。

上記日記を書いた4時間後、深井ハウスの社長から直々に
メールの返信を頂戴した。

-----------------------------------------
ありがとう

不思議なマークですね
二十年位前に
芸大出の友人が会社のトレードマークを
デザインしてくださいました
体は男 バレエを踊っているようにも見えます
耳はウサギの耳のようにも見えます

体は男の働く姿
耳は情報社会をあらわす(聞き取る・知る)

そのように今は解釈しています
先を読んだデザインのすごさを感じます
-------------------------------------------

うーむ。社長ご自身も不思議なマークだと
思っていらっしゃるのだ。しみじみ、不思議。

 

2006年01月07日(土)
まだまだ続くだらだらモードとおひょいさん

ひきつづき、だらだらモードの週末。
いい加減に仕事せい、と怒られそうだが、エンジンが
かからないのだ。そして、かからないときはかからない
まま、ウクレレなど弾いていたほうが良いのである。
これは経験からわかる。

寒いし、外出もしたくない、本も読みたくないので、
ウクレレに専念。早くも買って翌日には曲が弾けるように
なった。ギター・コードの応用がきくし、ギターに比べれば
小さいので、全体に扱いやすい。
これでぼくのできる楽器はブルースハープ、ギターに続き、
3つ目。次はエレキギターだな。

書斎近くの一番よく使う2Fトイレで水漏れ。
タイミング良く昨年暮に仕事を頼んだクラシアンから
お礼葉書が届いたのでそこに電話し、オーダーしたら
一時間後、やってきてくれた。さすが、クラシアン。
しかも、仕事は10分程度で完了したので、素晴らしい
ビジネスモデルだと思う。

亀田幕張病院の山田氏から年賀メールと共に新年重い
会議のお誘い。リッツ・カールトンの高野登支社長
も新メンバー加入との由。ますます重くなるが、店の
床、抜けはしまいか。ちなみにその店とは

おひょいさんのワインバー(→クリック!)

出席の旨、返事出す。楽しみだ。

夕食は家族(みたいなメンバー)で葉山マリーナ。
中華が旨かった。

 

2006年01月06日(金)
ウッキー!




ジャーン!! 遂に購入。ウクレレ!
やや緊張気味に写っているのは、我が家の新顔、
ウクレレのウッキー。

決め手は正月箱根駅伝のサッポロドラフトワンCFで
ビギンが砂浜でウクレレを弾きながら気持ちよさそうに
歌っているシーンだ。

ずっと以前からウクレレが欲しかった。
DVD『ビートルズアンソロジー』で、ジョージ・ハリスンの
自宅庭園でポールとリンゴと三人で回想するとき、
常にジョージがウクレレをつま弾いていた。
時にポールと二人で楽しく即興でやっているのを
観た。
ジョージが亡くなったあと、ポールがライブでウクレレで
『Something』を弾いて歌ったのを観て、ああ、いいなあ、
と思っていた。

そのまま、ギターの習得に忙しく、ウクレレについては
「考えないふり」をしていたのだが、ビギンで火がついて
しまった。

さて、このウクレレ、ブランド名を「Famous」という。
キワヤ商会という、台東区のメーカーが作っていて、
いまとなっては珍しいmade in Japanだ。

このウクレレを有名にしたい、という創業者がこめた
思いが「Famous」というブランド名になった由。

創業者の思いはここ

さて、ここからバンドへ業務連絡。
うちのバンドの楽器、ウクレレも増えたからね!

 

2006年01月05日(木)
創造性はない

まだ身体が休みモードなのだが、のろのろと動き出す。
というか、ボーッと立ち会う程度なのだが。

中二階の部屋で契約していて、全く観ていなかった
CATVを解約、今朝ボックスの取り外し工事があった
ので立ち会う。取り付けは一人でやったのに、
取り外しは二人来た。実はここのテレビ、ソニー製
なのだがNYで買ったものだ。工事人が「どんな
電波をキャッチしているんだろう」と興味深々で
あれこれ楽しんでいた。

今年は一つ新しく起業する。NYでPalmtreeを
立ち上げたときとは格段に経験も知識も増えている
ので、楽しみだ。しかし、「自己流」は怪我のもと。
虚心坦懐に学ぶため、「起業するならこの一冊」と自負
する、自分の翻訳した『ビジネスを育てる』を
再読始める。

住友生命と作曲者がサウンドロゴの著作権でモメ
ている(記事はここ)

気に入らないのは

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サウンドロゴについては「6月の時点で著作権に
詳しい複数の弁護士に照会しましたが、
漢字4文字の社名を歌っているだけで創造性はない
という見解でした」といい、著作物とは考えていない
と話している。
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のくだりだ。問題は歌詞ではなく、曲なのだが、
これって、大企業特有の「すりかえ」ではないのか。
しかも、クリエイターに対して「創造性はない」
など、どのお口が言っているのでちゅか。

住友生命にはクリエイターの気持ちなど、
わからないのだ。そんな住友生命がCSRとか言っても
人に厳しい会社が何を言うか、と思ってしまう。
そもそも生保会社って、人にやさしくなければ
企業イメージが悪くなることくらい、わかると
思うのだが、この問題をそういう視点で見ることが
できないのだろうね。

やはり音楽著作権のマネジメントは必要で、
そのためにPalmtreeで音楽出版部門を作るのは
正解だったと確信した事件だ。

ちなみにPalmtreeはソニー・ミュージックや
avexのように、アーティストのプロデュースから
ソフト出版・販売、川上から川下まで
すべてやります。そうなるとFM局やテレビ局も
大事なお客さんになるなあ。これから悪口、
控えなければ(笑)。

 

2006年01月04日(水)
たこ焼きの夢




毎年恒例の正月たこ焼き。友人夫婦が昨年、「たこ焼きの
夢」というロマンチックなネーミングのたこ焼き器を
持参して、我が家に置いていってくれた。丸一年使わな
かったのだが、今年も正月に活躍した(駅伝選手みたいな
のである)。友人夫婦は我が家にやってきて、「キープ」
してあるたこ焼き器で、たこ焼きを焼く。

「たこ焼きの夢」君、うわさによるとドンキ出身との
ことだが、うまいたこ焼きさえ焼ければ出自は問わない
のである。

写真はきれいに焼けた感動のあまりの一枚。
こうして「たこ焼きの夢」君はまたも倉庫で一年の休眠を
取ることになる。

 

2006年01月03日(火)
ランチです。よろしく!




昨年暮れから我が家にやってきた犬。名前をランチといいます。

ランチを膝に置きながら駅伝を見、波乱の5区に感動した。

来客あり、さまざま話しているうち、阪本家男性のキィワード
が判明。

発見や新たな出会いがあり、収穫の多い正月だ。

夜は、さすがにおせちに飽いて、近所のエスニック・
レストランへ出かけ、ナシゴレンやカレーなどを
堪能する。

 

2006年01月02日(月)
だらだらだらだら

元旦。何事もなく平和に過ぎてゆく。外出、来客、なし。

テレビの前でだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらと
過ごす。芸能界・テレビ界がよく見えてくる。
昔はかくし芸大会を楽しみにしていたものだが、いまはお笑い
(関西人のぼくに言わせれば、どうしてあれがお笑いになるのか、
不思議なのだが)芸人たちが席捲していて、まるでつまらない。

挙句はフジテレビ女子アナ何某が寿退社というので、その記念に
三味線を弾かせて泣いている。違うのではないのか。
「寿退社」という時代錯誤の言葉といい、番組で堂々とネタ
にする姿勢といい、なんだかなあ。

ただ後でよく考えてみると、たとえばaikoやBoAが腰元の
格好をして三味線を弾いてくれるか、浜崎あゆが三ヶ月かけて
何か「かくし芸」の仕込みをやってくれるか、スキマスイッチが
若手というだけで大御所が主人公の中国語劇でチンピラの役を
やってくれるかというと、そんなことは100%以上ないわけで、
そもそも現代において昭和時代のようなかくし芸番組は成立しない
のだ、とわかった。制作側にも大変な苦労があるのだろう。

裏番組の『筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』を慣性で
観る。毎年正月に観る体育会系番組の定番だ。面白くもないが、
つまらなくもない、というお正月番組の必要十分条件を満たし
ている。ただ、強いアスリートたちは言葉もしっかり持って
いて、運動選手にありがちな答え方をしないのがすごく良かった。
「運動選手にありがちな答え方」というのは下記の如し。

質問に答えるとき、必ず、冒頭にこう言うのだ。

「そうですね。やはり・・・」

ゴルファーにせよ、駅伝選手にせよ、野球選手にせよ、柔道選手
にせよ、体育会系に共通している。

さて、今日は駅伝。駅伝のいいところは、こっちがだらだらと
昼前に起きて、だらだらとテレビを入れると、既にエンジン
全開で走っていることである。うまく言えないけれど、いい。

そういえば、面白いコマーシャルに出会った。東京ガス
なのだが、織田信長がタイムトンネルを越えて出てくる。

ここで動画を見ることができます

それにしても利休は、信長ではなく、秀吉とのつながりが深い
と思うのだが、ま・いいか。面白いから。

これで発想したのだけど、信長は自分のブログを持って、
自分自身で書きそうだね。秀吉はアナログっぽい。家康は
ブログを持つけど、だれか下請けにアウトソーシングして、
自分では書かないタイプだ。

時間をさかのぼって、メールのやりとりができたら面白いだ
ろうね。

 

2006年01月01日(日)
あけましておめでとうございます!

新年あけましておめでとうございます。

今年はぼくの干支。12年前(1994年)はサラリーマン
をしていて、インターネットもやっていなかった。
そもそも自宅にパソコンがなかった。そう考えると
時間の流れるのは速いね。12年後は還暦を迎えるのだ
けど、どうなっているのか、楽しみ。

さて、大晦日はずっとテレビを観ていた。
レコ大→紅白という、昭和のゴールデンな「大晦日の
テレビの見方」をしたのだが、面白かった。
発見があって、伊藤由奈と倖田來未のオーラはすごいなあ、
ということ。スキマスイッチ、コブクロも前途洋々だね。
途中ころあいを見計らってK-1でボビーvs曙を観戦。
KIDの本能のような戦いぶりに感激する。

静かに新年を迎えることができた。感謝。
皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW