椰子の実日記【JOYWOW】
2005年05月31日(火)
米国版『五感商品』
札幌のSさんからメールあり。無事到着したようで、 ホッとする。
アメリカ版『五感商品の創り方』が到着した。 『BRAND sense』というタイトルで、マーチン・ リンドストロームが著者、コトラーが序文を 寄せている。版元はNYのフリープレス。 ここは「パーミション」のサイモン・アンド・シュスター の一部門になってしまっている。フリープレスといえば たしか戦前からある老舗なのだが。
一頃のぼくなら翻訳したであろう内容。
そういえば、葉山BBQ、天皇皇后両陛下もうわさを ききつけたせいか御用邸にお越しになっていた。 BBQに参加したい、とのご意向あれば歓迎するつもりだったが オファはなかった。ぼくの歌声はしっかり届いたと思う。
2005年05月30日(月)
札幌からも参加!
葉山BBQは毎回さまざまな場所から参加してくれる。 昨日も、京都、名古屋、静岡、そして、札幌から参加 してくれた。札幌から参加のSさん、酔っ払って フラフラ揺れていたけど、大丈夫かなあ。無事、到着 できたのかしらん。Sさんの年齢はわしの半分と聞き、 軽くショックを受ける。
それはそうと、日焼けしたのはいいが、頭皮も 日焼けしてひりひりするのはかなり傷ついちゃうなあ。
山本藤光氏『世界一ワクワクする営業の本です』(→クリック!)
増刷との報せあり。バンザイ! あの本のような「まじめに いいビジネス書」が売れるということは、その話を聞くだけで ハッピーになってくる。パチパチパチ!
2005年05月29日(日)
晴天の葉山BBQ
2002年から数えて4回目の阪本塾葉山BBQ。
早朝から御用邸裏のビーチで場所取りは例年のことだが、 今年から、「BBQエグゼ」という強力チームが8時に集合 してくれたので、非常に心強かった。 人数が50人を超えるとんでもない数なので、設営も 大変である。何が大変かというと、駐車場とビーチの 荷物運びの往復である。 そして、片付けの際のゴミ集積場所までの長い道のり である。普段コンクリートの上しか歩かないのを、 歩きづらい砂浜を歩くと、腰に来る、腕に来る。 一回駐車場と往復しただけで、ぼくは申し訳ないが、 アウトだった。
天気は、毎年同じ感じの、「くもり」。 でも、途中、日がさして、ピーカンのいい天気になった。
おかげで真っ黒に日焼けしてしまい、UV対策を何も 取らなかったので、首の裏と腕の片側(ギターをずっと 弾いていたので、太陽にあたる部分が決まって しまったのである)がやけどのようにヒリヒリした。 日焼けもやけどの一種なので、痛いいたい。
葉山BBQでこれだけ焼けたのは初めてだ。
みんなの手作りで、気持ちよく、楽しい一日を すごすことができた。安全にけがもなく、何より。
夜、家族でBBQの成功を祝って、葉山マリーナのチャイニーズ レストランで乾杯したのだが、コースの途中で眠くなって 困った。
「えーっと、このあと、何がくるんだっけ?」
とコースの終わるのを待ちかねるという、お店に は大変失礼なことをしてしまった。味は抜群だったのに、 ひとえに、疲れのせい。
ともあれ、おつかれさまでした。楽しかったね!
2005年05月28日(土)
『世界一ワクワクする営業の本』映画化
昨日はKEN研。
懇親会、山本藤光氏の新作
『世界一ワクワクする営業の本です』(→クリック!)
のドラマ化、映画化計画で盛り上がった。 主役は当然、ぼくである。共演の加納役は鈴木京香。 ほか、大河内、海老原役も決まった。KEN研メンバーも 例えば野球チームで弁当を買う役とか、エキストラで 出演を快諾してくれた。 監督はクドカンに依頼しよう。
スポンサーとしてキリンとキューピーには約束を 取り付けた。
あと、「放送と通信の融合」のため、デジタル化の 際の著作権率も、原作者山本氏をはじめ、しっかり 決めた。これであとでモメることもあるまい。
大切なのは、「KEN研に最も収入が入るようにした」 ことである。なぜなら、そのお金で自社ビルを建設するか、 買収することにしたからである。ついでにビルの前 に新幹線の新駅を誘致し、「KEN研前」と駅名まで 決めた。
みんなは「酒の席での話」と思っていたかもしれないが、 実はぼくは本気である。
・・・などとのんきにしていられない。明日は葉山BBQ。 ということは、一日、仕事ができない、ということである。 月曜のプレゼンの資料、締め切りの雑誌原稿、クライアント 勉強会資料などを朝から立て続けに。
明日の荷物を車に積んだりもしなければならない。 楽しい忙しさだ。
明日天気にな〜れ!
2005年05月27日(金)
うーん。あなたの話には説得力がない
『lovemarks』(→クリック!) 読了。トム・ピーターズ師匠のお勧め本である。
ブランドを超えるものとして、「lovemark」というコンセプトを 提示した、広告代理店SAATCHI & SAAATCHI社CEO ケヴィン・ ロバーツの作品。 どこかで聞いたことがあるよなあ、と思っていたら、NY時代
『FAST COMPANY』誌(→クリック!)
2000年9月号で基本コンセプトを読んでいた。
ロジックよりEMOTION(感情)を大切にする、顧客からの RESPECTを勝ち取る、という主張は同意できる。 要するにぼくが常々言うところの五感商品だから。
本のデザインも素晴らしく(表紙デザインはHiroaki Ito氏、 日本人)、本そのものもlovemarkを意識している。
実は昨年、本の校正原稿段階で、さる版元から翻訳しないか、 と打診されたことがある。 実現しなかった。
一点だけ、著者ケヴィンにどうしても「感情」的に 同意できないエピソードがある。
ケヴィンがペプシのCEOをやっていた時のこと。 ボトラーやセールスマンを前にしたスピーチの最後、 ライバルのコカコーラの自動販売機に向かって マシンガンをぶっ放した。 このプレゼンによって、みんなの士気が高まったという、 いわゆる自慢話があるのだが、それは違うぜ、と思う のである。根っこに「それを良し」(『ユーモア』と 言っている)とする人物に、「感情を大切に」と言われても、 納得できないのである。
2005年05月26日(木)
仕事できないやつほど、新幹線で電話する
旅から旅の毎日で、いまは名古屋にいる。 目の前に名古屋嬢、もとい、城がある。 ライトアップされて美しい。
新幹線のグリーン車がびっしり人で埋まっているが 観光ではなく商用らしき人である。
やはりこんなところにも景気の回復を感じる。
ぼくは例によって車両の一番後ろに席を取っている のだが、連結でずーーーーーーーーーーーーーーーーーと 携帯にて話している男がいて、わずらわしくて仕方ない。 某ビジネススクールの社長に似た男なのだが、 電話の声が筒抜けである。 だから内容が聞こえるのだが、わざわざ新幹線から かけなければならない、あるいは指示しなければ ならない内容ではない。
植木が右向いた、芝生が空飛んだといったような話である。
そして、勝手に熱くなって電話相手に向かって 非難している。
・・・そろそろトンネルの多いゾーンにさしかかるから 勝手に電波が切れるぞ
と思っていたら案の定切れた。男は毒づいてから、 ようやく席に戻った。
仕事、できないんだろうなあ、
と思う。
こういう人が必ず読むであろう雑誌名がアタマに浮かんだ のだが、後ほどトイレに立ったついでに席にいる彼の 読んでいる雑誌を見たら、くだんの雑誌を読んでいたので 面白かった。
その雑誌名? ここには書けないけど、ヒントを言うと、 ・・・いや、最近は日本も米国並に訴訟社会になっている からうかつに書けない。困ったことだ。
2005年05月25日(水)
人が中心
企業が大であろうと小であろうと組織サイズには 関係なく、血栓がつまっている時にあらわれる 症状は
ルールに人を合わせさせる
ことがある。 大企業の場合は、パワーで取引先にもこれを強制する。
本来逆なのだ。
ルールが人に合わせる
べきなのである。 何が言いたいかというと歌舞伎の話である。
勘三郎の素晴らしいところは歌舞伎の様式美を しっかり守った上で、「人がルールを作っている」 「ルールが人に合わせている」ところにある。
「古典の上に立って、さらに新しいものを作らなきゃ、 ぼくたちの存在する意味がないですから」
という内容の発言をしていた。けだし、名言。
ビジネスで生きるぼくたちも、この言葉、実行 していきたいね。
「うちの会社は古い体質ですから・・・」
ナニ、歌舞伎より古い会社って、京都の老舗 以外、ない。 養命酒で、ほぼ歌舞伎と同じ年齢くらいか。
2005年05月24日(火)
中村屋!
勘三郎襲名披露五月大歌舞伎昼の部。 先週鑑賞した爆発系の夜の部に続いて、様式美を 追求した昼の部である。 ちなみに、歌舞伎は、昼と夜とで演目が違う。
三月から続いた勘三郎襲名公演も、東京では今月でお開きだ。 同時代に生きて、そして、舞台と客席という同じ一つの 空間と時間を共有できて、幸せだと思う。
さて、今日の演目一つ目は「菅原伝授手習鑑(すがわら でんじゅてならいかがみ)」。日本史で習ったタイトルだが、 もちろん内容は知らなかった。
海老蔵のワルさ加減が素晴らしい。
詳しく書きたいのだが、何分紙幅が足りない。またいつか どこかで歌舞伎について書く機会もあろう。
それにしても客席はイキのいいビジネスパースンは 見当たらず、60歳以上のお嬢様ばかりだ。男はいても、 そのお嬢様に連れられた枯れ枝のようなとっつあんばかり である。ポキ、と折れそうだ。
現役のビジネスパースン、特に40代の男たちが歌舞伎に 殺到するようになると、日本がもっと面白くなると思う のだが。
2005年05月23日(月)
B-bossa
友人ZONOのデモCD。DAKEさんとのデュオだ。 素晴らしく、何度もなんども繰り返し聴いているが、 飽きない。 このCDと、ZONOのライブについては
ZONO STYLE(→クリック!)
を参照ください。ぼくもどれかに顔を出してみようと いまから楽しみにしています。
2005年05月22日(日)
賞味期限は短くて
ブラウン・ライス・カフェ(→クリック!)
は
ニールズ・ヤード・レメディズ(→クリック!)
に併設された自然食品カフェで、大人気である。 正午にオープンするのだが、待ちきれない客が 「もう、いい?」とニールズ・ヤードのショップスタッフに せがんで困らせたりしている。
数日前のこと。ランチのため、一人で腰かけていた。 隣は三人連れの主婦らしい女性たち。 上着をたたんでいたら、つい無意識に左隣の人へ 近づいた座り位置になった。
隣の人が、ぼくとの間に置いた自分のバッグを サッと、取り上げ、自分と右隣の友人の間に 置きなおした。
おいおいおねえさん、あなたは自分の健康には注意している かもしれないけれど、あなたのその「ぼくを警戒する行為」 は、ぼくの健康に悪いですからぁ〜!
と、つい、アウト・オブ・トレンドの言い回しを 胸の中でつぶやいてしまった。
ここで何が言いたいかというと、ギター侍を 最近見なくなってさびしいということである。
代わりに、ネクタイをせずにスーツを着た どこから見ても社内旅行の夕食前のおとーさん風 とか、小太りでアタマをつんつん立てたTシャツ 男が街を徘徊している。だれが許可したのだろう。 いつまで保つのだろう。
ちゃん、ちゃん。
2005年05月21日(土)
あと一週間!
阪本塾葉山BBQオフィシャルスポンサーの キリンさんから
のどごし〈生)と一番搾りが届いた。
同じく公式スポンサーのキューピーさんからも
------------------------------------------------------------- 50〜60歳の主婦とその娘さん(30歳前後かな?)に的を絞った、 その名も「Petit Sorbet」 〜ソルベ=果実のピュレや果汁を主体にしたシャーベット のフランス名のこと
フルーツの濃厚なおいしさをお楽しみください。 アヲハタのジャムから派生した逸品でして、手前味噌ですが自信作! ----------------------------------------------------------
と、デザートが寄贈いただける由。ありがたいことである。
また、60人を超える食材なので、到底料理チームの自宅冷蔵庫では 入り切らないため、一部我が家の冷蔵庫に格納することになった。
当日、この食材たちのほか、わしのギター、タンバリン、 ブルースハープ、おやつ、椅子、タープ、コンロ、水ボトル、 クーラー、などなどがあり、とんでもない様相を呈し始めた。 運ぶのは車だが、それはあくまで駐車場までであり、肝心なことは 基地までの運搬であること昭和基地第一次南極越冬隊と同じである。
そこでガテン系の体力自慢の塾生を「BBQエグゼ」として選抜、 当日早朝から駐車場⇒ビーチ基地のデリバリーに汗を流して もらう作戦を、Taizo隊長との綿密なる打ち合わせの結果、 決定した。問題は、「絵に描いたようなガテン系」が 見当たらないことであったが、何とか精鋭を選抜、 隊長直々に指名する人事と相成った。
・・・いろいろ書いているが、この準備プロセスもまた、 楽しんでいるのだ。わくわく!
2005年05月20日(金)
わからないんです
仕事をする、ということは、責任を取る、ということだ。
JR、西の事故以来、責任回避、責任逃れ、安全率ばかりが 優先されているような気がして、仕方がない。
今朝。
新宿アルタ前9:45という、葉山に住んでいるぼくとしては 呼吸困難になりそうな(笑)待ち合わせ時刻でも余裕もって 到着するべく、横須賀線に乗っていた。
車内アナウンスで何か言っているのだが、音量が小さく、 聞き取れない。「しんこうき・・事故・・東京ほうめん・・・」
何だかわからないが、簡単に電車が止まる昨今のこと、 このまま横浜で湘南新宿ラインに乗り換えることができない 事態なのかもしれない、とグリーン車の検札に来た車掌に
「湘南新宿ラインは走っていますか」
と聞くと
「わからないのですよ」
という。聞き間違えたかと思って再度同様の質問をする。
「それが、わからないのです」
ぼくはこういう仕事の仕方が一番嫌いである。
「わからない、というのは答えじゃない。調べてほしい」
「わかりました。あとで車内アナウンスがあると思いますから」
と、あくまで、車掌本人は責任を取ろうとしない。
「車内アナウンスは聞こえないので、ぼくに教えてください」
グリーン車の定義って、何だ? 車掌は、グリーン券を乗客が持っているかどうか 確かめるためだけに存在しているのか?
長くなりそうなので、久しぶりに爆発系のSurfin'に 仕立てるつもりだが、要するに、
逃げる
のである。
JRの根本の企業体質とは、こういうものなのである。 仕事をする、とは責任を取る、ということである。 責任を取れない、ということは、仕事をしていない、 ということと同義なのである。顧客は仕事をしてもらって いないのに、料金を支払っていることになる。
2005年05月19日(木)
写真にぼくがチラリ写っています
歌舞伎座。中村勘三郎襲名披露五月大歌舞伎鑑賞。 鷺娘の玉三郎に圧倒され、野田版『研辰の討たれ』に抱腹絶倒。 筋書に野田秀樹が書いている文章。
「新しい風を入れたつもりでも、あっという間に、新しくなど なくなる。新しさなど、たかだかそれだけのことである。新しい などということに、有頂天になっていると、あっという間に それは、古く汚れたものに変わっていく」
誠にその通りであって、大いに刺激受けた。
新しいこと、 まだだれもやっていないこと、 成功するという保証など、どこにもないこと
を、ぼくはやらなければならない。いや。「ねばならない」 ではないね。やりたい。
葉山には帰れないので、ニューオータニ宿泊。 面白いのはバスルームにテレビがあること。 おかげでバスルームのパウダーゾーンが狭くなってしまって いる。バスルームにテレビは要らないから、インターネット 接続でお金取るの(2,100円)、やめてくれない?(笑)
・・・・あ。地震だ。
あわててテレビをつけたら、ちょうどニューオータニ 建設についてのプロジェクトXをやっている。不思議。
2005年05月18日(水)
加熱し始めている
拙宅玄関のアイビーでくつろぐ「-196℃」。 昨夜、飲んでみた。独自のフリーズ製法のため、果実の香りが しっかり味わえる。低アル飲料はコドモ向けという大人 にもインパクトある五感商品になっている。アウトドアに いいと思う。
書き下ろし脱稿した編集者から「原稿加筆乞う」の連絡 あり。そのほうが面白くなると、応諾する。
さらに、別の出版社編集者お二人と打ち合わせ。 こちらはややスローな企画。 ぼくからも一本企画をプレゼン。
コンサルテーションもおかげさまで忙しいし、塾も再開する。 エレキギターも始めるぜ。暑い夏になりそうである。
『ビジネスを育てる』を雑誌『SOHOドメイン』(→クリック!)記事で 土井英司氏が取り上げてくださっている。
藤井孝一氏の有料メールマガジン【ビジネス選書#050516】にも 掲載されたとの情報あり。
じわじわと浸透していってくれれば、との願い通りで、 とても嬉しい。
LAと原稿校正やりとり。
ぼくのインタビューが掲載された雑誌『ストア・ジャーナル』 届く。 執筆陣に尊敬する木村政雄氏、大好きな林家木久蔵師匠 も顔を揃えておられ、何だか嬉しい。
阪本塾葉山BBQが前代未聞の60名を突破しそうな勢い。
どうやら、ぼくとぼくの周囲が加熱し始めたようである。
2005年05月17日(火)
−196℃
昨日月9『エンジン』を観ていた人ならCMを目にしたかと思うが、 サントリーの新作低アル飲料「−196℃」である。 5月24日発売。ネーミングがユニークだ。 瞬間凍結粉砕した果実を、アルコールに浸漬してチューハイに 仕上げた新製法に由来するという。すごい技術らしい。 だから、ビジュアルイメージは「破裂したレモン」だ。
昨日、サントリーの方(阪本塾卒業生と1-DAYセミナー卒業生) とお目にかかった・・・というか、飲んだ(笑)とき、 頂戴した。
(ちなみに念のため。ぼくとPalmtree Inc.はこの商品の コンサルテーションには関わっていない)
サントリーさんは、学問所門下生のご縁で葉山BBQの 公式スポンサーになっていただいている。 (ちなみにライバルのキリンさんも公式スポンサーである)
グレープフルーツ味、レモン味、ウメ味の三種類が ある。昨夜は午前様帰宅で、今日これから仕事なので まだ味わっていないのだが、今夜が楽しみ。
2005年05月16日(月)
レレレ
ずっとクライアントに出向いて仕事をすることが 続いたので、学問所には久しぶりだ。 郵便箱には山のように「土足マーケティング」の 郵便物。その中に、大切なかたからの直筆の 手紙が入っており、ちょっと間を置いてしまっている ことに焦る。 著書の寄贈もいただいている。 いずれも、メールではなく、手紙でお礼をしようと 思う。
・・・と、机に向うが、隣がマンションの工事で 集中できない。この工事の騒音のおかげで、 阪本塾卒業生のリアルな集まりClubPalmtree Realが 開催できないでいる。1-DAYセミナーは休日に開催 するので工事もお休みだからいいようなものの、 困ったことだ。
とりあえず、掃除をする。掃除をしているとき、 非常に充実感を感じるのだが、前世はレレレのおじさん だったのかもしれない。
2005年05月15日(日)
『世界一ワクワクする営業の本です』
山本藤光氏の最新刊『世界一ワクワクする営業の本です』 が届いた。
実はこの本、出演させていただいている。キャスト名は「亀さん」だ。 イラストも、似ているよ。 原稿の段階から読ませていただいたのだが、じわーーっ、と きた。名作である。
営業というジャンルに限らず、仕事をするとは何か、 結果を出すとはどういうことなのか、 について、考え、学ぶことのできる好著だ。 紙の質も良くて、編集者の作品への愛を感じる。 ヘンな話だが、読んでいて、いいにおいのする本です。
19日午後には店頭に並ぶ由。皆さん、お勧めします。
2005年05月14日(土)
ポチ
新しいデジカメを買った。名前をポチという。 学問所書庫担当から現在は避寒のため拙宅出窓担当に 転勤中のふくちゃんと記念撮影。
昨日早速夜の渋谷夜景を撮影したが、きれいに撮れた。 まだPCにとりこんでいないのでご披露はできないが。
先日パソコンを買ったポイントがあるのでそれを 使えばデジカメくらい無料になるだろうと思って いたのだが、どっこい、かなりの出費になってしまった。 女心と量販店のポイントカードだけは、未だに理解不能 である。
・・・とのんきにしているが、出版企画が二本立て続けに 持ち上がった。進行中のものも含めると一体いくつに なるのやら。仕方ないから、ギターでも弾こう。
『リーダーこれだけ心得帖』またもや増刷の吉報あり。 スローに売れ続けているようで、著者としては理想の かぎり。
2005年05月13日(金)
おみず
山の上ホテルシリーズの最後。 ベッドサイドに「おみず」が置いてある。 「おゆ」も、ある。
これが当たり前ではないのか。
さる「高級ホテル」で、ほんの数メートル先のコンビニでは 120円で売っているミネラルウォーターに580円取られた ことがある。
サービスの細分化 納得いかない高価格
ホテル業界が置いてきてしまったサービスの本質が このホテルには、あった。そして、これはホテル業界 に限らない。通信業界にも、医療サービス界にも、ほかにも 一杯、ある。
2005年05月12日(木)
昭和のサービス
ボタン一つ押せば、客室係が飛んでくる、という仕組みである。
これが昭和のサービスである。
いぼいぼボタンの電話で、ゲスト側が自分のしてほしい ことを、「分類」し、「検索」しなければならない、 なんて、本来はおかしいのだ。
さきほど、ルームサービスで朝食を頼んだ。 昨夜予約していた時刻を早めて欲しい、できたら すぐに持ってきて欲しい、と言ったら
「はい。いまから作りまして、すぐにお持ちします」
これが通常のほかのホテルならどうなるか。
「ぁあああ・・・。ただいま混み合っておりまして、 予約のお客様を優先しておりますので」
結果、部屋に届く時間が同じであっても 「サービスのあとあじ」は雲泥の差なのである。
2005年05月11日(水)
マイナスイオンが流れる部屋にて
現在、山の上ホテルにステイしている。チェックイン時の 職業欄はもちろん「作家」である(笑)。
目的は、サービスの本質を学ぶためだ。 現在、必要あって、ディズニーのサービスの研究を しているが、日本の昭和のホテルサービスも 学ぶべき点がたくさんあると思う。
このホテルのように古いハードを前提に高品質の サービスを提供するためにはどうすればいいか。
勉強になる点が一杯あった。
それはそうと、やはりこのホテルには作家の魂を ゆさぶる「something」が宿っているのだろうか。
部屋に入ってたちまちのうちに4本の書下ろし企画を 着想してしまった。
どうせなら、これまで一緒に仕事をしたことのない版元 とやってみたい。この日記を読んだ版元編集者のかた、 興味がおありでしたら、メールにてご連絡ください。 お待ちしております。
2005年05月10日(火)
ヨーロッパに軸足を移します
来年夏、イギリスとアイルランドに行くことにした。
なぜ来年かというとベストシーズンの夏、 今年は既に予定がぎっしり入ってしまっている からである。
来年から、年に一回、ヨーロッパ各地に 行く。ついでに、Palmtree Inc.本社もNYから その中のどこかの都市に移すかも。
予定では 2006年イギリス&アイルランド 2007年スペイン&イタリア 2008年チェコ&オーストリア
アイルランドはいよいよ、ギネスのストアハウス に足を踏み入れる。 リバプールにもいければいいなあ。 もちろん、アビーロードは必須である。
LED ZEPPELINの古いライブ(1973年のマジソンガーデン) 映画を観ていたら、たまらなく「ケルト」とか、そういう 空気に触れたくなった。 エアーはもちろん、Virginだ。 楽しみである。あと14ヶ月。わくわく。
2005年05月09日(月)
腐った木には腐った実しかならない
CSRについてはたった一つのことを言い続けている。 それは、
本業の価値磨きがCSRの結果を生む
である。CSRを、放課後のクラブ活動のようにとらえ ている企業が多すぎる。だからみんな森の中で おねーさんがフルート吹いていたりする広告になる。 企業名を伏せるとどこの企業広告なのか、わからない。
「いいひと」を演じているのである。 違う。
CSRは化粧ではなくすっぴんの素顔の企業が問われる。
JRについても、「遠くのCO2より、近くの階段を減らせ」と 提言しつづけてきた。
自社の提供価値を「安全で快適な、QOLの質の高い トランスポーテーション」としていれば、 今回の尼崎のような悲劇は起こらない。 また、価値磨きは当然、組織磨きにもつながる。
すべての企業は自社のフィロソフィーをまず第一に 確立し、組織全体に浸透させるべきなのである。 オペレーションはその後だ。
JR西日本のこれまでの発言はすべてオペレーション の反省と改善にとどまっている。
新型の列車自動停止装置(ATS-P)の設置工事を 対策の御旗としているが、本質ではない。
ゴールデンウィークやお盆の期間中には、TDL社員は オフであっても来園を控える。自分たちのために 一般のゲストの待ち時間が増えたり、入場制限 となったりすることを避けるためである。
宴会やゴルフをやったのが休日とか、勤務時間内とか、 一体昭和の労働争議の頃の話かと問いたい。顧客は 組織の姿勢を見ているのである。本質を問われている のに、どうやらJRはまだ気づいていないようだ。 気づいていないアタマに謝られても、無意味なのである。
その意味で、日航も同じ。オペレーション の問題ではなく、フィロソフィーの問題である。 ユナイテッド航空はそこに気づかず、小手先の オペレーションの改善ばかりやって、倒産した。
事故が続くと、トップが替わる。気楽なものだなあ、 と思う。難しいことをやり遂げてから、辞めるのが 男気ってもんじゃねえのかい・・・って、江戸っ子 になっちまったぜ。
2005年05月08日(日)
2005年GWのふりかえり
29日 阪本塾軽音楽部 卒業生バンドBスクエア リハーサル ヤマハ横浜で弦の換え方を習う
30日 LAの雑誌Lighthouse原稿執筆、脱稿、LAにメールで納品 神戸の雑誌ぷらっと原稿執筆、脱稿、神戸にメールで納品
1日 翌日の名古屋のために英気を養いつつビールを飲む
2日 名古屋ブルーノートでCATSパーティ ヤザワ猫デビュー
3日 旨い蕎麦を賞味、横須賀で買い物
4日 日経CSRサイト用原稿を5月分と8月分一気に執筆、納品 庭の草むしりで腰を痛める 阪本塾卒業生葉山BBQ用生ビールサーバーを予約する ビールを思い出し、ビールを飲む
5日 書き下ろし本の原稿脱稿、納品 こどもの日なのでビールを飲む
6日 昨日納品した原稿を出社した版元編集者が発見、 あまりの納品の早さに驚く(納期は月末) 娘と娘の彼から誕生日カード、届く Bunkamuraシアターコクーン『メディア』観劇し人生変わる
7日 誕生日の余韻を感じたため、海を見ながらビールを飲む
8日 TDL研究がある程度まとまってきたのでレポートを書き始める こうやってみると、とてもいい連休だった! さあ、明日からはエンジン全開だ。 明日からのがんばりのため、これからビールを飲むことにする。
2005年05月07日(土)
NINAGAWA『メディア』
『メディア』(→クリック!) 観劇。シアターコクーン。 この観劇を家族から誕生日プレゼントされた。
蜷川幸雄を観るのは初めてだ。 終演後、しばらく口がきけなかった。
価値転換。
日常の中に潜む非日常を大げさな仕掛けなく すい、と見せてくれるのが創造のパワーであり、 それに触れることが創造に触れる歓喜だ。 存分に味わった。
物語は最初、「よくあるドラマ」が描かれる。 観客は常識を確認しつつ、歩を進める。 中途、さらに追い討ちをかけるように「常識」を確認する。 人は、常識を確認すると、安心する。シートに安心して 身を沈める。
ところが、後半、ぐいぐいと、その「拠って立つ常識」が 崩れ始める。 駄目押しの舞台の仕掛け。 アクターたちは、観客に問いかける。
「あなたの立っている場所は、本当にあなたが思っている 通りの場所ですか?」
悪は本当に悪なのか。 善は本当に善なのか。
絶対的だと信じている善が、いきなり相対的なものに 浮遊してしまう不安定感。これこそが創造の醍醐味。 学生時代読んだニーチェの『善悪の彼岸』という言葉 を思い出した。
ぼくはこの観劇によって、大げさではなく、人生が変わった。
観劇で人生のターニングポイントを迎えたのは 今回で二回目だ。最初はニューヨーク・オフ・ブロードウェイ 『De La Guarda』(→クリック!)
価値の相対転換。昨日は深夜まで興奮醒めやらなかった。 このような素晴らしいバースデーを「演出」してくれた 家族に感謝。
2005年05月06日(金)
オイルが目にしみる
ブルースハープを演奏中のヤザワ猫。
メイクをして、女性の偉大さをあらためて知った。 メイク落としが大変なのである。 女性をデートに誘って、男性が支払うのは、当然 なのである。女性はそれなりに準備が必要だし、 デートのあとも、手間ひまがかかる。 男はせいぜいひげをざーっつと剃ったらおしまいだが、 女はそういうわけにはいかんのだ。
このあと、メイク落としに苦労し、えーっと、 なんていうんだっけ? オイルをべたべたにして 落としたはいいけれど、目の周囲は微妙に残った ので、ギターケースを抱えてブルーノートから出ると、 完璧にメイク系のミュージシャンの楽屋出だった。 ホテルでは極力、人と目を合わさないように こそこそしていた。
『煙が目にしみる』というオールディーズの名曲が あるが、オイルが目にしみた夜だったぜ。
しかし。
メイクに目覚めてしまった。今度の公開セミナーでは メイクをして登場し、みんなの度肝をぬいてやろう。
2005年05月05日(木)
パーム(ヤザワ)猫見参!
5月2日、ブルーノート名古屋にて。 仮装パーティのテーマは猫。猫になりきり、猫名で登録し、 自分がだれか明かしてはならない。ぼくはパーム猫、通称 ヤザワ猫とした。メイクアップアーティストには ロックンロールをテーマにお願いした。事前に話して あったので、「聞いています(笑)」と、すいすい、 ミュージカル『CATS』冒頭に出てくるロック猫の イメージでメイクと猫耳をつけてくれた。 ぼくとはわからない顔になった。
写真はパフォーマンスの前にお祝いを言っているところ (だったと思う)。
それにしても300人、いや、300匹全員が猫になっていると、 猫ではないメイクや普通の服だと、そっちのほうが不自然に なるんだね。
ホストのアスパラガス猫を始め出席者全員のノリの良さは すばらしく、この「ノリ」が、強さの秘密なんだろうなあ、と 思った。仕事や業績にもはっきり出ている。(明日につづく)
2005年05月04日(水)
会社のおやじ
原稿書くことから逃げるために庭の草むしりを決行する。 ずーーーーーーと、「見ないふり」をしてきたのだが、 いよいよどうにもならない局面にまで事態は深刻化して きてはいたのである。まるで家庭菜園をしているかの ような実り豊かな庭だった。お花畑の様相も呈していた。 マスクをし、軍手をはめ、エンジン全開で草をむしっている と、なかなか気持ちがいい。 ダンゴムシたちは「ん? 何だなんだ? 何ごとだ?」と 騒いでいる。平穏な生活を乱してすまぬすまぬと言いつつ、 手加減は加えずにがんがん抜く。
75Lごみ袋に4袋と、スーパーの袋2袋まで集まったところで 腰にアラームが来たため、中断した。これ以上やると家族に 迷惑がかかる。まだまだ未開の土地は原始のまま残っているのだが。
抜いているとき、誤って、若木から出ている芽を抜いてしまった。 こういう行為を、「会社のおやじ」と呼ぶことにしよう。 こころは、「前途有望な若手の芽を摘む」である。
2005年05月03日(火)
陸アウトドア父さん
名古屋のパーティは写真が整ったら、報告しますね。 すごかったよー。
名古屋の帰途、いったん自宅に戻り、お気に入りの 蕎麦屋で昼食をとり、同じくお気に入りの柚子胡椒を 分けていただき(蕎麦屋のおやじさん経由でしか 手に入らない絶品なのである)、その後横須賀まで 足をのばした。 今月末に予定している毎年恒例の阪本塾卒業生葉山BBQ で使う備品購入のためである。
大型のタープ BBQコンロ 水タンク
などなどをまとめ買いしたので、大型ショッピングセンター 店内最大のアメリカン・サイズのカートが一杯になって しまった。迫力満点であり、レジでぼくの後ろには誰も 並ばなかった。どこから見てもアウトドア派のおとーさん なのだが、見てくれだけだぜ。昔、陸(おか)サーファー という呼び方があったが、さしずめ陸アウトドア父さんか。
2005年05月02日(月)
我輩はギター猫である
今日はこれから名古屋へ行く。 大変お世話になっている方の誕生日&新しいキャリア出発の仮装 パーティに出席するため。 仮装ルールは、猫になること。
よって、ぼくもミュージカル『CATS』式メイクをしてもらう べくプロのメイクさんを予約している。
しっぽは東急ハンズで買った。ねこみみも用意した。 実はアタマのかぶりものも購入済みなのだが、 パーティ出席者専用メーリングリストで飛び交う 情報によると、猫メイクを実際にやった画像が あって、コリャかぶりものでごまかすのは本物ではない、 という気になってきたので、本格メイクをプロに依頼 することにしたのである(プロの予約は事務局が用意して くださった。感謝!)。
このパーティのことは昨秋からわかっていて、そしてめでたい 気持ちをどう表現しようかと考えた末、ありきたりの お祝いではつまらないので、新しいことへチャレンジし、 それによって祝辞としたい。
それがギターへの挑戦なんだ。 明日はいよいよ本番。ブルースハープもやる。歌もうたう。 楽しみだ! 写真を撮ったらここで披露しますね。
では、行ってきまーす!
2005年05月01日(日)
こころが入浴したかのような
ふるさと尼崎の悲劇には言葉もない。
救急隊が駆けつけるより先に、近所の 日本スピンドルの工場の人々が現場へ 駆けつけ、救助にあたったという。 社長がまず全員を食堂に集め、工場の操業を停止、 救助を最優先するべし、と宣言して、人のみならず 機材や消火器を供出、決死の救助を行った。
つらいニュースの多い中、このエピソードは、 こころがお風呂に入ったような心地よさを 感じた。このような企業行動こそが、真の CSRだと思う。 このような企業行動は、「とってつけて」も できるものではない。日ごろの組織風土の良さ がなければ。
日本スピンドルの皆さんに拍手。
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