椰子の実日記【JOYWOW】
2005年06月26日(日)
ハッピーのものさし
明日から30日までPalmtree Inc.はお休みします。 この日記も、メールもすべてお休み。
「20年間無敗の男・雀鬼」こと桜井章一氏の著作 に凝っている。きっかけはZONOがプレゼントしてくれた 『人生を掃除する人 しない人』(東洋経済新報社)だ。 イエローハットの鍵山秀三郎氏との共著で、現代日本に 対してぼくの感じている違和感をきれいに説明してくれた。
簡単に言うと
勝ち組・負け組という言葉
「大金を儲けたら、 ヒルズに家を持ったら、 高級レストランに出入りできたら、 高級車に乗ることができたら」 成功という人生のものさし
電車の中にいるビジネスパースンたちはなぜあんなに しんどそうなのか
未来に光が見えない日本だから若者がつらい、子どもが しんどい
昨日紹介した村上龍『半島を出よ』でも、日本の未来の光 はやはり現代日本のマジョリティから離れた「彼ら」 なのかもしれない、という希望をもらったの だが、桜井章一さんのような生き方へのスタンスもまた、 明日の灯台になると思うのだ。
矢沢のエーちゃんは億万長者だが、ハッピーの意味、 人が生きていく、という意味をお金とは 違うところにあると気づいた、と言っている。
話は飛ぶようだが、タレントのベッキーが動物と簡単に 一体化できる。対話できる。気持ちが通じ合う。 ベッキーもきっと、現代日本マジョリティとは距離を置いた マインドを持っているのだと思う。
2005年06月25日(土)
半島を出よ
朝から自宅と倉庫の掃除をしてへたっている。 お風呂でアリが散歩する姿をよく見かけるので 現地調査したところ、隙間のあることが判明。 タイル目地剤でコーキングする。この「コーキング」 という仕事、別名「シーリング」ともいい、昔 建材の仕事をしていたとき見積項目に入れていた。 ふーん。この仕事があの価格で決まっていたのか、 と感慨しきり。 さて、アリさんがこれでお風呂に来なくなると、 「事実に基づいた対策」が成功したことになる。
-------------------------------------------------------- 福岡ドームを9人の北朝鮮コマンドが制圧し、満席の観客を人質 にした。2時間後、484人の特殊部隊が到着、福岡中心部を制圧 した。
この危機を救えるのは一体だれか。
政府か。 官僚か。 大企業か。
彼らはいずれも高学歴、高収入を誇る。現代日本でいう「勝ち組」 である。
答。全員、危機を救えない。
では一体だれが救えるのか。それとも、そもそも救うこと など、できないのだろうか。
村上龍『半島を出よ』のテーマは、徹頭徹尾、現代日本の 描写である。北朝鮮兵士の生い立ちなども丹念に描いているが、 夜の稲光が空の黒さを際立たせるように、北朝鮮を描くこと によって、現代日本の病巣を同時に描ききることに成功 している。
生涯、これほどのものは体験したことがないほどの、 文学的感動を得た。二回読んだが、まだ読み足りない。 他の本を読む気がしないのが困ったことである。
2005年06月24日(金)
声に出して読みたいうなぎまいうー
いとこの経営する
うなぎの川上(→クリック!)
に行く。大阪は木津卸売市場。
うな重をいただく。以前からこのお店のうなぎは送って もらっていて、おいしかったのだが、やはり店頭で焼きたて を熱々ごはんの上に乗せてもらうと、もう、「まいうー」 なのである。感動なのである。
朝から幸せだったなあ。 皆さん、一度だまされたと思って、紀州備長炭で焼く 川上のうなぎを賞味してください。うなぎって、こんなに 旨かったのか! と思います。お奨め!
2005年06月23日(木)
平気で嘘をつく組織体質
品川駅から乗ると8号車ぼくの席に男が座っていた。 声をかけると「あぅ」と言って立った。 ぼくは荷物が多いので、常に最後部である。 彼は最後部のスペースにぎっしりジュラルミンの 箱ほかを置いていた。ぼくの荷物は置けない。 立ち去り際、彼は自分の荷物から何かを出して、 9号車方向へ消えた。
座ったものの、背中数センチ後ろの先にある 男の荷物が気になって仕方ない。
新幹線はテロの格好の標的である。荷物チェックを するわけでも何でもない。
通りがかった車掌に「同じ車両ではない人の持ち物 のようだが、セキュリティ上気になるので何とか ならぬものか」と話しかけたら
「どなたのものかわかりますか」 「わかりません」 「楽器・・・ですよね」 「わかりません」
車掌のセリフが読みづらいと思うが、現実、 こんな感じで判別困難な発音、発声、声量だったのである。
この段階で、ぼくは彼に話しても無意味と思った。 かつ、歯槽膿漏のにおいが強くて、弁当を食べている ぼくとしては一刻も早く彼を追いやりたくなった。
しばらくして、車内アナウンス。
「危険物の持ち込みはお断りします。 持ち主のわからない手荷物を見かけたかたは車掌に ご連絡ください」
30分後、先ほどの車掌が来た。
「この荷物は、同じ8号車のお客様のものとわかりました。 怪しいものではない、とのことでした」
「ありがとう」
嘘である。車掌がだれかに確認しているのを見ていない。 念のため、車両内を歩いた。テレビで見かける政治評論家 はいたが、さきほどの男はいなかった。
JR東海。6月22日午前11時20分品川発のぞみ51号。 嘘で「事なき」をした。
2005年06月22日(水)
イタリア(村)の夜
今夜、滞在したところ。さて、ここはどこでしょう?
答。名古屋港にあるイタリア村。
平日というのに、お客さんが入っている。 女性客が多い。工夫されていて、勉強になる。 クライアントさんに案内していただいた。 新しく出店するので(イタリア村とは異業種だが)、 その研究のためである。プロジェクト・メンバーは 皆さん、勉強熱心。ぼくも真剣に見学。 やはり「女性客をつかめ」という鉄則は生きている なあ、と実感した。
花火も小さめだが、上がった。
レストランではバンドの生演奏。
そのまま海につながる運河にはゴンドラ。
今度ベネチアに行ったとき、きっとぼくはこう言うだろう。
「わあ! イタリア村みたい」
2005年06月21日(火)
やらなければならないが、やりたくないこと
駅前の銀行にて町民税・県民税を納入。 必要金額を一階のATMで引き出し、ジーンズの ポケットに札束をぎゅぅと押し込み、その足で二階へ 上がる。二階が営業窓口だ。銀行の営業窓口に行く のは年に数回しかない。前回は自動車税の納入だ。 そうだ、いつも税金を納める時。
テラーが制服を着なくなったので緊張感がゆるく 感じられる。
「便利な銀行口座振替をご利用ください」と税金通知書には 書かれているが、ぼくは常に現金主義を取っている。 理由は二つある。
第一に、ぼくは金融システムを信用していない。 カード情報の流出からわかるように、いまや世界の 金融システムはほぼ一元化しており、便利さと裏返しで、 サイバーテロに襲われたとき、瞬時にしてわが身にも危険が 及ぶ。
第二に、この、手元の現金が失われていく痛さを 納税者としてしっかり感じるためである。
4回分割にしても良いようだが一括で支払う。 一括だと割引になるのでしょうか、とテラーの女性に 聞こうとしたが冗談が通じそうもない新人だったので やめた。横に女性が一人、ついている。OJTのようだが 何やら雑談も混じっている。
人が必死で支払う税金の扱いをしながら懇親するでない!
と思ったが黙っていた。本当に最近は野獣化しなくなった。
銀行のあと、歯科医へ。人が「やらなければならないが、 でも、積極的にはやりたくない」ことを一日のうちに二つ も実行するなんて、ぼくは偉いなあ、と思った。
2005年06月20日(月)
出欠方式粉砕!
「出欠方式」を撲滅したいと思うので、皆さんも 協力してください。
「出欠方式」とは、レストランで、注文したものが 運ばれてきたとき
「生ビールのかたは」はーい 「ウーロン茶になります」はーい 「オレンジジュースは」はい
と、店のスタッフが先生となり、客が生徒になる あのスタイルである。
そしてへたをすると、
「こちらのほうに置きますので」
と、まとめてどん、と置き、客が自分たちで配分 しなければならない。
だれが許した!! いつからOKになった!!
客単価が高いちょっとしたレストランでもこれを平気で やる。そしてサービス料を取る。
今後一切、向こうが聞いてきても答えない。 答えた場合はこちらが値切るか、サービス料をもらう。
これでいこう。
どうかこころある皆さん、この「出欠方式撲滅運動」に ご賛同いただき、輪を広げてください。
2005年06月19日(日)
感動と蕪村とインスピレーション
青山のレストラン「カシータ」、デザートに 出てきたミルクコーヒーが、これ。
ここまでされると、感動するよね。 爪楊枝でPalmtree Inc.のロゴを描いてくれている。
手配してくださったクライアントの皆さんに、感謝。
今日は日曜だが、メールが少ないので、仕事の日と決めている。 朝、新・日曜美術館を見て蕪村の素晴らしさをあらためて 感じる。
蕪村と、村上龍『半島を出よ』と、TDLと、愛地球博と、 カシータと、その他、その他からもらったインスピレーションを もとに、仕事に没頭。
2005年06月18日(土)
盗作事件
盗作された。
名誉なことである。訴訟したり、しない。
アーティストでいうなら、自分の曲をほかの人が ライブで演奏してくれるようなもので、目くじら 立てたりしない。
そもそもアイデアの盗作はこれが初めてではない。 本のコンセプトを丸ごと盗まれたことがある。 しかも同じ版元なので、その時は笑うしかなかった。 タイトルに『カフェ』とついているほうが コピー商品である。ぼくの本は赤い絵本だ。 『五感商品』や『パーミション』もあちらこちらで 似非コンサルタントが盗んでいる。放ってある。 仏教的にいえば「お布施」だ。 自力ではできないかわいそうな知力の人を救ってあげ ているのである。
そして、そういう人たちはすべて、いつの間にか 消えている。
今回の盗作は『ブランドの授業』。筆者名は武士の情けで 言わないが、ぼくより17歳年上の「フリー」のライター である。名前を看板にして戦わなければならないフリー ライターが盗作しては、いかんでしょう(笑)。 還暦を超えて、この有様だから、日本が乱れるのだ。
まさかぼくがその雑誌
『月刊ゴルフ用品界』6月号(→クリック!)
を読まないと思ったのだろうが、古くからの知人Y氏が ゴルフ業界にいて、しっかり連絡をしてくださった。 Y氏に感謝。
ぼくはこの、盗作してくれた人に感謝している。 自分のアイデアが「盗むに足る」ものだということを 「身を捨てて」証明してくれたからである。
2005年06月17日(金)
サウジアラビア館もお勧めだよ
写真はサツキとメイの家。中には入れず、前にある展望台から 眺めた。
森林体感ゾーンを歩いたのち、アジアグループのゾーンを 中心に、見学。愛知万博の興味深いところは、これは 皮肉でも何でもないのだが、役人とやりとりしていて、 とんでもない方向からボールが飛んでくることがあるよね、 その感触を味わえることだ。万博そのものの企画・運営が 「官流」で、もちろん、大企業が混ざっているから余計に 官流になってしまうのだが、「どうしてこう、ユーザー の立場に立てないのか」という視点である。
それはともかく、キューバ館で味わったモヒートが、 バーにたむろする怪しいキューバ人のおやじたちの 雰囲気とともに、絶品だった。キューバ館に座っている キューバ人おねえさんたち、まーーーーったくやる気が なくて、私語に興じ、日本人客が質問しても知らん顔 しているのも、100%オーガニックなキューバで、とっても 良かった。
インド館のカレーも良かったし、あこがれのブータンに 接することもできた。
とうていここには書ききれない感動と発見をもらって、 愛知万博への旅は終わったのだった。
ありがとう! 愛知万博。
2005年06月16日(木)
万博は楽しい
愛知万博に来ている。いつも旅行を楽しむ遊び仲間の 友人夫婦と一緒だ。
モロッコ館、チュニジア館、イタリア館、スペイン館、 地球市民村など、地味目をじっくり楽しんだ。
楽しかった〜!! やはり外国は楽しい。これぞ「万国博覧会」 の原点。
また、いろんなパビリオンを見て、「企画」の勉強になった。
シンプルに、直球一本で勝負している館はやはり面白い。 ブルガリア館なんて、「わしら、ヨーグルトじゃけえのぉ!」 (なぜか広島弁)と、シンプルである。
夕食をとりながら、さて、ぼくたちが日本館をプロデュース するとしたらどうするか、話し合った。
明日も行くが、会場へのアクセスが途方もなく悪いので、 「大人の判断」にて、タクシーを飛ばすことにする。
2005年06月15日(水)
田中靖浩氏と楽しむ
某版元主催で会食。田中公認会計士事務所所長 田中靖浩氏と久闊を叙す。田中さんは
実学入門 経営がみえる会計―目指せ!キャッシュフロー経営 実学入門(↑クリック!)
シリーズでベストセラーを放っている練達の公認会計士だ。
もうかなり前になるが、さる仕事でご一緒して以来おつきあい をいただいている。日本実業出版社とのご縁も、 田中さんのおかげだ。
おいしい食事を横において、機関銃のように田中さんと 対話を弾ませる。やはり面白い。おいしい。 あまりに会話がおいしいので、18時に始まった食事が あっという間の22時だった。 いろいろ作戦が生まれたが、企業秘密のため、ここでは 書けない。
思えば、田中さんとお目にかかるときは、これまで常に ぼくの仕事においてターニングポイントとなる変曲点 となっている。今度もきっと、新しい果実が生まれるの だろう。楽しみだ。
2005年06月14日(火)
アホでもアホ学校なら目立たん
JR新橋駅構内蕎麦屋に入る。だれも出てこない。 やっと奥から顔を見せた店員は何の反応もしない。 客(ぼく)のいるのが見えたのだから勝手に 座ればいいのだろうと思い、入口そばのカウンターに 座った。奥に先客がいた。 店員が来た。
「奥のお客様が出られませんので、こちらに移動 してください」 「だったらいいわ」店を出た。
数年前のぼくならここで野獣化していたところだが ここのところめっきり温和になってしまったので 店員は無事だった。しかし、怒りは身体を満たしていた。 メニューを見て、「冷やしたぬきうどん」とまで、決めて いただけに、悔しい。もう、舌はうどんになってしまって いる。
駅前文教堂向かいのC庵。店構えからして不味そう だがこの際、うどんを食べるためにはここしかない。 一歩入る。キャッシャーがそばにあり、店員が何か しているが「いらっしゃい」の声がない。 テーブルには帰った客が残した食器がそのまま。 ここは黙って、出た。
現代日本のビジネス偏差値の低さ。 この低さが、例の日本一有名なテーマパークを良く 見せているだけではないのか。 そもそも客の目の前で掃除を得意そうにすることが そんなにエラいのか。
「常識」を破って、くだんのテーマパークを徹底的に 批判する論文を書くつもりだが、メディアはどこも 怖がって掲載しないだろうなあ。やはりSurfin'しか ないか。
2005年06月13日(月)
ゆっくりおやすみ。ヘンリー
やはり今日は
ヘンリー
のことしか、書けない。
ヘンリーと最初に会ったのは99年、初めてNYに渡った時だ。 大阪弁と英語を自在に操る、ナイスガイ。 その縁あって、ナカさんこと山本央子さんの名著『ヘンリー、人 を癒す』が角川文庫化されるにあたり、解説を書かせて いただいた。
昨夜、ヘンリーが夢に出てきた。 ヘンリーは、ぼくが最初に住んだNYのチェルシーの部屋に いた。いつもそうしていたように、トランプ遊びをしている ぼくたちの横を大きな身体で横切っていった。
次のシーン。いかにもマンハッタン、という消火栓の 見えるストリートを元気に走っていた。
ヘンリーはまだ若かった。ぼくも一緒に走った。
*ヘンリーの最近の写真は、Yukariのほうじ茶飲話6月12日 に掲載されています。
2005年06月12日(日)
シルバーの実像
親戚のおねえさまたち(70代)が元気なのに驚いた。 既に愛知万博に行っているのはもとより、9.11の 際にはホノルルにいて往生したという話が簡単に 出てくるところ、すごい。北海道をはじめ、ハウステンボス、 TDL、USJ・・・もう、ほとんどに行っている。 しかも芸能界、スポーツ界に詳しい。メジャーリーグの 日本人選手の活躍についてもぼくよりよほど詳しい。 あちこちのレストランでおいしいものを一杯食べている。
企業内で「高齢者向け商品開発」をしているサラリーマン 諸氏よりQOLはケタ違いに良いのである。 高齢者向けヒット商品が出ないのは、当たり前だと思った。 顧客の実像が見えていないのだ。
2005年06月11日(土)
虫との戦い、始まる
暖かくなってくると、田舎暮らしにとっては戦いの季節である。 ついさっき、帰宅してすぐ仏間の電気を点けたら握り拳(こぶし) 大のゴキブリが「お帰り」と出迎えてくれた。 お返しにキンチョールをお見舞いしたが、彼は一向に平気 だった。田舎育ちは丈夫なのである。そういえば、学問所にも 蜘蛛が出るが、都会育ちのため、ひ弱で、アンガールズの イメージがある。アンガールズ蜘蛛。対して葉山の蜘蛛は 間違いなくK-1タイプだ。
風呂に湯を入れようとしたらアリが散歩している。 これは以前なかったことで、ボディシャンプーや ヘアケア製品をニールズ・ヤードの、天然エキスを 使ったものに変えて以来だ。きっと果物のおいしい味が するのだろう。逆に言うと、これまで使っていた工業製品 がどれほど身体に悪かったか、アリも寄らない恐ろしい ものだった、ということがわかる。 アリもアロマで癒されているのだろうか。
夜になって風が強い。海のそばで生活する醍醐味である。
今日は夕焼けがきれいだった。雨が降っているのに、 美しい夕焼け。海は面白い。
2005年06月10日(金)
今日もわっせわっせと歩くのだ
ニューオータニも、多くのシティホテルの例に もれず、「ビジネスホテル化」しているなあ、と いうのが印象。フロントマンなど本人たちは それに気づいていないのが ビジネスホテルよりタチが悪い。 神奈川出身の客室係が葉山も御用邸も知らない 知能しか保有しないことに驚く。
学問所にてクライアントの皆さんと会議。 ランチの後またもや青山へ。
昨日気になって入れなかったパティスリーPIERRE HERME PARIS、書斎館ほかをチェック。
一段落して学問所で仕事していると、どうしても 渋谷に出なければならない用件が発生、本日三度目 の渋谷へ出ることになった。 久しぶりにパソコンを開くとメールがぱんぱんに 張っていた。
2005年06月09日(木)
TDL、そして、青山
TDL、のち、青山へ移動。
カシータ(→クリック!)
で食事。数々のワンダーとサプライズの演出と、おいしい 料理、高品質のサービスに大満足した。 さまざまな心遣いの手配をしてくださったクライアントの皆さん に感謝。 写真をいっぱい撮ったのだが、デジカメをPCに取り込むと いう作業をおとーさんはうまくできないのだよ(笑)。 しばらく、お待ちください。
カシータの入居しているLa Porte青山1Fに気になるパティスリー PIERRE HERME PARISを発見したが、夜遅い時間のため、中には 入れず。
20時に開始したディナーの終わったのが23時30分。 最早定宿となったニューオータニへと青山通りを赤坂へ タクシー飛ばす。車窓から見える青山の街、ぼくは好きです。
2005年06月08日(水)
南北『桜姫』
東急Bunkamuraシアターコクーンにてコクーン歌舞伎 『桜姫』。鶴屋南北原作を串田和美演出。福助、 橋之助。ほか、扇雀、弥十郎、七之助、勘太郎。 勘三郎は襲名披露公演のため出ていない。
執筆中の書下ろし本のネタにするので詳細は省く。 純粋に企画・演出の勉強教材として観劇。
それにしても高齢者のおねえさまがたのマナーの 悪さに驚く。彼女たちが子育てをしたのだから 現代日本が衰弱しても仕方ないなあ、と思う。
入場の際、「現在入り口が混み合っております。 順番にお入りください」 という思考停止のアナウンスをするしか能のない 係員を見るにつけ、企画力の貧困、現場力の 退化に思いをはせる。
さて、明日はまたもやTDLである。明日の日記は お休みさせていただく。次回は金曜日夜に書きます。
2005年06月07日(火)
やっぱりドナルドがミッキーより好き
TDLに行く。 気づきは一杯あったのだが、それは明後日もう一度 行くので、その場で確認しようと思う。
エレクトリカル・パレードを久しぶりに観て、感動 した。チェシャー・パスが、やはり好きだ。
TDLに一日行くと、山のような「教え」があって、 まとめるのに途方に暮れる。
帰宅後、町民税・県民税の通知書と納入書が送付 されてきていて、金額をひとめ見、途方に暮れる。
ファンタジー・ワールドから一気に現実に連れ 帰っていただきました。
2005年06月06日(月)
TDLを掃除してみたい
おっと、いつの間にかこの日記のカウンタが10万を超えて いる。すごい数だよね。びっくりです。
今日は
ヴィジョナリー・ジャパン(→クリック!)
鎌田社長と帝国ホテルにて面談。
医療法人鉄蕉会幕張事業部山田隆司管理部長のお骨折りに よる。山田氏はいつも何かと力になってくださるので 恐縮する。本当にありがたい。
鎌田氏、TDLのカストーディアルのご出身だけあって、 現場の大切さ、人のモチベーションの重要さを知り つくしておられた。
夜間のTDLの掃除体験で、「浄化された」とおっしゃる。 掃除好きとしては、自分でもやってみたくなる。 しかし、きっと「好き」というだけでは乗り越えられない ほどの厳しさがあるのだろうね。
明日は実際にTDLに行き、研究することにする。 よって、毎日配信が続いたSurfin'はしばらくお休み。 ネタは一杯あるんだけどなあ。
2005年06月05日(日)
スランプ一転、アイデアラッシュ
昨日とはうって変わって、アイデアが続々湧いて来て 止まらない。理由ははっきりしていて、昨日の「ある 体験」がもとなのだが、詳細はここでは書くのを控えよう。 スピリチュアルな体験、とだけ、しておく。
ジブリの宮崎監督が、「描くのに熱中しているときは めしを食べている時間がもったいなくて、腹をぱこん、と あけて、その中にめしを放り込めば済むようにしたい」 と言っていたが、まさにその通り。
朝からアイデアが毛穴という毛穴から湧いてくるイメージ があって、忙しくて仕方ない。
さらに、だれかの翻訳を介するのではなく、アタマから 英語で本を書き下ろす計画まで出てきた。
こうなると日本どころか、全世界英語圏デビューである。 たしか5年前、セス・ゴーディンと対談したとき、 自分も英語で本を出そうと決めたのだった。今まで忘れて いたのだ。版元はフリープレスと決めた。早速NYのagentに 電話するも、向こうは週末の夜中、出るはずがない。 それだけアタマに血が上ってしまっているのだ。 13ヵ月後ロンドン&ダブリンに行くとき、英語本を土産に持って いければいいな。
日曜は休むようにしているのだが、ほうっておくと確実に アイデアは忘れる。このまま仕事を続けることにします。
2005年06月04日(土)
スランプ
書き下ろしに難渋。
来週はずっと外出で、パソコンの前に座る時間がほとんど ない。この週末に何とか格好をつけておかねばならない のだが、どうにも進まない。
こういうとき、逃避行動をしてしまう。
書棚からあれやこれやと本を出してきては再読したり、 Surfin'を書いたり(ここのところ毎日Surfin' を発刊できているのは、この『書き下ろしからの逃避』 が理由である)、ギターをひいたり、庭の猫を観察 したりしている。
三谷幸喜氏が漱石を読んだことがない、と何かのエッセイで 言っていて、納得する。たしかに漱石を読んだ人の文章ではない、 と思ったりする。
うーむ。漱石が猫を見て発想したように、ぼくにも何か 天啓がひらめかないものか。
本を書き始めて6年目、どうやら初めてのスランプらしい。
2005年06月03日(金)
ご縁はブーメランに乗って
ランチのため何の気なしに入った東京メトロ日比谷駅 近くの喫茶店の壁に、絵が飾ってあった。 うちの一枚、葉山のラ・マレードチャヤ。 店主が描いたのだと思って、「ぼく、この近所なんです よ」と言ったら、黙って芳名帳を渡された。 「あなたが描いたんじゃないんですか」 と聞いたら、首を振った。どうやら言葉を話せない らしいと、あきらめ、このときどういうわけか素直に 正直に、自宅住所と氏名を書いた。
帰りがけ、「890円です」とランチの金額はしっかり 発音していたので、ただ単に無愛想なだけだった。
そのまま、忘れていた。
今日、ポストに、見知らぬ男性から葉書が届いた。 住所を見ると「東村山市」とある。志村けんか。
内容は、「個展にお越しいただき、ありがとうございます ・・・云々」が印刷で、最後手書きにて
「御記名頂いたご住所を拝見し私が20〜30年歩き廻っている スケッチのエリアであると思いました。何かのご縁でしょうか」
何かのご縁です。 早速、返事を出した。
2005年06月02日(木)
いらいらしたい人は万博サイトに行こう
今度仲間と愛知万博へ行くことになった。 何度も一緒に旅行したり遊んだりしている仲なので、 自然、各自の役割が決まっていて、ぼくは「計画担当」 である。
昨日名古屋の中部マーケティング協会の人と話して いたら、マンモスの予約は無理でしょう、とのこと だった。意味がわからないので、とりあえず、サイト を調査してみる。原稿をはじめ、仕事が山積みになっている 状況のときほど、こういう「寄り道」をしたくなる。
ところが、万博のサイト、滅茶苦茶使いづらいのである。 2000年当時ならまだわかるが、かなりアナクロチックに ユーザビリティが悪い。
サイト構築で最も重要なことは、「検索性」と 「ミクロがわかりやすいこと」である。
どういうことかというと、サイト訪問者は 「マンモスが見たい」と思って訪問する。 ところが、万博のサイトに実際に行ってみると わかると思うが、どこにマンモスがいるのか さっぱりわからんのである。 検索すると、わけのわからない記録が出てきたりする。
なぜこうなるかというと、大のカテゴリー(マクロ) からミクロへ深堀りしていく仕組みになっているから である。
長久手会場と瀬戸会場の二つがあり、そのうち長久手 会場にあって、そこからセンターゾーンへ入り、 さらにその中のグローバルハウスの中にマンモスは いらっしゃるのである。
そんなん、知らん。
知らんからサイトがあるのである。
なんだか、ここまでたどり着いただけでメゲたので、 当日、出たとこ勝負と決めた。 万博関係者は万博がすべてかもしれないが、 ぼくはやることがたくさんあるのである。
いやなもの見たさの人は、ひとつ
愛地球博サイト(→クリック!)
を探検してみてください。 もれなく「お腹立ち」がついてきます。
2005年06月01日(水)
Bスクエアのテーマ
恵比寿に向かう山手線車内で、フレーズが浮かんだ。
バンドBスクエアのテーマ曲である。
Surfin'10周年にあたる今年、記念パーティを開催する のだが、そこでわしらのバンドBスクエアが本格デビュー する。ついてはバンドのテーマが欲しいね、という話が バンドのメーリングリスト内で盛り上がったのがアタマの 隅に残っていたんだろうね。 車窓をぼんやりながめていたら、ブルースハープのフレーズ と、そのバックに流れるベースが奏でる波の音がリアルに 耳にきた。
忘れないようにしなきゃ、と思うのだが、忘れない自信が なぜか、あった。キィはCで、そして最初のフレーズが終わった あとはシャッフル〜ニューオリンズ風の♪=95の音がしっかり、 脳細胞に刻まれた。いまでも、ある。手元にブルースハープが ないので試していないが、結構いい感じのはずである。
仕事も楽しいが、こういうことも、本当に楽しい。
あ。そうそう、今回葉山BBQで発見したことがあって、 ブログというデジタルワールドが、BBQというリアルワールド に進出してきている現象がみられる、ということだ。 毎回阪本塾生と、塾生のゲストを招いて開催するのだけど、 今回はみんなが楽しんでいるブログのトラックバックなどで 知り合ったともだちをゲストとして招いたりしていたんだ。 面白い現象だと思う。知恵市場をやっていた97年ごろは 知恵市場というデジタルワールドがリアルに来ても、 やはりどこか関連があったものだけど、ブログだと 違う。 新しい世界ができつつあるね。面白い。
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