株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
椰子の実日記 INDEXPASTwill

2004年09月30日(木)


プリモプエルも雨合羽で仕度



バンダイ本社ビルの前に立っているプリモプエルちゃんも、
台風に備えて、雨支度。
こういう、「ちょっとした遊び心」にバンダイの
企業遺伝子を感じる。いいねえ。面白い。
プリモプエルちゃんの姿を見て、雨も楽しくなった。

 

2004年09月29日(水)
老子現代語訳がお手本

さて、いま手がけている翻訳のお手本にしている文章は
加島祥造『タオTAO』だ。老子の現代語訳である。
英語も併載されていて、加島さんが自家薬籠中に
している自在の翻訳が楽しめる。
2003年2月に入手以来、何度読み返したか知れない
のだが、老子が本当に腹に入る。だけでなく、
加島さんの思想というか、スタンスが心地良い
のである。

英文和訳
 と
翻訳

の違いを銘記するのに、恰好の書である。
さて、今日も電車の中でモバイル翻訳しよう。

 

2004年09月28日(火)
台風、困った

出張が続いているので、台風の動きに目が離せない。
知人は那覇に足止めを食っている模様だ。彼は
自分が主催の重要な会議があるというのに、
身動きが取れず、お手上げの状態。
ぼくも他人事ではなく、福井、那覇、など
あちこちに行き、しかも前後に余裕のない
スケジューリングをしているので、一つ
くるうと、全体の手直しが大変な状況だ。
飛行機だけではなく、JRをはじめとして陸路
もおおいに影響を受ける。
これだけ台風が多いというのは海水温度が
上がっているからだろうか。

 

2004年09月27日(月)
Ibrahim爺さん、やるねえ

翻訳しているときは必ず何かBGMをかける。
必ず何かお手本とする文章の本を決める。
この二つが楽しい「儀式」だ。
ちなみに翻訳デビュー作『パーミション』
のBGMはイギリスのm peopleだった。
文章手本は鷗外。

今回の音楽はBUENA VISTA SOCIAL CLUB
Ibrahim Ferrerだ。このアルバム、99年に
ニューヨークのPalmtreeメンバーから贈られた
ものだが、当時はその良さがわかっていなかった。
いや。当時ももちろん楽しんだのだが、Ibrahim爺さんの
良さ、というか、このバンドの出す音の「世間
とのズレ」が理解できていなかった。だって当時
ぼくは東証一部上場企業の部長代理だったのだから(笑)。
ズレも何も、「世間様」の代表だったわけだ。
大阪に住んでいた。

Ibrahim爺さんについてはここをクリック

昨日何気なくCDラックから発見して音を出してみたら
その「一般の善男善女とのズレ加減」に驚愕し、
あらためて音にひたってしまった。あまりひたると仕事
に差し支えるのだが、いやはや、キューバの悪さ(いい意味で)
の魅力にとりつかれそうである。

 

2004年09月26日(日)
1ミリの努力

今月ももうすぐ終り。日曜だが仕事している。
手帳をしげしげ眺めると、今月は2日しか、休んで
いない。その休みも、「完璧にコンセント抜いた」
状態ではなく、メールへの返事をしたり、携帯で
仕事の打ち合わせをしたりしている。
さて来月は、というと、那覇、福井を始めと
して、相変わらず出張だらけである。その間に
新刊書下ろしの校正を二冊分やり、翻訳をやり、
『スロビ』文庫化のための考察を始める。
ありがたいことであるが、ぼくの大好きなTDLに
行くひまがないのが哀しい。とほほ。
でも、スモールビジネスにとって大事なことは、
この、「1ミリの努力」だと思うので、休みたい誘惑
にムチ打って、コツコツ仕事にいそしもう。
1ミリでも、前進するのだ。

 

2004年09月25日(土)
目が合う

銀座のレストランで、トイレから席に戻ろうと、ふと
横を見たら、そこは厨房、フロアマネジャーがパンを
丸かじりしているのと目が合った。なんだか悪いものを
見てしまった。

銀座で店を構える、ということは全身で緊張感を感じる
ことなのではないのかなあ。

店のフロア設計も悪い。トイレの横が厨房とフロア
の出入り口というのは、違うよね。

人の教育もさっぱりできていない、キツい店でした。
でも、料理はおいしかったよ。

 

2004年09月24日(金)
名古屋は今日も元気だった

壱日おいて、またもや名古屋出張。
駅に着くと、バケツをひっくり返したような雨。
今日は経営者ばかりの勉強会に招かれた。
皆さん真面目で、今日は泊りがけで研修という。
やはり経営者は迫力が違う。こちらから出す「気」を
がっちり受け止め、返球してくれる。
3時間立ちっぱなしで話したのだが、ちっとも
疲れない。

帰りは名古屋在住塾生Wさんの新車真っ赤なボルボで
送っていただいた。Wさんも忙しく、仕事が殺到して
いるようで、元気いっぱいだった。良かった。
帰りの新幹線では、おとといのような気持ちよい
パーサーはいませんでした。ビールをのみながら、
今東光大僧正の法話録を楽しむ。いつか僧正のように
なりたいものである。

 

2004年09月23日(木)
よろしければ、お持ちしましょうか

そういえば帰りの新幹線グリーン車で担当してくれた
女性パーサー(とでもいうのであろうか)は
本当にひ・っさびさにであった「客商売の
遺伝子」を備えた人だった。
席の前の通路で荷物を片付けたりといった
あいまいなことをしていたらおしぼりをくれた。
ビールが飲みたかったので、売っている車輌を
聞いたら(新幹線は久しぶりだったのだ)

「車内販売のワゴンならございますが・・・
よろしければ、お持ちしましょうか」
「えっ、いいんですか?」
「はい。銘柄は何がお好みでしょう」
「できれば一番絞りを」
「一番絞りですね。承知しました。あいにく
切らしていた場合はアサヒスーパードライで
よろしいでしょうか」
「はい。結構です」

席について、考えた。さて、こういう場合、
チップをあげたいが一本260円として300円渡し、
おつりはいらねーよ、と言うか。
待て。40円もらってどうすんだ。
えーっと、ゴーヤーマン人形とか手元になかったか。
何かあげるものはないのか。
と悩んでいるうちに、来てしまった。

「お待たせいたしました。一番絞りでございます」

あなたなら、こういうとき、どうしますか?

 

2004年09月22日(水)
『どん底塾』

名古屋日帰り出張。車中、山本藤光氏の最新作原稿
を読む。『どん底塾』というタイトルのビジネス小説
だ。山本さんのblog(→クリック!)
まだ本の形になる前の状態の、最新書下ろしを読める
幸せ。
山本さん、相変わらずセリフがおいしいなあ、と思う。
もともと山本さんは小説も書いているのだ。当たり前
なのだが。
往路は出張準備もあるので、涙を飲んで途中まで、
復路、ビール片手にじっくりなめるように楽しんだ。

傑作である。

次回のKEN研
ではこの本の販売促進についても話題になる。
いくつかアイデアが浮かんだので、書き留める。

山本さんは現代日本の、「書ける」営業マスターだと思う。

・・・と、後で知ったが、『どん底塾』登場人物の
一人は、ぼくがモデルらしい。さて、だれでしょう。

 

2004年09月21日(火)
大企業の民営化を望む

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阪本 啓一 様

平素は***STOREをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

早速ですが、この度頂戴いたしましたお問合せに関し、
下記にご連絡申し上げます。

誠に恐れ入りますが、先日もご案内させていただきましたとおり、
当サイトはご注文確定後のお客様都合によるキャンセルはお受け
いたしておりません。
こちらにつきましては、「ご利用規約」でも明記させていただいており、
規約に同意された上でご注文いただいておりますので、充分ご理解いた
だけていたものと当方では認識させていただいております。

また、当方といたしましても、お客様のご注文を受けて商品の
お取り寄せも完了しており、既にお取り寄せ等に時間とコストを割いて
おりますので、実質的には損失となります。

しかしながら、当方にて検討した結果、今回は特別にキャンセルを
お受けいたしますが、今後同様のご依頼をお受けすることはお約束
いたしかねます。
また、今後のご注文に就きましてもお受けいたしかねる事となります
ので、予めご了承の上、次回以降のご注文時にはくれぐれもご留意
いただきます様、何卒宜しくお願い申し上げます。

今後とも***STOREをご愛顧いただきます様お願い申し上げます。
-------------------------------------------------------

ということで、DVDのキャンセルは受け付けてもらえることに
なった(9/18日記をご参照ください)。ありがたいありがたい。
連休が明けたので、大企業も動き始めたのである。ありがたい。
そのかわり、このECからは破門されたようで、注文できない
らしい。
なのに、最後の一文「今後とも***STOREをご愛顧いただきます様」
とお願いしているのはこころが病んでいるからだろうか。
それとも、この商品に限り注文できないという意味だろうか。

大企業が民営化するのはいったいいつのことであろう。

ここの社長にはアタマからシッポまで、報告しておこう。

 

2004年09月20日(月)
とことん冬ソナ

久しぶりにツボハウス(整体)へ行ったらBGMが冬ソナの
サントラだった。・・・のかな、あるいはテーマ
ソングを歌っている歌手のアルバムだったのかも
しれないが、とにかく、冬ソナ一色。それが何度も
なんどもエンドレスで繰り返される。
もともと冬ソナの「あの曲」は「もうわかったから」
「言いたいことはわかった。次行ってくれ!」という
感じで食傷気味なのだが、ここまでえんえんと
聞くと、なんだか他人のような気がしないので不思議
である。それにしても、「聞くだけで英語がわかるように
なる!」とかいう英語教材の宣伝文句があるが、ウソ
だということが証明される。わし、あれだけ聞いても
ハングルわからんもん。

 

2004年09月19日(日)
安売り販売店化した車内

生まれてはじめて国分寺へ行くことになった。
学問所からの乗り継ぎをwebで調べて行った。
新宿で山手線から中央線に乗換えだ。同じ
ホーム向かい側に電車が来るようなのだが
これでいいのかどうかわからない。周囲を
見るが案内板がない。駅員もいない。
webの乗換え案内では乗り継ぎ時間は2分に
なっている。「2分」ということは階段を
使って別のホームに行くことはありえない
だろう、と目の前に来た電車に乗った。
さて、これでいいのだろうか、と確認したい
のだが、車内では確認のしようがないことに
気付いた。電車内はまるで安売り家電販売店
店内のように広告だらけである。
電車は公共機関ではなかったのか。
本来路線案内図を載せるべきドア上部には
細長い部分にまで広告がある。
横山のやっさん似のシャッチョーが赤いハッピ
を着て、メガホンもって叫んでいるイメージが
浮かんだ。

「安いでやすいで〜。正味の話。買(こ)うたらん
かいな、にいちゃん、頼むわ、じっさい!」

この話、つづきはSurfin'で。

 

2004年09月18日(土)
2004年9月にまだこういうECが残っている事実

久しぶりにナメたECと出会った。
もとはといえば、普段よく利用するECで商品が品切れ
だったからなのである。
なんだか厭な予感がしたのだ。このまま製造中止になる
やもしれぬ・・・。だからあわてて検索し、この店がまだ在庫を
持っていることがわかった。初取引だったし、母体は
典型的な日本の伝統的大企業サラリーマン体質だという
ことも知っている。ここでも厭な予感がしたのだ。
しかし、背に腹は変えられない。そこでカード情報の
permissionは与えず、代金はコンビニ決済とした。
注文したあとひきつづき調べていたらDVDボックス専門
店が他にあることがわかり(注文したのはDVDボックス
である)、そこのほうが2500円近く安いことがわかった。
そこで注文してから40分経っているが、キャンセルしたい
旨メールした。
ところがぼくのメールから19時間後きたメールによると
キャンセルできないという。メールの文章がふる
っている。

---------------------------------------------------
阪本 啓一 様

平素は*****STOREをご愛顧いただきまして誠に
ありがとうございます。

この度お客様より、ご注文商品をキャンセルされたいとの
お問い合わせを頂戴いたしました。

誠に恐れ入りますが、当方ではご注文確定後のお客様都合
によるキャンセルはお受けいたしておりません。
何卒ご了承いただきます様お願い申し上げます。

その他ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合
わせ下さい。

それでは今後とも****STOREをご愛顧いただきます様
お願い申し上げます。
-----------------------------------------------------

しかもそのEC、後になって気付いたのだが、さすがは大企業サラ
リーマンのぬるい経営らしく、次のような「営業時間」なのである。

-------------------------------------------------
●営業時間:平日/10:00〜12:00、13:00〜17:00  
定休日(土日祝祭日、年末年始)
※営業時間外のお問い合わせに対する回答は翌営業日
になる事がございます。
また、お問い合わせ内容によりご回答が遅れる場合が
ございます。
※各種ご確認のため、ご登録メールアドレス・電話番号
にご連絡を差し上げる場合があります。
---------------------------------------------------

要するに、顧客のぼくが困っている本日ただいま、このECは
世間様と同じく三連休なのである。

スモールビジネスのECが夜も昼も連休もなく必死で
メールやデリバリーで戦っているというのに、この
母体大企業ECは福利厚生とボーナスもらいながら、この
ていたらくなのである。要するに眠たいのである。
商人(あきんど)なんてものではない。

ナメてるよなあ。さあて、どうしてくれよう。

一昔前のぼくなら、実名出してSurfin'にしているところ
だが、もう、それも面白くない。ここは母体の社長も
知っていることだし、このまま事態を見ていこう。
セミナーではばっちり実名で暴露しますがね。

 

2004年09月17日(金)
いいことをしているつもり症候群

実はこれを書いているのは16日である。明日は早朝から
深夜まで忙しいので書く時間が取れない。よって
今日のうちに明日の日記を書くというわけである。


これは一昨日届いた家具についてきたシートだ。
ホルムアルデヒド(formaldehyde)を使っている、
と開き直っているのか。
それとも、「自分はこのように『いいこと』を
している」とナルシスト入っているのか。
いずれにせよ、意図不明なメーカーの姿勢で
ある。
このように、企業は時々、「いいことをしている
つもり症候群」に陥る。
悪天候で電車が遅れた。「お急ぎのところ、誠に
申し訳ございません」謝る。本人はいいことを
しているつもりだが乗客は謝ってなんかほしくない。
欲しいのは情報である。遅れたのはわかっている。
では、このままいけば目的地には時刻表と比較して
何分遅れる見込みなのか。乗り継ぎはどう変わる
のか。そういう、「ライブな情報」である。
謝って、いいことをした気分で悦に入られても
困るのである。同様に、ホルムアルデヒドを
使っていることがわかっていればそもそも
買ってないのだが、このように「顧客対策」
で「処理」されてしまったわいのう(最後は
なぜか花魁言葉)。

 

2004年09月16日(木)
「スタッフ募集しているので、よろしかったら」

クロネコヤマトのおにいさんから誘われた。
もらったチラシを見ると、「クロネコメール便
ドライバー(パート社員)」と「クロネコメイト
(業務委託)」である。メール便は時給950円以上で、
月収70,000円〜90,000円が可能という。
年齢18歳〜55歳位迄。

平日の昼間にぷらぷら家にいて、荷物の番を
やっているおとーさん。だから誘われたのだろう。

何でも勉強、やってみてもいいかもしれない。

 

2004年09月15日(水)
なぞるのが一番

さて、いよいよ学問所ホワイトボードに間違って
書いてしまった油性ペンの文字を消す。
クリーナー525円も一応、買ってある。
消すのに使える時間は20分。
窓を開けっぱなしにし、換気を良くして、いざ。

結果から言うと、一番落ちたのは

ホワイトボード用のペンで上からなぞって、
乾いたキッチンペーパーでぬぐうやりかただった。

濡れたペーパーは意外とだめだった。おそらく、
ホワイトボード用ペンのインクが水で薄まるから、
効き目も薄まるからだろう。

クリーナーは、いかにも身体に悪そうなにおいが
するのだが、非力だった。大量に使えば消えるの
かもしれないが、小市民なので、使えない。
しかし書きながらいま気づいたが、「使わずに
置いておく」として、一体いつ使うため?(笑)

結論。ホワイトボードの上に書いた油性マジックは
ホワイトボード用のペンでなぞるのが一番です。
一度だけでは消えないこともありますが、その時は
何度か試してください。

メールをいただいた皆さん、ありがとうございます。
このような結果になりましたのでご報告いたします。


 

2004年09月14日(火)
Palmtree Inc.本社

は、時々、この写真のように、ビーチへ移転する。




海をひねもす、ながめながらぼんやりしていると、
発想がむくむく入道雲のようにわいてくる
のである。
ヨット部の大学生たちを見ていると、「21世紀版
若大将だなあ」と思う。思われている彼らは
「若大将」なんていう映画の存在すら、知らない
だろうけれど。

新人を採るとすれば彼らだなあ。
なぜなら、潮風の気持ちよさを知っている学生
なら、これからのビジネスに一番重要なQOLへの
アンテナも鋭敏だろうからだ。
ともかく、一眠り。

 

2004年09月13日(月)
消し方

早速五人のかたから、「油性マジックで書いてしまった
ホワイトボードの消し方」についてのメールを頂戴
しました。感謝感謝です。ありがとうございます
(メールへの返信前にこれを書いています。失礼
します)。

同じようにお困りのかたもおられると思うので、
ここで整理しておきます。ただ、実際にまだぼくは
試していないので、学問所のホワイトボードに効く
かどうかの報告は後日ということで。

1.ホワイトボード用のペンで油性ペンの文字の
上をなぞる。そしてティッシュか雑巾で拭く。
ホワイトボード消しを使うと、汚れるので避ける。

*ただし広範囲にわたってこの方法を使うと、
マーカーのペン先が傷んでしまう。
学問所のボードは「広範囲」になる。とほほ。

2.アスクルなどで売っている専用クリーナーで
スプレーしながら拭く

3.ポテトチップで消す

4.サラダ油で消す

*シンナー・ベンジン系の落書き落としは、
ボード表面のコーテイングを
傷めてしまう
アルコール・エナメルリムーバーも、
使いすぎるとコーティングを傷めるので注意

はてさて、何から試そうか。「部屋の空気にやさしい」
という意味では「ホワイトボード用のペンでなぞる」
かなあ。

 

2004年09月12日(日)
本番真っ最中に

企画力養成ギブス!講義で板書していた。
一杯になったので、消そうとした。消えない。
すぐに気づいた。ホワイトボード用のマーカー
ではなく、油性マジックで書いていたのである。
わはははははは。
誤魔化しようもないので、正直に受講生諸氏に
話した。
すぐ、ホワイトボードの裏を使って講義は
無事済んだが、いやはや、表の文字は消えない
ままである。
あのホワイトボードはKEN研メンバーから、
学問所開設祝いとして贈られた貴重なものだ。
このままオシャカにはできない。
記念に残すか。それとも消し方を調べて
消すか。
それにしても、やっちゃったなあ。

 

2004年09月11日(土)
配達時期は9月中旬です

オンラインショップで机と書棚を買った。
メールが来た。顧客として一番気になるのは
「いつ届くのか」である。「9月中旬」とある。
「くがつちゅうじゅん?」

わが家はみんな忙しい。ぼーとしているのは
時折庭を散歩するどこか他家で飼われている
猫くらいである(たまにぼくもぼーとしているが)。
多忙なメンバーが「9月中旬」に商品配達を待って
いなければならないのであろうか。
そこで「詳細はここ」という
メール記載のURLに飛び、IDを入力して
「配送状況の詳細」を調べた。出てきた。

配送伝票番号:***** ふむふむ。
配送会社:日本通運(メーカー直送)
状況:商品出荷済み

はい。では、いつ配達されるの?
配送予定日/
時間帯:9月中旬10時〜12時

わはははは。これではメールと変わらない
じゃん。どこか問い合わせる先はないのか?
あった。
配達店/
問合せ電話番号:

****
書いてない!・・・ていうかなんで****なんだ?
だめじゃん。
このネタ、Surfin'にも書くかもしれない。
ダブったら、ごめんね。

 

2004年09月10日(金)
厳島神社の一日も早い復旧を祈る

ニュースで宮島・厳島神社の惨状を見た。
台風の真っ最中に男たちが必死で、命がけで
神社を守っている様子を見て、涙が出た。
荒海に身を乗り出して、神社を守ろうと
していた。
それにしても、ひどい。
6月に行っているだけに、余計生々しく
リアルに、感じられる。
鹿たちも被害にあったのだろうか。
焼ガキのはやしの女将さん、大丈夫だった
だろうか。
91年の台風の時にも厳島神社はひどい被害を
受けたが、そのときぼくも広島にいて、
長い停電に悩まされた。都市では、電気が
止まると、水も止まる。当時の広島市西区
の貯水池は高台にあった。停電のため
ポンプが動かせなくなったのだ。
一日も早い復旧を願ってやまない。
また、被害に遭われた皆様にはこころからお見舞いを
申し上げます。

 

2004年09月09日(木)
書下ろし脱稿二連発!

9月末からセミナー・ツアーが始まる。
これが年末まで続く。ありがたいことである。
翻訳を抱えながらのツアーで、『ブランド・
マインドセット』の時と同じように、
文章へ出張先々の景色の色が出ること
だろう。楽しみである。

それはそうと、昨日、ついに新作書下ろしが
脱稿した。今月はたて続けに二冊完成。

二冊とも日経新聞社から11月に上梓される予定
である。
テーマは、一つはリーダーシップ、一つはCSR。
既に今年は『リーダーシップの教科書』を上梓
しているが、ロックンロールにも違う顔が
あるように、リーダーシップも違うメロディ
で、ノリで、歌ったつもり。
CSRは新曲だが、基底はスロビで既にやっている
ので、全くの初体験というわけではない。

さて、息つく間もなく、翻訳の仕上げと
『スローなビジネスに帰れ』文庫化のため
の編曲作業に入る。コンサルティングも
たくさんある。感謝。

 

2004年09月08日(水)
無意味なメッセージ

今朝オフィスには車で来たのだが、
途中電光掲示板にこうあった。

「9月は歩行者事故多し!」

一体このメッセージは何を伝えたいのだろう。
「9月は」「歩行者事故」「多し!」
この三つの要素から成り立つ文章は、驚く
ほど意味がない。

「だから何をしろというのだ?」

しかし、よく考えてみればビジネスの現場
でもこれによく似た話は多い。

「対前年を割らないようにする」

だから?

「顧客満足度を20%上げる」

それで?

 

2004年09月07日(火)
絶品カレーを食べながら

都心で遅くまで仕事し、夕食はやはり地元で、と、
以前Surfin'でも書いたカレーのおいしい店に
行った。最近アド街ック天国だかなんだかのTVで
取り上げられたので一杯かもしれない、と思った
のだが、幸い、ラストオーダーぎりぎりだったの
で空いていた。以前は歩いて行ける距離だったの
が、引越ししたため、ちょっと遠くなったのだが、
味は相変わらず絶品だった。
テレビに出た影響を聞くと、「3倍」になった由。
こりごりのようで、「これ以降は出ないことに
しました」とのこと。
ぼくがスモールビジネスをコンサルティングする
ときも必ずぶつかるのがこの「マスコミの壁」だ。
たとえばリクルート関係の雑誌(ホットペッパーなど)
に出広することは、スモールビジネスの実力と
よーく照らしあわさなければならない。
出ればいい、というわけではないのである。

ともあれ、芸術作品とも呼べるカレーを
食べながら、近々計画しているPalmtree Inc.日本法人
の構想がまとまってきた。

 

2004年09月06日(月)
デ・ジャブ五連発

不思議な体験をした。

脳は、言ってみればパソコンと同じで
ハードディスクである。そのハードディスクが
「裏返った」体験をした。説明の便宜上、夢はハード
ディスクのB面で見ると仮定する。本当のハード
ディスクはそういう構造になっていないが、
わかりやすいので。アナログ・レコード盤を
イメージしていただくとわかりやすい。

今朝、何かの拍子に、ぼくの頭脳の
ハードディスクがB面へと裏返ってしまった。

翻訳の仕事に夢中になっていたのだが、急に
どこか懐かしいイメージが次々と現れた。
ついそこまで手を伸ばせば触れることが
できるのだが、芯まで届かない。まだるっこしい
感触。あ。なんだっけ、この景色、知ってる。
でも、いまぼくがいるこの部屋は現実だよな。
しばらくするとハードディスクのウラオモテが
次々入れ替わった。混乱する。

仕事に戻ろうと、翻訳中の原書を読むが、
理解できない。これ、大昔翻訳した本ではないのか?
あわてて表紙を見るが、たしかに現在翻訳中の
本だ。パソコン画面を見る。かなり昔翻訳したはず
の自分の日本語が並んでいる。わけ、わからん。

しばらくぼんやりしていたら、だんだんハード
ディスクが「日常使っているA面」になったようで、
元に戻った。

いやはや、不思議な体験をした。体験の後アタマが
良くなったかというとそうでもない。デ・ジャブを
五連発くらい食らった感じで、かなり疲れた。
単なる居眠りをしていただけではないのかという
疑いもあるが、真相は藪の中。

 

2004年09月05日(日)
生に勝るものなし

NHKBSで平成中村座NY公演をやるというので昨日は
急遽、自分に休暇を与え、昼間からビールを飲み
つつ、楽しみにテレビの前に陣取った。

ところが。

退屈したのである。これはどうしたわけか。
平成中村座は昨年浅草に行っている。感激した。
その面白さを身体が覚えているためか、「あの感激」
を求めたのであるが、ないのである。

理由はすぐにわかった。やはり演劇はテレビでは
だめなのだ。いくら大画面、いくら高画質、いくら
大音量で観ても、ナマの劇場にはかなわない。
劇場では五感を刺激してくれる。特に平成中村座は
身体全体で味わうものだ。

ライブの重要性を再認識した。
よって、唐突だが、秋以降、ライブというか、セミナーを
がんがん実施することにした。現在既に予定の入っている
だけでもあちこち(福井とか、名古屋とか)あるのだが、
自社主催セミナーに力を入れる。やはりライブだ!

 

2004年09月04日(土)
覗かれても、文句なし

満員の電車内で立ちながら暑苦しく携帯画面をのぞき
こむおとーさんがいた。自分の画面を周囲に見られる
ことをはばかる電波を必死で出しているので、当然
のことだが、のぞきこむ。禁じられている車内で
携帯画面を見ているのだから、逆に周囲の乗客から
見られても文句は言ってはならないのである。
公衆の面前で携帯を見る人にプライバシーなどと
いうものは、ないのである。

出会い系サイトを必死で見ているのであった。

暑いのに、寒かった。

 

2004年09月03日(金)
蚊のなぞ

暑さがぶりかえして、久々に蚊に会った。
会った、というと穏やかに「おひさしぶりです」
「こちらこそ」という挨拶を交わすイメージだが、
違う。しっかり刺されたのだ。しかもおでこ。
おでこを三箇所も刺された・・・

それはいいのだが(よくないが)、寒く
なったとき、蚊は消えていた。
暑さが戻ったら出てきた。
ここで疑問。
その間、蚊はどこで何をしていたのだろう。

アタマにくるのでキンチョールを吹きかけたら
駐車場の壁を這っていたダンゴ虫の動きが止まった。
ダンゴ虫は気絶したようだ。
すまん、ダンゴ虫。

 

2004年09月02日(木)
わが愛しの永ちゃん新作

ぼくにとってはヨンさまよりエーさまであって、
9月1日は三年ぶりの新作発売日、遠足の朝の
ような気分でなじみのレコード屋(正しくはCD
ショップなのだが、エーさまは『レコード屋』
でなければならない)に行くと何と! 開いて
ない。

・・・なんだか「エーさま」はやはり居心地悪い。
「永ちゃん」だね、やっぱ。

永ちゃん新作情報(→クリック!)

仕方ないのでもう一軒に行くとそこも
閉まっている。最後の頼みの綱のもう一軒も
閉まっている。みんなで申し合わせてこの近所
のレコード屋がうち揃いハイキングにでも行ったのかも
しらん。われらが永ちゃんの新作発売日に
ハイキングとはけしからん。

怒りながら光文社雑誌の取材、写真撮影、
クライアント打ち合わせなどを済ませ、
念のためもう一度なじみのオヤジの店に行くと
開いているではないか。オヤジ、ぼくが永ちゃん
のソフトを買うたび、「ふふふ」という。
「ポスター、お持ちになりますか?」とか、いう。

ようやく入手した永ちゃんの新作。
もう、最高っす。

 

2004年09月01日(水)
ミュージシャン仲間

「今夜、**の海の家でライブやるんですよ。
よろしかったら」

やはり彼はミュージシャンだった。ご近所さん
の彼は、普段アフリカン・ドラムを乾いた
いい音で叩いているのを知っている。
聞いているとうきうきする音だ。

ミュージシャンというのは、同じ「におい」が
するものなのである。
彼もきっとどこかでぼくのブルースハープを
耳にしていたのだろう。お互い、昼間の
へんな時に家にいて、ぽこぽん、プープー
しているのだからやはりミュージシャン仲間
なのである。残念ながらライブには行けな
かったのだが、ミュージシャンがご近所
というのは、なんだかこころ嬉しいもの
だ。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW