株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2004年10月31日(日)


もみじ




これが昨日話した、永平寺のかわいいもみじ。
ようやく二回目の訪問で写真を撮ることが
できた。

永平寺にはとっても魅かれる。おかげで今回の福井滞在中に
日を置いて、二回も訪問してしまったのである。
写真集も買った。

そうそう、面白いことがあった。

門前の商店の前で、おばあさんが
焼き栗を網で焼いて売っていた。

「あらあ。おばあさんが栗焼いて売っているのね」

という女性が既におばあさんなのである。

栗のばあさん、「あんたには言われたくない」
と思っているのではないかなあ。

 

2004年10月30日(土)
永平寺の美しい気

永平寺に行く。

同寺御用達の味噌屋さん

米五

の社長多田氏におつきあいいただいたので、いろいろ「ならでは」
のお話を聞くことができ、大変有意義だった。
さすが永平寺、「いい気」が流れていて、気持がすうーーーーと
きれいになる思いがした。
最も気に入ったのは、かわいいもみじの木だ。
あの形は、なんとも言いがたいかわいさだ。
携帯カメラで撮ろうとしたのだが、なぜかシャッターが押せなかった。
きっと「何か」が押さないようにしたのだろう、と思って
いたのだが、あとで気づいた。
シャッターではなく、全く関係ないボタンを押していたのだ。
とほほほほほほほほほほ。

おつきあいいただいた多田さんをはじめ、事務局の大木さん、
ありがとうございます。

 

2004年10月29日(金)
お助け隊の危機

日経を読んでいたら、ぼくが暖めているビジネス
アイデア「お助け隊」を既に実行している酒屋
さんがあることを知った。カクヤス、年商500億
という。佐藤社長は45歳、ぼくと同じ世代である。
東京23区を押さえたとのことなので、これで「お助け
隊」はアウトである。とほほ。
でもカクヤスのサービスは「お助け隊」の三本柱の
うちの一つ(重いものを軽く)しかカバーしていない。
あとの二つ「難しいことを簡単に」「淋しい家を
賑やかに」はやってないので、この二つをやるか。
でも、なんか、急に熱がさめちゃった。
次の新しいアイデアを暖めよう。

ところで現在名古屋。
Marriott Associaはキメ細かいサービスで
非常に気持ちよく過ごせました。Thanks a lot!

 

2004年10月28日(木)
某レストランH、ブランドをどう考えているのか

娘のようにしているSは某有名レストランHに勤務
している。日本人で初めてミシュランの星を
取ったことで名を上げたシェフの経営する店
である。はっきり名前を挙げてもいいのだが、
いずれ法廷論争になったときに要らぬ揚げ足を
取られてもつまらないので、ここでは控えよう。

Sは思うところがあり、退職することにした。
ルールに則り、6ヶ月前に会社に申告し、
12月末付で退職を願い、直属の上司に受理された。

ところがこのたびいきなり、11月で辞めてくれ
といわれた。解雇か、と聞くと、違う、という。
なんだかんだ言って、「あくまでも本人の意思」
という風にしたい模様。
就業規則を見たこともないので、ここで見せてくれ、
というと、

「社内の引越しをしたばかりなのでどこにあるのか
わかりません」
「担当は現在海外出張中なので・・・」

などと言いたい放題。

ひどいよなあ。要するに、ナメているのである。

この経営者を誉めそやす本も
最近出版されている。ひどいよなあ。

 

2004年10月27日(水)
正直なビジネス

ついさっき、学問所の前を三谷幸喜さんが歩いて
いた。

今日から読み始めた本が面白く、何でこれまで
知らなかったのだろう、と思った。

『正直なビジネス』マイケル・フィリップス&
サリー・ラズベリー、林一成訳、スタートビジネス社

原書は1981年出版なので、古い。翻訳が出たのが99年12月。
記憶では、当時殆ど話題にならなかったと思う。
ちょっと調べたら、さすが松山真之助さん、

WeB◎_◎K

で取り上げておられる。

99年12月といえば、その前月に『パーミション・マーケティング』
が上梓され、ぼくは書店でも自分の本を探すのに忙しく、
この本を見落としていたのだろう。
あるいは、「スピード経営」がもてはやされていた
時期でもあるので、興味がわかなかったのかもしれない。
原書そのもののタイトルが"Honest Business"であり、
この本を紹介してくれたのがポール・ホーケン。
面白くないはずがないんだなあ。

・・・いま、すごく揺れた! 何だ? 何が起こった?

 

2004年10月26日(火)
むき出しの値上げの仕組み

野菜かきあげせいろそば
野菜カレー
八宝菜

・・・と、つい、野菜入りのメニューを注文して
しまうのだが、いずれの店も値上げしていない。

「むき出し」で値上げをしているのはスーパー
である。オンラインの野菜ショップはまだのようだ。

このからくり、調べれば面白いことが出てきそう
なのだが、だれか「噂」ではなく、データで
説明できる人、いないだろうか。

 

2004年10月25日(月)
天災がやがて人災に変わる

何かしたいが、いざとなると何ができるのか
わからないところがもどかしい。
いたずらにモノを送っても、ロジスティクスが
しっかりしていないと、かえって迷惑になる。
阪神淡路大震災のとき、物資を送ってくれるの
はいいのだが、その分配にもまた大変な労力と
ノウハウが必要で、往生した経験がある。

先日福井の人と話していたら、阪神淡路大震災に
ボランティアで行った人が、そのときのロジスティクス
の体験をもとに、きちんと災害時のルート確保など、
必要な措置を平常時に取っていたらしい。おかげで
先の洪水の時にも、テキパキと進めることが
できた由。

天災はやがて人災となり被災者を襲う。
このあたりのノウハウの確立は全国市町村で
されているのだろうか・それともまちまちなのかなあ。
いま住んでいるところ、学問所のあるところの対策
はどうなっているのだろう。

いずれにしても、いまのところは、知人一人ひとりに
コツコツ連絡を取り、何かできることはないか探る
方法をとることにした。

 

2004年10月24日(日)
生きているだけで

被災地の皆様に、こころからお見舞いを申しあげます。

近所で大きな工事をしている。おかげで家が揺れる。
仕事しながら、激しくやってるなあ、と思っている。
ところが、そのうち、ゆっさゆっさがどうも「工事揺れ」
とは違う揺れ方のような気がした。地震だ。

今年は全く、本当に、どうなっているのかと思う。
こうして生きているだけでもうけもの、という気が
する。

生きて、そしてやるべき仕事に邁進できること、
それだけで、幸せなことなんだとしみじみ思う。

 

2004年10月23日(土)
怒濤の締め切り。ぎょえーー

本を書くのに忙しくて、本を読むひまがない。
CSRをテーマにした共著(『CSR企業価値をどう高めるか』
(日本経済新聞社)が手を離れ、『リーダーこれだけ心得帖』
(日本経済新聞社)校正を昨日ようやく編集者の手に
渡した・・・と思ったら、同じ編集者H氏と一緒に息つく
ひまもなく『スロビ』文庫化&完本化プロジェクトを
発進させた。ちなみにH氏は甘いものに目がない。

もちろん、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと
手がけている翻訳もまだまだ先の見えない進行だが
納期ははっきりと、近づいてきている。
えーっと、整理すると

16冊目の本がCSR(共著だからノーカウントかな?)11月上梓
17冊目の本がリーダー             12月上梓
18冊目の本がスロビで文庫           1月上梓
19冊目の本が翻訳               2月上梓

である。本だけ書いていればいいわけではなく、
その間にコンサルティングがぎっしり、詰まっている。

ところで;
Surfin'で案内しようと思っていたのだけど、この
分ではSurfin'をいつ書けるかわからないので、ここで
書いておくと、来年10周年を迎えます。
ビジネス系メールマガジンで10周年というのは珍しい
のではないかなあ。そこで、大々的に何かイベント
をやろうと盛り上がっています。読者参加の楽しい
ものにしたいです。また皆さんのお知恵をお貸しください。

 

2004年10月22日(金)
それって、「あり」か?

新宿中村屋のカレーでおいしいランチをいただいて
いたら、脇の席にいた女性二人連れの一人がふと
立ち上がった。
特に注目していたわけではないのだが、視角の中
にいたので、すぐにわかる。
「?」と思っていたら、外に出た。
トイレである。
一言も言わず、食べるのを中断して、の行為である。

  ありか?

ぼくは母親から、「食事中にトイレに行ったら、
お寺八軒焼いたのと同じだけのバチが当たる」と
言われて育ってきた。

彼女は戻ると、詫びるでもなく、普通に
また食べ始めた。テーブルの下の脚は組んでいる。

食を疎かにすることから、こころや社会は病んでいく
と思うのだが、違うだろうか。

 

2004年10月21日(木)
奇跡のような気がする

ニュースで台風の惨状を見るにつけ、自分がこうして
無事でいられることが奇跡のように思えてくる。
震災後も相当こたえたが、今回も「いやーな思い」が
かなりこころの中に残っている。
家がつぶされてしまった人にとって、昨日の朝はたしかに、
ちゃんと日常生活が保たれていたわけなのだ。
この不条理感は相当に大きい。

仕事は山積みなのだが、少なくとも日常生活を
営むことはできているのである。幸せといわねば
ならない。仕事だけに専念できることは、本当に
幸せなのだ。

 

2004年10月20日(水)
怖かった!

クライアントのご厚意で、夜都内からタクシーで
帰宅した。首都高速やヨコヨコを走ったのだが、
怖いことこわいこと。運転手さんと二人で、
「すごいっすねえ・・・」と話しながら
兢々と走った。何しろ、ベテラン運転手さんが
ハンドルを簡単に取られているのである。
雨が霧のようにフロントガラスを覆い、
前が見えない。
無事に家の前に着いたが、止まったのに、
車は風にあおられ揺れている、という恐ろしさだ。

家は飛んでいなかった。無事、建っていた。
窓の灯がありがたかった。

深夜、TVで各地の惨状を見る。福井のみんなは
無事だろうか。

 

2004年10月19日(火)
究極の1to1Marketing

マイレージ会員やカードのポイント特典、もう
これ以上、くらだない品物は要らないので、
次のようなサービスを実現してほしいなあ。

ぼくが乗る座席の機内放送は矢沢永吉の
全曲約350曲すべて検索、聴くことが
できるエーチャンネルになっている。
海外の場合は、手元の画面で、矢沢永吉の
最新ライブも含め、すべて視聴できる。

そして、「ご家庭でもお聴きになりたい
ですか?」とぼくが飛行機を降りるとき
に聞いてご覧よ、絶対「聴きたい!」
となるに決まっているのだ。
すると、機内エーチャンネルと同じサービス
がネットを通じてダウンロードできる
ようになっている。もちろんこちらは
別途料金がかかるが、もう、こっちは
聴きたくてたまらなくなっているので、
当然、買う。

「阪本啓一さんにお勧めのCD」とか、
結局は物販をするような、ぬるい
マーケティングではなく、やるなら、
ここまでやらねば。

実現してほしいなあ!

 

2004年10月18日(月)
老人たちが画面から消えて一安心

昭和の遺物スーパーの問題がひと段落して
ホッとしている。ニュースでどう贔屓目に
見ても悪役としか見えない老人たちの
顔(当のスーパーにせよ、主力銀行にせよ)
を見なくて済むからだ。
矢沢のエーちゃんは一人で、いっぽんどっこで
35億円の借金を完済した。すごいよね!
偉いよね!
それにひきかえこの老人たちは結局は税金を
どうやって使うかということと、自分たちの
メンツだけしか考えていない。自分の財布から
は一円たりとも弁済していないのである。

わし、ここが気に入らんのだよ。
あらためてエーちゃんがすごくて偉いと思うのだ。

Palmtree Inc.が倒れ掛かってもだれも助けて
くれない。というか、ビジネスの世界では
それが普通だ。
倒産できない仕組み、というのは、本来おかしい
のではないのか。
却って若者の夢をつむのではないのか。

わしは、そう思う。

 

2004年10月17日(日)
福井の仲間たち

福井の仲間たち(→クリック!)
である。
財団法人福井県産業支援センター主催の
Webオーナースキルアップ研修「ブランド構築ワーク
ショップ」講座の受講生たちだ。
みんなミリ単位で綿密に考えぬく人たちで、いっぽんどっこ
の精神にあふれ、明日の福井を担う気概に満ちている。
いつも元気をもらって帰ってくる。
以下、順不同にて、ご紹介。

印刷屋さんドットコム
生地屋の三浦織物
アイロンプリント・プリントマート
ジュエリー オリジナル オーダーメイドのPosy&Posy
チタン加工/ステンレス加工 西村プレシジョン
パソコン教室ウォンツ!
めっきの三和メッキ工業
印鑑・ゴム印の通販店はんこnet
福井の地酒【白龍】
米五の味噌
ミーツ・コミュニケーション・デザイン
サーフボード

 

2004年10月16日(土)
おやじの地雷

小松空港で夕食。
秋の行楽シーズンだからか、どの店もものすごく
混んでいる。寿司カウンターに案内された。
寿司でなくてもOKだというが、このカウンターの
おやじ、実は以前この店に来たときから気になって
いたのだ。やはり一度は面と向う運命だったのだ
ろうなあ。
「すみません、寿司じゃないんですけど・・・」
「いいですよ。却ってごめいわくをおかけして
おりますね」
「いえいえ・・・」
とまあ、なごやかにまずは初対面のご挨拶を
済ませ、おやじに「許可」をもらって一安心。
仕事を終えた開放感から、今日は日本酒を一杯
やりたかったのだが、まずはビール。
隣に中年夫婦が座り、なごやかに場は進んだ。
ところが、中年夫婦が店を出て、あとに
サラリーマン二人が来たときから雲行きが怪しく
なった。一人が知ったかぶりを始めたのである。
「これ、ブリ?」
「鰤はまだ」
「これ、何? タイ?」
「ちがいます」
「おいしいの?」
「おいしいかまずいかはお客様が決めること。
私はおいしいように握りますので」

かーっつ。おやじの地雷を踏んじゃったよ。

このサラリーマン、仕事できないんだろうなあ、
と思う。人の地雷を嗅ぎ取らなきゃ。

おかげでそのあと、ぼくは酒も注文できず、
ビールもそこそこに、店を出ました。とほほ。

 

2004年10月15日(金)
6時間30分はかけすぎ?

福井にきている。自宅を正午に出て、ホテルに着いた
のは6時間30分後。あとで食事を一緒にした福井の面々
からは「それ、時間かけすぎ」と怒られたが、かかった
ものは仕方ない。飛行機に急げと言ったところで、
「こう見えて、わし、一所懸命飛んでまんねん」と
返されるのがオチだろう。
毎回ホテルを変えているが、ここは三ヶ月前に
オープンしたばかりで初々しい。
いつもタクシーの運転手さんがいいネタをくれるの
だが、今日はぼくをサラリーマンと思ったらしく、
「酒、飲む?」と聞くから
「まあ、飲みます」
「そうか、大変やねえ。それやったらねえ。日当なんて、
すぐに消えて、足りんやろ」
「はあ。そうすねえ」
「わしなんかも、飲むからね。ワンカップ買ってそれで
OKじゃあ」
「淋しいですからねえ」
「ねえ」
と二人で盛り上がったが、「日当」という用語を久しぶりに
耳にして、懐かしい思いがした。

 

2004年10月14日(木)
イキってるおっさん

問題はおやじの話が面白くないことである。

「貴殿はこれまで何回日本に来たことがあるか」
「日本には何日滞在するか」
「どこに行ったか」
「どこが好きか」

これではまるで入国審査である。昨夜の蕎麦屋で
英語を得意に話すおやじが今日もまだ気に食わない。
蕎麦屋のおかみが英語おやじに、「かもなんばんの
かもって、英語で何でいうのか聞いて」という。
おやじが英語で聞く。かもなんばんは日本語。

「時に、かもなんばんの『かも』は英語で何と
いうか。チキンみたいなものだが、どんな鳥か
想像して答えよ」

「チキンじゃない鳥・・・飛びますか?」

「飛ぶ」

「うーーーん」

相手はおやじが聞き取れていないようだが、心臓外科医
である。くっだらねー話するなっての。

それにしても、繰り返すが、関西でこのように
得意気英語おしゃべりおやじがいたら、こう言われ、
嫌われる。

「あのおっさん、何イキッてんねん」

おっさん、日本語でも楽しい会話ができないのだろう
なあ。

 

2004年10月13日(水)
史上最強の蕎麦屋

この蕎麦屋は初めてである。店構えからして不味そう
なのだが、それが正しいかどうか確認するためにも
まあ、入ってみたら、厨房に人が一人いるのに
知らぬ顔をしていてやはり不味いのだろうなあ。

構わず座ってしばらくしたらおっさんが厨房から
出てきて「いらっしゃい」知らぬ顔をしていると
「いらっしゃい」とまた言う。ケンカ売っとんのか。
うるさいので頷いた。

おっと、今日の主眼はこの蕎麦屋なのではなく、
先客に女性とシルバーおやじがいたのである。

おやじがいきなり女性にむかって「エクスキューズ
ミー?」と話しかけた。なんじゃなんじゃ? と
思ったら女性は外国人だった。

ああ。外国人ならだれにでも英語で話しかける
ところが哀しいなあ、と思っていたら女性は
ネイティブではない発音で、でもきれいな
英語で応じていた。

これが大阪ならきっとおっさんは
「大きい鼻、してはりまんなあ」
と大阪弁で話しかけることだろう。
関東のおやじとの違いはここにある。
おやじは得意そうにワケのわからん英語で
話しかけていた。

女性はスラブ系の人らしいのだがおっさん
「ソビエト人?」だって。アホ。

彼女は「私は日本食が大好きなんだけど、でも、
おなかが空いてないの」と言い訳していたが、
何のことはない。この店、史上最強に不味いのだ。
うー。一食損した。仕事に戻ろう。とほほ。

 

2004年10月12日(火)
緑は目を休めます・・・が

爽やかな朝。
出窓の向こうに見える緑が、日々のこころの休めになる。
カーテンをひく。今日は晴れるみたいで、嬉しい・・・
うれし・・・ん? なんじゃこれ? 黒い点々が
カーテンといわず、窓ガラスといわず、うごめいている。
寝起きのアタマでは即座に理解できない。
めがねはどこだ? めがね・・・って、かけてるやん、
と自分にツッコミながら、よーーーーーく見てみると。

体長1-2ミリほどの羽虫が百匹近く、群れているのであった。
部屋の外かと思ったら、なんと! 部屋の中だ。
なぜだ。

何をなすべきかすぐには理解できないのだが、
ともあれ、カーテンを外して、そうそう、セコムを解除して、
庭に出る。ぱたぱたぱたとはたく。

カーテンはこれでよし。窓ガラスにへばりついて
いるみんなをどうするか。話し合いで解決つかんのは
明らかである。

出窓へ大群でへばりついた羽虫にいかにしてお引取り
願うか。

今月の「初体験リスト」にまた、一つ、新しい経験が
加わった。

 

2004年10月11日(月)
ユニクロのブランド戦略

明日は阪本塾『マーケティング・レンズ』DAY2だ。
受講生に

「ユニクロは、低価格をやめます(→クリック!)」宣言

についての課題を出している。既にぼくなりの結論は
準備済みだが、さて、どんな解が返ってくるか、
とても楽しみにしている。

それにしても、たまたまあるニュース番組で東大
教授が同じ話題についてコメントをしていたが、
阪本塾なら「落第」になる低レベルの内容だった。
やはり、学校の先生も安定した地位にいると、
努力しなくなるのだろうなあ。東大生が気の毒だ。

 

2004年10月10日(日)
成田で待ち合わせ

日曜だが全く関係なく早朝起床。ゆったりできるのは
来年までお預け。

台風の被害を確認するため、家の周囲を回る。
家がゆっさゆっさ揺れていたので、外壁などに支障が
ないか確認する。大丈夫のようで、ホッとする。

長さ50センチ、径10センチほどの折れた枝が
庭に落ちていた。我が家の木である。かわいそうで、
胸が痛んだ。ビーチサンダルは平気な顔していつもの
場所にいた。不思議である。さすが「げんべい」で買った
だけのことはある。
庭を横切ろうとしたら、丈夫な蜘蛛の糸にひっかかって、
跳ね返された。蜘蛛の巣、あの強風でも大丈夫だったのだ。
自然のパワーには勝てない。

それにしても昨夜のテレビニュース、現地に飛んだ局アナが
騒ぎすぎ。

「ここは渋谷の交差点で・・・あーーーーさっきまで・・・
きゃあーーー、ふつうの・・・ど・・どうろだったんです
が・・・きゃあああああああああああ・・・ごらんの
ように・・・くるまが立ち往生して・・・・きゃああああああ」

馬鹿である。台風なんだから、当たり前なのである。
お祭り騒ぎをしてほしくない。
これで「自分は報道の仕事をしている」と思っている
んだろうなあ。レベル、低し。

夜ちょっと友人Kと電話で話す。お互いクソ忙しいので、
次回会うのはタイ行きの成田空港での待ち合わせ
になりそうだ。時は2005年1月。それまで、ひたすら、
仕事、仕事。

(*写真はイメージです)


 

2004年10月09日(土)
さて、どれだけ保つやら

Seth Godinのblogを久しぶりに見ていたら、

http://littlemismatch.com/(→クリック!)

の紹介をしていた。簡単にいうと、

不ぞろいの靴下たち

の店である。なかなか面白いと思うが、要するに
「不ぞろい」という一点がとんがりなわけで、
敢えて偏見で言うなら、アメリカ人には微妙な
色彩の彩とか、空気感といったものは理解できない
から、いわゆる「思いつきビジネス」に終るのだろうなあ。

このサイト、これから注目しようと思う。
ただし、「反面教師」としてである。
一体どれくらいこの「色物」ビジネスが保つのか
という、ネガティブ・フォローのためだ。

どうせSethの入れ知恵だろう、正式サイトの
オープンは11月初旬だから、できたら
知らせるのでメールアドレスを入れてくれ、
という仕掛けにしている。入れない。
これ以上わけのわからんところからジャンクメール
は要らないからである。

 

2004年10月08日(金)
阪本塾をしばらくお休みします

今日は待ちに待った『元祖!でぶや』秋の拡大番組の
日である。楽しみで、朝から機嫌がいい(いま、
『きげん』を変換しようとしたら『期限』と出た。
感じ悪い(笑))。期限、ちがう、機嫌がいいのは
いいが、やっていることは飛行機の手配、宿の
手配、請求書作成と、まるで総務部である。

さて、今日は重要なお知らせです。

阪本塾とスクーリングの開催を、年内はお休み
します。

この秋から年末にかけ、出張であちこちに飛び回る
スケジュールとなり、塾を開催しても、集中できない
と判断したためです。また、著作の締め切りも
年内はびっしりで、身動きできないのです。
塾は現在開催中の『マーケティングレンズ』で一旦お休み。
でも、1月に出張がないかといえば、海外含め、
あるんだよなあ。

塾は重要事業なので、是非、2005年には復活させたい、
と強く考えています。
塾を受けてみようか、とお考えの皆さん、しばらく待って
いてくださいね〜。

 

2004年10月07日(木)
ZENで始まり、地震で終了

バンド仲間のZENから電話。彼と話すのは9ヶ月ぶりくらいか。

「久しぶりに、(バンド)やる?」
「いいねえ」

実は昨日くらいからオリジナル曲『MEZAME』が浮かんで
仕方なかったのだ。
午後は美輪明宏先生の音楽会。鳥肌が立つ。涙あふれた。
いやはや、すごいすごい。「ステージが狭く見える」
というのはこのことなんだなあ。声と演技だけで、
ここまで自分の世界を表現する美輪先生のパワーに
脱帽。努力しよう、と思った。

夜、地震に驚く。まだ身体の芯に阪神淡路大震災の
「厭な記憶」が残っていて、あわててテレビを
つける。

 

2004年10月06日(水)
しっかり日本人になっている時

わん! 今日は『ホテリア』を忘れてしまった。
残念である。ここから先は別の話題。
日本にいる外国人も、しっかり日本人に見える
ときがある。電車内で携帯画面に見入っている
時だ。もう、しっかり日本人している。
昨日も二人、目撃したが、日本人だった。
ということは、携帯画面に見入る、携帯カメラで
写真を撮る例の独特のポーズは、日本人の新しい
文化なのかもしれない。携帯そのものは文明だが、
携帯の使い方は文化なのだ。
・・・と今日は司馬遼太郎先生風に。

 

2004年10月05日(火)
いきなりヨンさま

DVD録画したものを見終り、停止ボタンを押したら、
現在放映中の番組が映る。今朝はヨン様の顔があった。
何のドラマかと新聞番組欄を見るが、ない。
衛星でもない。おかしいなあ、と思いつつも、
つい見続けてしまった。キムタクが演じそうな役柄で、
どうやら悪者のようである。ホテルのマネジャー役の
女優と、支配人との三角関係が生まれそうな予感が
する。しかもヨン様は企業のっとり屋だ。
だいたい先の予想はつくが、それでもついつい
見てしまった。と、途中で小雪が顔を出したので
パニック状態になったが、何のことはない、コマーシャル
なのであった。そうなのだ。ぼくが見ていたのは
民放なのだ。ヨン様=NHKという図式がいつの間にか
できてしまっていて、番組欄も、NHKしか見なかったので
わからなかったのだ。
番組は『ホテリア』という名前で、日本テレビだった。
映像処理に面白い工夫がしてあり、ハマってしまった。
明日も録画しておこうっと。

 

2004年10月04日(月)
五感住宅エディズ・ハウス

エディズ・ハウス(→クリック!)

の見学をした。
鈴木エドワード氏の設計になるデザイナーズ住宅。
おしゃれな五感商品だ。
ぼくが見たのはタイプ2と呼ばれる、パティオのある家。
雨だったのだが、雨もまた良し、だった。
自然が家の中にある。あるけれど、ハードではない。
ぼくが現在住んでいる田舎はハードコアな自然だが、
都市生活者にとってはこのレベルのソフトさが心地よい
のだろうな、と思う。玄関を開けたときの「抜け感」
が圧巻。鈴木エドワード氏の感性が光る。
空気と光と風の抜け感。工業化住宅も五感商品として
成り立つ好例だと思った。惚れた。

 

2004年10月03日(日)
何があっても録画するのは

出張続きで殆ど家にはいないのだが、DVD録画は
便利だ。何より、ビデオの時のように、いちいち
ビデオテープを選んで、デッキにセットし、
何を録画したのか記録しておかなくていいのが
楽。パソコンのハードディスクと同じなので、
ただ録ればOK。あとで検索も簡単。
そのような超ハイテクを駆使して、毎週欠かさず
(しかも画質は最上級のFINEで)
何があっても録画しているのが

『元祖!でぶや』(→クリック!)

である。石ちゃんもパパイヤもマッスルも、能書き
たれることなく、ただひたすら食う、というシンプル
さに惚れてる。

特にイラン人マッスルが大好きである。

今日、日曜朝にも再放送していることを発見、
週に二度も至福の時があることを知って、ハッピーだ。

まいう〜!

 

2004年10月02日(土)
福井はちょっと曇り

いま、福井にいる。宿に向うタクシーの運転手さん
に教えてもらったのだが、今日から
スポレク福井2004(クリック!)
が始まるらしい。
「何するんですか? バレーとか?」
「スポーツよ、スポーツ」
「えっと、サッカーもやるのかな」
「年寄りのね、スポーツよ」
「はあ」
「市内は宿とれんかったやろ」
「とったのはぼくじゃないんです」
「飛行機一杯やったか」
「そういえば」
「ジャンボか」
「えーっと、たぶん」
「市内に宿とれんかったやろ」
「どうなのかなあ」
「飛行機一杯やったろ」
「そうですね」
「ジャンボか」

 

2004年10月01日(金)
つきあいの長い外人

ぼくのPCの中に住んでいるウィンドウズの誰かから、
「バージョンアップの用意ができています。
バージョンアップしますか」
と訊ねられたので、「うん」と言って更新ボタンを
押したら30分くらいなんだかんだやった挙句、
全体の動きがにぶくなった。こんなことなら
バージョンアップしなきゃよかった。
さらにその上油断すると勝手にウィルスバスターを
無効にする。どうなっておるのだ。バージョン「ダウン」
したくなった。
ほんと、PCのハードといい、ソフトといい、つきあい
は長いがお互いの気心が通じ合っていない外国人との
同居の気分である。
今日はこれからその外人を連れて、福井に行く。
いざ。「オーフクイデスカ。フクイッテ、ハコネノサキ
デスカテマエデスカ」
うるさい、だまってついてきなさい。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW