虹色過多想い
2005年10月29日(土)  紙の上に刻む君との一年

体調不良気味の体をなんとか起こして、恋人と1週間振りのデートをした。
明日にしようか迷ったけど、会いたくて仕方なかったの。
1年ぶりに札幌ファクトリー(巨大ショッピングモール)に行ってブラブラした。
結局何も買わなかったんだけどね。
それでもトイザらスでゆっくり遊んで、いろんなもの見て楽しかった。

まだ本調子じゃないあたしは、歩いてる内に疲れてきちゃって、ちょっと辛いなぁって思ってたら、恋人が向かいのケーキ屋さん【スウィート・レディ・ジェーン】に連れてってくれた。
外観からしてアメリカンカントリー調のかわいらしいお店。
ショーケースの前で迷って迷って、チョコとバナナのタルトと杏仁豆腐を注文して、ふたりで半分こした。
すっごくおいしいので、おいしいおいしいって食べてて、口に入れる度に感激して、「おいしい」もう一口ぱくってして「おいしい」って言ったら、恋人に「2回言わなくても」って笑われた。
恋人が笑ってくれると嬉しいな。
恋人が勉強してる真面目な姿も好きだけれど、やっぱり笑顔が1番素敵。

結局札幌ファクトリーには2時間半くらいいて、何も買わなかったけどよく遊んだと思う。
たまにはウインドーショッピングもいいね。
滅多にふたりでゆっくり歩かないから新鮮で楽しかった。

晩ご飯は札幌ファクトリーのすぐそばの【旬の蔵】へ。
おしゃれな居酒屋さん風なのかと思ってたんだけど、普通のイタリアンのお店だった。
蔵を改造してお店にしてたとこは一風変わってたけど、それ以外は特に・・・。
まぁピザがあたしの好きな薄焼きピザだったなぁ。

晩ご飯の後はいつものミスド(大きな本屋さんの中にある世界最大規模のミスド)でお勉強。
本屋さんでは恋人が来年の手帳を買ってくれた。
今年の大人っぽい革の手帳とは打って変わって、今回のはかわいい男の子がついてるカラフル目な手帳。
表紙は濃紺で、あたしの大好きな三日月も描かれてる。

ミスドで早速、手帳に恋人の誕生日とふたりの2年記念日を書き込んだ。
9ヶ月後も10ヶ月後も一緒にいられるといいな。
今年の手帳には、買ってもらった時すぐにはそんなの書き込めなくて、買ってもらったはいいけど、1年一緒にいれるか不安で不安で、年が明けてやっと恋人の誕生日を書き込んだ。
それから7ヶ月後、恋人のお誕生日を一緒に祝うことができたし、あれから10ヶ月経っても傍にいられる。
だからまた1年一緒にいられるよね。
来年も恋人が買ってくれた手帳を肌身離さず持ち歩こうと思う。
恋人と同じように大切に扱おう。

2005年10月24日(月)  いい子、悪い子を定義するのは私

昨日、全然いい子じゃなかったあたしは、悪い子だったあたしは、風邪をひきました。
朝起きたら喉が痛くて、頭がんがんでびっくり。
1番大好きな(と言うかためになるので熱心に聞いてる)法学特別講義の授業を休んじゃった。
ちゃんと薬を飲んだけど、喉の痛みと熱はまだ引かないや。

朝ごはんは食欲がなくて、ご飯と梅干だけで、昼下がりはほっとできるものをと思って、トーストとココアにした。
ココアはお鍋で牛乳を沸かして、ココアの粉とお砂糖とハーシーのチョコレートシロップを入れたもの。
牛乳を沸かしたお鍋を洗うのは少し大変だけど、レンジで温めるよりずっとずっとおいしかった。
食パンは半分こにして、半分はマヨネーズをかけてその上にとろけるチーズを乗せてオーブントースターへ。
もう半分はそのまま焼いてから、マーガリンを塗って、グラニュー糖を降りかけて、最後にメープルシロップを。

少しだけ手間をかけるととてもおいしくなった。
ほんの一工夫、気持ちや心を込めればいい。
ほっとしたい。まったりしたい。おいしいものでゆったりしたいって。

丁寧さを忘れちゃいけないね。
大切に扱おうって思わなくちゃいけないね。
ほんの少しのやさしさを持てばたくさんの幸せが降る。

そんなことを時々忘れてしまうあたしは悪い子です。

もっともっといい子になりたいんだ。
いつだって今が限界じゃないから。
今が最高潮じゃないから。
誇れる自分に明日はもっと近づけますように。

2005年10月21日(金)  やわらかな君のやわらかな匂いがする

真夜中の恋人との電話。
ケンカではないのだけれど、ちょっとだけ哀しい気持ちになった。
電話を切って、ベッドに潜り込んで、枕元にある恋人からもらったシャツ(恋人の着ていたものが欲しいとねだって、恋人が高校時代に着ていたというカジュアルシャツをもらった)を足元に追いやろうとした。
今日はこのシャツを抱えて眠りたくないと思った。
それなのに・・・。
持ち上げると、あのシャツのあたたかさが手から伝わってきて、追いやることはしないで胸まで持ってきた。
恋人の匂いが、恋人の部屋に何年も纏わりついているだろう匂いが鼻先をくすぐって、たまらずぎゅっと抱きしめて、いつものように眠りに就いた。
「離れられないや」と想いながら。

2005年10月15日(土)  愛はあたたかいと感じた日

10日以上放置なんて珍しいですよね。
ごめんなさい。
この10日間は本当にいろんなことがあって、そーゆう時こそ記しておかなければならないんだけど、何も記せなかった。
言葉にしようとすればするほど、何も出てこなくなっちゃってた。

やっと落ち着いた10月の半ば。
秋も深まる今日、恋人とドライブへ行ってきた。
『砂川子供の国』へ。
札幌から車で2時間ほど、12時半くらいに着いて、駐車場の中でお弁当を食べた。
今回はきれいに食べてくれて嬉しかったなぁ。

運転に疲れた恋人が寝始めたので、あたしもシートを倒して休んでたら、いつの間にか眠ってた。
今週、学校のテストやバイトで寝不足が続いてたし、眠いなぁとは思ってたんだよね・・・。

キスで起こされて時計を見ると3時過ぎ。
起きなきゃなぁと思ったけど、寒いので、毛布に包まってだらだらおしゃべりしてて、3時半にやっと車を出ました。

公園内の『ふしぎの森』に入りたかったんだけど、そこは4時までで入れなかった。
車の中でお昼寝なんてしてなければなぁ。
ピサの斜塔とか、万里の長城とかのミニチュア版に入れたのに。
仕方ないので、他の森(『ヤッホーの森』だった気がする)のアスレチックや遊具で遊んだ。
時間が遅いせいか誰もいなかった。
車を出た時は寒い寒いって言ってたけど、体を動かすとやっぱりあったかいね。
林の中だからすごく空気がおいしかった。
紅葉の最盛期にはちょっと早かったかもしれないけど。

公園を出て、晩ご飯は公園から車で5,6分のファームレストラン『リヴィスタ』へ。
去年の夏、お母さんとふらっと寄ってとってもおいしかったのを覚えてたからどうしてもまた行きたかったんだ。
ピザとパスタとサラダとパンを頼みました。
ちっちゃいサラダって言うのがすごくおいしいの。
野菜もドレッシングも。なのに150円。
パンもふかふかのあったかいやつでとってもおいしかった。
何から何までおいしくって大満足。
しかも札幌で食べるよりずっと安いし。
オレンジジュースも頼んだけど、ひとり1200円ぐらいだったんじゃないかなぁ。
(はっきりわからないけど、メニューを見てのあたしの予想。お会計は見てなくって・・・)

本当は、この10日間ずっと不安だったんだ。
9月から話していた今日のドライブだって行けないかもと思ったときもあった。
だけど、ねぇ、あたしはまた幸福を感じてしまったよ。
何にも変えられない幸福。
君じゃなきゃ感じられない幸福。
運転中ずっと繋いでくれているその手も、一緒に歌う小沢健二の10年前の歌も、全部が愛しくって、すべてに愛が溢れているようで、泣きたくなりました。

恋人はもうあたしの悪いところとかもわかりきっている。
1年前よりずっとあたしのことを知っている。
それでも星の数ほどのキスをくれる人。
もっと大事にしたい。大切にしたい。間違えずに愛したい。

どこがとか、何をしてくれるから、とかそんなのはもうとっくに超えている。
全部好き。無条件で君のすべてが大好き。

2005年10月03日(月)  簡単に解を導ける想いじゃなくって

去年の夏にしたことをとても後悔してる。
せっかくの春の想い出を全て捨てた夏。
捨てても諦められなくって、毎日泣いていた三日間。
あの時より大事なものがたくさん増えて、あたしは今それらを捨てようとすることができない。
きっとまた後悔するから。
一時の感情で決めたことは必ず後で後悔することになる。
だけど、その瞬間に冷静になることもできないまま・・・。
冷静でいられなくなった時は思い出さなくちゃいけない。
失うことの痛みをあたしは十分知っているのだから。
もうあの時のような想いは嫌だと必死に思い出せばいい。
そうすれば冷静になれるかもしれない。
この1年半、辛い日は何度も訪れたけど、あの三日間以上に辛かった日はなかったのだから。

2005年10月02日(日)  欲するのは君のあたたかな眼差し

何を期待していたのかなぁ。
期待なんてするものじゃないってわかってて、期待していいことなんてないって知っていて、そんなものはどこかに捨てて生きてきたはずじゃなかった?

不安だなんて相手に伝えて、結果、何を求めていたんだろう。
不安がなくなること?不安を消し去ってくれること?
そんなの相手に頼り過ぎ?

泣きじゃくるあたしに降りかかってくるのは、優しい声なんかじゃなくって、あたたかい言葉なんかじゃなくって、ただただ恐怖が大きくなるものばかりだったけれど、それでも・・・
そんな時にさえ頭の中に描くのは昨日の優しい君の表情で。
あたしの顔を緩ましてくれるほほえみで。

愛している自信がなくなることなんて一瞬たりともないけれど、愛されている自信がなくなる一瞬は時々あるの。
でもそんな一瞬で離れることになってしまいたくない。

無償の愛はあげられません。
あたしだって、幸せになりたいもの。
自分を全部犠牲にできるかと訊かれたら、上手に答えられないよ。
だけど、「君を全力で幸せにする」と言った言葉には1%の嘘もありません。
「あたしだってまだ21歳だもん。楽しい恋愛をしたい」なんて言ったけど、あたしが愛する最後の人が君だってことは、あたしが1番よく知っている。

2005年10月01日(土)  瞬間を紡いでゆけば永遠に近づける

9月27日の13ヶ月目の記念日には会えなかった恋人と、4日遅れの記念日デート。
大好きな【ろまん亭】に行ってケーキを食べて、藻岩山の麓からあかりが灯り始めた街を見渡した。
晩ご飯は円山の【アグリオ1979】でパスタとピザを食べて、車を大分走らせてモエレ沼公園へ。

ずっとずっと夜のモエレ沼公園に行ってみたかったんだ。
霧がたくさんで、思ったより星は見えなかったけど、これはこれで幻想的だねって言いながら、寒くなり始めた秋の公園をお散歩した。
ガラスのピラミッド内でFMラジオの公開放送をやっていたらしくって、ピラミッドの中はたくさんの人がいたはずなのに、公園はしんとしていた。
もっとライトアップされてるかと思ったんだけど、ただの公園だもんね。
ついていない外灯だってたくさんあって、真っ暗で怖いくらいだった。
どこもよく見えなくって、去年行った遊具がある場所には辿り着けなかったし。

そんな静かな公園で、映画の再会のシーンみたいな遊びをして、恋人に向かって走っていって、抱きついた。
飛びついて恋人の首に腕を回すと、あたしを抱き上げてぐるぐると回してくれた。
自分の体が宙に浮いて、足が風を切っているのがわかる瞬間ってすごく不思議だった。
未知の世界。
降ろしてもらって、また手を繋いで歩いて、「今あたし、世界で1番幸せだと思う」って笑った。
幸せだねって笑って、恋人も微笑み返してくれると、なんだかもうその瞬間が全てな気がしてしまう。
そうしてその瞬間が永遠になることを望んでしまったりしてしまうの。
瞬間は決して永遠になれないのに。

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