恒例の２番打者です。
昨年の甲子園大会、優勝・準優勝チームの２番を分析。
※()内はチーム打率
済美・小松紘之 .200(.244)
名電・柴田亮輔 .235(.299)
駒苫・沢井義志 .478(.448)
済美・小松紘之 .476(.390)
夏の二人は飛びぬけてます。
沢井はチーム２位の１１安打を放つなど
１番のような働きを見せ優勝に貢献。
小松はチーム２位の打率で犠打も最多の５つ決めた。
二人に共通しているのは、守備位置がライトであることと
１ＨＲずつ放っていること。
そして、地方大会ではあまり活躍できなかったことだ。
特に小松は愛媛県大会で.200しか残せなかったが
甲子園では、三振の数も１つだけ。
１番を打つ甘井謙吾は何と三振ゼロで打率も.450。
最強の１、２番コンビと言ってもいいくらいだった。
この二人、実はセンバツでは大不振だった。(甘井(.174))
それだけに連覇こそ逃したが、夏はその借りを返す場となった。
ところで、大きな大会がある度に２番をチェックしているが
未だに２番ピッチャーを見たことが無い。
が、今夏、ほんの一瞬だけその瞬間を見ることができた。
京都外大西vs日本文理。
外大西のマウンドにはエースの大谷侑がいたが
６回一死２塁の場面でセンターを守る田中裕基と交代した。
田中は２番センター。
場内には
「２番ピッチャー田中くん」のウグイスが流れた。
だが、田中は打者一人に四球を与えて、再び大谷と代わってしまった。
だから２番ピッチャーとして打席に立つことはなかった。
しかし、「２番ピッチャー」コールを聞けただけでも
なんとなく嬉しかった。
そして、田中くんのために書き加えておくが
彼は７回に同点適時打を放ち、その直後には二死１、２塁のピンチで
ダイビングキャッチを披露しチームの窮地を救っている。
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