ノート

2002年05月30日(木) 学生席

六大学と東都とどこが違うの?と思う人が多いようだ。
戦力的には近年,東都の方が上回っているといった方が正しいかもしれない。
大学野球選手権,神宮大会ともに上位に東都のチームが進出しているからだ。
私は昨年,初めて東都を見に行ったが驚いてしまった。
それは学生席である。
六大学でいう学生席の場所には学校の応援団と部員。
それが東都の主体のように見えてしまった。
平日開催で生徒も授業があるから見に行けないのかもしれないが
あまりの人の少なさに驚いてしまった。
ほとんぞゼロに近いだろう。

先日,久々に六大学(早稲田側)の学生席に入った。
30分以上前に着いたのに,チケット売り場は大行列。
とにかく人の多さに驚いてしまった。
ほとんどが学生である。私みたいな高校生は少ないかもしれないが
大半が大学生といっても過言ではない。
土曜は法政が高校生を連れてきたようだが
早稲田はそんなことをしなくても,自然と満員になるのだ。
とにかく,目線の先にある法政の学生席とは,見違えるほどのファンで
いっぱいだった。ちょっと感激した。
早慶戦でもないのに,これだけの大声援・・・
マウンドにいる選手達はどう思っただろうか。1度聞いてみたい。

応援団の中には見慣れた人もけっこういて
ついつい「お久しぶりです」と言ってしまいそうだった(笑)
団員はとにかく凄くて,きっと初めて見る人はひいてしまうと思う。
毎回ネタを用意してくるのだが,どうも今年の団長さんは
投げキッスが好きらしい(爆)
「わたしは,君達が大好きだ!!」
「そーだ!」
「ちゅ(投げキッス)」
そして極め付けは,ダジャレだった。
「越智ーー!越智つけ(落ち付け)ー!」
普通の人が言ったら,かなり寒いシャレだと思う・・・
でも,笑えてしまった(笑)周囲も笑ってた。

応援が無い時(ランナー無しのとき)は,ファンが勝手に応援を作っていた。
「わーだ!わーだ!」と誰かが言い始めると
自然と広がって,最終的には応援団もそれにのってしまう。

昨年の読売新聞で「六大学の観客減少。学生の関心が低くなる?」という
見出しのついた記事があった。
でも今年は,全く逆だと思う。親子連れも目立つし
隣に座っていた男の子は「また見たい!」と興奮していた。
最も,早稲田の応援席を見て頂ければ,そんなことはないと思うだろう。


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