もう,うんざりだ。 こういう世の中だから仕方が無い。 でもいつまでも「仕方がない」ではいけない。 私が社会人野球を見るようになって,一体いくつのチームが 消えていっただろう。今年は既に名門と言われる 3つのチームが球界から姿を消すことになっている。 「不況で社のスポーツまで援助できません」 なんて理由,どこだって作れる。いつ,どこのチームが廃部になっても おかしくない世の中だからこそ,何かしなければならない。
木製バットに変わった今年。確かに試合時間は短くなり 乱打戦も無くなって,好ゲームが多くなった。 だが,木製はバットは折れやすく金属よりも値段もずいぶんと高い。 「こういう世の中でよく木製にしようと考えたもんだな」 数々の国際大会でもバットは木製でと定められている。 しかし,木製バットになったことは部を苦しめていることにもつながる。
「ファンあってのチーム」とは言うものの,用具のことまでは ファンはどうにもできないのだ。じゃあ何をすれば良いのだろう。 消えゆくチームを横に,私はいつもそう考える。 何かしてあげたい,でなきゃチームは減る一方だ。 できることなら協力したい。 こうやって文章を書いているいると,自分は本当に物を書くだけの人生で いいのだろうかと思ってしまう。 未来の野球界を変えるために,自分も協力していきたい。 そんなに大きなことはできないのは当たり前である。 だから,今私にできることをしようと思う。
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