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1995年10月29日(日)
◇ 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『コッペリア』ゲルファンド、ツァイ・イー・レイ(03/09/07up)


【全3幕】13:30〜 東京文化会館

演出: ピーター・ライト
装置・衣装: ピーター・ファーマー

スワニルダ: ジェニファー・ゲルファンド
フランツ: ツァイ・イーレイ
コッペリウス博士: ディヴィッド・モース

【第1幕】
スワニルダの友人: 三浦礼子、ジェシカ・クラーク、アン・マリー・リトル、エリザ・セレス、アスヤ・ヴェルズビンスキー、シモーネ・クラーク、エリザベス・グレイ、レイチェル・ペッピン
市長: ティモシー・クロス
コッペリア(人形): リサ・コンウェイ
ジプシー: モニカ・サモラ

【第2幕】
東洋: 佐久間奈緒
スペイン: チャオ・レイ
スコットランド: ロバート・パーカー
兵士: ニコラス・クレヴァートン、ヘンリー・セントクレア

【第3幕】
公爵: リー・フィッシャー
時の父: ロナルド・プレイステッド
時の踊り: シモーネ・ハーフペニー、ニコール・トング、ジェイン・スパークス、オクサーナ・セレズネワ、エリザ・セリス、佐久間奈緒
暁: ジェシカ・クラーク
祈り: アンドレア・トレディニック
仕事: カレン・ウォルディ、レイチェル・ヘスター、ニコール・トング、ミカエラ・ポリー、アン・マリー・リトル
婚約: レイチェル・ペッピン、リチャード・ウィスラー
闘い: ピーター・オットヴァンガー、他

平和: ジェニファー・ゲルファンド、ツァイ・イー・レイ
フィナーレ: カンパニー全員


(指揮:ピーター・エルンスト・ラッセン、 演奏:東京ニューシティ管弦楽団)

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同じ年に、イギリスのもう一つのロイヤル・バレエが来日しました。英国ならではの、細部までこだわった美術と衣装は伝統の重みを感じさせてくれます。
ここの美術と衣装はオフシーズン時に、このバレエ団と親交のある、日本のスターダンサーズ・バレエ団がレンタルして公演を行っているようです。

バーミンガム・ロイヤル・バレエの名を親しみやすくしてくれたダンサー、吉田都さんは、来日の少し前に、コヴェントガーデンのロイヤル・バレエに移籍してしまいましたが、多くのファンの意向があってか、ゲスト・プリンシパルとして、公演に同行してくれました。
残念ですが、このとき私は機会に恵まれず、観ることが出来ませんでした。
パンフレットには、バーミンガム・バレエでの思い出や紹介が、都さん自身の文章で綴られています。
それと、ダンサーの紹介ページを見ると、出身国が幅広いことに驚かされます。アジア圏の人が頑張っていますね。

さて、『コッペリア』ですが、とても面白かったです。
特に印象的だったのは、祈りを踊った、アンドレア・トレディニック。美しくて優雅でした。
なぜ日本でこの作品の上演が少ないのか、常々疑問に思っているのですが、音楽も素晴らしいですし、内容も可愛らしく、色々なキャラクターや踊りが登場するので、本当に楽しめる作品ですね。(プティ版は悲しくなってしまいますが…)

このときは、主役のスワニルダの名前を見て、ビックリしたのは、ボストン・バレエの中心的ダンサーで、ブフォネスとガラ公演によく参加している、ジェニファー・ゲルファンドが、この年にバーミンガムに移籍となっていたからです。
でも後で調べたら、このシーズンだけバーミンガム・バレエと契約しただけで、再びボストンに戻ったみたいです。
ちなみにフランツ役のツァイ・イーレイはローザンヌで金賞受賞後バーミンガムに入団した方です。

バーミンガム・ロイヤル・バレエは、レパートリーも充実していますし、95年以後、なかなか来日されないのが残念でなりません。