2020年03月04日(水) |
アングロサクソンとラテン男。 |
あの二人(クルーゼとニコル)の違いってなんだかんだコレだよな、的な。
ニコルはラテン(ロミナ/イタリア系)とスラブ(ユーリ/ロシア系)のハーフなんですけどもね、厳密には。 余計タチ悪そうだな、という偏見が……。
まあコーディネイターなんで人種はほとんど関係なかろうけど。 ニコル自身がラテン文化に(イタリア語学んだりと)染まってるんでやっぱりラテン系が濃いんだと思います。 名字から分かるように、母方の家系を継いでるみたいだしなあの家。たぶんロミナはお嬢様だったんだろう。
母方の、で思い出したけど、Sガンダムはラスティの名字を(書いてないけど)マクスウェルにしています。 あれはもともとマクスウェルだったのがスタッフのミスでマッケンジーになって、あとで両親が離婚したからとかいう言い訳がついたみたいですが。
そんな日本じゃあるまいし両親が離婚したから名前が変わることなんてあり得ないですから。戸籍だってないんだし。 プラントの文化的な下地は大西洋(アメリカ)だし。 日本のアニメだから仕方がないのかもしれないけど、そういう文化制度的な無理解というか、「これは違うだろう」という部分が気になったのでそういうのもSガンダムでは変更しています。
なのでほんとは政治システムから変えたかったんだけど、ここから変えちゃうとSEEDっぽさがなくなるのでクルーゼ隊の5人がおぼっちゃまというのは残しました。その代わりに守られている存在というのも強調しておぼっちゃまであることをかなり物語に盛り込んだというか。
この辺はまだ詳しく出していないスカンジナビアの福祉国家的だろう側面とかでバランスを取れるといいんだけど……。 オーブとか立憲君主とかいいながらやってることは絶対君主的だし。もしかしたらニホンとオーブが仲違いしたのはSガンダムの世界だとニホンは立憲でオーブが絶対君主っぽいからなのかも。
話をラテン男に戻して。 私はニコルの最大の敗因(?)はイタリアンスピリットで口説いたことだと思うんですよね。 相手は東アジア人のそれもニホンの女の子なんだから……、個人差があるとはいえ、失敗率が高くなると思うんですよね自ずと。 たぶん好きな人を口説かずにいられない血が騒いじゃったんでしょうねニコル少年は……と遠い目になるというか。 まあ、ニコルの方にも切羽詰まった事情があるとはいえ。
アングロサクソン的スタンダードが彼女に合うかどうかは分からないけど、クルーゼはラテン的ではないので、割と初期から特尉と相性が良かったんじゃないかな。 その代わり今度は特尉がアプローチしても相手が逃げ腰という意味の分からない状態に陥るんですけど……。
特尉はイザークとディアッカを割と使いこなして(?)いたので本来の相性はあの二人の方がいいというかやっぱり年が近いというのはアドバンテージだったのかもしれない。 ニコルの場合は性格もさることながらやはり年がネックなのがなー。 たぶんニコルとしては「3歳差の何が問題?」なんだろうけど、特尉はあれだよ儒教圏の人だから無意識に気になっちゃうんだろうなー。というこの辺は異文化交流というか文化的な違いな気がしないでもない。
でも読んでる人もほぼ全員日本人として、儒教エリアの人なので……そういうところまで感じてもらえるかは私自身疑問ですね……。
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