碧の雑記帳

2019年11月19日(火) 茨の道度。

よく考えなくてもクロヴィスの方がよっぽど辛く厳しい恋をしていたよねという。



シュナイゼルたちは悲劇に浸ってますけど彼ら別にそこまで悲惨じゃなくね、と意地の悪い私は思ってしまいます。

いや、異母兄弟は結婚したらあかん、って決まりがあればそれは可哀想だけど……そういう決まりあるようにあまり見えない……。やつら割とお互いをうっすら好きじゃん。ルルーシュの初恋もユフィらしいし。

まあでもだからこそ危険だから法があるかもしれないけど。

ちょっと待ったらオデュッセウスが皇帝になるわけで、あの人シュナイゼルのたっての頼みならきっとホイホイきいちゃうよな。
なので、兄妹ってことはそんなにあの話では彼らを咎めているものではないんですよ。言い訳には使っていても。

もちろんキサラ(仮)は兄ってこともネックになっていたけど、一番は父の血を引いて父に似た人だったことと、自分が母親に瓜二つだったことで母親の悲劇を繰り返したくなかったわけですからね。
あと基本的にあのひとシュナイゼルをあんま信用してないから、シュナイゼルを夫にはしたくなかったんだろうなと。

シュナイゼルは最初から全く彼女が妹であることは何のネックにもなってませんからね……。歓迎はされないけどありえなくもない的な。


対するクロヴィスは完全に被支配者のそれもナンバーズ相手ですからね。
ぜったいにぜったいにぜったいに許される相手ではないんですよ。
第三皇子がナンバーズと結婚なんていうあり得ない世紀のスキャンダルに比べれば第二皇子と第三皇女が結婚とかめでたいですよねむしろ。国民の歓迎度が比べ物にならないと思うというか。

それでもクロヴィスたちはお互いに「なんら恥じることはない」とお互いの気持ちにだけは前向きだったので……だからこそクロヴィスは自分の死を無念と思ったしこっちは完全なるバッドエンドなのですが。
物語としての悲劇の美しさ的なものがあるならシュナイゼルたちの方が上だろうけど、なんていうか状況の厳しさはクロヴィスたちのほうが桁違いに上だと思います。

でも、シュナイゼルとキサラ(仮)とそしてブリタニア皇宮という圧倒的な映像美というか脳内に入り込んでくるイメージはやっぱりスカーレット・ローズの方が美しくはあるかも。美しくて儚げというか。
クロヴィスも華やかだけど、こっちは圧倒的な陽キャオーラで満ちているから……。音楽で言うとマイナーとメジャーくらいの圧倒的音の差がある。

そして私はマイナーが好みなので脳内映像的にはシュナイゼルたちの方が好き。
だけど、ブリタニアの常識に照らし合わせてみればクロヴィスの方がよほど好きになってはいけない人を好きになってしまって辛い環境だと思います……。

割と簡単に幸せになれそうなのになれないのがシュナイゼルたちなんだけどもね……もうこれ彼らの性格と立場のせいだからどうにもならないという。


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光夜 碧 [MAIL] [HOMEPAGE]