碧の雑記帳

2019年11月14日(木) 元ネタを思うと。

ヒイロの場合は監督が降りたから実際のエンドは分からないけど。


そのあと監督は(ダメになったけど)孤独に戦い続ける戦士ヒイロ、と劇場版の案を口にしていたので……。やはりあれ系の主役は孤独に戦い続ける運命なんですよね。

キリコも永遠にフィアナを想い続けてフィアナを観るためだけに彷徨ったりする。(けれどもフィアナよりも目の前の(生きている)テイタニアを優先したのが池田監督の「孤影再び」だった)

のでこれを総括すると特尉はクルーゼを想い続けながら孤独に戦ってたまには目の前の人(イザークとか?)に情けをかけたりして戦い続ける……ということになるんだろうけど。

残念ながらそこまでストイックな話ではないんだな……。
書いているのが違う人間なのでね……。


まあキリコの場合はどちらかというとコンセプトがヒューマンタッチのヒロインに近いんですよね。機械じみていたのが徐々に人間味を帯びていくという。
特尉は感情のない人間ではないですよね……。あの人、イザークに近いでしょどっちかというと。割とキレやすく暴走するし。イザークより訓練されている分マシだけど。

そもそもキリコとヒイロがだいぶ違うしな。
高橋監督はあれでボトムズは恋愛物語のつもりらしいしな……。なのでキリコは愛に生きる男でもある。
対する池田監督はまずそういう発想はあり得ないので、ヒイロは孤独に戦い続ける戦士。でもモデルはキリコ。
そして私は……池田監督的な考えを継いだはずだったけど、どうもどちらかというとキリコっぽくなっている。
いまでも私の中では使命感で戦っている特尉というコンセプトはあるんですが、どうもあの人は私の考えが嫌いなのか言うことをきかないので……。
私自身だいぶ時が経って昔書いていた時のこだわりが割とどうでもよくなったというかもう少し柔軟にキャラの好きに動いてもらってもいいと思っているのでその辺はちゃんとキャラの思うように修正していますが。
まあヒイロとキリコがだいぶ違うので、元ネタがそれだろうと出来たものが違うというのはままあることですよね。


ただ、主役の特尉が鬱陶しく思っているという意味ではニコルが読んでいる人に疎まれないといいなーと思ってます。
私自身はブリッツが最推しでパイロットのニコルも好きですから。
とはいえやはりヒーローのポジションにいるクルーゼの方をより見てもらいたいし、という矛盾。
そして読んでいる人に需要あるのはフレイかイザークなのだろうなという更なる葛藤が……。


←この記事へのコメントなどぜひ
 < 過去  INDEX  未来 >


光夜 碧 [MAIL] [HOMEPAGE]