| 2019年08月26日(月) |
過去をどこまで見せるか。 |
ブダペスト行きの機内でもwifiが使えたのでグダグダ考えつつ雑記を打ってます。
特尉の過去を掘り下げる気はないけどクルーゼはなー……。
なんて考えるのはメリーゴーランドに影響されているんだけど。鍵をかけた遠いメモリーズ回る過去と走り出した、で私の頭にも映像が過ぎる。 クルーゼのことを考えてないわけではなくあえて書かなくていいかなと思っていた部分もあるんだよな。 私自身がクルーゼのミステリアスな魅力を崩したくない部分もあり……。
あの人が何を考えていたかとか特尉をどう思っていたかフラガをどう思っていたかって読者の想像に委ねた方がいいというか。
以前特尉を「老けてね?」と言った知人がクルーゼのことを「愛し愛されることを拒否するなんて理解不能」とめっちゃ厳しくぶった切ってくれましたが、それ言ったら話が終わるんだよなー。そんな普通の人だったらそもそも話始まらんのだよ……。
そもそもの話としてSガンダムはクルーゼが(ずっとストーカーしてた)特尉に出会うところから始まるんでね。 プロットではクルーゼの一方的な気持ちで特尉はニコルとくっつく予定だったんでもっと拗れる感じだったけど、(たぶん)相思相愛という道を辿ったのでやっぱりメリーゴーランドになる。 クルーゼの方は予想外に好かれちゃったのでプロットでは特尉とフラガと最終決戦のはずが実際のSガンダムでは彼の気持ちはもうほとんど特尉にいっていて自分が彼女のためにしたいことに集中してしまっているというか。フラガの影が薄いというか。 それは彼女と生きるより必要なことだったのか?というのは話の中でジャッジする必要はないと思うんですよね。読んでる人が感じればいいので。
長年クルーゼはなんで彼女をストーカーしてんのか疑問だったんですが。 まあ彼女も利用されて作られた感は自分に似てるしな……。特尉の方は自分がそうだとは微塵も思ってないのだけど……。 クルーゼのめんどくさいところは最初から最後まで絶対に彼女を死なせたくないと思っているのに、無理難題はふっかけるわ心理的にいたぶって反応をニヤニヤしながら観察するわのガチストーカーなんですよね。少なくとも最初の頃は。ストーキング対象が生身の人間だという実感なかったのかもしれないけど。 こういうの全部説明したらクルーゼ名前の通り狂ってるんでやっぱり感じてもらうしかないよな、と。
私はそういう歪んだ人なつもりで書いてたから特尉がよりによって仮面に惚れた時は阿鼻叫喚で本当に認めたくなかった……。
思えばクルーゼは初っ端から人間としては彼女と対等にいたがってはいましたからね。正式に上官になった時もプライベートでは上下関係は嫌がっていたし、彼女にのみ出生のことを話して「君以外は知らない」って世界に二人だけの秘密も作ったのも初期だしな。 ついに自分が彼女をストーキングしてた事は最後の方まで言わなかったけど、特尉はその頃には(無自覚に)クルーゼを好きだったので笑ってスルーしてたけど。というかむしろ好感度上がってたよな、恋って怖いわ……。
クルーゼ視点だとプラントに逃れてザフトに入ってなんとか生き延びながらどこかで特尉の事知ってずーっと追ってたことになるから、プラントがニホンと同盟組んだ時はガッツポとかしたんかな。笑。 彼女が軍にいるのを知っていたかは分からないけど、ショーンから救助したニホン人の名前を聞いた時は、まあ運命感じたかもね。そこからSガンダムも始まるわけだし。
クルーゼの話だと思うと本当にニコルが入る余地がない……。 まあクルーゼはニコルの戦死に傷つく特尉を見て内心傷つくとかいう器用なことはしていたけど、でもニコルフラグが折れたからその傷つき方が勘違いという如何ともしがたい事態になったし。
しかしクルーゼが今より若かった頃を思うと20歳くらいの男が15歳くらいの少女をストーキングしてることになるんでちょっと……。 生身で出会った時は19歳と24歳なんで、まあOKだと思うけど。案外あの人特尉が未成年だから手出さなかったのかもな……とちょっと思う。そういえば実際に会った彼女の印象を「モニター越しでしか知らなかったころよりずいぶんと大人びた」とか思っていたし……。あかん……。 この辺はニコルがぐいぐい来て手も早いのと対照的なんだよな。若さとイタリアの血怖い。
何度も言うけど年齢的にニコルと特尉は16歳と19歳なのでクルーゼより近いんだよな。
そもそもクルーゼなんでああも拗らせてるんだろう。 昨日書いたように私はもう何のマイナスな感情もないので逆に理解できなくなってしまった。 長い歳月を経て思ったことは、ニコルはめちゃくちゃ老成したキャラだったわ、ということだしな。 まあ、若いからかな……みんな何だかんだ若いからもう少し生きようよとどうしても言いたい。でも全員練れて人格も成熟してしまったら話回らないしな、という。
そしてこれコーディネイターとナチュラルの話なのにコーディネイターそっちのけだよな。せっかく舞台をザフトにしたのに。 いやまあイザークに代表されるようにちゃんと相互理解してる部分もあるけど。 でもクルーゼ隊のトップ2そもそもナチュラルじゃん的な皮肉もあり。クルーゼも特尉も自分の能力高いからナチュラル一般層の代表にはなれないんだよな。
まあでも我々はナチュラルなのでナチュラル寄りの話になるのは致し方なし!
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